JP2000013085A - 電波吸収体敷設構造 - Google Patents

電波吸収体敷設構造

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JP2000013085A
JP2000013085A JP10177574A JP17757498A JP2000013085A JP 2000013085 A JP2000013085 A JP 2000013085A JP 10177574 A JP10177574 A JP 10177574A JP 17757498 A JP17757498 A JP 17757498A JP 2000013085 A JP2000013085 A JP 2000013085A
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radio wave
wave absorber
turntable
laying structure
floor
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Toshio Chiyoshima
敏夫 千代島
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PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電波測定施設の床面および前記の床面に設け
たターンテーブルに敷設する電波吸収体を、前記のター
ンテーブルの回転時においても乱れのない敷設構造を提
供する。 【解決手段】 電波測定施設の床面および前記の床面に
設けたターンテーブルの上で、電波吸収体を固定するベ
ルトを備える。あるいはまた前記のターンテーブルの周
縁部に、電波吸収体の位置を規正する固定リングを取り
外し自在に設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電波測定施設の
床面およびその床面に設けるターンテーブルに、電波吸
収体を効率的に敷設する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17ないし図21によって、この発明
の前提である従来の技術で達成する電波測定施設の概要
を説明する。図17(a)は電波測定施設の概要を示
し、図17(b)はその主要部分の断面を示したもので
ある。
【0003】すなわち、当該電波測定施設は密閉可能な
部屋の様態をなし、シールド層を持った天井材、壁材お
よび床材をもって外部から到来する外来電波を遮断す
る。
【0004】さらに前記の天井材および壁材には電波吸
収体53を貼り付け、前記の電波測定施設内部での電波
の反射を抑止する。
【0005】また前記の電波測定施設は、床面51に備
えた円形の外形を持つターンテーブル52に測定の対象
とする測定対象品55を載置して駆動部52aにより回
転させることによって、前記の測定対象品55より放射
される電波は、規定の距離をへだてて設置したアンテナ
54によってその全方向分の成分が捕捉される。
【0006】図18(a)によって、前記の電波測定施
設内部での電波の反射を抑止する電波吸収体を説明す
る。当該電波吸収体を構成する素材にたとえばカーボン
粒子を拡散させて混入した発泡スチロール樹脂材等を用
い、その内部に引き込んだ電波を前記のカーボン粒子に
吸収させる。
【0007】また前記の電波吸収体は、前記の測定対象
品55に対向する面を山形或いは鋸歯状とし、前記の測
定対象品55より放射される電波が前記の電波吸収体に
到達した際にその表面で反射せずに内部に引き込まれる
よう配慮する。
【0008】さらに前記の電波吸収体の前記の測定対象
品55に対向する面以外の面は平面として、前記の電波
測定施設内部の天井或いは壁に貼り付ける際に貼り付け
の対象面および隣接する電波吸収体との接合を容易にす
る。
【0009】前記の電波吸収体は、必要に応じて前記の
電波測定施設の床面および前記の床面に設けたターンテ
ーブル上にも載置して敷設する。当然のことながら、前
記のターンテーブル上に敷設する電波吸収体は前記のタ
ーンテーブルの形状にあわせて円形に裁断し、また前記
のターンテーブル周縁に敷設する電波吸収体もその周縁
の形状にあわせて裁断する。
【0010】通常は前記の電波測定施設の床面および前
記の床面に設けたターンテーブル上に敷設する電波吸収
体はその敷設対象面に貼り付け固定は行なわず、床面等
に載置するのみとする。これは当該電波吸収体の材質が
脆弱な発泡スチロール樹脂材等で構成されており、さら
に表面の凹凸に損耗を回避するため測定実行時以外には
容易に撤去できるように考慮するからである。
【0011】前記の電波測定施設の床面および前記の床
面に設けたターンテーブル上には、たとえば起毛された
絨毯等を敷き詰めてその上に載置する電波吸収体との摩
擦係数を大きくとってその位置ずれを抑制する。
【0012】また前記の電波測定施設の床面および前記
の床面に設けたターンテーブル上には、前記の電波吸収
体を敷設する位置を規正するための突起物は設けられな
い。これは測定対象品の搬入据え付けあるいは測定用の
アンテナ据え付け等の作業時に作業者が足を取られて転
倒するなどの事故を未然に防止するために重要な措置の
ひとつである。
【0013】さらに図18(b)に示すごとく、前記の
電波吸収体の表面の凹凸に嵌め合う形状を備えた保護ブ
ロックを、たとえば測定対象品を載置するターンテーブ
ル、あるいはアンテナを設置する箇所や作業者の通路に
置く。前記の保護ブロックにより、電波吸収体表面の凹
凸部分の損耗は未然に防止できる。
【0014】図19に、ターンテーブルおよびその周辺
の電波吸収体の敷設状態を示す。すなわち図19(a)
はターンテーブルおよびその周辺の平面配置を示し、ま
た図19(b)は前記のターンテーブルおよびその周辺
の断面構造を示す。
【0015】図19(a)に示すごとく、電波測定施設
の床面および前記の床面に敷設する電波吸収体は、その
隣り合う表面の凹凸の方向を直交させて配置する。この
措置により、前記の電波吸収体の方向指向性を緩和して
まんべんなく電波を吸収できる状態を創出する。
【0016】図19(b)に示すごとく、ターンテーブ
