JP2000017761A - 間仕切り壁取付け金具および壁構造 - Google Patents

間仕切り壁取付け金具および壁構造

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JP2000017761A
JP2000017761A JP10183629A JP18362998A JP2000017761A JP 2000017761 A JP2000017761 A JP 2000017761A JP 10183629 A JP10183629 A JP 10183629A JP 18362998 A JP18362998 A JP 18362998A JP 2000017761 A JP2000017761 A JP 2000017761A
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Toshiya Sugita
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ALCパネルで間仕切り壁を構成する場合
に、乾式で施工でき、ALCパネルの取付けや仕上げが
容易な間仕切り壁構造および取付け金具を提供する。 【解決手段】 間仕切り壁のALCパネルの厚さよりも
小さい全幅の取付け金具2を使用する。下端小口面に跨
って凸部2aを有する取付け金具2を用いて、ALCパ
ネル1を床面に固着する。前記取付け金具2にALCパ
ネルに食い込む突起2bや、図示しないがはめ合う形状
の凸部や、釘孔を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ALCパネルを
使用した建築物の間仕切り壁において、取付け金具と、
壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ALCパネルを縦長に使用した建
築物の間仕切り壁を形成する工法としては、例えば図2
5、図26に示すような湿式工法と、図27、図28に
示すような乾式工法が採用されている。
【0003】図25は従来の湿式工法を示す下方から見
上げた斜視図であり、図26は上方から見下ろした斜視
図である。この湿式工法では、床用ALCパネル11と
上階梁14との間に、ALCパネル10を並列立設し、
床用ALCパネル11の間仕切り部にアンカー12を打
ち込み、鉄筋13の下端をネジ固着する。
【0004】一方、上階梁14には、下向き定規アング
ル15を固着しておき、ALCパネル10の上端部に、
ALCパネル10を貫通するボルト17でイナヅマプレ
ート16を固着しておく。それから、ALCパネル10
の両側長辺小口面の丸溝10a内に前記鉄筋13が位置
した状態で、ALCパネル10を立設し、前記イナヅマ
プレート16を定規アングル15に固着し、隣接するA
LCパネル10の向かい合う丸溝10a内にモルタルを
充填する。この工法は湿式構造のため、手数がかかるば
かりでなく、工期が長くなる問題がある。
【0005】また、図27は従来の乾式工法を示す下方
から見上げた斜視図であり、図28は上方から見下ろし
た斜視図である。この乾式工法では、下階のコンクリー
ト床21と、上階のコンクリート床24との間に、両側
の長辺小口面に本実加工したALCパネル20を並列立
設し、コンクリート床21には、間仕切り部のALCパ
ネル中心位置にアンカー23を打ち込み、断面コ字状の
取付け金具22を固着しておく。
【0006】一方、上階床24には、逆L字状金具25
を固着しておく。それから、下端中央部を前記取付け金
具22で挟持した状態で、ALCパネル20を立設し、
上端部は一方の面を前記上階床24の逆L字状金具25
に当接させ、他方の面を短い下向きアングル26に当接
させた状態で、このアングル26を逆L字状金具25に
溶接する。また隣接するALCパネル20の長辺小口面
は本実接続される。この工法は乾式構造であるので、工
期は短くて済むが、取付け金具22がALCパネル20
の両面や一方の床面に露出するため、壁面の仕上げ工事
に手数がかかる問題があった。
【0007】また、ALCパネルを直角方向に立設して
出入り隅部を形成する場合には、例えば図29に示すよ
うに、アングル43の水平部を床面にアンカーで固着
し、ALCパネル41の長辺小口面を、ALCパネル4
2の端部裏面に所望間隔を設けて立設する。それから、
前記ALCパネル41、42の下端部近辺に穿孔して、
丸棒をL字状に折り曲げたフックボルト44を前記AL
Cパネルの孔に水平に挿通してナット(図示せず)で固
着し、折り曲げ部を前記アングル43の水直面に溶接し
て各ALCパネル41、42を固定する。その後ALC
パネル41、42の間の空隙部にロックウール45など
の耐火材を充填する。
【0008】また、他の方法としては、図30に示すよ
うに、一端が開放され、ALCパネル厚さに応じた寸法
の受け箱状の2つの取付け金具46を直角に配設し、そ
