JP2789429B2 - フリーアクセスフロアのレベル調整装置 - Google Patents
フリーアクセスフロアのレベル調整装置Info
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- JP2789429B2 JP2789429B2 JP19906094A JP19906094A JP2789429B2 JP 2789429 B2 JP2789429 B2 JP 2789429B2 JP 19906094 A JP19906094 A JP 19906094A JP 19906094 A JP19906094 A JP 19906094A JP 2789429 B2 JP2789429 B2 JP 2789429B2
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- Japan
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- sheet
- floor
- free access
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、フリーアクセスフロア
に関するものであり、特に支持脚上で相互に突き合わさ
れて載置されたフリーアクセスフロアパネル間に生ずる
段差をなくすことができる調整装置の改良に関する。
に関するものであり、特に支持脚上で相互に突き合わさ
れて載置されたフリーアクセスフロアパネル間に生ずる
段差をなくすことができる調整装置の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】電子計算機室やＯＡ室の床には、基礎床
上に多数の支持脚を碁盤目状に立設し、隣接するフロア
パネルのコーナー部が上記支持脚上で相互に突き合わさ
れて載置されることによって構成されたフリーアクセス
フロアと称される床構造が広く採用されている。この種
の床構造に使用される支持脚は通常、高さ調節が自在な
ものとされているが、支持脚の高さ調整を行っても、主
にフロアパネルの厚さのバラツキ等により、支持脚上で
相互に突き合わされて載置されたフロアパネル間に微小
な段差が生ずる場合がある。従来、このような微小な段
差の調整はフロアパネルと支持脚との間にスペーサーを
介在させることによって行われるのが一般的である。
上に多数の支持脚を碁盤目状に立設し、隣接するフロア
パネルのコーナー部が上記支持脚上で相互に突き合わさ
れて載置されることによって構成されたフリーアクセス
フロアと称される床構造が広く採用されている。この種
の床構造に使用される支持脚は通常、高さ調節が自在な
ものとされているが、支持脚の高さ調整を行っても、主
にフロアパネルの厚さのバラツキ等により、支持脚上で
相互に突き合わされて載置されたフロアパネル間に微小
な段差が生ずる場合がある。従来、このような微小な段
差の調整はフロアパネルと支持脚との間にスペーサーを
介在させることによって行われるのが一般的である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のスペーサーは支持脚上に固定されることなく載置され
るだけの場合も多く、このような場合レイアウトの変更
時などにフロアパネルが取り外された際に動いてしま
い、フロアパネルを載置する際に再度調整を行う必要が
ある。
のスペーサーは支持脚上に固定されることなく載置され
るだけの場合も多く、このような場合レイアウトの変更
時などにフロアパネルが取り外された際に動いてしま
い、フロアパネルを載置する際に再度調整を行う必要が
ある。
【０００４】また、この種のスペーサーは歩行感の面か
ら適度な柔軟性と弾力性を備えたものであることが望ま
しく、また、長期間に亘る使用により圧縮復元力が低下
することのないものであることが望ましい。さらに、フ
ロア上のＯＡ機器等に静電障害を及ぼすことのないよう
静電気を帯び易いものでないことが望ましい。
ら適度な柔軟性と弾力性を備えたものであることが望ま
しく、また、長期間に亘る使用により圧縮復元力が低下
することのないものであることが望ましい。さらに、フ
ロア上のＯＡ機器等に静電障害を及ぼすことのないよう
静電気を帯び易いものでないことが望ましい。
【０００５】
【発明の目的】本発明は、支持脚上で相互に付き合わさ
れて載置されたフリーアクセスフロアパネル間に生ずる
段差をなくすために設けたスペーサーを動かないように
保持することができ、かつ必要に応じてそのスペーサー
を容易に取り外すことができるフリーアクセスフロアの
レベル調整装置を提供することを主たる目的としてい
