JP2000020877A - 車種判別装置 - Google Patents

車種判別装置

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JP2000020877A
JP2000020877A JP18286398A JP18286398A JP2000020877A JP 2000020877 A JP2000020877 A JP 2000020877A JP 18286398 A JP18286398 A JP 18286398A JP 18286398 A JP18286398 A JP 18286398A JP 2000020877 A JP2000020877 A JP 2000020877A
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measuring
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Yoshiji Hinami
誉司 日南
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 都市高速道路等では、料金所施設として利用
可能なスペースに限界があり、車種判別装置のための設
置スペースを確保するのが非常に困難である。 【解決手段】 料金所車線の上方に設置され、路面Rに
向けて光線を走査させて走査面19を形成し、この走査
面19を遮って進行する車輌10に反射した光線を受光
し、その受光信号に基づいて車輌10の通過を検出する
とともに断面形状を測定するオーバヘッドセンサ11
と、路面Rに半ば埋設状態に設置され、車輌10に踏破
されるに際して車軸の数、左右のタイヤ間の幅ならびに
タイヤ自体の幅を測定する踏板12と、走査面19より
も車輌10の進行方向前方に所定の間隔を空けて配置さ
れ、オーバヘッドセンサ11に次いで車輌10の通過を
検出する車長検知器13とを備える車種判別装置を採用
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速道路の料金所
等において、通過する車輌の車種を判別する車種判別装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高速道路等の有料自動車道路では、車輌
の形状に応じて以下の5車種(もしくは4車種)の車種
に判別されるのが一般的である。 1:「軽二」(軽自動車、自動二輪車) 2:「普通」(2軸の乗用車、4トン未満の小型トラッ
ク、乗員29人以下の小型バス) 3:「中型」(2軸で5トン未満の中型トラック) 4:「大型」(3ないし4軸で5トン以上の大型トラッ
ク) 5:「特大」(四軸以上のトレーラ、乗員30以人上の
大型バス) なお、4車種に判別される場合は「普通」と「中型」が
ひとつに扱われる。
【0003】次に、高速道路の料金所に設置される従来
の車種判別装置の一例を図7に示す。この車種判別装置
は、料金所車線に沿って設けられた測定域Aに進入する
車輌1を1台ずつ分離して検出する車輌分離器2と、車
輪の軸数、トレッド(左右のタイヤ間の幅)ならびにタ
イヤ自体の幅を測定する踏板3と、車高を検知する車高
検知器4と、オーバーハング(車輌先端から前輪軸まで
の距離)を検知するオーバーハング検知器5と、車長を
検知する車長検知器6と、車輌1のナンバープレートを
撮像する撮像機7とを備えている。各機器は、料金所車
線の両脇に車輌1の進行方向に沿って上記の順に配設さ
れている。
【0004】上記の車種判別装置においては、通常は、
測定域Aに進入する車輌1を車輌分離器2で検出し、当
該車輌1のナンバープレートを撮像機7を用いて撮像し
ナンバープレートに記載されている車種の表示を認識し
て車種判別を行っている。そして、撮像機7による車種
の判別が行えなかった場合に、踏板3、車高検知器4、
オーバーハング検知器5、車長検知器6の各機器を用い
て車種判別を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の車輌
判別装置の場合、料金所車線の両脇に複数の測定機器が
