JP2000023182A - Pal/ntsc方式クロマ信号処理回路 - Google Patents

Pal/ntsc方式クロマ信号処理回路

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JP2000023182A
JP2000023182A JP10181764A JP18176498A JP2000023182A JP 2000023182 A JP2000023182 A JP 2000023182A JP 10181764 A JP10181764 A JP 10181764A JP 18176498 A JP18176498 A JP 18176498A JP 2000023182 A JP2000023182 A JP 2000023182A
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JP
Japan
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circuit
phase detection
detection circuit
signal
pal
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JP10181764A
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Toshiaki Hocchi
聡明 発知
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New Japan Radio Co Ltd
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New Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相検波回路の出力検波電圧レベルがPAL
方式とNTSC方式とで一致し、カラーキラーポイント
を同一にすることができるPAL/NTSC方式クロマ
信号処理回路を提供する。 【解決手段】 バースト信号に同期しR−Y成分および
B−Y成分に対応した基準副搬送波を供給する基準副搬
送波発生回路2と、バースト期間に対応するゲートパル
スによって前記バースト信号と前記基準副搬送波との位
相比較を行う位相検波回路1を有するクロマ信号処理回
路において、前記位相検波回路1の前段にバースト信号
を√2倍に増幅する増幅器4及びNTSC方式とPAL
方式の切り換えを行うスイッチ回路5を設け、スイッチ
回路5の切り換えによって、PAL方式の場合はバース
ト信号を増幅器4を介して位相検波回路1に入力し、N
TSC方式の場合はバースト信号を増幅器4を介さずに
位相検波回路1に入力するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はPAL方式およびN
TSC方式両方のテレビジョン方式に対応したクロマ信
号処理回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のPAL/NTSCクロマ信
号処理回路を示すブロック図である。1はバースト期間
に対応するゲートパルスによってバースト信号と基準副
搬送波の位相比較を行う位相検波回路、2はバースト信
号に同期しR−Y成分およびB−Y成分に対応した基準
副搬送波を供給する基準副搬送波発生回路、3は位相検
波回路1の検波電圧を受けてカラーキラー信号を出力す
るカラーキラー回路である。
【0003】上記のようなクロマ信号処理回路では、バ
ースト信号は図示しない自動彩度調整回路等を経て位相
検波回路に入力される。位相検波回路でバースト期間に
対応するゲートパルスによってバースト信号と基準副搬
送波の位相比較を行い、バースト信号振幅に対応した検
波電圧を出力する。この時、例えばバースト信号の振幅
が小さくなると位相検波回路の出力検波電圧レベルは高
くなっていき、カラーキラー回路である値に設定された
しきい値Vthを超えたときカラーキラー信号を出力す
るようになっている。
【0004】上記位相検波回路に入力する基準副搬送波
はNTSC方式ではB−Y成分に対応する基準副搬送
波、PAL方式ではR−Y成分に対応する基準副搬送波
となっている。ここで、NTSC方式とPAL方式それ
ぞれについて、位相検波回路に入力するバースト信号と
基準副搬送波との位相関係を見てみると図4のようにな
っている。すなわち、NTSC方式では図4(a)に示
すようにバースト信号とB−Y成分に対応する基準副搬