ル52に載置する電波吸収体は前記のターンテーブル5
2の外形に合わせて円形に裁断する。また床面51とタ
ーンテーブル52とのあいだには隙間dを設けて、前記
のターンテーブル52の円滑な回転運動を保証する。当
然のことながら、前記のターンテーブル52に載置する
電波吸収体52bと前記の床面51に載置する電波吸収
体53との間にも隙間dを設ける。
【0017】図21に前記のターンテーブル52に載置
する電波吸収体52bの、前記のターンテーブル52の
外周面に沿って裁断した形状の例を示す。前記の電波吸
収体52bは、曲線加工を不要とするものと、図21
(a)に示すごとくその1辺を曲面(斜線部分)とする
中間部と、図21(b)に示すごとくその2辺にわたっ
て曲面(斜線部分)とするコーナー部とがある。
【0018】図20にターンテーブルと、前記のターン
テーブルに載置した電波吸収体および前記の電波吸収体
に積み重ねた保護ブロックの例を示す。
【0019】前記のターンテーブル52には測定の都
度、前記の電波吸収体52bおよび保護ブロック57b
を載置するので、その載置作業において正確に積み重ね
ることが必要であり、もし前記の電波吸収体52bがず
れて、前記のターンテーブル52よりはみ出したままを
回転駆動させると、前記の電波吸収体52bのターンテ
ーブル52よりはみ出した部分は床面51に載置した電
波吸収体53と衝突し、その整列した状態を狂わせなが
ら移動するので測定対象品55の位置を狂わせたり、最
悪の事態では前記の測定対象品55を転倒させるなどの
事故に至ることが考えられる。
【0020】したがって当該電波測定施設による測定対
象品55の放射する電波の測定作業では、床面51およ
びターンテーブル52に敷設する電波吸収体52bおよ
び53の位置を確実に設定するべく慎重かつ入念に作業
を行なう必要がある。
【0021】さらに、前記の電波測定作業において測定
対象品55より導出するケーブル類が前記のターンテー
ブル52の回転駆動時にその周縁に配する電波吸収体5
3をの位置を狂わせないよう配慮しなければならない。
そのためにも前記の電波測定作業において徹底した指導
監視体制を敷いて当該作業を実施する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、従来の
技術による電波測定施設の床の電波吸収体の敷設構造で
は、次に述べるような問題点がある。
【0023】1)電波吸収体の敷設作業において、前記
の電波吸収体をターンテーブル等に載置する際に位置決
めの基準が無く、特に前記のターンテーブルよりはみ出
して電波吸収体を敷設した場合には周縁部の電波吸収体
と干渉するなどの障害を誘発する危険性がある。
【0024】2)同様に前記の電波吸収体をターンテー
ブル等に載置する際に前記のターンテーブルとその周縁
部との隙間は目視で設定するので、熟練した作業者でな
ければ均等な隙間の設定が困難である。
【0025】これより、当該電波測定施設による電波測
定作業にとっては副次的な準備作業であるはずの電波吸
収体の敷設作業において作業担当者の高度な習熟度を必
要とするという問題点がある。
【0026】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、この発明では次に示す手段を取った。
【0027】1)ターンテーブルに、載置する電波吸収
体の位置決め機構を設ける。
【0028】2)ターンテーブルの周縁部の床面に、載
置する電波吸収体の位置決め基準を設ける。
【0029】3)あるいはまた、ターンテーブルおよび
その周縁部の床面のそれぞれに電波吸収体の位置決め基
準を設ける。
【0030】これらの手段を取ることにより、電波測定
施設において敷設する電波吸収体の位置を確定するとい
う作用を得る。
【0031】4)あるいはまた、ターンテーブル周縁に
おける隙間設定の治具を備える。
【0032】この手段を取ることにより、電波測定施設
において敷設する電波吸収体は当初に設定する隙間を基
準として整列させるという作用を得る。
【0033】5)あるいはまた、個々の電波吸収体の位
置を規正する機構を設ける。
【0034】この手段を取ることにより、電波測定施設
において敷設する電波吸収体は個別にその位置を設定す
るという作用を得る。
【0035】
【発明の実施の形態】この発明は、次に示すような形態
を取る。
【0036】1)ターンテーブルに載置する電波吸収体
は、その外周にそって柔軟なベルトによって締め付けて
固定する。
【0037】この形態を取ることによって、前記の電波
吸収体はターンテーブルの外周よりはみ出すことなく載
置されるという作用を得る。
【0038】2)前記のターンテーブルに載置する電波
吸収体の上に積み重ねる保護ブロックは、その外周にそ
って柔軟なベルトによって締め付けて固定する。
【0039】この形態を取ることによって、前記の保護
ブロックはターンテーブルの外周よりはみ出すことなく
前記の電波吸収体の上に積み重ねられるという作用を得
る。
【0040】3)ターンテーブルに載置する電波吸収体
は、その外周に位置する円形加工面の互いに隣接する外
周面で凹部を形成するべく追加加工面を設ける。
【0041】この形態を取ることによって、前記の電波
吸収体はターンテーブルの外周よりはみ出すことなく載
置されるという作用を得る。
【0042】4)ターンテーブルに載置する電波吸収体
は、その外周面に滑らかで滑りやすい表面を持ったすべ
りシートを貼り付ける。
【0043】この形態を取ることによって、ターンテー
ブルの回転時に前記の電波吸収体がターンテーブルの外
周よりはみ出しても周縁部との間ですべりを起こすとい
う作用を得る。
【0044】5)ターンテーブルに載置する電波吸収体
に積み重ねる保護ブロックは、その外周に位置する円形
加工面の互いに隣接する外周面で凹部を形成するべく追
加加工面を設ける。
【0045】この形態を取ることによって、前記の保護
ブロックはターンテーブルの外周よりはみ出すことなく
前記の電波吸収体の上に積み重ねられるという作用を得
る。
【0046】6)ターンテーブルに載置する電波吸収体
に積み重ねる保護ブロックは、その外周面に滑らかで滑
りやすい表面を持ったすべりシートを貼り付ける。
【0047】この形態を取ることによって、ターンテー