の底面を床面にアンカー47で固着する。それから、出
入り隅を形成する2枚のALCパネル41、42の下端
小口面を前記取付け金具46にはめ込んで固定する。そ
の後、前述と同様にALCパネル41、42の間に空隙
部にロックウール45などの耐火材を充填する。
【0009】しかしこれらの構造は、いずれもアングル
43や取付け金具46がALCパネル面よりも外側に突
出して露出するので、内装材の下地処理が必要なため、
壁面の仕上げ工事に手数がかかる問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ALCパ
ネルで間仕切り壁を構成する場合に、乾式で施工でき、
ALCパネルの取付けや仕上げが容易な間仕切り壁構造
と、使用する取付け金具を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の間仕切り壁取付
け金具は、ALCパネルの下端小口面を床または梁の上
面に当接するために、直交方向にまたは直列方向に相隣
接するALCパネルの下端小口面に跨って、床または梁
に固着可能であると共に、少なくとも一端側が相隣接す
るALCパネルの一方の下端小口面の端部に固着可能に
なっている。また、間仕切り壁用のALCパネルの下端
小口面に設けられた凹部にはめ合うように、相隣接する
ALCパネルの下端小口面に跨って連続する凸部あるい
は相分離した凸部が設けられているとよい。あるいは、
間仕切り壁用のALCパネルの両面を挟むように、コ字
状に形成されていてもよい。
【0012】また、本発明の異なる間仕切り壁取付け金
具は、垂直部と該垂直部から延びる二股状の水平部を有
し、ALCパネルの面に締着するボルトが挿通可能な切
り欠きが垂直部に設けられるL字状金具と、該L字状金
具の二股状水平部の間に挿入され、隣接するALCパネ
ルの下端小口面に固定される取付け金具とからなる。ま
た、相隣接するALCパネルの一方に食い込むように、
1つ以上の突起が設けられているとよい。さらに、床ま
たは梁に釘止めする1つ以上の釘孔を有するとよい。
【0013】また、本発明の異なる間仕切り壁取付け金
具は、間仕切り壁用のALCパネルの下端小口面を床ま
たは梁の上面に当接するために、該ALCパネルの横端
小口面と、床または梁の上面とにそれぞれ固定可能であ
る。また、床または梁の上面に当接して固定される板部
材と、該板部材に固定され、該板部材から垂直に伸び出
て、先端部分が該板部材に平行に形成された棒部材とか
らなり、棒部材の先端は間仕切り壁用のALCパネルの
横端小口面に設けた穴内に挿入されるとよい。あるい
は、間仕切り壁用のALCパネルの横端小口面に固定さ
れる板部材および、床または梁の上面に平行に該板部材
から突出し、孔を備えた突起部分を有する第1金具と、
相反対側に延びる2つの平行面とそれらの連結部からな
り、一方の平行面が床または梁の上面に固定され、他方
の平行面に孔を設けた第2金具と、第1金具の孔および
第2金具の孔に連通する棒状金具とからなるとよい。
【0014】また、本発明の異なる間仕切り壁取付け金
具は、間仕切り壁用のALCパネルの下端小口面を床ま
たは梁の上面に当接して固定するために、または間仕切
り壁用のALCパネルの横端小口面を外壁コンクリート
面または角柱に直交立設して固定するために、ALCパ
ネルの小口面にねじ込み可能であると共に、頭部に溶着
用板材が固着されているボルトと、該ボルトに取り付け
られた時に該ボルトの先端方向に向けられる突起が設け
られている板状のナットとを備える。
【0015】さらに、これらの取付け金具の固定した状
態の床投影面積が、間仕切り壁の壁面から突出しない形
状であることが好ましい。
【0016】本発明の間仕切り壁構造は、ALCパネル
にこれらの取付け金具を用いて、床または梁の上面に当
接させる構造である。該間仕切り壁構造は、直交方向あ
るいは直列方向に連結するALCパネルの下端小口面
で、床または梁の上面に固定する。従って、出入り隅型
の間仕切り壁構造が可能で、間仕切り用ALCパネルが
当接するか、あるいは近接する壁面に固定することもで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の間仕切り壁の取付け構造
は、並列立設されるALCパネルの上端部を、上階の床
又は床用梁に固着された例えば下向きのチャンネル状の
金具に狭持させ、下端小口面を、床面に固定された取付
け金具に固着させる。そして、この取付け金具は全幅が
ALCパネルの厚さよりも小さい寸法で、並列立設され
隣接するALCパネルの下端小口面に跨って、取り付け
られる。
【0018】また、取付け金具の全長方向は、隣接する
ALCパネルの下端小口面に跨り、全幅がALCパネル
の厚さよりも小さく、上面には連続する凸部を設ける。
【0019】また、ALCパネルの下端小口面に設けた
溝に、この取付け金具の凸部をはめて固定し、取付け金
