JP2000018874A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2000018874A
JP2000018874A JP10176937A JP17693798A JP2000018874A JP 2000018874 A JP2000018874 A JP 2000018874A JP 10176937 A JP10176937 A JP 10176937A JP 17693798 A JP17693798 A JP 17693798A JP 2000018874 A JP2000018874 A JP 2000018874A
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pipe
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outlet
inlet
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Toshiji Sano
登志二 佐野
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Nippon Light Metal Co Ltd
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成部材数の削減を図ると共に、配管構造の
簡略化、及び配管取付け強度の向上が図れ、取付位置や
方向性の自由度の向上を図れるようにした熱交換器を提
供する。 【解決手段】 一対のヘッダーパイプ2a,2bと、こ
れらヘッダーパイプ2a,2b間を連通する熱交換管3
とを具備する熱交換器1において、ヘッダーパイプ2
a,2bの端部に、ヘッダーパイプ2a,2bの開口端
部を閉塞すると共に、連通路11a又は21aを介して
開口端部に連通する熱媒体の流入口11又は流入口21
を有するブロック体10,20を装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は熱交換器に関する
もので、詳細には、例えば略円筒状に形成される一対の
ヘッダーパイプと、これらヘッダーパイプ間を連通する
熱交換管とを具備する熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車や家屋等の空調機器に使
用される熱交換器としては、一対のヘッダーパイプ間
に、これらヘッダーパイプ間を連通すべく、互いに平行
に架設される複数の熱交換管を具備するパラレルフロー
型が知られている。このパラレルフロー型熱交換器の一
例を、図9を参照して説明する。
【0003】熱交換器aは、一対のヘッダーパイプb
と、これらヘッダーパイプb間を連通すべく、互いに平
行に架設される複数の熱交換管cとを具備しており、熱
交換管cの間には熱交換用フィン例えばコルゲートフィ
ンdが介設され、熱交換管cと一体にろう付されてい
る。
【0004】ヘッダーパイプbは、例えばアルミニウム
製の押出形材又は板をロール成形して例えば略円筒状に
形成されており、両ヘッダーパイプbの上下端部にはキ
ャップ部材fが被着固定されている。なお、ヘッダーパ
イプb内には、仕切壁jが設けられており、熱媒体が熱
交換器a内を効果的に蛇行して流れるようになってい
る。
【0005】熱交換管cは、例えばアルミニウム製の押
出形材にて中空偏平状に形成されており、その内部に
は、長手方向に貫通する熱媒体の流路(図示せず)が形
成されている。このように形成される熱交換管cにおけ
る長手方向の両端部は、両ヘッダーパイプbの対向する
側面に設けられた複数のスリット(図示せず)に挿入さ
れた状態でろう付されている。
【0006】この場合、一般的に一方のヘッダーパイプ
b(図9では左側)の上部側面には、熱媒体の流入口g
が設けられており、他方のヘッダーパイプb(図9では
右側)の下部側面には、熱媒体の流出口hが設けられて
いる。なお、流入口gと流出口hの配設位置は、図9に
想像線で示すように、例えば流入口gは一方のヘッダー
パイプbの上端面に設けられ、流出口hは他方のヘッダ
ーパイプbの下端面に設けられた構造も知られている。
【0007】このように構成される熱交換器aにおい
て、熱媒体の供給管を流入口gに接続すると共に、熱媒
体の排出管を流出口hに接続して、流入口gからヘッダ
ーパイプb内に熱媒体を供給して熱交換器a内に熱媒体
を流通させることにより、熱交換器として使用する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
熱交換器aの場合、キャップ部材fと流入口g及び流出
口hを別個に取付けるので、構成部材が多くなり、組付
けが面倒になるという問題があった。また、流入口g及
び流出口hを形成する管体をヘッダーパイプb又はキャ
ップ部材fに穿設された取付孔(図示せず)に嵌挿し、
ろう付接合する構造であるため、上記取付孔を穿設する
作業が面倒であると共に、位置決めや取付孔の大きさ
等、精度の面で問題があり、更に、流入口g及び流出口
hを形成する上記管体の取付強度に不安があるという問
題があった。
【0009】また、一旦穿設した上記取付孔の位置を変
えることは困難であるため、適正でない位置に取付孔を
穿設した状態で配管を行うと、熱交換器aの取付け場所
によっては配管構造が複雑になると共に、面倒であり、
また、配管スペースが広くなるという問題があった。更
に、配管構造が複雑であることに加えて、熱交換器aの
取付位置や方向性も制限されるという問題もあった。し
たがって、自動車の空調機器等、取付スペースの限られ
た設置場所に取付けるには、熱交換器をその分小さくす
る必要があるが、熱交換器自体を小型にすることは、熱
交換効率が低下することになり、好ましくない。
【0010】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、構成部材の削減、配管取付け強度の向上及び配管構
造の簡略化が図れ、更に、取付位置や方向性の自由度を
向上させることができるような熱交換器を提供すること
を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は以下のように構成される。請求項1記載
の発明は、一対のヘッダーパイプと、これらヘッダーパ
イプ間を連通する熱交換管とを具備する熱交換器におい
て、上記ヘッダーパイプの端部に、このヘッダーパイプ
の開口端部を閉塞すると共に、連通路を介して上記開口
端部と連通する熱媒体の流入口又は流出口を有するブロ
ック体を装着してなる、ことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、一対のヘッダーパ
イプと、これらヘッダーパイプ間を連通する熱交換管と
を具備する熱交換器において、上記ヘッダーパイプの端
部に、このヘッダーパイプの開口端部を閉塞すると共
に、熱媒体の流入口及び流出口を有するブロック体を装
着し、上記ブロック体における流入口及び流出口のいず
れか一方を、このブロック体に設けられた連通路を介し
て上記開口端部に連通すると共に、他方を、配管を介し
て上記ヘッダーパイプに連通してなる、ことを特徴す
る。
【0013】請求項1記載の発明によれば、ヘッダーパ
イプの端部に、このヘッダーパイプの開口端部を閉塞す
ると共に、連通路を介して開口端部に連通する熱媒体の
流入口又は流出口を有するブロック体を装着することに
より、ブロック体が熱媒体の流入口又は流出口と、ヘッ
ダーパイプの端部を閉塞するキャップ部材を兼用するの
で、構成部材を削減することができると共に、流入口及
び流出口への配管の取付け強度を向上させることができ
る。
【0014】また、熱交換器を取付ける際、流入口及び
流出口に接続される配管の構造、及び取付作業の簡略化
を図ることができる。更に、ブロック体の取付け時に、
熱媒体の流入口及び流出口の向きを柔軟に決めることが
できるので、熱交換器の取付位置や方向性の自由度が増
大する。
【0015】請求項2記載の発明によれば、ヘッダーパ
イプの端部に、このヘッダーパイプの開口端部を閉塞す
ると共に、熱媒体の流入口及び流出口を有するブロック
体を装着することにより、ブロック体が熱媒体の流入口
及び流出口と、ヘッダーパイプの端部を閉塞するキャッ
プ部材を兼用するので、構成部材を削減することができ
ると共に、流入口及び流出口への配管の取付け強度を向
上させることができる。また、これらに接続される管体
の端部が隣接するように配管することができるので、配
管の構造、及び取付作業の更なる簡略化が図れ、熱交換
器の設置場所の小スペース化を図ることができる。
【0016】また、流入口及び流出口のいずれか一方
を、このブロック体に設けられた連通路を介して上記開
口端部に連通し、他方を、配管を介してこのヘッダーパ
イプに接続することにより、ブロック体の小型化を図る
ことができると共に、更に配管構造の簡略化を図ること
ができる。また、ブロック体の取付け時に、熱媒体の流
入口及び流出口の向きを柔軟に決めることができるの
で、熱交換器の取付位置や方向性の自由度が増大する。
【0017】
【発明の実施の形態】◎第一実施形態 以下に、この発明に係る熱交換器の第一実施形態を、添
付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明に
係る熱交換器の第一実施形態を示す概略正面図、図2は
図1の要部を拡大して示すA矢視図である。
【0018】熱交換器1は、略円筒状に形成される一対
のヘッダーパイプ2a,2bと、これらヘッダーパイプ
2a,2b間を連通すべく互いに平行に架設される複数
の熱交換管3と、これら熱交換管3の間に介設される熱
交換用フィン例えばコルゲートフィン4とで、主に構成
されている。
【0019】この場合、一方のヘッダーパイプ2aの端
部(図1では上端部)には、このヘッダーパイプ2aの
開口端部を閉塞すると共に、一側面に、ヘッダーパイプ
2aの開口端部に連通する熱媒体の流入口11を有する
ブロック体10が装着されている。また、他方のヘッダ
ーパイプ2bの端部(図1では下端部)には、このヘッ
ダーパイプ2bの開口端部を閉塞すると共に、一側面
に、ヘッダーパイプ2bの開口端部に連通する熱媒体の
流出口21を有するブロック体20が装着されている。
なお、ブロック体10とヘッダーパイプ2a、及びブロ
ック体20とヘッダーパイプ2bは、一体にろう付接合
されている。
【0020】ヘッダーパイプ2a,2bは、例えばアル
ミニウム製の押出形材か、あるいはアルミニウム製の板
材をロール成形することにより、略円筒状に形成されて
おり、両ヘッダーパイプ2a,2bのうち、上記ブロッ
ク体10,20が装着されていない方の端部には、キャ
ップ部材5が被着固定されている。また、ヘッダーパイ
プ2a,2b内部の適当な高さには、仕切壁7が設けら
れており、熱媒体が熱交換器1内を効果的に蛇行して流
れるようになっている。
【0021】熱交換管3は、例えばアルミニウム製の押
出形材にて例えば中空偏平状に形成されており、その内
部には長手方向に向かって貫通する複数に区画された熱
媒体の流路(図示せず)が形成されている。このように
形成される熱交換管3における長手方向の両端部は、ヘ
ッダーパイプ2a,2bの対向する側面に、適当な間隔
をおいて平行かつ多段状に設けられたスリット(図示せ
ず)に挿入され、ろう付によって固着されている。
【0022】熱交換用フィンすなわちコルゲートフィン
4は、例えばアルミニウム製の板材を屈曲することによ
り連続波形状に形成されており、各熱交換管3の間に介
設されてろう付されている。なお、最上段の熱交換管3
の上側、及び最下段の熱交換管3の下側にもコルゲート
フィン4がろう付されている。この場合、最上段のコル
ゲートフィン4の上側と、最下段のコルゲートフィン4
の下側には、これらを保護するために、例えばアルミニ
ウム製の板材にて形成されたサイドプレート6がろう付
接合されている。
【0023】ブロック体10は、図3(a)及び(b)
に示すように、例えばアルミニウム材にて形成されてお
り、ヘッダーパイプ2aの上端開口部が嵌合(装着)さ
れる嵌合凹部13を下面側に有する基部10aと、この
基部10aの一側から垂下する側片10bとからなる略
アングル状に形成されている。この場合、基部10aに
おける側片10b側の面には、エルボ状の連通路11a
を介して嵌合凹部13と連通する熱媒体の流入口11が
設けられており、側片10bの流入口11を有する面側
には、熱媒体の供給管16を流入口11に接続するため
のコネクタ15が、固定手段例えば固定ボルト17によ
って固定可能になっている(図2参照)。
【0024】なおこの場合、固定ボルト17は、コネク
タ15に穿設された貫通孔18を貫通して、ブロック体
10に刻設されたねじ孔12にねじ結合されている。な
お、ブロック体10の流入口11と、コネクタ15と接
続された熱媒体の供給管16の突出部16aとの間に
は、気密性又は液密性を保つためのシール材例えばOリ
ング19を介在させる方が好ましい。
【0025】一方、ブロック体20は、例えばアルミニ
ウム材にて形成されると共に、ブロック体10と同様な
形状をしており(図3(a)及び(b)参照)、ブロッ
ク体10を上下方向に逆転させて使用される。すなわ
ち、ヘッダーパイプ2bの下端開口部が嵌合(装着)さ
れる嵌合凹部23を上面側に有する基部20aと、この
基部20aの一側から垂直上向きに起立する側片20b
とからなる略アングル状に形成されている。この場合、
基部20aにおける側片20b側の面には、エルボ状の
連通路21aを介して嵌合凹部23と連通する熱媒体の
流出口21が設けられており、側片20bの流出口21
を有する面側には、熱媒体の排出管26を流出口21に
接続するためのコネクタ25が、固定手段例えば固定ボ
ルト17によって固定可能になっている(図4参照)。
【0026】なおこの場合、固定ボルト17は、コネク
タ25に穿設された貫通孔28を貫通して、ブロック体
20に刻設されたねじ孔22にねじ結合されている。な
お、ブロック体20の流出口21と、コネクタ25に接
続された熱媒体の排出管26の突出部26aとの間に
は、気密性又は液密性を保つためのシール材例えばOリ
ング29を介在させる方が好ましい。
【0027】上記のように構成することにより、ブロッ
ク体10,20がヘッダーパイプ2aの上端開口部又は
ヘッダーパイプ2bの下端開口部を閉塞するキャップ部
材5と、熱媒体の流出口21又は流入口11を兼用する
ので、構成部材の削減を図ることができると共に、熱媒
体の供給管16及び排出管26の取付構造を強化するこ
とができる。また、配管すなわち熱媒体の供給管16及
び排出管26の構造及び取付作業を簡略化することがで
きる。
【0028】また、図5に示すように、ブロック体10
は、側片10bが熱交換管3に触れない範囲であれば、
ヘッダーパイプ2bの周方向に対して自由な位置で、嵌
合凹部13に嵌合することができる。なお、ブロック体
20についても同様である。したがって、ブロック体1
0,20を装着する際、流入口11及び流出口21の取
付位置を自由に変えることができ、熱交換器1の設置場
所に対応した配管構造とすることができる。
【0029】次に、上記のように構成される熱交換器1
の組立及び取付手順について説明する。まず、ヘッダー
パイプ2a,2b、熱交換管3及びコルゲートフィン4
を組付けて治具で固定する。次に、ブロック体10の基
部10aに設けられた嵌合凹部13に、ヘッダーパイプ
2aの上端開口部を嵌合して装着すると共に、ブロック
体20の基部20aに設けられた嵌合凹部23に、ヘッ
ダーパイプ2bの下端開口部を嵌合して装着する。な
お、ヘッダーパイプ2a,2b、熱交換管3及びコルゲ
ートフィン4を組付ける前に、ヘッダーパイプ2aにブ
ロック体10を装着し、ヘッダーパイプ2bにブロック
体20を装着してもよい。この状態で、加熱手段例えば
炉の中で約600℃程度に加熱して、組付けられた各構
成部材を一体にろう付接合して、熱交換器1を形成す
る。
【0030】なお、上記ろう付接合をする際、ろう材に
フラックス粉末を混合したものを塗布する方が好まし
い。上記フラックス粉末には、フッ化物系フラックスや
塩化物系フラックス等があり、いずれを用いてもよい
が、非腐食性のフッ化物系フラックスを用いる方が好ま
しい。フッ化物系フラックスとしては、例えばフッ化ア
ルミニウム、アルカリ金属若しくはアルカリ土類金属の
フッ化物又はこれらの複合フッ化物、あるいはこれらを
主成分としたものを使用することができる。
【0031】上記のように形成された熱交換器1に、熱
媒体の供給部と排出部を接続するには、ブロック体10
の流入口11に、一端をコネクタ15に接続した熱媒体
の供給管16の突出部16aを、Oリング19を介して
嵌挿し、固定ボルト17をコネクタ15の貫通孔18を
介してブロック体10のねじ孔12にねじ結合して固着
する。また、ブロック体20の流出口21に、一端をコ
ネクタ25に接続した熱媒体の排出管26の突出部26
aを、Oリング29を介して嵌挿し、固定ボルト17を
コネクタ25の貫通孔28を介してブロック体20のね
じ孔22にねじ結合して固着する。
【0032】◎第二実施形態 次に、この発明の熱交換器の第二実施形態について説明
する。図6は、第二実施形態に係る熱交換器を示す概略
正面図、図7は図6の要部を拡大して示すD矢視図であ
る。第二実施形態は、一つのブロック体に熱媒体の流入
口及び流出口を設けた場合である。
【0033】第二実施形態におけるブロック体30は、
例えばアルミニウム材にて形成されており、例えばヘッ
ダーパイプ2bの下端開口部が嵌合される嵌合凹部33
を上面側に有する基部30aと、この基部30aの一側
から垂直上向きに起立する側片30bとからなる略アン
グル状に形成されいる(図8(a)及び(b)参照)。
また、側片30bの外方側の面には、嵌合凹部33とエ
ルボ状の連通路31aを介して連通する熱媒体の流出口
31が設けられており、同じ面側における流出口31よ
り上方には、側片30bの上端面に設けられた配管40
の接続口32bに、連通路32aを介して連通する熱媒
体の流入口32が設けられている。
【0034】この場合、熱媒体の流入口32は、流入口
32と連通する接続口32bから、配管40を介してヘ
ッダーパイプ2bの上方側面に接続されている。また、
側片30bの外方側面には、熱媒体の排出管51を流出
口31に接続し、熱媒体の供給管52を流入口32に接
続するためのコネクタ50が、固定手段例えば固定ボル
ト17によって固定可能になっている。
【0035】なおこの場合、固定ボルト17は、コネク
タ50に穿設された貫通孔53を貫通して、ブロック体
30に刻設されたねじ孔34にねじ結合されている。な
お、ブロック体30における流出口31及び流入口32
と、コネクタ50に接続された熱媒体の排出管51及び
供給管52の突出部51a,52aとの間には、気密性
又は液密性を保つためのシール材例えばOリング54を
介在させる方が好ましい。
【0036】なお、第二実施形態のその他の部分は上記
第一実施形態と同様なので、同一部分には同一符号を付
して説明を省略する。
【0037】上記のように構成することにより、上記第
一実施形態と同様に、ブロック体30がヘッダーパイプ
2bの下端開口部を閉塞するキャップ部材5と、熱媒体
の流出口31及び流入口32を兼用するので、構成部材
の削減を図ることができると共に、熱媒体の供給管52
及び排出管51の取付構造を強化することができる。
【0038】また、配管すなわち熱媒体の供給管52及
び排出管51を接続する際、これらを予め接続したコネ
クタ50を取付けるだけであるので、配管の構造及び取
付作業の簡略化を図ることができる。また、ブロック体
30は、上記第一実施形態と同様に、側片30bが熱交
換管3に触れない範囲であれば、ヘッダーパイプ2bの
周方向に対して自由な位置で、嵌合凹部33に嵌合する
ことができる。したがって、ブロック体30を装着する
際、流出口31及び流入口32の取付位置を自由に変え
ることができ、熱交換器1の設置場所に対応した配管構
造とすることができる(図5参照)。
【0039】なお、上記第二実施形態では、ブロック体
30を、ヘッダーパイプ2bの下端開口部を閉塞すべく
装着すると共に、ブロック体30に設けられた流出口3
1をヘッダーパイプ2bの下端開口端部に連通し、流入
口32を、配管40を介してヘッダーパイプ2bの上部
側面に直接接続する場合について説明したが、この発明
は、必ずしもこのような構造に限定されるものではな
い。すなわち、例えばブロック体30を、ヘッダーパイ
プ2bの上端開口部を閉塞すべく装着すると共に、ブロ
ック体30に設けられた流入口31をヘッダーパイプ2
bの上端開口部に連通し、流出口32を、配管を介して
ヘッダーパイプ2bの下部側面に直接接続してもよいの
は勿論である。
【0040】◎その他の実施形態 上記実施形態では、ヘッダーパイプ2a,2bが略円筒
状である場合について説明したが、必ずしも円筒状であ
る必要はなく、円筒以外の筒状であってもよいのは勿論
である。
【0041】また、上記第一及び第二実施形態では、こ
の発明に係る熱交換器を、ヘッダーパイプが鉛直方向に
配設されたパラレルフロー型の熱交換器に適用した場合
について説明したが、ヘッダーパイプを水平方向に配設
したパラレルフロー型の熱交換器に適用できるのも勿論
である。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の熱交
換器によれば、以下のような優れた効果が得られる。
【0043】(1)請求項1記載の発明によれば、ヘッ
ダーパイプの端部に、このヘッダーパイプの開口端部を
閉塞すると共に、連通路を介して開口端部に連通する熱
媒体の流入口又は流出口を有するブロック体を装着する
ことにより、ブロック体が熱媒体の流入口又は流出口
と、ヘッダーパイプの端部を閉塞するキャップ部材を兼
用するので、構成部材を削減することができると共に、
流入口及び流出口への配管の取付け強度を向上させるこ
とができる。
【0044】また、熱交換器を取付ける際、流入口及び
流出口に接続される配管の構造、及び取付作業の簡略化
を図ることができる。更に、ブロック体の取付け時に、
熱媒体の流入口及び流出口の向きを柔軟に決めることが
できるので、熱交換器の取付位置や方向性の自由度が増
大する。したがって、熱交換器の設置場所に対応した配
