JP2000019696A - ハロゲン化銀写真感光材料及び画像形成方法 - Google Patents
ハロゲン化銀写真感光材料及び画像形成方法Info
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Abstract
細線再現時の色ズレや、黒文字画像の輪郭の滲みが軽減
されたハロゲン化銀写真感光材料及びそれを用いた画像
形成方法を提供する。 【解決手段】支持体上に少なくとも感光性ハロゲン化銀
を含有して成るイエロー色画像形成層、マゼンタ色画像
形成層、シアン色画像形成層を各々少なくとも1層有す
るハロゲン化銀写真感光材料において、1画素当たりの
露光時間が10−3秒以下となるような光ビームによる
走査露光の後に発色現像処理を行なう。
Description
像ムラが軽減され、さらに極細線再現時の色ズレや、黒
文字画像の輪郭の滲みが軽減されたハロゲン化銀写真感
光材料及びそれを用いた画像形成方法に関する。
感光材料ともいう)は、高感度であること、階調性に優
れていること等、他のプリント材料に比べて非常に優れ
た特性を有しているため、今日盛んに用いられている。
近年、コンピューターの演算能力の向上や、ネットワー
ク技術の進歩に合わせて、画像をデジタルデータとして
取り扱う機会が急速に増加している。スキャナなどを用
いてデジタルデータ化された画像情報は、コンピュータ
ー上で編集加工したり、さらには文字やイラスト等のデ
ータを付加することも比較的容易に行える。このような
デジタル化された画像情報をハロゲン化銀写真として再
生するためには、画像データに応じて露光量を変化させ
ながら露光を行う必要がある。この露光にはいくつかの
方式が知られているが、中でもデジタルデータに基づき
変調された光ビームにより感光材料を走査露光する方法
は、露光速度や画質の観点から見て有利であり、例えば
光ビームを水平方向にラスター走査させる(主走査)と
同時に、感光材料を垂直方向に搬送させ、感光材料に対
するラスター走査の位置を相対的にずらす(副走査)こ
とを組み合わせて感光材料を露光させる方法、あるいは
光源をアレイ状に並べた露光ヘッドに対して感光材料を
アレイと垂直方向に搬送させる(この場合は主走査の
み)方法などが一般的に用いられている。しかし、走査
露光においては副走査のピッチ(アレイ状露光ヘッドの
場合は個々の光源の間隔)に対応した画像の周期的な濃
度ムラ(走査ムラ)が生じやすいという問題を有してい
た。より精細な露光を行うためには、光ビーム径を小さ
くして画素密度を高めることが有利であるが、光ビーム
径を小さくするほど走査ムラが目立ちやすい傾向にあっ
た。このような問題を解決するために、例えば特開平4
−249244号、同5−19423号、同9−304
890号等には、副走査のピッチを光ビーム径より小さ
くして、ラスター間に重なりを持たせて露光する技術が
開示されている。
重なりを持たせることにより、画像ムラを軽減できる
が、このような露光を行った場合、光ビーム径に近い太
さを有する極細線と、比較的広い面積の濃度が、コンピ
ューター上では同じであるにも関わらず、実際に得られ
るプリントにおいては色味がずれたり、また黒文字画像
の輪郭が滲むという現象が生じやすいことが判明し、そ
の改良が望まれていた。
通してカラーペーパーに焼き付けを行う通常のプリント
(アナログ露光)においては、カラーペーパーの階調と
鮮鋭性には相関があることが知られている。また、イラ
ジエーション及びハレーションによる鮮鋭性の劣化を軽
減するために各種の染料を感光材料中に含有させる技術
が一般的である。アナログ露光においては、カラーペー
パーの階調と染料の含有量を適宜調整しイエロー、マゼ
ンタ及びシアン画像における鮮鋭性を調整することで、
黒文字画像の輪郭が滲んだり、極細線の色ズレを防止す
ることが可能であったが、光ビームによる走査露光にお
いては、これらの方法だけでは上述の問題を解決するの
は困難であった。
は、走査露光による画像ムラが軽減され、さらに極細線
再現時の色ズレや、黒文字画像の輪郭の滲みが軽減され
たハロゲン化銀写真感光材料及びそれを用いた画像形成
方法を提供することにある。
て成るイエロー色画像形成層、マゼンタ色画像形成層、
シアン色画像形成層を各々少なくとも1層有するハロゲ
ン化銀写真感光材料において、1画素当たりの露光時間
が10−3秒以下となるような光ビームによる走査露光
の後に発色現像処理を行ったときの階調が、式(1)及
び(2)の関係を満たすことを特徴とするハロゲン化銀
写真感光材料、
て走査露光を行ったときの反射濃度(マゼンタ及びシア
ンについては1.2〜1.8、イエローについては1.
0〜1.6)における平均階調を表し、γsは光ビーム
のラスター間重なりを0%として走査露光を行ったとき
の反射濃度における平均階調を表す。
化銀を含有して成るイエロー色画像形成層、マゼンタ色
画像形成層、シアン色画像形成層を各々少なくとも1層
有するハロゲン化銀写真感光材料において、1画素当た
りの露光時間が10−3秒以下となるような光ビームに
よる走査露光の後に発色現像処理を行ったときの濃度
が、式(3)及び(4)の関係を満たすことを特徴とす
るハロゲン化銀写真感光材料、
て走査露光を行い、(ビーム径×1000)2の面積を
有する正方形の画像を最大露光量で露光後、発色現像し
たときの反射濃度を表し、Dsは同様にして(ビーム径
×2)2の面積を有する正方形の画像を最大露光量で露
光後、発色現像したときの反射濃度を表す。
色画像形成層、シアン色画像形成層に含有される感光性
ハロゲン化銀の平均塩化銀含有率が各々95モル%以上
であることを特徴とする前記1又は2に記載のハロゲン
化銀写真感光材料、
0nm〜730nmに分光感度極大を1つ有し、かつ6
70nmにおける反射光量が入射光量の10%以下であ
ることを特徴とする前記1〜3のいずれか一項に記載の
ハロゲン化銀写真感光材料、
ロゲン化銀写真感光材料に対し、画像情報に基づき変調
された光ビームにより1画素当たりの露光時間が10
−3秒以下となるように走査露光した後、発色現像処理
を行うことを特徴とする画像形成方法、
での時間が30秒以内であることを特徴とする前記5に
記載の画像形成方法、の各々により達成された。
10−3秒以下となるような光ビームによる走査露光の
後に発色現像処理を行ったときに、前記式(1)及び
(2)を満たすことを特徴とする。
合、オリジナル画像を細かいマス目状に区切り、各マス
目毎に濃度情報をデジタル化して扱う方式が一般的であ
る。本発明においては、このオリジナル画像をマス目状
に区切って取り扱った場合の、最小単位を1画素とす
る。従って、1画素当たりの露光時間とは、この1画素
分のデジタルデータに基づいて、光ビームの強度あるい
は照射時間を制御している時間と考えることができる。
(ビーム径)をラスターの幅とする。ここでいう光ビー
ム径とは、光ビーム強度が1/e2(即ち、e−2)と
なるときの光ビームの直径であり、例えばスリットとパ