設置されるため、料金所施設に設置スペースを広く確保
する必要がある。しかしながら、都市高速道路のように
ほとんどが高架道路化されている交通網においては、料
金所施設として利用可能なスペースに限界があり、車種
判別装置のための設置スペースを確保するのが非常に困
難であるのが現状である。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、設置スペースを広く確保する必要がなく、高架
道路化されている交通網における料金所施設にも無理な
く設置可能な車種判別装置を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、次のような構成を備える車種判別装置
の開発が進められている。この車種判別装置は、基準面
の上方に設置され、該基準面に向けて光線を走査させて
走査面を形成し、該走査面を遮って進行する車輌に反射
した光線を受光し、その受光信号に基づいて車輌の通過
を検出するとともに該車輌の断面形状を測定する形状測
定手段と、前記走査面よりも車輌の進行方向前方に所定
の間隔を空けて配置され、前記形状測定手段に次いで車
輌の通過を検出する車輌検出手段とを備えている。
【0008】この車種判別装置では、基準面上を進行す
る車輌が、形状測定手段と車輌検出手段とにより同時に
検出されるか否かにより、車輌の長さ、すなわち車長が
所定の間隔よりも長いか短いかが判別される。形状測定
手段と車輌検出手段とによって車輌が同時に検出されな
ければ、車長が所定の間隔よりも短いと見なされるので
ある。そこで、形状測定手段と車輌検出手段との間隔を
軽自動車(自動二輪車を含む)の最大長さよりも大きく
設定しておくことにより、「軽二」と、「普通」以上と
の車種判別が可能となる。また、形状測定手段により車
輌の断面形状が刻々と測定されることで車輌の形状が三
次元的に検出され、この検出結果からバス、トラック、
トレーラ等の判別が可能となる。
【0009】上記の車種判別装置には、前記基準面に、
車輌に踏破されるに際して車軸の数、トレッドならびに
タイヤの幅を測定する踏板を設けることが望ましい。
【0010】この車種判別装置では、車種の判別条件で
ある軸数、トレッドならびにタイヤの幅が測定され、こ
の測定結果に基づいて「軽二」「普通」と「中型」以上
との車種判別が可能となる。
【0011】さらに、上記の車種判別装置とは異なる構
成を備える車種判別装置の開発も進められている。この
車種判別装置は、基準面の上方に設置され、該基準面に
向けて光線を走査させて第1の走査面を形成し、該第1
の走査面を遮って進行する車輌に反射した光線を受光
し、その受光信号に基づいて車輌の通過を検出するとと
もに該車輌の断面形状を測定する第1の形状測定手段
と、基準面の上方に設置され、該基準面に向けて光線を
走査させ、第1の走査面よりも車輌の進行方向前方に第
2の走査面を形成し、該第2の走査面を遮って進行する
車輌に反射した光線を受光し、その受光信号に基づいて
車輌の通過を検出するとともに該車輌の断面形状を測定
する第2の形状測定手段と、前記第2の走査面よりも車
輌の進行方向前方に所定の間隔を空けて配置され、第2
の形状測定手段に次いで車輌の通過を検出する車輌検出
手段とを備えている。
【0012】この車種判別装置では、基準面上を進行す
る車輌が、第2の形状測定手段と車輌検出手段とによ
り、前述のように「軽二」と「普通」以上との車種判別
が可能となる。また、第1、第2の形状測定手段により
車輌の断面形状が刻々と測定されることで車輌の形状が
三次元的に検出され、この検出結果から「普通」「中
型」「大型(特大を含む)」の判別が可能となる。
【0013】上記の各車種判別装置においては、各形状
測定手段が基準面の上方に設置され、基準面上には車輌
検知手段と踏板のみが設置されるので、従来の車輌判別
装置と比べて狭いスペースにも設置可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係る車種判別装置の第1
の実施形態を図1ないし図4に示して説明する。図1
は、5車種判別が実施される高速道路の料金所に設置さ
