JP2000018890A - 刺 股 - Google Patents

刺 股

Info

Publication number
JP2000018890A
JP2000018890A JP10195092A JP19509298A JP2000018890A JP 2000018890 A JP2000018890 A JP 2000018890A JP 10195092 A JP10195092 A JP 10195092A JP 19509298 A JP19509298 A JP 19509298A JP 2000018890 A JP2000018890 A JP 2000018890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
shaft
arm
thigh
distal end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10195092A
Other languages
English (en)
Inventor
Michisato Yazawa
通郷 矢沢
Tsuneo Goto
恒男 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
POOTA KOGYO KK
Original Assignee
POOTA KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by POOTA KOGYO KK filed Critical POOTA KOGYO KK
Priority to JP10195092A priority Critical patent/JP2000018890A/ja
Publication of JP2000018890A publication Critical patent/JP2000018890A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Prostheses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 刺股のロッドを回転させる方向の力関係につ
いては、「てこの原理」により、対象者が刺股の使用者
に大きな力を及ぼして振り払うことも可能であり、好ま
しくないので、この問題を解決することを課題とする。 【解決手段】 使用者が手に持つことのできる大きさと
長さを有するロッド10の先端部に、拘束すべき対象者
に絡めて拘束するための湾曲アーム20を設けた刺股に
おいて、湾曲アーム20をロッド10に対してロッドの
軸回りに回転可能に設けた構成とした。その場合、湾曲
アームとロッドとを連結する連結装置30を設け、その
連結装置は、湾曲アームをロッドの軸回りに回転させる
機能と、湾曲アームとロッドの間に所定の力以上の回転
力が加えられたときにのみ回転する回転制御機能とを有
する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば警察官など
が犯人逮捕などに使用する刺股の技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】刺股として、一般に図5に示す構造のも
のが知られている。これは、両手で持つことのできる太
さの長尺ロッド1の先端部に、拘束すべき対象者に絡め
て動きを拘束するための湾曲アーム2を設けものであ
る。
【0003】長尺ロッド1は、通常、軽量化を考慮し
て、アルミ材等の円筒状ロッドからなり、特に図示して
いないが必要に応じて伸縮できる構造のものもある。一
方の湾曲アーム2は、パイプ材あるいは円柱材等を半円
状に湾曲させたアーム本体2aと、そのアーム本体2a
の一端近くから延びた補助アーム2bとからなる。補助
アーム2bは、アーム本体2aよりも小さな半径の半円
状に湾曲しており、アーム本体2aとは逆向きに設けて
ある。
【0004】このような構成の刺股を使用するときは、
ロッド1部分を両手に持ち、拘束すべき対象者に対して
アーム本体2a部分を胴などに押しつけたり、補助アー
ム2b部分を足や手などに引っかけたりして使用する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この刺股の利点は、時
代劇などで展開される捕り物などからも理解できるよう
に、拘束すべき対象者に近接することのない離れた位置
においてこれを使用することができる点である。
【0006】しかしながら、こうした従来の刺股には大
きな弱点もある。それは、刺股の構造がいわゆる「てこ
の原理」の逆になっていることである。即ち、この刺股
の使用時には、使用者はロッド1部分を両手で握るよう
にして持つことになるが、拘束すべき対象者側からすれ
ば、アーム本体2aや補助アーム2b部分を持つことに
よりロッド1に対して大きな力を及ぼすことができる。
【0007】特に、ロッド1を回転させる方向の力関係
について、対象者側を基準に着目してみると、「てこの
原理」により格段に大きい力をロッド1に加えられる構
造となっていることが分かる。このため、対象者は刺股
の使用者に大きな力を及ぼして振り払うことも可能であ
り、好ましくない。
【0008】よって、本発明では、刺股のこうした弱点
を解決することができる技術を提供することを課題とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、使用者が手に持つことのできる大きさ
と長さを有するロッドの先端部に、拘束すべき対象者に
絡めて拘束するための湾曲アームを設けた刺股におい
て、湾曲アームをロッドに対してロッドの軸回りに回転
可能に設けた構成とした。
【0011】その場合、湾曲アームとロッドとを連結す
る連結装置を設け、その連結装置は、湾曲アームをロッ
ドの軸回りに回転させる機能と、湾曲アームとロッドの
間に所定の力以上の回転力が加えられたときにのみ回転
する回転制御機能とを有する構成とすることもできる。
【0012】また、連結装置は、湾曲アームを保持する
保持部と、保持部から突出した軸部と、軸部の先端側に
配置される固定部と、固定部に対して軸部をその軸部の
軸回りに回転可能に連結する締結手段とを含み、それら
軸部と固定部及び締結手段がロッドの先端部内に挿入さ
れ、しかも固定部がロッドに対して固定されていて前記
軸部がロッドに対して回転可能であり、さらに軸部と固
定部との間に、それら軸部と固定部との間の相対回転に
抵抗を与える摩擦手段が設けられている構成とすること
もできる。
【0013】また、摩擦手段は、軸部と固定部との間に
挿入したワッシャーを含み、締結手段は、軸部と固定部
との相対距離を調整可能である構成とすることもでき
る。また、締結手段は、ボルトとナットを含み、ボルト
が湾曲アームと保持部及び軸部と固定部をそれぞれ貫通
している構成とすることもできる。
【0014】さらに、締結手段は、軸部に設けたネジ穴
と、固定部を貫通して先端部がネジ穴にねじ込まれた頭
部付きのネジ棒と、そのネジ棒の先端部を軸部に対して
回り止めする固定ピンとを含む構成とすることもでき