送波の関係は180度、PAL方式では図4(b)に示
すようにバースト信号とR−Y成分に対応する基準副搬
送波の関係は135度となっている。このとき、位相検
波回路ではバースト信号と基準副搬送波とのベクトル演
算により検波電圧を出力する為、バースト信号と基準副
搬送波との位相が135度であるPAL方式では位相検
波回路に入力されるバースト信号の振幅がNTSC方式
の1/√2倍になっていることと等価になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、NTSC
方式とPAL方式で同一振幅のバースト信号が位相検波
回路に入力されたとき、PAL方式では位相検波回路に
入力されるバースト信号の振幅が1/√2倍になってい
ることと等価になるため、位相検波回路の出力検波電圧
レベルはNTSC方式とPAL方式とで異なり、カラー
キラーポイントが√2すなわち3dBずれることにな
る。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、位相検波回路の出力検波電圧レベルがP
AL方式とNTSC方式とで一致し、カラーキラーポイ
ントを同一にすることができるPAL/NTSC方式ク
ロマ信号処理回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明に係るPAL/NTSC方式ク
ロマ信号処理回路は、バースト信号に同期しR−Y成分
およびB−Y成分に対応した基準副搬送波を供給する基
準副搬送波発生回路と、バースト期間に対応するゲート
パルスによって前記バースト信号と前記基準副搬送波と
の位相比較を行う位相検波回路を有するクロマ信号処理
回路において、前記位相検波回路の前段にバースト信号
を√2倍に増幅する増幅器及びNTSC方式とPAL方
式の切り換えを行うスイッチ回路を設け、前記スイッチ
回路の切り換えによって、PAL方式の場合はバースト
信号を前記√2倍に増幅する増幅器を介して前記位相検
波回路に入力し、NTSC方式の場合はバースト信号を
前記√2倍に増幅する増幅器を介さずに前記位相検波回
路に入力するように構成した。
【0008】請求項2記載の発明に係るPAL/NTS
C方式クロマ信号処理回路は、上記請求項1記載の発明
に係るクロマ信号処理回路において、前記位相検波回路
および前記基準副搬送波発生回路の前段にバースト信号
を√2倍に増幅する増幅器及びNTSC方式とPAL方
式の切り換えを行うスイッチ回路を設け、前記スイッチ
回路の切り換えによって、PAL方式の場合はバースト
信号を前記√2倍に増幅する増幅器を介して前記位相検
波回路および前記基準副搬送波発生回路に入力し、NT
SC方式の場合はバースト信号を前記√2倍に増幅する
増幅器を介さずに前記位相検波回路および前記基準副搬
送波発生回路に入力するように構成した。
【0009】請求項3記載の発明に係るPAL/NTS
C方式クロマ信号処理回路は、上記請求項1記載の発明
に係るクロマ信号処理回路において、前記位相検波回路
の出力検波電圧を受けてカラーキラー信号を出力するカ
ラーキラー回路を備え、前記位相検波回路の前段にバー
スト信号を√2倍に増幅する増幅器及びNTSC方式と
PAL方式の切り換えを行うスイッチ回路を設け、前記
スイッチ回路の切り換えによって、PAL方式の場合は
バースト信号を前記√2倍に増幅する増幅器を介して前
記位相検波回路に入力し、NTSC方式の場合はバース
ト信号を前記√2倍に増幅する増幅器を介さずに前記位
相検波回路に入力するように構成した。
【0010】請求項4記載の発明に係るPAL/NTS
C方式クロマ信号処理回路は、上記請求項1記載の発明
に係るクロマ信号処理回路において、前記位相検波回路
の出力検波電圧を受けてカラーキラー信号を出力するカ
ラーキラー回路を備え、前記位相検波回路および前記基
準副搬送波発生回路の前段にバースト信号を√2倍に増
幅する増幅器及びNTSC方式とPAL方式の切り換え
を行うスイッチ回路を設け、前記スイッチ回路の切り換
えによって、PAL方式の場合はバースト信号を前記√
2倍に増幅する増幅器を介して前記位相検波回路および
前記基準副搬送波発生回路に入力し、NTSC方式の場
合はバースト信号を前記√2倍に増幅する増幅器を介さ
ずに前記位相検波回路および前記基準副搬送波発生回路
に入力するように構成した。
【0011】
【作用】前記のように従来のPAL/NTSC方式クロ
マ信号処理回路では、NTSC方式とPAL方式で同一
振幅のバースト信号が位相検波回路に入力されたとき、
PAL方式では位相検波回路に入力されるバースト信号
