JPH064219Y2 - 車両用熱交換器 - Google Patents

車両用熱交換器

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JPH064219Y2
JPH064219Y2 JP326888U JP326888U JPH064219Y2 JP H064219 Y2 JPH064219 Y2 JP H064219Y2 JP 326888 U JP326888 U JP 326888U JP 326888 U JP326888 U JP 326888U JP H064219 Y2 JPH064219 Y2 JP H064219Y2
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JP
Japan
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tubular body
inlet
heat exchanger
flow
outlet
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JP326888U
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JPH01111954U (ja
Inventor
孝 嘉斎
Original Assignee
株式会社ゼクセル
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用空調装置に用いられるパラレルフロータ
イプの車両用熱交換器に関する。
(従来の技術) 従来、車両用熱交換器として、例えば、特開昭62−
207572号公報や実開昭58−107475号公
報に開示されたものが知られている。
上記の熱交換器1は、第3図に示すように、複数の流
路2aを有する偏平チューブ2が並列に配設され、これ
らの一端側には入側タンク部4が、他端部には出側タン
ク部6が、夫々取付けられており、入側タンク部4の入
口5と出側タンク部6の出口7が、各偏平チューブ2を
通流する媒体の流路長が略均一となるように、第3図の
ように正面から見て対角状に配設されている。尚、図中
8,9は入側および出側のヘッダパイプ、3はフィンを
示す。
上記の熱交換器は、U字状の媒体通路を有する入側タ
ンク部を備え、冷媒を風上から供給し、U字状通路を通
じて媒体の流れをUターンさせて風下から偏平チューブ
の各流路に媒体を通流し、熱交換器の効率の向上を図ろ
うとしている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記の熱交換器によれば、均等な媒体通路
を確保するには正面対角状に媒体の入口と出口を配置し
なければならず、車両に搭載するには、スペース上の制
約が多いことからレイアウトが困難となり、また、余分
な接続配管等が必要となって、コストを増大させる不都
合がある。
また、上記の熱交換器によれば、タンク部がU字形状
の流路に形成されているので、媒体の入口と出口を同方
向に配置することが容易である反面、U字形状のタンク
部を製作するには鋳造等によらねばならず、熱交換器の
組付け作業が煩雑となってコストが増大する欠点があ
る。
そこで、本考案は、車両搭載時において、レイアウトが
容易で、しかも、製作、組付けが容易となり、コストの
低減を可能とした車両用熱交換器を提供することを目的
とするものである。
(課題を解決するための手段) 説明の便宜上、実施例で用いた符号を付して記すと、本
考案の車両用熱交換器は、複数のチューブ12,12が
互いに平行に配設されるとともにこれらのチューブ間に
放熱フィン13,13が介装され、前記複数のチューブ
の一端側に入側タンク部14が、他端側に出側タンク部
17が夫々取付けられた車両用熱交換器を前提として、 前記入側タンク部14又は出側タンク部17の一方14
を、一つの流路14Aを有する管状体で構成するととも
に、他方17を、長手方向に仕切り壁で区画された第1
及び第2の二つの流路18A,18Bを有する管状体で
構成し、 前記一つの流路14Aを有する管状体と前記二つの流路
を有する管状体の第1の流路18Aとの間に前記複数の
チューブ12,12が配設され、 前記一つの流路14Aを有する管状体の一方の端部に出
入り口15Aを設けるとともに、他方にはキャップ16
を装着して当該流路を閉塞し、 前記二つの流路18A,18Bを有する管状体の両方の
端部側にキャップ19,20を装着するとともに、前記
第2の流路18Bに出入り口20Aを設け、 更に、前記二つの流路18A,18Bを有する管状体の
一方の端部側に前記第1及び第2の流路18A,18B
を連通する連通部を設けて構成され、この連通部は、前
記一つの流路を有する管状体の前記出入り口20Aの対
角側に位置している車両用熱交換器である。
なお、上記符号は、前述のとおり説明の便宜のためのも
のであり、本考案が上記符号の部材に特定されるもので
ないことは勿論である。
(作用) 入側又は出側タンク部の一方を二つの流路を有する管状
体パイプで構成したことにより、この二つの流路を有す
るタンク部では、媒体流路をUターンさせることができ
るので、偏平チューブ内に均等に媒体流量を通流させる
ことができるとともに、入側及び出側タンク部の媒体の
入口と出口を同一方向に配置でき、従ってレイアウトが
容易となり、余分な配管が不要となって軽量化が図れ
る。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を図面に基いて説明する。
第1図および第2図は本実施例の熱交換器11を示し、
図中12は偏平チューブを示している。
上記偏平チューブ12は各々複数の流路12aを備え、
押出し成形により製作される。これらの偏平チューブ1
2は、第1図(a)、第2図(a)に示すように、互いに平行
となるように複数並設され、これらの偏平チューブ12
の間には波状の放熱フィン13が介装されている。
上記複数の偏平チューブ12の一端側には入側タンク部
14が、また、これらの偏平チューブ12の他端側には
出側タンク部17が、夫々取付けられている。
上記入側タンク部14は、一つの流路14Aを有する断
面円形状の管状体により形成され、上端側開口を媒体の
入口14aとし、この入口14aには、第2図(b)に示
すように、継手15を介して入側ヘッダパイプが連結さ
れる。入側タンク部14の下端側開口部には、第2図
(c)に示すように、この開口14bを閉止するキャップ
16が固着され、このタンク部14と各偏平チューブ1
2の各流路12aとが連通されている。
上記出側タンク部17は、第1図(b)に示すように、内
部に仕切り壁17Aを有しこの仕切り壁17Aにより管
路長手方向へ互いに平行な二つの流路18A,18Bを
有する断面楕円形状の管状体により形成されている。そ
して、第1の流路18Aが上記各偏平チューブ12の各
流路12aに連通され、この管状体の下端部には、第2
図(e)に示すように、双方の流路18A,18Bを連通
するように、連通部たる凹部空間19aを有するキャッ
プ19が固着されている。また、この管状体の上端部に
は、第2図(d)に示すように、上記一方の開口18aを
閉止する栓体部20aと出口20Aを有する継手部20
bからなるキャップ20が固着され、継手部20には出
側ヘッダパイプが連結される構造となっており、媒体の
入口15Aと出口20Aが同方向に配設される。
また、上記双方の管状体のタンク部14,17は、アル
ミニウム又はその合金材により形成され、ろう付けによ
る一体成形に製作される。従って、熱交換器の組付け、
製作が容易となり、コストを大幅に低減することができ
る。
このような熱交換器では、入側タンク部14から各偏平
チューブ12を通じて出側タンク部17へ、第1図(a)
及び第2図(a)に矢印で示すように、冷媒が通流され、
入側タンク部14から出側タンク部17の第1の通路1
8Aに至る流路距離が均等となり、各偏平チューブ12
における熱交換器効率を均一なものにすることができ
る。また、出側タンク部17の第1の流路18A内の媒
体はキャップ19の凹部空間19aを介して流れをUタ
ーンさせ、第2の流路18Bを通じて上方の出口20A
に至る。従って、入口15Aと出口20Aが同一方向
(上部)に配されるので、従来のようなレイアウト上の
困難性を回避でき、更に余分な配管等も削減でき、コス
トの低減を可能とするとともに、軽量化が図れる。
尚、上記実施例では二流路の管状体プで出側タンク部を
構成したが、二流路の管状体で入側タンク部を構成して
もよい。また、出側タンク部の二流路管状体の上端部を
出口としたが、第2図(a)中の二点鎖線で示すように、
管状体端部を双方とも閉止して、他方の流路の中途部分
に出側のヘッダパイプ21を連結するようにすることも
でき、配管レイアウト上の自由度を増大させることがで
きる。更に、二流路のUターン部たる連通部をキャップ
に形成したが、二流路の端部を連通する連通部を設けて
もよい。尚、本熱交換器は、コンデンサに限らず、エバ
ポレータ等、種々の熱交換器に適用できることはいうま
でもない。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように構成され、一方のタンク
部を仕切り壁で区画された二流路の管状体で構成し、端
部において流路をUターンさせることにより、媒体の入
口、出口を同方向に配置することができるので、レイア
ウトが容易となり、従って取付けスペースの制約の多い
車両用熱交換器にも十分に対応することができ、余分な
配管が不要となって軽量化が図れる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本実施例の一実施例を示し、第1
図(a)は熱交換器の概略正面断面図、第1図(b)は第1図
(a)中のA−A断面図、第2図(a)は熱交換器の概略斜視
図、第2図(b)は入側タンク部入口を示す第2図(a)中の
B−B断面図、第2図(c)は入側のキャップを示す第2
図(a)中のB−B断面図、第2図(d)は出側タンク部の継
手を示す第2図(a)中のC−C断面図、第2図(e)はキャ
ップを示す第2図(a)中のC−C断面図、第3図は従来
の熱交換器を示す正面縦断面図である。 11…熱交換器 12…チューブ 13…フィン 14,14A…一方のタンク部とその流路 14a,14b…一方のタンク部の入口と下流端開口 16,19,20…キャップ 17,17A…他方のタンク部およびその仕切り壁 18A,18B…他方のタンク部の各流路 18a…他方タンク部の一方の流路の下流端開口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のチューブが互いに平行に配設される
    とともにこれらのチューブ間に放熱フィンが介装され、
    前記複数のチューブの一端側に入側タンク部が、複数の
    チューブの他端側に出側タンク部が夫々取付けられた車
    両用熱交換器において、 前記入側タンク部又は出側タンク部の一方を、一つの流
    路を有する管状体で構成するとともに、他方を、長手方
    向に仕切り壁で区画された第1及び第2の二つの流路を
    有する管状体で構成し、 前記一つの流路を有する管状体と前記二つの流路を有す
    る管状体の第1の流路との間に前記複数のチューブが配
    設され、 前記一つの流路を有する管状体の一方の端部側に出入り
    口を設けるとともに、他方にはキャップを装着して当該
    流路を閉塞し、 前記二つの流路を有する管状体の両方の端部にキャップ
    を装着するとともに、前記第2の流路に出入り口を設
    け、 更に、前記二つの流路を有する管状体の一方の端部側に
    前記第1及び第2の流路を連通する連通部を設けて構成
    され、この連通部は、前記一つの流路を有する管状体の
    前記出入り口の対角側に位置していることを特徴とする
    車両用熱交換器。
JP326888U 1988-01-14 1988-01-14 車両用熱交換器 Expired - Lifetime JPH064219Y2 (ja)

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JPH01111954U JPH01111954U (ja) 1989-07-27
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