JP2000024448A - ロックウール脱臭材、脱臭装置及び脱臭方法 - Google Patents

ロックウール脱臭材、脱臭装置及び脱臭方法

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JP2000024448A
JP2000024448A JP10194439A JP19443998A JP2000024448A JP 2000024448 A JP2000024448 A JP 2000024448A JP 10194439 A JP10194439 A JP 10194439A JP 19443998 A JP19443998 A JP 19443998A JP 2000024448 A JP2000024448 A JP 2000024448A
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deodorization
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Tetsuro Watanabe
哲朗 渡邊
Michio Kanaizuka
道夫 金井塚
Yoshikazu Aoe
良和 青江
Makoto Shoda
誠 正田
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力損失の低限が可能であることから、装置
の小型化が可能で、しかも脱臭能力に優れ、高濃度の悪
臭ガスを効果的に脱臭処理することができる高性能ロッ
クウール脱臭材、この脱臭材を用いた脱臭装置及び、こ
の脱臭装置による脱臭方法を提供する。 【解決手段】 ロックウール塊状物に水分、微生物及び
微生物の栄養源を混合して発酵処理してなる脱臭基材
に、該脱臭基材の0.5〜2容量倍の多孔質無機担体を
混合してなるロックウール脱臭材。この脱臭材を、脱臭
処理すべき気体が通気される槽体内に収容してなる脱臭
装置。この脱臭装置に、脱臭処理すべき気体を空塔速度
(LV)0.01〜0.05m/sec、空間速度(S
V)100〜300hr-1、接触時間(CT)=12〜
36secで通気する脱臭方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に生ゴミ処理機
等から発生する高濃度のアンモニアの脱臭処理に好適な
ロックウール脱臭材、脱臭装置及び脱臭方法に係り、特
に、圧力損失の低限が可能であることから、装置の小型
化が可能で、しかも脱臭能力が高く、高濃度の悪臭ガス
の脱臭にも十分に対応し得る高性能ロックウール脱臭
材、このロックウール脱臭材を用いたロックウール脱臭
装置及びこのロックウール脱臭装置によるロックウール
脱臭方法に関する。
【0002】
【従来の技術】生ゴミ処理機等からは高濃度のアンモニ
アを含む悪臭ガスが発生するため、これを脱臭処理する
必要がある。
【0003】従来、悪臭の脱臭方法としては、燃焼法、
吸着法、薬液処理法等も知られているが、エネルギー源
が不要で低ランニングコストで永続的に脱臭を行うこと
ができることから、近年、微生物の作用を利用した微生
物脱臭法が採用されるようになってきている。
【0004】この微生物脱臭法としては、土壌脱臭法、
ロックウール脱臭法、活性汚泥脱臭法などがある。この
うち、微生物活性が高く、特に高濃度のアンモニアに対
して高い脱臭効果が期待できるのは土壌脱臭法とロック
ウール脱臭法であるが、土壌脱臭法は広い装置面積を必
要とするという問題点がある。ロックウール脱臭法はこ
の問題を解消した方法で、土壌脱臭法と比較して1/5
〜1/6程度の装置面積で同等の脱臭効果が認められ
る。
【0005】ロックウール脱臭法は、水耕栽培の培土と
して用いられているロックウール粒子に水分と微生物、
更に微生物の栄養源となる有機物、ゼオライトなどを混
合して発酵処理したものを脱臭材としてカラムに充填
し、このカラムに悪臭ガスを通気することによって脱臭
処理するものであって、福森らによって開発され、畜舎
の脱臭などに広く応用されている方法である(鶏病研究
会報 第30巻 第3号(1994年11月)別刷 第