ブルの回転時に前記の保護ブロックがターンテーブルの
外周よりはみ出しても周縁部との間ですべりを起こすと
いう作用を得る。
【0048】7)ターンテーブルの周縁部にそって、床
面に敷設する電波吸収体の載置位置を規正する固定リン
グを備える。
【0049】8)前記の固定リングの円筒内面には、滑
らかで滑りやすい表面を持ったすべりシートを貼り付け
る。
【0050】この形態を取ることによって、ターンテー
ブルの回転時に前記の電波吸収体がターンテーブルの外
周よりはみ出しても前記の固定リングとの間ですべりを
起こすという作用を得る。
【0051】9)ターンテーブルの周縁部にそって、床
面に敷設する電波吸収体の載置位置を規正する複数個数
の固定具を備える。
【0052】10)前記の複数個数の固定具の円筒内面
には、ターンテーブルに載置した電波吸収体の位置を規
正する突起を設ける。
【0053】11)前記の複数個数の固定具の円筒内面
に設ける突起は、半割り円柱形をなす。
【0054】12)あるいはまた前記の複数個数の固定
具の円筒内面に設ける突起は、台形断面を有する形状と
する。
【0055】13)前記の複数個数の固定具の円筒内面
には、滑らかで滑りやすい表面を持ったすべりシートを
貼り付ける。
【0056】この形態を取ることによって、ターンテー
ブルの回転時に前記の電波吸収体がターンテーブルの外
周よりはみ出しても前記の固定具および突起との間です
べりを起こすという作用を得る。
【0057】14)前記のすべりシートは積層構造をな
し、その表面層は導電性を備えた物質を配した構造とす
る。
【0058】15)前記のすべりシートは積層構造をな
し、前記の層の一つとして電波の透過を阻止するシール
ド材による層を持つ。
【0059】16)前記のすべりシートは積層構造をな
し、前記の層の一つとして当該すべりシートに侵入して
来た電波を吸収する電波吸収材による層を持つ。
【0060】これらの形態を取ることによって、前記の
すべりシートは減摩擦材としての機能を有するとともに
シールド機能および電波吸収機能を併せ持つという作用
を得る。
【0061】17)ターンテーブルおよび前記のターン
テーブルの周縁部分の床面に電波吸収体を敷設する際
に、隙間確保治具を挿入する。
【0062】18)前記の隙間確保治具の差し込み部
は、厚み変更レバーの回転に伴って内部からの突っ張り
量を加減して、その厚みを変更する。
【0063】19)あるいはまた、前記の隙間確保治具
は差し込み部に内蔵するバルーンの持つ内部圧力の変化
によって、その厚みを変更する。
【0064】これらの形態を取ることによって、電波吸
収体の敷設時にはターンテーブル周縁の隙間を確保し
て、前記の電波吸収体を整列させるという作用を得る。
【0065】20)ターンテーブルの外周に電波吸収体
の敷設位置を規正する内側固定リングを備え、また前記
のターンテーブルの周縁の床面には前記の床面に敷設す
る電波吸収体の敷設位置を規正する外側固定リングを備
える。
【0066】21)前記のターンテーブルの周縁の床面
に備える外側固定リングの円筒内面には、前記のターン
テーブルの外周に備える内側固定リングの位置を規正す
る突起部を備える。
【0067】22)あるいはまた、前記のターンテーブ
ルの周縁の床面に備える外側固定リングの円筒内面に
は、前記のターンテーブルの外周に備える内側固定リン
グの位置を規正する回転子を備える。
【0068】この形態を取ることによって、当該電波測
定施設における床面およびターンテーブルに敷設する電
波吸収体の敷設位置を確定するという作用を得る。
【0069】23) 床面およびターンテーブルにおい
て、個々の電波吸収体の敷設位置に必要時に突出する位
置決めピンとその突出駆動機構となるアクチュエータと
を備える。
【0070】この形態を取ることによって、当該電波測
定施設における床面およびターンテーブルに敷設する電
波吸収体の敷設位置は個々の位置決めピンによって確定
するという作用を得る。
【0071】24)床面およびターンテーブルにおい
て、個々の電波吸収体の敷設位置に位置決め穴を備え、
また前記の位置決め穴に嵌め合うピンを備えた位置決め
コマを持つ。
【0072】25)さらに電波吸収体には前記の位置決
めコマに嵌め合う位置決めくぼみを備えさせる。
【0073】この形態を取ることによって、当該電波測
定施設における床面およびターンテーブルに敷設する電
波吸収体の敷設位置は個々の位置決めコマによって確定
するという作用を得る。
【0074】
【実施例】この発明による代表的な実施例を、図1ない
し図16によって説明する。
【0075】図1に、この発明による代表的なひとつの
実施例を示す。すなわち電波測定施設に設けるターンテ
ーブル2に載置する電波吸収体2bにおいて、その外周
面にベルト11aをもって固定する。
【0076】この措置により、前記のターンテーブル2
に載置する電波吸収体2bは、回転駆動時においてもタ
ーンテーブル2よりはみ出すことがない。
【0077】またさらに前記の電波吸収体2bの上に積
み重ねる保護ブロック7bにおいて、その外周面にベル
ト11bをもって固定する。
【0078】この措置により、前記のターンテーブル2
に載置する電波吸収体2bの上に積み重ねる保護ブロッ
ク7bは、回転駆動時においてもターンテーブル2より
はみ出すことがない。
【0079】図2ないし図4に、この発明による代表的
な別のひとつの実施例を示す。すなわち図2に示すごと
く電波吸収体2bの曲面に加工した面においてその両端
部分の持つ曲率半径を小さくして角部を丸め、追加加工
面13を形成させる。
【0080】この措置により、図4に示すごとく前記の
追加加工面13はターンテーブル2に載置した状態では
互いに隣接する電波吸収体2bとともに凹部2dを形成
し、前記のターンテーブル2に載置する電波吸収体2b
の先端部分は、回転駆動時においてもターンテーブル2
よりはみ出すことがない。
【0081】また図3に示すごとく、前記の電波吸収体
2bに施す追加加工面13を保護ブロック7bに適用す
ることにより、そのターンテーブル2よりのはみ出し防
止の効果をより確実にする。
【0082】さらに図2ないし図4に示すごとく、電波
吸収体2bおよび保護ブロック7bの曲面に加工した面