れた車種判別装置を示している。図において、符号10
は料金所車線を所定の方向に進行する車輌、11は料金
所車線に沿って設けられた測定域Aに進入する車輌10
の通過を検出するとともに車輌10の断面形状を測定す
るオーバヘッドセンサ、12は車輪の軸数、トレッド
(左右のタイヤ間の幅)ならびにタイヤ自体の幅を測定
する踏板、13はオーバヘッドセンサ11に次いで車輌
10の通過を検出する車長検知器(車輌検出手段)、1
4は測定域Aに進入した車輌10のナンバープレートを
撮像する撮像機である。
【0015】オーバヘッドセンサ11は、料金所車線の
上方に位置するガントリ等に設置されており、内部に
は、料金所車線を走行する車輌10までの距離を測定す
る検出部(形状測定手段)15が設けられている。オー
バヘッドセンサ11の内部構成を図2に示す。検出部1
5には、測定に用いるレーザ光線(以下、測定光とす
る)を発する発光部16と、車輌10に対して測定光の
走査を可能にするポリゴンミラー17と、車輌10およ
び路面(基準面)Rに反射した測定光を受光する受光部
18とが具備されている。
【0016】発光部16は、測定光により形成される走
査面19を車輌10の進行方向に垂直に形成するべくポ
リゴンミラー17に対する角度が適切に調整され、受光
部18は、走査面19を遮る車輌10に反射した測定光
を受光すべくポリゴンミラー17に対する角度が適切に
調整されている。
【0017】また、検出部15には、受光部18で得ら
れた受光信号に基づいて車輌10の形状を検出する制御
部20と、ポリゴンミラー17ならびに制御部20に電
力を供給する電源部21とが設けられている。
【0018】オーバヘッドセンサ11では、走査面19
が車輌10に遮られることでその通過が検出されるとと
もに測定域Aに進入する車輌10が1台ずつ分離して検
出される。また、走査面19を遮る車輌10までの距離
を測定することで車輌10の車幅ならびに車高が測定さ
れる。さらに、車輌10が走査面19を通過する間に車
輌10までの距離測定を複数回にわたって刻々と行うこ
とで車輌10の形状が三次元的に認識される。
【0019】踏板12は、オーバヘッドセンサ11の直
下に位置する路面R上に、車線に直交する方向に半ば埋
設状態に設置されている。踏板12の内部構造を図3に
示す。踏板12には、硬質なゴム材で形成された本体2
2の内部に、車線の幅方向に沿って配設された複数の電
気接点23が内蔵されている。各電気接点23は、踏板
12がタイヤに踏破されて本体22が圧縮されることで
接触するようになっている。
【0020】また、電気接点23a、23bには、右タ
イヤ幅測定部24a、左タイヤ幅測定部24bがそれぞ
れ設けられている。右タイヤ幅測定部24aは、車輌1
0の右タイヤの幅を測定するために右側半分が小さな独
立接点25aに分割され、左タイヤ幅測定部24bは、
左半分が独立接点25bに分割されている。
【0021】踏板12では、車輌10に踏破されるとき
の各電気接点23の接触回数を検出することで車輌10
の軸数が測定され、各電気接点23の接触タイミングの
ずれを検出することで車輌10の進行方向が判別され
る。また、踏板12では、右タイヤに踏まれて接触する
独立接点25aの数を検出することで右タイヤの幅が測
定され、左タイヤに踏まれて接触する独立接点25bの
数から左タイヤの幅が測定される。さらに、左右のタイ
ヤに踏まれて接触する独立接点25a、25bの位置か
らトレッドが測定される。
【0022】車長検知器13は、走査面19よりも車輌
10の進行方向前方に、軽自動車(自動二輪車を含む)
の最大長さよりも僅かに長い3.3メートルの距離を隔
てて設置されている。車長検知器13には、車線の幅方
向に向けて光線を照射する発光部13aと、光線を受光
する受光器13bとが具備されている。車長検知器13
では、発光部13aから発せられた光線が車輌10に遮
られることで車輌10の通過が検出され、オーバヘッド
センサ11と同時に車輌10が検出されるか否かによ
り、車輌10の車長が3.3メートルよりも長いか短い
かが判別される。車輌10がオーバヘッドセンサ11と
車長検知器13とに同時に検出されなければ、車輌10
