JP2000021182A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2000021182A
JP2000021182A JP18484498A JP18484498A JP2000021182A JP 2000021182 A JP2000021182 A JP 2000021182A JP 18484498 A JP18484498 A JP 18484498A JP 18484498 A JP18484498 A JP 18484498A JP 2000021182 A JP2000021182 A JP 2000021182A
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sense amplifier
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Akifumi Kawahara
昭文 川原
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュメモリの書き込み判定において、
セルのVtが規格値近傍に存在する場合の判定動作の安
定化を図る。 【解決手段】 メモリセル1−1,1−2に対してビッ
ト線BL1,BL2が各々接続され、ビット線BL1は
選択ゲート3を介して、センスアンプ4及び書き込み回
路5に接続され、センスアンプ4は出力バッファ8を介
して、入出力バスDIOに接続される。書き込み回路5
には、書き込みデータラッチ7を介した入出力バスDI
Oの値と、判定データラッチ6を介した出力ROUTが
入力され、出力BBDがセンスアンプ4に入力される。
センスアンプ4は書き込み判定レベルを2つ備え、出力
BBDで両者を切替える。判定データBBD=“1”の
場合の判定レベルを、BBD=“0”の場合よりも高く
設定することにより、メモリセル1−1のVtが規格値
を超えた直後に、入出力バスDIOに安定した判定デー
タが出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発記憶を実現
する半導体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フラッシュメモリは図10に示すよう
に、セルトランジスタのVtを変化させることによりデ
ータ“0”,“1”を記憶する不揮発メモリである。
【0003】情報の書き換え動作としては、消去動作に
よりメモリセル全体をデータ“1”とした後、所定のビ
ットに関してデータ“0”の書き込みを行う。
【0004】書き込み動作は、図10に示すデータ
“1”のセルトランジスタに対して、ホットエレクトロ
ン注入により、フローティングゲートに電子を注入し
て、Vtを上昇させる(具体的には、セルトランジスタ
のドレインにVDDを、ゲートにVGP(>VDD)を
印加する)。
【0005】書き込みにおいては、規定したVtまで書
き込まれたことを保証するために、書き込み動作の合間
にデータを読み出すことにより、書き込み判定を行う。
【0006】以下に、書き込み動作に関して説明する。
【0007】図8は従来の半導体記憶装置における書き
込み・判定回路を示すブロック図である。メモリセル1
−1,1−2に対してビット線BL1,BL2が各々接
続されており、ビット線BL1は選択ゲート3を介し
て、センスアンプ4及び書き込み回路5に接続される。
そして、センスアンプ4は出力バッファ8を介して、入
出力バスDIOに接続される。一方、書き込み回路5に
は、書き込みデータラッチ7を介した入出力バスDIO
の値と、判定データラッチ6を介したセンスアンプ出力
ROUTの値が入力される。
【0008】図9は図8のセンスアンプの回路概要を示
すブロック図である。センスアンプ入力PGはトランス
ファゲート4−2を介し、判定時の負荷トランジスタ4
−1に接続される。負荷トランジスタ4−1のゲート
は、書き込み判定時にアクティブとなる制御信号NJX
に接続される。
【0009】センスアンプ起動信号NSAAはセンスア
ンプ動作イネーブル回路4−3に接続され、このセンス
アンプ動作イネーブル回路4−3によりトランスファゲ
ート4−2を制御する。トランジスタ4−1,4−2に