具の他方寄りを、床または梁にビス止めした状態で、隣
接するALCパネルの下端小口面に設けた溝に、凸部を
はめればよい。なお、この取付け金具を、前者のALC
パネルに対して直角にしておけば、間仕切り壁の隅部に
適用することができる。
【0020】また、取付け金具の異なる態様として、長
手方向上面両端部に直方体状の突起を設ける。そして、
隣接するALCパネルの下端小口面に、該突起にはめあ
わす穴を設けておき、隣接するALCパネルの穴に突起
をはめて固定する。この取付け金具は、直角方向に立設
した2枚のALCパネルの接合にも適用することができ
る。
【0021】なお、これらの取付け金具を、ALCパネ
ル下端部に固定する場合には、釘止めしてもよいが、取
付け金具の一部に上向きの尖頭部を設けておき、ALC
パネルの小口面に打ち込むようにすれば釘は不要で経済
的である。
【0022】また、本発明の異なる態様として、垂直な
棒の上端部と、下端部を立体交差関係の直角方向に折り
曲げた形状とし、上端部をALCパネルの長辺小口面の
穴に挿入し、下端部を床面にビス止めした鉄板や梁面に
固着した取付け金具を使用する。
【0023】また、異なる取付け金具として、ALCパ
ネルの長辺小口面に取り付けられる垂直面の中央部に水
平方向に突起が設けられている板状部材と、垂直面の下
端部と上端部が反対方向に直角に折り曲げられているイ
ナズマプレートと、前記板状部材の突起と金物の上端部
を貫通する棒状部材とから構成する。前記イナズマプレ
ートの下端水平面を床または梁の上に固定し、ALCパ
ネルの長辺小口面に前記板状部材を釘止めしておき、こ
の板状部材の突起の孔とイナズマプレートの上端水平部
の孔を、棒状部材で貫通固定する。
【0024】また、異なる本発明の間仕切り壁構造に用
いる取付け金具は、矩形の板状でその幅をALCパネル
厚さよりも狭くし、その長手方向の一方の端部近辺に
は、一方のALCパネルの下端小口面に打ち込む上向き
の突起を配設した。また必要に応じて釘孔を設ける。そ
して、一方のALCパネルの下端小口面に、この取付け
金具の約60%を当接させ、上向きの突起を打ち込み、
必要に応じてカットネイルを打ち込んで固定して立設
し、ALCパネルから突出した取付け金具の他端を貫通
して、コンクリート釘で床面に固定する。その後、隣接
するALCパネルの相互を本実接続すれば、間仕切り壁
が構成される。なお、取付け金具のカットネイルの頭部
は、裏面に突出しないので好都合である。
【0025】異なる間仕切り壁構造は、隣接する一方の
ALCパネルの長辺が、他方のALCパネル裏面に、直
角に空隙を隔てて立設される出入り隅型の構造であり、
一方のALCパネル裏面に、板状金具を狭む構造のL字
型金具を打ち込んで床面に固定してから、前記ALCパ
ネルに相対するALCパネルの下端小口面に板状金具を
取り付け、L字型金具に挿入して挟み、間仕切り壁の出
入り隅部が構成される。
【0026】また、外壁に直交する間仕切り壁の端末A
LCパネルは、長辺小口面に取り付けられた取付け金具
の下端部を、床または梁の上面に当接して固定され、全
幅がALCパネルの厚さよりも小さい寸法とする。
【0027】異なる間仕切り壁構造は、外壁裏面または
角柱面から所望寸法隔てて直交して立設される間仕切り
壁の構造である。取付け金具は、頭部に板材が固着され
ているボルトと、該ボルトにネジ止めされ該ボルトの先
端方向に突起が設けられている板状のナットとからな
る。
【0028】前記外壁がコンクリート壁の場合には、間
仕切り壁端部のALCパネルの下端部近辺の長辺小口面
に、取付け金具を取り付けておき、このALCパネルを
所望位置に立設してから取付け金具のボルトを回転させ
て、その頭部の板材を前記外壁コンクリート裏面または
角柱面に固着する。
【0029】また外壁がALCパネルまたはコンクリー
ト壁の場合には、L字状のプレートの垂直な外側面が前
記壁面に当接した状態で、その水平面を床面に固着して
おき、前記ボルトを回転させて、その頭部の板材を前記
プレートの垂直な内側面に固定する。
【0030】前述のいずれの態様でも、乾式で少ない工
数で短期間に施工できるので、容易に仕上げることが可
能であり、各取付け金具は、ALCパネルの間仕切り壁
から露出することがないので、壁面が平坦に構成でき、
優れた外観が得られる。さらに、壁面の仕上げ作業の際
に下地処理が不要となり、工数や資材が節減できる。な
お、外壁裏面や、柱と直角方向の間仕切り壁端部の空隙
には耐火材を充填する。
【0031】なお、前述の各取付け金具を床面や梁に固
定する方法は、その構造に応じて床面のアンカーに固着
したり、直接ビス止めしたり、あるいは梁面に溶接した
りすればよい。
【0032】さらに、いずれの間仕切り壁構造でも、各
取付け金具を取り付けるALCパネルの下端小口面に、
これら取付け金具が埋没可能な窪みを加工しておけば、
ALCパネルの下端小口面が床面と密着するので好まし