ワーメーターを組み合わせたビームモニター等によって
求めることができる。
ムによる線状露光(ラスター露光:主走査)と、この線
状露光方向に対して垂直方向への感光材料の相対的な移
動(副走査)の組合せで行われることが一般的である。
例えば円筒状のドラムの外周あるいは内周に感光材料を
固定し、光ビームを照射しながらドラムを回転させるこ
とで主走査を行うと同時に、光源をドラムの回転方向に
対して垂直に移動させることで副走査を行う方式(ドラ
ム方式)や、回転させたポリゴンミラーに光ビームを照
射することで反射ビームをポリゴンミラーの回転方向と
水平に走査(主走査)するとともに、感光材料をポリゴ
ンの回転方向に対して垂直に搬送することで副走査を行
う方式(ポリゴン方式)等が多く用いられている。ドラ
ム方式においては、ドラム径やドラムの回転速度を調整
することで主走査速度を調整でき、光源の移動速度を調
整することで副走査速度を調整できる。また、ポリゴン
方式ではポリゴンの大きさ、面数、回転速度等を調整す
ることで主走査速度を調整でき、感光材料の搬送速度を
調整することで副走査速度を調整できる。
走査速度と副走査速度のタイミングを調整することで適
宜コントロールすることができる。また、光源をアレイ
状に並べた露光ヘッドを用いた場合には、個々の光源の
間隔を適宜調整することで光ビームのラスター間重なり
をコントロールすることができる。
しては、発光ダイオード(LED)、ガスレーザー、半
導体レーザー(LD)、LDあるいはLDを励起光源と
して用いた固体レーザーと第2高調波変化素子(いわゆ
るSHG素子)との組み合わせ等の公知の光源をいずれ
も用いることができる。
及びγs(Y)は、イエロー画像形成層のみが発色する
ように走査露光を行ったときの青色光における反射濃度
1.0〜1.6における平均階調を表す。また、γm
(M)及びγs(M)は、マゼンタ画像形成層のみが発
色するように走査露光を行ったときの緑色光における反
射濃度1.2〜1.8における平均階調を表し、γm
(C)及びγs(C)は、シアン画像形成層のみが発色
するように走査露光を行ったときの赤色光における反射
濃度1.2〜1.8における平均階調を表す。
間重なりが50%あるいは0%となるように調整した走
査露光装置を用いてlog10E(E:露光量)を0.1
刻みに変化させながら1cm四方のパッチを感光材料上
に露光していき、下記カラー現像液(CDC−1)を用
いて、37±0.5℃で45秒間の発色現像(発色現像
後に通常の漂白定着及び、水洗または安定化処理を施
す)を行って得られた試料のイエロー、マゼンタ及びシ
アンの各パッチ部の反射濃度を測定し、露光量に対する
反射濃度のプロット(特性曲線)を作成して求めること
ができる。 カラー現像液(CDC−1) 純水 800ml トリエチレンジアミン 2g ジエチレングリコール 10g 臭化カリウム 0.02g 塩化カリウム 4.5g 亜硫酸カリウム 0.25g N−エチル−N−(β−メタンスルホンアミドエチル)−3−メチル−4−ア ミノアニリン硫酸塩 4.0g N,N−ジエチルヒドロキシルアミン 5.6g トリエタノールアミン 10.0g ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム塩 2.0g 炭酸カリウム 30g 水を加えて全量を1リットルとし、硫酸又は水酸化カリ
ウムによってpH10.1に調整する。
10−3秒以下となるような光ビームによる走査露光の
後に発色現像処理を行ったときに、前記式(3)及び
(4)を満たすことを特徴とする。Dlは、光ビームの
ラスター間重なりを25%として走査露光を行い、(ビ
ーム径×1000)2の面積を有する正方形の画像を最
大露光量で露光後、発色現像したときの反射濃度を表
し、Dsは同様にして(ビーム径×2)2の面積を有す
る正方形の画像を最大露光量で露光後、発色現像したと
きの反射濃度を表す。
従って変調する露光量範囲において最大となる露光量の
ことを指す。
及びDs(Y)は、イエロー画像形成層のみが発色する
ように走査露光を行ったときの青色光における反射濃度
を表す。また、Sl(M)及びDs(M)は、マゼンタ
画像形成層のみが発色するように走査露光を行ったとき
の緑色光における反射濃度を表し、Dl(C)及びDs
(C)は、シアン画像形成層のみが発色するように走査
露光を行ったときの赤色光における反射濃度を表す。
カラー現像液(CDC−1)を用いた発色現像処理を示
す。またここでの反射濃度測定は、微小面積の反射濃度
を測定することができるマイクロデンシトメーター(例
えば、PDM−5AR:コニカ社製等)を用いることが
できる。
ロゲン化銀感光材料の具現化手段としては、例えばハロ
ゲン化銀粒子調製方法のコントロール、化学増感方法の
コントロール、塗布液組成のコントロール等、様々な手
段を取ることができるが、中でもハロゲン化銀粒子形成
時に用いられる種々の重金属イオンの種類、量、あるい
は配位子の種類を最適にコントロールする方法、及び、
化学増感時に用いられるメルカプト系抑制剤の添加位
置、量を最適にコントロールする方法が特に有効であ
る。
てから発色現像処理を開始するまでの時間は任意である
が、1画素当たりの露光時間が10−3秒以下という短
時間に照度の高い露光が行われた場合、形成される潜像
が不安定になりやすいと考えられ、特に露光終了後から
発色現像処理開始までの時間が30秒以内と短い場合
に、特に階調の変動に伴い走査露光時の極細線の色ズレ
が生じやすい傾向にあった。そのため、露光終了後から
発色現像処理開始までの時間が30秒以内と短い場合
は、本発明が特に有用であり好ましい態様である。
ン化銀乳剤の組成は任意であり、塩臭化銀、塩沃臭化
銀、塩沃化銀、塩化銀、臭化銀、塩臭化銀等任意のハロ
ゲン化銀乳剤を単独あるいは複数種組み合わせて用いる
ことができる。中でも、各色画像形成層中に含有される
感光性ハロゲン化銀の平均塩化銀含有率が95モル%以
上である場合には、ハロゲン化銀粒子における格子間銀
イオン濃度の減少に伴い、高照度短時間露光により形成
される潜像が不安定になりやすいと考えられ、これに起
因すると思われる走査露光時の極細線の色ズレが生じや
すいため、本発明が特に有用であり好ましい態様であ
る。
ン化銀乳剤として、臭化銀を高濃度に含有する部分を有
するハロゲン化銀乳剤も好ましく用いることができる。
この場合、高濃度に臭化銀を含有する部分は、完全な層
を形成したいわゆるコア/シェル乳剤であってもよい
し、完全な層を形成せず単に部分的に組成の異なる領域
が存在する、いわゆるエピタキシー接合をしているもの
であってもよい。また、組成は連続的に変化してもよい
し不連続に変化してもよい。臭化銀が高濃度に存在する
部分は、ハロゲン化銀粒子の頂点に存在することが特に
好ましい。
ン化銀乳剤には、前述の式(1)〜(4)の関係を満足
させるために、重金属イオンを含有させることが好まし
い態様である。このような重金属イオンとしては、鉄、
イリジウム、白金、パラジウム、ニッケル、ロジウム、
オスミウム、ルテニウム、コバルト等の第8〜10族金
属や、カドミウム、亜鉛、水銀などの第12族遷移金属
や、鉛、レニウム、モリブデン、タングステン、ガリウ
ム、クロムの各イオンを挙げることができる。中でも
鉄、イリジウム、白金、ルテニウム、ガリウム、オスミ
ウムの金属イオンが好ましい。
でハロゲン化銀乳剤に添加することができる。
は、その配位子としてはシアン化物イオン、チオシアン
酸イオン、イソチオシアン酸イオン、シアン酸イオン、
塩化物イオン、臭化物イオン、沃化物イオン、カルボニ
ル、ニトロシル、アンモニア等を挙げることができる。
中でもシアン化物イオン、チオシアン酸イオン、イソチ
オシアン酸イオン、塩化物イオン、臭化物イオン等が好
ましい。
ン化銀乳剤に重金属イオンを含有させるためには、該重
金属イオンあるいはそれを含む錯体をハロゲン化銀粒子
の形成前、ハロゲン化銀粒子の形成中、ハロゲン化銀粒
子の形成後の物理熟成中の各工程の任意の場所で添加す
ればよく、ハロゲン化銀粒子の形成中においては、重金
属イオンあるいはそれを含む錯体はハロゲン化物塩と一
緒に溶解して粒子形成工程の全体あるいは一部にわたっ
て連続的に添加することができる。
添加するときの量はハロゲン化銀1モル当たり1×10
−9モル以上、1×10−2モル以下が好ましく、特に
1×10−8モル以上5×10−5モル以下がより好ま
しい。
ン化銀粒子の形状は任意である。好ましい一つの例は、
{100}面を結晶表面として有する立方体である。ま
た、米国特許第4,183,756号、同4,225,
666号、特開昭55−26589号、特公昭55−4
2737号や、ザ・ジャーナル・オブ・フォトグラフィ
ック・サイエンス(J.Photogr.Sci.)2
1、39(1973)等の文献に記載された方法等によ
り、八面体、十四面体、十二面体等の形状を有する粒子
をつくり、これを用いることもできる。さらに、双晶面
を有する粒子を用いてもよい。
形状からなる粒子が好ましく用いられるが、単分散のハ
ロゲン化銀乳剤を二種以上同一層に添加することも好ま
しい。
は、当業界において公知の種々の方法を用いることがで
きる。
ン化銀乳剤は、酸性法、中性法、アンモニア法のいずれ
で得られたものであってもよい。該粒子は一時に成長さ
せたものであってもよいし、種粒子を作った後で成長さ
せたものであってもよい。種粒子を作る方法と成長させ
る方法は同じであっても、異なってもよい。
を反応させる形式としては、順混合法、逆混合法、同時
混合法、それらの組合せなど、いずれでもよいが、同時
混合法で得られたものが好ましい。さらに同時混合法の
一形式として特開昭54−48521号等に記載されて
いるpAgコントロールド・ダブルジェット法を用いる
こともできる。
−92524号等に記載の反応母液中に配置された添加
装置から水溶性銀塩及び水溶性ハロゲン化物水溶液を供
給する装置、ドイツ公開特許2,921,164号等に
記載された水溶性銀塩及び水溶性ハロゲン化物塩水溶液
を連続的に濃度変化して添加する装置、特公昭56−5
01776号等に記載の反応器外に反応母液を取り出
し、限外濾過法で濃縮することによりハロゲン化銀粒子
間の距離を一定に保ちながら粒子形成を行う装置などを
用いてもよい。さらに必要であればチオエーテル等のハ
ロゲン化銀溶剤を用いてもよい。また、メルカプト基を
有する化合物、含窒素ヘテロ環化合物又は増感色素のよ
うな化合物をハロゲン化銀粒子の形成時、又は、粒子形
成終了の後に添加して用いてもよい。
ン化銀粒子としては、階調バランスをコントロールする
ために、いわゆる平板状のハロゲン化銀も好ましく用い
られる。高濃度に塩化銀を含有する平板状粒子としては
{111}主平面を有する粒子と、{100}主平面を
有する粒子が知られているが、粒子形状の安定性の点か
ら{100}主平面を有する粒子が特に好ましく用いら
れる。
化銀粒子を用いた場合、漂白時間を短縮できるという利
点も有し、特に好ましい。
ン化銀乳剤は、金化合物を用いる増感法、カルコゲン増
感剤を用いる増感法を組み合わせて用いることができ
る。
ン化銀乳剤に適用するカルコゲン増感剤としては、イオ
ウ増感剤、セレン増感剤、テルル増感剤などを用いるこ
とができるが、イオウ増感剤が好ましい。
ン化銀乳剤には、感光材料の調製工程中に生じるカブリ
を防止したり、保存中の性能変動を小さくしたり、現像
時に生じるカブリを防止する目的で公知のカブリ防止
剤、安定剤を用いることができる。こうした目的に用い
ることのできる好ましい化合物の例として、特開平2−
146036号公報7ページ下欄に記載された一般式
(II)で表される化合物を挙げることができる。これ
らの化合物は、その目的に応じて、ハロゲン化銀乳剤の
調製工程、化学増感工程、化学増感工程の終了時、塗布
液調製工程などの工程で添加される。
中に含有される感光性ハロゲン化銀の総量は銀量換算で
0.7g/m2以下であることが好ましい。上記範囲の
ハロゲン化銀量とした場合、脱銀処理に対する負荷が小
さく、さらに最下層における現像反応が上層の現像反応
の影響を受ける割合が小さく、プリント作成時の画像再
現性が安定し好ましい。
ーとしては、発色現像主薬の酸化体とカップリング反応
して340nmより長波長域に分光吸収極大波長を有す
るカップリング生成物を形成し得るいかなる化合物をも
用いることができるが、特に代表的なものとしては、波
長域350〜500nmに分光吸収極大波長を有するイ
エロー色素形成カプラー、波長域500〜600nmに
分光吸収極大波長を有するマゼンタ色素形成カプラー、
波長域600〜750nmに分光吸収極大波長を有する
シアン色素形成カプラーとして知られているものが代表
的である。
できるシアンカプラーとしては、特開平4−11415
4号公報5ページ左下欄に記載の一般式(C−I)、
(C−II)で表されるカプラー、特開平2−2350
56号公報4ページ左下欄に記載の一般式(Ia)、
(Ib)、(Ic)で表されるシアンカプラー、特開平
1−224761号公報6ページ右下〜7ページ左上欄
に記載の一般式(IIα)〜(VIIIα)及び、7ペ
ージ右下〜8ページ左上欄に記載の一般式(IIβ)〜
(VIIIβ)で表されるシアンカプラーを挙げること
ができる。特に、一般式(IIα)〜(VIIIα)及
び(IIβ)〜(VIIIβ)で表されるシアンカプラ
ーは、画像色素の吸収がシャープであり、色再現性に優
れて好ましい。
できるマゼンタカプラーとしては、特開平4−1141
54号公報4ページ右上欄に記載の一般式(M−I)、
(M−II)で表されるカプラーを挙げることができ
る。上記マゼンタカプラーのうちより好ましいのは、同
公報4ページ右上欄に記載の一般式(M−I)で表され
るカプラーであり、そのうち、上記一般式(M−I)の
RMが3級アルキル基であるカプラーが耐光性に優れ特
に好ましい。
とのできるイエローカプラーとしては、特開平4−11
4154号公報3ページ右上欄に記載の一般式(Y−
I)で表されるカプラーを挙げることができる。中でも
同公報の一般式[Y−1]のRY1がアルコキシ基であ
るカプラー又は特開平6−67388号公報記載の一般
式[I]で示されるカプラーは好ましい色調の黄色を再
現でき好ましい。さらに最も好ましい化合物は特開平4
−81847号公報1ページ及び同公報11ページ〜1
7ページに記載の一般式[Y−1]で示される化合物で
ある。
ーやその他の有機化合物を添加するのに水中油滴型乳化
分散法を用いる場合には、通常は高沸点有機溶媒に、必
要に応じて低沸点及び/又は水溶性有機溶媒を併用して
溶解し、ゼラチン水溶液などの親水性バインダー中に界
面活性剤を用いて乳化分散する。カプラーを溶解して分
散するために用いることのできる高沸点有機溶媒の誘電
率としては3.5〜7.0であることが好ましい。また
二種以上の高沸点有機溶媒を併用することもできる。
整のため用いられる界面活性剤として好ましい化合物と
しては、1分子中に炭素数8〜30の疎水性基とスルホ
ン酸基又はその塩を含有するものが挙げられる。またア
ルキル基に弗素原子を置換した界面活性剤も好ましく用
いられる。これらの分散液は通常ハロゲン化銀乳剤を含
有する塗布液に添加されるが、分散後塗布液に添加され
るまでの時間、及び塗布液に添加後塗布までの時間は短
い方がよく各々10時間以内が好ましく、3時間以内、
20分以内がより好ましい。
熱、湿度等による褪色を防止するため褪色防止剤を併用
することが好ましい。特に好ましい化合物としては、特
開平2−66541号公報3ページ記載の一般式I及び
IIで示されるフェニルエーテル系化合物、特開平3−
174150号公報記載の一般式IIIBで示されるフ
ェノール系化合物、特開昭64−90445号公報記載
の一般式Aで示されるアミン系化合物、特開昭62−1
82741号公報記載の一般式XII、XIII、XI
V、XVで示される金属錯体が特にマゼンタ色素用とし
て好ましい。また特開平1−196049号公報記載の
一般式I′で示される化合物及び特開平5−11417
号公報記載の一般式IIで示される化合物が特にイエロ
ー、シアン色素用として好ましい。
で、特開平4−114154号公報9ページ左下欄に記
載の化合物(d−11)、同公報10ページ左下欄に記
載の化合物(A′−1)等の化合物を用いることができ
る。また、これ以外にも米国特許第4,774,187
号に記載の蛍光色素放出化合物を用いることもできる。
体と反応する化合物を感光層と感光層の間の層に添加し
て色濁りを防止したり、またハロゲン化銀乳剤層に添加
してカブリ等を改良することが好ましい。このための化
合物としてはハイドロキノン誘導体が好ましく、さらに
好ましくは2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノンの
ようなジアルキルハイドロキノンである。
を添加してスタチックカブリを防止したり色素画像の耐
光性を改良することが好ましい。好ましい紫外線吸収剤
としてはベンゾトリアゾール類が挙げられ、特に好まし
い化合物としては特開平1−250944号公報記載の
一般式III−3で示される化合物、特開昭64−66
646号公報記載の一般式IIIで示される化合物、特
開昭63−187240号公報記載のUV−1L〜UV
−27L、特開平4−1633号公報記載の一般式Iで
示される化合物、特開平5−165144号公報記載の
一般式(I)、(II)で示される化合物が挙げられ
る。
ョン防止やハレーション防止の目的で種々の波長域に吸
収を有する染料を用いることができる。この目的で、公
知の化合物をいずれも用いることができるが、特に、可
視域に吸収を有する染料としては、特開平3−2518
40号公報308ページに記載のAI−1〜11の染料
及び特開平6−3770号公報記載の染料が好ましく用
いられ、赤外線吸収染料としては、特開平1−2807
50号公報の2ページ左下欄に記載の一般式(I)、
(II)、(III)で表される化合物が好ましい分光
特性を有し、ハロゲン化銀写真乳剤の写真特性への影響
もなく、また残色による汚染もなく好ましい。走査露光
においては、これらの染料の添加量が多いほど走査ムラ
が発生しやすくなり、極細線の色ズレ軽減との両立が難
しかった。しかし、本発明の条件を満たす場合、走査ム
ラ軽減と極細線の色ズレ軽減の両立が達成でき、特に感
光材料の未処理試料の670nmにおける反射光量が入
射光量の10%以下である場合に、その改良効果が著し
く、本発明の有用な態様の一つである。
添加することが白地性を改良でき好ましい。好ましく用
いられる化合物としては、特開平2−232652号公
報記載の一般式IIで示される化合物が挙げられる。
料として用いる場合には、イエロー色素供与物質、マゼ
ンタ色素供与物質、シアン色素供与物質に組み合わせて
400〜900nmの波長域の特定領域に分光増感され
たハロゲン化銀乳剤を含む層を有する。該ハロゲン化銀
乳剤は一種又は、二種以上の増感色素を組み合わせて含
有する。
ずれも用いることができるが、青感光性増感色素として
は、特開平3−251840号公報28ページに記載の
BS−1〜8を単独で又は組み合わせて好ましく用いる
ことができる。緑感光性増感色素としては、同公報28
ページに記載のGS−1〜5が好ましく用いられる。赤
感光性増感色素としては同公報29ページに記載のRS
−1〜8が好ましく用いられる。また、半導体レーザー
を用いるなどして赤外光による画像露光を行う場合に
は、赤外感光性増感色素を用いる必要があるが、赤外感
光性増感色素としては、特開平4−285950号公報
6〜8ページに記載のIRS−1〜11の色素が好まし
く用いられる。また、これらの赤外、赤、緑、青感光性
増感色素に特開平4−285950号公報8〜9ページ
に記載の強色増感剤SS−1〜SS−9や特開平5−6
6515号公報15〜17ページに記載の化合物S−1
〜S−17を組み合わせて用いるのが好ましい。
ロゲン化銀粒子形成から化学増感終了までの任意の時期
でよい。
ル、エタノール、フッ素化アルコール、アセトン、ジメ
チルホルムアミド等の水混和性有機溶媒や水に溶解して
溶液として添加してもよいし、固体分散物として添加し
てもよい。
してゼラチンを用いることが有利であるが、必要に応じ
て、ゼラチン誘導体、ゼラチンと他の高分子のグラフト
ポリマー、ゼラチン以外のタンパク質、糖誘導体、セル
ロース誘導体、単一あるいは共重合体のごとき合成親水
性高分子物質等の親水性コロイドも用いることができ
る。
スルホン型硬膜剤やクロロトリアジン型硬膜剤を単独又
は併用して使用することが好ましく、特開昭61−24
9054号、同61−245153号公報記載の化合物
を使用することが好ましい。また写真性能や画像保存性
に悪影響するカビや細菌の繁殖を防ぐためコロイド層中
に特開平3−157646号公報記載のような防腐剤及
び抗カビ剤を添加することが好ましい。また感光材料又
は処理後の試料の表面の物性を改良するため保護層に特
開平6−118543号公報や特開平2−73250号
公報記載の滑り剤やマット剤を添加することが好まし
い。
ては、どのような材質を用いてもよく、ポリエチレンや
ポリエチレンテレフタレートで被覆した紙、天然パルプ
や合成パルプからなる紙支持体、塩化ビニルシート、白
色顔料を含有してもよいポリプロピレン、ポリエチレン
テレフタレート支持体、バライタ紙などを用いることが
できる。なかでも、原紙の両面に耐水性樹脂被覆層を有
する支持体が好ましい。耐水性樹脂としてはポリエチレ
ンやポリエチレンテレフタレート又はそれらのコポリマ
ーが好ましい。
機及び/又は有機の白色顔料を用いることができ、好ま
しくは無機の白色顔料が用いられる。
値が0.15μm以下、さらには0.12μm以下であ
る方が光沢性がよいという効果が得られより好ましい。
また反射支持体の白色顔料含有耐水性樹脂中や塗布され
た親水性コロイド層中に処理後の白地部の分光反射濃度
バランスを調整し白色性を改良するため群青、油溶性染
料等の微量の青味付剤や赤味付剤を添加することが好ま
しい。
持体表面にコロナ放電、紫外線照射、火炎処理等を施し
た後、直接又は下塗層(支持体表面の接着性、帯電防止
性、寸度安定性、耐摩擦性、硬さ、ハレーション防止
性、摩擦特性及び/又はその他の特性を向上させるため
の1又は2以下の下塗層)を介して塗布されていてもよ
い。
布性を向上させるために増粘剤を用いてもよい。塗布法
としては2種以上の層を同時に塗布することのできるエ
クストルージョンコーティング及びカーテンコーティン
グが特に有用である。
の画像を形成する感光材料に適用することが好ましい。
例えばカラーペーパー、カラー反転ペーパー、直接ポジ
画像を形成する感光材料、ディスプレイ用感光材料、カ
ラープルーフ用感光材料を挙げることができる。特に反
射支持体を有する感光材料に適用することが好ましい。
芳香族一級アミン現像主薬としては、公知の化合物を用
いることができる。これらの化合物の例として、N,N
−ジエチル−p−フェニレンジアミン、2−アミノ−5
−ジエチルアミノトルエン、2−アミノ−5−(N−エ
チル−N−ラウリルアミノ)トルエン、4−(N−エチ
ル−N−(β−ヒドロキシエチル)アミノ)アニリン、
2−メチル−4−(N−エチル−N−(β−ヒドロキシ
エチル)アミノ)アニリン、4−アミノ−3−メチル−
N−エチル−N−(β−(メタンスルホンアミド)エチ
ル)アニリン、N−(2−アミノ−5−ジエチルアミノ
フェニルエチル)メタンスルホンアミド、N,N−ジメ
チル−p−フェニレンジアミン、4−アミノ−3−メチ
ル−N−エチル−N−メトキシエチルアニリン、4−ア
ミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−エトキシエ
チル)アニリン、4−アミノ−3−メチル−N−エチル
−N−(γ−ヒドロキシプロピル)アニリン等の化合
物、及び特開平3−345142号、同4−11255
号、同4−45440号、同4−226452号、同4
−371948号公報等に記載されている各種芳香族一
級アミン現像主薬等を挙げることができる。また、芳香
族一級アミン発色現像主薬以外にも、例えば欧州特許5
65165号、同572054号、同593110号、
特開平8−202002号、同8−227131号、同
8−234390号等に記載されているスルホニルヒド
ラジド、カルボニルヒドラジド型発色現像主薬も好まし
く用いることができる。
む発色現像液の任意のpH域で使用できるが、迅速処理
の観点からpH9.5〜13.0であることが好まし
く、より好ましくはpH9.8〜12.0の範囲で用い
られる。
℃以上、70℃以下が好ましい。温度が高いほど短時間
の処理が可能であり好ましいが、処理液の安定性からは
あまり高くない方が好ましく、37℃以上60℃以下で
処理することが好ましい。
さらに30秒以内の範囲で行うことがさらに好ましい。
えて、既知の現像液成分化合物を添加することができ
る。通常、pH緩衝作用を有するアルカリ剤、塩化物イ
オン、ベンゾトリアゾール類等の現像抑制剤、保恒剤、
キレート剤などが用いられる。また、本発明においては
上記発色現像主薬(又はそのプレカーサー)あるいは酸
化還元反応等により色素を放出できる化合物をあらかじ
め感光材料中に内蔵させておき、必要に応じて、少量の
反応助剤(例えば水など)の供給、処理シートの重ね合
わせなどを行い、加熱により現像を行ういわゆる熱現像
により画像形成を行う方法も好ましく用いることができ
る。
色現像液、漂白処理及び定着処理を施される。漂白処理
は定着処理と同時に行ってもよい。漂白定着処理の後
は、通常は水洗処理が行われる。また、水洗処理の代替
として、安定化処理を行ってもよい。本発明のハロゲン
化銀写真感光材料の現像処理に用いる現像処理装置とし
ては、処理槽に配置されたローラーに感光材料をはさん
で搬送するローラートランスポートタイプであっても、
ベルトに感光材料を固定して搬送するエンドレスベルト
方式であってもよいが、処理槽をスリット状に形成し
て、この処理槽に処理液を供給するとともに感光材料を
搬送する方式や処理液の噴霧状にするスプレー方式、処
理液を含浸させた担体との接触によるウエッブ方式、粘
性処理液による方式なども用いることができる。大量に
処理する場合には、自動現像機を用いてランニング処理
されるのが通常だが、この際、補充液の補充量は少ない
ほど好ましく、環境適性等より最も好ましい処理形態
は、補充方法として錠剤の形態で処理剤を添加すること
であり、公開技法94−16935に記載の方法が最も
好ましい。熱現像を行う場合における漂白、定着処理
は、例えば画像色素のみを別のシート(色素受像材料)
に転写することにより行う方法も用いることができる。
発明の実施態様はこれに限定されない。 実施例1 実施例1は請求項1に係る画像形成方法についての実施
例である。 (青感光性ハロゲン化銀乳剤(Em−B1)の調製)4
0℃に保温した2%ゼラチン水溶液1リットル中に下記
(A1液)及び(B1液)液をpAg=7.3、pH=
3.0に制御しつつ同時添加し、さらに下記(C1液)
及び(D1液)をpAg=8.0、pH=5.5に制御
しつつ同時添加した。この時、pAgの制御は特開昭5
9−45437号記載の方法により行い、pHの制御は
硫酸又は水酸化ナトリウム水溶液を用いて行った。
の5%水溶液と硫酸マグネシウムの20%水溶液を用い
て脱塩を行った後、ゼラチン水溶液と混合して平均粒径
0.57μm、粒径分布の変動係数0.07、平均塩化
銀含有率99.5モル%の単分散立方体乳剤EMP−1
Aを得た。上記EMP−1Aに対し、下記化合物を用い
60℃にて最適に化学増感を行い青感光性ハロゲン化銀
乳剤(Em−B1)を得た。
1)の調製)前述のハロゲン化銀乳剤EMP−1Aの調
製において、(A1液)と(B1液)の添加時間及び
(C1液)と(D1液)の添加時間を変更する以外は同
様にして平均粒径0.30μm、平均塩化銀含有率9
9.5モル%の単分散立方体乳剤EMP−11Aを得
た。上記EMP−11Aに対し、下記化合物を用い60
℃にて最適に化学増感を行い、緑感光性ハロゲン化銀乳
剤(Em−G1)を得た。
1)の調製)前述のハロゲン化銀乳剤EMP−1Aの調
製において、(A1液)と(B1液)の添加時間及び
(C1液)と(D1液)の添加時間を変更する以外は同
様にして平均粒径0.32μm、平均塩化銀含有率9
9.5モル%の単分散立方体乳剤EMP−21Aを得
た。上記EMP−21Aに対し、下記化合物を用い60
℃にて最適に化学増感を行い、赤感光性ハロゲン化銀乳
剤(Em−R1)を得た。
成)坪量180g/m2の紙パルプの両面に高密度ポリ
エチレンをラミネートし、紙支持体を作製した。但し、
乳剤層を塗布する側には、表面処理を施したアナターゼ
型酸化チタンを15重量%の含有量で分散して含む溶融
ポリエチレンをラミネートした。この反射支持体をコロ
ナ放電処理した後、ゼラチン下塗層を設け、さらに以下
に示す構成の各層を塗設し、ハロゲン化銀写真感光材料
(101)を作製した。感光材料の作成においては、下
記の塗布量になるように各塗布液を調製し、又、硬膜剤
として(H−1)、(H−2)を添加した。塗布助剤と
しては、界面活性剤(SU−1)、(SU−2)、(S
U−3)を添加し、表面張力を調製した。また各層に
(F−1)を全量が0.04g/m2となるように添加
した。各層の塗布量を以下に示す。
スルホン酸ナトリウム SU−2:スルホ琥珀酸ジ(2−エチルヘキシル)・ナ
トリウム塩 SU−3:スルホ琥珀酸ジ(2,2,3,3,4,4,
5,5−オクタルフルオロペンチル)・ナトリウム塩 H−1 :テトラキス(ビニルスルホニルメチル)メタ
ン H−2 :2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−ト
リアジン・ナトリウム DBP :ジブチルフタレート DIDP:ジイソデシルフタレート DOP :ジオクチルフタレート DNP :ジノニルフタレート PVP :ポリビニルピロリドン HQ−1:2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノン HQ−2:2,5−ジ−sec−ドデシルハイドロキノ
ン HQ−3:2,5−ジ−sec−テトラデシルハイドロ
キノン HQ−4:2−sec−ドデシル−5−sec−テトラ
デシルハイドロキノン HQ−5:2,5−ジ(1,1−ジメチル−4−ヘキシ
ルオキシカルボニル)ブチルハイドロキノン 画像安定剤A:p−t−オクチルフェノール
て、第1層、第3層、第5層のハロゲン化銀乳剤を表2
のように変更した以外は同様にして感光材料(102)
〜(108)を作成した。なお、感光材料(102)〜
(108)の作成に用いたハロゲン化銀乳剤は、前述の
ハロゲン化銀乳剤(Em−B1)、(Em−G1)及び
(Em−R1)の調製において、(C1液)に添加した
ヘキサクロロイリジウム(IV)酸カリウム、及び、ヘ
キサシアノ鉄(II)酸カリウムの量、及び化学増感時
の安定剤(STAB−1)、(STAB−2)及び(S
TAB−3)の量を変更して調製した(添加量はいずれ
も表1に記載)。
1)〜(108)に対して、以下のような走査露光、処
理を行った。走査露光は光源として、半導体レーザー
(発振波長650nm)、He−Neガスレーザー(発
振波長544nm)、Arガスレーザー(発振波長45
8nm)を用い、画像データに基づき各々のレーザービ
ームに対してAOMにより光量を変調しながら、ポリゴ
ンに反射させて、感光材料上に主走査を行うと同時に、
主走査方向に対して垂直方向に感光材料を搬送する(副
走査)ことにより行った。この際、ビーム径はBGR各
々100μmであることをビームモニターを用いて確認
した。また、1画素当たりの露光時間はおおよそ5×1
0−8秒であった。この装置を用いて、まず最初に光ビ
ームのラスター間重なりが50%となるように主走査及
び副走査速度を調整し、RGB各々のレーザーにおい
て、log10E(E:露光量)を0.1刻みに26ステ
ップ変化させながら1cm四方のパッチを感光材料上に
順次露光していった。次いで、光ビームのラスター間重
なりが0%となるように主走査及び副走査速度を調整
し、同様の走査露光を行った。露光が終わった感光材料
は、露光後10分〜60分の間に、後述する処理条件1
に従い、発色現像処理を行った。このようにして得られ
た試料に対して、濃度計PDA−65(コニカ社製)を
用いてイエロー、マゼンタ及びシアンの各パッチ部分の
反射濃度を測定し、イエロー画像については青色光にお
ける反射濃度1.0〜1.6の間の平均階調を、マゼン
タ画像及びシアン画像については、各々緑色光あるいは
赤色光における反射濃度1.2〜1.8の間の平均階調
を求め、式(1)及び(2)の左辺に相当する部分の値
を計算により求めた(表2)。
対して、Adobe Photoshop3.0−J
(アドビ社製)で作成した画像データに基づく走査露光
を行った。ここで用いた画像の解像度は250dpiで
あり、100×100画素の無彩色の正方形画像と、5
00×1画素、500×2画素、500×5画素の無彩
色の細線画像の組み合わせからなる画像ユニットが、1
8個並んでいる画像を準備した。18個の画像ユニット
は、Photoshop上におけるRGBデータ値が
(255、255、255)から(0、0、0)まで各
々15刻みで変化するように作成した。各々の感光材料
において、この画像データに基づき光ビームのラスター
間重なりが25%となるようにして露光、現像された試
料の100×100画素の正方形画像部分がほぼニュー
トラルグレー(無彩色)となるように、露光量制御用の
LUTを調整した後、評価用のプリントサンプルを作成
した。なお、露光が終わった感光材料は、露光後10分
〜60分の間に、後述する処理条件1に従い、発色現像
処理を行った。
において、100×100画素の正方形画像部分と、細
線画像部分の色味の違い、及び細線画像のエッジ部の色
ズレについて、色ズレが許容範囲にあるかどうか20人
による目視評価を行った。結果をあわせて表2に示す。
なお、表2において細線色ズレの項は、色ズレが許容範
囲と答えた人の割合(%)を示すものであり、数値が高
いほど細線の色ズレに対する許容性が高く好ましいこと
を示す。
ウムによってpH10.1に調整する。
酢酸でpH=5.0に調整する。
水でpH=7.5に調整する。
(1)及び(2)の両方の条件を満たしておらず、画像
データ上はニュートラルグレーであるはずの極細線の色
相がマゼンタ〜赤色方向にシフトして見えるとともに、
極細線のエッジが滲みによりやや太って見え、許容レベ
ルにあると判断した人は少なかった。また、感光材料
(108)においても、式(1)及び(2)の両方の条
件を満たしておらず、極細線の色相がシアン〜緑色方向
にシフトして見えるとともに、極細線のエッジが滲みに
よりやや太って見え、許容レベルにあると判断した人は
少なかった。また、感光材料(107)においては、式
(2)の条件を満たしておらず、極細線の色相がシアン
方向にシフトして見え、許容レベルにあると判断した人
は少なかった。感光材料(102)〜(106)は、い
ずれも式(1)及び(2)の両方の条件を満たす本発明
の感光材料であり、極細線の色相のズレ、及び、エッジ
の滲みもほとんど感じられず、許容範囲であると判断し
た人が多かった。以上の結果より、式(1)及び(2)
の条件を満たす本発明の感光材料は、光ビームによる走
査露光においても極細線再現時の色ズレや、黒文字画像
の輪郭の滲みが軽減され、好ましい感光材料であること
がわかる。
おいて、感光材料中の染料(AI−1)、(AI−2)
及び(AI−3)の添加量を、670nmにおける入射
光量に対する反射光量の比率(反射率:%)が表3に示
す値になるように変化させた以外は同様にして、感光材
料(201)〜(204)を作成した。
1)〜(204)及び、感光材料(101)、(10
4)に対して、実施例1と同様の走査露光及び処理を行
った。但し、評価用プリントサンプルの作成において
は、光ビームのラスター間重なりが10%となるように
装置を調整して走査露光を行った。
において、100×100画素の正方形画像部分と、細
線画像部分の色味の違い、及び細線画像のエッジ部の色
ズレについて、色ズレが許容範囲にあるかどうか、また
100×100画素の正方形部分に生じる走査露光時の
副走査ピッチに対応する走査線ムラが許容範囲にあるか
どうか、20人による目視評価を行った。結果をあわせ
て表3に示す。なお、表3において細線色ズレの項は、
色ズレが許容範囲と答えた人の割合(%)を示し、また
走査ムラの項は走査線ムラが許容範囲と答えた人の割合
(%)を示すものであり、数値が高いほど細線の色ズレ
あるいは走査線ムラに対する許容性が高く好ましいこと
を示す。
感光材料(201)では、670nmにおける反射率を
小さくすることで、極細線の色ズレをやや軽減できる
が、その一方で、走査線ムラの発生が顕著となり走査線
ムラに対する許容性が大きく低下してしまうことがわか
る。また、感光材料(202)においては、670nm
における反射率が10%より大きく、極細線の色ズレに
対する許容性が著しく低下してしまうことがわかる。一
方、感光材料(104)に対して感光材料(203)で
は、670nmにおける反射率を小さくしても、走査線
ムラに対する許容性はほとんど変わらず、高いレベルで
維持されていることがわかる。また、感光材料(20
4)においては、670nmにおける反射率が10%よ
り大きく、走査線ムラに対する許容性は向上するが、極
細線の色ズレに対する許容性がやや低下していることが
わかる。これらの結果より、式(1)及び(2)の両方
の条件を満たし、さらに670nmにおける反射光量が
入射光量の10%以下である場合が、走査ムラと、極細
線の色ズレの両方に対する許容性が高く、本発明の特に
好ましい態様であることがわかる。
対して、評価用プリントサンプルの作成において、露光
終了から発色現像開始までの時間を30秒とした以外は
実施例1と同様にして、走査露光、現像、及び、評価を
行った。結果を表4に示す。
件を同時に満たさない感光材料(101)、(107)
及び(108)は、走査露光終了から発色現像開始まで
の時間が30秒と短くなった場合、極細線の色ズレに対
する許容性が著しく低下するが、式(1)及び(2)の
条件を同時に満たす感光材料(102)〜(106)
は、走査露光終了から発色現像開始までの時間が短くな
った場合においても、極細線の色ズレに対する許容性の
低下がほとんどなく、本発明の特に有用な態様であるこ
とがわかる。
層、第3層、及び、第5層の感光性ハロゲン化銀乳剤を
表6に示すように変更した以外は同様にして、感光材料
(401)〜(408)を作成した。なお、感光材料
(401)〜(408)の作成に用いたハロゲン化銀乳
剤は、前述のハロゲン化銀乳剤(Em−B1)、(Em
−G1)及び(Em−R1)の調製において、(C1
液)に添加したヘキサクロロイリジウム(IV)酸カリ
ウム、及び、ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウムの量、
及び化学増感時の安定剤(STAB−1)、(STAB
−2)及び(STAB−3)の量を変更して調製した
(添加量はいずれも表5に記載)。
1)〜(408)に対して、以下のような走査露光、処
理を行った。走査露光は光源として、半導体レーザー
(発振波長650nm)、He−Neガスレーザー(発
振波長544nm)、Arガスレーザー(発振波長45
8nm)を用い、画像データに基づき各々のレーザービ
ームに対してAOMにより光量を変調しながら、ポリゴ
ンに反射させて、感光材料上に主走査を行うと同時に、
主走査方向に対して垂直方向に感光材料を搬送する(副
走査)ことにより行った。この時、ビーム径はBGR各
々100μmであることを、ビームモニターを用いて確
認した。また、1画素当たりの露光時間はおおよそ5×
10−8秒であった。この装置を用いて、Adobe
Photoshop3.0−Jで作成した画像データに
基づく走査露光を行った。ここで用いた画像の解像度は
250dpiであり、100×100画素の無彩色の正
方形画像と、500×1画素、500×2画素、500
×5画素の無彩色の細線画像と、1000×1000画
素のイエロー、マゼンタ及びシアンの正方形画像と、2
×2画素のイエロー、マゼンタ及びシアンの小点画像の
組み合わせからなる画像ユニットを有する画像を準備し
た。画像ユニット上の各画像において、イエロー、マゼ
ンタ及びシアン画像部分においてはPhotoshop
上におけるRGBデータ値が(255,255,0)、
(255,0,255)、(0,255,255)とな
るように作成した。また、無彩色の正方形画像及び細線
画像部分はPhotoshop上におけるRGBデータ
値が(255,255,255)から(0,0,0)ま
で各々15刻みで変化するようにして18ステップ作成
した。各々の感光材料において、この画像データに基づ
き光ビームのラスター間重なりが25%となるようにし
て露光、現像された試料の100×100画素の無彩色
の正方形画像部分がほぼニュートラルグレー(無彩色)
となるように、露光量制御用のLUTを調整した後、評
価用のプリントサンプルを作成した。なお、露光が終わ
った感光材料は、露光後10分〜60分の間に、実施例
1に記載の処理条件1に従い、発色現像処理を行った。
において、1000×1000画素のイエロー、マゼン
タ及びシアンの正方形画像部分と、2×2画素のイエロ
ー、マゼンタ及びシアンの小点画像部分の反射濃度を、
マイクロデンシトメーター(PDM−5AR:コニカ社
製)を用いて測定した。なお、マイクロデンシトメータ
ーの総合倍率は50倍であり、アパチャーサイズは40
0×4μmとし、4μm間隔で濃度測定を行った。ま
た、各色画像部の濃度測定時には色画像部の補色に相当
するラッテンフィルター(R、G、Bのいずれか)を用
い、プリントサンプルの未露光部(白地)の濃度が0.