つながるノードN0は、センスアンプ出力ゲート4−4
を介してセンスアンプ出力ROUTに接続される。
【0010】次に、図11を用いて、図8の書き込み・
判定回路による書き込み動作のタイミングを説明する。
【0011】まず、時間T1において、デコード線YS
Wが立ち上がることにより、センスアンプ入力PGとビ
ット線BL1とが接続される。また、ワード線WLが立
ち上がり、センスアンプ起動信号NSAA,判定時の制
御信号NJXがアクティブとなることにより、メモリセ
ル1−1のドレインノードは、選択ゲート3,トランス
ファーゲート4−2を介して、負荷トランジスタ4−1
に接続される。
【0012】なお、負荷トランジスタ4−1のサイズ
は、セルのVtがVtpより低い時(書き込み不足)に
Lが、セルのVtがVtpより高い時(書き込み完了)
にHがセンスアンプ出力ROUTより出力されるように
調整されているものとする。
【0013】ここで、セルのVtがVtpより低い時
(書き込み不足)には、負荷トランジスタ4−1の電流
能力に比べてメモリセル1−1の電流能力が大きいた
め、図9のノードN0は下がり、センスアンプ4の出力
ROUTはLとなり、入出力バスDIOにデータ“1”
が読み出される。
【0014】反対に、セルのVtがVtpを超えた時
(書き込み完了)には、メモリセル1−1の電流能力が
小さくなるため、センスアンプ出力ROUTはHとな
り、入出力バスDIOにデータ“0”が読み出され、書
き込みが完了したことが分かる。
【0015】以上のようにしてセルデータの書き込み判
定が可能であり、書き込みが不足している場合には、書
き込み動作を行う。
【0016】次に、時間T2において、ワード線WL,
デコード線YSWが下がり、センスアンプ起動信号NS
AA,判定時の制御信号NJXが非アクティブとなり、
判定動作が完了する。同時に、判定データラッチ信号B
Bが立ち下がることにより、判定データを、判定データ
ラッチ6に保持する。
【0017】時間T3においては、書き込みデータが入
出力バスDIOに印加される。
【0018】次に、時間T4において書き込み動作を行
う。書き込み動作は、通常複数ビット単位で行われる
が、ビット間のばらつきにより、書き込みが速い(Vt
がVtpを超えるまでの時間が短い)ビットと遅いビッ
トが存在する。
【0019】書き込み動作は、書き込み判定において遅
いビットが書き込み完了となるまで行われるため、書き
込みの速いセルのVtはVtpに比して非常に高くな
り、信頼性的に好ましくない。そこで、図8の回路で
は、ビット毎に、書き込み完了のセルに対しては、ドレ
インがVDDに駆動されないように回路的工夫を行って
いる。まず、入力データラッチ信号PLがアクティブに
なり、DIO上のデータが書き込みデータラッチ7に保
持される。そして、判定データラッチ6中のデータBB
Dと、書き込みデータラッチ7中のデータPLD、書き
込み制御信号WRが書き込み回路5で処理され、以下の
値の信号YGを発生する。
【0020】 WR=L :YG=HiZ (1) WR=H BBD=L :YG=HiZ (2) WR=H BBD=H PLD=L:YG=HiZ (3) WR=H BBD=H PLD=H:YG=VDD (4) そして、選択ゲート3を介して、信号YGによりメモリ
セル1−1のドレインをVDDで駆動する。
【0021】ここで、(2)は、書き込み判定の結果、
データが“0”(書き込み完了)となる場合であり、B
BD=Lとなり、YGはHiZとなる。このとき、メモ
リセル1−1に対してドレインはHiZとなり、セルの
Vtは上昇しない。
【0022】(3)は、書き込み判定の結果、データが
“1”(書き込み不足)となる場合であり、BBD=H
となるが、入力データ値が“1”であるため、YGはH
iZとなる。このとき、メモリセル1−1に対してドレ
インはHiZとなり、セルのVtは上昇しない。
【0023】(4)は、書き込み判定の結果、データが
“1”(書き込み不足)となる場合であり、BBD=H
となり、入力データ値が“0”であるため、YGはVD
Dとなる。このとき、メモリセル1−1に対してドレイ
ンはVDDとなり、セルのVtが上昇する。以上のよう
に、判定データにより、ビット毎に書き込みを制御する
