JP2000014185A - ファンモータ駆動装置及びそのモータ磁極位置検出方法 - Google Patents

ファンモータ駆動装置及びそのモータ磁極位置検出方法

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JP2000014185A
JP2000014185A JP10178586A JP17858698A JP2000014185A JP 2000014185 A JP2000014185 A JP 2000014185A JP 10178586 A JP10178586 A JP 10178586A JP 17858698 A JP17858698 A JP 17858698A JP 2000014185 A JP2000014185 A JP 2000014185A
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fan motor
signal
magnetic pole
pattern
signals
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Hideo Matsushiro
英夫 松城
Takehito Chinomi
岳人 知野見
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号Hu〜Hwに重畳するノイズによる誤動作
を防止することができ、外風等の外力によるファンモー
タの逆回転時にファンモータを駆動させることによって
発生するファンモータの過電流を防止することができる
ファンモータ駆動装置及びそのモータ磁極位置検出方法
を得る。 【解決手段】 信号Hu〜Hwの所定のパターンa〜fに
応じた制御信号Su〜Szのパターン〜をあらかじめ
設定してトランジスタ21u〜21wを制御し、所定外の
パターンの信号Hu〜Hwが入力されると、このときの信
号Hu〜Hwによるファンモータ10の磁極位置の特定を
キャンセルする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファンモータの駆
動制御を行うファンモータ駆動装置に関し、特にエアコ
ンの室外ファンモータ等の外風による回転を検知する検
知回路を備えたファンモータ駆動装置及びそのモータ磁
極位置検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、エアコンの室外ファンモータを
駆動制御するファンモータ駆動装置の従来例を示した概
略の回路図である。図6において、ファンモータ駆動装
置50は、エアコンの室外ファンモータをなすファンモ
ータ60を駆動する駆動回路51と、該駆動回路51の
制御を行う制御回路52とを備えている。駆動回路51
は、6つのトランジスタ53u,53v,53w,53x,
53y,53z、及び該各トランジスタ53u〜53zの対
応するコレクタ−エミッタ間に並列に接続されたダイオ
ード54u〜54zで構成されており、制御回路52は、
該各トランジスタ53u〜53zに対してPWM制御を行
ってファンモータ60の回転速度の制御を行うと共にイ
ンバータ制御を行って、ファンモータ60の駆動制御を
行う。駆動回路51及び制御回路52は、いわゆるイン
バータを形成している。
【0003】ファンモータ60は、ブラシレスの3相D
Cモータであり、回転子の磁極位置を検出するためのセ
ンサであるホールIC61u,61v,61wを備えてお
り、駆動回路51を介して直流電源回路65から直流電
流が供給される。該ホールIC61u〜61zは、ファン
モータ60の回転子の回転による磁極の変化を2値の信
号Hu〜Hwに変換して出力する。制御回路52は、該ホ
ールIC61u〜61wからそれぞれ入力される信号Hu
〜Hwに応じて駆動回路51における各トランジスタ5
3u〜53zの動作制御を行う。
【0004】制御回路52に入力される信号Hu〜Hwの
信号レベルの組み合わせは、6種類の所定のパターンa
〜fに分けることができ、制御回路52から各トランジ
スタ53u〜53zのゲートに出力される制御信号Su〜
Szの信号レベルの組み合わせは、6種類の所定のパタ
ーン〜に分けることができる。ここで、パターンa
は、Hv=「H」及びHu,Hw=「L」、パターンb
は、Hv,Hw=「H」及びHu=「L」、パターンc
は、Hw=「H」及びHu,Hv=「L」、パターンd
は、Hu,Hw=「H」及びHv=「L」、パターンe
は、Hu=「H」及びHv,Hw=「L」、パターンf
は、Hu,Hv=「H」及びHw=「L」であるとする。
【0005】また、パターンは、Su,Sy=「H」及
びSv,Sw,Sx,Sz=「L」、パターンは、Su,
Sz=「H」及びSv,Sw,Sx,Sy=「L」、パター
ンは、Sv,Sz=「H」及びSu,Sw,Sx,Sy=
「L」、パターンは、Sv,Sx=「H」及びSu,S
w,Sy,Sz=「L」、パターンは、Sw,Sx=
「H」及びSu,Sv,Sy,Sz=「L」、パターン
は、Sw,Sy=「H」及びSu,Sv,Sx,Sz=「L」
であるとする。
【0006】制御回路52は、ファンモータ60の駆動
を開始する際、入力された信号Hu〜Hwのパターンを調
べ、信号Hu〜Hwの内、該パターンに応じてあらかじめ
設定された信号の信号レベルが、所定の変化をするとあ
らかじめ設定されたパターンの信号Su〜Szを駆動回路
51に出力する。
【0007】図7は、信号Hu〜Hwに対する制御回路5
2の動作例を示したフローチャートである。なお、図7
で、「↑」は信号レベルのLowレベルからHighレ
ベルへの立ち上がりを示し、「↓」は信号レベルのHi
ghレベルからLowレベルへの立ち下がりを示してい
る。図7及び図8において、制御回路52は、ファンモ
ータ60の駆動を開始する際に、まず、図7のステップ
S100〜ステップS105で、入力されている信号H
u〜Hwのパターンを判定し、該判定したパターンに応じ
て図8のステップS107からステップS118の処理
を行う。
【0008】制御回路52は、例えば、ファンモータ6
0の駆動を開始する際に入力されている信号Hu〜Hwの
パターンがパターンcであったとすると、図7のステッ
プS102から図8のステップS112へ進む。また、
制御回路52は、入力されている信号Hu〜Hwのパター
ンが所定のパターンa〜fに該当しない場合は、図7の
ステップS106で、所定の異常処理、例えばファンモ
ータ60の駆動開始を禁止して本フローは終了する。
【0009】制御回路52は、図8のステップS112
でパターンの信号出力後、ステップS113で、信号
Huの信号レベルがLowレベルからHighレベルに
立ち上がるまで信号Huにおける信号レベルの変化を監
視し、信号HuがLowレベルからHighレベルに立
ち上がると(YES)、図8のステップS114におい
て、パターンの制御信号Su〜Szを駆動回路51に出
力し、トランジスタ53v及び53xをオンさせてファン
モータ60の駆動を開始する。
【0010】次に、制御回路52は、図8のステップS
115で、信号Hwの信号レベルがHighレベルから
Lowレベルに立ち下がるまで信号Hwの信号レベルの
変化を監視し、信号HwがHighレベルからLowレ
ベルに立ち下がると(YES)、図8のステップS11
6に進む。制御回路52は、図8のステップS116
で、パターンの制御信号Su〜Szを駆動回路51に出
力し、トランジスタ53w及び53xをオンさせてファン
モータ60を駆動する。制御回路52は、更に、図8の
ステップS117及びステップS118の処理を行い、
ステップS118の処理を行うと、図8のステップS1
07に戻り、ステップS107からステップS118の
処理を行う。制御回路52は、このような処理をファン
モータ60を停止させるときまで行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、制御回路52
によって図7及び図8で示したような制御が行われる
と、ホールIC61u〜61wからの入力信号Hu〜Hwに
ノイズが重畳すると、図8のステップS107、ステッ
プS109、ステップS111、ステップS113、ス
テップS115及びステップS117で、制御回路52
は、信号レベルの変化を誤検出し、制御信号Su〜Szの
パターンを切り替えてしまうという問題があった。
【0012】一方、制御回路52は、ファンモータ60
が外風等の外力によって逆回転している場合に図7及び
図8で示したような制御を行うと、ホールIC61u〜
61zから入力される各信号Hu〜Hwに対する制御回路
52によるトランジスタ53u〜53zの制御を示したタ
イミングチャートは、図9のようになる。なお、図9に
おいても、駆動回路51の各トランジスタに対するデュ
ーティ駆動を省略して説明する。図9から分かるよう
に、制御信号Su〜Szがパターン及びがそれぞれ連
続しており、このような制御が行われるとファンモータ
60に過電流が流れるという問題があった。
【0013】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたものであり、信号Hu〜Hwの所定のパター
ンに応じた制御信号Su〜Szのパターンをあらかじめ設
定してトランジスタ53u〜53wを制御し、所定外のパ
ターンの信号Hu〜Hwが入力されると、このときの信号
Hu〜Hwによるファンモータ60の磁極位置の特定をキ
ャンセルするようにした。このようにすることによっ
て、信号Hu〜Hwに重畳するノイズによる誤動作を防止
することができ、外風等の外力によるファンモータの逆
回転時にファンモータを駆動させることによって発生す
るファンモータの過電流を防止することができるファン
モータ駆動装置及びそのモータ磁極位置検出方法を得る
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係るファンモー
タ駆動装置は、ロータマグネットの回転による磁極の変
化を2値の信号に変換して出力する複数のセンサを備え
たファンモータの駆動制御を行うファンモータ駆動装置
において、ファンモータの駆動を行う駆動回路部と、各
センサより入力された信号からファンモータのロータマ
グネットの磁極位置を検出し、該検出した磁極位置に応
じて駆動回路部の制御を行う制御回路部とを備え、該制
御回路部は、各センサから入力された信号の少なくとも
1つの信号レベルが変化すると、各センサからの信号レ
ベルの組み合わせを検出し、該検出した信号レベルの組
み合わせが、あらかじめ設定された複数の組み合わせと
一致しなかった場合、該一致しなかった各信号に基づ
く、磁極位置の検出及び駆動回路部に対するファンモー
タの駆動を禁止するものである。
【0015】更に、制御回路部は、検出した信号レベル
の組み合わせが、あらかじめ設定された複数の組み合わ
せのいずれかと一致した場合、該一致した所定の組み合
わせからファンモータにおけるロータマグネットの磁極
位置を検出する。
【0016】また、本発明に係るモータ磁極位置検出方
法は、ロータマグネットの回転による磁極の変化を2値
の信号に変換して出力する複数のセンサを備えたファン
モータの駆動制御を行うファンモータ駆動装置における
モータ磁極位置検出方法において、各センサから出力さ
れる信号の信号レベルの変化を監視し、各センサから入
力された信号の少なくとも1つの信号レベルが変化する
と、各センサからの信号レベルの組み合わせを検出し、
該検出した信号レベルの組み合わせが、あらかじめ設定
された複数の組み合わせと比較し、該比較した結果、一
致しなかった場合、各センサから入力された信号が異常
であると判定し、該異常判定された各信号からファンモ
ータにおけるロータマグネットの磁極位置の検出を禁止
する。
【0017】更に、比較した結果、あらかじめ設定され
た複数の組み合わせのいずれかと一致すると、該一致し
た所定の組み合わせからファンモータにおけるロータマ
グネットの磁極位置の検出を行う。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
実施の形態1におけるファンモータ駆動装置の例を示し
た概略の回路図である。なお、図1においては、エアコ
ンの室外ファンモータを駆動制御するファンモータ駆動
装置を例にして示している。図1において、ファンモー
タ駆動装置1は、エアコンの室外ファンモータをなすフ
ァンモータ10を駆動する駆動回路2と、マイコン等で
構成され該駆動回路2の制御を行う制御回路3とを備え
ている。
【0019】ファンモータ10は、回転子の磁極位置を
検出するためのセンサである3つのホールIC11u,
11v,11wを備えたブラシレスの3相モータであり、
駆動回路2を介して直流電源回路15から直流電流が供
給される。ホールIC11u〜11wは、ファンモータ1
0の回転子の回転による磁極の変化を2値の信号Hu〜
Hwに変換して制御回路3に出力する。また、ファンモ
ータ10におけるY結線されたコイルの各端子u,v,
wは駆動回路2に接続されている。
【0020】駆動回路2は、6つのnpnトランジスタ
(以下、トランジスタと呼ぶ)21u,21v,21w,
21x,21y,21zと、該各トランジスタ21u〜21
zの対応するコレクタ−エミッタ間に接続されたダイオ
ード22u,22v,22w,22x,22y,22zとを備
えている。トランジスタ21u〜21wの各コレクタは接
続されて直流電源回路15の+側端子に接続され、トラ
ンジスタ21x〜21zの各エミッタは接続されて直流電
源回路15の−側端子に接続されている。
【0021】トランジスタ21uのエミッタはトランジ
スタ21xのコレクタに接続され、該接続部はファンモ
ータ10の端子uに接続されている。トランジスタ21
vのエミッタはトランジスタ21yのコレクタに接続さ
れ、該接続部はファンモータ10の端子vに接続されて
いる。また、トランジスタ21wのエミッタはトランジ
スタ21zのコレクタに接続され、該接続部はファンモ
ータ10の端子wに接続されている。
【0022】トランジスタ21u〜21zの各ベースは、
それぞれ制御回路3に接続されており、制御回路3は、
各トランジスタ21u〜21zに対してPWM制御を行っ
てファンモータ10の回転速度の制御を行うと共にイン
バータ制御を行って、ファンモータ10の駆動制御を行
う。駆動回路2及び制御回路3は、いわゆるインバータ
を形成している。なお、駆動回路2及びセンサ付きファ
ンモータ10は公知であり、制御回路3によって行われ
る駆動回路2を用いたファンモータ10のPWM制御及
びインバータ制御においても公知であるのでこれらの説
明を省略する。
【0023】制御回路3は、ファンモータ10を起動さ
せる際、ホールIC11u〜11wから入力される各信号
Hu〜Hwを監視し、信号Hu〜Hwのいずれかの信号レベ
ルが変化すると、入力されている信号Hu〜Hwの信号レ
ベルにおける組み合わせパターン(以下、単にパターン
と呼ぶ)の判定を行う。更に、制御回路3は、該判定し
た信号Hu〜Hwのパターンがあらかじめ設定された所定
のパターンに含まれているか否かを調べ、含まれている
場合は、各パターンごとにあらかじめ設定されたトラン
ジスタのみをオンさせるように駆動回路2に制御信号を
出力して、ファンモータ10の駆動制御を行わせる。
【0024】図2は、ホールIC11u〜11zから入力
される各信号Hu〜Hwに対する制御回路3によるトラン
ジスタ21u〜21zの制御例を示したタイミングチャー
トである。なお、図2では、説明を分かりやすくするた
めにファンモータ10が一定の速度で正方向に回転して
いる場合を示しており、駆動回路2の各トランジスタに
対するデューティ駆動を省略して説明する。図2におい
て、制御信号Su〜Szは、制御回路3から各トランジス
タ21u〜21zのゲートに対応させて出力される信号を
示している。図2から分かるように、制御回路3に入力
される信号Hu〜Hwの信号レベルの組み合わせは、6種
類のパターンa〜fに分けることができ、制御回路3か
ら出力される制御信号Su〜Szの信号レベルの組み合わ
せは、6種類のパターン〜に分けることができる。
【0025】制御回路3は、ファンモータ10の駆動を
開始する際、入力された信号Hu〜Hwのパターンを調
べ、該パターンに応じてあらかじめ設定されたパターン
の信号Su〜Szを駆動回路2の各トランジスタ21u〜
21zのベースに出力する。図2では、制御回路3は、
入力された信号Hu〜Hwがパターンa(Hv=「H」、
Hu,Hw=「L」のとき)の場合、パターン(Su,
Sy=「H」、Sv,Sw,Sx,Sz=「L」)の制御信
号Su〜Szを出力してトランジスタ21u及び21yのみ
をオンさせる。また、制御回路3は、入力された信号H
u〜Hwがパターンb(Hv,Hw=「H」、Hu=「L」
のとき)の場合、パターン(Su,Sz=「H」、S
v,Sw,Sx,Sy=「L」)の制御信号Su〜Szを出力
してトランジスタ21u及び21zのみをオンさせる。
【0026】また、制御回路3は、入力された信号Hu
〜Hwがパターンc(Hw=「H」、Hu,Hv=「L」の
とき)の場合、パターン(Sv,Sz=「H」、Su,
Sw,Sx,Sy=「L」)の制御信号Su〜Szを出力し
てトランジスタ21v及び21zのみをオンさせる。制御
回路3は、入力された信号Hu〜Hwがパターンd(H
u,Hw=「H」、Hv=「L」のとき)の場合、パター
ン(Sv,Sx=「H」、Su,Sw,Sy,Sz=
「L」)の制御信号Su〜Szを出力してトランジスタ2
1v及び21xのみをオンさせる。
【0027】また、制御回路3は、入力された信号Hu
〜Hwがパターンe(Hu=「H」、Hv,Hw=「L」の
とき)の場合、パターン(Sw,Sx=「H」、Su,
Sv,Sy,Sz=「L」)の制御信号Su〜Szを出力し
てトランジスタ21v及び21zのみをオンさせる。更
に、制御回路3は、入力された信号Hu〜Hwがパターン
f(Hu,Hv=「H」、Hw=「L」のとき)の場合、
パターン(Sw,Sy=「H」、Su,Sv,Sx,Sz=
「L」)の制御信号Su〜Szを出力してトランジスタ2
1w及び21yのみをオンさせる。
【0028】図3は、制御回路3からパターンの制御
信号Su〜Szが出力されたときのファンモータ10の動
作を示した図である。なお、図3では、ファンモータ1
0が正回転している場合を示している。図3において、
ホールIC11u〜11wは、ロータマグネット25のN
極を検出するとHighレベルの信号を出力し、S極を
検出するとLowレベルの信号を出力する。この場合、
制御回路3は、入力された信号Hu〜HwがパターンCで
あるためパターンの制御信号Su〜Szを出力すること
から、トランジスタ21v及び21zがオンし、ファンモ
ータ10のコイルにおいて、端子vを有するV相がN極
となり、端子wを有するW相はS極となる。このため、
ファンモータ10において、V相とロータマグネット2
5のN極は反発し、W相とロータマグネット25のS極
は吸引することからファンモータ10は回転する。
【0029】次に、入力された信号Hu〜Hwに対する制
御回路3の動作について説明する。図4は、信号Hu〜
Hwに対する制御回路3の動作例を示したフローチャー
トである。なお、図4において、特に明記しない限り各
フローで行われる処理は制御回路3で行われるものであ
る。図4において、制御回路3は、ファンモータ10の
駆動を開始する際に、ステップS1において、入力され
た信号Hu〜Hwのパターンがパターンaであるか否かを
調べ、パターンaであると(YES)、ステップS2で
パターンの制御信号Su〜Szを出力してトランジスタ
21u及び21yをオンさせた後、ステップS14に進
む。また、ステップS1で、パターンaでなかった場合
(NO)、ステップS3に進む。
【0030】ステップS3において、入力された信号H
u〜Hwのパターンがパターンbであるか否かを調べ、パ
ターンbであると(YES)、ステップS4で、パター
ンの制御信号Su〜Szを出力してトランジスタ21u
及び21zをオンさせた後、ステップS14に進む。ま
た、ステップS3で、パターンbでなかった場合(N
O)、ステップS5に進む。
【0031】ステップS5において、入力された信号H
u〜Hwのパターンがパターンcであるか否かを調べ、パ
ターンcであると(YES)、ステップS6で、パター
ンの制御信号Su〜Szを出力してトランジスタ21v
及び21zをオンさせた後、ステップS14に進む。ま
た、ステップS5で、パターンcでなかった場合(N
O)、ステップS7に進む。
【0032】ステップS7において、入力された信号H
u〜Hwのパターンがパターンdであるか否かを調べ、パ
ターンdであると(YES)、ステップS8で、パター
ンの制御信号Su〜Szを出力してトランジスタ21v
及び21xをオンさせた後、ステップS14に進む。ま
た、ステップS7で、パターンdでなかった場合(N
O)、ステップS9に進む。
【0033】ステップS9において、入力された信号H
u〜Hwのパターンがパターンeであるか否かを調べ、パ
ターンeであると(YES)、ステップS10で、パタ
ーンの制御信号Su〜Szを出力してトランジスタ21
w及び21xをオンさせた後、ステップS14に進む。ま
た、ステップS9で、パターンeでなかった場合(N
O)、ステップS11に進む。
【0034】ステップS11において、入力された信号
Hu〜Hwのパターンがパターンfであるか否かを調べ、
パターンfであると(YES)、ステップS12で、パ
ターンの制御信号Su〜Szを出力してトランジスタ2
1w及び21yをオンさせた後、ステップS14に進む。
また、ステップS11で、パターンeでなかった場合
(NO)、ステップS13で、入力された信号Hu〜Hw
が異常であると判定し、入力された信号Hu〜Hwをキャ
ンセルして、ステップS14に進む。ステップS14
で、入力されている信号Hu〜Hwにおける信号レベルの
変化の検出を行い、信号レベルの変化を検出すると(Y
ES)、ステップS1に戻り、信号レベルの変化を検出
しなかった場合(NO)は、ステップS14の処理を続
ける。
【0035】このように、信号Hu〜Hwのパターンを
判定し該判定したパターンに対応するパターン〜の
いずれかの制御信号Su〜Szを出力した後、入力されて
いる信号Hu〜Hwにおける信号レベルの変化の検出を行
い、信号レベルの変化を検出すると再び信号Hu〜Hwの
パターン判定を行う。また、信号レベルの変化を検出し
なかった場合は、信号レベルの変化を検出するまで信号
Hu〜Hwにおける信号レベルの変化の検出処理を続け
る。更に、信号Hu〜Hwのパターンが所定の各パターン
に該当しなかった場合は、入力された信号Hu〜Hwをキ
ャンセルして再び信号Hu〜Hwのパターン判定を行う。
【0036】図5は、ファンモータ10が逆回転してい
るときに入力された各信号Hu〜Hwに対して行われる制
御回路3によるトランジスタ21u〜21zの制御例を示
したタイミングチャートである。なお、図5では、説明
を分かりやすくするためにファンモータ10が一定の速
度で逆回転している場合を示しており、駆動回路2の各
トランジスタに対するデューティ駆動を省略して説明す
る。
【0037】図5から分かるように、制御回路3は、信
号Hu〜Hwに応じた制御信号Su〜Szが出力されてお
り、ファンモータ10のロータマグネットの位置とコイ
ルの通電相が一致していることから、ファンモータ10
に過大電流が流れることはない。制御回路3から出力さ
れる制御信号Su〜Szによって、駆動回路2はファンモ
ータ10に対して正転トルクを発生させるため、ファン
モータ10は、逆回転から次第に正回転に切り替わって
いく。
【0038】このように、本実施の形態1におけるファ
ンモータ駆動装置は、信号Hu〜Hwの所定のパターンa
〜fに応じた制御信号Su〜Szのパターン〜をあら
かじめ設定してトランジスタ21u〜21wを制御し、所
定外のパターンの信号Hu〜Hwが入力されると、このと
きの信号Hu〜Hwによるファンモータ10の磁極位置の
特定をキャンセルするようにした。このようにすること
によって、信号Hu〜Hwに重畳するノイズによるファン
モータの誤駆動を防止することができ、外風等の外力に
よるファンモータの逆回転時にファンモータを駆動させ
る際に発生するファンモータの過電流を防止することが
できる。
【0039】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
のファンモータ駆動装置によれば、ロータマグネットの
磁極位置を検出するためにファンモータに設けられた各
センサから得られる各信号の信号レベルの組み合わせ
が、所定外の組み合わせである場合、該所定外の組み合
わせの各信号から、磁極位置の検出及びファンモータの
駆動を禁止し、所定の組み合わせである場合、該組み合
わせからロータマグネットの磁極位置を検出するように
した。このようにすることによって、各センサからの信
号に重畳するノイズによるファンモータの誤駆動を防止
することができ、外風等の外力によるファンモータの逆
回転時に、ファンモータを駆動させる際に発生するファ
ンモータの過電流を防止することができる。
【0040】また、本発明のファンモータ駆動装置にお
けるモータの磁極位置検出方法によれば、ロータマグネ
ットの磁極位置を検出するためにファンモータに設けら
れた各センサから得られる各信号の信号レベルの組み合
わせが、所定外の組み合わせである場合、該所定外の組
み合わせの各信号から、磁極位置の検出を禁止し、所定
の組み合わせである場合、該組み合わせからロータマグ
ネットの磁極位置を検出するようにした。このようにす
ることによって、各センサからの信号に重畳するノイズ
によるファンモータの誤駆動を防止することができると
共に、検出した磁極位置に対応したファンモータの駆動
制御を行うことができ、外風等の外力によるファンモー
タの逆回転時にファンモータを駆動させる際に発生する
ファンモータの過電流を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1におけるファンモータ
駆動装置の例を示した概略の回路図である。
【図2】 信号Hu〜Hwに対して制御回路3によって行
われるトランジスタ21u〜21zの制御例を示したタイ
ミングチャートである。
【図3】 制御回路3からパターンの制御信号Su〜
Szが出力されたときのファンモータ10の動作を示し
た図である。
【図4】 信号Hu〜Hwに対する制御回路3の動作例を
示したフローチャートである。
【図5】 ファンモータ10の逆回転時の制御回路3に
よるトランジスタ21u〜21zの制御例を示したタイミ
ングチャートである。
【図6】 従来のファンモータ駆動装置の例を示した概
略の回路図である。
【図7】 信号Hu〜Hwに対して制御回路52によって
行われる従来の動作例を示したフローチャートである。
【図8】 信号Hu〜Hwに対して制御回路52によって
行われる従来の動作例を示したフローチャートである。
【図9】 ファンモータ60の逆回転時の制御回路52
によるトランジスタ53u〜53zの従来の制御例を示し
たタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 ファンモータ駆動装置 2 駆動回路 3 制御回路 10 ファンモータ 11u〜11w ホールIC 15 直流電源回路 21u〜21z トランジスタ 25 ロータマグネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H021 AA01 BA04 BA23 CA04 DA02 DA07 DA29 EA05 5H560 AA01 BB04 BB12 DA03 DA19 DB20 EA02 EB01 FF06 FF28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータマグネットの回転による磁極の変
    化を2値の信号に変換して出力する複数のセンサを備え
    たファンモータの駆動制御を行うファンモータ駆動装置
    において、 上記ファンモータの駆動を行う駆動回路部と、 上記各センサより入力された信号から上記ファンモータ
    のロータマグネットの磁極位置を検出し、該検出した磁
    極位置に応じて駆動回路部の制御を行う制御回路部と、
    を備え、 該制御回路部は、上記各センサから入力された信号の少
    なくとも1つの信号レベルが変化すると、各センサから
    の信号レベルの組み合わせを検出し、該検出した信号レ
    ベルの組み合わせが、あらかじめ設定された複数の組み
    合わせと一致しなかった場合、該一致しなかった各信号
    に基づく、磁極位置の検出及び上記駆動回路部に対する
    ファンモータの駆動を禁止することを特徴とするファン
    モータ駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記制御回路部は、検出した信号レベル
    の組み合わせが、あらかじめ設定された複数の組み合わ
    せのいずれかと一致した場合、該一致した所定の組み合
    わせから上記ファンモータにおけるロータマグネットの
    磁極位置を検出することを特徴とする請求項1に記載の
    ファンモータ駆動装置。
  3. 【請求項3】 ロータマグネットの回転による磁極の変
    化を2値の信号に変換して出力する複数のセンサを備え
    たファンモータの駆動制御を行うファンモータ駆動装置
    におけるモータ磁極位置検出方法において、 上記各センサから出力される信号の信号レベルの変化を
    監視し、 上記各センサから入力された信号の少なくとも1つの信
    号レベルが変化すると、各センサからの信号レベルの組
    み合わせを検出し、 該検出した信号レベルの組み合わせが、あらかじめ設定
    された複数の組み合わせと比較し、 該比較した結果、一致しなかった場合、各センサから入
    力された信号が異常であると判定し、 該異常判定された各信号からファンモータにおけるロー
    タマグネットの磁極位置の検出を禁止することを特徴と
    するモータ磁極位置検出方法。
  4. 【請求項4】 上記比較した結果、あらかじめ設定され
    た複数の組み合わせのいずれかと一致すると、該一致し
    た所定の組み合わせから上記ファンモータにおけるロー
    タマグネットの磁極位置の検出を行うことを特徴とする
    請求項3に記載のモータ磁極位置検出方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112514237A (zh) * 2018-08-08 2021-03-16 日本电产株式会社 位置推断方法、马达控制装置以及马达系统
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CN112534707A (zh) * 2018-08-08 2021-03-19 日本电产株式会社 位置推断方法、马达控制装置以及马达系统
CN112544034A (zh) * 2018-08-08 2021-03-23 日本电产株式会社 位置推断方法、马达控制装置以及马达系统

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CN112544034B (zh) * 2018-08-08 2024-07-16 日本电产株式会社 位置推断方法、马达控制装置以及马达系统
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