の振幅が1/√2倍になっていることと等価になるた
め、位相検波回路の出力検波電圧レベルがNTSC方式
とPAL方式とで異なり、カラーキラーポイントが√2
すなわち3dBずれることになる。
【0012】そこで本発明は、前記位相検波回路の前段
にバースト信号を√2倍に増幅する増幅器及びNTSC
方式とPAL方式の切り換えを行うスイッチ回路を設
け、前記スイッチ回路の切り換えによって、PAL方式
の場合はバースト信号を前記√2倍に増幅する増幅器を
介して前記位相検波回路に入力し、NTSC方式の場合
はバースト信号を前記√2倍に増幅する増幅器を介さず
に前記位相検波回路に入力するように構成することによ
り、位相検波回路の出力検波電圧レベルをPAL方式と
NTSC方式とで一致させ、カラーキラーポイントを同
一にする。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1及び図2は本発明のPAL/NTS
C方式クロマ信号処理回路の一実施例を示すブロック図
である。1はバースト期間に対応するゲートパルスによ
ってバースト信号と基準副搬送波の位相比較を行う位相
検波回路、2はバースト信号に同期しR−Y成分および
B−Y成分に対応した基準副搬送波を供給する基準副搬
送波発生回路、3は位相検波回路の検波電圧を受けてカ
ラーキラー信号を出力するカラーキラー回路、4は√2
倍の増幅器であり、バースト信号を√2倍に増幅して後
記のスイッチ回路5の入力端子Pに入力する。5はPA
L方式とNTSC方式の切り換えを行うスイッチ回路で
あり、一方の入力端子はNTSC方式の場合の入力端子
N、他方の入力端子はPAL方式の場合の入力端子Pと
し、入力端子Nへはバースト信号を√2倍の増幅器4を
介さずに入力し、スイッチ回路5の出力は位相検波回路
1に入力する。
【0014】なお、図1のブロック図は請求項1および
請求項3記載の発明に係る実施例を示し、図2のブロッ
ク図は請求項2および請求項4記載の発明に係る実施例
を示す。
【0015】このようなクロマ信号処理回路では、バー
スト信号は図示しない自動彩度調整回路等を経て位相検
波回路1に入力される。位相検波回路1でバースト期間
に対応するゲートパルスによってバースト信号と基準副
搬送波の位相比較を行い、バースト信号振幅に対応した
検波電圧を出力する。
【0016】上記位相検波回路1に入力する基準副搬送
波はNTSC方式ではB−Y成分に対応する基準副搬送
波、PAL方式ではR−Y成分に対応する基準副搬送波
となっている。すなわち、NTSC方式ではバースト信
号とB−Y成分に対応する基準副搬送波の関係は180
度、PAL方式ではバースト信号とR−Y成分に対応す
る基準副搬送波の関係は135度となっている。位相検
波回路1ではバースト信号と基準副搬送波とのベクトル
演算により検波電圧を出力する為、バースト信号と基準
副搬送波との位相が135度であるPAL方式では位相
検波回路1に入力されるバースト信号の振幅がNTSC
方式の1/√2倍になっていることと等価になる。した
がって、NTSC方式とPAL方式で同一振幅のバース
ト信号が位相検波回路1に入力されたとき、位相検波回
路1の出力検波電圧レベルがNTSC方式とPAL方式
とで異なり、カラーキラーポイントが√2すなわち3d
Bずれることになる。
【0017】そこで図1に示す本実施例では、位相検波
回路1の前段にバースト信号を√2倍に増幅する増幅器
4及びNTSC方式とPAL方式の切り換えを行うスイ
ッチ回路5を設け、スイッチ回路5の切り換えによっ
て、PAL方式の場合はバースト信号を前記√2倍に増
幅する増幅器4を介して位相検波回路1に入力し、NT
SC方式の場合はバースト信号を前記√2倍に増幅する
増幅器4を介さずに位相検波回路1に入力することによ
り位相検波回路1の出力検波電圧レベルをPAL方式と
NTSC方式とで一致させ、カラーキラーポイントを同
一にする。
【0018】同様に図2に示す本実施例では、位相検波
回路1および基準副搬送波発生回路2の前段にバースト
信号を√2倍に増幅する増幅器4及びNTSC方式とP
AL方式の切り換えを行うスイッチ回路5を設け、スイ
ッチ回路5の切り換えによって、PAL方式の場合はバ
ースト信号を前記√2倍に増幅する増幅器4を介して位
相検波回路1および基準副搬送波発生回路2に入力し、
NTSC方式の場合はバースト信号を前記√2倍に増幅
する増幅器4を介さずに位相検波回路1および基準副搬
送波発生回路2に入力することにより位相検波回路1の
出力検波電圧レベルをPAL方式とNTSC方式とで一