ことができる。
【0024】最後に、時間T5において、書き込み制御
信号WR,ワード線WL,デコード線YSWを下げ、書
き込みを終了する。
【0025】以上述べた動作では、メモリ外部に対して
は、入出力バスDIOを介して書き込みが完了したか、
追加で書き込み動作を行う必要があるかどうかを判定
し、メモリ内部においては、判定データラッチ6により
書き込みをイネーブルするかどうかを決定する方式とな
っている。したがって、入出力バスDIOを介して外部
に現れるデータ値と、内部で判定データラッチ6に保持
されるデータ値が同値であれば問題はない。
【0026】しかし、書き込み判定時のセルのVtが判
定レベル(Vtp)近傍にある場合、外部から入出力バ
スDIOを参照するタイミングと、内部で判定データラ
ッチ6に判定データを取り込むタイミングが異なると、
不具合を起こし易い。
【0027】例えば、BBD=Lにも関わらずDIO=
Hと判定される場合も有りうる。すなわち、DIO=H
であるため、外部からは書き込み不足と判定し、書き込
み動作を行うが、BBD=Lであるため、前述したよう
にセルのVtは上昇しない。すると、次の判定動作にお
いても、BBD=Lにも関わらずDIO=Hとなり、D
IOはHのままとなり、規定回数以内に書き込みが完了
しない。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
半導体記憶装置においては、書き込み判定結果がノード
DIOとラッチデータBBDとで異なってくる可能性が
あり、判定時のDIOがデータ“1”、ラッチデータB
BDがデータ“0”の場合には、書き込み動作が終了し
ないという問題点がある。
【0029】本発明は、前記の問題点に鑑みて、安定に
書き込みを行うことのできる半導体記憶装置を提供する
ことを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明は、メモリセルと、ビット線を介して前記メモ
リセルのドレインノードに接続される接続ゲート選択手
段と、この接続ゲート選択手段に接続されるセンスアン
プ回路と、このセンスアンプ回路の出力を入出力バスに
伝達する出力バッファと、前記接続ゲート選択手段に接
続される少なくとも1つ以上のデータ書き込み手段と、
前記入出力バスのデータを保持して前記データ書き込み
手段に入力するための第1データ記憶手段と、前記セン
スアンプ回路の出力データを保持して前記データ書き込
み手段及び前記センスアンプ回路に入力するための第2
データ記憶手段とを備えた構成としたものである。
【0031】また本発明は、書き込み判定時において、
前記第2データ記憶手段の出力値により、少なくとも2
つ以上の書き込み判定レベルを規定するための、少なく
とも2つ以上の書き込み判定素子を前記センスアンプ回
路に備えた構成としたものである。
【0032】また本発明は、メモリセルと、ビット線を
介して前記メモリセルのドレインノードに接続される接
続ゲート選択手段と、この接続ゲート選択手段に接続さ
れるセンスアンプ回路と、このセンスアンプ回路の出力
を入出力バスに伝達する出力バッファと、前記接続ゲー
ト選択手段に接続される少なくとも1つ以上のデータ書
き込み手段と、前記入出力バスのデータを保持して前記
データ書き込み手段に入力するための第1データ記憶手
段と、前記センスアンプ回路の出力データを保持するた
めの第2データ記憶手段と、この第2データ記憶手段の
出力に接続され、前記データ書き込み手段に接続された
少なくとも2つ以上の第3データ記憶手段とを備えた構
成としたものである。
【0033】また本発明は、メモリセルと、ビット線を
介して前記メモリセルのドレインノードに接続される接
続ゲート選択手段と、この接続ゲート選択手段に接続さ
れるセンスアンプ回路と、このセンスアンプ回路の出力
を入出力バスに伝達する出力バッファと、前記接続ゲー
ト選択手段に接続される少なくとも1つ以上のデータ書
き込み手段と、前記入出力バスのデータを保持して前記
データ書き込み手段に入力するための第1データ記憶手
段と、前記センスアンプ回路の出力データを保持して前
記データ書き込み手段に入力するための第2データ記憶
手段と、この第2データ記憶手段に対して小パルスを入
