JP2000013870A - 通信方法、基地局及び端末装置 - Google Patents

通信方法、基地局及び端末装置

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JP2000013870A
JP2000013870A JP17905398A JP17905398A JP2000013870A JP 2000013870 A JP2000013870 A JP 2000013870A JP 17905398 A JP17905398 A JP 17905398A JP 17905398 A JP17905398 A JP 17905398A JP 2000013870 A JP2000013870 A JP 2000013870A
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Kazuhisa Takamura
和久 高村
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接セルなどからの干渉が少ないセルラ方式
の無線ネットワークシステムを、効率良く構築できるよ
うにする。 【解決手段】 通信可能エリアを少なくとも第1の群の
エリア1aと第2の群のエリア1bに分割し、第1の群
のエリアで周期的に設定される第1の時間に、所定のア
クセス方式で基地局が端末装置と無線通信を行い、第2
の群のエリアで周期的に設定される第1の時間以外の第
2の時間に所定のアクセス方式で基地局が端末装置と無
線通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばセルラ方式
による無線電話システムなどの無線通信システムに適用
して好適な通信方法と、その通信方法を適用した基地局
及び端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、セルラ方式の無線通信システムが
各種実用化されている。このセルラ方式は、例えば図1
7に示すように、移動局(携帯電話機などの端末装置)
が通信可能なエリアを、所定範囲毎に設定したセルに分
割し、それぞれのセル毎に基地局を設け、その基地局と
各移動局が通信を行う構成としてある。各基地局は、電
話回線などの所定の通信回線を介して、通信ネットワー
ク全体を制御する通信センタ側と接続してある。
【0003】ここで、各セル内での基地局と移動局との
無線通信が、隣接した他のセルでの無線通信に妨害を与
えないための対処が必要である。このため、例えばセル
毎に通信を行う周波数帯域を変える処理が従来行われて
いる。即ち、例えば図17に示す例では、第1,第2,
第3の3種類の周波数帯のセルC1,C2,C3を交互
に配置した場合の例としてある。
【0004】また、別の方法により隣接セル間での干渉
を防止する処理としては、例えば無線伝送される信号の
冗長度を大変大きくして、ある程度までの干渉を許容す
るように設定する処理もある。このような伝送信号の冗
長度を大きくする方法としては、例えばスペクトラム拡
散により信号を変調して伝送する方法が知られている。
また、基地局又は移動局側で隣接するセルからの干渉波
を検出して、その干渉波がある帯域を避けた伝送チャン
ネルで、基地局と移動局との無線通信を行う方法もあ
る。
【0005】各セル内で基地局と複数の移動局との間で
同時期に無線通信を行うマルチプルアクセス方式として
は、従来FDMA方式,TDMA方式,CDMA方式の
3種類があった。FDMA(Frequency Division Mult
iple Access )方式は、図18のAに示すように、周波
数分割で複数の移動局との通信路を設定する方式であ
る。TDMA(Time Division Multiple Access )方式
は、図18のBに示すように、時分割で複数の移動局と
の通信路を設定する方式である。CDMA(CodeDivisi
on Multiple Access )方式は、図18のCに示すよう
に、符号分割で複数の移動局との通信路を設定する方式
である。CDMA方式は、上述したスペクトラム拡散信
号を用いる方法である。
【0006】ここでCDMA方式について詳しく説明す
ると、CDMA方式の種類としてはDS(Direct Seque
nce)−CDMA方式、FH(Frequency Hopping)−CD
MA方式、TH(Time Hopping)−CDMA方式等が考え
られている。この中でもDS−CDMAは無線通信方式
に最もよく用いられており、現在、単にCDMAと記述
されているものの多くはDS−CDMAを指す。
【0007】DS−CDMA方式では、送信信号系列を
符号により拡散(乗算)し、広帯域信号を生成してこれ
を送信する。また、受信側では、送信側と同一の拡散符
号と受信信号を乗算することにより逆拡散と呼ばれる効
果を得て、受信信号の中から所望の信号成分のみを抽出
するというものである。拡散符号を乗算することによっ
て信号の冗長度は増大し、これによって干渉波の存在下
での信号の復調を容易にする。全てのユーザが同じ条件
で通信するためには、DS−CDMA方式では、他の移
動局の信号として存在する干渉波の量を、どの移動局か
ら見た場合についても一定にするような電力制御を行な
う必要がある。即ち、アップリンク(移動局から基地局
への送信)においては、各移動局からの信号の基地局に
おける受信信号強度もしくは受信信号のビットエラーレ
ートが一定であることが必要である。またダウンリンク
(基地局から移動局への送信)においては、基地局から
移動局への信号について、各移動局においてその受信信
号強度、もしくは所望信号のビットエラーレートが一定
となることが必要となる。このような電力制御が行われ
ない場合には、DS−CDMAは一般に用いられない。
【0008】FH−CDMA方式は、周期的に送受信周
波数を切り替える周波数ホッピングを用いる方法であ
る。切り替えていく周波数を表わすホッピング系列(こ
れが拡散符号となる)は、他の移動局の送受信周波数が
一致して衝突が起きる回数が全ユーザについて一定とな
るように定める。信号は冗長度の大きなものを用い、あ
る程度までの衝突回数については、誤り訂正によってそ
れを許容する。TH−CDMA方式は、FH−CDMA
方式における周波数ホッピングを、周期的な送受信タイ
ミングの切り替えである時間ホッピングに置き換えたも
のである。
【0009】また、基地局と移動局との間で双方向に無
線通信を行う方式であるデュープレックス方式として
は、従来FDD方式とTDD方式があった。FDD(Fr
equency Division Duplex)方式は、図19のAに示す
ように、移動局から基地局へのアップリンク(上り回
線)の通信と、基地局から移動局へのダウンリンク(下
り回線)の通信を、周波数帯域を分けて行う方式であ
る。アップリンクとダウンリンクとの間には、図19の
Aに示すように、所定の帯域幅のガードバンドを設ける
場合がある。
【0010】TDD(Time Division Duplex)方式は、
図19のBに示すように、移動局から基地局へのアップ
リンクの通信と、基地局から移動局へのダウンリンクの
通信を、時間帯によって区切る方式である。なお、以下
の説明においては、アップリンクを上り回線と称し、ダ
ウンリンクを下り回線と称する。