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照して説明する。図1は本発明に係
る刺股の平面図、図2はロッドと湾曲アームとの連結装
置を示す部分断面図、図3は図1のA−A断面図であ
る。
【0016】本実施の形態による刺股においても、基本
的には従来のものと同様に、両手で持つことのできる太
さの長尺ロッド10の先端部に、拘束すべき対象者に絡
めて動きを拘束するための湾曲アーム20を設けた構成
としている。
【0017】長尺ロッド10は、通常、軽量化を考慮し
て、アルミ材等の円筒状ロッドからなる。図1に示す例
においては、ロッド10は、ロッド本体11とそのロッ
ド本体11を内部に納めるさやロッド12とで構成し、
必要に応じて伸縮できるように配慮してる。
【0018】一方の湾曲アーム20は、パイプ材あるい
は円柱材等を半円状に湾曲させたアーム本体21と、そ
のアーム本体21の一端近くから延びた補助アーム22
とからなる。補助アーム22は、アーム本体21よりも
小さな半径の半円状に湾曲しており、アーム本体21と
は逆向きに設けてある。
【0019】しかし、本実施の形態では、湾曲アーム2
0とロッド10とを連結する連結装置30を設け、その
連結装置30に、湾曲アーム20をロッド10の軸回り
に回転させる機能と、湾曲アーム20とロッド10の間
に所定の力以上の回転力が加えられたときにのみ回転を
許容する回転制御機能とを有する構成としている。
【0020】具体的には、連結装置30は、図2及び図
3に示すように、湾曲アーム20を保持する保持部31
と、保持部31から一体に突出した軸部32と、軸部3
2の先端側に配置される固定部33と、固定部33に対
して軸部32をその軸部32の軸回りに回転可能に連結
する締結手段34とを備えている。そして、それら軸部
32と固定部33及び締結手段34がロッド本体11の
先端部内に挿入されている。
【0021】固定部33はロッド本体11に対して固定
ピン35により固定されていて、軸部32がロッド本体
11に対して回転可能であり、さらに軸部32と固定部
33との間に、それら軸部32と固定部33との間の相
対回転に抵抗を与える摩擦手段36が設けられている。
【0022】摩擦手段36は、軸部32と固定部33と
の間に挿入した摩擦制御ワッシャー36aを含み、締結
手段34は、軸部32と固定部33との相対距離を調整
可能に設けてある。
【0023】締結手段34は、ボルト34aとナット3
4bを含み、ボルト34aが湾曲アーム20のアーム本
体21部分と保持部31及び軸部32と固定部33をそ
れぞれ貫通する構成としている。ナット34bと固定部
33との間には通常のワッシャー34cが設けられてい
る。
【0024】保持部31は先端面側に断面U字状の切り
込み溝31aを有し、そこへ湾曲アーム20の主要部を
構成するアーム本体21の中央部がはめ込まれている。
そして、その中央部をも貫通する前記ボルト34aによ
って、アーム本体21の中央部分が保持部31にしっか
りと固定されている。
【0025】また、締結手段34のボルト34aと軸部
32との軸回りの相対回転を阻止するための回り止めピ
ン37が設けられている。
【0026】このような構造の連結装置30において
は、湾曲アーム20は締結手段34により保持部31に
固定され、保持部31と一体の軸部32はロッド本体1
1内に回転可能に挿入され、固定部33は固定ピン35
によりロッド本体11に固定されている。そして、ナッ
ト34bを締め込むことにより摩擦手段36が機能し、
ロッド本体11に対する湾曲アーム20の回転抵抗が発
生するようになっている。
【0027】即ち、ナット34bを締め込むと、軸部3
2と固定部33との間に摩擦制御ワッシャー36aが存
在しているため、軸部32及び固定部33との間に、ナ
ット34bの締め付け力に応じた摩擦抵抗が発生する。
したがって、この摩擦抵抗を調整することで、所定の力
以上の力が加わったときにのみ軸部32が回転するよう
に設定することができる。
【0028】ここでの所定の力は、ロッド10に回転力
が加えられたとき、刺股の使用者がロッド10を両手で
持ち堪えることができる程度の力である。勿論それより
も弱く設定してもよい。この設定により、対象者が湾曲
アーム20部分を掴んで、ロッド10を回転させる方向
に力を加えても、刺股の使用者には大きな力は加わらな
い。したがって、刺股の使用者はその対象者から刺股を
振り払われてしまうような事もなくなる。
【0029】図4は本発明の他の実施形態を示す図2同
様の部分断面図である。なお、同図において図2と基本
的に同一の構成要素については同一の符号を付してその
説明を簡略化ないし省略する。
【0030】この実施の形態では、連結装置の締結手段
の構成が先の実施形態と相違している。即ち、締結手段
34は、軸部32に設けたネジ穴32aと、固定部33
を貫通して先端部がネジ穴32aにねじ込まれたナット
状頭部38a付きのネジ棒38と、そのネジ棒38の先
端部を軸部32に対して回り止めする回り止めピン37
とを含む構成としている。したがって、湾曲アーム20
のアーム本体21は、ここでは特に図示していないが、
保持部31に対して溶接止め、あるいは別のネジなどに
よって固定している。その余の構成及び作用等について
は先の実施形態の場合と同様である。
【0031】なお、連結装置30の構成については、ロ
ッド10が湾曲アーム20に対してロッド10の軸回り
に回転可能で、しかも所定の力以上の力が加わったとき
にのみ回転する構成であれば、他の構成を採用してもよ
いことは言うまでもない。
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、使用者
が手に持つことのできる大きさと長さを有するロッドの
先端部に、拘束すべき対象者に絡めて拘束するための湾
曲アームを設けた刺股において、湾曲アームをロッドに
対してロッドの軸回りに回転可能に設けた構成としたの
で、従来のように対象者側から使用者に対して大きな力
が及ぶのを防止することができる。
【0032】特に、所定の力以上の力が加わったときに
回転可能とすることにより、従来と同様な使用を可能に
してその本来の機能を確保しつつ、従来の刺股の欠点も
克服することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る刺股の正面図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態に係る刺股の連結装置の部
分断面図である。
【図3】図2のA−A線に沿った断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態に係る連結装置の部分
断面図である。
【図5】従来の刺股の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
10 ロッド 11 ロッド本体 12 さやロッド 20 湾曲アーム 21 アーム本体 22 補助アーム 30 連結装置 31 保持部 32 軸部 33 固定部 34 締結手段 35 固定ピン 36 摩擦手段 37、39 回り止めピン 38 ネジ棒

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者が手に持つことのできる大きさと
    長さを有するロッドの先端部に、拘束すべき対象者に絡
    めて拘束するための湾曲アームを設けた刺股において、
    前記湾曲アームを前記ロッドに対してロッドの軸回りに
    回転可能に設けたことを特徴とする刺股。
  2. 【請求項2】 前記湾曲アームとロッドとを連結する連
    結装置を設け、その連結装置は、湾曲アームをロッドの
    軸回りに回転させる機能と、湾曲アームとロッドの間に
    所定の力以上の回転力が加えられたときにのみ回転する
    回転制御機能とを有することを特徴とする、請求項1記
    載の刺股。
  3. 【請求項3】 前記連結装置は、前記湾曲アームを保持
    する保持部と、保持部から突出した軸部と、軸部の先端
    側に配置される固定部と、固定部に対して軸部をその軸
    部の軸回りに回転可能に連結する締結手段とを含み、そ
    れら軸部と固定部及び締結手段が前記ロッドの先端部内
    に挿入され、しかも前記固定部がロッドに対して固定さ
    れていて前記軸部がロッドに対して回転可能であり、さ
    らに軸部と固定部との間に、それら軸部と固定部との間
    の相対回転に抵抗を与える摩擦手段が設けられているこ
    とを特徴とする、請求項2記載の刺股。
  4. 【請求項4】 前記摩擦手段は、軸部と固定部との間に
    挿入したワッシャーを含み、前記締結手段は、軸部と固
    定部との相対距離を調整可能であることを特徴とする、
    請求項3記載の刺股。
  5. 【請求項5】 前記締結手段は、ボルトとナットを含
    み、ボルトが前記湾曲アームと保持部及び軸部と固定部
    をそれぞれ貫通していることを特徴とする、請求項4記
    載の刺股。
  6. 【請求項6】 前記締結手段は、前記軸部に設けたネジ
    穴と、前記固定部を貫通して先端部が前記ネジ穴にねじ
    込まれた頭部付きのネジ棒と、そのネジ棒の先端部を軸
    部に対して回り止めする固定ピンとを含むことを特徴と
    する、請求項4記載の刺股。
JP10195092A 1998-06-25 1998-06-25 刺 股 Pending JP2000018890A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10195092A JP2000018890A (ja) 1998-06-25 1998-06-25 刺 股