00となるように0点調整を行った。この濃度測定値を
用いて、式(3)及び(4)の左辺に相当する部分の値
を計算により求めた(表6に記載)。
ンプルに対して無彩色の正方形画像部分と無彩色の細線
画像部分の色味の違い、及び細線画像のエッジ部の色ズ
レについて、色ズレが許容範囲にあるかどうか20人に
よる目視評価を行った。結果をあわせて表6に示す。な
お、表6において細線色ズレの項は、色ズレが許容範囲
と答えた人の割合(%)を示すものであり、数値が高い
ほど細線の色ズレに対する許容性が高く好ましいことを
示す。
(3)の条件を満たしておらず、画像データ上はニュー
トラルグレーであるはずの極細線の色相がイエロー方向
にシフトして見えるとともに、極細線のエッジが滲みに
よりやや太って見え、許容レベルにあると判断した人は
少なかった。また、感光材料(408)においては、式
(3)及び式(4)の条件を満たしておらず、極細線の
色相がマゼンタ〜赤色方向にシフトして見えるととも
に、極細線のエッジが滲みによりやや太って見え、許容
レベルにあると判断した人は少なかった。また、感光材
料(407)においても、式(3)及び式(4)の両方
の条件を満たしておらず、極細線の色相がシアン方向に
シフトして見え、許容レベルにあると判断した人は少な
かった。感光材料(402)〜(406)は、いずれも
式(3)及び(4)の両方の条件を満たす本発明の感光
材料であり、極細線の色相のズレ、及び、エッジの滲み
もほとんど感じられず、許容範囲であると判断した人が
多かった。以上の結果より、式(3)及び(4)の条件
を満たす本発明の感光材料は、光ビームによる走査露光
においても極細線再現時の色ズレや、黒文字画像の輪郭
の滲みが軽減され、好ましい感光材料であることがわか
る。
おいて、感光材料中の染料(AI−1)、(AI−2)
及び(AI−3)の添加量が、670nmにおける入射
光量に対する反射光量の比率(反射率:%)が表7に示
す値になるように変化させた以外は同様にして、感光材
料(501)〜(504)を作成した。
1)〜(504)及び、感光材料(401)、(40
4)に対して、実施例1と同様の走査露光及び処理を行
った。但し、評価用プリントサンプルの作成において
は、光ビームのラスター間重なりが10%となるように
装置を調整して走査露光を行った。
に対して無彩色の正方形画像部分と無彩色の細線画像部
分の色味の違い、及び細線画像のエッジ部の色ズレにつ
いて、色ズレが許容範囲にあるかどうか20人による目
視評価を行った。結果をあわせて表7に示す。なお、表
7において細線色ズレの項は、色ズレが許容範囲と答え
た人の割合(%)を示すし、また走査ムラの項は走査線
ムラが許容範囲と答えた人の割合(%)を示すものであ
り、数値が高いほど細線の色ズレ及び走査ムラに対する
許容性が高く好ましいことを示す。
感光材料(501)では、670nmにおける反射率を
小さくすることで、極細線の色ズレをやや軽減できる
が、その一方で、走査線ムラの発生が顕著となり走査線
ムラに対する許容性が大きく低下してしまうことわか
る。また、感光材料(502)においては、670nm
における反射率が10%より大きく、極細線の色ズレに
対する許容性がさらに低下してしまうことがわかる。一
方、感光材料(404)に対して感光材料(503)で
は、670nmにおける反射率を小さくしても、走査線
ムラに対する許容性はほとんど変わらず、高いレベルで
維持されていることがわかる。また、感光材料(50
4)においては、670nmにおける反射率が10%よ
り大きく、走査線ムラに対する許容性は向上するが、極
細線の色ズレに対する許容性がやや低下していることが
わかる。これらの結果より、式(3)及び(4)の両方
の条件を満たし、さらに670nmにおける反射光量が
入射光量の10%以下である場合が、走査ムラと、極細
線の色ズレの両方に対する許容性が高く、本発明の特に
好ましい態様であることがわかる。
対して、評価用プリントサンプルの作成において、露光
終了から発色現像開始までの時間を30秒とした以外は
実施例4と同様にして、走査露光、現像、及び、評価を
行った。結果を表8に示す。
件を同時に満たさない感光材料(401)、(407)
及び(408)は、走査露光終了から発色現像開始まで
の時間が30秒と短くなった場合、極細線の色ズレに対
する許容性が著しく低下するが、式(3)及び(4)の
条件を同時に満たす感光材料(402)〜(406)
は、走査露光終了からの発色現像開始までの時間が短く
なった場合においても、極細線の色ズレに対する許容性
の低下がほとんどなく、本発明の特に有用な態様である
ことがわかる。
ラが軽減され、さらに極細線再現時の色ズレや、黒文字
画像の輪郭の滲みが軽減されたハロゲン化銀写真感光材
料及びそれを用いた画像形成方法を提供することができ
る。
Claims (6)
- 【請求項1】支持体上に少なくとも感光性ハロゲン化銀
を含有して成るイエロー色画像形成層、マゼンタ色画像
形成層、シアン色画像形成層を各々少なくとも1層有す
るハロゲン化銀写真感光材料において、1画素当たりの
露光時間が10−3秒以下となるような光ビームによる
走査露光の後に発色現像処理を行ったときの階調が、式
(1)及び(2)の関係を満たすことを特徴とするハロ
ゲン化銀写真感光材料。 |γm(Y)/γm(M)−γs(Y)/γs(M)|≦0.2 (1) |γm(C)/γm(M)−γs(C)/γs(M)|≦0.15 (2) 式中、γmは光ビームのラスター間重なりを50%とし
て走査露光を行ったときの反射濃度(マゼンタ及びシア
ンについては1.2〜1.8、イエローについては1.
0〜1.6)における平均階調を表し、γsは光ビーム
のラスター間重なりを0%として走査露光を行ったとき
の反射濃度における平均階調を表す。 - 【請求項2】支持体上に少なくとも感光性ハロゲン化銀
を含有して成るイエロー色画像形成層、マゼンタ色画像
形成層、シアン色画像形成層を各々少なくとも1層有す
るハロゲン化銀写真感光材料において、1画素当たりの
露光時間が10−3秒以下となるような光ビームによる
走査露光の後に発色現像処理を行ったときの濃度が、式
(3)及び(4)の関係を満たすことを特徴とするハロ
ゲン化銀写真感光材料。 |Dl(Y)/Dl(M)−Ds(Y)/Ds(M)|≦0.5 (3) |Dl(C)/Dl(M)−Ds(C)/Ds(M)|≦0.5 (4) 式中、Dlは光ビームのラスター間重なりを25%とし
て走査露光を行い、(ビーム径×1000)2の面積を
有する正方形の画像を最大露光量で露光後、発色現像し
たときの反射濃度を表し、Dsは同様にして(ビーム径
×2)2の面積を有する正方形の画像を最大露光量で露
光後、発色現像したときの反射濃度を表す。 - 【請求項3】前記イエロー色画像形成層、マゼンタ色画
像形成層、シアン色画像形成層に含有される感光性ハロ
ゲン化銀の平均塩化銀含有率が各々95モル%以上であ
ることを特徴とする請求項1又は2に記載のハロゲン化
銀写真感光材料。 - 【請求項4】前記ハロゲン化銀写真感光材料が630n
m〜730nmに分光感度極大を1つ有し、かつ670
nmにおける反射光量が入射光量の10%以下であるこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のハ
ロゲン化銀写真感光材料。 - 【請求項5】前記請求項1〜4のいずれか一項に記載の
ハロゲン化銀写真感光材料に対し、画像情報に基づき変
調された光ビームにより1画素当たりの露光時間が10
−3秒以下となるように走査露光した後、発色現像処理
を行うことを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項6】走査露光終了から発色現像処理開始までの
時間が30秒以内であることを特徴とする請求項5に記
載の画像形成方法。
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US09/330,943 US6338940B1 (en) | 1998-06-26 | 1999-06-11 | Silver halide photographic light sensitive materials and image forming method by use thereof |
EP99111737A EP0967518B8 (en) | 1998-06-26 | 1999-06-17 | Silver halide photographic light sensitive materials and image forming method by use thereof |
DE69932290T DE69932290T2 (de) | 1998-06-26 | 1999-06-17 | Photographische lichtempfindliche Silberhalogenidmaterialien und Bildaufzeichnungsverfahren mit diesen Materialien |
CNB991110072A CN1185544C (zh) | 1998-06-26 | 1999-06-26 | 卤化银照相感光材料及通过使用它的成像方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7598026B2 (en) | 2001-12-28 | 2009-10-06 | Fujifilm Corporation | Image forming method using a silver halide color photographic light-sensitive material, and silver halide color photographic light-sensitive material |
-
1998
- 1998-06-26 JP JP19657998A patent/JP3707248B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US7598026B2 (en) | 2001-12-28 | 2009-10-06 | Fujifilm Corporation | Image forming method using a silver halide color photographic light-sensitive material, and silver halide color photographic light-sensitive material |
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