【0011】このようなデュープレックス方式で双方向
に通信を行う場合、例えば無線電話システムで音声によ
り通話を行う場合には、下り回線で伝送される音声デー
タのデータ量と、上り回線で伝送される音声データのデ
ータ量は、ほぼ等しいものと見なして、下り回線と上り
回線の伝送容量を等しく設定してある。ところが実際に
は、下り回線と上り回線とで、伝送されるデータ量が大
きく異なる場合が多々ある。例えば、電子メールデータ
の伝送や、インターネットウェブページの閲覧や、動画
像又は静止画像の画像データの伝送や、ファクシミリ用
のデータの伝送や、パケットデータ伝送を行う際には、
一方の方向の伝送だけが大容量になることが考えられ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、セルラ方式
の無線通信ネットワークで、各セル毎に周波数帯域を変
えて、隣接セル間の干渉を防止する処理は、必ずしも効
率の良い方法とは言えなかった。即ち、実際のセル配置
は図17に示したような理想的な配置であるとは限ら
ず、隣接セル間の干渉を防止するためには、実際にはよ
り多くの周波数帯域を用意する必要があり、用意された
伝送帯域の利用効率が必ずしも良いとは言えない。ま
た、スペクトラム拡散信号を用いて送信信号の冗長度を
大きくした場合、その冗長度の大きさに比例して、送信
されるデータ量が大きくなり、送信処理や受信処理に大
きな処理が必要になる問題があった。
【0013】また、上述したように、基地局と移動局と
の間で伝送されるデータ量が、上り回線と下り回線とで
不均一である場合、上り回線として使用される帯域と、
下り回線として使用される帯域とを、そのときのデータ
量に応じて変化させることが考えられるが、このように
各方向の帯域を可変設定した場合、そのときの帯域設定
状態に応じて隣接するセルでの通信などへの干渉が増加
する問題がある。
【0014】具体的には、基地局から隣接するセルの基
地局への干渉と、移動局から他の移動局への干渉が発生
する。基地局の送信出力は一般には移動局の送信出力よ
りも大きく、また基地局は移動局と比較して高い位置に
あることが多く、基地局間の干渉が問題となる場合が多
々ある。
【0015】移動局から移動局への干渉としては、遠近
問題と呼ばれる問題を生じる。図20は、この遠近問題
に説明した図で、ここではエリアaに配された基地局a
0 が、隣接するエリアbに近い位置にある移動局a1
無線通信を行い、エリアbに配された基地局b0 が、隣
接するエリアaに近い位置にある移動局b1 と無線通信
を行っているとする。この状態で、例えば移動局a1
受信を行うタイミングと移動局b1 が送信を行うタイミ
ングが一致すると、両移動局a1 ,b1 の距離が非常に
近い場合、移動局b1 の送信信号が移動局a1 に対する
干渉波になってしまう。
【0016】特に、マルチプルアクセス方式としてDS
−CDMA方式を用いた場合、干渉が大きい状態でも適
正に伝送できるように、送信信号の冗長度を大きくした
とき、伝送容量の大幅な低下を意味するので、遠近問題
を考えた場合にはCDMA方式を適用することは適切で
はない。また、この遠近問題を避けるために、各セルで
使用される周波数帯域を分ける場合において、用意する
周波数帯域を増やして、同じ周波数帯域が使用されるセ
ルの距離を離すように設定することも考えられが、この
ようなセルの周波数繰り返し数を増やすと、それだけ伝
送容量が低下してしまう。
【0017】DS−CDMA方式以外の他のマルチプル
アクセス方式の場合にも、移動局間の干渉を避けようと
した場合には、伝送容量が低下してしまい、伝送帯域の
利用効率が低下してしまう。
【0018】本発明の目的は、隣接セルなどからの干渉
が少ないセルラ方式の無線ネットワークシステムを、効
率良く構築できるようにすることにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の通信方法は、通
信可能エリアを少なくとも第1の群のエリアと第2の群
のエリアに分割し、第1の群のエリアで周期的に設定さ
れる第1の時間に、所定のアクセス方式で基地局が端末
装置と無線通信を行い、第2の群のエリアで周期的に設
定される第1の時間以外の第2の時間に、所定のアクセ
ス方式で基地局が端末装置と無線通信を行うようにした
ものである。
【0020】本発明の通信方法によると、第1の群のエ
リアと第2の群のエリアでは、異なる時間を使用して無
線通信が行われることになり、少なくとも群が異なるエ
リア間では干渉が発生しない。
【0021】また本発明の基地局は、少なくとも隣接す
る1つの通信可能エリアと周期的に異なる時間を設定
し、その時間に所定のアクセス方式で端末装置と無線通
信を実行させる通信制御手段を備えたものである。
【0022】本発明の基地局によると、異なる時間で通
信が行われる隣接する通信可能エリアの基地局とは、干
渉が発生しなくなる。
【0023】また本発明の端末装置は、通信手段での通
信を、基地局毎に周期的に設定された時間で所定のアク
セス方式により実行させる通信制御手段を備えたもので
ある。
【0024】本発明の端末装置によると、隣接セルとの
干渉を防止するための通信処理が、通信時間の設定で行
われる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を、添付図面を参照して説明する。
【0026】本実施の形態においては、セルラ方式の無
線電話システムに適用した例としてある。まず基地局の
構成を図1を参照して説明する。本例においては、第1
のアンテナ11と第2のアンテナ12と第3のアンテナ
13の3系統のアンテナが、それぞれ増幅器14,1
5,16を介して基地局装置20に接続してある。各ア
ンテナ11,12,13は、指向性を有するアンテナを
使用する。指向性を有するアンテナとしては、例えばア
ダプティブアレーアンテナを使用する。
【0027】図2は、アンテナ11としてこのアダプテ
ィブアレーアンテナを使用した場合の構成例を示す図
で、アンテナ11は3つのアンテナ素子11a,11
b,11cで構成される。アンテナ素子11aで受けた
信号は、所定の遅延時間T0 の遅延素子31a,31
b,31c,31dの直列回路に供給し、遅延回路31
a〜31dで遅延されてない信号と、各遅延素子31
a,31b,31c,31dの遅延出力とを、それぞれ
個別に乗算器32a,32b,32c,32d,32e
に供給する。各乗算器32a〜32eで乗算する係数値
は、重み付け制御部35の制御により設定される。各乗
算器32a〜32eで係数が乗算された信号は、加算器
33aで加算して1系統の信号とし、その加算信号をさ
らに加算器33dに供給する。
【0028】アンテナ素子11bで受けた信号は、所定
の遅延時間T0 の遅延素子31e,31f,31g,3
1hの直列回路に供給し、遅延回路31e〜31hで遅
延されてない信号と、各遅延素子31e,31f,31
g,31hの遅延出力とを、それぞれ個別に乗算器32
f,32g,32h,32i,32jに供給する。各乗
算器32f〜32jで乗算する係数値は、重み付け制御
部35の制御により設定される。各乗算器32f〜32
jで係数が乗算された信号は、加算器33bで加算して
1系統の信号とし、その加算信号をさらに加算器33d
に供給する。
【0029】アンテナ素子11cで受けた信号は、所定
の遅延時間T0 の遅延素子31i,31j,31k,3
1lの直列回路に供給し、遅延回路31i〜31lで遅
延されてない信号と、各遅延素子31i,31j,31
k,31lの遅延出力とを、それぞれ個別に乗算器32
k,32l,32m,32n,32oに供給する。各乗
算器32k〜32oで乗算する係数値は、重み付け制御
部35の制御により設定される。各乗算器32k〜32
oで係数が乗算された信号は、加算器33cで加算して
1系統の信号とし、その加算信号をさらに加算器33d
に供給する。
【0030】加算器33dでは、3つのアンテナ素子か
らの信号(加算器33a,33b,33cの出力)を加
算する処理を行い、その加算信号を端子36から図1に
示す増幅器16側に供給し、増幅された信号を基地局装
置20に供給する。このように構成されるアンテナ装置
において、重み付け制御部35での各乗算係数の生成処
理は、基地局装置20の後述する制御部24の制御に基
づいて行われ、この乗算係数の設定状態により、このア
ンテナ11が受信する信号の指向性を所定の状態に選定
することができる。なお、ここでは受信構成についての
み説明したが、送信構成についても同様に指向性を選定
できる構成としてある。
【0031】図1の説明に戻ると、第1のアンテナ11
の他に、第2のアンテナ12,第3のアンテナ13につ
いても、同様の指向性を有する構成のアンテナとされ、
それぞれ増幅器14,15,16を介して基地局装置2
0の変復調部21と接続してある。各アンテナ11,1
2,13で受信された信号については、変復調部21で
高周波信号からベースバンド信号(又は中間周波信号)
への周波数変換が行われると共に伝送方式に基づいた復
調処理が行われ、その復調信号が信号処理部22に供給
されてベースバンド処理が行われる。そして、そのベー
スバンド処理された信号が交換部23を介して所定の通
信回線に送出される。
【0032】通信回線を介して基地局装置20の交換部
23に得られる伝送信号の送信処理については、交換部
23から信号処理部22に供給されてベースバンド処理
が行われた後、そのベースバンド処理が行われた信号が
変復調部21に供給されて、所定の変調処理が行われる
と共に、無線送信周波数への周波数変換が行われ、その
周波数変換された信号がいずれかのアンテナ11,1
2,13側に供給され、その供給されたアンテナから無
線送信される。
【0033】これらの基地局装置20内での受信処理及
び送信処理は、基地局装置20に設けられた制御部24
の制御に基づいて実行され、各アンテナ11,12,1
3での指向性や、増幅器14,15,16での増幅率な
どについても、制御部24で制御される。また本例の変
復調部21での変調処理及び復調処理には、本例の通信
処理で適用されるマルチプルアクセス方式及びデュープ
レックス方式に基づいた処理も実行される。また制御部
24は、この無線電話ネットワークを制御する通信セン
タや他の基地局(いずれも図示せず)と、制御データの
伝送を行うようにしてある。図1で破線で示す伝送経路
は、制御部24で送受信される制御データの伝送経路を
示してある。また制御部24には、図示しない同期処理
用の信号受信部を備える。この同期処理用の信号受信部
としては、例えば人工衛星から送信される信号を受信す
る処理を行う。なお、基地局装置20に接続された3つ
のアンテナ11〜13の使用状態については後述する。
【0034】次に、この基地局と無線通信を行う無線電
話端末装置である移動局(以下端末装置と称する)の構
成を、図3を参照して説明する。この端末装置は、基地
局と無線通信を行う無線部50にアンテナ51が接続し
てあり、このアンテナ51がアンテナ共用器52を介し
て受信系回路及び送信系回路と接続してある。端末装置
51が備えるアンテナ51については、上述した指向性
を有するアンテナ(例えばアダプティブアレーアンテ
ナ)を使用しても良い。或いは通常の携帯端末用のアン
テナを使用しても良い。
【0035】無線部50の構成としては、受信系につい
ては、アンテナ51で受信した信号をアンテナ共用器5
2を介して高周波増幅器53に供給し、増幅された受信
信号を受信ミキサ54に供給し、周波数シンセサイザ5
5の発振出力を混合して、中間周波信号に周波数変換す
る。受信ミキサ54が出力する中間周波信号を、中間周
波アンプ56を介して復調器57に供給し、所定の復調
処理を行ってベースバンド信号とし、このベースバンド
信号を制御部70側のベースバンド信号処理部72に供
給する。ベースバンド信号処理部72内では、TDMA
多重・時間繰り返し回路73で、本例の通信処理で適用
されるマルチプルアクセス方式及びデュープレックス方
式に基づいた処理が実行され、TDMA多重・時間繰り
返し回路73で処理されて抽出されたベースバンド信号
(受信信号)を、受信信号処理回路74に供給して、音
声復調などの受信処理を行う。
【0036】次に、送信系について説明すると、送信信
号処理回路75で処理された送信信号を、TDMA多重
・時間繰り返し回路73に供給し、本例の通信処理で適
用されるマルチプルアクセス方式及びデュープレックス
方式に基づいた処理が施された信号とし、その処理され
た送信信号を無線部50側の変調器58に供給する。変
調器58では、所定の変調方式による変調処理を行い、
変調された送信信号を送信ミキサ59に供給して、周波
数シンセサイザ55の発振出力を混合して、所定の送信
周波数に周波数変換する。そして、その周波数変換され
た信号を、送信電力増幅器60により増幅した後、アン
テナ共用器52を介してアンテナ51に供給し、無線送
信させる。
【0037】ここで、本例の端末装置は、制御部70側
にマイクロコンピュータで構成される中央制御装置(C
PU)71を備え、この中央制御装置71の制御で、ベ
ースバンド信号処理部72内での処理及び無線部50で
の無線送受信処理が実行される。
【0038】次に、以上説明した構成の基地局と端末装
置との間で無線通信が行われる状態を説明する。まず、
本例の基地局により設定される通信可能エリアについて
説明する。図4は本例のそれぞれの基地局により設定さ
れる通信可能エリアを示す図で、図1で説明した基地局
装置20が接続された基地局用通信塔10は、この基地
局で設定される通信可能エリア1のほぼ中央に設置して
ある。ここで、基地局用通信塔10には、図1で説明し
た3つのアンテナ11,12,13が設置してあり、通
信可能エリア1を3分割した通信可能エリア1a,1
b,1c内の端末装置(図示せず)との通信を、それぞ
れのアンテナ11〜13が分担する構成としてある。
【0039】即ち、基地局用通信塔10に取付けられた
第1のアンテナ11の指向性は第1の通信エリア1aの
方向に設定してあり、エリア1a内の端末装置とアンテ
ナ11との間の無線信号Saにより無線通信を行う。ま
た、基地局用通信塔10に取付けられた第2のアンテナ
12の指向性は第2の通信エリア1bの方向に設定して
あり、エリア1b内の端末装置とアンテナ12との間の
無線信号Sbにより無線通信を行う。また、基地局用通
信塔10に取付けられた第3のアンテナ13の指向性は
第3の通信エリア1cの方向に設定してあり、エリア1
c内の端末装置とアンテナ13との間の無線信号Scに
より無線通信を行う。
【0040】また本例においては、各基地局のアンテナ
の水平方向の指向角度を、対応した方向(方位)に設定
するだけでなく、その指向性の垂直方向の角度について
も、適切に設定する。即ち、アンテナ11,12,13
が設置された基地局用通信塔10の高さ(又はアンテナ
が取付けられた建物の高さ)と、その基地局で設定され
る通信可能エリア1の広さとを考慮して、通信可能エリ
ア1内だけにアンテナ11,12,13からの信号が届
くような垂直方向の所定角度範囲(下向きの角度の範
囲)に、各アンテナ11,12,13の指向性を設定す
る。
【0041】このように基地局が備えるアンテナの指向
性を下向きの角度に設定することで、基地局間干渉が低
減されて、各セル内での通信を良好に行うことができ
る。
【0042】図6は、それぞれの基地局により設定され
るエリアをこのように3分割した場合に、複数の基地局
で設定される通信可能エリアの配置例(いわゆるセル配
置例)を示したものである。即ち、1つの基地局で構成
される通信可能エリアであるセルが、理想的な六角形の
形状であり、その形状のセルの集合でサービスエリアが
構成されるとき、各基地局の通信可能エリア1,2,3
‥‥は、それぞれの第1の通信エリア1a,2a,3a
‥‥と第2の通信エリア1b,2b,3b‥‥と第3の
通信エリア1c,2c,3c‥‥との3つの群のエリア
に3分割してある。ここで、各セルのほぼ中心に基地局
用通信塔(即ち基地局のアンテナ)が設置されていると
すると、その設置位置から各基地局のエリア1,2,3
‥‥で第1の通信エリア1a,2a,3a‥‥が設定さ
れる方向と、第2の通信エリア1b,2b,3b‥‥が
設定される方向と、第3の通信エリア1c,2c,3c
‥‥が設定される方向とは、それぞれでほぼ等しい方向
(方位)に設定してある。
【0043】そして各基地局毎の通信状態としては、フ
レーム周期を規定して、各基地局の基地局装置20内の
制御部24がそのフレーム周期で通信制御を行うように
構成してある。図7は、本例の各基地局で設定されるフ
レーム周期の状態を示す図である。本例のフレーム構成
は、所定時間で1フレームを規定して、3フレームで1
周期となるようにしてある。その1周期を構成する3フ
レームは、第1の通信エリア1a,2a,3a‥‥で端
末装置と通信を行うフレーム期間TAと、第2の通信エ
リア1b,2b,3b‥‥で端末装置と通信を行うフレ
ーム期間TBと、第3の通信エリア1c,2c,3c‥
‥で端末装置と通信を行うフレーム期間TCで構成さ
れ、この3フレームが繰り返し設定される。従って、端
末装置側では、基地局と無線通信を行うのが、3フレー
ム周期毎の1フレーム期間になる。
【0044】この通信ネットワークシステムで用意され
た全ての基地局(或いは特定の範囲内の基地局)は、こ
の3フレーム周期のフレーム期間を同じタイミングで設
定する。このタイミングを同期させるために、各基地局
装置20では、制御部24(図1参照)に設けられた信
号受信部で、基準となる信号を受信して、その受信タイ
ミングを基準としてフレーム期間を設定する。例えば、
図8に示すように、GPS(Global Positioning Syste
m )と称される測位システムで使用される基準となる信
号を送信する人工衛星90からの信号(時間情報信号)
を、各エリア1,2,3の基地局で受信して、その受信
タイミングを基準として、エリア1,2,3の基地局で
設定されるフレーム周期を同じタイミングに同期させ、
例えばエリア1でフレーム期間TAが設定されていると
きには、隣接したエリアでもフレーム期間TAが設定さ
れるようにする。
【0045】このように1つの基地局毎に3分割された
各エリアでの通信を、3フレーム周期で行うことで、例
えば図6に示すセル配置としてセルラ方式の無線通信ネ
ットワークを構成させたとき、全ての基地局で同じ周波
数帯域を使用しても、隣接するエリアどうしは通信タイ
ミングが異なるので、隣接するエリア間での干渉が発生
しない。従って、全ての基地局で同じ周波数帯域を無線
伝送に使用でき、無線通信ネットワークを構成させる際
に基地局毎に使用する周波数帯域を選定する処理が必要
なくなる。なお、基地局毎に周波数帯域を変える場合で
も、周波数の繰り返し数を少なくすることができ、その
場合でも従来よりも通信ネットワークのシステム構成が
簡単になる。
【0046】また、このように隣接するエリアと通信を
行うフレーム周期を変える構成としたことで、各端末装
置では、複数の基地局と同時に通信を行うことが簡単に
できるようになる。即ち、例えば図3に示す端末装置に
おいて、中央制御装置71の制御で、フレームTAの周
期で基地局と無線通信を行っている場合に、フレームT
B又はTCの周期に他の基地局と無線通信を行って、隣
接する基地局との通信に切換えるハンドオフ処理のため
の判断などを行うことが可能になる。この場合、単に通
信タイミングを対応して設定するだけで対処でき、通信
を行う周波数を切換えることなく、簡単に複数の基地局
と同時期に通信を行えるようになる。
【0047】なお、干渉を平均化するために通信チャン
ネルを随時切換えるホッピング処理を本例の処理と併用
しても良い。即ち、1フレーム内で通信を行うスロット
位置を基地局の制御部の制御などに基づいて随時行う時
間ホッピング処理や、基地局の制御部の制御などに基づ
いて通信を行う周波数チャンネルを随時切換える周波数
ホッピング処理などの、通信状態を随時変化させるホッ
ピング処理を行うようにしても良い。このようにするこ
とで、より他のセルの基地局との干渉や端末装置どうし
の干渉を効果的に防止できる。
【0048】また、各端末装置が備えるアンテナとし
て、指向性を有するアンテナとし、そのアンテナの指向
性を、通信中の基地局の方向に設定し、その指向性で基
地局に対する送信及び基地局からの信号の受信を行う構
成としても良い。このようにすることで、さらに効果的
に干渉を防止することができる。なお、端末装置での基
地局の方向の設定処理(即ちアンテナの指向性の方向の
設定処理)については、例えば電波が最も良好に受信で
きる方向に設定するか、或いは何らかの方法で端末装置
の現在位置と基地局の位置を判断して、その判断した位
置関係から方向を設定するようにしても良い。
【0049】次に、本実施の形態で各フレーム期間内で
通信が行われる状態について説明すると、それぞれの1
フレーム期間は、例えば図9に示す構成としてある。こ
こでは、マルチプルアクセス方式としてTDMA方式を
使用し、デュープレックス方式としてTDD方式を使用
した例としてある。即ち、1フレーム期間を構成する時
間に、所定数のタイムスロットTsを配置し、1フレー
ム期間の前半のタイムスロットを、端末装置から基地局
への上り回線の期間Tuとしてあり、1フレーム期間の
後半のタイムスロットを、基地局から端末装置への下り
回線の期間Tdとしてある。そして、基地局と端末装置
との間で無線通信を行う際には、通常時(例えば音声デ
ータの伝送による通話を行う際)には上り回線と下り回
線とで1フレームに1タイムスロット期間を割当て、そ
の割当てられたタイムスロット期間に該当する無線通信
を行う。但し、本例の場合には1つの基地局で1つの通
信可能エリアに設定される。
【0050】図9に示す例では、上り回線Tuとして使
用されるタイムスロットと下り回線Tdとして使用され
るタイムスロットとの区切りTpを、1フレーム期間の
中央に設定してあり、上り回線Tuと下り回線Tdのタ
イムスロット数を等しくしてある。ここで本例において
は、この上り回線Tuと下り回線Tdとの区切りTpの
位置を、基地局の制御により可変設定させるようにして
ある。その区切りTpの設定位置の情報は、例えば所定
の制御データで各端末装置に対して送信させる。
【0051】例えば、基地局装置20内の制御部24が
下り回線の伝送データ量を多くしたいと判断したとき、
区切りTpの位置を、図9に矢印aで示す方向にタイム
スロット単位で動かし、1フレーム内の上り回線Tuの
タイムスロット数を減らすと共に、その減らした分だけ
1フレーム内の下り回線Tdのタイムスロット数を増や
す。逆に、制御部24が上り回線の伝送データ量を多く
したいと判断したとき、区切りTpの位置を、図9に矢
印bで示す方向にタイムスロット単位で動かし、1フレ
ーム内の上り回線Tuのタイムスロット数を増やすと共
に、その増やした分だけ1フレーム内の下り回線Tdの
タイムスロット数を減らす。
【0052】この1フレーム内の上り回線Tuと下り回
線Tdのタイムスロット数の設定は、例えば端末装置か
らの通信要求を判断して行う。図10は、端末装置から
の要求で帯域設定処理行う場合のフローチャートで、各
端末装置からはそのときの通信で必要な帯域(伝送され
るデータ量に基づいた帯域)の要求データを送信し(ス
テップS11)、基地局からはその要求データに基づい
た帯域(タイムスロット)の割当てを行い(ステップS
12)、その割当てられた帯域でデータの送信処理を行
う(ステップS13)。このステップS11,S12,
S13の処理は、伝送するデータ量が変化する毎に随時
行われる。
【0053】図11は、基地局から端末装置を呼び出し
てデータ送信を行うときの帯域設定処理を示すフローチ
ャートで、基地局の制御部に端末装置(移動局)を呼び
出す指令があると、該当する端末装置を呼び出す処理を
行い(ステップS21)、そのときの伝送データの種類
などから必要な帯域を判断して、その判断した帯域(タ
イムスロット)の割当てを行い(ステップS22)、そ
の割当てられた帯域でデータの送信処理を行う(ステッ
プS23)。このステップS22,S23の処理は、伝
送するデータ量が変化する毎に随時行われる。
【0054】このように上り回線の伝送帯域と下り回線
の伝送帯域を可変設定することで、端末装置と基地局を
経由して接続された相手との間のデータ伝送が、そのと
きに伝送されるデータに応じた帯域設定で、用意された
伝送帯域を有効に活用して効率良く行われる。即ち、例
えば図12に示すように、基地局と無線通信を行う端末
装置に接続されたコンピュータ装置81を用意して、そ
のコンピュータ装置81でインターネットウェブページ
の閲覧を行う場合には、閲覧する側82が送るデータ
(例えばコンピュータ装置の画面上での指示に基づいた
データ)としては、そのウェブページのデータを検索し
て伝送を指示するためのデータ(URLと称されるデー
タなど)だけであり、端末装置側から基地局10に伝送
される上り回線のデータ量は非常に小さい。これに対し
て、基地局10側から端末装置を経由してコンピュータ
装置81に送るウェブページのデータは、上り回線のデ
ータ量に比較して非常に大きい。従って、下り回線に大
きな伝送帯域(図9の例では1フレーム内の多くのタイ
ムスロット)を割当てることで、インターネットのウェ
ブページのデータを効率良く伝送できると共に、上り回
線の伝送帯域を無駄に使用することがなくなる。
【0055】また、このような伝送帯域の可変割当て処
理は、リアルタイムで動画像データを伝送する場合にも
適用できる。即ち、例えばMPFG(Moving Picture E
xperts Group)方式と称される方式のプロトコルで圧縮
処理された動画像データを伝送する場合には、送信フレ
ームの種類によって送信に必要な情報量に差が生じる。
図13はこのことを示す図で、図13のAに示すよう
に、MPEG方式ではGOP(Group Of Picture)と称
される画面(フレーム)群単位で伝送を行う構成として
ある。具体的には、Iフレームと呼ばれる内符号化を行
うフレームと、Pフレーム,Bフレームと呼ばれる前方
向符号化又は双方向符号化を行うフレームとの情報量の
差が大きい。図13のBは、このフレーム構成のデータ
を伝送したときの情報量の変化例を示したものである。
【0056】ここで、この画像データの伝送時に伝送帯
域を一定に設定した場合には、Iフレームの伝送ができ
る伝送容量を常時確保する必要があるが、本例の場合に
は、そのときに伝送されるフレームの種類により伝送帯
域を可変設定することで、無駄な伝送帯域が生じること
なく、各基地局に割当てられた伝送帯域を有効活用でき
る。
【0057】また、通話などを行うために音声データを
リアルタイムで双方向に伝送する場合でも、ボイスアク
ティベーション(発声してない場合に送信情報量を少な
くする処理)を行っている場合には、要求される伝送帯
域が有音区間と無音区間との間で大きく変化し、本例の
ように必要に応じて伝送帯域を設定する処理を行うこと
で、無駄な伝送帯域が生じることなく、各基地局に割当
てられた伝送帯域を有効活用できる。
【0058】次に、本発明の第2の実施の形態を、図1
4を参照して説明する。本実施の形態においても、セル
ラ方式の無線電話システムに適用した例としてあり、そ
の基地局及び移動局(端末装置)の基本的な構成につい
ては、上述した第1の実施の形態と同じである。但し、
第1の実施の形態では、1つの基地局で構成される通信
可能エリアを3つの通信エリアに分割して、それぞれの
通信エリア毎に個別に通信を行う構成としたが、この第
2の実施の形態では、1つの基地局で構成される通信可
能エリアを、2つの通信エリアに分割して、それぞれの
通信エリア毎に個別に通信を行う構成としてある。具体
的には、各基地局が2組みの指向性アンテナを備えて、
それぞれの指向性アンテナの指向性を向ける方向を、互
いに180°変えた方向としてある。
【0059】そして本実施の形態におけるセルの配置と
しては、道路沿いに通信可能エリアを設定するいわゆる
ストリートマイクロセル構成としてある。図14は本実
施の形態におけるセル構成の一例を示す図で、この例で
は道路R1が上下方向に設けられ、道路R2,R3が左
右方向に設けてあり、各道路R1〜R3に隣接してビル
ディング101〜106が設置された状況であるとす
る。このような場合に、各道路R1〜R3を通信可能エ
リアとして設定する場合の例としてあり、1つの基地局
で設定される通信可能エリアは比較的狭い範囲(例えば
最大で基地局から100m程度の距離までの範囲)とし
てある。なお、図14においては上側を北としてある。
【0060】道路R1に沿って配置された基地局として
は、所定間隔で基地局110,120,130が設置し
てあり、各基地局の設置位置から一方の方向(図面中の
下側の方向:即ち南側)に、第1の通信可能エリア11
1,121,131を設定してあり、各基地局の設置位
置から他方の方向(図面中の上側の方向:即ち北側)
に、第2の通信可能エリア112,122,132を設
定してある。
【0061】道路R2に沿って配置された基地局として
は、所定間隔で基地局140,150が設置してあり、
各基地局の設置位置から一方の方向(図面中の右側の方
向:即ち東側)に、第1の通信可能エリア141,15
1を設定してあり、各基地局の設置位置から他方の方向
(図面中の左側の方向:即ち西側)に、第2の通信可能
エリア142,152を設定してある。
【0062】道路R3に沿って配置された基地局として
は、所定間隔で基地局160,170が設置してあり、
各基地局の設置位置から一方の方向(図面中の右側の方
向:即ち東側)に、第1の通信可能エリア161,17
1を設定してあり、各基地局の設置位置から他方の方向
(図面中の左側の方向:即ち西側)に、第2の通信可能
エリア162,172を設定してある。なお、図14に
実線で示すエリアの範囲は、説明を簡単にするために大
まかな範囲を示したもので、実際には基地局から該当す
る方向の一定距離までの道路上の全ての範囲が、通信可
能エリアになっている。また、各基地局は、道路上に設
置された電柱,電話ボックスなどに取付けられる。
【0063】それぞれの通信可能エリアは、その配置位
置に応じて4つの群に分けてあり、その各群毎に異なる
フレーム周期で基地局と端末装置との無線通信を行う構
成としてある。本例の場合には4フレーム周期で通信タ
イミングが設定されるようにしてあり、その1周期を構
成する4フレームta,tb,tc,tdが、それぞれ
異なる群のエリアで無線通信を行うようにしてある。
【0064】具体的には、道路R1に沿って配置された
各基地局110,120,130の南側に設定される第
1の通信可能エリア111,121,131を第1の群
の通信可能エリアとしてあり、4フレーム周期のフレー
ムtaで、このエリア内の端末装置と基地局とが無線通
信を行う構成としてある。また、道路R1に沿って配置
された各基地局110,120,130の北側に設定さ
れる第2の通信可能エリア112,122,132を第
2の群の通信可能エリアとしてあり、4フレーム周期の
フレームtbで、このエリア内の端末装置と基地局とが
無線通信を行う構成としてある。
【0065】また、道路R2,R3に沿って配置された
各基地局140,150,160,170の東側に設定
される第1の通信可能エリア141,151,161,
171を第3の群の通信可能エリアとしてあり、4フレ
ーム周期のフレームtcで、このエリア内の端末装置と
基地局とが無線通信を行う構成としてある。さらに、道
路R2,R3に沿って配置された各基地局140,15
0,160,170の西側に設定される第2の通信可能
エリア142,152,162,172を第4の群の通
信可能エリアとしてあり、4フレーム周期のフレームt
dで、このエリア内の端末装置と基地局とが無線通信を
行う構成としてある。
【0066】各基地局が無線通信を行うフレームta,
tb,tc,tdの周期の設定は、例えば各基地局でG
PSなどの測位システム用の人工衛星からの信号を受信
して、その受信した信号に基づいて判断したタイミング
を基準として設定する。或いは、本例のシステムで作動
させる各基地局間を電話回線などで接続して、各基地局
間で同期信号などの伝送を行って、その伝送される信号
により同期したタイミングを設定させる。
【0067】また本例においては、通信を行う周波数帯
域(通信チャンネル)を第1の周波数帯域faと第2の
周波数帯域fbの2つ用意し、基地局毎にいずれかの周
波数帯域を割当てるようしてある。図14の例では、基
地局110,130,140,170が、第1の周波数
帯域faを使用して端末装置と無線通信を行い、基地局
120,150,160が、第2の周波数帯域fbを使
用した端末装置を無線通信を行うように設定してある。
【0068】各フレーム内で基地局と端末装置とが通信
を行う方式としては、例えばマルチプルアクセス方式と
してTDMA方式を使用し、デュープレックス方式とし
てTDD方式を使用して、上述した第1の実施の形態で
説明した図9に示すタイムスロット構成で、上り回線の
通信と下り回線の通信とを行う。ここで、第1の実施の
形態で説明した上り回線として使用されるタイムスロッ
ト数と下り回線として使用されるタイムスロット数と
を、そのときの伝送量に応じて可変設定する構成として
も良い。
【0069】その他の部分は、上述した第1の実施の形
態と同様に構成すると共に、同様の処理で通信を行う。
【0070】以上説明した第2の実施の形態の構成とし
たことで、上述した第1の実施の形態と同様に、隣接す
るセルとの干渉を効果的に防止することができる。
【0071】なお、上述した各実施の形態では、1フレ
ーム内で上り回線の通信と下り回線の通信とで使用され
るタイムスロット数を可変設定する場合に、上り回線T
uとして使用されるタイムスロットと下り回線Tdとし
て使用されるタイムスロットとの区切りTp(図9参
照)の位置を、自由に設定できるようにしたが、その区
切りTpの位置が設定できる範囲を、ある程度の範囲に
限定しても良い。
【0072】即ち、例えば図15に示すように、1フレ
ーム内の上り回線Tu′として使用されるタイムスロッ
トと下り回線Td′として使用されるタイムスロットと
の区切りTp′の位置を、1フレームの中心から所定ス
ロット数の範囲Tw(ここでは前後4タイムスロットの
範囲)内で設定するように制限し、1フレーム内の上り
回線Tu′及び下り回線Td′のタイムスロット数が、
最低限一定のスロット数確保できるように構成しても良
い。
【0073】また、このように1フレーム内に上り回線
と下り回線との区切りを設定するのではなく、例えば図
16に示すように、1フレーム内に用意された全てのタ
イムスロットを、そのときのデータ伝送量に応じて、基
地局側の制御により上り回線用のスロットと下り回線用
のスロットとに自由に設定させて混在させる構成として
も良い。
【0074】また、上述した各実施の形態では、無線電
話システム用の無線通信ネットワークに適用したが、他
の無線通信ネットワークを構成させる場合にも適用でき
ることは勿論である。例えば、屋内などでコンピュータ
装置などの各種情報端末装置を無線で接続させるローカ
ルエリアネットワーク(LAN)を構成させる場合にも
適用できる。
【0075】
【発明の効果】請求項1に記載した通信方法によると、
第1の群のエリアと第2の群のエリアでは、異なる時間
を使用して無線通信が行われることになり、少なくとも
群が異なるエリア間では干渉が発生せず、隣接エリア間
での干渉を防止した効率の良いエリア配置が可能にな
る。
【0076】請求項2に記載した通信方法によると、請
求項1に記載した発明において、少なくとも第1の群の
エリアと第2の群のエリアとを、1つの基地局の通信可
能エリア内を分割して設定したことで、1つの基地局で
設定されるエリア内での無線通信が、複数の群に分割し
て行われることになり、エリアの配置状態によって隣接
した基地局への干渉を効率良く低減させることができ
る。
【0077】請求項3に記載した通信方法によると、請
求項1に記載した発明において、それぞれの群に設定さ
れた時間内で、基地局から端末装置に対して送信する帯
域又は時間と、端末装置から基地局に対して送信する帯
域又は時間を動的に変化させることで、そのときのデー
タの伝送量に対応した伝送路の可変設定が行われ、干渉
を防止した効率の良いエリア配置の中で、効率良く基地
局と端末装置との間の無線伝送路が設定される。
【0078】請求項4に記載した通信方法によると、請
求項1に記載した発明において、さらに所定の群のエリ
ア毎に無線通信を行う周波数帯域を変化させたことで、
隣接するエリアでの無線伝送状態が、より拡散した状態
となり、干渉を効果的に防止できる。
【0079】請求項5に記載した通信方法によると、請
求項1に記載した発明において、隣接する第1の群のエ
リアの基地局と第2の群のエリアの基地局とが、第1及
び第2の時間を使用して、特定の端末装置と同時に無線
通信を行うことで、端末装置が2つの基地局と同時期に
通信を行え、例えばハンドオフのための通信などを良好
に行える。
【0080】請求項6に記載した基地局によると、異な
る時間で通信が行われる隣接する通信可能エリアの基地
局とは、干渉が発生しなくなり、通信タイミングの制御
だけで干渉を防止できる。
【0081】請求項7に記載した基地局によると、請求
項6に記載した発明において、自局の通信可能エリアを
複数の通信可能エリアに分割し、通信制御手段は、その
自局内の複数の通信可能エリア毎に周期的に異なる時間
を使用して、端末装置と無線通信を実行させる制御を行
うことで、1つの基地局で設定されるエリア内での無線
通信が、複数の群に分割して行われることになり、エリ
アの配置状態によって隣接した基地局への干渉を効率良
く低減させることができる。
【0082】請求項8に記載した基地局によると、請求
項7に記載した発明において、分割設定された自局内の
複数の通信可能エリア毎に用意された指向性のあるアン
テナを設け、通信制御手段は、各アンテナの指向性の方
向とほぼ同じ方向の近隣の他の基地局の通信可能エリア
と異なる時間を使用して無線通信を実行させる制御を行
うことで、隣接する通信可能エリアとの干渉が、通信タ
イミングの制御だけで効果的に防止できる。
【0083】請求項9に記載した基地局によると、請求
項8に記載した発明において、各アンテナの指向性は、
それぞれの通信可能エリアに向けると共に、所定の角度
で下方向に設定したことで、基地局から送信される信号
が、他の基地局のエリアに到達する可能性が少なくな
り、基地局どうしの干渉をより効果的に低減できる。
【0084】請求項10に記載した基地局によると、請
求項8に記載した発明において、指向性のあるアンテナ
として、さらに特定の干渉波を除去できるアンテナを使
用したことで、例えば他の基地局からの妨害波などを効
果的に除去できる。
【0085】請求項11に記載した基地局によると、請
求項6に記載した発明において、通信制御手段は、この
エリアに設定された時間内で、端末装置に対して送信す
る帯域又は時間と、端末装置から伝送される信号を受信
する帯域又は時間を動的に変化させることで、他の基地
局や端末装置に対する干渉がない状態で、基地局の制御
により、そのときのデータの伝送量に対応した伝送路の
可変設定が行われる。
【0086】請求項12に記載した基地局によると、請
求項6に記載した発明において、所定の基準となる信号
を受信する基準信号受信手段を備えて、この基準信号受
信手段が受信した信号に基づいて、通信制御手段が端末
装置と無線通信を行う時間を設定することで、各基地局
間の同期処理を簡単に行うことができる。
【0087】請求項13に記載した基地局によると、請
求項6に記載した発明において、通信手段は、端末装置
との無線通信を行う通信チャンネルを随時切換えるホッ
ピング処理を行うことで、さらに無線伝送信号が拡散し
て伝送されることになり、他の基地局や端末装置への干
渉をより効果的に防止できる。
【0088】請求項14に記載した基地局によると、請
求項6に記載した発明において、通信制御手段は、さら
に少なくとも隣接する1つの通信可能エリアと異なる周
波数帯域を使用して端末装置と無線通信を実行させるこ
とで、時間繰り返しと周波数繰り返しの併用によって、
さらに他の基地局や端末装置への干渉をより効果的に防
止できる。
【0089】請求項15に記載した端末装置によると、
隣接セルとの干渉を防止するための通信処理が、通信時
間の設定で行われ、他の端末装置や基地局に対する干渉
の少ない良好な無線通信ができる。
【0090】請求項16に記載した端末装置によると、
請求項15に記載した発明において、通信手段に接続さ
れたアンテナとして、指向性のあるアンテナを使用し、
このアンテナの指向性を無線通信を行う基地局の方向に
向けたことで、基地局との無線通信が、他の基地局や端
末装置に対する干渉を最小限に抑えて実行できる。
【0091】請求項17に記載した端末装置によると、
請求項15に記載した発明において、通信制御手段は、
基地局毎に設定された時間内で、基地局に対して送信す
る帯域又は時間と、基地局から伝送される信号を受信す
る帯域又は時間を動的に変化させることで、他の基地局
や端末装置に対する干渉がない状態で、そのときの伝送
状態に応じた無線伝送路の設定ができる。
【0092】請求項18に記載した端末装置によると、
請求項15に記載した発明において、通信手段は、基地
局との無線通信を行う通信チャンネルを随時切換えるホ
ッピング処理を行うことで、そのホッピング処理で拡散
して無線伝送され、他の基地局や端末装置に与える妨害
を緩和できる。
【0093】請求項19に記載した端末装置によると、
請求項15記載の端末装置において、通信手段は、周期
的に設定された時間とは異なる時間に、別の基地局と通
信を行うことで、複数の基地局と同時期に通信が行え、
例えばハンドオフ処理のための通信などが簡単な処理で
行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による基地局の構成
例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態によるアダプティブ
アレーアンテナの構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による移動局(端末
装置)の構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態による基地局の通信
エリア構成例を示す説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態でビームチルト処理
を行った場合の伝送状態の例を示す説明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態によるセル配置の例
を示す説明図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態による基地局でのフ
レーム設定状態を示す説明図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態による基地局同期処
理状態を示す説明図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態による1フレームの
構成例を示す説明図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態による基地局での
伝送帯域設定処理(端末装置からの要求時)を示すフロ
ーチャートである。
【図11】本発明の第1の実施の形態による基地局での
伝送帯域設定処理(基地局からの呼び出し時)を示すフ
ローチャートである。
【図12】本発明の第1の実施の形態が適用される非対
象通信の例を示す説明図である。
【図13】MPEG方式の画像データの伝送状態の例を
示す説明図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態によるセル構成の
例を示す説明図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態による1フレーム
の構成例を示す説明図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態による1フレーム
の別の構成例を示す説明図である。
【図17】従来のセルラ方式のセル配置例を示す説明図
である。
【図18】マルチプルアクセス方式の例を示す説明図で
ある。
【図19】デュープレックス方式の例を示す説明図であ
る。
【図20】無線伝送時の遠近問題を示す説明図である。
【符号の説明】
1〜7…基地局毎の通信エリア、1a〜7c…基地局内
に分割設定された通信エリア、10,10a,10b…
基地局用通信塔、11,12,13…第1,第2,第3
のアンテナ、20…基地局装置、21…変復調部、24
…制御部、50…無線部、70…制御部、71…中央制
御装置(CPU)、72…ベースバンド信号処理部、7
3…TDMA多重・時間繰り返し回路、90…人工衛星

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の状態で配置された基地局毎に通信
    可能エリアを設定し、その通信可能エリア内の端末装置
    と基地局との間で無線通信を行う通信方法において、 上記通信可能エリアを少なくとも第1の群のエリアと第
    2の群のエリアに分割し、 上記第1の群のエリアで周期的に設定される第1の時間
    に、所定のアクセス方式で基地局が端末装置と無線通信
    を行い、 上記第2の群のエリアで周期的に設定される上記第1の
    時間以外の第2の時間に、所定のアクセス方式で基地局
    が端末装置と無線通信を行う通信方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信方法において、 少なくとも上記第1の群のエリアと第2の群のエリアと
    を、1つの基地局の通信可能エリア内を分割して設定し
    た通信方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の通信方法において、 それぞれの群に設定された時間内で、基地局から端末装
    置に対して送信する帯域又は時間と、端末装置から基地
    局に対して送信する帯域又は時間を動的に変化させる通
    信方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の通信方法において、 さらに所定の群のエリア毎に無線通信を行う周波数帯域
    を変化させた通信方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の通信方法において、 隣接する上記第1の群のエリアの基地局と上記第2の群
    のエリアの基地局とが、上記第1及び第2の時間を使用
    して、特定の端末装置と同時に無線通信を行う通信方
    法。
  6. 【請求項6】 自局の通信可能エリア内の端末装置と無
    線通信を行う基地局において、 少なくとも隣接する1つの通信可能エリアと周期的に異
    なる時間を設定し、その時間に所定のアクセス方式で端
    末装置と無線通信を実行させる通信制御手段と、 該通信制御手段の制御で端末装置と無線通信を行う通信
    手段とを備えた基地局。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の基地局において、 自局の通信可能エリアを複数の通信可能エリアに分割
    し、 上記通信制御手段は、その自局内の複数の通信可能エリ
    ア毎に周期的に異なる時間を使用して、端末装置と無線
    通信を実行させる制御を行う基地局。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の基地局において、 分割設定された自局内の複数の通信可能エリア毎に用意
    された指向性のあるアンテナを設け、 上記通信制御手段は、各アンテナの指向性の方向とほぼ
    同じ方向の近隣の他の基地局の通信可能エリアと異なる
    時間を使用して無線通信を実行させる制御を行う基地
    局。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の基地局において、 上記各アンテナの指向性は、それぞれの通信可能エリア
    に向けると共に、所定の角度で下方向に設定した基地
    局。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の基地局において、 上記指向性のあるアンテナとして、さらに特定の干渉波
    を除去できるアンテナを使用した基地局。
  11. 【請求項11】 請求項6記載の基地局において、 上記通信制御手段は、このエリアに設定された時間内
    で、端末装置に対して送信する帯域又は時間と、端末装
    置から伝送される信号を受信する帯域又は時間を動的に
    変化させる基地局。
  12. 【請求項12】 請求項6記載の基地局において、 所定の基準となる信号を受信する基準信号受信手段を備
    え、 該基準信号受信手段が受信した信号に基づいて、上記通
    信制御手段が端末装置と無線通信を行う時間を設定する
    基地局。
  13. 【請求項13】 請求項6記載の基地局において、 上記通信手段は、端末装置との無線通信を行う通信チャ
    ンネルを随時切換えるホッピング処理を行う基地局。
  14. 【請求項14】 請求項6記載の基地局において、 上記通信制御手段は、さらに少なくとも隣接する1つの
    通信可能エリアと異なる周波数帯域を使用して端末装置
    と無線通信を実行させる基地局。
  15. 【請求項15】 所定の基地局と無線通信を行う端末装
    置において、 上記基地局と無線通信を行う通信手段と、 該通信手段での通信を、基地局毎に周期的に設定された
    時間で所定のアクセス方式により実行させる通信制御手
    段とを備えた端末装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の端末装置において、 上記通信手段に接続されたアンテナとして、指向性のあ
    るアンテナを使用し、該アンテナの指向性を無線通信を
    行う基地局の方向に向けた端末装置。
  17. 【請求項17】 請求項15記載の端末装置において、 上記通信制御手段は、上記基地局毎に設定された時間内
    で、基地局に対して送信する帯域又は時間と、基地局か
    ら伝送される信号を受信する帯域又は時間を動的に変化
    させる端末装置。
  18. 【請求項18】 請求項15記載の端末装置において、 上記通信手段は、基地局との無線通信を行う通信チャン
    ネルを随時切換えるホッピング処理を行う端末装置。
  19. 【請求項19】 請求項15記載の端末装置において、 上記通信手段は、上記周期的に設定された時間とは異な
    る時間に、別の基地局と通信を行う端末装置。
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