は軽自動車か自動二輪車のいずれかであると見なされる
のである。
【0023】上記のように構成された車種判別装置にお
いては、通常は、オーバヘッドセンサ11によって測定
域Aへの進入が検出された車輌10のナンバープレート
を撮像機14により撮像し、ナンバープレートに記載さ
れている車種の表示を判別することで車種判別が行われ
る。そして、撮像機14による車種の判別が行えなかっ
た場合にのみ、オーバヘッドセンサ11、踏板12、車
長検知器13による車種判別が行われる。
【0024】ここでは、撮像機14による判別が行えな
かった場合の車種判別処理について説明する。図4は、
車種判別装置による車種判別の処理フローを示す流れ図
である。以下ではこの流れ図に従って処理の内容を説明
する。
【0025】測定域Aに車輌10が進入してくると、オ
ーバヘッドセンサ11によりその通過が検出されるとと
もに測定域Aに進入する車輌10が1台ずつ分離して検
出される(ステップS1)。
【0026】踏板12の検出結果に基づいて車輌10の
軸数が2、3、4以上のいずれかに判別される(ステッ
プS2)。軸数が2である場合は、踏板12の検出結果
に基づいて車輌10のタイヤ幅が小か、それ以上かに判
別される(ステップS3)。車輌10のタイヤ幅が小で
ある場合は、オーバヘッドセンサ11ならびに車長検知
器13の検出結果に基づいて車輌10の車長が3.3メ
ートル未満か、それ以上かに判別される(ステップS
4)。車長が3.3メートル未満であれば車輌10は軽
自動車か自動二輪車であるとして「軽二」に判別され、
車長が3.3メートル以上であれば普通自動車か小型ト
ラック、または小型バスであるとして「普通」に判別さ
れる。
【0027】車輌10のタイヤ幅が大である場合は、踏
板12の検出結果に基づいて車輌10のトレッドが小、
中、大のいずれかに判別される(ステップS5)。トレ
ッドが小である場合は再度(ステップS4)に戻って車
長の判別がやり直され、トレッドが中である場合は車輌
10は中型トラックであるとして「中型」に判別され、
トレッドが大である場合は、オーバヘッドセンサ11の
検出結果およびオーバーハング検出結果に基づいて車輌
10の形状がトラックかバスかに判別される(ステップ
S6)。そして、車体形状がトラックであれば車輌10
は大型トラックであるとして「大型」に判別され、車輌
形状がバスであれば車輌10は大型バスであるとして
「特大」に判別される。
【0028】(ステップS2)に戻り、車輌10の軸数
が3である場合は、車輌10は3軸の大型トラックであ
るとして「大型」に判別される。
【0029】(ステップS2)に戻り、車輌10の軸数
が4以上である場合は、オーバヘッドセンサ11の検出
結果に基づいて車輌10の形状が単車体であるか牽引部
分を有する複数車体であるかが判別され(ステップS
7)、単車体であれば車輌10は4軸の大型トラックで
あるとして「大型」に判別され、複数車体であればトレ
ーラであるとして「特大」に判別される。
【0030】上記のように構成された車種判別装置によ
れば、オーバヘッドセンサ11が料金所車線の上方に設
置され、路面とその両脇には踏板12と車長検知器13
のみが設置されるだけなので、都市高速道路のように料
金所施設として利用可能なスペースが狭小である場合で
も、車種判別装置を無理なく設置することができる。
【0031】次に、本発明に係る車種判別装置の第2の
実施形態を図5および図6に示して説明する。なお、第
1の実施形態において既に説明した構成要素には同一の
符号を付してその説明を省略する。
【0032】図5は、4車種判別が実施される高速道路
の料金所に設置された車種判別装置を示している。図に
おいて、符号10は車輌、13は車長検知器、14は撮
像機、26は測定域Aに進入する車輌10の通過を検出
するとともに車輌10の断面形状を測定するオーバヘッ
ドセンサである。
【0033】オーバヘッドセンサ26には、料金所車線
を走行する車輌10までの距離を測定する第1の検出部
(第1の形状測定手段)27a、ならびに第2の検出部
(第2の形状測定手段)27bがそれぞれ設けられてい
