JP2000016404A - ストレッチ包装機 - Google Patents

ストレッチ包装機

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JP2000016404A
JP2000016404A JP10183869A JP18386998A JP2000016404A JP 2000016404 A JP2000016404 A JP 2000016404A JP 10183869 A JP10183869 A JP 10183869A JP 18386998 A JP18386998 A JP 18386998A JP 2000016404 A JP2000016404 A JP 2000016404A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム搬送装置の大型・大容量化に至るこ
となく製作コストを維持し得るとともに包装作業の立ち
上がりを当初より確実に起動させて作業性を向上させ、
かつフィルムの無駄発生を防止し、また必要以上の無駄
な装置動作が行われないようにするとともに操作性を向
上させること。 【解決手段】 フィルムロール4から引き出したフィル
ム4’の両側端部を、回転するフィルム搬送ベルト61,
62によりそれぞれ挟持して包装部へ搬送し、該フィルム
に向けて被包装物Bを突き上げ包装するストレッチ包装
機において、前記フィルム搬送ベルト61,62をフィルム
搬送しない状態の回転動作をさせる空運転モードを備え
たこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はストレッチフィルム
を用いて被包装物を包装するストレッチ包装機、詳しく
はスーパーマーケットのバックヤード等で使用され、フ
ィルムロールから引き出したフィルムをフィルム搬送ベ
ルトにより包装部へ搬送張架させ、該フィルムに向けて
生鮮食品等の被包装物を突き上げ、フィルム端部を被包
装物の底面へ折り込んで包装するストレッチ包装機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のストレッチ包装機において上記包
装部へのフィルム搬送動作は、フィルムロールから引き
出したフィルムの両側端部を、それぞれ上下一対の無端
状平ベルトからなる搬送ベルトで挟持しながら該ベルト
を回転させることにより行なっている。しかも上記フィ
ルム両側端部の挟持は、下側搬送ベルトの内周側に配設
し該ベルトを押し上げるクランプ板と上側搬送ベルトの
内周側に配設した当て板との協働により動作されるが、
この挟持機構はフィルム折り込み時におけるフィルムグ
リップとしても機能するものである。斯かるフィルムの
挟持・搬送機構は、簡単な構成で確実かつ高速なフィル
ムの搬送張架を行ない得るとともにフィルム折り込み工
程におけるグリップ開放時の良好なフィルム抜けを可能
とする利点を有している。
【0003】しかしながら、ベルトによりフィルムを挟
持して搬送する方式においては、前記挟持機構により挟
持力を高めるとベルトの摩擦力も増大するために、該ベ
ルトを駆動するモータも大型化する必要があるので、一
般には、他の方式に比べて挟持力を比較的低く設定する
ようにしている。またストレッチフィルムとしては一般
に、収縮力が高く延伸性に優れたポリエチレンフィル
ム、塩化ビニールフィルムを使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来包装機におい
て、特に朝の作業開始時、電源を入れた数分間の間、搬
送ベルトによるフィルム搬送動作中、あるいは包装部で
搬送ベルトの間隔を広げるフィルムのプリストレッチ動
作中にフィルムがベルトから抜けてしまう現象を生じる
ことがあった。この現象は、ストレッチフィルムに曇り
止め用として界面活性剤を用いた表面処理が施されてお
り、包装機を長時間使用していない夜間にベルトの湿度
が上昇し、この湿気により該ベルトに接触するフィルム
表面の界面活性剤の摩擦係数が低下することが原因と考
えられている。上記不具合はフィルム搬送装置の挟持力
を強力にすることによっても改善され得るが、その場合
には挟持機構及び搬送モータの大型・大容量化を必要と
し製作コストが多大になるという問題がある。そのため
現状では、フィルム抜けが生じる度に装置を一旦停止さ
せてフィルムを取り除く作業を行ない、それを装置動作
が安定するまで繰り返しておりその改善が望まれてい
た。
【0005】本発明は、上記従来不具合を解消すべく、
フィルム搬送装置の大型・大容量化に至ることなく製作
コストを維持し得るとともに包装作業の立ち上がりを当
初より確実に起動させて作業性を向上させ、かつフィル
ムの無駄発生を防止し得るストレッチ包装機を提供する
ことを目的とするものである。また本発明の他の目的と
するところは、必要以上の無駄な装置動作が行われない
ようにするとともに操作性を向上させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、フィルムロールから引き出したフィルムの両側端
部を、回転するフィルム搬送ベルトによりそれぞれ挟持
して包装部へ搬送し、該フィルムに向けて被包装物を突
き上げ包装するストレッチ包装機において、前記フィル
ム搬送ベルトをフィルム搬送しない状態の回転動作をさ
せる空運転モードを備えたことを特徴とする。上記空運
転モードにおいては、フィルム搬送ベルトがフィルムを
搬送しない状態で回転動作(空運転)をするが、その具
体的手段は、フィルムロールから引き出すフィルムが搬
送ベルトへ引き渡しされないようにすること、すなわち
作業の初期開始時にフィルムロールから引き出すフィル
ムを搬送ベルトにセットする前に該搬送ベルトのみを駆
動回転させ、又はフィルムを搬送ベルトにセットした後
でも、フィルムロールの繰り出しモータを停止させ且つ
搬送ベルトのフィルム受取りを解除した状態で搬送ベル
トのみを駆動回転させる等の動作をさせるものである。
この搬送ベルトの空運転は、それによって該ベルトの温
度を上昇させる役割を有し、それによりベルトの湿度を
低下させてフィルム表面の摩擦係数を所定値に維持させ
るものである。
【0007】上記空運転モードを実行させるタイミング
は、例えば、包装機の電源スイッチをオン操作したとき
であり、この場合には予め設定された所定時間(1〜3
分)だけ実行されるようにし(請求項2)、又は終了キ
ー等を押す終了操作によって該モードが終了するように
する(請求項3)。また上記空運転モードは電源スイッ
チをオンさせた後の所定の操作により実行されてもよく
(請求項4)、例えば電源スイッチがオンされたときに
空運転モードを実行するか否かの選択表示がされ、その
空運転モードの選択により該モードが実行されるように
する(請求項5)。
【0008】さらに上記ストレッチフィルムは、該フィ
ルムの種類に応じて摩擦係数の維持される状態が搬送ベ
ルトの湿度の回復具合で異なることから、該フィルムの
種類に応じて前記空運転モードの設定時間を決定するこ
とが本発明の実効性を高める上で好ましい。そのため
に、予めフィルムの種類に対応する空運転時間が設定さ
れ、そのフィルム種類の選択手段と、選択されたフィル
ム種類に応じて時間制御をする制御手段とを備えた構成
とする(請求項6)。さらに前述した従来包装機におい
て、特に包装部で搬送ベルトの間隔を広げるプリストレ
ッチ動作中にフィルム抜けが生じ易いことに鑑みれば、
フィルムのプリストレッチ動作がなされる包装機に本発
明を適用することが効果的である(請求項7)。
【0009】
【作用】本発明によれば、包装機の駆動手段に空運転モ
ードを備えてフィルム搬送ベルトを適時に空運転させる
ので、搬送ベルトの湿度が上昇しているときに空運転に
より該ベルトの温度が上昇して湿度を低下させ、その後
のフィルム搬送工程など包装作業中におけるフィルム表
面の摩擦係数の低下を防止して搬送ベルトのフィルム挟
持力を回復させる(請求項1)。また作業開始時に電源
スイッチをオン操作することによって、前記空運転モー
ドが自動的に起動し、所定時間だけ確実に実行され(請
求項2)、あるいは終了させたい場合には終了操作をす
ることによりいつでも終了する(請求項3)。さらに請
求項4によれば、作業者が所定の操作をした時、すなわ
ち作業者が空運転モードを必要と判断した時だけ搬送ベ
ルトを空回転させることができ、請求項5によれば、選
択表示によって作業者に空運転モードの要否を判断させ
ることができる。
【0010】また請求項6によれば、空運転モードが実
行された場合に、ストレッチフィルムの種類に応じた適
正な時間だけ自動的に搬送ベルトが空運転をし、請求項
7によれば、特にフィルムに大きな張力がかかるプリフ
トレッチ工程を伴う包装機においても所期の機能が完遂
される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面により
説明すれば、図1及び図2はストレッチ包装機の概略を
示す。同図において、機枠Aの前方には商品Bを載置す
る部分aを設け、該商品載置部aに載せた商品をプッシ
ャコンベア1により機枠A内部に設けたエレベータ2ま
で搬送する。なお、商品載置部aは計量部43の計量皿と
して構成されている。上記エレベータ2の上方には包装
部bが設けられ、その包装部bの側方(プッシャコンベ
アと直角に交差した方向)にフィルムロール配置部3と
そのフィルムロール配置部3にセットされたフィルムロ
ール4から繰り出されるフィルム4’の先端を保持する
フィルム保持部5が設けられ、そのフィルム保持部5で
保持されたフィルム4’の先端を挟持して引き出し包装
部bまで搬送するフィルム搬送機構6が前記フィルム保
持部5の先端に接近させて配置される。また、フィルム
保持部5とフィルム搬送機構6との間には、該フィルム
搬送機構6で挟持され引き出されたフィルム4’を所定
長さに切断するカッター7が配置されている。さらに、
フィルム搬送機構6の上方には、商品Bの上面を覆うフ
ィルム4’の端部を商品Bの底面側に折り込む左右折り
込み板8,8’と後折り込み板9、及び後折り込み板9
の上方に位置して包装済みの商品を排出する排出プッシ
ャ10が配設されている。
【0012】フィルム保持部5は、フィルムロール配置
部3にセットされたフィルムロール4のフィルム4’先
端部を保持するもので、図2及び図3に示すように、フ
ィルムの下側に位置して前後方向に所定の間隔をおいて
平行に配置した無端ベルト12に亘って架設固定されたフ
ィルム受け板12’と、そのフィルム受け板12’の表面に
支持されるフィルムを前記フィルム受け板12’とで挟ん
で保持する同形状の保持板13と、前記フィルム受け板1
2’に取り付けた保持ローラ14とで構成される。保持板1
3は機枠Aに対して上下摺動可能に支持されたフィルム
受け板12’に開閉回動可能に支持されると共に、フィル
ム受け板12’と係着して一緒に上下摺動し、フィルム受
け板12’と保持板13とで挾着保持するフィルム4’の先
端をフィルム搬送機構6に受け渡し得るように構成され
ている。保持ローラ14はその外表面を該受け板12’に開
設した通孔より保持板13に開設した通孔内に嵌入突出さ
せ、それによりフィルム4’を保持ローラ14の周面に沿
って蛇行させフィルム保持を確実に行なわせるようにし
ている。なお、保持ローラ14はフィルムの引き出し方
向にのみ回転可能に構成されている。
【0013】また、前記無端ベルト12は繰り出しローラ
16の軸16’に対し遊転自在に取り付けられたプーリ17
と、繰り出しローラ16より下流側に配置された軸18’に
固着された従動プーリ18とに亘って巻回されており、繰
り出しモータ(ステッピングモータ)19の駆動によって
無端ベルト12がフィルムの移動方向に沿って上下(正逆
回転)し、それによりフィルム受け板12’と保持板13が
一緒にフィルムの移動方向に上下するように構成されて
いる。又、繰り出しローラ16はモータ19’により駆動が
制御されている。そして、モータ19でフィルム受け板1
2’と保持板13を上方に移動させる時には、モータ19’
で繰り出しローラ16も同期をとって駆動回転させ、モー
タ19が逆回転してフィルム受け板12’と保持板13を初期
位置に戻す時には、繰り出しローラ16はフィルム搬送機
構6に同期して回転するモータ19’の正方向の回転で回
転を続け、フィルムの繰り出しを行う(図3参照)。
【0014】フィルム搬送機構6は、フィルムの基準位
置の合わせて固定状に配設された搬送ベルト61と、フィ
ルムのプリストレッチ動作をするために移動可能な搬送
ベルト62との二組で構成されている。そして各搬送ベル
ト61,62は、それぞれフィルムの幅方向の両側端部を挟
持する上下一対の無端状の弾性ベルト20,21と、下側の
弾性ベルト21内に配設されたクランプ板22と、上側の弾
性ベルト20内に配設された当て板23と、上側の弾性ベル
ト20のフィルム供給側に連接された押えベルト24とで構
成され、それらが図1に示すように包装部bを挟んで前
後に配置され、前後一対のそれら構成部材は取り付け枠
25,25’に支持されている。移動可能な搬送ベルト62の
取り付け枠25は、その下側に直角に交差して配置された
2本の案内杆26,26’に連結部材27,27’を介して支持
されており、移動手段(不図示)により平行移動可能に
配設されて、商品の奥行寸法に応じてフィルムをプリス
トレッチすることが可能である。
【0015】上下一対の弾性ベルト20,21は、フィルム
を挟持して搬送できるように駆動回転され、その駆動方
法は、減速機付きモータ28で下側の弾性ベルト21が巻回
されている駆動ローラを回転し、且つその駆動ローラの
軸に固着したチェーンスプロケットとに亘ってチェーン
を巻回して動力伝達が行われる。クランプ板22は、下側
の弾性ベルト21の往路側を上側の弾性ベルト20の往路側
へ圧接可能に構成され、当て板23は上側の弾性ベルト20
の往路側と復路側との間に挿入配置されている。また、
下側の弾性ベルト21の始端側は、前記フィルム保持部5
の先端側に向けて下向きの傾斜状とし、その下向きに傾
斜した始端側の上面に重ね合わせて前記押えベルト24が
配置され、該押えベルト24はその先端側を開閉可能に構
成されている。
【0016】なお、図中の30は、マイクロコンピュータ
で構成されるCPU(中央処理装置)を内蔵したコンソ
ールであり、キー操作部31及びタッチパネル32を具備し
ている。また、図4は包装機の電気的構成図を示すもの
で、計量ラベルプリンタ制御部40と駆動制御部41とを備
えており、符号42は包装機の電源スイッチである。図5
は前記駆動制御部41内のROMに記憶されたフィルムテ
ーブルであり、番号に対応してフィルム名称(製品名
等)、該フィルムの材質がポリエチレンか否か(換言す
れば、例えば塩化ビニール)の判別記号及び包装データ
(商品Bの大きさに対応するフィルムカット長さ、クラ
ンプのタイミング、折り込みタイミング等)が予め記憶
させてある。図6は前記フィルムの種類を指定する画面
を示し、この画面は設定モードのときにタッチパネル32
に表示され、作業者によりタッチされ指定された番号の
フィルムの内容がRAMに記憶され、包装工程において
は当該フィルムの包装データに基づいて包装動作が行わ
れる。
【0017】上記ストレッチ包装機においては、商品載
置部aに商品Bを載せると計量部43により当該商品が計
量され、その計量安定信号の出力により商品搬入モータ
47が駆動してプッシャコンベア1が商品Bをエレベータ
2上へ搬入する。その搬入工程の途中で商品検出センサ
ー44,45により商品の大きさ(幅及び高さ)が検出され
る。一方、フィルム保持部5においては、繰り出しモー
タ19の駆動によりフィルム受け板12’と保持板13とによ
り保持されたフィルム4’が、フィルム搬送機構6の開
動している押えベルト24下へ引き出されたところで押え
ベルト24が閉動して搬送機構6の搬送ベルト61,62へ受
け渡しされる。その後にクランプ22が駆動ソレノイド46
の作動によってフィルム挟持動作をするとともに搬送ベ
ルト61,62の各上下弾性ベルト20,21がフィルム搬送モ
ータ28の駆動により回転してフィルム搬送動作を開始
し、商品Bの大きさに合わせた長さにフィルムを引き出
したところでフィルムがカッター7で切断される。切断
されたフィルム4’は搬送ベルト61,62によりさらに搬
送されて包装部b上の所定位置に達したときに停止され
る。包装部bにおいて、搬送ベルト62が移動して両ベル
ト間隔を拡大するプリストレッチ動作でフィルムが張架
された後に、エレベータ2上に搬入された前記商品Bが
エレベータモータ48で駆動されるエレベータ2の上昇に
より該フィルム4’に対して突き上げられ、商品Bの上
面を覆ったフィルムの端部は左右折り込み板8,8’と
後折り込み板9とにより商品の底面側に折り込まれる。
その後、排出プッシャ10により商品を機枠A前側の排出
部(ヒートシール部)11へ向けて水平に押動しながら上
記フィルム4’の前側端部を前折り込みローラ11’で商
品Bの底面に折り込んで包装動作が完了される。
【0018】次に本発明の主要部である搬送ベルトの空
運転モードに説明する。空運転モードは前記駆動制御部
41のCPUにプログラムされて該制御部の機構駆動部で
あるフィルム繰り出しモータ19、フィルム搬送モータ2
8、駆動ソレノイド46等の起動・停止を制御し、それに
より搬送ベルト61,62を適時にフィルム搬送しない状態
で回転動作させるものである。上記空運転モードの実行
タイミングは、包装機の電源スイッチ42をオン操作した
時、又はそれ以後の所定の操作により実行されるが、以
下に具体例をフローチャートに基づいて説明する。
【0019】図7は空運転モードの第一実施例を示し、
電源スイッチ42のオン操作によって次のステップがスタ
ートする。 ステップ1:タッチパネル30の表示部32に空運転をする
か否かの選択表示がされる。具体的には、「空運転を行
ないますか? 行なう場合は「はい」を、 行なわない
場合は「いいえ」をタッチしてください」という表示を
する。 ステップ2:空運転が選択されたか否かを判断する。前
ステップで「はい」が選択されて場合にはステップ3
へ、「いいえ」が選択された場合はステップ6へ移行す
る。 ステップ3:現在RAMに記憶されているフィルム種類
の番号からフィルムテーブル(前記図5)のフィルム材
質欄が参照され、ポリエチレンフィルムか否かを判断す
る。フィルムがポリエチレンの場合にはステップ4へ、
ポリエチレンでない場合は(実施例では塩化ビニール)
ステップ5へ移行する。 ステップ4:ポリエチレンフィルム仕様の空運転がなさ
れる。具体的には、フィルム繰り出しモータ19を起動さ
せることなくクランプソレノイド46及びフィルム搬送モ
ータ28を駆動させて、フィルム引き渡しが行なわれない
状態で搬送ベルト61,62が3分間だけ回転する。なお本
実施例においては、それによりベルト表面の温度が約3
度上昇した。 ステップ5:塩化ビニールフィルム仕様の空運転がなさ
れる。具体的にはステップ4の空運転の時間を1分間と
した動作が行なわれ、本実施例ではそれによりベルトの
表面温度が約1度上昇した。この1分間の時間設定は、
塩化ビニールフィルムの場合はポリエチレンフィルムに
比べて延伸状態における収縮力が小さいので、少ない温
度上昇でもフィルム抜けが解消できることによるもので
ある。 ステップ6:タッチパネル32が操作されて初期モードで
ある包装モードから他のモードに切換えられているか否
かを判断し、切換えがされていない場合にはステップ7
へ、切換えられている場合はステップ8へ移行する。 ステップ7:包装モードであって、商品が商品載置部a
にあればそれが検出されて前述した包装動作をしステッ
プ6へ戻る。 ステップ8:設定モードに切換え操作がされたか否かを
判断し、切換えがされている場合にはステップ9へ、切
換えがされていない場合はステップ10へ移行する。 ステップ9:設定モードであって、タッチパネル32の操
作により前記フィルム種類の指定など各種設定を行な
い、操作終了によりステップ6へ戻る。 ステップ10:メンテナンス等を行なうモードであって、
所定の処理後にステップ6へ戻る。
【0020】なお本実施例においては、電源スイッチ42
をオン操作した後、作業者が包装モードを選択操作した
ときに空運転モードとなるようにしてもよい。すなわち
上記ステップにおいて、作業者が包装モードをタッチパ
ネルで選択したとき前記ステップ1がスタートする態様
としてもよい。
【0021】図8は空運転モードの第二実施例を示し、
電源スイッチ42のオン操作によって次のステップがスタ
ートする。なおCPUには予め所定時間(3分又は1
分)のタイマー設定をしておく。 ステップ11:電源スイッチ42のオン操作に続いて空運転
動作が開始されるとともにタイマーがスタートする。空
運転は前示実施例のステップ4と同様であり、具体的に
は、フィルム繰り出しモータ19を起動させることなくク
ランプソレノイド46及びフィルム搬送モータ28を駆動さ
せて、フィルム引き渡しが行なわれない状態で搬送ベル
ト61,62が回転する。 ステップ12:タッチパネル32に終了キーの表示がされ
る。具体的には、タッチパネル32に「終了」キーと「空
運転を終了するには「終了」キーをタッチしてくださ
い」という表示をする。すなわち、この場合はタイマー
による設定時間前に空運転を終了させる操作である。 ステップ13:前記終了キーがタッチされたか否かを判断
し、タッチされるまではステップ14へ移行し、タッチさ
れた時にステップ15へ移行する。 ステップ14:前記タイマーの設定時間の到達を検出し、
設定時間(3分又は1分)に達した時にステップ15へ移
行する。 ステップ15:空運転を終了する。すなわち、フィルム搬
送モータ28を停止させ、クランプソレノイド46の作動を
停止(オフ)させる。 ステップ16〜ステップ20は前示第一実施例のステップ6
〜10と同じである。
【0022】本実施例においては、空運転時間の終了を
タイマーにより自動的に検出するようにしたが(ステッ
プ14)、それに代えて作業者が空運転の時間を計時し終
了キーをタッチすることも自由である。また空運転中は
終了までの残り時間をタッチパネル32に表示することも
よい。
【0023】上述した実施の形態において、空運転モー
ドは前記駆動制御部41のCPUにプログラムされた場合
を説明したが、本発明は、それに代えてホストコンピュ
ータから空運転実行指令が送られるようにし該指令に基
づいて空運転モードを実行することも含むものである。
また空運転モードにおいて、搬送ベルトの回転中該ベル
トに向け温風を吹き付けることにより、ベルトの温度上
昇を速めて空運転時間を短縮し得るなど効果的である。
【0024】上述のストレッチ包装機は、その搬送ベル
トとして上下一対の弾性ベルト(平ベルト)を例示した
が、上側又は下側の一方を滑りやすい当て板としてもよ
く、また平ベルトに代えて丸ベルトを使用することもよ
い。またストレッチ包装機は、搬送ベルトの一方を移動
可能としてプリストレッチ動作を行なう形態を例示した
が、プリストレッチ動作を伴わない形態であっても、作
業開始直後の商品突き上げ工程やフィルム折り込み工程
においてフィルム抜けが生じることもあるので、本発明
の適用に有用である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、搬送ベルトの空運転モ
ードにより、朝の作業開始時等にフィルム搬送工程及び
その後の包装工程におけるフィルム抜けを防いで作業の
中断をなくし、包装作業の立ち上がりを当初より確実に
起動させることができるとともに、搬送ベルトから抜け
たフィルムを除去する必要がなく作業性を高め、かつフ
ィルムの無駄を無くし得る。またフィルム搬送装置の挟
持力を特に大きくする必要がないので、挟持機構及び搬
送モータの大型・大容量化に至ることなく製作コストの
高騰を回避することができるばかりでなく、フィルム抜
けの発生頻度が高い作業開始時に合わせて設定している
従来の挟持機構の挟持力を小さく設定することも可能と
なるので、挟持機構を安価ならしめ得る。
【0026】また請求項2によれば、包装機の電源スイ
ッチをオン操作したときに予め設定された所定時間だけ
空運転モードが実行されるので、該モードの操作忘れが
なく確実に空運転モードを実行させることができる。さ
らに請求項3によれば、空運転モードが実行された後で
作業者の判断で適時に空運転モードを終了させることが
でき、また請求項4及び5によれば、作業者が空運転を
必要と判断したときだけそれを実行させることができ
る。従って、誤操作により電源スイッチをオフした場合
等において、直後の復帰時には不必要な空運転をするこ
とを防止し得るなど必要以上の無駄な装置動作を回避す
ることができるとともに即座に包装作業を開始すること
ができる。
【0027】また請求項6によれば、簡単な操作でフィ
ルム種類に応じて空運転の時間を設定することができ、
請求項7によれば、フィルム抜けが生じ易いプリストレ
ッチ動作を伴う包装機にその実効性を確保することがで
きるとともに幅狭なフィルムの使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストレッチ包装機の概略を示す縦断側
面図である。
【図2】同図の縦断正面図である。
【図3】フィルム保持部を示す拡大平面図である。
【図4】本発明包装機の電気構成図である。
【図5】駆動制御部のROMに記憶されたフィルムテー
ブルの例示である。
【図6】タッチパネルの表示部に表示されるフィルム種
類を指定する画面の例示である。
【図7】空回転モードの第一実施例を示すフローチャー
トである。
【図8】同第二実施例のフローチャートである。
【符号の説明】
4:フィルムロール 4’:フィルム 6:フィルム搬送機構 61,62:搬送ベルト 20,
21:弾性ベルト 19:フィルム繰り出しモータ 28:フィルム搬送モー
タ 30:コンソール 31:キー操作部
32:タッチパネル 41:駆動制御部 42:電源スイッチ 46:クランプソレノイド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムロールから引き出したフィルム
    の両側端部を、回転するフィルム搬送ベルトによりそれ
    ぞれ挟持して包装部へ搬送し、該フィルムに向けて被包
    装物を突き上げ包装するストレッチ包装機において、前
    記フィルム搬送ベルトをフィルム搬送しない状態の回転
    動作をさせる空運転モードを備えたことを特徴とするス
    トレッチ包装機。
  2. 【請求項2】 上記空運転モードが、電源スイッチのオ
    ン操作により所定時間だけ実行される請求項1記載のス
    トレッチ包装機。
  3. 【請求項3】 上記空運転モードが、電源スイッチのオ
    ン操作により実行されるとともに終了操作によって終了
    する請求項1記載のストレッチ包装機。
  4. 【請求項4】 上記空運転モードが、電源スイッチをオ
    ンさせた後の所定の操作により実行される請求項1記載
    のストレッチ包装機。
  5. 【請求項5】 前記請求項4において、電源スイッチが
    オンされたときに前記空運転モードを実行するか否かの
    選択表示がされ、その空運転モードの選択により該モー
    ドが実行されることを特徴とするストレッチ包装機。
  6. 【請求項6】 予めフィルムの種類に対応する空運転時
    間が設定され、そのフィルム種類の選択手段と、選択さ
    れたフィルム種類に応じて時間制御をする制御手段とを
    備えた請求項1記載のストレッチ包装機。
  7. 【請求項7】 上記フィルム両側に配設されたフィルム
    搬送ベルトが、包装部においてその間隔を変化させるこ
    とによって、フィルムを被包装物の大きさに適合したフ
    ィルム幅に延伸させることを特徴とする請求項1記載の
    ストレッチ包装機。
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