になめらかで、たとえばフッ素樹脂等のごとくすべり易
い表面を持ったすべりシート12を貼り付ける。
【0083】前記のすべりシート12は積層構造を持
ち、その表面層には導電性を有する物質を配する。
【0084】また前記のすべりシート12の積層構造を
構成する層の一つとして、たとえばフェライト等のごと
く電波の透過を阻止する材質よりなる層を備える。
【0085】さらに前記のすべりシート12の積層構造
を構成する別の層の一つとして、たとえば炭素粒子を拡
散させるなどの処置による電波吸収の機能を有する材質
よりなる層を備える。
【0086】図5に、この発明による代表的な別のひと
つの実施例を示す。すなわちターンテーブル2の周縁部
分の床面1の縁には固定リング15をはめ込む。前記の
床面1に載置する電波吸収体3は前記の固定リング15
によりその載置する位置を規正され、前記のターンテー
ブル2に載置した電波吸収体に規定以上に接近すること
はない。
【0087】また前記の電波吸収体2bおよび3を撤去
した際には、前記の固定リング15も取り外し自在とし
て前記の電波吸収体2bおよび3とともに撤去され、当
該電波測定施設の床面には突起物が残存せず、作業時の
足元の安全が確保できる。
【0088】さらに、前記の固定リング15の円筒内面
にはなめらかで、たとえばフッ素樹脂等のごとくすべり
易い表面を持ったすべりシート15aを貼り付ける。
【0089】図6および図7に、この発明による代表的
な別のひとつの実施例を示す。すなわち図6に示すごと
く、ターンテーブル2の周縁の床面1の縁には適当な間
隔をもって配した複数個数の固定具17を配置する。な
お望ましくは前記の固定具17は、床面1において隣接
して載置する電波吸収体3の接続する箇所に合わせると
よい。
【0090】さらに前記の固定具17はそれぞれ位置決
めピン17bを持ち、床面1に設けた穴に嵌め合うの
で、前記の固定具17の配置は一義的に決定される。
【0091】図7は、前記の固定具17の応用例を示
す。すなわち図7(a)に示すごとく固定具17の円筒
内面に半割り円柱の形状を持つ円形突起17fを設け
る。または図7(b)に示す台形断面を持つ台形突起1
7gを設けてもよい。
【0092】さらに、前記の固定具17の円筒内面には
なめらかで、たとえばフッ素樹脂等のごとくすべり易い
表面を持ったすべりシート17aを貼り付ける。
【0093】この措置により、ターンテーブル2に載置
する電波吸収体2bの整列が乱れた場合でも固定具17
により押し戻しの力が発生し、正常な状態を回復するこ
とができる。
【0094】図8ないし図10に、この発明による代表
的な別のひとつの実施例を示す。すなわち図8に示すご
とく、ターンテーブル2に載置する電波吸収体2bと周
縁の床面1に載置する電波吸収体3との敷設時に、その
隙間を確保する隙間確保治具20を用いる。
【0095】前記の隙間確保治具20は前記の電波吸収
体2bと電波吸収体3との間に挟み込む差し込み部20
aと前記の電波吸収体2bと電波吸収体3との上に置く
フランジ部20bとを持ち、敷設後は厚み変更レバー2
0cを操作することによって前記の差し込み部20aの
厚みtを減じて抜き取る。
【0096】図9に、前記の差し込み部20aのひとつ
の実施例を示す。すなわち当該差し込み部20aは、タ
ーンテーブルの外周と同じ曲率をもって湾曲した2枚の
硬質の薄い材料よりなる隔壁21aおよび21bを備
え、さらに前記の隔壁21aおよび21bはその両端を
2枚の柔軟で伸縮のない材料よりなる連結部22により
連結される。
【0097】また前記の隔壁21aおよび21bの間に
はアクチュエータ23が位置し、厚み変更レバー20c
が固定されている。
【0098】前記の厚み変更レバー20cを回転してア
クチュエータ23が前記の隔壁21aおよび21bの間
で突っ張り、前記の連結部22を緊張させると、前記の
隔壁21aおよび21bのなす外形厚みは間隔tとな
り、前記のターンテーブルにおいて設定すべき隙間と一
致する。
【0099】また前記の厚み変更レバー20cを回転し
てアクチュエータ23が前記の隔壁21aおよび21b
の間での突っ張りを解除すると前記の隔壁21aおよび
21bのなす外形厚みは間隔tより薄くなり、当該隙間
確保治具20は引き抜き可能となる。
【0100】図10に、前記の差し込み部20aの別の
実施例を示す。すなわち当該差し込み部20aは、ター
ンテーブルの外周と同じ曲率をもって湾曲した2枚の硬
質の薄い材料よりなる隔壁21aおよび21bを備え、
さらに前記の隔壁21aおよび21bはその両端を2枚
の柔軟で伸縮のない材料よりなる連結部22により連結
される。
【0101】また前記の隔壁21aおよび21bの間に
は空気を封入したバルーン24が位置し、厚み変更レバ
ー20cに固定した加圧板24aが前記のバルーン24
を押圧している。
【0102】前記の厚み変更レバー20cを押し込むと
加圧板24aがバルーン24を押圧して前記のバルーン
24の内圧が上昇し、隔壁21aおよび21bを内部よ
り突っ張り、前記の隔壁21aおよび21bのなす外形
厚みは間隔tとなり、前記のターンテーブルにおいて設
定すべき隙間と一致する。
【0103】また前記の厚み変更レバー20cを引き戻
すと前記のバルーン24の内圧が下降して突っ張りが解
除され、前記の隔壁21aおよび21bのなす外形厚み
は間隔tより薄くなり、当該隙間確保治具20は引き抜
き可能となる。
【0104】図11に、この発明による代表的な別のひ
とつの実施例を示す。図11(c)は、この実施例によ
り電波吸収体2bおよび3を敷設した状態を示したもの
である。
【0105】図11(a)に示す外側固定リング30
は、その内径を床面1にあけた丸穴の径に等しく取った
円筒部分の外側に、フランジ部30aを有した形状とす
る。前記の外側固定リング30は前記の床面1にあけた
丸穴にそって固定されるので、電波吸収体3は前記の丸
穴をはみ出して位置することはない。
【0106】図11(b)に示す内側固定リング31
は、その外径をターンテーブル2の外径に等しく取った
円筒部分の内側にフランジ部31aを有した形状とす
る。前記の内側固定リング31は前記のターンテーブル
2の外径にそって固定されるので、電波吸収体2bは前
記のターンテーブル2の外径よりはみ出して位置するこ