致させ、カラーキラーポイントを同一にする。
【0019】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
PAL/NTSC方式クロマ信号処理回路によれば、位
相検波回路の出力検波電圧レベルをPAL方式とNTS
C方式とで一致させることができ、カラーキラーポイン
トを同一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPAL/NTSC方式クロマ信号処理
回路のブロック図である。
【図2】本発明のPAL/NTSC方式クロマ信号処理
回路のブロック図である。
【図3】従来のPAL/NTSC方式クロマ信号処理回
路のブロック図である。
【図4】NTSC方式とPAL方式それぞれの位相検波
回路に入力するバースト信号と基準副搬送波との位相関
係を示した図である。
【符号の説明】
1 位相検波回路 2 基準副搬送波発生回路 3 カラーキラー回路 4 √2倍の増幅器 5 スイッチ回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バースト信号に同期しR−Y成分および
    B−Y成分に対応した基準副搬送波を供給する基準副搬
    送波発生回路と、バースト期間に対応するゲートパルス
    によって前記バースト信号と前記基準副搬送波との位相
    比較を行う位相検波回路を有するクロマ信号処理回路に
    おいて、 前記位相検波回路の前段にバースト信号を√2倍に増幅
    する増幅器及びNTSC方式とPAL方式の切り換えを
    行うスイッチ回路を設け、前記スイッチ回路の切り換え
    によって、PAL方式の場合はバースト信号を前記√2
    倍に増幅する増幅器を介して前記位相検波回路に入力
    し、NTSC方式の場合はバースト信号を前記√2倍に
    増幅する増幅器を介さずに前記位相検波回路に入力する
    ようにしたことを特徴とするPAL/NTSC方式クロ
    マ信号処理回路。
  2. 【請求項2】 前記位相検波回路および前記基準副搬送
    波発生回路の前段にバースト信号を√2倍に増幅する増
    幅器及びNTSC方式とPAL方式の切り換えを行うス
    イッチ回路を設け、前記スイッチ回路の切り換えによっ
    て、PAL方式の場合はバースト信号を前記√2倍に増
    幅する増幅器を介して前記位相検波回路および前記基準
    副搬送波発生回路に入力し、NTSC方式の場合はバー
    スト信号を前記√2倍に増幅する増幅器を介さずに前記
    位相検波回路および前記基準副搬送波発生回路に入力す
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載のPAL
    /NTSC方式クロマ信号処理回路。
  3. 【請求項3】 前記位相検波回路の出力検波電圧を受け
    てカラーキラー信号を出力するカラーキラー回路を備
    え、前記位相検波回路の前段にバースト信号を√2倍に
    増幅する増幅器及びNTSC方式とPAL方式の切り換
    えを行うスイッチ回路を設け、前記スイッチ回路の切り
    換えによって、PAL方式の場合はバースト信号を前記
    √2倍に増幅する増幅器を介して前記位相検波回路に入
    力し、NTSC方式の場合はバースト信号を前記√2倍
    に増幅する増幅器を介さずに前記位相検波回路に入力す
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載のPAL
    /NTSC方式クロマ信号処理回路。
  4. 【請求項4】 前記位相検波回路の出力検波電圧を受け
    てカラーキラー信号を出力するカラーキラー回路を備
    え、前記位相検波回路および前記基準副搬送波発生回路
    の前段にバースト信号を√2倍に増幅する増幅器及びN
    TSC方式とPAL方式の切り換えを行うスイッチ回路
    を設け、前記スイッチ回路の切り換えによって、PAL
    方式の場合はバースト信号を前記√2倍に増幅する増幅
    器を介して前記位相検波回路および前記基準副搬送波発
    生回路に入力し、NTSC方式の場合はバースト信号を
    前記√2倍に増幅する増幅器を介さずに前記位相検波回
    路および前記基準副搬送波発生回路に入力するようにし
    たことを特徴とする請求項1に記載のPAL/NTSC
    方式クロマ信号処理回路。
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