力するためのパルス発生手段とを備えた構成としたもの
である。
【0034】これにより、安定な書き込み動作を実現す
ることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。なお、図8及び図
9に示す従来技術における部材と同一の部材および同一
の機能については同一の符号を付すことにより詳細な説
明は省略した。
【0036】図1は本発明の第1実施形態の半導体記憶
装置にかかる書き込み・判定回路を示すブロック図、図
2は図1中のセンスアンプの回路概要を示すブロック
図、図3は本発明の第1実施形態における判定時のセル
トランジスタのVtを示すグラフである。
【0037】メモリセル1−1,1−2に対してビット
線BL1,BL2が各々接続されており、ビット線BL
1は選択ゲート3を介して、センスアンプ4及び書き込
み回路5に接続される。そして、センスアンプ4は出力
バッファ8を介して、入出力バスDIOに接続される。
一方、書き込み回路5には、書き込みデータラッチ7を
介した入出力バスDIOの値と、判定データラッチ6を
介したセンスアンプ出力ROUTの値が入力される。ま
た、判定データラッチ6の出力BBDがセンスアンプ4
に入力される。
【0038】図2に示すセンスアンプ4は、図9に示し
た従来技術におけるセンスアンプ4に対して第2負荷ト
ランジスタ4−5を追加したものであり、センスアンプ
入力PGはトランスファゲート4−2を介し、判定時の
第1負荷トランジスタ4−1及び第2負荷トランジスタ
4−5に接続される。第1負荷トランジスタ4−1及び
第2負荷トランジスタ4−5のゲートには、書き込み判
定時にアクティブとなる制御信号NJX及び判定データ
ラッチ6の出力BBDをゲート処理した信号が接続され
ており、出力BBDの値により負荷トランジスタ4−
1,4−2を切り替える方式となっている。
【0039】ここで、第2負荷トランジスタ4−5の電
流能力は、第1負荷トランジスタ4−1の電流能力より
も小さく設定されており、各々の判定時のセルトランジ
スタのVtは図3に示す関係となる(Vtp1が第1負
荷トランジスタ4−1、Vtp2が第2負荷トランジス
タ4−5のレベルに対応する)。
【0040】次に、図11の動作タイミングを用いて、
図1の書き込み・判定回路による書き込み動作について
説明する。
【0041】まず、時間T1において、デコード線YS
Wが立ち上がることにより、センスアンプ入力PGとビ
ット線BL1とが接続される。また、ワード線WLが立
ち上がり、センスアンプ起動信号NSAA,判定時の制
御信号NJXがアクティブとなることにより、メモリセ
ル1−1のドレインノードは、選択ゲート3,トランス
ファーゲート4−2を介して、負荷トランジスタ4−1
または4−5に接続される。
【0042】以上のようにして従来技術と同様に、セル
データの書き込み判定が可能であり、書き込みが不足し
ている場合には、書き込み動作を行う。
【0043】次に、本発明における判定動作について説
明する。
【0044】消去された状態(全領域データ“1”)か
ら書き込みを行う場合、最初の判定ではVtが充分低い
ため、入出力バスに読み出されるデータは“1”とな
る。同時に判定データラッチ6に保持されるデータBB
DもHとなり、この場合、図2に示すセンスアンプにお
いて、第2負荷トランジスタ4−5が選択される。この
状態では、Vtが、第2負荷トランジスタ4−5によっ
て規定される書き込みレベルであるVtp2に比して充
分低いため、入出力バスDIOを介して外部に現れるデ
ータ値と、内部で判定データラッチ6に保持されるデー
タ値は同値である。
【0045】次に、書き込み動作と判定動作が何回か行
われてメモリセル1−1のVtがVtp2を超えた直後
では以下の動作となる。
【0046】すなわち、メモリセル1−1のVtがVt
p2を超えた直後では、従来技術と同様に、判定データ
ラッチ6に判定データ“0”が保持されBBD=Lとな
り、一方DIOはデータHである可能性がある。この場
合に外部からは書き込み不足と判定し、書き込み動作を
行うが、BBD=Lであるため、セルのVtは上昇しな
い。しかし、次の判定動作においては、BBD=Lとな
っているため、図2で示すセンスアンプにおいて、第1
負荷トランジスタ4−1が選択される。このトランジス
タで規定される書き込みレベルは図3のVtp1とな
る。この状態では、メモリセル1−1のVtは、判定レ
ベル(Vtp1)を充分超えた値となっているため、入
出力バスDIOにもデータ“0”が出力され、書き込み
が完了する。
【0047】このように構成したことにより、従来技術
においては書き込み判定において負荷トランジスタが1
つであるため、発明が解決しようとする課題の欄で述べ
た問題があったが、第1実施形態の半導体記憶装置によ
れば、負荷トランジスタが2つであるため、安定な書き
込み動作を実現することができるようになる。
【0048】図4は本発明の第2実施形態の半導体記憶
装置にかかる書き込み・判定回路を示すブロック図、図
5は図4の書き込み判定回路における判定時の動作タイ
ミングを示すタイミングチャートである。
【0049】メモリセル1−1,1−2に対してビット
線BL1,BL2が各々接続されており、ビット線BL
1は選択ゲート3を介して、センスアンプ4及び書き込
み回路5に接続される。そして、センスアンプ4は出力
バッファ8を介して、入出力バスDIOに接続される。
一方、書き込み回路5には、書き込みデータラッチ7を
介した入出力バスDIOの値と、判定データラッチ6を
介したセンスアンプ出力ROUTの値が入力される。ま
た、判定データラッチ6の出力N1がフリップフロップ
9−1に、フリップフロップ9−1の出力N2がフリッ
プフロップ9−2に接続され、フリップフロップ9−2
の出力BBDが書き込み回路5に入力される。
【0050】次に、図5を用いて、図4の書き込み・判
定回路による書き込みの動作タイミングについて説明す
る。但し、BBD,N2の初期状態をHとする。
【0051】まず、時間T1において、デコード線YS
Wが立ち上がることにより、センスアンプ入力PGとビ
ット線BL1とが接続される。また、ワード線WLが立
ち上がり、センスアンプ起動信号NSAA,判定時の制
御信号NJXがアクティブとなることにより、メモリセ
ル1−1のドレインノードは、選択ゲート3,トランス
ファーゲート4−2を介して、センスアンプの負荷トラ
ンジスタに接続され、センスアンプ4で判定が行われ、
入出力バスDIOに判定データが現れる。
【0052】次に、時間T2において、ワード線WL,
デコード線YSWが下がり、センスアンプ起動信号NS
AA,判定時の制御信号NJXが非アクティブとなり、
判定動作が完了する。同時に、判定データラッチ信号B
Bが立ち下がることにより、判定データを、判定データ
ラッチ6に保持する。
【0053】時間T3においては、書き込みデータが入
出力バスDIOに印加される。
【0054】次に、時間T4において、入力データラッ
チ信号PLがアクティブになり、DIO上のデータが書
き込みデータラッチ7に保持される。そして、判定デー
タラッチ6中のデータBBDと、書き込みデータラッチ
7中のデータPLD、書き込み制御信号WRが書き込み
回路5で処理され、書き込みが行われる。
【0055】最後に、時間T5において、書き込み制御
信号WR,ワード線WL,デコード線YSWを下げ、書
き込みを終了する。
【0056】ここで、書き込み判定時のセルのVtが判
定レベル(Vtp)近傍にある場合、従来技術と同様、
判定データラッチ6に判定データ“0”が保持されN1
=Lとなり、一方DIOはデータHである可能性があ
る。しかし、フリップフロップ9−2が存在し、この時
のデータBBDはまだHであるため、T4〜T5の期間
においては、メモリセル1−1のドレインノードがVD
Dにドライブされるため、Vtが上昇する。
【0057】このため、Vt判定に関してより安全な方
向となり、その後の書き込み判定動作(T6〜T7)に
おいては入出力バスDIOにデータ“0”が出力され、
書き込みが完了する。
【0058】以上説明したように第2実施形態の半導体
記憶装置を構成したことにより、安定な書き込み動作を
実現することができるようになる。
【0059】図6は本発明の第3実施形態の半導体記憶
装置にかかる書き込み・判定回路を示すブロック図、図
7は図6の書き込み・判定回路における判定時の動作タ
イミングを示すタイミングチャートである。
【0060】メモリセル1−1,1−2に対してビット
線BL1,BL2が各々接続されており、ビット線BL
1は選択ゲート3を介して、センスアンプ4及び書き込
み回路5に接続される。そして、センスアンプ4は出力
バッファ8を介して、入出力バスDIOに接続される。
一方、書き込み回路5には、書き込みデータラッチ7を
介した入出力バスDIOの値と、判定データラッチ6を
介したセンスアンプ出力ROUTの値が入力される。ま
た、判定データラッチ制御信号BBは、パルス発生回路
10を介して判定データラッチ6に入力される。
【0061】次に、図7を用いて、図6の書き込み・判
定回路による書き込みの動作タイミングについて説明す
る。
【0062】まず、時間T1において、デコード線YS
Wが立ち上がることにより、センスアンプ入力PGとビ
ット線BL1とが接続される。また、ワード線WLが立
ち上がり、センスアンプ起動信号NSAA,判定時の制
御信号NJXがアクティブとなることにより、メモリセ
ル1−1のドレインノードは、選択ゲート3,トランス
ファーゲート4−2を介して、センスアンプの負荷トラ
ンジスタに接続される。センスアンプ4で判定が行わ
れ、入出力バスDIOに判定データが現れる。
【0063】同時に、パルス発生回路10により、判定
データラッチ制御信号BBはT1からt1後に立ち上が
り、さらにt2後に下がる。このとき、判定データを、
判定データラッチ6に保持する。
【0064】次に、時間T2において、ワード線WL,
デコード線YSWが下がり、センスアンプ起動信号NS
AA,判定時の制御信号NJXが非アクティブとなり、
判定動作が完了する。
【0065】時間T3においては、書き込みデータが入
出力バスDIOに印加される。
【0066】次に、時間T4において、入力データラッ
チ信号PLがアクティブになり、DIO上のデータが書
き込みデータラッチ7に保持される。そして、判定デー
タラッチ6中のデータBBDと、書き込みデータラッチ
7中のデータPLD、書き込み制御信号WRが書き込み
回路5で処理され、書き込みが行われる。
【0067】最後に、時間T5において、書き込み制御
信号WR,ワード線WL,デコード線YSWを下げ、書
き込みを終了する。
【0068】ここで、センスアンプを経由して判定デー
タが入出力バスDIOに現れるが、書き込み判定時のセ
ルのVtが高ければ高いほど、センスアンプ4の負荷ト
ランジスタとメモリセル1−1との電流衝突は少なくな
るため、DIO上に有効なデータが現れるまでのアクセ
スタイムは短くなる。
【0069】このように、パルス発生回路10で規定さ
れる時間t1を可能な限り短くすることにより、BBD
の値がHを保持し易くする。その結果、時間t1を短く
した分だけ、判定レベルが規格値Vtpに対して高くな
る(安全な方向)ため、BBD=Lの時は、DIOは安
定にデータ“0”を出力することが可能となり、書き込
み判定の安定化を図ることができる。
【0070】
【発明の効果】以上、説明したように構成された本発明
によれば、センスアンプ回路において書き込み判定レベ
ルを2つ備えておき、判定データラッチの値で両者を切
り替え、判定データBBD=Hの場合の判定レベルを、
BBD=Lの場合よりも高く設定することにより、メモ
リセルのVtが規格値を超えた直後に、入出力バスDI
Oに安定した判定データが出力される。その結果、安定
な書き込み動作を実現することができるようになる。
【0071】また、判定データラッチと書き込み回路と
の間にフリップフロップを備えたことにより、追加書き
込みが可能となるため、メモリセルのVtが規格値を超
えた直後でも、入出力バスDIOに安定した判定データ
が出力される。
【0072】また、判定データラッチへの判定データの
取り込みを早期に行うことにより、セルの判定レベルを
より高めに設定でき、書き込み判定の安定化を図ること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の半導体記憶装置にかか
る書き込み・判定回路を示すブロック図
【図2】図1中のセンスアンプの回路概要を示すブロッ
ク図
【図3】本発明の第1実施形態における判定時のセルト
ランジスタのVtを示すグラフ
【図4】本発明の第2実施形態の半導体記憶装置にかか
る書き込み・判定回路を示すブロック図