とはない。
【0107】さらに前記の床面1およびターンテーブル
2より電波吸収体2bおよび3を撤去した場合には、前
記の外側固定リング30および内側固定リング31をも
撤去できるので、当該電波測定施設の床面には障害物は
残存せず、種々の作業時の安全が確保される。
【0108】図12に、この発明による代表的な別のひ
とつの実施例を示す。図12(c)は、この実施例によ
り電波吸収体2bおよび3を敷設した状態を示したもの
である。
【0109】図12(a)に示す外側固定リング33
は、その内径を床面1にあけた丸穴の径に等しく取った
円筒部分の外側にフランジ部33aを有した形状とし、
さらに前記の円筒部分の内側には適当な間隔をもって突
起部33bを配する。なお前記の突起部33bの高さは
前記の床面1にあけた丸穴とターンテーブルとのなす隙
間より低く設定する。
【0110】前記の外側固定リング33は前記の床面1
にあけた丸穴にそって固定されるので、電波吸収体3は
前記の丸穴をはみ出して位置することはない。
【0111】図12(b)に示す内側固定リング34
は、その外径をターンテーブル2の外径に等しく取った
円筒部分を持つ形状とし、その外径部分にはなめらかで
すべり易い表面を有したすべりシート34aを備える。
【0112】前記の内側固定リング34は前記のターン
テーブル2の外径にそって固定される手段を持たなくて
も、その周縁には前記の外側固定リング33の有する突
起部33bによって規正を受け、電波吸収体2bは前記
のターンテーブル2の外径より大きくはみ出すことはな
い。
【0113】さらに前記の床面1およびターンテーブル
2より電波吸収体2bおよび3を撤去した場合には、前
記の外側固定リング33および内側固定リング34をも
撤去できるので、当該電波測定施設の床面には障害物は
残存せず、種々の作業時の安全が確保される。
【0114】図13に、この発明による代表的な別のひ
とつの実施例を示す。図13(c)は、この実施例によ
り電波吸収体2bおよび3を敷設した状態を示したもの
である。
【0115】図13(a)に示す外側固定リング36
は、その内径を床面1にあけた丸穴の径に等しく取った
円筒部分の外側にフランジ部36aを有した形状とし、
さらに前記の円筒部分には適当な間隔をもって回転子3
6bを配する。
【0116】前記の外側固定リング36は前記の床面1
にあけた丸穴にそって固定されるので、電波吸収体3は
前記の丸穴をはみ出して位置することはない。
【0117】図13(b)に示す内側固定リング37
は、その外径をターンテーブル2の外径に等しく取った
円筒部分を持つ形状とする。
【0118】前記の内側固定リング37は前記のターン
テーブル2の外径にそって固定される手段を持たなくて
も、その周縁には前記の外側固定リング36の有する回
転子36bによって規正を受け、電波吸収体2bは前記
のターンテーブル2の外径より大きくはみ出すことはな
い。
【0119】さらに前記の床面1およびターンテーブル
2より電波吸収体2bおよび3を撤去した場合には、前
記の外側固定リング36および内側固定リング37をも
撤去できるので、当該電波測定施設の床面には障害物は
残存せず、種々の作業時の安全が確保される。
【0120】図14に、この発明による代表的な別のひ
とつの実施例を示す。すなわち図14(b)に示すごと
く、床面1およびターンテーブル2において個々の電波
吸収体2bおよび3を配する位置に位置決めピン38お
よび前記の位置決めピン38を突き出させるアクチュエ
ータ38aを設ける。
【0121】図14(a)に示すごとく、個々の電波吸
収体2bおよび3の敷設時にはアクチュエータ38aを
作動して位置決めピン38を突き出させ、前記の電波吸
収体2bおよび3に設けた穴に位置決めピン38をはめ
合わせて位置決めを行なう。また電波測定作業時には前
記のアクチュエータ38aの通電を遮断してノイズ発生
を回避する。
【0122】さらに前記の床面1およびターンテーブル
2より電波吸収体2bおよび3を撤去した場合には、前
記の位置決めピン38は突出していないので、当該電波
測定施設の床面には障害物は残存せず、種々の作業時の
安全が確保される。
【0123】図15および図16に、この発明による代
表的な別のひとつの実施例を示す。すなわち図16
(b)に示すごとく、床面1またはターンテーブル2の
所定の位置に設けた位置決め穴42に位置決めコマ41
のピン41aを嵌め合わせ、次いで前記の位置決めコマ
41に個々の電波吸収体2bまたは3に設ける位置決め
くぼみ40を嵌め合わせる。
【0124】図15(a)に電波吸収体2bまたは3に
設ける位置決めくぼみ40を示し、図15(b)に位置
決めコマ41を示す。すなわち前記の位置決めコマ41
は位置決めくぼみ40に嵌め合う部分の外径を大きく設
定することにより、ピン41aを位置決め穴42に挿入
した後の姿勢の安定をはかるとともに前記の電波吸収体
2bまたは3に設ける位置決めくぼみ40と嵌め合う際
の位置決めを容易にする。
【0125】また脆弱な材質よりなる電波吸収体2bま
たは3が敷設後に外力を受けても前記の位置決めくぼみ
40の嵌め合い部における曲率が大きいので、破れ難く
なり、前記の位置決めくぼみ40を損傷する危険を回避
することができる。
【0126】さらに前記の位置決めくぼみ40は、図1
6(a)に示すごとくあらかじめ電波吸収体2bまたは
3の中央部からずれた位置に設けることにより、ターン
テーブル2の外形にそって曲線に加工しても前記の電波
吸収体2bまたは3の中で位置決めくぼみ40を確保す
ることができる。
【0127】
【発明の効果】この発明により、以下に示すような効果
が期待できる。
【0128】1)ターンテーブルに載置する電波吸収体
は、その外周にそって柔軟なベルトによって締め付けて
固定する。
【0129】この手段を取ることによって、前記の電波
吸収体はターンテーブルの外周よりはみ出すことなく載
置されるので、前記の電波吸収体は周縁の電波吸収体の
整列状態を乱すことなくターンテーブルの回転に追従す
るという効果を得る。
【0130】2)前記のターンテーブルに載置する電波
吸収体の上に積み重ねる保護ブロックは、その外周にそ
って柔軟なベルトによって締め付けて固定する。
【0131】この手段を取ることによって、前記の保護