149頁−第154頁「養鶏における臭気対策の現
状」)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ロックウール脱臭法は
土壌脱臭法と比較すれば装置面積が小さいが、十分な小
型化が図れるとは言えない。即ち、ロックウール脱臭法
における適正な処理負荷は、空塔速度(LV)で0.0
05m/sec以下、空間速度(SV)で50hr-1
下、接触時間(カラム内脱臭材充填層との接触時間)
(CT)70sec以上であり、このため、1m3/m
inの処理風量に対して必要な装置面積は3.4m2
上、装置容積は1.2m3以上である。具体的には、
1.85m2(底面積)×0.35m(高さ)以上の比
較的大きな脱臭カラムが必要となる。これは、ロックウ
ール脱臭法や他の微生物脱臭法に共通した問題として、
圧力損失が高いという欠点があり、そのためにロックウ
ール脱臭法をはじめ、微生物脱臭法では他の脱臭法と比
較して処理負荷を大きくできず、その結果として脱臭装
置が大型化してしまうことによるものである。
【0007】このようなことから、従来のロックウール
脱臭装置は、畜舎などの大規模な設備で、設置スペース
に余裕がある場合における脱臭装置としては適している
が、例えば、業務用生ゴミ処理機のような比較的小規模
な装置に対する脱臭装置としては、本体設備に対して付
帯設備が大きくなり過ぎ、不適当であった。このため、
その適用範囲を広げるために、処理負荷を増大して装置
を小型化することが望まれている。
【0008】なお、最近、微生物脱臭法において圧力損
失を低減する方法として、多孔質セラミックスなどの抵
抗の小さい素材を担体として用い、活性汚泥を含む洗浄
水を上部から散水して、下部に滴下した水を繰り返し循
環することによって脱臭微生物を担持させ、そこに悪臭
ガスを通気して接触させるスクラバー方式の微生物脱臭
装置が実用されるようになってきている。この方式で
は、圧力損失が比較的少ないために、従来の微生物脱臭
装置と比較して装置の小型化が可能であるが、脱臭微生
物源として活性汚泥を使用するため微生物の密度が低
く、この結果、脱臭活性がロックウール脱臭法に比べて
も低く、高濃度の悪臭ガスを十分に脱臭することができ
ないという問題点がある。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決し、圧力
損失の低限が可能であることから、装置の小型化が可能
で、しかも脱臭能力に優れ、高濃度の悪臭ガスを効率的
に脱臭処理することができる高性能ロックウール脱臭
材、このロックウール脱臭材を用いたロックウール脱臭
装置及び、このロックウール脱臭装置によるロックウー
ル脱臭方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のロックウール脱
臭材は、ロックウール塊状物に水分、微生物及び微生物
の栄養源を混合して発酵処理してなる脱臭基材に、該脱
臭基材の0.5〜2容量倍の多孔質無機担体を混合して
なることを特徴とする。
【0011】本発明のロックウール脱臭装置は、脱臭処
理すべき気体が通気される槽体内に、上記本発明のロッ
クウール脱臭材を収容してなることを特徴とする。
【0012】本発明のロックウール脱臭方法は、上記本
発明のロックウール脱臭装置に、脱臭処理すべき気体
を、空塔速度(LV)0.01〜0.05m/sec、
空間速度(SV)100〜300hr-1及び接触時間
(CT)12〜36secで通気することを特徴とす
る。
【0013】本発明では、脱臭微生物源として、脱臭能
力に優れ、高濃度の悪臭ガスに対応できるロックウール
脱臭基材を使用し、かつ圧力損失が低い多孔質無機担体
を混入することによって、脱臭能力が高くかつ圧力損失
が低い小型の脱臭装置を提供する。
【0014】本発明のロックウール脱臭材を脱臭カラム
に充填し、悪臭ガスをLV=0.01〜0.05m/s
ec、SV=100〜300hr-1、CT=12〜36
secの処理負荷で通気することにより、1m3/mi
nの処理風量に対して装置面積を1.7〜0.35
2、装置容積を0.6〜0.2m3とすることができ、
従来のロックウール脱臭装置よりも1/2〜1/6程度