【図5】本発明の図4の書き込み・判定回路における判
定時の動作タイミングを示すタイミングチャート
【図6】本発明の第3実施形態の半導体記憶装置にかか
る書き込み・判定回路を示すブロック図
【図7】本発明の図6の書き込み・判定回路における判
定時の動作タイミングを示すタイミングチャート
【図8】従来技術における半導体記憶装置にかかる書き
込み・判定回路を示すブロック図
【図9】従来技術のセンスアンプの回路概要を示すブロ
ック図
【図10】従来技術のセンスアンプにおける、判定時の
セルトランジスタのVtを示す説明図
【図11】従来技術における書き込み・判定回路の判定
時の動作タイミングを示すタイミングチャート
【符号の説明】
1−1,1−2 メモリセル 3 選択ゲート 4,11 センスアンプ 4−1 第1負荷トランジスタ 4−2 トランスファーゲート 4−3 センスアンプ動作イネーブル回路 4−4 センスアンプ出力ゲート 4−5 第2負荷トランジスタ 5 書き込み回路 6 判定データラッチ 7 書き込みデータラッチ 8 出力バッファ 9−1,9−2 フリップフロップ 10 パルス発生回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセルと、ビット線を介して前記メ
    モリセルのドレインノードに接続される接続ゲート選択
    手段と、この接続ゲート選択手段に接続されるセンスア
    ンプ回路と、このセンスアンプ回路の出力を入出力バス
    に伝達する出力バッファと、前記接続ゲート選択手段に
    接続される少なくとも1つ以上のデータ書き込み手段
    と、前記入出力バスのデータを保持して前記データ書き
    込み手段に入力するための第1データ記憶手段と、前記
    センスアンプ回路の出力データを保持して前記データ書
    き込み手段及び前記センスアンプ回路に入力するための
    第2データ記憶手段とを備えたことを特徴とする半導体
    記憶装置。
  2. 【請求項2】 書き込み判定時において、前記第2デー
    タ記憶手段の出力値により、少なくとも2つ以上の書き
    込み判定レベルを規定するための、少なくとも2つ以上
    の書き込み判定素子を前記センスアンプ回路に備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 メモリセルと、ビット線を介して前記メ
    モリセルのドレインノードに接続される接続ゲート選択
    手段と、この接続ゲート選択手段に接続されるセンスア
    ンプ回路と、このセンスアンプ回路の出力を入出力バス
    に伝達する出力バッファと、前記接続ゲート選択手段に
    接続される少なくとも1つ以上のデータ書き込み手段
    と、前記入出力バスのデータを保持して前記データ書き
    込み手段に入力するための第1データ記憶手段と、前記
    センスアンプ回路の出力データを保持するための第2デ
    ータ記憶手段と、この第2データ記憶手段の出力に接続
    され、前記データ書き込み手段に接続された少なくとも
    2つ以上の第3データ記憶手段とを備えたことを特徴と
    する半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 メモリセルと、ビット線を介して前記メ
    モリセルのドレインノードに接続される接続ゲート選択
    手段と、この接続ゲート選択手段に接続されるセンスア
    ンプ回路と、このセンスアンプ回路の出力を入出力バス
    に伝達する出力バッファと、前記接続ゲート選択手段に
    接続される少なくとも1つ以上のデータ書き込み手段
    と、前記入出力バスのデータを保持して前記データ書き
    込み手段に入力するための第1データ記憶手段と、前記
    センスアンプ回路の出力データを保持して前記データ書
    き込み手段に入力するための第2データ記憶手段と、こ
    の第2データ記憶手段に対して小パルスを入力するため
    のパルス発生手段とを備えたことを特徴とする半導体記
    憶装置。
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