る。
れて載置されたフリーアクセスフロアパネル間に生ずる
段差をなくすために設けたスペーサーを動かないように
保持することができ、かつ必要に応じてそのスペーサー
を容易に取り外すことができるフリーアクセスフロアの
レベル調整装置を提供することを主たる目的としてい
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のフリーアクセス
フロアのレベル調整装置は、基礎床上に多数の支持脚を
碁盤目状に立設し、隣接するフロアパネルのコーナー部
が前記支持脚上で相互に突き合わされて載置されること
によって構成されるフリーアクセスフロアにおいて、前
記支持脚上に、ゴムラテックスまたは膠質物質を含浸し
た繊維質シートの裏面に粘着剤が塗布されたシート状の
スペーサーを貼着することにより、前記支持脚上で相互
に突き合わされて載置されたフロアパネル間に生ずる段
差を調整したことを特徴としている。
フロアのレベル調整装置は、基礎床上に多数の支持脚を
碁盤目状に立設し、隣接するフロアパネルのコーナー部
が前記支持脚上で相互に突き合わされて載置されること
によって構成されるフリーアクセスフロアにおいて、前
記支持脚上に、ゴムラテックスまたは膠質物質を含浸し
た繊維質シートの裏面に粘着剤が塗布されたシート状の
スペーサーを貼着することにより、前記支持脚上で相互
に突き合わされて載置されたフロアパネル間に生ずる段
差を調整したことを特徴としている。
【０００７】本発明の構成において、シート状のスペー
サーに使用する繊維質シートに含浸させるゴムラテック
スとしては、ＮＢＲゴムラテックスまたはＳＢＲゴムラ
テックスが好ましく、膠質物質としては、ゼラチン、に
かわなどが好ましい。また、繊維質シートは一般に摩擦
により帯電し易いため、本発明に使用されるシート状の
スペーサーに使用する繊維質シートは、帯電防止処理を
施したものが好ましい。帯電防止処理は界面活性剤を含
浸することによって行うのが簡便な方法である。
サーに使用する繊維質シートに含浸させるゴムラテック
スとしては、ＮＢＲゴムラテックスまたはＳＢＲゴムラ
テックスが好ましく、膠質物質としては、ゼラチン、に
かわなどが好ましい。また、繊維質シートは一般に摩擦
により帯電し易いため、本発明に使用されるシート状の
スペーサーに使用する繊維質シートは、帯電防止処理を
施したものが好ましい。帯電防止処理は界面活性剤を含
浸することによって行うのが簡便な方法である。
【０００８】
【作用】本発明のフリーアクセスフロアのレベル調整装
置は、裏面に粘着剤が塗布されたシート状のスペーサー
を支持脚に貼着した構成であるため、スペーサーは粘着
剤によって支持脚に固定され、フロアパネルを取り外し
た際にスペーサーが動いてしまうことがない。しかもそ
のスペーサーは、必要に応じて容易に取り外すことがで
きる。
置は、裏面に粘着剤が塗布されたシート状のスペーサー
を支持脚に貼着した構成であるため、スペーサーは粘着
剤によって支持脚に固定され、フロアパネルを取り外し
た際にスペーサーが動いてしまうことがない。しかもそ
のスペーサーは、必要に応じて容易に取り外すことがで
きる。
【０００９】また、本発明に使用されるシート状のスペ
ーサーは、繊維質シートにゴムラテックスまたは膠質物
質を含浸したものであるため、ゴムラテックスや膠質物
質により適度な柔軟性と弾力性が付与され、フリーアク
セスフロアの歩行感に支障をきたすことがなく、繊維の
働きにより、長期間に亘る使用により圧縮復元力が低下
することはない。さらに、シート状のスペーサーに使用
される繊維質シートを帯電防止処理を施したものとする
ことにより、フロア上のＯＡ機器等の静電障害が防止さ
れる。
ーサーは、繊維質シートにゴムラテックスまたは膠質物
質を含浸したものであるため、ゴムラテックスや膠質物
質により適度な柔軟性と弾力性が付与され、フリーアク
セスフロアの歩行感に支障をきたすことがなく、繊維の
働きにより、長期間に亘る使用により圧縮復元力が低下
することはない。さらに、シート状のスペーサーに使用
される繊維質シートを帯電防止処理を施したものとする
ことにより、フロア上のＯＡ機器等の静電障害が防止さ
れる。
【００１０】
【実施例】図１〜図３に、本発明の一実施例を示す。同
図において、１ａ，１ｂ，１ｃ，１ｄは隣接して敷き並
べられたフロアパネル、Ａは隣接して敷き並べられたフ
ロアパネルをそのコーナー部で共通に支持し得るように
基礎床上に碁盤目状に立設された支持脚である。支持脚
Ａは基礎床上に固定される固定プレート２と、この固定
プレート２上に立設された高さ調節自在な支柱３と、支
