JP2000019035A - トルクセンサ - Google Patents

トルクセンサ

Info

Publication number
JP2000019035A
JP2000019035A JP10204517A JP20451798A JP2000019035A JP 2000019035 A JP2000019035 A JP 2000019035A JP 10204517 A JP10204517 A JP 10204517A JP 20451798 A JP20451798 A JP 20451798A JP 2000019035 A JP2000019035 A JP 2000019035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
annular member
output shaft
output
radial direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10204517A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Inoue
昌宣 井ノ上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP10204517A priority Critical patent/JP2000019035A/ja
Publication of JP2000019035A publication Critical patent/JP2000019035A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シンプルな構成で軸方向寸法を短縮でき、検出
精度の低下を防止できるトルクセンサを提供する。 【解決手段】入力シャフト2に出力シャフト4が伝達ト
ルクに応じて弾性的かつ同軸中心に相対回転可能に連結
される。その入出力シャフト2、4の中の少なくとも一
方を囲む位置に配置されると共に入出力シャフト2、4
の径方向に変形可能な環状部材71が、入出力シャフト
2、4の相対回転量に応じて入出力シャフト2、4の径
方向に変形するように、その入出力シャフト2、4と環
状部材71は連結機構73により連結される。その入出
力シャフト2、4の径方向における環状部材71の変形
量に基づき、入出力シャフト2、4による伝達トルクに
対応する信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝達トルクに応じ
た入出力シャフトの相対回転に基づき、その伝達トルク
を検出するトルクセンサに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来のト
ルクセンサとして、伝達トルクに応じて相対回転可能に
連結される入出力シャフトと、その入出力シャフトの相
対回転量に応じて軸方向移動するスライダと、そのスラ
イダの軸方向移動量に応じて伝達トルクに対応する信号
を出力する信号出力手段とを備えるものがある。
【0003】しかし、その従来の構成では、そのスライ
ダを入出力シャフトの軸方向に移動させる必要があるた
め、その軸方向における寸法を短縮することができな
い。
【0004】また、従来のトルクセンサとして、伝達ト
ルクに応じて相対回転可能に連結される入出力シャフト
と、入出力シャフトそれぞれに固定される磁性材製環状
部材と、両環状部材を構成部材とする磁気回路が構成さ
れるように磁束を発生するコイルと、両環状部材の端面
に周方向間隔をおいて形成される歯と、互いに対向する
歯の面積変化に応じて変化する磁気回路の磁気抵抗に対
応する信号を伝達トルクに対応する信号として出力する
信号出力手段とを備えるものがある。
【0005】しかし、その従来の構成では、2つの環状
部材を軸方向間隔をおいて配置する必要があり、軸方向
における寸法を短縮することができない。また、伝達ト
ルクが零の時の出力が零になるように調節するために、
2つの環状部材を互いに対して周方向と軸方向において
一定位置に位置決めする必要があり、その出力調節が非
常に面倒なものになる。さらに、外力により両環状部材
の軸方向間隔が変化した場合、正確なトルクを検知でき
ない。
【0006】本発明は、上記問題を解決することのでき
るトルクセンサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のトルクセンサ
は、入力シャフトと、その入力シャフトに、伝達トルク
に応じて弾性的かつ同軸中心に相対回転可能に連結され
る出力シャフトと、その入出力シャフトの中の少なくと
も一方を囲む位置に配置されると共に入出力シャフトの
径方向に変形可能な環状部材と、その環状部材が入出力
シャフトの相対回転量に応じて入出力シャフトの径方向
に変形するように、その入出力シャフトと環状部材を連
結する連結機構と、その入出力シャフトの径方向におけ
る環状部材の変形量に基づき、入出力シャフトによる伝
達トルクに対応する信号を出力する信号出力手段とを備
えることを特徴とする。本発明の構成によれば、入力シ
ャフトと出力シャフトが伝達トルクに応じて相対回転す
ると、その入出力シャフトの相対回転量に応じて環状部
材が入出力シャフトの径方向に変形する。その環状部材
の変形量に基づき伝達トルクに対応する信号が出力され
る。これにより、トルクセンサの軸方向における寸法を
短縮できる。また、環状部材の軸方向における位置が外
力により変化しても出力への影響は少ない。
【0008】その連結機構は少なくとも2つのリンクを
有し、各リンクの一端は、その入出力シャフトの中の一
方に入出力シャフトの軸心に平行な軸中心に回転可能に
連結され、各リンクの他端は、その環状部材に入出力シ
ャフトの軸心に平行な軸中心に回転可能に連結され、そ
の入出力シャフトの中の他方に、各リンクの他端を入出