ブロックはターンテーブルの外周よりはみ出すことなく
前記の電波吸収体の上に積み重ねられるので、前記の保
護ブロックは周縁の電波吸収体および保護ブロックの整
列状態を乱すことなくターンテーブルの回転に追従する
という効果を得る。
【0132】3)ターンテーブルに載置する電波吸収体
は、その外周に位置する円形加工面の互いに隣接する外
周面で凹部を形成するべく追加加工面を設ける。
【0133】この手段を取ることによって、前記の電波
吸収体はターンテーブルの外周よりはみ出すことなく載
置されるので、前記の電波吸収体は周縁の電波吸収体の
整列状態を乱すことなくターンテーブルの回転に追従す
るという効果を得る。
【0134】4)ターンテーブルに載置する電波吸収体
は、その外周面に滑らかで滑りやすい表面を持ったすべ
りシートを貼り付ける。
【0135】この手段を取ることによって、ターンテー
ブルの回転時に前記の電波吸収体がターンテーブルの外
周よりはみ出しても周縁部との間ですべりを起こすの
で、前記の電波吸収体は周縁の電波吸収体の整列状態を
乱すことなくターンテーブルの回転に追従するという効
果を得る。
【0136】5)ターンテーブルに載置する電波吸収体
に積み重ねる保護ブロックは、その外周に位置する円形
加工面の互いに隣接する外周面で凹部を形成するべく追
加加工面を設ける。
【0137】この手段を取ることによって、前記の保護
ブロックはターンテーブルの外周よりはみ出すことなく
前記の電波吸収体の上に積み重ねられるので、前記の保
護ブロックは周縁の電波吸収体および保護ブロックの整
列状態を乱すことなくターンテーブルの回転に追従する
という効果を得る。
【0138】6)ターンテーブルに載置する電波吸収体
に積み重ねる保護ブロックは、その外周面に滑らかで滑
りやすい表面を持ったすべりシートを貼り付ける。
【0139】この手段を取ることによって、ターンテー
ブルの回転時に前記の保護ブロックがターンテーブルの
外周よりはみ出しても周縁部との間ですべりを起こすの
で、前記の保護ブロックは周縁の電波吸収体および保護
ブロックの整列状態を乱すことなくターンテーブルの回
転に追従するという効果を得る。
【0140】7)ターンテーブルの周縁部にそって、床
面に敷設する電波吸収体の載置位置を規正する固定リン
グを備える。
【0141】8)前記の固定リングの円筒内面には、滑
らかで滑りやすい表面を持ったすべりシートを貼り付け
る。
【0142】この手段を取ることによって、ターンテー
ブルの回転時に前記の電波吸収体がターンテーブルの外
周よりはみ出しても前記の固定リングとの間ですべりを
起こすので、前記のターンテーブルに載置する電波吸収
体は回転中でも常にその姿勢を保つという効果を得る。
【0143】9)ターンテーブルの周縁部にそって、床
面に敷設する電波吸収体の載置位置を規正する複数個数
の固定具を備える。
【0144】10)前記の複数個数の固定具の円筒内面
には、ターンテーブルに載置した電波吸収体の位置を規
正する突起を設ける。
【0145】11)前記の複数個数の固定具の円筒内面
に設ける突起は、半割り円柱形をなす。
【0146】12)あるいはまた前記の複数個数の固定
具の円筒内面に設ける突起は、台形断面を有する形状と
する。
【0147】13)前記の複数個数の固定具の円筒内面
には、滑らかで滑りやすい表面を持ったすべりシートを
貼り付ける。
【0148】この手段を取ることによって、ターンテー
ブルの回転時に前記の電波吸収体がターンテーブルの外
周よりはみ出しても前記の固定具および突起との間です
べりを起こすので、前記のターンテーブルに載置する電
波吸収体は回転中でも常にその姿勢を保つという効果を
得る。
【0149】14)前記のすべりシートは積層構造をな
し、その表面層は導電性を備えた物質を配した構造とす
る。
【0150】15)前記のすべりシートは積層構造をな
し、前記の層の一つとして電波の透過を阻止するシール
ド材による層を持つ。
【0151】16)前記のすべりシートは積層構造をな
し、前記の層の一つとして当該すべりシートに侵入して
来た電波を吸収する電波吸収材による層を持つ。
【0152】これらの手段を取ることによって、前記の
すべりシートは減摩擦材としての機能を有するとともに
シールド機能および電波吸収機能を併せ持つので、本来
の電波吸収体の機能を損なうことなく整列させるという
効果を得る。
【0153】17)ターンテーブルおよび前記のターン
テーブルの周縁部分の床面に電波吸収体を敷設する際
に、隙間確保治具を挿入する。
【0154】18)前記の隙間確保治具の差し込み部
は、厚み変更レバーの回転に伴って内部からの突っ張り
量を加減して、その厚みを変更する。
【0155】19)あるいはまた、前記の隙間確保治具
は差し込み部に内蔵するバルーンの持つ内部圧力の変化
によって、その厚みを変更する。
【0156】これらの手段を取ることによって、電波吸
収体の敷設時にはターンテーブル周縁の隙間を確保し
て、前記の電波吸収体を整列させるという効果を得る。
【0157】20)ターンテーブルの外周に電波吸収体
の敷設位置を規正する内側固定リングを備え、また前記
のターンテーブルの周縁の床面には前記の床面に敷設す
る電波吸収体の敷設位置を規正する外側固定リングを備
える。
【0158】21)前記のターンテーブルの周縁の床面
に備える外側固定リングの円筒内面には、前記のターン
テーブルの外周に備える内側固定リングの位置を規正す
る突起部を備える。
【0159】22)あるいはまた、前記のターンテーブ
ルの周縁の床面に備える外側固定リングの円筒内面に
は、前記のターンテーブルの外周に備える内側固定リン
グの位置を規正する回転子を備える。
【0160】この手段を取ることによって、当該電波測
定施設における床面およびターンテーブルに敷設する電
波吸収体の敷設位置を確定するという効果を得る。
【0161】23) 床面およびターンテーブルにおい
て、個々の電波吸収体の敷設位置に必要時に突出する位
置決めピンとその突出駆動機構となるアクチュエータと
を備える。
【0162】この手段を取ることによって、当該電波測
定施設における床面およびターンテーブルに敷設する電
波吸収体の敷設位置は個々の位置決めピンによって確定
するという効果を得る。
【0163】24)床面およびターンテーブルにおい
て、個々の電波吸収体の敷設位置に位置決め穴を備え、
また前記の位置決め穴に嵌め合うピンを備えた位置決め
コマを持つ。
【0164】25)さらに電波吸収体には前記の位置決
めコマに嵌め合う位置決めくぼみを備えさせる。
【0165】この手段を取ることによって、当該電波測
定施設における床面およびターンテーブルに敷設する電
波吸収体の敷設位置は個々の位置決めコマによって個別
に確定するという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の代表的な実施例による説明図
【図2】この発明の代表的な実施例による説明図
【図3】この発明の代表的な実施例による説明図
【図4】この発明の代表的な実施例による説明図
【図5】この発明の代表的な実施例による説明図
【図6】この発明の代表的な実施例による説明図
【図7】この発明の代表的な実施例による説明図
【図8】この発明の代表的な実施例による説明図
【図9】この発明の代表的な実施例による説明図
【図10】この発明の代表的な実施例による説明図
【図11】この発明の代表的な実施例による説明図
【図12】この発明の代表的な実施例による説明図
【図13】この発明の代表的な実施例による説明図
【図14】この発明の代表的な実施例による説明図
【図15】この発明の代表的な実施例による説明図
【図16】この発明の代表的な実施例による説明図
【図17】この発明の前提となる電波測定施設の説明図
【図18】従来の技術による実施例の説明図
【図19】従来の技術による実施例の説明図
【図20】従来の技術による実施例の説明図
【図21】従来の技術による実施例の説明図
【符号の説明】
1:床面 2:ターンテーブル 2b、3:電波吸収体 2c:回転中心軸 2d:凹部 6a、6b:シールド層 7b:保護ブロック 11a,11b:ベルト 12:すべりシート 13:追加加工面 15:固定リング 15a:すべりシート 17:固定具 17a:すべりシート 17b:位置決めピン 17f:円形突起 17g:台形突起 20:隙間確保治具 20a:差し込み部 20b:フランジ部 20c:厚み変更レバー 21a、21b:隔壁 22:連結部 23:アクチュエータ 24:バルーン 24a:加圧板 30:外側固定リング 31:内側固定リング 30a、31a:フランジ部 33:外側固定リング 33a:フランジ部 33b:突起部 34:内側固定リング 34a:すべりシート 36:外側固定リング 36a:フランジ部 36b:回転子 37:内側固定リング 38:位置決めピン 38a:アクチュエータ 40:位置決めくぼみ 41:位置決めコマ 41a:ピン 42:位置決め穴

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電波測定施設の床の、電波吸収体敷設構造
    において、 前記の電波測定施設に設けるターンテーブル(2)に載
    置する電波吸収体(2b)の外周を固定するベルト(1
    1a)を備えたことを特徴とする、 電波吸収体敷設構造。
  2. 【請求項2】前記の電波吸収体敷設構造において、 前記のターンテーブル(2)に載置する電波吸収体(2
    b)の上部に載置する保護ブロック(7b)の外周を固
    定するベルト(11b)を備えたことを特徴とする、 請求項1に記載の電波吸収体敷設構造。
  3. 【請求項3】電波測定施設の床の、電波吸収体敷設構造
    において、 前記の電波測定施設に設けるターンテーブル(2)に載
    置する電波吸収体(2b)の互いに隣接する外周面で凹
    部(2d)を形成するべく追加加工面(13)を設けた
    ことを特徴とする、 電波吸収体敷設構造。
  4. 【請求項4】前記の電波吸収体敷設構造において、 前記のターンテーブル(2)に載置する電波吸収体(2
    b)の円柱外周面には、滑らかで滑りやすい表面を持っ
    たすべりシート(12)を備えたことを特徴とする、 請求項3に記載の電波吸収体敷設構造。
  5. 【請求項5】電波測定施設の床の、電波吸収体敷設構造
    において、 前記の電波測定施設に設けるターンテーブル(2)に載
    置する電波吸収体(2b)に積み重ねる保護ブロック
    (7b)の互いに隣接する外周面で凹部(2d)を形成
    するべく追加加工面(13)を設けたことを特徴とす
    る、 電波吸収体敷設構造。
  6. 【請求項6】前記の電波吸収体敷設構造において、 前記のターンテーブル(2)に載置する電波吸収体(2
    b)に積み重ねる保護ブロック(7b)の円柱外周面に
    は、滑らかで滑りやすい表面を持ったすべりシート(1
    2)を備えたことを特徴とする、 請求項5に記載の電波吸収体敷設構造。
  7. 【請求項7】電波測定施設の床の、電波吸収体敷設構造
    において、 前記の電波測定施設に設けるターンテーブル(2)の周
    縁にそって、電波吸収体(3)の敷設位置を規正する固
    定リング(15)を、床面(1)に備えたことを特徴と
    する、 電波吸収体敷設構造。
  8. 【請求項8】前記の電波吸収体敷設構造において、 前記の床面に備えた固定リング(15)は、その円筒内
    面に滑らかで滑りやすい表面を持ったすべりシート(1
    5a)を備えたことを特徴とする、 請求項7に記載の電波吸収体敷設構造。
  9. 【請求項9】電波測定施設の床の、電波吸収体敷設構造
    において、 前記の電波測定施設に設けるターンテーブル(2)の周
    縁にそって、電波吸収体(3)の敷設位置を規正する複
    数個数の固定具(17)を、床面(1)に備えたことを
    特徴とする、 電波吸収体敷設構造。
  10. 【請求項10】前記の電波吸収体敷設構造において、 前記の固定具(17)は、その部分円筒形の内面に、前
    記のターンテーブル(2)に載置した電波吸収体(2
    b)の位置を規正する突起を備えたことを特徴とする、 請求項9に記載の電波吸収体敷設構造。
  11. 【請求項11】前記の電波吸収体敷設構造において、 前記の固定具(17)に備える突起は、半割り円柱断面
    を持つ円形突起(17f)であることを特徴とする、 請求項10に記載の電波吸収体敷設構造。
