JP2000015576A - ラッピングマシンにおける冷却方法 - Google Patents
ラッピングマシンにおける冷却方法Info
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- JP2000015576A JP2000015576A JP10196516A JP19651698A JP2000015576A JP 2000015576 A JP2000015576 A JP 2000015576A JP 10196516 A JP10196516 A JP 10196516A JP 19651698 A JP19651698 A JP 19651698A JP 2000015576 A JP2000015576 A JP 2000015576A
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Abstract
いるラッピングマシンは、マシンのイニシャルコストが
非常に高価なものと成ると共に、高価な純水等を多量に
使用するため、超LSIの1枚あたりの研磨コストが高
価に成っており、超高精度の研磨加工技術の向上とコス
トの低減が必要とされる。 【解決手段】本発明は、ラッピングプレ−トを設けると
共に回転可能に立設させたラッピングテ−ブルと、ワ−
クヘッドを設けると共に回転可能に垂設させたスピンド
ル軸と、ラッピングプレ−トとワ−クヘッドとの間でワ
−クを研磨加工するラッピングマシンにおいて、ラッピ
ングプレ−トを貫通する多数の小孔を穿設し、小孔と連
通した液溜りを設け、液溜りとスラリ−液冷却兼供給装
置と連通させた液供給系を配したものである。
Description
製造工程で基板と成る半導体ウエハであるワ−クを研磨
加工するラッピングマシンにおける冷却方法に関するも
のであり、更に詳細には、ラッピングテ−ブルの研磨加
工面を研磨加工後に冷却する方法に関するものである。
のデバイスは、高密度化、高集積化に伴って、64メガ
バイト以上の超LSI(ULSI)の生産が必要と成っ
てきており、更に、近年では256メガバイト或いは1
ギガバイト等の超LSIの開発も着手されている。
(メタル膜)や絶縁層(酸化膜等)或いはポリシリコン
膜(半導体膜)が多層膜として形成されるものであり、
つまり、LSIが一階建てに対して超LSIは二階建
て、三階建てに相当する構造となっている。
膜の各膜層を平坦化させるために超高精度の平坦面の研
磨加工技術は不可欠な技術と成るものである。
研磨機能を搭載した現在使用されているラッピングマシ
ンは、ラッピングマシンそのもののイニシャルコストが
非常に高価なものと成ると共に、高価な純水等を多量に
使用しており、従って、超LSIの1枚あたりの研磨コ
ストが高くなっており、超LSIのメ−カ−は一枚当た
りの研磨コストを極限まで低減させることが急務と成っ
ており、つまり、超高精度の平坦面の研磨加工技術の向
上と研磨コストの低減は近未来において最も多くの開発
努力が必要とされる分野である。
ンにおける冷却方法が用いるラッピングマシンは、ラッ
ピングプレ−トを設けると共に回転可能に立設させたラ
ッピングテ−ブルと、ワ−クヘッドを設けると共に回転
可能に垂設させたスピンドル軸と、ラッピングプレ−ト
とワ−クヘッドとの間でワ−クを研磨加工するラッピン
グマシンにおいて、ラッピングプレ−トを貫通する多数
の小孔を穿設し、小孔と連通した液溜りを設け、液溜り
とスラリ−液冷却兼供給装置と連通させた液供給系を配
したものである。
導体ウエハの研磨加工時に発生する摩擦熱による昇温を
研磨制度を落すことなく冷却させ、超LSIを製造する
過程の研磨装置のイニシャルコストを低減させて1枚当
たりでの研磨コストをダウンさせることを目的とするも
のである。
は、ワ−クの研磨後にスラリ−液冷却兼供給装置を駆動
させ、スラリ−液を液供給系を経て液溜りに供給し、更
に、スラリ−液の供給を続けることによって液溜りが満
たされ、液溜りより多数の小孔へスラリ−液が流入し、
ラッピングプレ−トを貫通させた多数の小孔よりスラリ
−液を噴出させてラッピングテ−ブルを冷却させるもの
である。
冷却方法を実施例の図面によって説明する。
冷却方法の実施例に用いるラッピングマシンの概要側面
図である。
で基板となる半導体ウエハであるワ−クWを研磨加工す
るラッピングマシンにおける冷却方法に関するものであ
り、更に詳細には、ラッピングテ−ブル1の研磨加工面
を研磨加工後に冷却する方法に関するものであり、上面
にラッピングプレ−ト1aを設けると共に回転可能に立
設させたラッピングテ−ブル1と、下面にワ−クヘッド
2aを設けると共に回転可能に垂設させたスピンドル軸
2と、前記ラッピングプレ−ト1aと前記ワ−クヘッド
2aとの間でワ−クWを研磨加工するラッピングマシン
において、前記ラッピングプレ−ト1aを貫通する多数
の小孔3を穿設し、該多数の小孔3の下方と連通した液
溜り4を前記ラッピングプレ−ト1aの下方に設け、該
液溜り4とスラリ−液冷却兼供給装置5と連通させた液
供給系6を配し、該スラリ−液冷却兼供給装置5を駆動
させて多数の小孔3からスラリ−液を噴出させてラッピ
ングテ−ブル1を冷却させるものである。
してシリコン結晶体であるLSI、超LSI等の基板と
なる半導体ウエハであって、該ワ−クWである半導体ウ
エハへは予め両面、又は、片面へ研磨加工を施している
ものである。
法、エピタキシャル成長法、アルミ蒸着法等の手段によ
って、絶縁膜、配線層、ポリシリコン膜等を形成してい
るものであり、更に、超LSIではこれ等の工程を繰り
返して積層するものであるが、各層を形成するにあた
り、超高精度の平坦面が要求されるものである。
クマシ−ンは、頭1に図示の如く、基板に立設させたラ
ッピングテ−ブル1の上面にラッピングプレ−ト1aを
回転可能に設けているもので、一方の駆動源(図示しな
い)により回転される回転軸に装着されて回転するもの
である。
にはスピンドル軸2を回転可能に垂設させているもの
で、スピンドル軸2の下面にはワ−クヘッド2aを設け
ており、スピンドル軸3の上方は回転コラム(図示しな
い)に担持されており、前記ラッピングプレ−ト1aの
回転と逆方向に回転するもので、他方の駆動源(図示し
ない)により回転される回転軸に装着されて回転するも
のである。
構と成っており、ワ−クWである半導体ウエハを吸着、
或いは、水貼り等の手段によってチャックして、スピン
ドル軸2の降下と回転、及び、ラッピングテ−ブル1の
回転によりラッピングプレ−ト1aの上面とワ−クヘッ
ド2aの下面戸の間でワ−クWを研磨加工するものであ
る。
上昇するものであるが、研磨加工による摩擦熱によって
ラッピングプレ−ト1aの温度は上昇しているものであ
り、次のワ−クWの研磨加工において、熱膨張によるラ
ッピングプレ−ト1aに僅かな歪が生じるもので、僅か
な歪でも後の研磨加工の精度に影響を与えるため、冷却
が必要であり、従来高価な純水を流すことによって冷却
していたが、純水は高価なものであり研磨コストの上昇
に繋がるものである。
法では、ワ−クWの研磨面と成るラッピングプレ−ト1
aに多数の小孔3を穿設しているものであり、小孔3の
サイズは後述するスラリ−液が噴出できる程度のサイズ
で構わないものであり、その数もラッピングプレ−トが
速やかに冷却できる程度の数であり、特に限定はしない
ものである。
プレ−ト2aの下方に一定空間の液溜り4を設けている
もので、該液溜り4の上方と前記夫々の小孔3の下方と
は連通しているものである。
リ−液を回収してポンプ等(図示しない)の動力により
供給すると共に、冷却手段(図示しない)を内装してス
ラリ−液を冷却するものであり、スラリ−液は研磨剤、
純水、研磨屑等から成り、研磨加工時に排出される液で
あり、従来はラッピングマシンの外に排出され破棄され
ていたものである。
1を貫通して液溜り4に連通させており、更に、ラッピ
ングテ−ブル1の外とスラリ−液冷却兼供給装置5との
間は、配管又はホ−ス等で連通させるものである。
法では、このスラリ−液を回収して、冷却するために使
用するものであり、スラリ−液冷却兼供給装置5ではス
ラリ−液を回収して、冷却し、更に、液供給系6を経て
液溜り4にスラリ−液を供給し、次いで、液溜り4と連
通させ多数の、小孔3からスラリ−液を噴出させてラッ
ピングプレ−ト1aを冷却させるもので、加えて、液溜
り4を流通するスラリ−液によってラッピングプレ−ト
1aは下方からも冷却されるものである。
磨屑等を含んでいるものであるが、ラッピングプレ−ト
1aの冷却のみに使用するため悪影響を及ぼす可能性は
無いものであるが、スラリ−液冷却兼供給装置5におい
て下方に沈殿する固形物はできるだけ排除して冷却に用
いることが望ましいものである。
却方法は、研磨加工後のラッピングプレ−トの冷却にス
ラリ−液を再利用するため、加工精度に影響を与えるこ
と無く、高価な純水に掛かる費用を削減でき、研磨装置
のイニシャルコストを低減することができ、従って、超
LSIの1枚当たりの研磨コストの低減を図れるもので
あり、実用的で、極めて有意義な効果を奏する発明であ
る。
方法の実施例に用いるラッピングマシンの概要側面図で
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】上面にラッピングプレ−トを設けると共に
回転可能に立設させたラッピングテ−ブルと、下面にワ
−クヘッドを設けると共に回転可能に垂設させたスピン
ドル軸と、前記ラッピングプレ−トと前記ワ−クヘッド
との間でワ−クを研磨加工するラッピングマシンにおい
て、前記ラッピングプレ−トを貫通する多数の小孔を穿
設し、該多数の小孔の下方と連通した液溜りを前記ラッ
ピングプレ−トの下方に設け、該液溜りとスラリ−液冷
却兼供給装置と連通させた液供給系を配し、該スラリ−
液冷却兼供給装置を駆動させて多数の小孔からスラリ−
液を噴出させてラッピングテ−ブルを冷却させることを
特徴とするラッピングマシンにおける冷却方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10196516A JP2000015576A (ja) | 1998-06-29 | 1998-06-29 | ラッピングマシンにおける冷却方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10196516A JP2000015576A (ja) | 1998-06-29 | 1998-06-29 | ラッピングマシンにおける冷却方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000015576A true JP2000015576A (ja) | 2000-01-18 |
Family
ID=16359050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10196516A Pending JP2000015576A (ja) | 1998-06-29 | 1998-06-29 | ラッピングマシンにおける冷却方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000015576A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101659039B (zh) * | 2008-08-27 | 2011-09-07 | 郑勇阁 | 一种磨床冷却结构 |
US10486283B2 (en) * | 2012-02-29 | 2019-11-26 | Sae Magnetics (H.K.) Ltd. | Manufacturing method of a slider |
CN116967883A (zh) * | 2023-09-21 | 2023-10-31 | 江苏缪斯光电科技有限公司 | 一种瞄准镜用镜片的打磨抛光装置 |
-
1998
- 1998-06-29 JP JP10196516A patent/JP2000015576A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101659039B (zh) * | 2008-08-27 | 2011-09-07 | 郑勇阁 | 一种磨床冷却结构 |
US10486283B2 (en) * | 2012-02-29 | 2019-11-26 | Sae Magnetics (H.K.) Ltd. | Manufacturing method of a slider |
CN116967883A (zh) * | 2023-09-21 | 2023-10-31 | 江苏缪斯光电科技有限公司 | 一种瞄准镜用镜片的打磨抛光装置 |
CN116967883B (zh) * | 2023-09-21 | 2023-11-24 | 江苏缪斯光电科技有限公司 | 一种瞄准镜用镜片的打磨抛光装置 |
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