管構造とすることができる。
【0045】(2)請求項2記載の発明によれば、ヘッ
ダーパイプの端部に、このヘッダーパイプの開口端部を
閉塞すると共に、熱媒体の流入口及び流出口を有するブ
ロック体を装着することにより、ブロック体が熱媒体の
流入口及び流出口と、ヘッダーパイプの端部を閉塞する
キャップ部材を兼用するので、構成部材を削減すること
ができると共に、流入口及び流出口への配管の取付強度
を向上させることができる。また、流入口と流出口を有
するブロック体を装着することにより、更に構成部材を
削減することができ、また、これらに接続される管体の
端部が隣接するように配管することができるので、配管
の構造、及び取付作業の更なる簡略化が図れ、熱交換器
の設置場所の小スペース化を図ることができる。
【0046】また、流入口及び流出口のいずれか一方
を、このブロック体に設けられた連通路を介して上記開
口端部に連通し、他方を、配管を介してこのヘッダーパ
イプに接続することにより、ブロック体の小型化を図る
ことができると共に、更に配管構造の簡略化を図ること
ができる。また、ブロック体の取付け時に、熱媒体の流
入口及び流出口の向きを柔軟に決めることができるの
で、熱交換器の取付位置や方向性の自由度が増大する。
したがって、熱交換器の設置場所に対応した配管構造と
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る熱交換器の第一実施形態を示す
概略正面図である。
【図2】図1の要部を拡大して示すA矢視図である。
【図3】第一実施形態におけるブロック体を示す斜視図
である。
【図4】図1の要部を拡大して示すB矢視図である。
【図5】図1のC−C線に沿う拡大断面図である。
【図6】この発明に係る熱交換器の第二実施形態を示す
概略正面図である。
【図7】図6の要部を拡大して示すD矢視図である。
【図8】第二実施形態におけるブロック体を示す斜視図
である。
【図9】従来の熱交換器の一例を示す概略正面図であ
る。
【符号の説明】
1 熱交換器 2a,2b ヘッダーパイプ 3 熱交換管 10 ブロック体 11 流入口 11a 連通路 20 ブロック体 21 流出口 21a 連通路 30 ブロック体 31 流出口 31a 連通路 32 流入口 40 配管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のヘッダーパイプと、これらヘッダ
    ーパイプ間を連通する熱交換管とを具備する熱交換器に
    おいて、 上記ヘッダーパイプの端部に、このヘッダーパイプの開
    口端部を閉塞すると共に、連通路を介して上記開口端部
    と連通する熱媒体の流入口又は流出口を有するブロック
    体を装着してなる、ことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 一対のヘッダーパイプと、これらヘッダ
    ーパイプ間を連通する熱交換管とを具備する熱交換器に
    おいて、 上記ヘッダーパイプの端部に、このヘッダーパイプの開
    口端部を閉塞すると共に、熱媒体の流入口及び流出口を
    有するブロック体を装着し、 上記ブロック体における流入口及び流出口のいずれか一
    方を、このブロック体に設けられた連通路を介して上記
    開口端部に連通すると共に、他方を、配管を介して上記
    ヘッダーパイプに連通してなる、ことを特徴する熱交換
    器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003027594A1 (fr) * 2001-09-21 2003-04-03 Zexel Valeo Climate Control Corporation Echangeur thermique
WO2007052577A1 (ja) 2005-11-04 2007-05-10 Calsonic Kansei Corporation ラジエータ・コア・サポート
WO2017072192A1 (de) * 2015-10-29 2017-05-04 Mahle International Gmbh Fluidsystem mit verbindungsbauteil
WO2021258980A1 (zh) * 2020-06-23 2021-12-30 丹佛斯有限公司 集流管组件以及换热器

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