JP2000011382A - 光ディスク記録装置 - Google Patents
光ディスク記録装置Info
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- G11B7/0045—Recording
- G11B7/00456—Recording strategies, e.g. pulse sequences
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Abstract
スクに各記録速度倍率で記録を行うときの再生信号品位
の向上を図る。 【解決手段】 レーザ光の照射時間を、記録すべきピッ
ト長nTに応じて (n−K)T+Δ3T 但し、K:定数 Δ3T:3T長ピット記録時に付加する値 に制御するとともに、ピットを形成するレーザ光の照射
開始当初にレーザ光のビームパワー値を基準の記録パワ
ー値に対して所定期間一時的に増大させるトップパワー
付加パルスを付加する制御を行う。各記録速度倍率ごと
にK値、Δ3T値、トップパワー付加パルスの付加レベ
ル値ΔPを最適化する。
Description
ィスクの記録面に照射してピットを形成して情報の記録
を行うマーク長記録方式の光ディスク記録装置に関し、
シアニン系ディスクおよびフタロシアニン系ディスクに
各種記録速度倍率で記録を行ったときの再生信号品位
(ジッタ、デビエーション(deviation:ピッ
トあるいはランドの正規の長さからのずれ量)、エラー
レート等)の向上を図ったものである。
て、CD−WO(CD WriteOnce)規格(通
称オレンジブック規格)がある。CD−WO規格では、
ピット形式時のレーザ光の照射時間の規格(記録ストラ
テジー)がディスクの色素種類によらず1倍速記録時、
2倍速記録時ともに (n−1)T+Δ3T 但し、nT:形成するピット長でn=3〜11 Δ3T:3T長ピット記録時に付加する値 と定められている。
るパラメータとしてターゲットβが定義されている。タ
ーゲットβは、光ディスクから読み出された信号(HF
信号)から直流成分を除去した信号の+側のピーク値を
A1、−側のピーク値をA2とすると、それらの和と差
の比すなわち、 β=(A1+A2)/(A1−A2) として定義される。記録速度倍率が同じ場合には、記録
パワーを高くするとターゲットβの値は高くなり記録パ
ワーを低くするとターゲットβの値は低くなる。また、
記録速度倍率が異なる場合には、ターゲットβの値を一
定に保つには、記録速度倍率が高くなるほど記録パワー
を高くする必要がある。オレンジブック規格では、ター
ゲットβの値が、記録速度倍率によらず0〜8%と定め
られている。すなわち、記録速度倍率によらずターゲッ
トβの値が0〜8%となるように、記録速度倍率ごとに
記録パワー値が定められる。
33596には、レーザ光の照射時間が (n−K)T+α(nT)−β(mT) 但し、K:定数 α(nT):ピット長ごとの補正量で、例えば α(3T)≧α(4T)≧α(5T)≧……≧α(8T) (α(3T)>α
(8T)) β(mT):直前のランド長ごとの補正量(ターゲットβと
は無関係のパラメータ)で、少くとも β(3T)≧β(4T)≧β(5T)≧……≧β(8T) (β(3T)>β
(8T)) で、K値をディスクの色素種類によらず、6倍速記録で
K=0〜0.5T、8倍速記録でK=0〜0.3Tに設
定した記録ストラテジーが開示されている。
は、光ディスクの色素種類や記録速度倍率によって変化
し、前記オレンジブック規格による統一の照射時間制御
では最適な再生信号品位が得られなかった。また、記録
速度倍率を高くして記録するにつれて再生信号に波形歪
が現れ易くなるため、記録速度倍率によらずターゲット
βの値を0〜8%に固定すると、記録速度倍率が高くな
るにつれて再生信号波形に波形歪が現れ易くなり、再生
信号品位が悪化していた。また、特願平8−23939
6の記録ストラテジーでは、ディスク種類によっては必
ずしも最適な再生信号品位が得られなかった。
点を解決して、光ディスクの色素種類や記録速度倍率に
応じて最適な再生信号品位が得られる光ディスク記録装
置を提供しようとするものである。
ディスクとフタロシアニン系ディスクをそれぞれ記録速
度倍率を可変に記録可能な光ディスク記録装置であっ
て、レーザ光の照射時間を、記録すべきピット長nTに
応じて (n−K)T+Δ3T 但し、K:定数 Δ3T:3T長ピット記録時に付加する値 に制御するとともに、ピットを形成するレーザ光の照射
開始当初にレーザ光のビームパワー値を基準の記録パワ
ー値に対して所定期間一時的に増大させるトップパワー
付加パルスを付加する制御を行うもので、ディスク種類
および記録速度倍率の組合せに応じてK値、Δ3T値お
よびトップパワー付加パルスの付加レベル値を最適化す
ることにより、最適な再生信号品位が得られるようにし
たものである。
倍率を可変に記録可能な光ディスク記録装置であって、
記録速度倍率が高くなるほど、ピットの記録深さの目標
値に関連するパラメータである再生信号のターゲットβ
の値が低くなるようにレーザ光の記録パワー値を制御し
て、記録を行う制御手段を具備しているものである。こ
れによれば、記録速度倍率を高くし記録しても、再生信
号に波形歪が現れにくくなり、再生信号品位が向上す
る。
ーゲットβの値が低くなるようにレーザ光の記録パワー
値を制御して記録を行う方法としては、例えば記録速度
倍率が高くなるほど低くなるターゲットβの最適値を予
め求めて、記録速度倍率ごとのターゲットβの最適値を
目標値としてメモリに記憶しておき、記録速度倍率を設
定してオレンジブック規格で定められているOPC(Op
timum Power Control)制御による試し記録を実行し
て、該記録速度倍率について定められたターゲットβの
目標値が実現されるレーザ光の記録パワー値を自動的に
求めてメモリに記憶し、該記録速度倍率での本番の記録
時に、該記録パワー値を目標値として実際の記録パワー
値を制御して記録を行うようにすることができる。
PC制御と同様に、記録速度倍率を一定に保持して、レ
ーザ光の記録パワーを様々に変化させてリードイン領域
よりも内周側のPCA(Power Calibration Area)に試
し記録を行い、記録後これを再生し、再生HF信号に含
まれる直流成分をハイパスフィルタ等でカットし、該信
号の+側のピーク値と−側のピーク値を検出し、両ピー
ク値の和と差の比を演算して記録パワーごとのターゲッ
トβの値を求め、該各演算結果を該記録速度倍率につい
て定められたターゲットβの目標値と比較し、該目標値
に最も近いターゲットβの値が得られる記録パワーを求
め、該記録パワーを記録速度倍率における記録パワーの
目標値として記憶する。OPC制御はこの一連の動作を
自動的に実行する。
号のターゲットβの値が低くなるようにレーザ光の記録
パワー値を制御して記録を行う別の方法としては、光デ
ィスク記録装置が自らOPC制御を行うのに代えて、デ
ィスク種類ごと(色素種類別、メーカ別等)に、記録速
度倍率が高くなるほど低くなるターゲットβの最適値を
実現する記録パワー値を別途予め求めてメモリに記憶し
て光ディスク記録装置に予め組み込んでおき、光ディス
ク記録装置は記録を行うときに、ディスク種類を光ディ
スクに記録されたディスクID等により検出し、これと
記録速度倍率の設定情報により、該当する記録パワー値
をメモリから読み出して、該記録パワー値を目標値とし
て記録パワー値を制御して実際の記録を行うようにする
ことができる。
のレーザパワーの時間変化パターンの一例を図2に示
す。これはレーザ光の照射時間を、記録すべきピット長
nT(n=3,4,……,11)に応じて (n−K)T+Δ3T 但し、K:定数(同一記録速度倍率ではピット長に関係
なく一定) Δ3T:3T長ピット記録時に付加する値 に制御するとともに、各ピットを形成するレーザ光の照
射開始当初にレーザ光のビームパワー値を基準の記録パ
ワー値に対して所定期間一時的に増大させるトップパワ
ー付加パルスを、該当する記録速度倍率(後述する表1
〜表5においてΔP値が0%以外の記録速度倍率)につ
いては全てのピット長のピットに付加する制御を行うよ
うにしたものである。すなわち、n=3のときはレーザ
パワーを(3−K)T+Δ3Tの期間トップパワーPt
に高めて3T長のピットを形成し、n=4〜11のとき
はレーザパワー(n−K)Tの期間トップパワーPtに
高めて4T〜11T長のピットを形成する。ピットとピ
ットの間はレーザパワーをボトムパワーPbに下げてラ
ンドを形成する。トップパワーPtの立上り当初には付
加レベル値がΔPで幅がΔtのトップパワー付加パルス
P1を付加して、エネルギ投入量(増加量)を微調整し
て、ピット後縁位置を微調整する。また、必要に応じ
て、トップパワーPtの立下り当初にパワー値が0で適
宜の幅のボトムパワーオフパルスP2を形成して、エネ
ルギ投入量(減少量)を微調整して、ランド後縁位置
(次のピットの前縁位置)を微調整する。
系ディスク、フタロシアニン系ディスクにK値、Δ3T
値、ΔP値を様々に変えて、各種記録速度倍率で記録を
行ったときの再生信号の特性を図3〜図19に示す。な
お、トップパワー付加パルスP1のパルス幅Δtはトッ
プパワー付加パルスP1を付加するいずれの記録速度倍
率のいずれのピット長においても1.25Tで一定とし
た。また、ボトムパワーオフパルスP2は付加しなかっ
た(つまり、ランド形成区間全体をボトムパワーPbで
一定とした。)。オレンジブック規格によれば、3Tピ
ットジッタ、3Tランドジッタはターゲットβが0〜8
%の範囲内で35nsec以下、11Tピットデビエーショ
ンはターゲットβが0〜8%の範囲内で±60nsec内に
収まることが要求されている。この要求を満たすK値、
Δ3T値、ΔP値について検討する。
ィスクに1倍速記録を行ったときの再生信号の3Tピッ
トジッタ特性を図3に示す。これによれば、K値を1よ
り大きくすることで、ピットジッタが良くなる。そこ
で、K=1.25に設定し、Δ3T値を変えて同ディス
クに1倍速記録を行ったところ、図4の3Tランドジッ
タ特性が得られた。これによれば、Δ3T=0.3Tと
することでランドジッタが良くなり、パワーマージンが
広がる。
ィスクに2倍速記録を行ったときの再生信号の3Tラン
ドジッタ特性を図5に示す。これによれば、K値を1よ
り小さくすることで、ランドジッタが良くなリ、パワー
マージンが広がる。そこで、K=0.75に設定し、Δ
3T値を変えて同ディスクに2倍速記録を行ったとこ
ろ、図6の3Tランドジッタ特性が得られた。これによ
れば、Δ3T=0.2Tとすることでランドジッタが良
くなり、パワーマージンが広がる。
ィスクに6倍速記録を行ったときの再生信号の3Tピッ
トジッタ特性を図7に示す。これによれば、K=0.2
とすることでピットジッタが良くなり、パワーマージン
が広がる。そこで、K=0.2に設定し、Δ3T値を変
えて同ディスクに6倍速記録を行ったところ、図8の3
Tピットジッタ特性が得られた。これによれば、Δ3T
=0.1Tとすることでピットジッタが良くなり、パワ
ーマージンが広がる。
てフタロシアニン系ディスクに6倍速記録を行ったとき
の再生信号の3Tピットジッタ特性を図9に示す。これ
によれば、K=0.2とすることでピットジッタが良く
なり、パワーマージンが広がる。そこで、K=0.2に
設定し、ΔP値を変えて同ディスクに6倍速記録を行っ
たところ、図10の3Tピットジッタ特性および図11
の11ピットデビエーション特性が得られた。これによ
れば、ΔP=15%(ΔPの数値(%)は、図2のPt
−Pbに対する割合である。)とΔP=20%では、パ
ワーマージンは同程度であるが(図10)、ΔP=15
%の方が11Tピットデビエーションが良いことから
(図11)、ΔP=15%の方が好ましいといえる。
ィスクに8倍速記録を行ったときの再生信号の3Tラン
ドジッタ特性、3Tピットジッタ特性を図12,図13
にそれぞれ示す。これによれば、K=0.00とする
と、ランドジッタの立ち上がりはK=−0.12よりも
早くパワーマージンが狭いが(図12)、ピットジッタ
についてはK=0.00の方がパワーマージンが広いた
め(図13)、K=0.00の方が好ましいといえる。
そこで、K=0.00に設定し、ΔP値を変えて同ディ
スクに8倍速記録を行ったところ、図14の3Tピット
ジッタ特性および図15の11Tピットデビエーション
特性が得られた。これによれば、ΔP=20%とΔP=
30%とでは、ピットジッタはΔP=30%の方が良い
が(図14)、ΔP=30%は11Tピットデビエーシ
ョンが規格を満たさないので、ΔP=20%が適正であ
る。
フタロシアニン系ディスクに8倍速記録を行ったときの
再生信号の3Tピットジッタ特性、3Tランドジッタ特
性を図16,図17にそれぞれ示す。これによれば、K
=0.12とすると、ピットジッタ、ランドジッタとも
に良好となる。そこで、K=0.12に設定し、ΔP値
を変えて同ディスクに8倍速記録を行ったところ、図1
8の3Tピットジッタ特性および図19の3Tランドジ
ッタ特性が得られた。これによれば、ΔP=20%とす
ると、パワーマージンが広くなる。
ート特性(C1エラー特性等)等)を勘案してシアニン
系ディスクとフタロシアニン系ディスクについて各記録
速度倍率ごとのK値、Δ3T値、ΔP値の最適値の範囲
を求めたところ、表1〜表5の結果が得られた。なお、
ΔP値はパルス幅Δtが1.25Tの場合のものであ
る。パルス幅Δtが1.25Tでないときは、1.25
Tの場合と同等のレーザ光エネルギを供給するようにΔ
P値を設定する(Δt値を大きくすればΔP値を小さく
し、Δt値を小さくすればΔP値を大きくする。)。
と、次式で近似できる。
に変えてシアニン系ディスクに記録したときの再生信号
の3Tランドジッタ特性を図20に示す。これによれ
ば、記録速度倍率が高くなるほどターゲットβの値を低
くした方がランドジッタが良好となることがわかる。各
記録速度倍率ごとのターゲットβの最適な範囲を表6に
示す(シアニン系ディスク、フタロシアニン系ディスク
に共通に適用可能である。)。
レーザパワーで変わるから、ターゲットβは記録時のレ
ーザパワー(トップパワー)Ptで制御することができ
る。すなわち、レーザパワーPtを上げるとターゲット
βの値は高くなり、レーザパワーPtを下げるとターゲ
ットβの値は低くなる。したがって、最適なターゲット
βの値(表6)が得られるレーザパワーPtの値を予め
求めて、実際の記録時の記録速度倍率に応じて、該当す
るレーザパワーPtに制御して記録を行うことにより、
いずれの記録速度倍率で記録した時でも、再生信号の波
形歪を低く抑えてジッタを良好にすることができる。
を表1〜表6のように設定して記録を行うこの発明の光
ディスク記録装置の実施の形態を以下説明する。図21
はこの発明が適用された光ディスク記録再生装置1のシ
ステム構成を示すものである。入力装置28ではオペレ
ータの操作等により記録速度倍率が設定される。ディス
クサーボ回路16は、システムコントローラ19からの
指令により、スピンドルモータ12を設定された記録速
度倍率で線速度一定(1倍速時は1.2m/s〜1.4
m/s、2倍速時は1倍速時の2倍、4倍速時は1倍速
時の4倍、6倍速時は1倍速時の6倍、8倍速時は1倍
速時の8倍)。速度一定制御は、オレンジブック規格の
場合、プリグルーブのウォブル(Wobble)が2
2.05kHz になるように規定されているので、光ヘッ
ド13の出力信号からウォブルを検出して(トラッキン
グエラー信号の残留分から検出できる。)、これが所定
の周波数(1倍速時は22.05kHz 、2倍速時は4
4.1kHz 、4倍速時は88.2kHz 、6倍速時は13
2.3kHz 、8倍速時は176.4kHz 、……)で検出
されるようにスピンドルモータ12をPLL制御するこ
とで実現される。
ボ回路18は、システムコントローラ19からの指令に
より、光ヘッド13内の半導体レーザから出射されるレ
ーザ光11のフォーカスおよびトラッキングを制御す
る。トラッキング制御は光ディスク10に形成されたプ
リグルーブを検出することにより行なわれる。フィード
サーボ回路17はシステムコントローラ19からの指令
により、フィードモータ20を駆動して光ヘッド13を
光ディスク10の径方向に移動させる。
CD−WOディスク)に記録すべき入力信号は、記録速
度倍率に応じた速度でディジタル信号の場合は直接記録
信号形成回路22に入力され、オーディオ信号等のアナ
ログ信号の場合はA/D変換器24を経て記録信号形成
回路22に入力される。記録信号形成回路22は、入力
データにインタリーブをかけて、エラーチェックコード
を付与し、またTOCおよびサブコード生成回路23で
生成されるTOC情報およびサブコード情報を付与し、
EFM変調してCD規格のフォーマットおよび記録速度
倍率に応じた転送レートで一連のシリアルデータを形成
し、記録信号として出力する。
ス15を介して記録信号補正回路26で使用ディスク種
類(色素材料別、メーカ別等)、線速度、記録速度倍率
等に応じて選択された記録ストラテジーによる変調を受
けてレーザ発生回路25に入力される。レーザ発生回路
25は記録信号に応じて光ヘッド13内の半導体レーザ
を駆動してレーザ光を光ディスク10の記録面に照射
し、ピットを形成して記録を行なう。この時のレーザパ
ワーは記録速度倍率および必要に応じて線速度に応じた
値に指令され、ALPC(Automatic Laser Power Cont
rol )回路でこの指令されたパワーに高精度に制御され
る。これにより、光ディスク10にはCD規格のフォー
マット、転送速度および線速度(1.2〜1.4m/
s)でデータが記録される。なお、ターゲットβの値は
記録速度倍率が高くなるとぼ低くなるが、レーザ光の記
録パワー値自体は、記録速度倍率が高くなるほど高くな
る。
に再生用レーザ光を照射して再生すると、読出データは
信号再生処理回路30で復調され、そのままディジタル
信号として、またD/A変換器31でアナログ信号に変
換されて出力される。
記録制御の制御ブロックを図1に示す。記録速度倍率設
定手段28は図21の入力装置28に相当し、操作者の
操作により記録速度倍率(×1,×2,×4,×6,×
8,…)を設定する。ディスク種類および線速度判別手
段32は、装置にセットされている光ディスク10のデ
ィスク種類および線速度を判別するものである。ディス
ク種類は、例えば光ディスク10に予め記録されている
ディスクIDのうちディスク種類を示す情報を利用して
判別することができる。あるいはディスク種類の選択ス
イッチ等を用意しておいて、ユーザが選択操作してディ
スク種類の情報を入力することもできる。また、線速度
は例えばディスクのリードイン部のATIP信号に記録
されている録音時間(63分タイプ、74分タイプその
他それらの中間のタイプ)を読み取って、それから該当
する線速度を判別(63分タイプは1.4m/s、74
分タイプは1.2m/s)したり、スピンドルモータの
エンコーダ出力から算出することができる。
ク種類、線速度および記録速度倍率の組合せに応じて図
2の記録パルスを表1〜表5に適合する設定で発生する
記録ストラテジー(時間変化パターン、記録パワー等)
を記憶している。また、記録速度倍率が高くなるほど低
くなるターゲットβの最適値(表6に適合する値)も記
憶している。記録ストラテジー選択手段36は、入力さ
れるディスク種類、線速度、記録速度倍率の情報に応じ
て該当する記録ストラテジーを記録ストラテジー記憶手
段34から読み出す。制御手段38は読み出された記録
ストラテジーに応じて記録信号補正回路26を制御して
記録信号のピット形成部分やブランク形成部分の長さに
変調を加える。また、前述したOPC制御を実行して、
記録速度倍率ごとに定められたターゲットβの最適値を
実現する記録パワーを目標値として求めて記憶する。本
番の記録時には、レーザ発生回路25を制御して、レー
ザパワーを、指令された記録速度倍率について求められ
た目標値に制御する。また、ディスクサーボ回路16を
制御して、指令された記録速度倍率に相当する速度にス
ピンドルモータ12を回転制御する。このようにして、
光ディスク10の記録が行われる。なお、上記実施の形
態で記載した事項以外はオレンジブックパートII、Vo
l.3.0の規格に準拠する。
で、図21のシステムコントローラによる記録制御の内
容を示すものである。
間変化の一例を示す波形図である。
きの再生信号の3Tピットジッタ特性図である。
きの再生信号の3Tランドジッタ特性図である。
きの再生信号の3Tランドジッタ特性図である。
きの再生信号の3Tランドジッタ特性図である。
きの再生信号の3Tピットジッタ特性図である。
きの再生信号の3Tピットジッタ特性図である。
ったときの再生信号の3Tピットジッタ特性図である。
行ったときの再生信号の3Tピットジッタ特性図であ
る。
行ったときの再生信号の11Tピットデビエーション特
性図である。
ときの再生信号の3Tランドジッタ特性図である。
ときの再生信号の3Tピットジッタ特性図である。
ときの再生信号の3Tピットジッタ特性図である。
ときの再生信号の11Tピットデビエーション特性図で
ある。
行ったときの再生信号の3Tピットジッタ特性図であ
る。
行ったときの再生信号の3Tランドジッタ特性図であ
る。
行ったときの再生信号の3Tピットジッタ特性図であ
る。
行ったときの再生信号の3Tランドジッタ特性図であ
る。
を様々に変えて記録したときの再生信号の3Tランドジ
ッタ特性である。
置の実施の形態を示すシステム構成ブロック図である。
Claims (4)
- 【請求項1】シアニン系ディスクとフタロシアニン系デ
ィスクをそれぞれ記録速度倍率を可変に記録可能な光デ
ィスク記録装置であって、 レーザ光の照射時間を、記録すべきピット長nTに応じ
て (n−K)T+Δ3T 但し、K:定数 Δ3T:3T長ピット記録時に付加する値 に制御するとともに、ピットを形成するレーザ光の照射
開始当初にレーザ光のビームパワー値を基準の記録パワ
ー値に対して所定期間一時的に増大させるトップパワー
付加パルスを付加する制御を行う制御手段を有し、 該制御手段はK値、Δ3T値およびトップパワー付加パ
ルスの付加レベル値を、入力されまたは検出されるディ
スク種類および記録速度倍率の情報に応じて切り換え
て、6倍速時に、シアニン系ディスクではK値を0.1
〜0.25に設定し、Δ3T値を0.05T〜0.15
Tに設定し、フタロシアニン系ディスクではK値を0.
1〜0.25に設定し、トップパワー付加パルスを、パ
ルス幅が1.25Tで付加レベル値がトップパワーとボ
トムパワーのレベル差の10〜20%のパルスまたはこ
のパルスと同等のレーザ光エネルギを供給するパルス幅
および付加レベル値を有するパルスに設定する制御を行
う光ディスク記録装置。 - 【請求項2】シアニン系ディスクとフタロシアニン系デ
ィスクをそれぞれ記録速度倍率を可変に記録可能な光デ
ィスク記録装置であって、 レーザ光の照射時間を、記録すべきピット長nTに応じ
て (n−K)T+Δ3T 但し、K:定数 Δ3T:3T長ピット記録時に付加する値 に制御するとともに、ピットを形成するレーザ光の照射
開始当初にレーザ光のビームパワー値を基準の記録パワ
ー値に対して所定期間一時的に増大させるトップパワー
付加パルスを付加する制御を行う制御装置を有し、 該制御装置はK値、Δ3T値およびトップパワー付加パ
ルスの付加レベル値を、入力されまたは検出されるディ
スク種類および記録速度倍率の情報に応じて切り換え
て、8倍速時に、シアニン系ディスクではK値を−0.
1〜0.1に設定し、トップパワー付加パルスを、パル
ス幅が1.25Tで付加レベル値がトップパワーとボト
ムパワーのレベル差の15〜25%のパルスまたはこの
パルスと同等のレーザ光のエネルギを供給するパルス幅
および付加レベル値を有するパルスに設定し、フタロシ
アニン系ディスクではK値を0〜0.2に設定し、トッ
プパワー付加パルスを、パルス幅が1.25Tで付加レ
ベル値がトップパワーとボトムパワーのレベル差の15
〜25%のパルスまたはこのパルスと同等のレーザ光エ
ネルギを供給するパルス幅および付加レベル値を有する
パルスに設定する制御を行う光ディスク記録装置。 - 【請求項3】シアニン系ディスクとフタロシアニン系デ
ィスクをそれぞれ記録速度倍率を可変に記録可能な光デ
ィスク記録装置であって、 レーザ光の照射時間を、記録すべきピット長nTに応じ
て (n−K)T+Δ3T 但し、K:定数 Δ3T:3T長ピット記録時に付加する値 に制御するとともに、ピットを形成するレーザ光の照射
開始当初にレーザ光のビームパワー値を基準の記録パワ
ー値に対して所定期間一時的に増大させるトップパワー
付加パルスを付加する制御を行う制御手段を有し、 該制御手段はK値、Δ3T値およびトップパワー付加パ
ルスの付加レベル値を、入力されまたは検出されるディ
スク種類および記録速度倍率の情報に応じて切り換え
て、1倍速時に、シアニン系ディスクではK値を1.0
〜1.4に設定し、Δ3T値を0.25T〜0.35T
に設定し、フタロシアニン系ディスクではK値を0.8
〜1.2に設定しかつΔ3T値を0.05T〜0.15
Tに設定し、2倍速時に、シアニン系ディスクではK値
を0.6〜0.9に設定しかつΔ3T値を0.15T〜
0.25Tに設定し、フタロシアニン系ディスクではK
値を0.8〜1.2に設定しかつΔ3T値を0.1T〜
0.2Tに設定し、6倍速時に、シアニン系ディスクで
はK値を0.1〜0.25に設定し、Δ3T値を0.0
5T〜0.15Tに設定し、フタロシアニン系ディスク
ではK値を0.1〜0.25に設定し、トップパワー付
加パルスを、パルス幅が1.25Tで付加レベル値がト
ップパワーとボトムパワーのレベル差の10〜20%の
パルスまたはこのパルスと同等のレーザ光エネルギを供
給するパルス幅および付加レベル値を有するパルスに設
定し、8倍速時に、シアニン系ディスクではK値を−
0.1〜0.1に設定し、トップパワー付加パルスを、
パルス幅が1.25Tで付加レベル値がトップパワーと
ボトムパワーのレベル差の15〜25%のパルスまたは
このパルスと同等のレーザ光エネルギを供給するパルス
幅および付加レベル値を有するパルスに設定し、フタロ
シアニン系ディスクではK値を0〜0.2に設定し、ト
ップパワー付加パルスを、パルス幅が1.25Tで付加
レベル値がトップパワーとボトムパワーのレベル差の1
5〜25%のパルスまたはこのパルスと同等のレーザ光
エネルギを供給するパルス幅および付加レベル値を有す
るパルスに設定する制御を行う光ディスク記録装置。 - 【請求項4】光ディスクを記録速度倍率を可変に記録可
能な光ディスク記録装置であって、記録速度倍率が高く
なるほど、ピットの記録深さの目標値に関連するパラメ
ータである再生信号のターゲットβの値が低くなるよう
にレーザ光の記録パワー値を制御して記録を行う制御手
段を具備している光ディスク記録装置。
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