  12. 【請求項12】前記の電波吸収体敷設構造において、 前記の固定具(17)に備える突起は、台形断面を持つ
    台形突起(17g)であることを特徴とする、 請求項10に記載の電波吸収体敷設構造。
  13. 【請求項13】前記の電波吸収体敷設構造において、 前記の固定具(17)は、その部分円筒形の内面に滑ら
    かで滑りやすい表面を持ったすべりシート(17a)を
    備えたことを特徴とする、 請求項9に記載の電波吸収体敷設構造。
  14. 【請求項14】前記の電波吸収体敷設構造において、 前記のすべりシート(17a)は、その表面に導電性を
    持った物質を配した構造を持つことを特徴とする、 請求項3、請求項5、請求項8及び請求項13のいずれ
    か1項に記載の電波吸収体敷設構造。
  15. 【請求項15】前記の電波吸収体敷設構造において、 前記のすべりシート(17a)は積層構造を成し、前記
    の層の一つとして電波の透過を阻止するシールド材によ
    る層を持つことを特徴とする、 請求項14に記載の電波吸収体敷設構造。
  16. 【請求項16】前記の電波吸収体敷設構造において、 前記のすべりシート(17a)は積層構造を成し、前記
    の層の一つとして前記のすべりシート(17a)に侵入
    した電波を吸収する電波吸収材による層を持つことを特
    徴とする、 請求項14に記載の電波吸収体敷設構造。
  17. 【請求項17】電波測定施設の床の、電波吸収体敷設構
    造において、 前記の電波測定施設に設けるターンテーブル(2)に載
    置する電波吸収体(2b)と、前記のターンテーブル
    (2)の周縁部の床面(1)に載置する電波吸収体
    (3)とを敷設する際に、前記の電波吸収体(2b)と
    電波吸収体(3)との間に挿入してその隙間を確保する
    隙間確保治具(20)を備えることを特徴とする、 電波吸収体敷設構造。
  18. 【請求項18】前記の電波吸収体敷設構造において、 前記の隙間確保治具(20)の有する差し込み部(20
    a)は、厚み変更レバー(20c)の操作によって回転
    して隔壁(21a、21b)の対峙する距離を変更する
    アクチュエータ(23)を備えることを特徴とする、 請求項17に記載の電波吸収体敷設構造。
  19. 【請求項19】前記の電波吸収体敷設構造において、 前記の隙間確保治具(20)の有する差し込み部(20
    a)は、厚み変更レバー(20c)の操作によって内部
    圧力を増減して隔壁(21a、21b)の対峙する距離
    を変更するバルーン(24)を備えることを特徴とす
    る、 請求項17に記載の電波吸収体敷設構造。
  20. 【請求項20】電波測定施設の床の、電波吸収体敷設構
    造において、 前記の電波測定施設に設けるターンテーブル(2)の外
    周部に前記のターンテーブル(2)に載置する電波吸収
    体(2b)を固定する内側固定リング(31)を備え、
    また前記のターンテーブル(2)を囲む床面(1)の穴
    縁に前記の床面(1)に載置する電波吸収体(3)を固
    定する外側固定リング(30)を備えることを特徴とす
    る、 電波吸収体敷設構造。
  21. 【請求項21】電波測定施設の床の、電波吸収体敷設構
    造において、 前記の電波測定施設に設けるターンテーブル(2)の外
    周部に前記のターンテーブル(2)に載置する電波吸収
    体(2b)を固定してその円筒外周面に滑らかで滑りや
    すい表面を持ったすべりシート(34a)を備えた内側
    固定リング(34)を備え、また前記のターンテーブル
    (2)を囲む床面(1)の穴縁に前記の床面(1)に載
    置する電波吸収体(3)を固定して前記のターンテーブ
    ル(2)に載置した電波吸収体(2b)の位置を規正す
    る突起部(33b)を備えた外側固定リング(33)を
    備えることを特徴とする、 電波吸収体敷設構造。
  22. 【請求項22】電波測定施設の床の、電波吸収体敷設構
    造において、 前記の電波測定施設に設けるターンテーブル(2)の外
    周部に前記のターンテーブル(2)に載置する電波吸収
    体(2b)を固定する内側固定リング(37)を備え、
    また前記のターンテーブル(2)を囲む床面(1)の穴
    縁に前記の床面(1)に載置する電波吸収体(3)を固
    定して前記のターンテーブル(2)に載置した電波吸収
    体(2b)の位置を規正する回転子(36b)を備えた
    外側固定リング(36)を備えることを特徴とする、 電波吸収体敷設構造。
  23. 【請求項23】電波測定施設の床の、電波吸収体敷設構
    造において、 前記の電波測定施設に設けるターンテーブル(2)およ
    び床面(1)に載置する個々の電波吸収体(2b、3)
    の位置を固定する位置決めピン(38)と、前記の位置
    決めピン(38)を突き出させるアクチュエータ(38
    a)とを備えることを特徴とする、 電波吸収体敷設構造。
  24. 【請求項24】電波測定施設の床の、電波吸収体敷設構
    造において、 前記の電波測定施設に設けるターンテーブル(2)およ
    び床面(1)に、個々の電波吸収体(2b、3)を固定
    する位置決め穴(42)を備え、また前記の位置決め穴
    (42)に嵌め合うピン(41a)を備えた位置決めコ
    マ(41)を備えることを特徴とする、 電波吸収体敷設構造。
  25. 【請求項25】前記の電波吸収体敷設構造において、 前記の電波測定施設に敷設する個々の電波吸収体(2
    b、3)は、前記の位置決めコマ(41)に嵌め合う位
    置決めくぼみ(40)を備えることを特徴とする、 請求項24に記載の電波吸収体敷設構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005274570A (ja) * 2004-03-22 2005-10-06 Motorola Inc 改良型試験台を備えた高周波無響室

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