の大きさで、ほぼ同等の脱臭能力を持った脱臭装置を提
供することが可能となる。これは、圧力損失の低い多孔
質無機担体に、脱臭能力の高いロックウール脱臭基材を
微生物源として加えることにより、多孔質無機担体に脱
臭微生物が棲息して増殖するためであり、これにより、
微生物密度が高く、かつ圧力損失が低い脱臭装置が実現
される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0016】本発明のロックウール脱臭材は、従来にお
いて、ロックウール脱臭材として用いられている、ロッ
クウール塊状物に水分、微生物及び微生物の栄養源を混
合して発酵処理したものを脱臭基材とし、この基材に対
して0.5〜2容量倍の多孔質無機担体を均一に混合し
たものである。
【0017】本発明において、多孔質無機担体の割合が
脱臭基材に対して0.5容量倍よりも少ないと、多孔質
無機担体を混合することによる圧力損失の低限効果が得
られず、2容量倍を超えると微生物源としての脱臭基材
が少なくなって脱臭能力が低減する。
【0018】多孔質無機担体としては、気孔率70〜9
0%で平均粒径5〜40mmとりわけ20〜30mm程
度のものが好ましい。この無機担体としては、具体的に
はパーライト、バーミキュライト、クリストバライト、
ALC(軽量発泡コンクリート)等が挙げられるが、通
水性、通気性が良く、軽量、高多孔質であり、微生物の
担持能力に優れていることからパーライトが最適であ
る。
【0019】なお、本発明において、脱臭基材のロック
ウール塊状物としては、ロックウールを0.2〜2cm
とくに0.5〜1cmとりわけ0.5cm程度の塊状に
ちぎったものを好適に用いることができる。
【0020】脱臭基材としては、このようなロックウー
ル塊状物に、微生物源及び微生物の栄養源として鶏糞、
畜糞、モミガラ、ゼオライト等を、例えば、次のような
割合で混合し、水分を30〜40体積%に調整して発酵
処理したものを用いることができる。
【0021】[脱臭基材配合:体積%(全体で100
%)] ロックウール塊状物:50〜70 畜糞 :5〜10 モミガラ :5〜20 ゼオライト :10〜20 なお、このような脱臭基材としては、市販のロックウー
ル脱臭材を用いることができる。
【0022】本発明の脱臭装置は、このような本発明の
ロックウール脱臭材を通気カラム等に充填したものであ
る。
【0023】図1は本発明の脱臭装置を業務用生ゴミ処
理機から発生する悪臭ガスの脱臭に適用した例を示す系
統図である。
【0024】図1において、1は脱臭装置であり、脱臭
材2を充填したカラム3の下部に悪臭ガスの導入配管4
が接続され、上記に処理ガスの排出配管5が接続されて
いる。また、カラム3内の上部には、微生物への水分補
給と、アンモニア分解によって生成した硝酸や亜硝酸の
溶解除去のための散水ノズル6が設けられており、この
散水ノズル6への水の供給配管7と排水の排出配管8が
接続されている。7A、8Aは開閉バルブである。
【0025】この脱臭装置1には、業務用生ゴミ処理機
10で発生した悪臭ガスがブロワ9により送給されて処
理される。
【0026】本発明の脱臭装置1は、脱臭能力が高く、
圧力損失の低い脱臭材を用いたものであるため、高負荷
処理が可能であり、前述の如く、1m3/minの悪臭
ガス処理量に対して、装置面積を1.7〜0.35
2、装置容積を0.6〜0.2m3と、従来のロックウ
ール脱臭装置に比べて1/2〜1/6も小型化すること
ができる。
【0027】本発明の脱臭方法では、このような脱臭装
置に、悪臭ガスをLV=0.01〜0.05m/se
c、SV=100〜300hr-1、CT=12〜36s
ecで通気する。
【0028】即ち、本発明の方法では、脱臭能力が高
く、圧力損失の低い脱臭材を用いることで上述のような
高負荷処理が可能であり、高濃度の悪臭ガスであっても
効率的な処理を行える。
【0029】なお、LVが0.01m/sec未満で、
SVが100hr-1未満でCTが36secを超える
と、本発明による装置の小型化及び処理効率の向上が図
れず、LVが0.05m/sec、SVが300hr-1
をそれぞれ超え、CTが12sec未満となるような高
負荷で通気することは圧力損失の増大からブロワの風量
低下を引き起こし、更に、脱臭効率も低下し好ましくな
い。
【0030】本発明は、各種の悪臭ガス発生源からの悪
臭ガスの脱臭処理に好適であるが、特に、生ゴミ処理機
のように、高濃度の悪臭ガスが発生し、しかも、悪臭ガ
ス発生源自体の設備が小型で、小型高性能の脱臭装置が
必要とされる分野において工業的に極めて有用である。
【0031】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明する。
【0032】実施例1 図1に示す脱臭装置により、業務用生ゴミ処理機10か
ら排出される高濃度のアンモニアを含有する悪臭ガスの
脱臭を行った。
【0033】脱臭カラム3としては、内径0.5m、脱
臭材2の充填高さ0.5m、表面積0.2m2、容積
0.1m3のものを用いた。
【0034】脱臭材としては、下記配合の市販のロック
ウール脱臭材に水を10体積%添加して水分含有量を3
0〜40体積%に調整して発酵処理したものを基材と
し、この基材に対して、パーライト(粒子径5〜40m
m、平均粒径20mm、気孔率89%)を基材:パーラ
イト=1:1(容積比)で均一に混合したものを用い
た。
【0035】[市販のロックウール脱臭材配合:体積
%] ロックウール :70 鶏糞 :10 モミガラ :10 ゼオライト :10 脱臭処理中は、水道水を1日1回の割合で1min間、
10L/min散布し、悪臭ガスは、処理風量=0.4
3/min、LV=0.034m/sec、SV=2
45hr-1、CT=14.7secで通気した。
【0036】処理に当っては、被処理悪臭ガスをガス採
取口4Aから採取し、処理ガスをガス採取口5Aから採
取し、それぞれのガスのアンモニア濃度を北川式ガス検
知管を使用して調べ、その経時変化を図2(a)に示し
た。また、カラムの圧力損失を調べ、その経時変化を図
2(b)に示した。
【0037】実施例2 脱臭材として、基材:パーライト=1:0.5(容積
比)で均一に混合したものを用いたこと以外は実施例1
と全く同様にして脱臭処理を行い、悪臭ガス及び処理ガ
スのアンモニア濃度、圧力損失の経時変化をそれぞれ図
3(a)、(b)に示した。
【0038】実施例3 脱臭材として、基材:パーライト=1:2(容積比)で
均一に混合したものを用いたこと以外は実施例1と全く
同様にして脱臭処理を行い、悪臭ガス及び処理ガスのア
ンモニア濃度、圧力損失の経時変化をそれぞれ図4
(a)、(b)に示した。
【0039】比較例1 実施例1において、パーライトを用いず、市販のロック
ウール脱臭材のみを脱臭材として用いたこと以外は全く
同様にして脱臭処理を行い、悪臭ガス及び処理ガスのア
ンモニア濃度、圧力損失の経時変化をそれぞれ図5
(a)、(b)に示した。
【0040】図2〜5より次のことが明らかである。
【0041】即ち、従来のロックウール脱臭材を用いた
比較例1では、本来、LV=0.005m/sec以
下、SV=50hr-1以下、CT=72sec以上の負
荷に対して、カラムとしては内径1.3m、脱臭材の充
填高さ0.4m、表面積1.34m2、容積0.48m3
が必要とされるのに対し、上述の如く、小型のカラムで
高負荷運転を行ったために、アンモニアに対する脱臭能
力は満足できる結果が得られたが、圧力損失の増大が観
察された。そして、処理開始より38日目には抵抗が大
きくなりすぎて、生ゴミ処理機のブロワが正常に働かな
くなった。
【0042】この時点で、ロックウール脱臭材を一度脱
臭カラムから抜き出して、再充填し、処理を再開した
が、再び圧力損失の増大が観察されることから、長期間
継続した脱臭処理が不可能であることが判明した。
【0043】一方、市販のロックウール脱臭材にパーラ
イトを混合して用いた実施例1〜3では、市販のロック
ウール脱臭材のみを充填した比較例1と比較して、開始
時には微生物密度が低く、高濃度のアンモニアに対して
初期には若干脱臭能力が劣ることが考えられるが、次第
に微生物がパーライト中に増殖してくるため、比較例1
と同等の脱臭能力が認められる。そして、圧力損失に関
しては実施例1,3では殆ど増大は認められず、また、
実施例2でもその増加はごくわずかであり、メンテナン
スを行うことなく長期間継続的に安定したした脱臭処理
が可能であった。
【0044】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のロックウー
ル脱臭材は、圧力損失が低く、しかも、脱臭能力に優れ
ることから、脱臭装置の小型化を図ると共に、高濃度の
悪臭ガスを効率的に処理することが可能となる。このよ
うな本発明のロックウール脱臭材を用いたロックウール
脱臭装置によれば、小型高性能の脱臭装置が提供され
る。
【0045】また、このような本発明のロックウール脱
臭装置により悪臭ガスを処理する本発明の脱臭方法によ
れば、高濃度の悪臭ガスを効率的に処理することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す系統図である。
【図2】実施例1の結果を示すグラフであり、図2
(a)はアンモニア濃度の経時変化を示し、図2(b)
は圧力損失の経時変化を示す。
【図3】実施例2の結果を示すグラフであり、図3
(a)はアンモニア濃度の経時変化を示し、図3(b)
は圧力損失の経時変化を示す。
【図4】実施例3の結果を示すグラフであり、図4
(a)はアンモニア濃度の経時変化を示し、図4(b)
は圧力損失の経時変化を示す。
【図5】比較例1の結果を示すグラフであり、図5
(a)はアンモニア濃度の経時変化を示し、図5(b)
は圧力損失の経時変化を示す。
【符号の説明】
1 脱臭装置 2 脱臭材 3 カラム 6 散水ノズル 9 ブロワ 10 業務用生ゴミ処理機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金井塚 道夫 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内 (72)発明者 青江 良和 埼玉県北本市下石戸上1925−3 株式会社 ダイヤテック内 (72)発明者 正田 誠 神奈川県横浜市緑区長津田町4259番地 東 京工業大学資源化学研究所内 Fターム(参考) 4C080 AA07 BB02 CC08 CC15 HH09 JJ05 KK10 LL03 MM33 NN01 NN30 4D002 AA13 AB02 AC10 BA17 CA07 DA45 DA47 DA59 DA66 DA70 GA01 GB01 GB08 HA01 HA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロックウール塊状物に水分、微生物及び
    微生物の栄養源を混合して発酵処理してなる脱臭基材
    に、該脱臭基材の0.5〜2容量倍の多孔質無機担体を
    混合してなるロックウール脱臭材。
  2. 【請求項2】 脱臭処理すべき気体が通気される槽体内
    に、請求項1に記載のロックウール脱臭材を収容してな
    るロックウール脱臭装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のロックウール脱臭装置
    に、脱臭処理すべき気体を、空塔速度(LV)0.01
    〜0.05m/sec、空間速度(SV)100〜30
    0hr-1及び接触時間(CT)12〜36secで通気
    するロックウール脱臭方法。
JP10194439A 1998-07-09 1998-07-09 ロックウール脱臭材、脱臭装置及び脱臭方法 Withdrawn JP2000024448A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020026291A (ko) * 2002-01-29 2002-04-09 정욱진 악취가스 처리를 위한 바이오필터 장치 및 바이오필터용담체 제조 방법
JP2014018779A (ja) * 2012-07-23 2014-02-03 National Agriculture & Food Research Organization 脱臭装置

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