る。オーバヘッドセンサ26の内部構成を図6に示す。
第1の検出部27aは、測定に用いるレーザ光線(以
下、測定光とする)を発する発光部28aと、車輌10
および路面Rに反射した測定光を受光する受光部29a
とを備えている。第2の検出部27bも同様に、測定光
を発する発光部28bと、車輌10および路面Rに反射
した測定光を受光する受光部29bとを備えている。
【0034】第1の検出部27aならびに第2の検出部
27bは、車輌10に対して測定光の走査を可能にする
ポリゴンミラー(回転多面鏡)30を共用している。そ
して、図5のように発光部28aは測定光により形成さ
れる走査面31aを車輌10の進行方向に対して傾斜さ
せて形成し、発光部28bは走査面31bを車輌10の
進行方向に垂直に形成するべく、ポリゴンミラー30に
対する角度がそれぞれ適切に調整されている。さらに、
受光部29aは走査面31aを遮る車輌10に反射した
測定光を受光し、受光部29bは走査面31bを遮る車
輌10に反射した測定光を受光すべく、ポリゴンミラー
30に対する角度がそれぞれ適切に調整されている。こ
れにより、走査面31a、31bは車輌10の進行方向
に離間して形成されるようになっている。
【0035】また、第1の検出部27aならびに第2の
検出部27bには、受光部29a、29bで得られた受
光信号に基づいて車輌10の形状を検出する制御部32
と、ポリゴンミラー30ならびに制御部32に電力を供
給する電源部33とが設けられている。
【0036】オーバヘッドセンサ26では、走査面31
aが車輌10に遮られることでその通過が検出されると
ともに測定域Aに進入する車輌10が1台ずつ分離して
検出される。また、走査面31bを遮る車輌10までの
距離を測定することで車輌10の車幅ならびに車高が測
定される。さらに、車輌10が走査面31bを通過する
間に車輌10までの距離測定を複数回にわたって刻々と
行うことで車輌10の形状が三次元的に認識される。
【0037】なお、車長検知器13は、走査面31bよ
りも車輌10の進行方向前方に、3.3メートルの距離
を隔てて設置されている。車長検知器13では、発光部
13aから発せられた光線が車輌10に遮られることで
車輌10の通過が検出され、第2の検出部27bと同時
に車輌10が検出されるか否かにより、車輌10の車長
が判別される。
【0038】上記のように構成された車種判別装置にお
いても、通常は、撮像機14により車種判別が行われ
る。そして、撮像機14による車種の判別が行えなかっ
た場合にのみ、車長検知器13およびオーバヘッドセン
サ26による車種判別が以下のように行われる。
【0039】まず、測定域Aに車輌10が進入してくる
と、オーバヘッドセンサ26によりその通過が検出され
るとともに測定域Aに進入する車輌10が1台ずつ分離
して検出される。
【0040】オーバヘッドセンサ26の検出結果に基づ
いて車輌10の軸数が2、3、4以上のいずれかに判別
される。軸数が2である場合は、オーバヘッドセンサ2
6ならびに車長検知器13の検出結果に基づいて車輌1
0の車長が3.3メートル未満か、それ以上かに判別さ
れる。車長が3.3メートル未満であれば車輌10は軽
自動車か自動二輪車であるとして「軽二」に判別され、
車長が3.3メートル以上であれば普通自動車か小型ト
ラック、または小型バスであるとして「普通」に判別さ
れる。
【0041】オーバヘッドセンサ26の検出結果に基づ
いて車輌10の形状がトラックかバスかに判別される。
そして、車輌形状がトラックであれば車輌10は大型ト
ラックであるとして「大型」に判別され、車輌形状がバ
スであれば車輌10は大型バスであるとして「特大」に
判別される。
【0042】車輌10の軸数が3である場合は、車輌1
0は3軸の大型トラックであるとして「大型」に判別さ
れる。
【0043】車輌10の軸数が4以上である場合は、オ
ーバヘッドセンサ26の検出結果に基づいて車輌10の
形状が単車体であるか牽引部分を有する複数車体である
かが判別され、単車体であれば車輌10は4軸の大型ト
ラックであるとして「大型」に判別され、複数車体であ