力シャフトの相対回転量に応じて入出力シャフトの径方
向に変位するように案内するガイド部が形成され、各リ
ンクの他端の変位に応じて前記環状部材が変形されるの
が好ましい。この構成によれば、簡単な連結機構の構成
で環状部材を入出力シャフトの相対回転量に応じて入出
力シャフトの径方向に変形させることができる。
【0009】その環状部材は、その入出力シャフトの軸
心と同心の円に沿って並列する3つ以上の環状部材片を
有し、相隣接する環状部材片は互いに前記円に沿って相
対移動可能に連結され、その環状部材が前記円に沿う状
態を維持できるように、少なくとも2つの環状部材片が
前記リンクの他端に連結されているのが好ましい。この
構成によれば、環状部材を入出力シャフトの軸心と同心
の円に沿った状態で円滑に径方向に変形させることがで
きる。よって、その円の周方向における任意の位置にお
いて、その環状部材の変形量に基づき伝達トルクを検出
できる。これにより、環状部材の取り付けに際して周方
向における位置決めが不要になり、組み立てを簡単化で
きる。
【0010】その環状部材は、その入出力シャフトの径
方向に弾性変形可能な弾性部材により形成されているの
が好ましい。これにより、リンクの他端の変位に応じて
変形する環状部材を容易に形成することができる。
【0011】その信号出力手段は、その環状部材の変形
量に応じて入出力シャフトの径方向に移動可能な検知部
と、その検知部を前記環状部材に押し付ける弾力を付与
する弾性部材と、その検知部の移動量に応じて変化する
弾力に対応する信号を伝達トルクに対応する信号として
出力する手段とを有するのが好ましい。これにより、入
出力シャフトの径方向に移動可能な検知部を介して伝達
トルクを検出でき、軸方向における寸法のコンパクト化
を図ることができる。
【0012】その環状部材は磁性材製とされ、その信号
出力手段は、その環状部材を構成部材とする磁気回路が
構成されるように磁束を発生するコイルと、その入出力
シャフトの径方向における環状部材の変形に応じて変化
する磁気回路の磁気抵抗に対応する信号を伝達トルクに
対応する信号として出力する手段とを有するのが好まし
い。これにより、入出力シャフトの径方向における環状
部材の変形に対応する伝達トルクを、その環状部材に接
触することなく高精度に検出できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して本発
明の第1実施形態を説明する。図1に示すラックピニオ
ン式パワーステアリング装置1は、ステアリングホイー
ルHに連結される入力シャフト2と、この入力シャフト
2にトーションバー3を介して連結される出力シャフト
4とを備えている。そのトーションバー3は一端がピン
5を介して入力シャフト2に連結され、また、他端がセ
レーション6を介して出力シャフト4に連結されてい
る。これにより、その入出力シャフト2、4により操舵
トルクが伝達され、その伝達される操舵トルクに応じて
トーションバー3が捩じれることで、入出力シャフト
2、4は弾性的かつ同軸中心に相対回転可能である。
【0014】その出力シャフト4にピニオン7が形成さ
れ、このピニオン7に噛み合うラック8が車輪(図示省
略)に連結されている。その入力シャフト2の一端側
は、ベアリング9を介してバルブハウジング10aによ
り支持されている。また、その入力シャフト2の他端側
は、出力シャフト4の一端側に形成された凹部に挿入さ
れ、ブッシュ11を介して出力シャフト4により支持さ
れている。その出力シャフト4はベアリング12、13
を介してラックハウジング10bにより支持されてい
る。これにより、操舵による入力シャフト2の回転がト
ーションバー3を介しピニオン7に伝達されると、ラッ
ク8が車両幅方向に移動し、舵角が変化する。その入出
力シャフト2、4とバルブハウジング10aとの間にオ
イルシール14、15が設けられている。また、そのラ
ック8を支持するサポートヨーク16が設けられ、この
サポートヨーク16はバネ17の弾力によりラック8に
押し付けられている。
【0015】操舵補助力を付与する油圧アクチュエータ
として油圧シリンダ18が設けられている。その油圧シ
リンダ18は、ラックハウジング10bにより構成され
るシリンダチューブと、ラック8に一体化されるピスト
ン20と、そのピストン20により仕切られる一対の油
室21、22とを備える。各油室21、22にロータリ
ー式油圧制御弁23が接続されている。その制御弁23
は、筒状の第1バルブ部材24と、この第1バルブ部材
24に相対回転可能に挿入される第2バルブ部材25と
を備えている。その第1バルブ部材24は出力シャフト
4にピン(図示省略)を介して同行回転可能に取り付け
られている。その第2バルブ部材25は入力シャフト2
の外周に一体的に形成されている。
【0016】図2に示すように、第1バルブ部材24の
内周と第2バルブ部材25の外周とに、軸方向に沿う複
数の凹部が周方向等間隔に形成されている。その第1バ
ルブ部材側凹部は、互いに周方向等間隔に位置する4つ
の右操舵用凹部27と、互いに周方向等間隔に位置する
4つの左操舵用凹部28とで構成される。その第2バル
ブ部材側凹部は、互いに周方向等間隔に位置する4つの
圧油供給用凹部29と、互いに周方向等間隔に位置する
4つの圧油排出用凹部30とで構成される。各右操舵用
凹部27と各左操舵用凹部28とは周方向に交互に配置
され、各圧油供給用凹部29と各圧油排出用凹部30と
は周方向に交互に配置される。各右操舵用凹部27は、
第1バルブ部材24に形成された第1流路31およびバ
ルブハウジング10aに形成された第1ポート32を介
し、図1に示すように油圧シリンダ18の一方の油室2
1に通じる。各左操舵用凹部28は、第1バルブ部材2
4に形成された第2流路33およびバルブハウジング1
0aに形成された第2ポート34を介し、油圧シリンダ
18の他方の油室22に通じる。各圧油供給用凹部29
は、第1バルブ部材24に形成された第3流路35およ
びバルブハウジング10aに形成された入口ポート36
を介し、図1に示すようにポンプ37に通じる。そのポ
ンプ37は、モータ50により駆動され、例えば、その
モータ50の回転速度に応じた流量の圧油を吐出するベ
ーンポンプやギヤポンプにより構成できる。各圧油排出
用凹部30は、第2バルブ部材25に形成された第1排
出路38、入力シャフト2とトーションバー3の内外周
間の通路47、図1に示す入力シャフト2に形成された
第2排出路39、及びバルブハウジング10aに形成さ
れた排出ポート40を介して、タンク41に通じる。こ
れにより、そのポンプ37、タンク41、及び油圧シリ
ンダ18の各油室21、22は、第1バルブ部材24と
第2バルブ部材25の内外周間の流路42を介して互い
に通じる。その弁間流路42における第1バルブ部材側
凹部と第2バルブ部材側凹部の間は、両バルブ部材2
4、25の相対回転により開度が変化する絞り部A、
B、C、Dとされ、その絞り部A、B、C、Dの開度変
化により油圧シリンダ18に作用する油圧が制御され
る。
【0017】図2は、操舵が行なわれていない舵角中点
での両バルブ部材24、25の相対位置を示す。この状
態において、各圧油供給用凹部29と各圧油排出用凹部
30とは全絞り部A、B、C、Dを介して互いに通じる
ため、ポンプ37から供給された圧油は直接タンク41
へ還流する。そのため操舵補助力は発生せず、上記モー
タ50を操舵補助に必要な操舵補助速度で駆動する必要
はない。
【0018】舵角中点から右方へ操舵すると、操舵トル
クに応じてトーションバー3は弾性的に捩じれ、入出力
シャフト2、4と共に両バルブ部材24、25は弾性的
に相対回転する。その結果、各右操舵用凹部27と各圧
油供給用凹部29との間の絞り部Aの開度および各左操
舵用凹部28と各圧油排出用凹部30との間の絞り部B
の開度が大きくなり、各左操舵用凹部28と各圧油供給
用凹部29との間の絞り部Cの開度および各右操舵用凹
部27と各圧油排出用凹部30との間の絞り部Dの開度
が小さくなる。これにより、ポンプ37から油圧シリン
ダ18の一方の油室21へ圧油が供給され、油圧シリン
ダ18の他方の油室22からタンク41へ圧油が還流さ
れ、車両の右方への操舵補助力がラック8に作用する。
【0019】舵角中点から左方へ操舵すると、各絞り部
A、B、C、Dの開度は右方へ操舵した場合と逆に変化
するので、車両の左方への操舵補助力がラック8に作用
する。
【0020】図1に示すように、上記モータ50はコン
トローラ60に接続される。そのコントローラ60は制
御回路61と駆動回路62を有する。その制御回路61
はコンピュータにより主構成され、トルクセンサ51
と、車速センサ53とに接続され、記憶した制御プログ
ラムに従って指示信号を駆動回路62に出力する。その
駆動回路62は、制御回路61からの指示信号に応じて
モータ50にバッテリー電源63から駆動用電力を供給
するもので、例えば、電力制御用スイッチング素子とし
てFET等のトランジスタを含む公知のものを用いるこ
とができる。
【0021】そのトルクセンサ51は、バルブハウジン
グ10a内の制御弁23とオイルシール15との間に配
置され、そのバルブハウジング10aと入出力シャフト
2、4を構成要素として備え、その入出力シャフト2、
4により伝達される操舵トルクを検出する。
【0022】図3、図4に示すように、その入力シャフ
ト2と出力シャフト4を囲む位置に環状部材71が配置
されている。その環状部材71は入出力シャフト2、4
の径方向に変形可能とされている。
【0023】すなわち、その環状部材71は、その入出
力シャフト2、4の軸心と同心の円に沿って並列する4
つの環状部材片71a、71b、71c、71dを有す
る。各環状部材片71a、71b、71c、71dは、
厚さ方向が入出力シャフト2、4の軸方向の板状であ
り、1/4円弧に沿って湾曲し、互いの周方向寸法は等
しい。それら環状部材片71a、71b、71c、71
dの中で、互いに対向する第1、第2環状部材片71
a、71bの両端に円形孔71a′、71b′が形成さ
れている。その第1、第2環状部材片71a、71bに
隣接する第3、第4環状部材片71c、71dの両端に
長孔71c′、71d′が形成されている。各長孔71
c′、71d′の長手方向は、上記入出力シャフト2、
4の軸心と同心の円に沿う。4本の円柱形状ピン72
が、その円形孔71a′、71b′に自身の径方向への
相対移動が規制されるように挿入され、また、その長孔
71c′、71d′に上記入出力シャフト2、4の軸心
と同心の円に沿って移動可能に挿入される。なお、各ピ
ン72の両端には抜け止め部が設けられる。これによ
り、相隣接する環状部材片は互いに上記円に沿って相対
移動可能に連結されるので、環状部材71は入出力シャ
フト2、4の径方向に変形可能とされている。
【0024】その環状部材71が入出力シャフト2、4
の相対回転量に応じて入出力シャフト2、4の径方向に
変形するように、その入出力シャフト2、4と環状部材
71は連結機構73により連結されている。その連結機
構73は2つのリンク74を有する。
【0025】各リンク74の一端は入出力シャフト2、
4の軸心に平行な軸中心に回転可能に入力シャフト2に
連結されている。すなわち、入力シャフト2の一端に円
柱形状の2つのピン75が固定され、一方のピン75に
一方のリンク74の一端が、他方のピン75に他方のリ
ンク74の一端が回転可能に嵌め合わされている。両ピ
ン75の中心は入出力シャフト2、4の軸心に関して互
いに対称な位置に配置され、各ピン75の一端にはリン
ク74の抜け止め部が設けられ、両ピン75の中心を通
る直線上に上記環状部材片の連結用ピン72の中の2本
の中心が配置される。
【0026】また、各リンク74の他端は環状部材71
に入出力シャフト2、4の軸心に平行な軸中心に回転可
能に連結されている。すなわち、第1環状部材片71a
における両端間中央位置に回転可能に挿入された円柱形
状のピン76に、一方のリンク74の他端が回転可能に
嵌め合わされ、第2環状部材片71bにおける両端間中
央位置に回転可能に挿入された円柱形状のピン76に、
他方のリンク74の他端が回転可能に嵌め合わされてい
る。両ピン76の中心は、入出力シャフト2、4の軸心
に関して互いに対称な位置に配置される。各ピン76の
一端には抜け止め部が設けられ、また、各ピン76には
環状部材71とリンク74に対する軸方向移動を防止す
るための止め輪77が嵌め合わされる。このように第
1、第2環状部材片71a、71bがリンク74の他端
に連結されることで、環状部材71が上記入出力シャフ
ト2、4の軸心と同心の円に沿う状態を維持できる。
【0027】その出力シャフト4の一端面に、各リンク
74の他端を入出力シャフト2、4の相対回転量に応じ
て入出力シャフト2、4の径方向に変位するように案内
する2つのガイド部88が形成されている。本実施形態
では、各ガイド部88は溝状とされ、その長手方向は入
出力シャフト2、4の径方向に沿う。各リンク74の他
端は、各ピン76を介して各ガイド部88により入出力
シャフト2、4の軸心に平行な軸中心に相対回転可能か
つ入出力シャフト2、4の径方向に移動可能に案内され
る。これにより、入出力シャフト2、4が一方向に相対
回転すると、図5の(1)に示すように、各リンク74
の他端の変位に応じて環状部材71は直径が大きくなる
ように入出力シャフト2、4の径方向において変形し、
入出力シャフト2、4が他方向に相対回転すると、図5
の(2)に示すように、各リンク74の他端の変位に応
じて環状部材71は直径が小さくなるように入出力シャ
フト2、4の径方向において変形する。
【0028】その入出力シャフト2、4の径方向におけ
る環状部材71の変形量に基づき、入出力シャフト2、
4による伝達トルクに対応する信号を出力する信号出力
手段が設けられている。すなわち、図3に示すように、
その環状部材71の外周に対向するボール状の検知部8
3が、上記バルブハウジング10aに形成された円柱状
通孔10a′に入出力シャフト2、4の径方向に移動可
能に挿入されている。その検知部83と、その通孔10
a′に嵌め合わされた荷重検知センサ84とにより、弾
性部材として本実施形態では圧縮コイルバネ85が挟み
込まれる。そのバネ85によって付与される弾力によ
り、その検知部83は環状部材71の外周に押し付けら
れる。なお検知部83は、円柱状または角柱状であって
も良い。
【0029】その入力シャフト2から出力シャフト4へ
のトルクの伝達によりトーションバー3が弾性的に捩れ
ることで、その伝達トルクに応じて入出力シャフト2、
4は相対回転する。その相対回転量に応じて環状部材7
1が入出力シャフト2、4の径方向において変形する
と、その変形量に応じて検知部83は入出力シャフト
2、4の径方向に移動する。よって、その検知部83の
移動量は入出力シャフト2、4による伝達トルクに対応
する。その検知部83の移動量に応じて、上記バネ85
により付与される検知部83を環状部材71に押し付け
る弾力は変化する。その弾力は上記荷重検知センサ84
により検知される。これにより、その荷重検知センサ8
4は入出力シャフト2、4により伝達される操舵トルク
に対応する信号を、トルクセンサ51の出力として上記
制御回路61に出力する。
【0030】その制御回路61は、その操舵トルクに対
応するトルクセンサ51の出力に基づいて、上記モータ
50の回転速度を操舵補助速度にするか待機速度にする
かを判断する。すなわち、そのトルクセンサ51により
検出された操舵トルクの検出値と予め定めて記憶した設
定値とを比較し、その検出値が設定値以上か否かを判断
する。その設定値は、操舵補助を必要とする操舵トルク
の値に基づき決定される。その検出値が設定値以上であ
れば、その制御回路61はモータ50の回転速度を操舵
補助速度とする指示信号を駆動回路62に出力する。そ
の操舵補助速度は、上記ポンプ37から送り出される圧
油の流量が操舵補助に必要な流量になるように予め設定
される速度である。その操舵補助速度は、車速センサ5
3により検知される車速に応じて変化するものとされ
る。すなわち、低車速では操舵補助力を大きくして車両
の旋回性能を向上し、高車速では操舵補助力を小さくし
て車両の走行安定性を向上できるように、その操舵補助
速度は決定される。
【0031】その検出操舵トルクが設定値未満であれ
ば、その制御回路61はモータ50の回転速度を待機速
度とする指示信号を駆動回路62に出力する。その待機
速度は、上記操舵補助速度よりも小さな予め設定される
速度であって、本実施形態では零とされるが、零よりも
大きな値であってもよい。その指示信号により、駆動回
路62はモータ50への電流を遮断し、これによりモー
タ50の回転速度は待機速度になって操舵補助は解除さ
れる。
【0032】上記構成によれば、入出力シャフト2、4
が伝達トルクに応じて相対回転すると、その入出力シャ
フト2、4の相対回転量に応じて環状部材71が入出力
シャフト2、4の径方向に変形する。その環状部材71
の変形量に基づき伝達トルクに対応する信号が出力され
る。これにより、トルクセンサ51の軸方向における寸
法を大幅に短縮できる。また、環状部材71の軸方向に
おける位置が外力により変化しても出力への影響は少な
い。また、簡単な連結機構73の構成で環状部材71を
入出力シャフト2、4の相対回転量に応じて入出力シャ
フト2、4の径方向に変形させることができる。また、
上記環状部材71の構成によれば、環状部材71を入出
力シャフト2、4の軸心と同心の円に沿った状態で円滑
に径方向に変形させることができる。よって、その円の
周方向における任意の位置において、その環状部材71
の変形量に基づき伝達トルクを検出できる。これによ
り、環状部材71の取り付けに際して周方向における位
置決めが不要になり、組み立てを簡単化できる。また、
入出力シャフト2、4の径方向に移動可能な検知部83
を介して伝達トルクを検出でき、軸方向における寸法の
コンパクト化を図ることができ、上記のように油に浸漬
される箇所においても使用できる。
【0033】以下、図6〜図8を参照して本発明の第2
実施形態を説明する。なお、第1実施形態と同様部分は
同一符号で示し、第1実施形態との相違点を説明する。
【0034】本第2実施形態のラックピニオン式電動パ
ワーステアリング装置101は、ステアリングホイール
Hに連結される入力シャフト2と、この入力シャフト2
にトーションバー3を介して伝達トルクに応じて弾性的
かつ同軸中心に相対回転可能に連結される出力シャフト
4とを備えている。その出力シャフト4はユニバーサル
ジョイント105を介してピニオン7に接続され、その
ピニオン7に噛み合うラック8に操舵用車輪Wが連結さ
れる。これにより、操舵トルクがステアリングホイール
H、入力シャフト2、出力シャフト4、およびピニオン
7を介してラック8に伝達され、そのラック8の移動に
より車両の操舵がなされる。なお、そのトーションバー
3は第1実施形態と同様に一端は入力シャフト2に連結
され、他端が出力シャフト4に連結される。その入力シ
ャフト2の一端側はベアリング(図示省略)を介してハ
ウジング110により支持され、他端側は出力シャフト
4の一端側によりブッシュ11を介して支持され、その
出力シャフト4はベアリング(図示省略)を介してハウ
ジング110により支持される。
【0035】操舵補助力を付与するため、上記第1実施
形態における油圧シリンダ18、油圧制御弁23、ポン
プ37、モータ50により構成される油圧システムに代
えて、その出力シャフト4の外周にベベルギヤ112が
取り付けられ、このベベルギヤ112に噛み合うベベル
ギヤ115が、操舵補助用モータ150により回転駆動
される。
【0036】そのモータ150はコントローラ160に
接続される。そのコントローラ160は制御回路161
と駆動回路162を有する。その制御回路161はコン
ピュータにより主構成され、入出力シャフト2、4によ
り伝達される操舵トルクを検出するトルクセンサ151
と、車速センサ53とに接続される。この制御回路16
1は、トルクセンサ151によって検知される操舵トル
クに応じて、そのモータ150の駆動電流を演算する。
すなわち、その駆動電流は検知された操舵トルクが大き
くなる程に大きな操舵補助力を発生するように定められ
る。また、その駆動電流は車速センサ53によって検知
された車速によっても変化し、低速状態では操舵補助力
を大きくして車両の旋回性を向上し、高速状態では操舵
補助力を小さくして高速走行時の安定性を向上する。こ
の制御回路161は、その演算した駆動電流に対応する
指示信号を駆動回路162に出力する。その駆動回路1
62は、制御回路161からの指示信号に応じてモータ
150にバッテリー電源63から駆動用電力を供給する
もので、例えば、電力制御用スイッチング素子としてF
ET等のトランジスタを含む公知のものを用いることが
できる。
【0037】図7に示すように、そのトルクセンサ15
1は、上記入出力シャフト2、4と、この入出力シャフ
ト2、4を囲むハウジング110を構成要素として備
え、その入出力シャフト2、4により伝達される操舵ト
ルクを検出する。
【0038】その入力シャフト2と出力シャフト4を囲
む位置に、図3、図4、図5の(1)、(2)に示す第
1実施形態と同様の環状部材71が配置され、第1実施
形態と同様の連結機構73により、その環状部材71が
入出力シャフト2、4の相対回転量に応じて入出力シャ
フト2、4の径方向に変形するように、その入出力シャ
フト2、4と環状部材71は連結されている。その環状
部材71は、第1実施形態では磁性材であっても非磁性
材であってもよいが、本第2実施形態においては磁性材
製とされている。
【0039】その入出力シャフト2、4の径方向におけ
る環状部材71の変形量に基づき、入出力シャフト2、
4による伝達トルクに対応する信号を出力する信号出力
手段が設けられている。すなわち、そのハウジング11
0に、磁性材製の第1コイルホルダー131と磁性材製
の第2コイルホルダー132が挿入されている。その第
1コイルホルダー131により磁束発生用第1検出コイ
ル133が保持され、第2コイルホルダー132により
磁束発生用第2検出コイル134が保持されている。そ
の第1検出コイル133は環状部材71を囲む位置に配
置される。その第2検出コイル134は、入力シャフト
2の外周に一体化された磁性材製補償用リング140を
囲む位置に配置される。
【0040】その第1コイルホルダー131は、第1部
材131Aに第2部材131Bを嵌め合わせることで構
成され、内部に第1検出コイル133が挿入される。そ
の第1部材131Aは、円筒状の外周壁部131aと、
この外周壁部131aの一端から内方に張り出す円環状
の第1側壁部131bと、この第1側壁部131bの内
周端から外周壁部131aの他端に向かい延びる第1内
周壁部131cとを有する。その第2部材131Bは、
その外周壁部131aの他端から内方に張り出す円環状
の第2側壁部131dと、この第2側壁部131dの内
周端から外周壁部131aの一端に向かい延びる第2内
周壁部131eとを有する。その第1内周壁部131c
と第2内周壁部131eは間隙をおいて対向し、その間
隙に環状部材71の外周部が配置される。
【0041】その第2コイルホルダー132は、第1部
材132Aに第2部材132Bを嵌め合わせることで構
成され、内部に第2検出コイル134が挿入される。そ
の第1部材132Aは、円筒状の外周壁部132aと、
この外周壁部132aの一端から内方に張り出す円環状
の第1側壁部132bと、この第1側壁部132bの内
周端から外周壁部132aの他端に向かい延びる第1内
周壁部132cとを有する。その第2部材132Bは、
その外周壁部132aの他端から内方に張り出す円環状
の第2側壁部132dと、この第2側壁部132dの内
周端から外周壁部132aの一端に向かい延びる第2内
周壁部132eとを有する。その第1内周壁部132c
と第2内周壁部132eは間隙をおいて対向し、その間
隙に補償用リング140の外周部が配置される。
【0042】両コイルホルダー131、132と、両コ
イルホルダー131、132の間に配置される非磁性材
製円環状スペーサ180は、ハウジング110に嵌め合
わされる止め輪181、182により挟み込まれること
でハウジング110に固定される。
【0043】各検出コイル133、134は、図8に示
す信号処理装置141に接続される。その信号処理装置
141は、例えばプリント基板上に形成される電気回路
により構成でき、抵抗145、147、発振器146、
差動増幅回路148を有し、第1検出コイル133は抵
抗145を介して発振器146に接続され、第2検出コ
イル134は抵抗147を介して発振器146に接続さ
れ、各検出コイル133、134は差動増幅回路148
に接続される。これにより、図7において破線M1で示
すように、第1検出コイル133が第1コイルホルダー
131および環状部材71を通過する磁束を発生し、そ
の第1コイルホルダー131および環状部材71を構成
部材として含む第1磁気回路が構成される。また、破線
M2で示すように、第2検出コイル134が第2コイル
ホルダー132および補償用リング140を通過する磁
束を発生し、その第2コイルホルダー132および補償
用リング140を構成部材として含む第2磁気回路が構
成される。
【0044】その入力シャフト2から出力シャフト4へ
のトルクの伝達によりトーションバー3が弾性的に捩れ
ることで、その伝達トルクに応じて入出力シャフト2、
4は相対回転する。その相対回転量に応じて環状部材7
1が入出力シャフト2、4の径方向において変形すると
第1磁気回路における磁気抵抗が変化する。その磁気抵
抗の変化により、第1検出コイル133の出力が変化す
るように上記信号処理装置141における電気回路のイ
ンピーダンスが変化する。これにより、その信号処理装
置141は入出力シャフト2、4により伝達されるトル
クに対応する信号を上記制御回路161に出力する。ま
た、上記補償用リング140の外周直径は、入出力シャ
フト2、4によりトルクが伝達されていない状態におい
て、第1検出コイル133の出力と第2検出コイル13
4の出力とが等しくなるように設定される。これによ
り、温度変動による第1検出コイル133の出力変動
は、温度変動による第2検出コイル134の出力変動に
等しくなるので差動増幅回路148により打ち消され、
伝達トルクの検出値の温度による変動が補償される。
【0045】上記構成によれば、入出力シャフト2、4
が伝達トルクに応じて相対回転すると、その入出力シャ
フト2、4の相対回転量に応じて環状部材71が入出力
シャフト2、4の径方向に変形する。その環状部材71
の変形量に基づき伝達トルクに対応する信号が出力され
る。これにより、トルクセンサ151の軸方向における
寸法を短縮できる。また、環状部材71の軸方向におけ
る位置が外力により変化しても出力への影響は少ない。
また、簡単な連結機構73の構成で環状部材71を入出
力シャフト2、4の相対回転量に応じて入出力シャフト
2、4の径方向に変形させることができる。また、上記
環状部材71の構成によれば、環状部材71を入出力シ
ャフト2、4の軸心と同心の円に沿った状態で円滑に径
方向に変形させることができる。よって、その円の周方
向における任意の位置において、その環状部材71の変
形量に基づき伝達トルクを検出できる。これにより、環
状部材71の取り付けに際して周方向における位置決め
が不要になり、組み立てを簡単化できる。また、入出力
シャフト2、4の径方向における環状部材71の変形に
対応する伝達トルクを、その環状部材71に接触するこ
となく高精度に検出できる。
【0046】図9に示す変形例においては、上記各実施
形態における環状部材71に代えて、環状部材71′を
弾性変形可能な弾性部材により形成し、各実施形態と同
様の連結機構73により入出力シャフト2、4を環状部
材71′に連結している。この変形例の環状部材71′
の材質としては、ゴムや合成樹脂等を用いることがで
き、また、上記第2実施形態に適用する場合は磁性粉末
を混入することで磁性材製の弾性部材とすることができ
る。この変形例の環状部材71′の外周は、入出力シャ
フト2、4によりトルクが伝達されていない状態で円に
沿い、トルク伝達により入出力シャフト2、4が一方向
に相対回転すると、各リンク74の他端の変位に応じて
各リンク74の他端を結ぶ直線方向を長径方向とする楕
円形状に沿い、トルク伝達により入出力シャフト2、4
が他方向に相対回転すると、各リンク74の他端の変位
に応じて各リンク74の他端を結ぶ直線方向を短径方向
とする楕円形状に沿うように、入出力シャフト2、4の
径方向において変形する。
【0047】本発明は上記実施形態や変形例に限定され
ない。例えば、連結機構の各リンクの一端を出力シャフ
トに連結し、各リンクの他端を入力シャフトの相対回転
量に応じて入出力シャフトの径方向に変位するように案
内するガイド部を入力シャフトに形成するようにしても
よい。また、環状部材は入出力シャフトの何れか一方の
みを囲む位置に配置されていればよい。また、環状部材
片の数は入出力シャフトの径方向に変形可能であれば特
に限定されない。また、連結機構のリンクの数は2つに
限定されず、その環状部材が入出力シャフトの相対回転
量に応じて入出力シャフトの径方向に変形するように定
めればよい。そのリンクの他端を案内するガイド部は溝
状に限定されず、例えば凸状であってもよい。さらに、
本発明が適用されるトルクセンサの用途は特に限定され
ず、操舵トルクの変化速度から操舵の緊急度を求めるた
めに操舵トルクを検知したり、操舵トルク以外のトルク
を検知するために用いてもよい。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、シンプルな構成で軸方
向寸法を短縮でき、検出精度の低下を防止できるトルク
センサを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のトルクセンサを搭載し
たパワーステアリング装置の縦断面図
【図2】図1のII‐II線断面図
【図3】本発明の第1実施形態のトルクセンサの要部の
断面図
【図4】図3のIV‐IV線断面図
【図5】(1)、(2)は、本発明の第1実施形態のト
ルクセンサの作用説明用断面図
【図6】本発明の第2実施形態のトルクセンサを搭載し
たパワーステアリング装置の構成説明図
【図7】本発明の第2実施形態のトルクセンサの要部の
断面図
【図8】本発明の第2実施形態のトルクセンサの信号処
理装置を示す図
【図9】本発明の各実施形態の環状部材の変形例を示す
断面図
【符号の説明】
1 パワーステアリング装置 2 入力シャフト 4 出力シャフト 50 モータ 51 トルクセンサ 60 コントローラ 71 環状部材 71a、71b、71c、71d 環状部材片 71′ 環状部材 73 連結機構 74 リンク 83 検知部 84 荷重検知センサ 85 バネ 88 ガイド部 133 第1検出コイル 141 信号処理装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力シャフトと、 その入力シャフトに、伝達トルクに応じて弾性的かつ同
    軸中心に相対回転可能に連結される出力シャフトと、 その入出力シャフトの中の少なくとも一方を囲む位置に
    配置されると共に入出力シャフトの径方向に変形可能な
    環状部材と、 その環状部材が入出力シャフトの相対回転量に応じて入
    出力シャフトの径方向に変形するように、その入出力シ
    ャフトと環状部材を連結する連結機構と、 その入出力シャフトの径方向における環状部材の変形量
    に基づき、入出力シャフトによる伝達トルクに対応する
    信号を出力する信号出力手段とを備えることを特徴とす
    るトルクセンサ。
  2. 【請求項2】 その連結機構は少なくとも2つのリンク
    を有し、 各リンクの一端は、その入出力シャフトの中の一方に入
    出力シャフトの軸心に平行な軸中心に回転可能に連結さ
    れ、各リンクの他端は、その環状部材に入出力シャフト
    の軸心に平行な軸中心に回転可能に連結され、 その入出力シャフトの中の他方に、各リンクの他端を入
    出力シャフトの相対回転量に応じて入出力シャフトの径
    方向に変位するように案内するガイド部が形成され、 各リンクの他端の変位に応じて前記環状部材が変形され
    る請求項1に記載のトルクセンサ。
  3. 【請求項3】 その環状部材は、その入出力シャフトの
    軸心と同心の円に沿って並列する3つ以上の環状部材片
    を有し、 相隣接する環状部材片は互いに前記円に沿って相対移動
    可能に連結され、 その環状部材が前記円に沿う状態を維持できるように、
    少なくとも2つの環状部材片が前記リンクの他端に連結
    されている請求項2に記載のトルクセンサ。
  4. 【請求項4】 その環状部材は、その入出力シャフトの
    径方向に弾性変形可能な弾性部材により形成されている
    請求項2に記載のトルクセンサ。
  5. 【請求項5】 その信号出力手段は、その環状部材の変
    形量に応じて入出力シャフトの径方向に移動可能な検知
    部と、その検知部を前記環状部材に押し付ける弾力を付
    与する弾性部材と、その検知部の移動量に応じて変化す
    る弾力に対応する信号を伝達トルクに対応する信号とし
    て出力する手段とを有する請求項1〜4の中の何れかに
    記載のトルクセンサ。
  6. 【請求項6】 その環状部材は磁性材製とされ、その信
    号出力手段は、その環状部材を構成部材とする磁気回路
    が構成されるように磁束を発生するコイルと、その入出
    力シャフトの径方向における環状部材の変形に応じて変
    化する磁気回路の磁気抵抗に対応する信号を伝達トルク
    に対応する信号として出力する手段とを有する請求項1
    〜4の中の何れかに記載のトルクセンサ。
JP10204517A 1998-07-02 1998-07-02 トルクセンサ Pending JP2000019035A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10204517A JP2000019035A (ja) 1998-07-02 1998-07-02 トルクセンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10204517A JP2000019035A (ja) 1998-07-02 1998-07-02 トルクセンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000019035A true JP2000019035A (ja) 2000-01-21

Family

ID=16491854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10204517A Pending JP2000019035A (ja) 1998-07-02 1998-07-02 トルクセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000019035A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8667854B2 (en) 2010-08-05 2014-03-11 Tri-Force Management Corporation Torque sensor
JP2015504021A (ja) * 2012-01-10 2015-02-05 テッドライブ ステアリング システムズ ゲーエムベーハー 角度差センサを有するパワーステアリング装置
US10557764B2 (en) 2015-01-26 2020-02-11 Tri-Force Management Corporation Torque sensor which detects torque around a predetermined rotation axis
US10557766B2 (en) 2016-07-20 2020-02-11 Tri-Force Management Corporation Torque sensor for detecting occurrence of metal fatigue in an elastic body
US10775250B2 (en) 2016-05-31 2020-09-15 Tri-Force Management Corporation Torque sensor

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8667854B2 (en) 2010-08-05 2014-03-11 Tri-Force Management Corporation Torque sensor
JP2015504021A (ja) * 2012-01-10 2015-02-05 テッドライブ ステアリング システムズ ゲーエムベーハー 角度差センサを有するパワーステアリング装置
US10557764B2 (en) 2015-01-26 2020-02-11 Tri-Force Management Corporation Torque sensor which detects torque around a predetermined rotation axis
US11118987B2 (en) 2015-01-26 2021-09-14 Tri-Force Management Corporation Torque sensor used for robot arm, has an exertion support body exerting the torque to an annular deformation body
US11703402B2 (en) 2015-01-26 2023-07-18 Tri-Force Management Corporation Torque sensor having detection element which detects elastic deformation by exertion of torque to be detected
US10775250B2 (en) 2016-05-31 2020-09-15 Tri-Force Management Corporation Torque sensor
US10557766B2 (en) 2016-07-20 2020-02-11 Tri-Force Management Corporation Torque sensor for detecting occurrence of metal fatigue in an elastic body

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4793433A (en) Hydraulic reaction force apparatus for power steering system
US4428399A (en) Power steering apparatus
EP1652751B1 (en) Power steering apparatus
JP2000019035A (ja) トルクセンサ
GB2091181A (en) Power steering apparatus
JP2960291B2 (ja) 可変絞り弁
JPH0692246A (ja) パワーステアリング装置
JPH11190672A (ja) トルクセンサおよびパワーステアリング装置
JP3655696B2 (ja) 可変絞り弁および油圧パワーステアリング装置
JP3762531B2 (ja) 可変絞り弁
JP3645123B2 (ja) トルクセンサ
JPH10132672A (ja) トルクセンサおよびパワーステアリング装置
JP4003889B2 (ja) 可変絞り弁
JPH10203397A (ja) パワーステアリング装置
JP2589451Y2 (ja) 油圧パワーステアリング装置
JP2003081103A (ja) 電動パワーステアリング装置
JPH068841A (ja) 油圧パワーステアリング装置用ロータリー式制御バルブ
JP2927652B2 (ja) 油圧パワーステアリング装置
JP2003232690A (ja) 入力トルク検出装置
JPH10167105A (ja) ステアリング装置
JP4433178B2 (ja) 油圧パワーステアリング装置とその製造方法
JP2002211424A (ja) 可変絞り弁及び動力舵取装置
JPH0755184Y2 (ja) 操舵力制御装置
JPH06239254A (ja) 油圧パワーステアリング装置
JPH1149005A (ja) ステアリング装置