柱３の上端に取り付けられたパネル受座４とによって構
成されている。
図において、１ａ，１ｂ，１ｃ，１ｄは隣接して敷き並
べられたフロアパネル、Ａは隣接して敷き並べられたフ
ロアパネルをそのコーナー部で共通に支持し得るように
基礎床上に碁盤目状に立設された支持脚である。支持脚
Ａは基礎床上に固定される固定プレート２と、この固定
プレート２上に立設された高さ調節自在な支柱３と、支
柱３の上端に取り付けられたパネル受座４とによって構
成されている。
【００１１】また、前記パネル受座４にはフロアパネル
の位置規制用の突条５が設けられており、上面にクッシ
ョン材６が取り付けられている。そして、クッション材
６に、支持脚で支持されているパネル１ａ，１ｂ，１
ｃ，１ｄのうち、段差の調整が必要とされたパネル１ａ
に当るクッション材６上に段差調整用のシート状スペー
サーＢが貼着されている。
の位置規制用の突条５が設けられており、上面にクッシ
ョン材６が取り付けられている。そして、クッション材
６に、支持脚で支持されているパネル１ａ，１ｂ，１
ｃ，１ｄのうち、段差の調整が必要とされたパネル１ａ
に当るクッション材６上に段差調整用のシート状スペー
サーＢが貼着されている。
【００１２】前記段差調整用のシート状スペーサーＢ
は、図３に示すように、吸水性に優れた有機繊維質の原
紙にゼラチン、にかわ、エチレングリコール、および界
面活性剤の混合物の水溶液からなる含浸液を含浸した
後、含浸液をゲル化させた繊維質シート７の裏面に粘着
剤８を塗布したものである。９は離型紙であり、これは
スペーサーの使用時に剥離する。
は、図３に示すように、吸水性に優れた有機繊維質の原
紙にゼラチン、にかわ、エチレングリコール、および界
面活性剤の混合物の水溶液からなる含浸液を含浸した
後、含浸液をゲル化させた繊維質シート７の裏面に粘着
剤８を塗布したものである。９は離型紙であり、これは
スペーサーの使用時に剥離する。
【００１３】前記構成のスペーサーＢは、工場で製造さ
れる段階で予め繊維質シート７の裏面に粘着剤８が塗布
され、さらに離型紙９が貼着されたものとしておくと取
り扱い易い。さらに、図４に示したように、スペーサー
素材Ｂ’から前記スペーサーＢを半打ち抜き加工をした
ものとしておくと、作業現場で切り出す必要がなく、さ
らに取り扱い易い。
れる段階で予め繊維質シート７の裏面に粘着剤８が塗布
され、さらに離型紙９が貼着されたものとしておくと取
り扱い易い。さらに、図４に示したように、スペーサー
素材Ｂ’から前記スペーサーＢを半打ち抜き加工をした
ものとしておくと、作業現場で切り出す必要がなく、さ
らに取り扱い易い。
【００１４】
【発明の効果】本発明のフリーアクセスフロアのレベル
調整装置は、裏面に粘着剤が塗布されたシート状のスペ
ーサーを支持脚に貼着したものであるため、スペーサー
が支持脚に固定されフロアパネルを取り外した際にスペ
ーサーが動いてしまうことがない。しかも、前記スペー
サーは、必要に応じて容易に取り外すことができる。ま
た、本発明に使用されるシート状のスペーサーは、ゴム
ラテックスまたは膠質物質を含浸した繊維質シートを使
用したものであるため、適度な柔軟性と弾力性を有し、
フリーアクセスフロアの歩行感に支障をきたすことがな
く、長期間に亘る使用によりスペーサーの圧縮復元力が
低下することもない。さらに、前記シート状のスペーサ
ーを帯電防止処理を施した繊維質シートを使用したもの
にすることにより、フロア上のＯＡ機器等の静電障害が
防止される。加えて、スペーサーは工場で製造される段
階で裏面に粘着剤が塗布され、離型紙が貼着されたもの
とし、さらに、半打ち抜き加工をしたものとしておくこ
とにより取り扱い易いものとすることができる。
調整装置は、裏面に粘着剤が塗布されたシート状のスペ
ーサーを支持脚に貼着したものであるため、スペーサー
が支持脚に固定されフロアパネルを取り外した際にスペ
ーサーが動いてしまうことがない。しかも、前記スペー
サーは、必要に応じて容易に取り外すことができる。ま
た、本発明に使用されるシート状のスペーサーは、ゴム
ラテックスまたは膠質物質を含浸した繊維質シートを使
用したものであるため、適度な柔軟性と弾力性を有し、
フリーアクセスフロアの歩行感に支障をきたすことがな
く、長期間に亘る使用によりスペーサーの圧縮復元力が
低下することもない。さらに、前記シート状のスペーサ
ーを帯電防止処理を施した繊維質シートを使用したもの
にすることにより、フロア上のＯＡ機器等の静電障害が
防止される。加えて、スペーサーは工場で製造される段
階で裏面に粘着剤が塗布され、離型紙が貼着されたもの
とし、さらに、半打ち抜き加工をしたものとしておくこ