ればトレーラであるとして「特大」に判別される。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車種
判別装置は、各形状測定手段が基準面の上方に設置さ
れ、基準面上には車輌検知手段と踏板のみが設置される
だけなので、都市高速道路のようにほとんどが高架道路
化され、料金所施設として利用可能なスペースが路肩に
確保できない場合でも、無理なく設置することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車種判別装置の第1の実施形態
を示す斜視図である。
【図2】 図1の車種判別装置に具備されるオーバヘッ
ドセンサの構造を示す概略図である。
【図3】 同じく、図1の車種判別装置に具備される踏
板の構造を示す概略図である。
【図4】 図1の車種判別装置による車種判別の処理フ
ローを示す流れ図である。
【図5】 本発明に係る車種判別装置の第2の実施形態
を示す斜視図である。
【図6】 図5の車種判別装置に具備されるオーバヘッ
ドセンサの構造を示す概略図である。
【図7】 従来の車種判別装置の一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 車輌 11 オーバヘッドセンサ 12 踏板 13 車長検知器(車輌検出手段) 15 検出部 19 走査面 R 路面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA22 AA23 AA52 AA61 AA67 AA69 CC11 DD02 FF01 FF02 FF04 FF41 FF67 GG04 JJ18 LL15 LL62 MM03 MM16 PP22 QQ21 QQ28 QQ31 SS04 SS13 3E027 EA03 EC10 5B057 AA16 BA21 DA12 DC09 5H180 AA01 CC03 CC21 DD02 EE07 EE10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準面上を進行する車輌の形状を測定し
    車種を判別する車種判別装置であって、 前記基準面の上方に設置され、該基準面に向けて光線を
    走査させて走査面を形成し、該走査面を遮って進行する
    前記車輌に反射した光線を受光し、その受光信号に基づ
    いて車輌の通過を検出するとともに該車輌の断面形状を
    測定する形状測定手段と、 前記走査面よりも前記車輌の進行方向前方に所定の間隔
    を空けて配置され、前記形状測定手段に次いで車輌の通
    過を検出する車輌検出手段とを備えることを特徴とする
    車種判別装置。
  2. 【請求項2】 前記基準面に、前記車輌に踏破されるに
    際して車軸の数、左右のタイヤ間の幅ならびにタイヤ自
    体の幅を測定する踏板が設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の車種判別装置。
  3. 【請求項3】 基準面上を進行する車輌の形状を測定し
    車種を判別する車種判別装置であって、 前記基準面の上方に設置され、該基準面に向けて光線を
    走査させて第1の走査面を形成し、該第1の走査面を遮
    って進行する前記車輌に反射した光線を受光し、その受
    光信号に基づいて車輌の通過を検出するとともに該車輌
    の断面形状を測定する第1の形状測定手段と、 前記基準面の上方に設置され、該基準面に向けて光線を
    走査させ、前記第1の走査面よりも前記車輌の進行方向
    前方に第2の走査面を形成し、該第2の走査面を遮って
    進行する車輌に反射した光線を受光し、その受光信号に
    基づいて車輌の通過を検出するとともに該車輌の断面形
    状を測定する第2の形状測定手段と、 前記第2の走査面よりも前記車輌の進行方向前方に所定
    の間隔を空けて配置され、前記第2の形状測定手段に次
    いで車輌の通過を検出する車輌検出手段とを備えること
    を特徴とする車種判別装置。
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