JP2000018313A - 液体封入式マウント - Google Patents

液体封入式マウント

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JP2000018313A JP17988198A JP17988198A JP2000018313A JP 2000018313 A JP2000018313 A JP 2000018313A JP 17988198 A JP17988198 A JP 17988198A JP 17988198 A JP17988198 A JP 17988198A JP 2000018313 A JP2000018313 A JP 2000018313A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体圧力の導入・開放による防振特性の切換
制御を円滑に行うことの可能な液体封入式マウントを提
供する。 【解決手段】 第二のダイアフラム7の作動部72を導
圧室Dへの負圧導入により第二の内部壁体6に密接した
状態に拘束することによって、低周波大振幅の変位入力
の際に、第一液室Aと、第一のダイアフラム4によって
容積が可変である第二液室Bとの間で封入液体がショッ
クオリフィスEを介して反復移動し、大きな減衰力を得
る。またこの状態から導圧室Dを大気開放すると、伸長
されていた弾性連結部73の引張弾性によって、第二の
ダイアフラム7の作動部72が非拘束位置へ直ちに復帰
して自由変位可能となるので、中・高周波域の小振幅の
振動入力に伴って、第一液室Aと第三液室Cとの間で封
入液体がアイドルオリフィスFを介して反復移動し、動
ばね定数を低下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車エン
ジン等の振動体に対する防振支持手段として用いられる
液体封入式マウントであって、エンジン等の振動体に対
する防振支持手段として用いられる液体封入マウントに
関し、特に、外部からの流体圧力導入によって防振特性
を制御するようにした液体封入式マウントに関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンを車体フレームに弾性的に支持
するマウントには、車体のバウンド等の衝撃による低周
波大振幅の変位入力に対しては優れた緩衝性及び振動減
衰性、また、アイドリング時の機関振動等による中・高
周波域の小振幅の継続的な入力振動に対しては、動ばね
定数を低く保つことによる優れた振動絶縁性が要求され
る。そしてこのような異なる防振特性を得ることのでき
るマウントとしては、支持ばねにより容積が可変である
第一液室と、ダイアフラムにより容積が可変である第二
液室が細く長いショックオリフィスを介して互いに連通
され、前記両液室間にあって第二のダイアフラムにより
容積が可変である第三液室と、前記第一液室が前記ショ
ックオリフィスよりも流動抵抗の小さいアイドルオリフ
ィスを介して互いに連通され、前記第二のダイアフラム
に外部からの流体圧力を作用させることによって防振特
性を選択的に制御するようにした液体封入式マウントが
知られている。
【0003】すなわち上記液体封入式マウントは、第二
のダイアフラムを外部からの負圧導入により拘束するこ
とによって、第一液室と第三液室との間での封入液体の
移動を規制した状態では、低周波大振幅の変位入力に対
して、支持ばねの変位によって圧力変動を受ける第一液
室と、この第一液室にショックオリフィスを介して連通
された第二液室との間で封入液体が反復移動するので、
この時の流動抵抗によって大きな減衰力を得ることがで
きる。また、前記負圧による第二のダイアフラムの拘束
を解除した状態では、アイドリング時の機関振動等によ
る中・高周波域の小振幅の継続振動は、封入液体が第一
液室と第三液室との間で流動抵抗の小さいアイドルオリ
フィスを介して移動することによって、支持ばねの小振
幅の振動変位による第一液室の圧力変動が吸収され、動
ばね定数が低くなって優れた振動絶縁性を発揮する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの種の
液体封入式マウントにおいては、負圧導入による第二の
ダイアフラムの拘束状態から、大気開放によって負圧を
解除した時に、前記拘束状態が応答良く解除されず、高
減衰から低動ばねへの移行が円滑に行われない可能性が
指摘される。これは、第二のダイアフラムが第三液室と
反対側の壁面に吸引して貼り付かせることによって拘束
されるため、大気開放しても第二のダイアフラムが貼り
付いたままになりやすく、また、第二のダイアフラムを
負圧によって吸引・拘束した状態では第三液室の封入液
体も吸引されているので、第二のダイアフラムが非拘束
位置に復帰するには、これに接する封入液体も復帰移動
しなければならないからである。
【0005】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、流体圧力
の導入・開放による特性の切換制御を円滑に行うことの
可能な液体封入式マウントを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の技術的課題は本発
明によって有効に解決することができる。すなわち本発
明に係る液体封入式マウントは、ケースとセンターボス
との間に介在され円周方向に連続したエラストマからな
る支持ばねと、前記ケースの内周に封着されたエラスト
マからなる第一のダイアフラムと、これら支持ばねと第
一のダイアフラムとの間で外周部が前記ケースの内周に
固定された内部壁体とによって、前記支持ばね側の第一
液室と、前記第一のダイアフラム側の第二液室と、前記
両液室間の第三液室及び導圧室が画成され、前記第一液
室と第二液室はショックオリフィスを介して互いに連通
され、前記第一液室と第三液室は前記ショックオリフィ
スよりも流動抵抗の小さいアイドルオリフィスを介して
互いに連通され、前記第三液室と前記導圧室との間はこ
の導圧室への流体圧力の導入によって拘束され前記圧力
の開放によって拘束が解除される第二のダイアフラムで
画成され、前記第二のダイアフラムの作動部が前記第二
のダイアフラムの作動部が非拘束方向への付勢力を発現
する付勢手段を有するものである。
【0007】上記構成によると、衝撃等による低周波大
振幅の変位入力に対しては、従来と同様、第二のダイア
フラムの作動部を導圧室への流体圧力の導入により拘束
する。これによって、第一液室と第三液室との間での封
入液体の移動が規制されるので、前記低周波大振幅の変
位入力に伴う支持ばねの変位によって圧力変動を受ける
第一液室と、第一のダイアフラムによって容積が可変で
ある第二液室との間で封入液体がショックオリフィスを
介して反復移動し、この時の流動抵抗によって大きな減
衰力を発現する。なお、この状態では、第二のダイアフ
ラムの作動部に設けられた付勢手段は、前記流体圧力に
よる前記作動部の拘束位置への変位によって蓄勢された
状態にある。
【0008】また、振動体の例えば機関振動等による中
・高周波域の小振幅の継続的な振動入力に対しては、第
二のダイアフラムの作動部に作用させている流体圧力を
開放する。このとき、蓄勢された状態にある付勢手段の
付勢力が、前記作動部に非拘束方向(拘束位置から解放
させる方向)に作用するので、前記第二のダイアフラム
の自由変位可能な状態への移行が円滑に行われる。この
ため、前記中・高周波域の小振幅の振動入力に伴って、
第一液室と第三液室との間で封入液体がアイドルオリフ
ィスを介して移動し、これによつて動ばね定数が低くな
るので、優れた振動絶縁性を発揮する。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る液体封入式
マウントの好適な一実施形態を示す概略的な断面図であ
る。この図1において、参照符号1は車体フレーム側及
び支持対象の振動体であるエンジン側のうちいずれか一
方に連結される金属製のケースで、上端が開放されたカ
ップ状の外筒11と、その内周に密嵌された内筒12と
からなり、下側が小径となるように円周方向に連続した
上側段差部1a及び下側段差部1bが形成されている。
2は上面中央に突設された取付ボルト21を介して前記
車体フレーム側及びエンジン側のうちの他方に連結され
る金属製のセンターボスで、前記ケース1の上端開口側
に同心的に配置されている。
【0010】センターボス2には、その外周側へ略円錐
台状に延びるエラストマ製の支持ばね3が加硫接着によ
り一体的かつ同心的に設けられている。補強環31が埋
設されたこの支持ばね3の外周部は、ケース1における
内筒12の上部内周面に密嵌され、ケース1の上側段差
部1aと、このケース1における外筒11の上端カシメ
部11aの間に固定されている。またこれによって、ケ
ース1の上端開口が密閉された状態となっている。
【0011】参照符号4はエラストマ製の第一のダイア
フラムで、その外周部4aはケース1の下側段差部1b
に位置する内筒12の下端部12aに一体的に加硫接着
されている。また、この第一のダイアフラム4の外周部
4aからはケース1の上側段差部1aの位置まで延びる
シール膜41が一体的に延在され、前記内筒12の内周
面を覆うように加硫接着されている。
【0012】参照符号5は第一の内部壁体である。図2
にも示すように、この第一の内部壁体5は、上側円盤部
51と、その下面に突出形成された筒状部52と、この
筒状部52の下端部から外周側へ延在された下側フラン
ジ部53と、更にこの下側フランジ部53の下面に突設
された円周方向に連続した嵌合突条54とからなる。前
記上側円盤部51の外周縁はケース1の上側段差部1a
と支持ばね3の外周部との間に挟持され、前記下側フラ
ンジ部53の外周縁が前記ケース1の内周のシール膜4
1の内周面に密嵌され、これによって、前記上側円盤部
51と支持ばね3との間に第一液室Aが画成される。
【0013】参照符号6は第一の内部壁体5の下側(第
一のダイアフラム4側)に配置された第二の内部壁体で
ある。この第二の内部壁体6は、図2にも示すように、
円盤部61と、その外周に沿って円周方向に連続形成さ
れた筒状フランジ部62とからなり、この筒状フランジ
部62の上部内周面62aが第一の内部壁体5における
嵌合突条54の外周面と嵌着されている。また、前記筒
状フランジ部62は、その外周がケース1のシール膜4
1の内周面に密嵌されると共に、その下端部が第一のダ
イアフラム4の外周部4a上面に当接され、これによっ
て前記第一のダイアフラム4との間に第二液室Bが画成
される。
【0014】参照符号7は湾曲円盤状を呈するエラスト
マ製の第二のダイアフラムであり、その外周縁に沿って
厚肉に形成された外周フランジ部71は第一の内部壁体
5における嵌合突条54の下端部と、第二の内部壁体6
における円盤部61の上面外周部との間に密嵌状態で挟
持されている。そして第一の内部壁体5と第二の内部壁
体6との間の空間はこの第二のダイアフラム7によって
上下に分離され、すなわち第一の内部壁体5側の第三液
室Cと、第二の内部壁体6側の導圧室Dが画成される。
【0015】第二のダイアフラム7における薄肉の作動
部72の中央からは、付勢手段として、上方へ向けて延
びる細長い弾性連結部73が形成されており、その先端
(上端)73aは、第一の内部壁体5における上側円盤
部51の中央部に開設された連結孔51aに挿し込み結
合されている。この弾性連結部73は、第二のダイアフ
ラム7を形成しているエラストマの一部からなり、常態
では第二の内部壁体6における円盤部61の上面から適
宜離隔した自由状態にある前記作動部72と、前記上側
円盤部51とを連結する長さであって、前記第二の内部
壁体6の円盤部61の上面に密接状態となる位置への前
記作動部72の変位を許容する弾性を有する。なお、好
ましくは前記エラストマとしては、繰り返し伸縮を受け
ることによるヘタリの少ないものが採用される。
【0016】図2に示すように、第二の内部壁体6にお
ける筒状フランジ部62の外周面には螺旋溝62bが形
成されており、この螺旋溝62bによって、図1に示す
ように前記筒状フランジ部62とケース1(シール膜4
1)との間にショックオリフィスEが形成される。この
ショックオリフィスEの一端は第一の内部壁体5におけ
る下側フランジ部53の外周の一部に形成された切欠5
3a及びこれに対応して上側円盤部51に形成された開
口部51bを介して第一液室Aに開放され、他端は前記
筒状フランジ部62の下部に開設された開口部62cを
介して第二液室Bに開放されている。すなわち第一液室
Aと第二液室Bは、螺旋状のショックオリフィスEを介
して互いに連通している。
【0017】第一の内部壁体5の外周部には、図2に示
すように、上側円盤部51の外周部、筒状部52及び下
側フランジ部53によって溝状空間5aが形成されてお
り、この溝状空間5aによって、図1に示すようにケー
ス1(シール膜41)との間にアイドルオリフィスFが
形成される。このアイドルオリフィスFの一端は前記上
側円盤部51の開口部51bを介して第一液室Aに開放
され、他端は前記筒状部52の円周方向一部に開設され
た開口部52aを介して第三液室Cに開放されている。
すなわち第一液室Aと第三液室Cは、アイドルオリフィ
スFを介して互いに連通している。
【0018】第一液室A、第二液室B、第三液室C、シ
ョックオリフィスE及びアイドルオリフィスFからなる
連続した密閉空間にはシリコンオイル等の液体が封入さ
れている。ショックオリフィスEは、螺旋状に長く延び
るものであることによって、その内部に存在する封入液
体の液柱共振周波数が所定の低周波数域に設定され、か
つ前記封入液体が移動する時に大きな流動抵抗を発生す
るものである。またアイドルオリフィスFは、ショック
オリフィスEに比較してその流路長さが短くかつ流路断
面積が大きなものとなっていることによって、その内部
に存在する封入液体の液柱共振周波数がエンジンの駆動
に伴う機関振動等に対応する所定の中・高周波数域に設
定され、かつ流動抵抗の小さなものとなっている。
【0019】第二の内部壁体6には、内端が導圧室Dに
開放され外端が筒状フランジ部62の外周面に開放され
た導圧孔6aが開設され、この導圧孔6aの外端開口部
には、ケース1を貫通して管継手8が接続されている。
そしてこの管継手8には図示されていないパイプ及び弁
装置等を介して負圧源が接続され、すなわち前記導圧室
Dには、前記弁装置の切換動作によって前記負圧源によ
る負圧又は大気圧が選択的に導入されるようになってい
る。
【0020】導圧室Dに負圧が導入された場合は、第二
のダイアフラム7の作動部72は、図1に示す状態から
弾性連結部73の伸長変形を伴いながら第二の内部壁体
6における円盤部61の上面に密接されるように変位す
る。また導圧室Dが大気開放された場合には、前記作動
部72自体の有する原形復帰力及び前記弾性連結部73
の引張弾性によって図1に示す非拘束位置に復帰するよ
うになっている。
【0021】上記実施形態による液体封入式マウント
は、車体フレーム側とエンジン側との間での振動入力に
よってケース1とセンターボス2が軸方向(図1におけ
る上下方向)に反復して相対変位され、支持ばね3が反
復変形を受ける。
【0022】一方、導圧室Dに負圧を導入すると、第二
のダイアフラム7の作動部72が弾性連結部73の引張
弾性に抗して前記導圧室Dの容積を縮小させるように変
位し、この時の変位力(第二のダイアフラム7の有効面
積×負圧)を、弾性連結部73の伸長変形による引張弾
性より大きくすることによって、前記作動部72は、第
二の内部壁体6の円盤部61の上面に密接した状態に拘
束される。この拘束状態では、第三液室Cの容積変化が
規制されるため、第一液室Aと第三液室Cとの間では封
入液体は移動しない。したがって、例えば低周波大振幅
の振動入力によって支持ばね3が大きく反復変位される
と、これによって圧力変動を受ける第一液室Aと、自在
な変位が許容された第一のダイアフラム4によって容積
が可変である第二液室Bとの間で、封入液体がショック
オリフィスEを介して液柱共振により反復移動するの
で、この時の流動抵抗によって前記入力振動に対する大
きな減衰力を発現し、ショック入力等に対する良好な緩
衝性を得ると共に、振動を短時間で制止する。
【0023】上述のように導圧室Dへの負圧導入によっ
て第二のダイアフラム7を第二の内部壁体6における円
盤部61の上面に貼り付かせた状態から、弁装置の切換
操作によって導圧室Dに大気圧を導入(大気開放)する
と、前記第二のダイアフラム7の作動部72は、弾性連
結部73の引張弾性によって、図1に示すように前記円
盤部61から離れた非拘束位置に直ちに復帰する。そし
てこの状態において、前記弾性連結部73は第二のダイ
アフラム7における作動部72の撓み動作を固定するも
のではないため、前記作動部72は、第三液室C側から
の封入液体の圧力変動によって自在に撓み変形すること
ができる。
【0024】また、エンジンの駆動に伴う中・高周波域
の小振幅の継続振動の入力に対しては、ショックオリフ
ィスEにおける液柱慣性が大きくなるため、このショッ
クオリフィスEでは封入液体の反復流動が起こりにくく
なる。したがつて前記中・高周波域の小振幅振動が入力
された場合は、支持ばね3により容積変化を受ける第一
液室Aと、第二のダイアフラム7の撓み変位により容積
可変である第三液室Cとの間で、封入液体が流動抵抗の
小さいアイドルオリフィスFを介して反復移動し、これ
によって前記第一液室Aの圧力変動が吸収され、動ばね
定数が低くなって優れた振動絶縁性を発揮する。
【0025】なお、本発明は図示の一実施形態に限定さ
れるものではない。例えば付勢手段としての弾性連結部
73は、その先端73aに焼付け等により一体的に設け
た金具等を介して第一の内部壁体5に連結しても良い。
また、前記弾性連結部73の代わりに付勢手段を導圧室
D側に設け、その圧縮反力等を利用して第二のダイアフ
ラム7の作動部72を非拘束方向へ付勢するようにする
ことも考えられる。また、ショックオリフィスE及びア
イドルオリフィスFの形状や、その他の細部の形状等も
種々の変更が可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る液体封入式マウントによる
と、導圧室への圧力導入によって第二のダイアフラムの
作動部を内部壁体に貼り付かせて拘束した状態から、前
記導圧室を大気開放をした時に、前記作動部が弾性連結
部によって前記貼り付き拘束状態を解除され、自由変位
可能位置に復帰するので、防振特性の切換制御を応答良
く行うことができ、これによって防振性能を向上させる
ことができるといった優れた効果が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体封入式マウントの好ましい一
実施形態を示す断面図である。
【図2】上記実施形態における一部を分離して示す断面
図である。
【符号の説明】
1 ケース 1a 上側段差部 1b 下側段差部 11 外筒 11a カシメ部 12 内筒 3 支持ばね 31 補強環 4 第一のダイアフラム 41 シール膜 5 第一の壁体 51 上側円盤部 51a 連結孔 51b,52a,62c 開口部 52 筒状部 53 下側フランジ部 53a 切欠 54 嵌合突条 6 第二の内部壁体 6a 導圧孔 61 円盤部 62 筒状フランジ部 7 第二のダイアフラム 71 外周フランジ部 72 作動部 73 弾性連結部(付勢手段) 73a 先端 8 管継手 A 第一液室 B 第二液室 C 第三液室 D 導圧室 E ショックオリフィス F アイドルオリフィス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに同心配置されたケース(1)とセ
    ンターボス(2)との間に介在され円周方向に連続した
    エラストマからなる支持ばね(3)と、前記ケース
    (1)の内周に封着されたエラストマからなる第一のダ
    イアフラム(4)と、これら支持ばね(3)と第一のダ
    イアフラム(4)との間で外周部が前記ケース(1)の
    内周に固定された内部壁体(5,6)とによって、 前記支持ばね(3)側の第一液室(A)と、前記第一の
    ダイアフラム(4)側の第二液室(B)と、前記両液室
    (A,B)間の第三液室(C)及び導圧室(D)が画成
    され、 前記第一液室(A)と第二液室(B)はショックオリフ
    ィス(E)を介して互いに連通され、 前記第一液室(A)と第三液室(C)は前記ショックオ
    リフィス(E)よりも流動抵抗の小さいアイドルオリフ
    ィス(F)を介して互いに連通され、 前記第三液室(C)と前記導圧室(D)との間はこの導
    圧室(D)への流体圧力導入によって拘束され前記圧力
    の開放によって拘束が解除される第二のダイアフラム
    (7)で画成され、 前記第二のダイアフラム(7)の作動部(72)が非拘
    束方向への付勢力を発現する付勢手段(73)を有する
    ことを特徴とする液体封入式マウント。
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