JP2000014065A - 小型モータ - Google Patents

小型モータ

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JP2000014065A
JP2000014065A JP10176759A JP17675998A JP2000014065A JP 2000014065 A JP2000014065 A JP 2000014065A JP 10176759 A JP10176759 A JP 10176759A JP 17675998 A JP17675998 A JP 17675998A JP 2000014065 A JP2000014065 A JP 2000014065A
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JP
Japan
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rotor
permanent magnet
small
motor
rotating shaft
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10176759A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Nakamura
一也 中村
Shohei Kawai
昭平 河合
Shigeru Ogura
茂 小倉
Tsutomu Iimura
力 飯村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Namiki Precision Jewel Co Ltd
Original Assignee
Namiki Precision Jewel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Namiki Precision Jewel Co Ltd filed Critical Namiki Precision Jewel Co Ltd
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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高出力で、耐衝撃性、寿命に優れる等高品質
な小径モータを実現すること。 【構成】 略円環状ハウジングの内周面に回転磁界形成
用のコイルと、回転軸を回転自在に支承する軸受を装着
してなる固定子と、永久磁石型回転子を備えた外径3m
m以下の小型モータにおいて、回転軸を含む回転子基体
を永久磁石材料にて一体形成し、さらに、前記回転子基
体の全表面に、摺動性に優れる表面改質膜を被覆形成し
た後、それを着磁して回転子とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばミリマシーン以
下の小型モータに関する。
【0002】
【従来の技術および課題】近年、例えば胎空内診断・治
療等の医療機器、あるいは、自走型管内環境確認等の産
業機器への搭載を目的とした、モータの小径・小尺化の
要望が高まっている。
【0003】モータが小型になればなるほど、内部損失
に占める、軸受摺動損とブラシ摺動損からなる機械損の
割合が増大するため、特に外径3mm以下の小型モータ
は、機械損の低減、寿命の確保に有利な、ブラシ、整流
子を必要としないブラシレスモータが主流である。ま
た、モータのエネルギー効率が高くなるという理由か
ら、永久磁石型回転子が多く用いられている。
【0004】一般に、永久磁石型回転子を有するモータ
は、図2に示すように、円筒状永久磁石12の内径に回
転軸13を挿入、固定した回転子が知られている。ま
た、固定子は、ハウジング1に回転磁界形成用のコイル
2と、軸受4、5を装着したブラケット6、7が固定さ
れており、回転子が軸受4、5により、回転自在に支承
されている。3はコイル2に電流を供給するリード線で
ある。さらに、回転軸13には摺動板8、9が装着さ
れ、同摺動板8、9と軸受4、5とにより、回転子のス
ラスト方向のガタを制限している。 回転子は、コイル
2により形成される回転磁界に追従して回転する。
【0005】以上のように、従来の永久磁石型回転子
は、円筒状永久磁石の内径に回転軸を挿入、固定して製
造されるのが一般的であった。
【0006】上記永久磁石型回転子の構成では、回転軸
13が円筒状永久磁石12を貫通しているため、回転軸
貫通分だけ永久磁石厚みが減少し、磁気エネルギーが低
下するため、トルクを確保しようとすると、その分、永
久磁石長を長くせざるを得ないという欠点を有してお
り、モータの小径、小尺化の障害となっていた。
【0007】機械的強度を確保するため、回転軸の小径
化には限界がある。したがって、特に外径3mm以下の
モータでは、モータ外径、永久磁石外径の減少にともな
い、永久磁石厚みはより一層低下する傾向にあった。
【0008】上記欠点を鑑み、本発明者らは、特願平10
-103749にて、図3に示すような、回転軸を含む回転子
10を永久磁石材料にて一体形成し、それを着磁して回
転子とすることにより、磁石厚みを最大限に確保するこ
とを提案している。
【0009】また、外径3mm以下の小型モータでは、
小さい体積で、より大きなトルクを発生させる必要があ
るため、回転子は単位体積当たりの磁気エネルギーの大
きい、例えばSm−Co系やNd−Fe系等の焼結希土類磁
石にて形成することが好ましい。なお、図3において、
図2と同符号の部分は、同じ機能を有する同等部品であ
るため、説明を省略する。
【0010】しかしながら、図3に示す構造では、回転
子10が永久磁石材料で形成されているため、金属に比
較し、機械的強度、特に靭性に乏しく、衝撃が加わった
り、高速回転時に、回転子の偏心に起因した振れ回りが
生じると、回転子の軸受当接部や、回転子の段形状境界
部に応力が集中し、回転子10が破損するという欠点を
有していた。
【0011】また、永久磁石材料は一般的に高硬度で、
かつ摺動性に乏しいため、運転中に軸受4、5との摺動
にて、軸受4、5が摩耗しやすく、モータの寿命の減少
を招いていた。さらに、回転子にNd−Fe系焼結磁石に
て形成した場合、酸化に起因した減磁を抑制するため、
防錆処理を施すことが必要不可欠である。
【0012】本発明は、特願平10-103749に示す、回転
軸を含む回転子を永久磁石材料にて一体形成する構造を
発展させ、さらに、回転子の機械的強度及び摺動特性を
向上させることを目的としたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、略円環状ハウジングの内周面に回転磁界
形成用のコイルと、回転軸を回転自在に支承する軸受を
装着してなる固定子と、永久磁石型回転子を備えた外径
3mm以下の小型モータにおいて、回転軸を含む回転子
基体を永久磁石材料にて一体形成し、さらに、前記回転
子基体の全表面に、摺動性に優れる表面改質膜を被覆形
成した後、それを着磁して回転子とするものである。
【0014】
【実施例】以下、本発明について、図1を用いて説明す
る。なお、図1において、図2と同符号の部分は、同じ
機能を有する同等部品であるため、説明を省略する。本
発明の特徴は、回転子構造にあり、回転軸を含む回転子
基体10を永久磁石材料にて一体形成し、さらに、同回
転子基体10の全表面に、摺動特性に優れる表面改質膜
11を被覆形成する。
【0015】表面改質膜11の被覆形成手段としては、
製膜プロセスである物理蒸着法(Physical Vapor Deposi
tion,PVD)、化学蒸着法(Chemical Vapor Deposition,CV
D)、めっき、 イオンプレーティング等が挙げられ
る。
【0016】特に焼結希土類磁石を用いた場合、焼結体
であるがゆえに、その表面は表面粗さが大きく、しかも
構成粒子は高硬度であるため、摺動時の相手材への攻撃
性が大きく、軸受の摩耗を促進し、モータの寿命の低下
を招く。
【0017】回転子基体10の表面に、同回転子基体の
最大表面粗さを超える膜厚で、摺動特性に優れる表面改
質膜11を被覆形成することにより、回転子の表面粗さ
を低減し、かつ回転子表面の摺動特性が改善されるた
め、前述の軸受4、5の摩耗に起因したモータ寿命の低
下を抑制することができる。また、表面改質膜11を被
覆形成後、研磨加工等により同表面改質膜11の表面あ
らさを低減させるとさらに効果的である。
【0018】また、回転子基体10が全表面にわたり膜
で被覆されることにより、回転子の機械的強度が向上
し、衝撃が加わったり、高速回転時に、回転子の偏心に
起因した振れ回りが生じた場合においても、回転子の破
損を抑制できる。特に外径3mm以下の小型モータで
は、比表面積(単位体積当たりの表面積)が著しく増加
するため、この被覆膜による回転子の補強効果が大き
い。
【0019】また、回転子基体10の全表面を表面改質
膜11によって被覆されているため、回転子基体10を
構成している永久磁石の酸化を抑制でき、同永久磁石の
経時的な減磁を抑制できるため、モータの品質を向上で
きる。
【0020】上記理由から、製膜プロセスとは異なる、
イオン注入等の基材表面そのものを改質する手法は、本
発明においては好ましくない。
【0021】以上のような回転子構造とすることによ
り、前述の特願平10-103749(本明細書の図3に相当)
に示す回転子の、ギャップ磁束密度を有効に確保できる
利点を維持し、かつ、回転子の機械的強度及び摺動特性
を向上させることができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、外径3
mm以下のモータにおいて、ギャップ磁束密度を有効に
確保でき、かつ機械的強度、摺動特性に優れた回転子が
得られるため、高出力で、耐衝撃性、寿命に優れる等、
高品質な小径モータを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータ構造を示す説明図である。
【図2】従来のモータ構造を説明する図である。
【図3】従来の他のモータ構造を説明する図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 コイル 3 リード線 4、5 軸受 6、7 ブラケット 8、9 摺動板 10 回転子基体 11 表面改質膜 12 永久磁石 13 回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯村 力 東京都足立区新田3−8−22 並木精密宝 石株式会社内 Fターム(参考) 5H621 AA03 BB06 GB14 HH03 JK07 JK17 JK19 5H622 AA03 CA01 CA07 CB04 DD02 PP01 PP03 PP11 PP16 QA08 QB01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円環状ハウジングの内周面に回転磁界
    形成用のコイルと、回転軸を回転自在に支承する軸受を
    装着してなる固定子と、永久磁石型回転子を備えた外径
    3mm以下の小型モータにおいて、回転軸を含む回転子
    基体を永久磁石材料にて一体形成し、さらに、前記回転
    子基体の全表面に、摺動性に優れる表面改質膜を被覆形
    成した後、それを着磁して回転子としたことを特徴とす
    る小型モータ。
JP10176759A 1998-06-24 1998-06-24 小型モータ Withdrawn JP2000014065A (ja)

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JP10176759A JP2000014065A (ja) 1998-06-24 1998-06-24 小型モータ

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JP10176759A Withdrawn JP2000014065A (ja) 1998-06-24 1998-06-24 小型モータ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003134750A (ja) * 2001-10-24 2003-05-09 Railway Technical Res Inst 永久磁石の製造方法、永久磁石片、及び永久磁石
JP2013031346A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Minebea Co Ltd 回転機器用回転子、回転機器用回転子の着磁方法、磁気エンコーダおよびその製造方法
CN104953740A (zh) * 2014-03-27 2015-09-30 三菱电机株式会社 转子轴及其制造方法、使用该转子轴的电扫描器

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JP2013031346A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Minebea Co Ltd 回転機器用回転子、回転機器用回転子の着磁方法、磁気エンコーダおよびその製造方法
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