い。また床面の構造上、各取付け金具の厚さの空隙が生
ずる場合には、必要に応じて耐火材を充填する。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって説明す
る。なお図面で、床や一部を破線で示したALCパネル
は一定の立体形状に固定されているが、通常の概念に従
って延在するものである。
【0034】図1は、本発明の一実施例を示す斜視図で
あり、ALCパネル床11と上階床用梁との間に、厚さ
100mm、幅600mm、長さ3000mmのALC
パネル1を並列立設して間仕切り壁を構成する。図2
は、取付け金具の斜視図である。
【0035】本実施例で使用する取付け金具2は、厚さ
3.2mmのメッキ鋼板製で、全幅75mm、長さ30
0mmで長手方向の上面には逆溝状の凸部2aがプレス
加工されているが、その形状はALCパネル1の下端小
口面の本実加工と同じ寸法になっている。また、長手方
向の一方の側には上向きに折り曲げられた2つの尖頭部
2bを設け、他方の側には、凸部2aを挟んで相対する
位置に一対の透孔2cが穿孔されている。
【0036】この取付け金具2を使用して間仕切り壁を
構成する場合には、先ず間仕切り部の上階用梁の下面
に、幅110mmのチャンネルを間仕切り壁の全長にわ
たって、固着しておき、ALCパネル床11の所定位置
に、アンカー12を打ち込んでおく。一方、ALCパネ
ル1の両側長辺小口面全長に本実溝1aと、下端小口面
の一部に取付け金具2用の当接部1bとを切削加工して
おき、取付け金具の全長の約1/2の凸部2aを該当接
部1bにはめあわせ、尖頭部2bを打ち込み固定してお
く。
【0037】この状態のALCパネル1を所定の位置に
立設し、上端を前記チャンネルで狭持した状態で、取付
け金具2の透孔2cを貫通する皿ボルト5でアンカー1
2に固着する。それから前記チャンネルとALCパネル
1の上端部との空隙部にロックウールを充填する。次に
このALCパネル1に隣接するALCパネルも同様にし
て立設し、本実溝1a同士をはめあわせ、下端の当接部
1bに取付け金具2の凸部2aをはめあわせる。
【0038】このようにして、順次ALCパネルを並列
すれば、間仕切り壁が形成されるので、その後は、必要
に応じ、表面に下地材を取り付けたり、塗装、プラスタ
ー塗布など壁面の仕上げをすれば、完了する。
【0039】図3は、本発明の一実施例を示す斜視図で
あり、ALCパネル床11と上階コンクリート床との間
に、厚さ100mm、幅600mm、長さ3000mm
のALCパネル1を並列立設して間仕切り壁を構成した
ものである。図4は、取付け金具を示す斜視図である。
【0040】本実施例で使用する取付け金具7は、厚さ
3.2mmのメッキ鋼製板で、全幅75mm、長さ30
0mmで長手方向の両端部上面には直方体状の突起7
a、7dがプレス加工されており、中央の平坦部の中央
部に透孔7bが穿孔され、一方の突起7aの中央部に透
孔7cが穿孔されている。
【0041】この取付け金具7を利用して間仕切り壁を
構成する場合には、先ず間仕切り壁の上階床の下面に、
幅110mmのチャンネルを間仕切り壁の全長にわたっ
て固着しておき、ALCパネル床11には所定位置にア
ンカー(図示せず)を打ち込んでおく。一方、両側長辺
小口面に本実加工したALCパネル1の一方の下端小口
面に、前記取付け金具7の直方体状突起7aをはめあわ
せて、透孔7cを貫通してカットネイル4で釘止めして
おく。
【0042】この状態のALCパネル1を所定の位置に
立設し、上端を前記チャンネルで狭持した状態で、取付
け金具7の透孔7bを貫通するボルト5で前記アンカー
に固着する。それから、前記チャンネルとALCパネル
1の上端部との空隙部にロックウールを充填する。次
に、このALCパネル1に隣接するALCパネルの何も
取り付けていない側の下端部の穴1bに、取付け金具7
の他方の突起7dをはめる。このようにして、順次AL
Cパネルを並列すれば、間仕切り壁が形成される。その
後の仕上げ作業などは前述実施例と同様である。
【0043】図5は、本発明の一実施例を示す斜視図で
あり、ALCパネルの寸法や上端部の取付け方法などは
前例と同様である。図6は、取付け金具を示す一部破断
斜視図である。本実施例で使用する取付け金具8は、厚
さ3.2mmのメッキ鋼板製で、上向きチャンネル状
で、外幅100mm、長さ200mm、垂直面8aの高
さが100mmで、底面の一方の端部付近には2つの透
孔8bが穿孔されており、他方の端部付近には上向きに
2つの尖頭部8cが設けられている。
【0044】取付け金具8を使用して間仕切り壁を構成
する場合には、取付け金具8が当接するALCパネル1
の両面下端部は切削しておき、一方のALCパネル1を
垂直面8aの半分で狭持した状態で、下端小口面に尖頭
部8cを打ち込み固定しておく。この状態のALCパネ
ル1を所定の位置に立設し、上端は前述の実施例と同様
に取り付け、下端部は透孔8bを貫通するボルトでアン
カー(図示せず)に固着する。次にこのALCパネル1
に隣接するALCパネルの何も取り付けていない下端部
を、取付け金具8の垂直面8aで狭持させ、固定する。
このようにして、順次ALCパネルを並列すれば、間仕
切り壁が形成される。
【0045】図7は、本発明の一実施例を示す斜視図で
あり、ALCパネルの寸法や上端部の取付け方法などは
前述の実施例と同様である。図8は、取付け金具を示す
斜視図である。本実施例で使用する取付け金具9は、厚
さ3.2mmのメッキ鋼板製で、幅100mm、長さ2
00mmの板状で、一方の端部には上向きに3つの尖頭
部9bが形成され、他方の端部には2つの透孔9aが穿
孔されている。
【0046】この取付け金具8を使用して間仕切り壁を
構成する場合には、ALCパネル1の一方の下端小口面
に、取付け金具9の半分を当接させ、尖頭部9bを打ち
込んでおく。この状態のALCパネル1を所定の位置に
立設し、透孔9aを貫通したボルト(図示せず)で、予
め床用ALCパネルに設けたアンカーに固着する。次に
このALCパネル1に隣接するALCパネルの何も取り
付けていない側の下端部を、取付け金具9に載置し、相
対する長辺小口面は本実接合する。このようにして順次
ALCパネルを並列すれば、間仕切り壁が形成される。
【0047】図9は、本発明の一実施例を示す斜視図で
あり、外壁31に直交するALCパネル30の端末小口
面の固定方法の実施例を示している。図10は、取付け
金具を示す斜視図である。この構造に使用する取付け金
具32は丸棒状の両端部32a、32bが立体交差関係
となるように直角に折り曲げられている。そして、一方
の水平な端部32aは、ALCパネル30の長辺小口面
の穴に挿入され、他方の水平な端部32bは、床11の
上にビス止め固定されその幅がALCパネルの厚さより
も小さい寸法の板材33に固着される。
【0048】図11は、本発明の一実施例を説明する斜
視図であり、図12は、取付け金具を示す斜視図であ
り、外壁31に直交するALCパネル30の端末小口面
の固定方法の実施例を示している。図13は、取付け金
具の組立分解図である。この構造に使用する一方の板状
部材34の垂直部の幅は、ALCパネル30の長辺小口
面の本実溝30aの幅に等しいか、若干小さく、その両
端部34a、34bは前記本実溝30aに釘止めされて
いる。またこの板状部材34の中央部には水平方向に突
起34cが突出しており、この突起34cには透孔が穿
孔されている。
【0049】他方のイナズマプレート35の下端水平面
35aは、ALCパネル30側に水平に折り曲げられ、
床11に釘止めされている。またイナズマプレート35
の上端水平面35bは、下端水平面35aと反対側に水
平に折り曲げられており、この上端水平面35bには透
孔が穿孔されている。そして前記板状部材34の突起3
4cとイナズマプレート35の水平面35bは、両者を
貫通する垂直な丸棒36によって連結された状態で、A
LCパネル30が床11に固定される。
【0050】このように、板状部材34の垂直部やイナ
ズマプレート35の垂直部を、ALCパネル30の本実
溝30aに隠れるように取り付ければ、突起34cや水
平面35bがALCパネル31の長辺小口面から突出す
る寸法を小さくできる。
【0051】図14は本発明の一実施例の斜視図であ
り、図15は、取付け金具を示す斜視図である。なお、
本実施例を含めた以下の実施例のALCパネルの寸法や
上階床用梁への取付方法は、前述の実施例と同様であ
る。この実施例に使用する取付け金具50は、厚さ2.
3mmのメッキ鋼板製で、全幅33mm、長さ90mm
で長手方向の一方の端部近辺には、直径7mmの透孔5
0aが穿孔され、その縁部はバーリング加工されてい
る。またこの端部には上向きに、先端が尖った突起50
bが設けられている。さらに他方の端部近辺には、コン
クリート釘を打ち込む位置に、けがき50cが刻まれて
いるが、透孔を穿孔しておいてもよい。
【0052】この取付け金具50を使用して間仕切り壁
を構成するには、隣接するALCパネル1の下端小口面
に、この取付け金具50が埋設可能な寸法の窪み1bを
加工しておく。そして一方のALCパネル1の下端小口
面に、この取付け金具の全長の約60%を当接させて、
端部上向きの突起50bとカットネイル51を打ち込ん
で固定した状態で立設し、ALCパネル1から突出した
取付け金具50のけがき50cから、コンクリート釘を
打ち込んで床面に固定する。その後、隣接するALCパ
ネル1の相互に加工されている本実溝1aを接合すれば
よい。なお前記ALCパネルの切削部1bはその必要が
なければ設けなくてもよい。
【0053】次に、図16は、本発明の一実施例の斜視
図であり、図17は、取付け金具を示す斜視図である。
本実施例の取付け金具は、前述の実施例の取付け金具5
0とL字型金具53とを組み合わせた構成であり、間仕
切り壁の隅部を構成する。L字型金具53は、厚さ2.
3mm、幅75mmのメッキ鋼板をL字状に折り曲げた
ものであり、水平部は長さ35mmの二股状をなし、各
端部近辺にはコンクリート釘を打ち込む位置にけがき5
3aが刻まれている。また高さ40mmの垂直部には水
平なボルト54が挿通可能な切り欠き53bが設けられ
ており、さらに折り曲げ部には補強用のリブ53cが形
成されている。
【0054】取付け金具50とL字型金具53を使用し
て間仕切り壁の隅部を構成するには、先ず突きつけるA
LCパネル1の下端小口面に、前述の実施例と同様に取
付け金具50の全長の約60%を当接させて、端部上向
きの突起50bとカットネイル51を打ち込んで固定し
た状態で立設し、ALCパネル1から突出した取付け金
具50に、コンクリート釘52を打ち込んで床面に固定
する。
【0055】次にこの取付け金具50の床に固定した部
分を、L字型金具53の二股部で狭んだ状態で、その垂
直面が前記ALCパネル1の長辺小口面から所望間隔だ
け隔て、ALCパネル18を直角に設置し、水平部のけ
がき53aからコンクリート釘52を打ち込んで床面に
固定する。またALCパネル18の側面下端部近辺にア
ンカー55を打ち込み、ボルト54を仮にネジ止めして
おく。
【0056】その後、このALCパネル18の面を、L
字型金具53の垂直部に当接させ、ボルト54を切り欠
き53に挿通した状態で、ALCパネル1と直角方向に
立設する。それから、前記ボルト54を締め、ALCパ
ネル1とALCパネル18との空隙にロックウールなど
の耐火材を充填すれば、出入り隅型の間仕切り壁が構成
される。なお、前記アンカー55の代わりに、図示しな
いがALCパネル18の長辺小口面に穿孔した穴に、パ
イプ状のアンカーを挿入し、前記ボルト54をネジ止め
してもよい。
【0057】図18は、本発明の取付け金具60を使用
して床に取り付ける間仕切り壁構造を示す斜視図であ
る。図19は、図18の組立分解図である。
【0058】取付け金具60は、直径12mm、長さ6
0mmで、頭部に直径50mm、厚さ3.2mmの(図
19では六角形の)板62を固着したボルト61と、こ
のボルト61にネジ止めし、厚さ3.2mmの四角形
で、角部が直角に折り曲げられた突起63aを形成して
いるナット63とから構成されている。
【0059】この取付け金具60を使用して間仕切り壁
を構成する場合には、先ず間仕切り部の上階用梁の下面
に、チャンネルを間仕切り壁の全長にわって、固着して
おき、床11の上面所定位置に、あて板65をネジ止め
する。あるいは、床用梁などの上に、間仕切り壁を配置
する場合には、このあて板65を省略できる。一方、A
LCパネル1の下端の両端近辺に、座堀66を加工し、
中央にボルト用の穴を設ける。そして、ネジ穴が前記ボ
ルト用の穴に重なるように、ナット63の突起63aを
座堀66に打ち込み、板62が固着されたボルト61
を、ナット63に仮に止めておく。
【0060】この状態のALCパネル1を所定の位置に
立設し、上端を前記チャンネルで狭持した状態で、あて
板65に板62が当接する位置まで、ボルトを回転させ
る。この作業は、ナット63が突起63aでALCパネ
ル1に固着されているので、ALCパネル1の側面から
容易に行うことができる。そして板62を、あて板65
あるいは床用梁に溶接することで、間仕切り壁を強固に
固定する。その後は、他の実施例と同様に、表面に下地
材を取り付けたり、塗装、プラスター塗布などの壁面の
仕上げをすれば、完了する。
【0061】図20は、取付け金具60の正面図であ
り、図21は図20のA−A矢視図である。図22は、
本発明の取付け金具60を使用してコンクリート壁に間
仕切り壁の端末パネルを取り付ける構造を示す断面図で
ある。
【0062】この取付け金具60を使用して、図22の
ようにコンクリート壁64にALCパネルを固定するに
は、先ずコンクリート壁64の前記円板62が当接する
部分には、外形が円板62よりも大きい鉄板製あて板6
5をコンクリート釘52で取り付けておき、端末ALC
パネル1の小口面には、取付け金具60の外形よりもや
や大きい寸法の座堀り66を加工し、取付け金具60を
はめ込んでおく。
【0063】次にこのALCパネル1をコンクリート壁
64と所望間隔を隔てて直角方向に立設し、ボルト61
を回転させて円板62をあて板65に押圧するように当
接させて溶接し、ALCパネル1を固定する。このと
き、ナット63の突起63aがALCパネル1にはめ込
まれているので、ボルト61の空転が防止される。その
後、ALCパネル1とコンクリート壁64との空隙に、
ロックウールなどの耐火材を充填すれば、間仕切り壁が
構成される。
【0064】図23は、本発明の取付け金具60を使用
して鉄製角柱に間仕切り壁の端末パネルを取り付ける構
造を示す断面図である。このように鉄製角柱67の場合
には、前述の実施例のようなあて板65は不要であり、
柱面に円板62を直接溶接固定すればよい。
【0065】図24は、本発明の取付け金具60を使用
してALCパネルの外壁に間仕切り壁の端末パネルを取
り付ける構造を示す断面図である。
【0066】この実施例では、外壁はALCパネル10
であり、L字状プレート68は厚さ2.3mm、幅75
mmのメッキ鋼板を直角に折り曲げ、垂直面高さ80m
m、水平面長さ40mmのL字状になっている。そして
このL字状プレート68の垂直な外面が、ALCパネル
10の裏面に当接した状態で、水平面をコンクリート床
11にコンクリート釘52で固着する。一方ALCパネ
ル1には前述の実施例と同様に取付け金具60を取り付
けておく。次にこのALCパネル1をコンクリート壁6
4と所望間隔を隔てて直角に立設し、ボルト61を回転
させて円板62を前記L字状プレート68の垂直裏面に
押圧するように当接させて溶接し、ALCパネル1を固
定する。その後ALCパネル1の長辺小口面と外壁10
の裏面との空隙にはロックウール45を充填し、ALC
パネル1の下端小口面と床11との間に耐火ボンドを充
填する。
【0067】このような間仕切り壁構造を構成する場合
には、先ず間仕切り壁を立設する部分に、前記L字状プ
レート68の垂直な外側面がALCパネル10の裏面に
当接した状態で、水平面をコンクリート床11にコンク
リート釘52で固着する。一方ALCパネル1には、前
述の実施例と同様に取付け金具60を取り付けておく。
【0068】次にこのALCパネル1をコンクリート壁
64と所望間隔を隔てて直角方向に立設し、ボルト61
を回転させて円板62を前記プレート68の垂直裏面に
押圧するように当接させて溶接し、ALCパネル1を固
定する。その後ALCパネル1の長辺小口面と外壁10
の裏面との間の空隙にロックウール45を充たし、AL
Cパネル1の下端小口面と床11との間の空隙に耐火ボ
ンドを充填すればよい。
【0069】この構造では、床に水平面を固着したL字
状プレートの水直面に、間仕切り壁の長辺小口面を取付
け金具で固着するので、外壁はALCパネルに限らずコ
ンクリート壁や、その他の壁面にも適用することができ
る。
【0070】以上本発明の各種の実施例について、隣接
する間仕切り壁用ALCパネル相互を接合する構造、お
よび外壁裏面に直交するALCパネルの取付け構造と、
各取り付け金具によるALCパネルの固定方法を説明し
たが、ALCパネルの寸法や、各取付け金具の形状、寸
法などは、必要に応じ適宜選定すればよい。
【0071】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の間
仕切り壁構造は、乾式で少ない工数で短期間に施工でき
る。また本発明に用いる各取付け金具は、ALCパネル
面から露出するすることがないので、壁面が平坦でその
仕上げが容易で、優れた外観が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】 図1に使用する取付け金具を示す斜視図であ
る。
【図3】 本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図4】 図3に使用する取付け金具を示す斜視図であ
る。
【図5】 本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図6】 図5に使用する取付け金具を示す一部破断斜
視図である。
【図7】 本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図8】 図7に使用する取付け金具を示す斜視図であ
る。
【図9】 本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図10】 図9に使用する取付け金具を示す斜視図で
ある。
【図11】 本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図12】 図11に使用する取付け金具を示す斜視図
である。
【図13】 図11に使用する取付け金具の組立分解図
である。
【図14】 本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図15】 図14に使用する取付け金具を示す斜視図
である。
【図16】 本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図17】 図16に使用する取付け金具を示す斜視図
である。
【図18】 本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図19】 図18の組立分解図である。
【図20】 取付け金具の正面図である。
【図21】 図20のA−A矢視図である。
【図22】 本発明の一実施例を示す断面図である。
【図23】 本発明の一実施例を示す断面図である。
【図24】 本発明の一実施例を示す断面図である。
【図25】 従来の湿式工法を示す下方から見上げた斜
視図である。
【図26】 従来の湿式工法を示す斜視図である。
【図27】 従来の乾式工法を示す下方から見上げた斜
視図である。
【図28】 従来の乾式工法を示す斜視図である。
【図29】 従来の工法による隅部を示す斜視図であ
る。
【図30】 従来の工法による隅部を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1、10、11、18、20、30、31、41、42
ALCパネル 1a、30a 本実溝 1b 切削部 2、7、8、9、22、32、46、50、60 取付
け金具 2a 凸部 2b、8c、9b 尖頭部 2c、7b、7c、8b、9a、50a 透孔 4、51 カットネイル 5 皿ボルト 7a、7d、34c、50b、63a 突起 8a 垂直面 10a 丸溝 11 床 12、23、47、55 アンカー 13 鉄筋 14 梁 15 定規アングル 16 イナヅマプレート 17、54、61 ボルト 21、24 コンクリート床 25 逆L字状金具 26、43 アングル 31 外壁 32a、32b、34a、34b 端部 33 部材 34 板状部材 35 イナヅマプレート 35a、35b 水平面 44 フックボルト 45 ロックウール 50c、53a けがき 53 L字型金具 53b 切り欠き 52 コンクリート釘 62 円板 63 ナット 64 コンクリート壁 65 あて板 66 座堀 67 角柱 68 L字状プレート

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間仕切り壁用のALCパネルの下端小口
    面を床または梁の上面に当接するために、直交方向にま
    たは直列方向に相隣接するALCパネルの下端小口面に
    跨って、床または梁に固着可能であると共に、少なくと
    も一端側が相隣接するALCパネルの一方の下端小口面
    の端部に固着可能になっていることを特徴とする取付け
    金具。
  2. 【請求項2】 間仕切り壁用のALCパネルの下端小口
    面に設けられた凹部にはめ合うように、相隣接するAL
    Cパネルの下端小口面に跨って連続する凸部あるいは相
    分離した凸部が設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載の取付け金具。
  3. 【請求項3】 間仕切り壁用のALCパネルの両面を挟
    むように、コ字状に形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の取付け金具。
  4. 【請求項4】 垂直部と該垂直部から延びる二股状の水
    平部を有し、ALCパネルの面に締着するボルトが挿通
    可能な切り欠きが垂直部に設けられるL字状金具と、該
    L字状金具の二股状水平部の間に挿入され、隣接するA
    LCパネルの下端小口面に固定される取付け金具とから
    なることを特徴とする請求項1に記載の取付け金具。
  5. 【請求項5】 相隣接するALCパネルの一方に食い込
    むように、1つ以上の突起が設けられていることを特徴
    とする請求項1から4のいずれかに記載の取付け金具。
  6. 【請求項6】 床または梁に釘止めする1つ以上の釘孔
    を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいず
    れかに記載の取付け金具。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の取付
    け金具で相連結して床または梁に固定された2つ以上の
    ALCパネルからなる壁構造。
  8. 【請求項8】 間仕切り壁用のALCパネルの下端小口
    面を床または梁の上面に当接するために、該ALCパネ
    ルの横端小口面と、床または梁の上面とにそれぞれ固定
    可能であることを特徴とする取付け金具。
  9. 【請求項9】 床または梁の上面に当接して固定される
    板部材と、該板部材に固定され、該板部材から垂直に伸
    び出て、先端部分が該板部材に平行に形成された棒部材
    とからなり、棒部材の先端は間仕切り壁用のALCパネ
    ルの横端小口面に設けた穴内に挿入されることを特徴と
    する請求項8に記載の取付け金具。
  10. 【請求項10】 間仕切り壁用のALCパネルの横端小
    口面に固定される板部材および、床または梁の上面に平
    行に該板部材から突出し、孔を備えた突起部分を有する
    第1金具と、相反対側に延びる2つの平行面とそれらの
    連結部からなり、一方の平行面が床または梁の上面に固
    定され、他方の平行面に孔を設けた第2金具と、第1金
    具の孔および第2金具の孔に連通する棒状金具とからな
    ることを特徴とする請求項8に記載の取付け金具。
  11. 【請求項11】 請求項8から10のいずれかに記載の
    取付け金具で前記ALCパネルの前記横端小口面が前記
    壁面に接して床または梁に固定された壁構造。
  12. 【請求項12】 間仕切り壁用のALCパネルの下端小
    口面を床または梁の上面に当接して固定するために、ま
    たは間仕切り壁用のALCパネルの横端小口面を外壁コ
    ンクリート面または角柱に直交立設して固定するため
    に、ALCパネルの小口面にねじ込み可能であると共
    に、頭部に溶着用板材が固着されているボルトと、該ボ
    ルトに取り付けられた時に該ボルトの先端方向に向けら
    れる突起が設けられている板状のナットとを備えること
    を特徴とする取付け金具。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の取付け金具でAL
    Cパネルが直交して床、梁、外壁コンクリート面あるい
    は角柱に固定される壁構造。
  14. 【請求項14】 固定した状態の床投影面積が、間仕切
    り壁の壁面から突出しないことを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6、8、9、10、12のいずれかに
    記載の取付け金具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014055426A (ja) * 2012-09-12 2014-03-27 Panasonic Corp フレーム固定具及びこれを用いた壁パネルの端部固定構造
JP2015212510A (ja) * 2014-04-14 2015-11-26 住友金属鉱山シポレックス株式会社 間仕切壁取付金具及びこれを用いた壁構造
CN110080436A (zh) * 2019-06-04 2019-08-02 李能艾 一种泡沫混凝土焊接式墙体及其安装方法

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