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10195092A JP2000018890A (ja) 1998-06-25 1998-06-25 刺 股

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000018890A true JP2000018890A (ja) 2000-01-18

Family

ID=16335409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10195092A Pending JP2000018890A (ja) 1998-06-25 1998-06-25 刺 股

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000018890A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005291513A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Sanwa Shoji Kk 刺股状防護具
JP2006242537A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Yutaka Miyai 刺股

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005291513A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Sanwa Shoji Kk 刺股状防護具
JP2006242537A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Yutaka Miyai 刺股
JP4707416B2 (ja) * 2005-03-07 2011-06-22 豊 宮井 刺股

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5694915A (en) Back tension rope release
US3966101A (en) Camera support
US9095960B2 (en) Torque control wrench assembly for a vehicle
US5379758A (en) Hand held surgical retractor
WO1993018946A1 (en) An apparatus for actuating
JP2006501897A5 (ja)
US6142964A (en) Multi-planar brace
JP2000018890A (ja) 刺 股
JPS59225034A (ja) 内視鏡の先端を偏向させるための方法と装置
US6848209B2 (en) Reel seat for fishing rod and fishing rod incorporating the reel seat
EP1995149B1 (en) Tilt steering apparatus
JP3043004B1 (ja) 握り部回転型取手
JP4707416B2 (ja) 刺股
JP2004222559A (ja) 魚釣り用リールのハンドル装置
JPH0243402Y2 (ja)
JP2007029052A (ja) 釣竿
US4543847A (en) Brake operating device for a bicycle
SU988536A1 (ru) Трещеточный ключ
JPS5845966Y2 (ja) パ−キングブレ−キの調整装置
JPH0130056Y2 (ja)
JPH058857Y2 (ja)
JP2872878B2 (ja) 釣竿のリール脚固定装置
JP4514005B2 (ja) リールシート
JP3034504B2 (ja) 骨ねじ体用部材締結機構
JP2570877Y2 (ja) 玉 網

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees