JP2000011173A - 画像認識方法および画像認識装置 - Google Patents

画像認識方法および画像認識装置

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JP2000011173A
JP2000011173A JP10171084A JP17108498A JP2000011173A JP 2000011173 A JP2000011173 A JP 2000011173A JP 10171084 A JP10171084 A JP 10171084A JP 17108498 A JP17108498 A JP 17108498A JP 2000011173 A JP2000011173 A JP 2000011173A
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center
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Hidetoshi Nishimura
秀年 西村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定物の位置の確定が容易に行えると共
に、隣接する被測定物が測定に影響することがなく、登
録された被測定物の位置と測定された被測定物の特徴値
との整合が正確に得られる画像認識方法および画像認識
装置を提供する。 【解決手段】 2値化画像Im2中の画素の連結領域に
ラベルを割り付けてラベル画像Im3を作成する。上記
ラベル画像からバンプパターン13Aの特徴値を抽出し
て、抽出された特徴値をラベルと対応づけて測定データ
配列に登録する。また、予めバンプ13が位置すべき場
所におけるバンプ13の重心の座標を含む領域21を登
録データ配列に登録する。そして、上記登録データ配列
に登録されたバンプ13の重心の座標を含む領域21が
重なる連結領域に割り付けられたラベルをラベル画像I
m4から抽出して、その抽出されたラベルに対応する特
徴値を測定データ配列から検索して確定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、生産設備におけ
る画像認識方法および画像認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像認識装置としては、特開平4
‐113259号公報に記載のものがある。この画像認
識装置は、鏡面状の3次元形状の突出物の検査手法を用
いている。図11は上記画像認識装置の動作を示すフロ
ーチャートおよび各ステップにおける濃淡画像Im6〜
2値画像Im8を示しており、図11に従って上記画像
認識装置の動作を以下に説明する。
【0003】まず、ステップS11では、鏡面状の3次
元形状のバンプ13を有する半導体からなるチップ11
を、駆動部を有するステージ2に載置する。
【0004】次に、ステップS12では、載置されたチ
ップ11の左右のコーナー16,16をチップ11に対
して光軸が垂直になるように設置されたCCDカメラ
(図示せず)で撮像し、画像メモリ(図示せず)に取得した
後に、画像処理により左右のコーナー16,16の座標
を抽出する。そして、上記コーナー16,16と予め登
録された基準となる左右のコーナー17,17との位置
関係から、載置されたチップ11が登録位置に移動する
ための移動量18を算出する。この移動量18に応じ
て、ステージ2を駆動させてチップ11の姿勢補正を行
う。
【0005】次に、ステップS13では、暗視野照明法
によりチップ11の表面を照明し、上記CCDカメラに
より撮像された濃淡画像Im6を画像メモリに取得す
る。
【0006】次に、ステップS14では、濃淡画像Im
6を任意のしきい値で2値化して2値画像Im7を作成
する。
【0007】次に、ステップS15では、2値画像Im
7の画像内に、バンプ13が存在する領域全体を囲む第
1ウインドウ26を設定し、その第1ウインドウ26内
で得られた画像情報から、各バンプ13を囲む第2ウイ
ンドウ27を設定する。
【0008】次に、ステップS16では、第1ウインド
ウ26からバンプ13の位置,大きさおよび隣接との間
隔を測定し、第2ウインドウ27から各バンプ13の寸
法,形状および輝度を測定する。
【0009】そして、ステップS17において、ステッ
プS16で測定された各値と基準値とを比較して、ある
偏差が認められた場合には対象のバンプ13が欠陥であ
ると判定する。
【0010】なお、上記第1,第2ウインドウ26,27
は、画像情報での輝度の連結性を処理することにより得
られる。例えば、第1ウインドウ26の確定では、図1
2の2値画像Im9に示すように、バンプ13の重心位
置29と第1ウインドウ位置30の関係を予め保持して
おき、実行時の2値画像Im8に示す各バンプ13の重
心位置29を得て、登録している位置関係から第1ウイ
ンドウ26の位置を確定する。
【0011】また、他の画像認識装置として、特開平5
‐111503号公報に記載のものがある。この画像認
識装置は、チップ上におけるパッド電極のバンプ表面を
全周から照明し、位置決めによって姿勢補正されたチッ
プの上部からCCDカメラで撮像して、画像メモリに保
持する。そして、得られた画像内の各バンプに、CAD
(計算機援用設計)データおよび生成物(バンプ)の位置情
報から予め登録したウインドウを設け、各バンプ表面の
特徴値を抽出する。この特徴値に所定の統計処理を施し
て許容範囲を有するような評価値を求め、各特徴値と比
較し、許容範囲外にある特徴値に係るバンプを欠陥バン
プとして判定する。
【0012】上記特開平5‐111503号公報には記
述されていないが、一般的な画像処理による特徴値の測
定方法について、図14のフローチャートに従って以下
に説明する。
【0013】図14において、ステップS21〜S23
は、図11のステップS11〜S13と同様の動作をす
る。
【0014】次に、ステップS24では、CCDカメラ
により撮像し、画像メモリに得られた2値画像Im10
を任意のしきい値で2値化し、チップパターン11A,バ
ンプパターン13Aを有する2値画像Im11を得る。例
えば、256階調の濃淡画像において、しきい値を12
8階調とし、下位を0階調、上位を1階調とする。
【0015】次に、ステップS25では、この2値画像
Im11に予め登録しておいたウインドウ28を設け、
チップ11A上のバンプパターン13Aの部分を画像から
切り出す。
【0016】次に、ステップS26では、ステップ25
で切り出したバンプパターン13Aにラベル(番号)を割
り付けるラベリング処理を行い、ラベル画像Im13を
作成する。
【0017】このステップS26におけるラベリング処
理について説明する(参考著書 田村秀行監修;コンピ
ュータ画像処理入門,総研出版)。2値化された画像に
おいて、バックグラウンド(背景パターン)にはラベルと
して番号0を付けるが、被測定物の階調(例えば1階調)
の輝度に対しては、任意のラベルを割り付ける。このラ
ベルの割り付け方法は、まず連結している近傍の画素の
割り付けラベルを確認し、連結している近傍の画素の割
り付けラベルがあれば同一のラベルが付き、連結してい
る近傍の画素の割り付けラベルがなければ新規のラベル
がつく。この作業を、ラスタスキャン19の走査順に1
画素毎に行っていくのがラベリング処理である。その結
果、同一ラベルの集まり(連結領域)がバンプパターン1
3Aとなり、ラベルLB別にバンプパターン13Aが分け
られたラベル画像Im13が得られる。図16に上記ラ
ベリング処理の例を示している。図16の拡大図におい
て、ラスタスキャン19の走査順にラベルLBが割り付
けられている。このラベル画像Im13に対して、処理
を行うのが一般的である。
【0018】次に、図14に示すステップS27では、
例えば特徴値として面積を得たい場合、上記ラベル画像
Im13で同一ラベルLBの画素をカウントする。これ
で得た画素数と予め測定しておいた1画素の面積(x×
y:x,yは1画素のX方向,Y方向の夫々の長さ)とを
乗算して、被測定物の面積を得る。
【0019】そして、ステップS28では、ステップS
27で得られた特徴値について予め設定された許容範囲
で判定を行う。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図11に示
す画像認識方法を用いた画像認識装置では、実行時のバ
ンプ13の位置情報から第1,第2ウインドウ26,27
を確定するときに、図13(A)に示すように、バンプパ
ターン13Aの背景パターンが不要な輝度として位置関
係を狂わせると共に、図13(B),(C)に示すように、バ
ンプの形状のバラツキや不良(バンプなし)を有する場合
に、バンプパターン13Aの位置情報に誤差が発生し、
第1,第2ウインドウ26,27の位置精度に影響する。
【0021】また、図14に示す画像認識方法を用いた
画像認識装置では、背景パターンおよびバンプ13の状
態変化の影響を受けずに、目的の被測定物の情報を得る
には、図14に示されるように、予めウインドウ28を
登録しておく手法が誤認識がなく効果的である。しか
し、ウインドウ28が予め決定されているので位置決め
をする必要があり、この位置決め精度が悪いと、図15
(A)に示すように、2値化画像Im12のウインドウ28
からバンプ13が外れて誤認識となる。また、図15
(B)に示すように、2値化画像Im12のウインドウ28
を大きくすることで、要求される位置決め精度を緩和で
きるが、隣接するバンプとの間隔が狭いと、図15(C)
に示すように、ウインドウ28内に隣りのバンプ13を
取り込んでしまうという問題がある。
【0022】また、上記画像認識装置では、処理した箇
所をオペレータに正確に伝え、異常箇所の正確な分布を
示すには、登録位置と測定で得られた特徴値との正確な
整合をとる必要がある。しかしながら、このような登録
されたウインドウ28を使った処理の場合、図14に示
す画像処理により測定された特徴値は、ラベル(番号)順
に測定データ配列に保持されるとき、この順番に再現性
がない。すなわち、2値画像の状態は、パターンの映り
込みによるノイズおよび被測定物の傾きにより変化する
が、ラベルLBの割り付けはラスタスキャン19の走査
順の決まった方向に行われるため、図17に示すよう
に、ラスタスキャン19の走査線上に、突出した部分が
できると、先に突出部を含む連結領域にラベルLBが割
り付けられてしまい、ラベルの順番に再現性がなくなる
のである。そのため、図18に示すように、測定データ
配列22の順番に再現性があるものとして、登録データ
配列25と対比させて取り扱うと、整合が取れない場合
が生じるという問題がある。
【0023】そこで、この発明の目的は、被測定物の位
置の確定が容易に行えると共に、隣接する被測定物が測
定に影響することがなく、登録された被測定物の位置と
測定された被測定物の特徴値との整合が正確に得られる
画像認識方法および画像認識装置を提供することにあ
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の画像認識方法は、被測定物を有する被写
体の濃淡画像を撮像するステップと、上記撮像された濃
淡画像に基づいて上記被写体の2値化画像を作成するス
テップと、上記2値化画像中の画素の連結領域にラベル
を割り付けてラベル画像を作成するステップと、上記ラ
ベル画像から上記ラベルが割り付けられた上記被測定物
の特徴値を抽出するステップと、上記抽出された特徴値
を上記ラベルと対応づけて第1テーブルに登録するステ
ップと、予め上記被測定物が位置すべき場所における上
記被測定物の重心の座標を第2テーブルに登録するステ
ップと、上記第2テーブルに登録された上記被測定物の
重心の座標を含む所定の領域の少なくとも一部が重なる
上記連結領域に割り付けられたラベルを上記ラベル画像
から抽出するステップと、上記ラベル画像から抽出され
たラベルに対応する特徴値を上記第1テーブルから検索
して確定するステップとを有することを特徴としてい
る。
【0025】上記請求項1の画像認識によれば、被測定
物を有する被写体(例えばバンプを有する半導体チップ)
の濃淡画像を撮像し、その撮像された濃淡画像に基づい
て上記被写体の2値化画像を作成する。次に、上記2値
化画像中の背景パターンを除く画素の連結領域(被測定
物等のパターンを含む)にラベルを割り付けてラベル画
像を作成し、そのラベル画像からラベルが割り付けられ
た上記被測定物の特徴値を抽出して、抽出された特徴値
を上記ラベルと対応づけて第1テーブルに登録する。ま
た、予め被測定物の重心の座標を第2テーブルに登録し
て、その第2テーブルに登録された上記被測定物の重心
の座標を含む所定の領域の少なくとも一部が重なる上記
連結領域のラベルを上記ラベル画像から抽出して、その
抽出されたラベルに対応する第1テーブルの特徴値を検
索して確定する。このように、上記第2テーブルに登録
された被測定物の重心の座標から被測定物の情報である
特徴値を得ることによって、画像情報から被測定物の位
置を決定せず、背景パターンの映り込みによる影響を受
けないので、安定した被測定物の位置の確定を容易に行
うことができる。また、上記ラベル画像からのラベルの
抽出を上記被測定物の重心の座標が示すポイントで行う
ことによって、被測定物に位置ズレがあった場合でも、
被測定物上にラベルの抽出のための上記重心の座標が示
すポイントがあればよいため、被測定物の位置ズレに対
して許容範囲を持たせることができる。さらに、抽出す
るための重心の座標が示すポイントが被測定物上にある
なら、互いに隣接する各被測定物の間隔が狭くても、隣
接する被測定物が測定に悪影響することはない。また、
上記第2テーブルに登録された重心の座標で示される被
測定物の位置の順番に、上記ラベル画像から被測定物に
割り付けられたラベルを抽出し、抽出されたラベルに対
応する特徴値を第1テーブルから検索することで、上記
第2テーブルに基づく被測定物の位置と上記第1テーブ
ルに登録された被測定物の特徴値との整合が正確に得ら
れる。
【0026】また、請求項2の画像認識装置は、被測定
物を有する被写体の濃淡画像を撮像する撮像部と、上記
撮像部により撮像された濃淡画像に基づいて上記被写体
の2値化画像を作成する2値化画像作成部と、上記2値
化画像中の画素の連結領域にラベルを割り付けてラベル
画像を作成するラベル画像作成部と、上記ラベル画像か
ら上記ラベルが割り付けられた上記被測定物の特徴値を
抽出する特徴値抽出部と、上記特徴値抽出部により抽出
された特徴値を上記ラベルと対応づけて第1テーブルに
登録する第1テーブル登録部と予め上記被測定物が位置
すべき場所における上記被測定物の重心の座標を第2テ
ーブルに登録する第2テーブル登録部と、上記第2テー
ブルに登録された上記被測定物の重心の座標を含む所定
の領域の少なくとも一部が重なる上記連結領域に割り付
けられたラベルを上記ラベル画像から抽出するラベル抽
出部と、上記ラベル画像から抽出されたラベルに対応す
る特徴値を上記第1テーブルから検索して確定する特徴
値確定部とを備えたことを特徴としている。
【0027】上記請求項2の画像認識装置によれば、被
測定物を有する被写体(例えばバンプを有する半導体チ
ップ)の濃淡画像を上記撮像部により撮像し、その撮像
された濃淡画像に基づいて上記被写体の2値化画像を2
値化画像作成部により作成する。次に、上記2値化画像
中の背景パターンを除く画素の連結領域(被測定物等の
パターンを含む)にラベルを割り付けてラベル画像をラ
ベル画像作成部により作成し、そのラベル画像からラベ
ルが割り付けられた上記被測定物の特徴値を上記特徴値
抽出部により抽出して、抽出された特徴値を上記第1テ
ーブル登録部により上記ラベルと対応づけて第1テーブ
ルに登録する。また、上記第2テーブル登録部により予
め被測定物の重心の座標を第2テーブルに登録して、上
記ラベル抽出部によりその第2テーブルに登録された上
記被測定物の重心の座標を含む所定の領域の少なくとも
一部が重なる上記連結領域のラベルを上記ラベル画像か
ら抽出して、上記特徴値確定部によりその抽出されたラ
ベルに対応する第1テーブルの特徴値を検索して確定す
る。このように、上記第2テーブルに登録された被測定
物の重心の座標から被測定物の情報である特徴値を得る
ことによって、画像情報から被測定物の位置を決定せ
ず、背景パターンの映り込みによる影響を受けないの
で、安定した被測定物の位置の確定を容易に行うことが
できる。また、上記ラベル抽出部のラベル画像からのラ
ベルの抽出を上記被測定物の重心の座標が示すポイント
で行うことによって、被測定物に位置ズレがあった場合
でも、被測定物上にラベルの抽出のための上記重心の座
標が示すポイントがあればよいため、被測定物の位置ズ
レに対して許容範囲を持たせることができる。さらに、
抽出するための重心の座標が示すポイントが被測定物上
にあるなら、互いに隣接する各被測定物の間隔が狭くて
も、隣接する被測定物が測定に悪影響することはない。
また、上記第2テーブルに登録された重心の座標で示さ
れる被測定物の位置の順番に、ラベル抽出部によりラベ
ル画像から被測定物に割り付けられたラベルを抽出し、
抽出されたラベルに対応する特徴値を上記特徴値確定部
により第1テーブルから検索することで、上記第2テー
ブルに基づく被測定物の位置と上記第1テーブルに登録
された被測定物の特徴値との整合が正確に得られる。
【0028】また、請求項3の画像認識装置は、請求項
2の画像認識装置において、上記第2テーブルに登録さ
れる上記被測定物の重心の座標を含む所定の領域は、上
記2値化画像の1画素であることを特徴としている。
【0029】上記請求項3の画像認識装置によれば、上
記2値化画像の1画素で上記ラベル画像からのラベルの
抽出を行うことによって、被測定物の位置ズレに対して
広い許容範囲を持たせることができる。
【0030】また、請求項4の画像認識装置は、請求項
2の画像認識装置において、上記第2テーブルに登録さ
れる上記被測定物の重心の座標を含む所定の領域は、上
記被測定物より小さい形状の領域であることを特徴とし
ている。
【0031】上記請求項4の画像認識装置によれば、上
記上記被測定物より小さい形状の領域で上記ラベル画像
からのラベルの抽出を行うことによって、被測定物の位
置ズレに対して広い許容範囲を持たせると共に、抽出範
囲を拡大して被測定物の位置の確定をより確実に行うこ
とができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明の画像認識装置を
図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0033】図1はこの発明の実施の一形態の画像認識
装置の概略構成を示している。この画像認識装置は、検
査対象1が載置されるステージ2と、上記ステージ2を
制御する機構制御部3と、上記検査対象1を照明する環
状照明部4と、上記環状照明部4に光を供給する光源5
とを備えている。また、上記画像認識装置は、ステージ
2の上方に設置された撮像部としてのCCD(チャージ
・カップルド・デバイス;電荷結合素子)カメラ8と、
上記CCDカメラ8により撮像された濃淡画像を処理す
る画像処理部9と、上記機構制御部3,画像処理部9を
制御する制御装置10とを備えている。上記光源5から
の光は、光ファイバ6を介して環状照明部4に達する。
また、上記機構制御部3は、制御装置10からの制御信
号に基づいて、ステージ2を水平面に沿ってX,Y方向
に移動させると共に、ステージ2を水平面に沿ってθ方
向に回転させる。上記CCDカメラ8は、その光軸7が
ステージ2に垂直になるようにステージ2の上方に支持
されており、ステージ2上に載置された検査対象1の表
面を撮像する。
【0034】また、上記画像処理部9は、CCDカメラ
8により撮像された濃淡画像を格納する画像メモリ9a
と、上記濃淡画像に基づいて2値化画像を作成する2値
化画像作成部9bと、上記2値化画像からラベル画像を
作成するラベル画像作成部9cと、上記ラベル画像から
被測定物の特徴値を抽出する特徴値抽出部9dと、上記
被測定物のラベルと特徴値とを対応づけて登録する第1
テーブル登録部9eと、予め上記被測定物が位置すべき
場所における被測定物の重心の座標を登録する第2テー
ブル登録部9fと、上記ラベル画像からラベルを抽出す
るラベル抽出部9gと、上記ラベル画像から抽出された
ラベルに対応する特徴値を確定する特徴値確定部9hと
を有している。上記画像処理部9は、CCDカメラ8に
よって得られた画像に対して画像処理を施して、検査対
象1の表面画像から必要とする画像情報(特徴値,座標)
を抽出する。
【0035】また、上記制御装置10は、CPU(セン
トラル・プロセッシング・ユニット;中央処理装置)と
入出力回路等からなり、画像処理部9が抽出した画像情
報に基づいて、検査対象1の位置決め,良否判定を行
う。
【0036】図2(A),(B)に検査対象1の具体例を示し
ている。図2(A)は、印刷回路板等の回路基板の表面に
半導体からなるチップ11を接合するため、チップ11
の電極部12に形成された被測定物としてのバンプ13
を示している。また、図2(B)は、パッケージ14を印
刷回路板に接合するため、パッケージ14の電極部12
に形成された被測定物としてのメタル製のボール15を
示している。図2(A),(B)のいずれも、チップ11,パッ
ケージ14のような被写体の領域から抜き出す必要のあ
る被測定物(例えば、バンプ13,ボール15,その他…)
を示しており、このような被測定物をこの画像認識装置
の測定対象としている。
【0037】図3はこの画像認識装置の動作を示すフロ
ーチャートおよび各ステップにおける濃淡画像Im1〜
ラベル画像Im4を示しており、チップ11上に形成さ
れたバンプ13を被測定物として説明している。
【0038】まず、ステップS1において、ステージ2
にチップ11を載置する。
【0039】次に、ステップS2では、載置されたチッ
プ11をCCDカメラ8で撮像し、画像処理部9におい
てチップ11の左右のコーナー16,16の座標を抽出
する。そして、上記コーナー16,16の座標と予め登
録されたコーナー17,17の座標との位置関係から、
載置されたチップ11が登録位置に移動するための移動
量18を制御装置10により算出して、その移動量18
に基づいて制御装置10から機構制御部3に制御信号を
出力することによって、ステージ2を駆動させて、チッ
プ11の姿勢補正を行う。
【0040】次に、ステップS3で、姿勢補正されたチ
ップ11の表面をCCDカメラ8で撮像する。そして、
上記画像処理部9において、CCDカメラ8により撮像
された映像信号を、濃淡画像Im1として画像メモリ9a
に保存する。このとき、測定対象であるバンプ13の画
像は、環状照明部4によってチップ11の背景パターン
と可能な限り分離して観察できるように調整している。
上記環状照明部4によりバンプ13の周囲から照明する
ことで、被測定物である突起物の外辺からの反射光が強
調され、フラットなパターンからの反射光は弱くなるの
で、突起物であるバンプ13を背景パターンと分離して
観察することが可能になる。
【0041】次に、ステップS4において、上記画像処
理部9の2値化画像作成部9bによって、画像メモリ9a
内の256階調の濃淡画像Im1を任意のしきい値で分
離した2値画像Im2を作成する。このとき、しきい値
は予め登録されており、しきい値の最適値は、値を可変
しながら被測定物の面積測定を画像処理により順次行
い、被測定物の実面積と略等しくなった時点で決定す
る。上記2値画像Im2には、電極部パターン12Aおよ
び消去しきれなかったチップパターン11Aが映り込
み、ノイズとして存在する。このノイズとなるのは、電
極部や金属製の配線等の反射率の高い材質の表面で顕著
に発生する。
【0042】次に、ステップS5において、上記画像処
理部9のラベル画像作成部9cによりラベリング処理を
行ってラベル画像Im3を作成する。このラベリング処
理は、図14のステップS26のときのラベリング処理
と同様に、2値化画像の背景パターンにラベルLBとし
て番号0を付け、ラスタスキャン19の走査順に1画素
毎に、連結している近傍の画素の割り付けラベルを確認
して、連結している近傍の画素の割り付けラベルがあれ
ば同一のラベルを付ける一方、連結している近傍の画素
の割り付けラベルがなければ新規のラベルを付ける。図
4はラベル画像Im3の割り付けラベル(番号)の状態を
示している。図4に示す拡大図において、ラスタスキャ
ン19上に突出した電極部パターン12Aに、内側のバ
ンプパターン13Aのラベル(番号6)よりも優先的にラ
ベル(番号5)が割り付けられていることがわかる。
【0043】次に、図3に示すステップS6では、ラベ
ル画像Im3を用いて、上記画像処理部9の特徴値抽出
部9dにより特徴値を抽出する。上記ラベル画像Im3の
バンプパターン13Aの面積を特徴値とした場合、ラス
タスキャン19の走査順にラベル(番号)毎に同一ラベル
(番号)の連結領域の画素をカウントしていく。その結
果、上記画像処理部9の第1テーブル登録部9eによ
り、ラベルLB順に各連結領域の画素数(面積に相当)を
バンプパターン13Aの特徴値として測定データ配列2
2(図5に示す)に登録する。そうして、予め測定してお
いた1画素の面積 (x×y:x,yは1画素のX方向,Y
方向の夫々の長さ)と各特徴値(画素数)とを積算するこ
とによって、ラベルLBに対応する面積が夫々得られ
る。
【0044】次に、ステップS7において、上記画像処
理部9のラベル抽出部9gにより測定対象のバンプパタ
ーン13Aに割り付けられているラベル(番号)をラベル
画像Im3から抽出し、上記画像処理部9の特徴値確定
部9hによりラベル(番号)に対応する特徴値を測定デー
タ配列22(図5に示す)から検索して確定する。図6は
ラベル(番号)の抽出方法を示しており、上記画像処理部
9の第2テーブル登録部9fにより各バンプが位置すべ
き場所におけるバンプの重心の座標を第2テーブルとし
ての登録データ配列(図9に示す)に予め登録し、重心の
座標を含む領域21にあるバンプパターン13Aに割り
付けられたラベル(番号)がラベル画像Im4から抽出さ
れる。なお、上記登録データ配列にバンプの重心の座標
を登録する場合、被写体であるチップの任意の位置を基
準位置として指定し、その基準位置からCAD(計算機
援用設計)座標に基づいて、チップの各バンプの重心の
座標を登録する。
【0045】そして、図3に示すステップS8におい
て、登録データ配列25に対応する特徴値の処理を行
う。例えば、バンプパターン13Aの検査(例えば面積)
の場合、予め設定されたバンプパターン13Aの許容範
囲に基づいて特徴値を判定する。
【0046】この画像認識装置では、検査対象1の位置
ズレに対して、ある程度の許容範囲を持たせることがで
きるが、検査対象1の位置ズレ対策を施した場合、図7
に示すように、登録されたバンプの重心の座標を中心に
十字形状の領域21Aを用いて、領域21Aの少なくとも
一部が重なるバンプパターン13Aのラベルを抽出す
る。この場合、被測定物であるバンプの位置ズレに対し
て広い許容範囲を持たせると共に、抽出範囲を拡大して
被測定物の位置の確定をより確実に行うことができる。
なお、被写体を位置決めする精度により、登録位置と測
定対象の位置にずれが生じ、このずれを許容できる大き
さに十字形状の領域21Aを設定する。ただし、上記領
域21Aの大きさは、隣接物を認識しないように隣接物
と重心の座標との間隔よりも小さくする。
【0047】また、図9は登録データ配列25と測定デ
ータ配列22との整合をとる手順を示している。上記登
録データ配列25には、各バンプの重心の座標を登録し
ている。図9に示すように、登録されたラベルの番号2
の重心の座標を含む領域21(a1,a2)は、ラベル画像
Im3の図示する位置にある。この位置の直下にあるラ
ベルは番号4で、そのラベルの番号4に対応する特徴値
を測定データ配列22の斜線部に登録する。
【0048】また、図10は被測定物(バンプ)の形状が
複数種類ある場合について、登録データ配列25A,25
Bと測定データ配列22との整合をとる手順を示してい
る。この場合、タイプAの登録データ配列25Aおよび
タイプBの登録データ配列25Bにそれぞれの重心の座
標(a1,a2)および(b2,b2)を登録する。この重心の座
標の直下のラベルをラベル画像Im5から抽出する。上
記抽出されたラベルに対応する特徴値を測定データ配列
22から検索して確定する。なお、図10のラベル画像
Im5は、図3のフローチャートに示す手順で処理され
た画像とする。
【0049】したがって、この画像認識装置によれば、
電極部12や配線パターンのような反射率の高い部分
が、ノイズとして画像内に分布した場合においても、そ
の影響を受けずに目的とするバンプ13の位置を容易に
確定することができる。
【0050】また、各バンプ13の重心の座標を含む領
域21(1画素の領域)からラベルLBを得ることで、図
8(A)に示すようなバンプ13の位置ズレに対して許容
範囲を持たせることが可能となる。この許容範囲は、重
心の座標を含む領域21の直下にバンプパターン13A
のラベルLBが位置すればよいことから、バンプパター
ン13Aの画像上でのX方向のサイズPx,Y方向のサイ
ズPyである。この発明の位置の確定では、図8(B)の
ように隣接したバンプパターン13Bが存在しても、影
響されることはない。
【0051】さらに、上記登録データ配列25と測定デ
ータ配列22との整合がとれるので、情報を得たい任意
のバンプ13の特徴値を正確に特定することができる。
画像内に数種の形状を有する被測定物が存在しても、デ
ータの取り扱いを容易に行うことが可能である。
【0052】上記実施の形態では、被測定物としてのバ
ンプ13を有するチップ11について説明したが、被測
定物はこれに限らず、あらゆる生産設備における被測定
物の画像認識にこの発明を適用することができる。
【0053】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の画像認識方法は、被測定物を有する被写体の濃淡画
像を撮像し、その撮像された濃淡画像に基づいて被写体
の2値化画像を作成し、その2値化画像中の画素の連結
領域にラベルを割り付けてラベル画像を作成し、そのラ
ベル画像からラベルが割り付けられた上記被測定物の特
徴値を抽出して、抽出された特徴値を上記ラベルと対応
づけて第1テーブルに登録すると共に、予め被測定物の
重心の座標を第2テーブルに登録して、その第2テーブ
ルに登録された被測定物の重心の座標を含む所定の領域
の少なくとも一部が重なる上記連結領域のラベルを上記
ラベル画像から抽出して、その抽出されたラベルに対応
する第1テーブルの特徴値を検索して確定するものであ
る。
【0054】したがって、請求項1の発明の画像認識方
法によれば、上記第2テーブルに登録された被測定物の
重心の座標から被測定物の情報である特徴値を得ること
によって、背景パターンの映り込みによる影響を受けず
に安定した被測定物の位置の確定を容易に行うことがで
きる。また、上記ラベル画像からのラベルの抽出を上記
被測定物の重心の座標が示すポイントで行うことによっ
て、被測定物に位置ズレがある場合でも、被測定物上に
ラベルの抽出のための上記重心の座標が示すポイントが
あればよいため、被測定物の位置ズレに対して許容範囲
を持たせることができる。さらに、抽出するための重心
の座標が示すポイントが被測定物上にあるなら、互いに
隣接する各被測定物の間隔が狭くても、隣接する被測定
物が測定に悪影響することはない。またさらに、上記第
2テーブルに登録された重心の座標で示される被測定物
の位置の順番に、上記ラベル画像から被測定物に割り付
けられたラベルを抽出し、抽出されたラベルに対応する
特徴値を第1テーブルから検索することによって、上記
第2テーブルに基づく被測定物の位置と上記第1テーブ
ルに登録された被測定物の特徴値との整合を正確にとる
ことができる。
【0055】また、請求項2の発明の画像認識装置は、
被測定物を有する被写体の濃淡画像を撮像部により撮像
し、その撮像された濃淡画像に基づいて被写体の2値化
画像を2値化画像作成部により作成し、その2値化画像
中の画素の連結領域にラベルを割り付けてラベル画像を
ラベル画像作成部により作成し、そのラベル画像からラ
ベルが割り付けられた上記被測定物の特徴値を特徴値抽
出部により抽出して、抽出された特徴値を第1テーブル
登録部により上記ラベルと対応づけて第1テーブルに登
録すると共に、第2テーブル登録部により予め被測定物
の重心の座標を第2テーブルに登録して、ラベル抽出部
によりその第2テーブルに登録された上記被測定物の重
心の座標を含む所定の領域の少なくとも一部が重なる上
記連結領域のラベルをラベル画像から抽出して、特徴値
確定部によりその抽出されたラベルに対応する第1テー
ブルの特徴値を検索して確定するものである。
【0056】したがって、請求項2の発明の画像認識装
置によれば、上記第2テーブルに登録された被測定物の
重心の座標から被測定物の情報である特徴値を得ること
によって、背景パターンの映り込みによる影響を受けず
に安定した被測定物の位置の確定を容易に行うことがで
きる。また、上記ラベル抽出部のラベル画像からのラベ
ルの抽出を上記被測定物の重心の座標が示すポイントで
行うことによって、被測定物に位置ズレがあった場合で
も、被測定物上にラベルの抽出のための上記重心の座標
が示すポイントがあればよいため、被測定物の位置ズレ
に対して許容範囲を持たせることができる。さらに、抽
出するための重心の座標が示すポイントが被測定物上に
あるなら、互いに隣接する各被測定物の間隔が狭くて
も、隣接する被測定物が測定に悪影響することはない。
またさらに、上記第2テーブルに登録された重心の座標
で示される被測定物の位置の順番に、ラベル抽出部によ
りラベル画像から被測定物に割り付けられたラベルを抽
出し、抽出されたラベルに対応する特徴値を上記特徴値
確定部により第1テーブルから検索することによって、
上記第2テーブルに基づく被測定物の位置と上記第1テ
ーブルに登録された被測定物の特徴値との整合を正確に
とることができる。
【0057】また、請求項3の発明の画像認識装置は、
請求項2の画像認識装置において、上記第2テーブルに
登録される上記被測定物の重心の座標を含む所定の領域
は、上記2値化画像の1画素であるので、被測定物の位
置ズレに対して広い許容範囲を持たせることができる。
【0058】また、請求項4の発明の画像認識装置は、
請求項2の画像認識装置において、上記第2テーブルに
登録される上記被測定物の重心の座標を含む所定の領域
は、上記被測定物より小さい形状の領域であるので、被
測定物の位置ズレに対して広い許容範囲を持たせると共
に、抽出範囲を拡大して被測定物の位置の確定をより確
実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の一形態の画像認識装
置の概略構成図である。
【図2】 図2(A)は上記画像認識装置の被写体である
チップの上面図および被測定物であるバンプの拡大側面
図であり、図2(B) 上記画像認識装置の被写体であるパ
ッケージの上面図および被測定物であるメタル製のボー
ルの拡大側面図である。
【図3】 図3は上記画像認識装置の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】 図4は上記画像認識装置のラベリング処理を
行った画像とその画像の要部を拡大した図である。
【図5】 図5はラベル画像と測定データ配列の関係を
示す図である。
【図6】 図6は登録されたバンプの重心の座標からラ
ベルを抽出する場合の画像とその画像の要部を拡大した
図である。
【図7】 図7は登録されたバンプの重心の座標を中心
に十字形状の領域でラベルを抽出する方法を説明する図
である。
【図8】 図8(A)は位置ズレの許容範囲を示す図であ
り、図8(B)は隣接する被測定物が近接していても、被
測定物の位置確定に影響のないことを示す図である。
【図9】 図9は1種類の被測定物を処理する場合の登
録データ配列と測定データ配列との整合を示す図であ
る。
【図10】 図10は2種類の被測定物が同一領域に存
在する画像を処理する場合の登録データ配列と測定デー
タ配列との整合を示す図である。
【図11】 図11は従来の鏡面状の3次元形状の突出
物の検査手法を用いた画像認識装置の動作を示すフロー
チャートである。
【図12】 図12は上記画像認識装置の第1ウインド
ウを確定する方法を説明する図である。
【図13】 図13(A)は上記画像認識装置のウインド
ウ位置確定のときに電極部および配線パターンのような
反射率の高い部分の映り込みにより位置関係が狂う場合
を示す図であり、図13(B)は形状のバラツキにより位
置関係に誤差が発生する場合を示す図であり、図13
(C)は不良により位置が消失した場合を示す図である。
【図14】 図14は従来のバンプ外観検査方法を用い
た画像認識装置の動作を示すフローチャートである。
【図15】 図15(A)は上記画像認識装置のウインド
ウ確定のときに被測定物に位置ズレがあった場合を示す
図であり、図15(B)は図15(A)の不具合に対するウイ
ンドウ枠を拡大した場合を示す図であり、図15(C)は
隣接する被測定物が近接した場合を示す図である。
【図16】 図16は上記画像認識装置のラベリング処
理で割り付けられるラベルの状態の画像とその画像の要
部を拡大した図である。
【図17】 図17は上記画像認識装置のラベリング処
理で発生する不具合を示す図である。
【図18】 図18は上記画像認識装置の登録データ配
列と測定データ配列の整合をとるときの状態を示す図で
ある。
【符号の説明】
1…検査対象、2…ステージ、3…機構制御部、4…環
状照明部、5…光源、6…光ファイバ、7…光軸、8…
CCDカメラ、9…画像処理部、10…制御装置、11
…チップ、12…電極部、13…バンプ、14…パッケ
ージ、15…ボール、16,17…コーナー、18…移
動量、19…ラスタスキャン、21…領域、22…測定
データ配列、25…登録データ配列、LB…ラベル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/70 360 Fターム(参考) 2F065 AA03 AA17 BB25 CC25 CC26 DD11 FF04 GG17 JJ03 JJ26 LL02 MM03 MM04 QQ04 QQ21 QQ31 QQ36 4M106 AA02 BA20 DH12 DJ03 DJ04 DJ06 DJ14 DJ20 DJ21 DJ40 5B057 AA03 AA04 BA02 CA08 CA12 CB06 CB12 CC01 DA07 DB02 DB08 DC04 DC06 DC14 5L096 AA06 BA03 CA09 CA14 DA02 EA43 FA59 FA60 FA76 GA17 GA34 HA08 JA11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物を有する被写体の濃淡画像を撮
    像するステップと、 上記撮像された濃淡画像に基づいて上記被写体の2値化
    画像を作成するステップと、 上記2値化画像中の画素の連結領域にラベルを割り付け
    てラベル画像を作成するステップと、 上記ラベル画像から上記ラベルが割り付けられた上記被
    測定物の特徴値を抽出するステップと、 上記抽出された特徴値を上記ラベルと対応づけて第1テ
    ーブルに登録するステップと、 予め上記被測定物が位置すべき場所における上記被測定
    物の重心の座標を第2テーブルに登録するステップと、 上記第2テーブルに登録された上記被測定物の重心の座
    標を含む所定の領域の少なくとも一部が重なる上記連結
    領域に割り付けられたラベルを上記ラベル画像から抽出
    するステップと、 上記ラベル画像から抽出されたラベルに対応する特徴値
    を上記第1テーブルから検索して確定するステップとを
    有することを特徴とする画像認識方法。
  2. 【請求項2】 被測定物を有する被写体の濃淡画像を撮
    像する撮像部と、 上記撮像部により撮像された濃淡画像に基づいて上記被
    写体の2値化画像を作成する2値化画像作成部と、 上記2値化画像中の画素の連結領域にラベルを割り付け
    てラベル画像を作成するラベル画像作成部と、 上記ラベル画像から上記ラベルが割り付けられた上記被
    測定物の特徴値を抽出する特徴値抽出部と、 上記特徴値抽出部により抽出された特徴値を上記ラベル
    と対応づけて第1テーブルに登録する第1テーブル登録
    部と予め上記被測定物が位置すべき場所における上記被
    測定物の重心の座標を第2テーブルに登録する第2テー
    ブル登録部と、 上記第2テーブルに登録された上記被測定物の重心の座
    標を含む所定の領域の少なくとも一部が重なる上記連結
    領域に割り付けられたラベルを上記ラベル画像から抽出
    するラベル抽出部と、 上記ラベル画像から抽出されたラベルに対応する特徴値
    を上記第1テーブルから検索して確定する特徴値確定部
    とを備えたことを特徴とする画像認識装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像認識装置におい
    て、 上記第2テーブルに登録される上記被測定物の重心の座
    標を含む所定の領域は、上記2値化画像の1画素である
    ことを特徴とする画像認識装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の画像認識装置におい
    て、 上記第2テーブルに登録される上記被測定物の重心の座
    標を含む所定の領域は、上記被測定物より小さい形状の
    領域であることを特徴とする画像認識装置。
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