とにより取り扱い易いものとすることができる。
【図１】本発明の一実施例を示すフリーアクセスフロア
のレベル調整装置の側面図である。
のレベル調整装置の側面図である。
【図２】前記装置の平面図である。
【図３】スペーサーの拡大断面図である。
【図４】スペーサーを半打ち抜き加工とした素材の平面
図である。
図である。
１ａ〜１ｄ フロアパネル Ａ 支持脚 ２ 固定プレート ３ 支柱 ４ パネル受座 ５ フロアパネルの位置規制用突条 ６ クッション材 Ｂ シート状スペーサー ７ 繊維質シート ８ 粘着剤 ９ 離型紙 Ｂ’ スペーサー素材
Claims (5)
- 【請求項１】 基礎床上に多数の支持脚を碁盤目状に立
設し、隣接するフロアパネルのコーナー部が前記支持脚
上で相互に突き合わされて載置されることによって構成
されるフリーアクセスフロアにおいて、前記支持脚上
に、ゴムラテックスまたは膠質物質を含浸した繊維質シ
ートの裏面に粘着剤が塗布されたシート状のスペーサー
を貼着することにより、前記支持脚上で相互に突き合わ
されて載置されたフロアパネル間に生ずる段差を調整し
たことを特徴とするフリーアクセスフロアのレベル調整
装置。 - 【請求項２】 シート状のスペーサーに、ＮＢＲゴムラ
テックスまたはＳＢＲゴムラテックスを含浸した繊維質
シートが用いられている請求項１に記載のフリーアクセ
スフロアのレベル調整装置。 - 【請求項３】 シート状のスペーサーに、膠質物質とし
てゼラチンを含浸した繊維質シートが用いられている請
求項１に記載のフリーアクセスフロアのレベル調整装
置。 - 【請求項４】 シート状のスペーサーに、帯電防止処理
を施した繊維質シートが用いられている請求項１ないし
請求項３のいずれかに記載のフリーアクセスフロアのレ
ベル調整装置。 - 【請求項５】 シート状のスペーサーに、界面活性剤に
よる帯電防止処理を施した繊維質シートが用いられてい
る請求項１ないし請求項３のいずれかに記載のフリーア
クセスフロアのレベル調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19906094A JP2789429B2 (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | フリーアクセスフロアのレベル調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19906094A JP2789429B2 (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | フリーアクセスフロアのレベル調整装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0842118A JPH0842118A (ja) | 1996-02-13 |
| JP2789429B2 true JP2789429B2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=16401446
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19906094A Expired - Fee Related JP2789429B2 (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | フリーアクセスフロアのレベル調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2789429B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010270568A (ja) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 床パネルの支持構造及床パネルの支持方法 |
| JP6567246B2 (ja) * | 2013-09-02 | 2019-08-28 | ニチアス株式会社 | フリーアクセスフロア |
| CN105604294B (zh) * | 2015-12-18 | 2017-09-22 | 魏其训 | 一种防静电地板安装支架 |
-
1994
- 1994-08-01 JP JP19906094A patent/JP2789429B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0842118A (ja) | 1996-02-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |