JP2000010282A - 透明性化合物、透明性樹脂およびこの透明性樹脂を用いた感光性樹脂組成物並びにこの感光性樹脂組成物を用いた半導体装置の製造方法 - Google Patents

透明性化合物、透明性樹脂およびこの透明性樹脂を用いた感光性樹脂組成物並びにこの感光性樹脂組成物を用いた半導体装置の製造方法

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JP2000010282A
JP2000010282A JP10172896A JP17289698A JP2000010282A JP 2000010282 A JP2000010282 A JP 2000010282A JP 10172896 A JP10172896 A JP 10172896A JP 17289698 A JP17289698 A JP 17289698A JP 2000010282 A JP2000010282 A JP 2000010282A
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transparent
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acid
resin composition
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JP10172896A
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English (en)
Inventor
Atsuko Fujino
敦子 藤野
Teruhiko Kumada
輝彦 熊田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ArFエキシマレーザ等の短波長領域に高い
透明性と高い感光性並びに十分なドライエッチング耐性
を有した透明性樹脂を得る。 【解決手段】 透明性樹脂は下記一般式(1)で示され
る第1の原子団 【化1】 (式中、R1〜R5の隣り合う2つがシアノ基であ
る。)と、酸により分解する第2の原子団とを備えた樹
脂である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にKrFエキシ
マレーザ、ArFエキシマレーザ、電子線またはX線等
の短波長光に対して透明性の優れた透明性化合物、透明
性樹脂および特に上記短波長光を露光エネルギー源とし
て用いたリソグラフィーに好適に用いられる感光性樹脂
組成物に関するものである。また、上記感光性樹脂組成
物をレジストとして用いて微細パターンを形成すること
により超LSI等の高集積化された半導体装置を得るこ
とができる半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの高集積化が求められる
中、微細加工技術の開発が進められている。この技術を
実現するために、光リソグラフィー技術で使用する光源
の短波長化が進み、i線(波長365nm)からKrF
(波長248nm)エキシマレーザ、ArF(波長19
3nm)エキシマレーザや、光学干渉などの問題が無視
できる電子線、X線を露光光源に使用するなどの露光技
術が検討されている。
【0003】従来、光リソグラフィーの感光性樹脂組成
物はi線(365nm)用として、ノボラック樹脂とナ
フトキノンジアジドとからなる感光性樹脂組成物が知ら
れており、この感光性樹脂組成物は、高解像度、ドライ
エッチング耐性、高感度などの優れた特性を示してい
る。
【0004】しかしながら、ノボラック樹脂とナフトキ
ノンジアジドからなる感光性樹脂組成物の場合、照射さ
れるエネルギーにより逐次型の反応が起こるだけである
ため、照射されるエネルギー効率は低く、その結果、大
きな感度向上を望むことができないのが実状であった。
また、露光光源の波長を短波長化するにしたがって感光
性樹脂組成物と、露光光源の波長との不適合が生じた
り、短波長に対する感光性樹脂組成物の光透明性が低い
などの問題が発生している。
【0005】これらの問題を解決するために、化学増幅
機構の考え方に基づく感光性樹脂組成物が検討されてい
る。即ち、光照射により発生する酸を触媒として、化学
反応を光以外の熱によって促進させる方法であり、この
方法では、光照射により触媒量の酸を発生させること
で、高感度な感光性樹脂組成物とすることができる。例
えば、KrFエキシマレーザ(248nm)用には、こ
の化学増幅型のターシャリーブトキシカルボニルオキシ
スチレンと酸発生剤からなるレジストが用いられてい
る。
【0006】ベンゼン環を持つ化合物がドライエッチン
グ耐性に有効であることから、ベンゼン骨格を持つノボ
ラック樹脂またはスチレン系樹脂が使用されているが、
上記ノボラック樹脂、スチレン系樹脂のようなベンゼン
環を持つ化合物では、ArFエキシマレーザでの波長に
おいて、ベンゼン環の特性吸収による大きな吸収を持
ち、光透過性が低く良好なパターンを形成することがで
きない。
【0007】この問題を解決する方法として特開平8―
12626号公報および特開平8―82925号公報に
記載されているように、環状構造を有する脂肪族系の化
合物を用いることが検討され、これらの材料は光透過性
を十分高くすることが示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記脂肪族系
の化合物は疎水性であり、従来から用いられているアル
カリ水溶液による現像では溶解性が十分得られず、上記
各公報に示されているように、水溶性を示す基を含む原
子団を持つ化合物を共重合などの方法で導入させること
で、この溶解性の問題解決を行っているが、この方法で
はドライエッチング耐性を示す原子団の導入率が低下す
るため、エッチング耐性の低下を生じてしまう。以上の
ことから、上記従来の技術では光の透過性とドライエッ
チング耐性を両立させることは困難であった。
【0009】本発明は、かかる課題を解決するためにさ
なれたものであり、ArFエキシマレーザ等の短波長領
域に高い透明性を示す透明性化合物または透明性樹脂を
得ることを目的とするものである。さらに、上記波長の
光に高い感光性と十分なドライエッチング耐性を有し、
アルカリ水溶液に対する溶解性が良好な感光性樹脂組成
物および微細加工が可能で高集積化した半導体装置の製
造方法を得ることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の透明
性化合物は、下記一般式(1)で示される第1の原子団
【0011】
【化3】
【0012】(式中、R1〜R5の隣り合う2つがシア
ノ基である。)を備えたものである。
【0013】本発明に係る第1の透明性樹脂は、下記一
般式(1)で示される第1の原子団
【0014】
【化4】
【0015】(式中、R1〜R5の隣り合う2つがシア
ノ基である。)と、酸により分解する第2の原子団とを
備えたものである。
【0016】本発明に係る第2の透明性樹脂は、上記第
1の透明性樹脂において、酸により分解する第2の原子
団が第2の樹脂を構成し、この第2の樹脂が上記一般式
(1)で示される第1の原子団を含有するものである。
【0017】本発明に係る第3の透明性樹脂は、上記第
1の透明性樹脂において、上記一般式(1)で示される
第1の原子団が第1の樹脂を構成し、酸により分解する
第2の原子団が第2の樹脂を構成するものである。
【0018】本発明に係る第4の透明性樹脂は、上記第
1の透明性樹脂において、上記一般式(1)で示される
第1の原子団および酸により分解する第2の原子団が第
3の樹脂を構成するものである。
【0019】本発明に係る第5の透明性樹脂は、上記第
1ないし第4のいずれかの透明性樹脂において、上記一
般式(1)で示される第1の原子団におけるR1〜R5
のシアノ基以外に、上記第2の原子団が含有されるもの
である。
【0020】本発明に係る第1の感光性樹脂組成物は、
上記第1ないし第5のいずれかの透明性樹脂と光または
放射線の照射により酸を発生する化合物とを含有したも
のである。
【0021】本発明に係る第1の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上に上記第1の感光性樹脂組成物の膜を
設ける工程、上記感光性樹脂組成物膜に短波長レーザを
パターン露光する工程および露光後の感光性樹脂組成物
膜を現像処理する工程を施す方法である。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の透明性化合物は、上記一
般式(1)で示される第1の原子団を備えた化合物であ
り、ベンゼン環の隣り合う2つの置換基をシアノ基とす
ることにより、ArF等の短波長のベンゼン環による吸
収が低減し、短波長領域に高い透明性を示すものであ
る。上記第1の原子団を備えた透明性化合物としては、
例えば、1,2―ジシアノ―4―ニトロベンゼン、2,
3―ジシアノヒドロキノンまたは3,4―ジシアノフェ
ノールが挙げられる。
【0023】本発明の透明性樹脂は、上記一般式(1)
で示される第1の原子団と、酸により分解する第2の原
子団を備えたものである。上記樹脂はドライエッチング
耐性に有効であるベンゼン環(第1の原子団)を含み、
かつベンゼン環の隣り合う2つの置換基をシアノ基とす
ることにより、ArFエキシマレーザ等の短波長領域で
高い透明性を示す。また、酸により第2の原子団が分解
するのでアルカリ現像液に対する溶解性を高くすること
ができ、分解部分と非分解部分で溶解速度の差が生じパ
ターンの解像度を向上させることができる。
【0024】上記本発明の透明性樹脂は、例えば上記第
2の原子団を備えた第2の樹脂が上記第1の原子団を備
えた化合物(例えば上記本発明の透明性化合物)を含有
するものである。上記第2の原子団(分解基)が酸触媒
作用によって分解する反応を、上記第2の原子団がカル
ボキシル基のtertブチルエステルである場合につい
て下式に示す。
【0025】
【化5】
【0026】上記第2の原子団を備えた第2の樹脂とし
ては、例えば、ポリメタクリル酸tertブチルエステ
ル、ポリメタクリル酸tertアミルエステル、ポリメ
タクリル酸イソプロピルエステル、ポリメタクリル酸テ
トラフラニルエステルなどのポリメタクリル酸エステル
やポリアクリル酸エステル、ポリクロトン酸エステル、
ポリクロロアクリル酸エステル、ポリフマル酸モノクロ
リドエステルなどのカルボン酸エステル化合物が用いら
れる。なお、第2の樹脂はArFエキシマレーザ等の短
波長領域で高い透明性を示すものである。
【0027】また、上記本発明の透明性樹脂は、例えば
上記第1の原子団を備えた第1の樹脂と、上記第2の原
子団を備えた第2の樹脂とを混合したものである。第1
の原子団を含む第1の樹脂としては、例えば、ジシアノ
ポリビニルフェノール、ジシアノポリスチレン、ポリメ
タクリル酸ジシアノヒドロキシベンジルエステル、ポリ
アクリル酸ジシアノヒドロキシベンジルエステル、ポリ
クロロアクリル酸ジシアノヒドロキシベンジルエステル
などがあげられる。また、上記第1の樹脂は、例えば二
重結合を含む酸クロライドと2つのシアノ基で置換され
たベンゼン環を含む化合物とを反応させることにより得
られるモノマー(下記第1のモノマー)をラジカル重合
することによっても得ることができる。
【0028】また、上記本発明の透明性樹脂は、例えば
上記第1の原子団と上記第2の原子団を備えた第3の樹
脂を含有したものである。即ち、上記第3の樹脂は第1
の原子団を有する第1のモノマーと、第2の原子団を有
する第2のモノマーを共重合することによって得ること
ができる。上記第3の樹脂の組成中における第1の原子
団を備えた第1のモノマーと第2原子団を備えた第2の
モノマーの割合は、露光していない部分がアルカリ現像
液に実質的に溶解せず、露光した部分がアルカリ現像液
への溶解速度が大きくなり良好な解像度で現像できると
いう点から、第1のモノマーと第2のモノマーのモル比
(第1のモノマー/第2のモノマー)が5/95〜50
/50の範囲が好ましい。上記モル比が5/95未満で
は現像時の未露光部の密着性が悪くなり剥離しやすくな
り、50/50を越えると、樹脂の光吸収が大きくなり
露光部への光透過性が低下し、良好なパターンを得られ
難くなる。
【0029】上記第3の樹脂の分子量は、重量平均分子
量(Mw)で5000〜150000であることが好ま
しく、5000未満では均一な塗布膜が得られ難く、ド
ライエッチング耐性も低下しやすく、150000を越
えると、現像時の露光部の溶解性が低下しやすく、現像
残の発生を招く場合がある。また、10000〜400
00であるのが成膜性、現像性の点からさらに好まし
い。
【0030】上記第1のモノマーは、例えば、隣り合う
シアノ基を持つベンゼン環を含む第1の原子団を備えた
化合物と、重合可能な二重結合を持つ化合物とを下記の
ように反応させることによって得ることができる。即
ち、例えばジシアノ基を含む芳香族化合物(ジシアアノ
ヒドロキノン等)をTHF(テトラヒドロフラン)に溶
解し、例えばメタクリル酸クロリドの2倍モルのピリジ
ン存在下、0〜5℃の低温度下で、例えばメタクリル酸
クロリドをゆっくり滴下し、6時間以上攪拌反応させた
のち、溶媒を留去し、残留物をヘキサンに投入し、沈殿
物を単離、精製する。上記のようにして得た第1のモノ
マーを下記化学式に示す。
【0031】
【化6】
【0032】
【化7】
【0033】第1のモノマーとしては、さらにジシアノ
ビニルフェノール、2,3―ジシアノαメチルスチレ
ン、メタクリル酸ジシアノヒドロキシベンジルエステル
などがあげられ、また二重結合を含むアリルアミン、ア
クリル酸クロリド、メタクリル酸クロリド、クロトン酸
クロリド、クロロアクリル酸クロリド、フマル酸モノク
ロリドまたはこれらの誘導体などとジシアノベンゼンの
誘導体とを反応させることにより得ることもできる。
【0034】また、第2のモノマーは第2の原子団を含
むもので、メタクリル酸tertブチルエステル、メタ
クリル酸tertアミルエステル、メタクリル酸イソプ
ロピルエステル、メタクリル酸テトラフラニルエステル
などのメタクリル酸エステル並びに例えばアクリル酸エ
ステル、クロトン酸エステル、クロロアクリル酸エステ
ル、フマル酸モノクロリドエステルなどのカルボン酸エ
ステル化合物があげられる。
【0035】上記第1のモノマーと、第2のモノマーを
共重合することによって得ることができる上記第3の樹
脂の一例を下記化学式に示す。
【0036】
【化8】
【0037】さらに、上記本発明の透明性樹脂におい
て、第1の原子団を示す上記一般式(1)において、ベ
ンゼン環の置換基R1〜R5のシアノ基以外が、酸で分
解することのできる第2の原子団を含有するもの、つま
り上記第2の原子団が上記第1の原子団に含まれるもの
で、第2の原子団を多く置換することができ、分解基で
ある第2の原子団が分解し、現像液に対する露光部の溶
解性が向上し、未露光部との溶解速度の差がより大きく
なり、良好なパターニングできる。
【0038】上記一般式(1)において、同一ベンゼン
環上に隣り合う2つのシアノ基と第2原子団を含む樹脂
としては、例えばポリビニルジシアノフェノールの水酸
基をターシャリーブトキシカルボニル基で保護したポリ
マー、ポリメタクリル酸ジシアノヒドロキシベンゼンの
水酸基をターシャリーブトキシカルボニル基で保護した
ポリマーがあり、その水酸基を保護している分解基は、
tertアミル基、イソプロピル基、アリル基、テトラ
ヒドロフラニル基などでもよい。
【0039】なお、上記透明性樹脂は、重合する一種の
モノマーまたは異なるモノマーとを所定のモル比になる
ように、例えばジオキサン、テトラヒドロフラン、ベン
ゼンなどの溶媒中に溶解させ、アゾビスイソブチロニト
リル(AIBN)、過酸化ベンゾイルなどから選択され
た重合開始剤を用い、40℃〜100℃、好ましくは5
0℃〜80℃で重合を行うことにより製造される。ま
た、上記透明性樹脂は1元系、2元系のポリマーに限ら
ず、3元系以上であってもよい。
【0040】また、本発明の感光性樹脂組成物は、上記
透明性樹脂と光または放射線の照射により酸を発生する
化合物(酸発生剤と略す)とを含有したものであり、上
記透明性樹脂を用いているのでArF等の短波長の光に
対して透明性に優れ、高解像度でエッチング耐性が優れ
る。上記感光性樹脂組成物を光照射することによって、
酸発生剤が酸を発生した時、上記透明性樹脂の第2の原
子団(分解基)が分解することにより露光部の現像液に
対する溶解性が向上し、露光部と未露光部の溶解速度の
差が生じ、パターニングできる。
【0041】上記酸発生剤はいわゆる化学増幅機構の考
え方に基づき感光性樹脂組成物に使用され、酸発生剤か
ら発生した酸は、透明性樹脂中の例えばカルボン酸エス
テル基を分解する際の触媒として作用するため、少量の
光を照射して触媒量の酸を発生させることにより感光性
樹脂組成物被膜を感光させ、現像することができる。
【0042】上記酸発生剤は、上記のように光照射によ
って分解し、酸を発生する化合物であるかぎり特に限定
なく使用しうる。このような化合物のうち酸を発生する
化合物の具体例としとは、例えばトリフェニルスルフォ
ニウムヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニルス
ルホニウムトリフレイト、トリフェニルスルホニウムナ
ノフレイト、トリフェイニルスルホニウムトシレート、
トリフェイニルスルホニウムメタンスルホネート、トリ
フェイニルスルホニウムエタンスルホネート、トリフェ
イニルスルホニウムプロパンスルホネート、トリフェイ
ニルスルホニウムブタンスルホネート、ジメチルスルホ
ニウムヘキサフロロアンチモネート、ジメチルスルホニ
ウムトリフレイト、ジメチルフェニルスルホニウムナノ
フレイト、ジメチルフェニルスルホニウムトシレート、
ジメチルスルホニウムメタンスルホネート、ジメチルフ
ェニルスルホニウムエタンスルホネート、ジメチルフェ
ニルスルホニウムプロパンスルホネート、ジメチルフェ
ニルスルホニウムブタンスルホネート、4―tertブ
チルフニルジフェニルヘキサフロロナンチモネート、4
―tertブチルフニルジフェニルトリフレイト、4―
tertブチルフニルジフェニルナノフレイト、4―t
ertブチルフニルジフェニルトシレート、4―ter
tブチルフニルジフェニルメタンスルホネート、4―t
ertブチルフニルジフェニルエタンスルホネート、4
―tertブチルフニルジフェニルプロパンスルホネー
ト、4―tertブチルフニルジフェニルブタンスルホ
ネート、トリス(4―メチルフェニル)スルホニウムヘ
キサフロロアンチモネート、トリス(4―メチルフェニ
ル)スルホニウムトリフレイト、トリス(4―メチルフ
ェニル)スルホニウムナノフレイト、トリス(4―メチ
ルフェニル)スルホニウムトシレート、トリス(4―メ
チルフェニル)スルホニウムメタンスルホネート、トリ
ス(4―メチルフェニル)スルホニウムエタンスルホネ
ート、トリス(4―メチルフェニル)スルホニウムプロ
パンスルホネート、トリス(4―メチルフェニル)スル
ホニウムブタンスルホネート、トリス(4―メトキシフ
ェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート、ト
リス(4―メトキシフェニル)スルホニウムトリフレイ
ト、トリス(4―メトキシフェニル)スルホニウムナノ
フレイト、トリス(4―メトキシフェニル)スルホニウ
ムトシレート、トリス(4―メトキシフェニル)スルホ
ニウムメタンスルホネート、トリス(4―メトキシフェ
ニル)スルホニウムエタンスルホネート、トリス(4―
メトキシフェニル)スルホニウムプロパンスルホネー
ト、トリス(4―メトキシフェニル)スルホニウムブタ
ンスルホネート、ジフェニルヨードニウムヘキサフロロ
アンチモネート、ジフェニルヨードニウムトリフレイ
ト、ジフェニルヨードニウムナノフレイト、ジフェニル
ヨードニウムトシレート、ジフェニルヨードニウムメタ
ンスルホネート、ジフェニルヨードニウムエタンスルホ
ネート、ジフェニルヨードニウムプロパンスルホネー
ト、ジフェニルヨードニウムブタンスルホネート、4―
メトキシフェニルフェニルヨードニウムヘキサフロロア
ンチモネート、4―メトキシフェニルフェニルヨードニ
ウムトリフレイト、4―メトキシフェニルフェニルヨー
ドニウムナノフレイト、4―メトキシフェニルフェニル
ヨードニウムトシレート、4―メトキシフェニルフェニ
ルヨードニウムメタンスルホネート、4―メトキシフェ
ニルフェニルヨードニウムエタンスルホネート、4―メ
トキシフェニルフェニルヨードニウムプロパンスルホネ
ート、4―メトキシフェニルフェニルヨードニウムブタ
ンスルホネート、4,4’―ジtertブチルジフェニ
ルヨードニウムヘキサフロロアンチモネート、4,4’
―ジtertブチルジフェニルヨードニウムトリフレイ
ト、4,4’―ジtertブチルジフェニルヨードニウ
ムナノフレイト、4,4’―ジtertブチルジフェニ
ルヨードニウムトシレート、4,4’―ジtertブチ
ルジフェニルヨードニウムメタンスルホネート、4,
4’―ジtertブチルジフェニルヨードニウムエタン
スルホネート、4,4’―ジtertブチルジフェニル
ヨードニウムプロパンスルホネート、4,4’―ジte
rtブチルジフェニルヨードニウムブタンスルホネー
ト、4,4’―ジメチルジフェニルヨードニウムヘキサ
フロロアンチモネート、4,4’―ジメチルジフェニル
ヨードニウムトリフレイト、4,4’―ジメチルジフェ
ニルヨードニウムナノフレイト、4,4’―ジメチルジ
フェニルヨードニウムトシレート、4,4’―ジメチル
ジフェニルヨードニウムメタンスルホネート、4,4’
―ジメチルジフェニルヨードニウムエタンスルホネー
ト、4,4’―ジメチルジフェニルヨードニウムプロパ
ンスルホネート、4,4’―ジメチルジフェニルヨード
ニウムブタンスルホネート、3、3’―ジニトロジフェ
ニルヨードニウムヘキサフロロアンチモネート、3、
3’―ジニトロジフェニルヨードニウムトリフレイト、
3、3’―ジニトロジフェニルヨードニウムナノフレイ
ト、3、3’―ジニトロジフェニルヨードニウムトシレ
ート、3、3’―ジニトロジフェニルヨードニウムメタ
ンスルホネート、3、3’―ジニトロジフェニルヨード
ニウムエタンスルホネート、3、3’―ジニトロジフェ
ニルヨードニウムプロパンスルホネート、3、3’―ジ
ニトロジフェニルヨードニウムブタンスルホネート、ナ
フチルカルボニルメチルテトラヒドロチオフェニルヘキ
サフロロアンチモネート、ナフチルカルボニルメチルテ
トラヒドロチオフェニルトリフレイト、ナフチルカルボ
ニルメチルテトラヒドロチオフェニルナノフレイト、ナ
フチルカルボニルメチルテトラヒドロチオフェニルトシ
レート、ナフチルカルボニルメチルテトラヒドロチオフ
ェニルメタンスルホネート、ナフチルカルボニルメチル
テトラヒドロチオフェニルエタンスルホネート、ナフチ
ルカルボニルメチルテトラヒドロチオフェニルプロパン
スルホネート、ナフチルカルボニルメチルテトラヒドロ
チオフェニルブタンスルホネート、ジメチルヒドロキシ
ナフチルヘキサフロロアンチモネート、ジメチルヒドロ
キシナフチルトリフレイト、ジメチルヒドロキシナフチ
ルナノフレイト、ジメチルヒドロキシナフチルトシレー
ト、ジメチルヒドロキシナフチルメタンスルホネート、
ジメチルヒドロキシナフチルエタンスルホネート、ジメ
チルヒドロキシナフチルプロパンスルホネート、ジメチ
ルヒドロキシナフチルブタンスルホネート、ヒドロキシ
こはく酸イミドのトリフロロメタンスルホン酸エステ
ル、ヒドロキシこはく酸イミドのナノフロロブタンスル
ホン酸エステル、ヒドロキシこはく酸イミドのトリメタ
ンスルホン酸エステル、ヒドロキシこはく酸イミドのト
リエタンスルホン酸エステル、ヒドロキシこはく酸イミ
ドのトリプロパンスルホン酸エステル、ヒドロキシこは
く酸イミドのトリブタンスルホン酸エステル、ヒドロキ
シこはく酸イミドのトルエンスルホン酸エステル、ヒド
ロキシシクロヘキサンジカルボン酸イミドのトリフロロ
メタンスルホン酸エステル、ヒドロキシシクロヘキサン
ジカルボン酸イミドのナノフロロブタンスルホン酸エス
テル、ヒドロキシシクロヘキサンジカルボン酸イミドの
トリメタンスルホン酸エステル、ヒドロキシシクロヘキ
サンジカルボン酸イミドのトリエタンスルホン酸エステ
ル、ヒドロキシシクロヘキサンジカルボン酸イミドのト
リプロパンスルホン酸エステル、ヒドロキシシクロヘキ
サンジカルボン酸イミドのトリブタンスルホン酸エステ
ル、ヒドロキシシクロヘキサンジカルボン酸イミドのト
ルエンスルホン酸エステル、ヒドロキシノルボルネンジ
カルボン酸イミドのトリフロロメタンスルホン酸エステ
ル、ヒドロキシノルボルネンジカルボン酸イミドのナノ
フロロブタンスルホン酸エステル、ヒドロキシノルボル
ネンジカルボン酸イミドのトリメタンスルホン酸エステ
ル、ヒドロキシノルボルネンジカルボン酸イミドのトリ
エタンスルホン酸エステル、ヒドロキシノルボルネンジ
カルボン酸イミドのトリプロパンスルホン酸エステル、
ヒドロキシノルボルネンジカルボン酸イミドのトリブタ
ンスルホン酸エステル、ヒドロキシノルボルネンジカル
ボン酸イミドのトルエンスルホン酸エステルなどがあげ
られる。
【0043】上記酸発生剤の中でも、ジフェニルヨード
ニウムトリフレイト、トリフェニルスルホニウムトリフ
レイト、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアン
チモネイト、トリフェニルスルホニウムテトラフルオロ
ボレイトは、光照射による酸の発生率が高いという点か
ら好ましく用いられる。
【0044】本発明の感光性樹脂組成物の透明性樹脂
(主材)と酸発生剤の含有割合は、樹脂を90.0〜9
9.9%(重量%、以下同様)、好ましくは95.0〜
99.5%、酸発生剤を0.1〜10.0%(重量%、
以下同様)、好ましくは0.5%〜5.0%の範囲が適
当である。樹脂が99.9%を越える場合にはパターニ
ングが行いにくくなる傾向が生じ、90.0%未満の場
合には、均一な相溶性が得られ難くなるので、形成する
パターン不良が発生しやすくなる。また、酸発生剤が
0.1%未満の場合には良好なパターンを形成すること
ができなくなり、10%を越えた場合には均一な相溶性
が得られにくくなるので、形成するパターン不良が発生
しやすくなる。
【0045】本発明の感光性樹脂組成物の製法は、両成
分が均一に溶解混合されるかぎり特に限定されないが、
例えば上記透明性樹脂および酸発生剤を溶媒に溶解させ
るなどの方法が用いられる。用いられる溶剤としては上
記透明性樹脂が速やかに溶解し、かつそれらと反応しな
いものであるかぎりとくに限定はないが、沸点が100
〜220℃の範囲の溶媒が好ましい。沸点が100℃よ
り低い場合、塗布した時むらができやすく、沸点が22
0℃より高い場合、乾燥が容易ではなくなる。上記のよ
うな溶媒の具体例としては、例えば、メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ、メチルセルソルブアセテート、
エチルセルソルブアセテート、メチルメトキシプロピオ
ネート、エチルエトキシプロピオネート、プロピレング
リコールモノメイチルエーテルアセテート、プロピレン
ルリコールモノエチルエーテルアセテート、酢酸エチ
ル、ピルビン酸エチル、2―ヘプタノン、ジグライム、
シクロペンタノン、シクロヘキサノン、γ―ブチロラク
トン、酢酸イソアミル、クロロベンゼン、ジクロロベン
ゼンなどがあげられる。用いられる溶媒量は、組成中の
50〜95%であるのが均一な膜を形成することが可能
であるという点から好ましい。このようにして製造され
る感光性樹脂組成物は、一般に固形分濃度が5〜50%
程度で容易に流動する程度の粘度を有している。
【0046】上記感光性樹脂組成物において、上記透明
性樹脂は主材として用いられる成分であり、パターン化
される基体(シリコンウエハ)に塗布した場合には感光
性被膜を形成し、露光した場合には、露光部分に存在す
る上記透明性樹脂の第2の原子団(分解基)が、酸発生
剤から発生する酸を触媒として分解し、アルカリ現像液
により溶解する高分子に変換し、現像、リンスによりポ
ジ型パターンを形成する成分である。
【0047】上記感光性樹脂組成物の現像液としては、
アルカリ水溶液または有機溶剤を用いることができる。
アルカリ水溶液を用いるとポジ型のパターンが形成で
き、有機溶剤を用いるとネガ型のパターンを形成するこ
とができる。アルカリ水溶液としては、アンモニア、ト
リエチルアミン、ジメチルアミノメタノール、テトラメ
チルアンモニウムヒドロキサイド、水酸化ナトリウム、
コリンなどの水溶液を用いることができる。また、有機
溶媒としては、ジクロロメタン、クロロホルム、トリク
ロロエチレン、酢酸エチル、酢酸イソアミル、メタノー
ルまたはイソプロパノールやこれらの混合溶媒を用いる
ことができる。
【0048】本発明の半導体装置の製造方法は、例えば
シリコンウエハなどの半導体基板上に上記感光性樹脂組
成物の膜を設け、プリベークを行い、上記感光性樹脂組
成物の膜にUV光、Deep UV光(ArFエキシマ
レーザ等)、軟X線、電子線F等の短波長レーザをパタ
ーン露光し、その後50〜150℃程度の加熱を40秒
〜600秒間行って、次いで現像を行ってパターン形成
を行う方法で、上記感光性樹脂組成物がArFエキシマ
レーザ光等の光吸収を低く抑えたまま、ドライエッチン
グ耐性を確保できるので微細加工が可能となる。
【0049】
【実施例】実施例1.第1の原子団を備えた第1のモノ
マーとして、メタクリル酸ジシアノヒドロキシベンジル
エステルの合成例を示す。2,3―ジシアノヒドロキノ
ン25g、ピリジン25gをTHF50mlに溶解し、
氷冷中に、メタクリル酸クロライド26.6gをゆっく
り滴下し、そのまま24時間攪拌反応を続けた。得られ
た反応物から、THFをロータリーエバポレータで除去
し、残留物を炭酸ナトリウム水溶液、水の順に洗浄し、
得られた粉末をヘキサン/アセトンで再結晶し、精製を
行った。
【0050】実施例2.実施例1で得られた第1のモノ
マーを用いた第1の樹脂の合成例を示す。メタクリル酸
ジシアノヒドロキシベンジルエステル3.0gとAIB
N(0.5モル%)0.0108gを、固形分15%と
なるようにTHF(17g)で溶解させ、反応溶液を、
60℃で6時間重合を行う。反応後、ヘキサン中に再沈
し、固体を回収する。白色の固体が得られる。なお、第
1の樹脂は、本実施例のように、第1のモノマーのホモ
ポリマーでもよく、実施例1で得られた化合物を重合す
ることによっても得ることができる。
【0051】実施例3.第1のモノマーと第2のモノマ
ーの共重合体である第3の樹脂の合成方法は、例えば、
(第1のモノマー/第2のモノマー)=20/80であ
る時、第2のモノマーをメタクリル酸tertブチルエ
ステルとすると、実施例1で得た第1のモノマー5.0
g、第2のモノマー12.5gを固形分が30%となる
ジオキサン(40.7g)に溶解させ、固形分の0.5
モル%のAIBN0.09g(開始剤)を加え、溶解さ
せる。60℃で12時間重合を行った。重合体はヘキサ
ン中に再沈させ、固体を得た。さらに得られたポリマー
をTHFに溶解させ、再度ヘキサン中に再沈を行った。
ポリマーはデシケータ内で真空ポンプによって乾燥し
た。
【0052】実施例4.第1の原子団を示す一般式
(1)において、R1〜R5で示される置換基のシアノ
基以外が、酸で分解することのできる第2の原子団を含
有するモノマー(第3のモノマー)の合成例を示す。実
施例1で得た第1のモノマーであるメタクリル酸ジシア
ノヒドロキシベンジルエステルの水酸基を、酸により分
解する基を有する第2の原子団であるtertブトキシ
カルボニル基で保護することにより得ることができる。
即ち、上記第1のモノマー5gをTHFに溶解し、触媒
としてジメチルアミノピリジンを触媒量加え、溶解させ
る。そこに、二炭酸ジtertブチル5gを加え、6時
間、40度のオイルバス中で攪拌反応させる。この反応
液中のアセトンをエバポレーターで留去し、水中に投入
して固体を回収し、デシケータ内で真空乾燥を行った。
【0053】実施例5.実施例3で得られた樹脂(第1
のモノマー/第2のモノマーが20/80の場合)5g
とトリフェニルスルホニウムトリフレイト0.015g
をジエチレングルコールジメチルエーテル30gに溶解
し、0.2μmのメンブランフィルターでろ過して本発
明の実施例の感光性樹脂組成物の溶液を作成した。この
溶液をヘキサメチルジシラザンで密着性強化したシリコ
ンウエハ上に塗布して0.5μm厚のパターン形成材料
膜を得た。この膜に12mJ/cm2のArFエキシマ
レーザを照射した後、120℃のホットプレート上で9
0秒間加熱を行った。その後、0.048重量%のテト
ラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で60秒間現
像を行い、その後純水によってリンスを行った。その結
果、0.17μmのラインアンドスペースのパターンが
形状良く解像されていた。またCF4ガスプラズマによ
るエッチング速度を、従来から感光性樹脂組成物のベー
ス樹脂として用いられているポリヒドロキシスチレン樹
脂のエッチング速度を1として比較して表1に示す。表
1から、本発明の実施例の感光性樹脂組成物の膜のエッ
チング速度はポリヒドロキシスチレン樹脂と同等のエッ
チング耐性を有していることがわかった。
【0054】
【表1】
【0055】実施例6.表1に示すように、2,3―ジ
シアノα―メチルポリスチレンとポリメタクリル酸te
rtブチルエステルをモル比で3:7になるように混合
したもの5gとトリフェニルスルホニウムトリフレイト
0.015gをジエチレングルコールジメチルエーテル
30gに溶解し、0.2μmのメンブランフィルターで
ろ過して本発明の実施例の感光性樹脂組成物の溶液を作
成し、実施例5と同様にしてパターンを形成した結果、
0.19μmのラインアンドスペースのパターンが形状
良く解像されていた。またCF4ガスプラズマによるエ
ッチング速度もポリヒドロキシスチレン樹脂と同等のエ
ッチング耐性を有していることがわかった。
【0056】実施例7.実施例3における第1のモノマ
ーの代わりに、実施例4で得られた第3のモノマーを用
いて、実施例3と同様にして第3のモノマーと第2のモ
ノマーの共重合体を合成し、表1に示すように実施例5
と同様にして本発明の実施例の感光性樹脂組成物の溶液
を作成し、パターンを形成した結果、0.18μmのラ
インアンドスペースのパターンが形状良く解像されてい
た。またCF4ガスプラズマによるエッチング速度もポ
リヒドロキシスチレン樹脂と同等のエッチング耐性を有
していることがわかった。
【0057】実施例8〜12.表2、3に示す本発明の
感光性樹脂組成物を用いて、実施例5と同様に本発明の
実施例の感光性樹脂組成物溶液を作成し、パターンを形
成した。
【0058】
【表2】
【0059】
【表3】
【0060】その結果、表1〜表3に示すようにいずれ
の場合でもArFエキシマレーザ露光で良好なパターン
が得られ、ポリヒドロキシスチレン樹脂と同等の耐ドラ
イエッチング性を有することが示された。
【0061】なお、上記実施例では短波長の光としてA
rFエキシマレーザを用いた例を示したが、例えばYA
Gレーザの5倍高調波等他の200nm付近の波長の光
でも同様の効果を得ることができる。
【0062】
【発明の効果】本発明の第1の透明性樹脂は、上記一般
式(1)で示される第1の原子団を備えたもので、短波
長領域に高い透明性を示すという効果がある。
【0063】本発明の第1の透明性樹脂は、上記一般式
(1)で示される第1の原子団と、酸により分解する第
2の原子団とを備えたもので、耐エッチング性に優れる
とともにArF等の短波長の光に対して透明性を有し、
感光性樹脂として用いることができるという効果があ
る。
【0064】本発明の第2の透明性樹脂は、上記第1の
透明性樹脂において、酸により分解する第2の原子団が
第2の樹脂を構成し、この第2の樹脂が上記一般式
(1)で示される第1の原子団を含有するものであり、
耐エッチング性に優れるとともにArF等の短波長の光
に対して透明性を有し、感光性樹脂として用いることが
できるという効果がある。
【0065】本発明の第3の透明性樹脂は、上記第1の
透明性樹脂において、上記一般式(1)で示される第1
の原子団が第1の樹脂を構成し、酸により分解する第2
の原子団が第2の樹脂を構成するものであり、耐エッチ
ング性に優れるとともにArF等の短波長の光に対して
透明性を有し、感光性樹脂として用いることができると
いう効果がある。
【0066】本発明の第4の透明性樹脂は、上記第1の
透明性樹脂において、上記一般式(1)で示される第1
の原子団および酸により分解する第2の原子団が第3の
樹脂を構成するものであり、耐エッチング性に優れると
ともにArF等の短波長の光に対して透明性を有し、感
光性樹脂として用いることができるという効果がある。
【0067】本発明の第5の透明性樹脂は、上記第1な
いし第4のいずれかの透明性樹脂において、上記一般式
(1)で示される第1の原子団におけるR1〜R5のシ
アノ基以外に、上記第2の原子団が含有されるものであ
り、耐エッチング性に優れるとともにArF等の短波長
の光に対して透明性を有し、感光性樹脂として用いるこ
とができるという効果がある。
【0068】本発明の第1の感光性樹脂組成物は、上記
第1ないし第5のいずれかの透明性樹脂と光または放射
線の照射により酸を発生する化合物とを含有したもので
あり、ArF等の短波長の光に対して透明性に優れ、高
解像度でエッチング耐性が優れるという効果がある。
【0069】本発明に係る第1の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上に上記第1の感光性樹脂組成物の膜を
設ける工程、上記感光性樹脂組成物膜に短波長レーザを
パターン露光する工程および露光後の感光性樹脂組成物
膜を現像処理する工程を施す方法であり、微細パターン
が可能で高集積化された半導体装置を得ることができる
という効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H025 AA01 AA02 AA09 AB16 AC04 AC08 BE00 BE10 BJ00 CB16 CB41 CB55 2H097 CA13 CA17 FA03 FA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で示される第1の原子
    団 【化1】 (式中、R1〜R5の隣り合う2つがシアノ基であ
    る。)を備えた透明性化合物。
  2. 【請求項2】 下記一般式(1)で示される第1の原子
    団 【化2】 (式中、R1〜R5の隣り合う2つがシアノ基であ
    る。)と、酸により分解する第2の原子団とを備えた透
    明性樹脂。
  3. 【請求項3】 酸により分解する第2の原子団が第2の
    樹脂を構成し、この第2の樹脂が上記一般式(1)で示
    される第1の原子団を含有することを特徴とする請求項
    2に記載の透明性樹脂。
  4. 【請求項4】 上記一般式(1)で示される第1の原子
    団が第1の樹脂を構成し、酸により分解する第2の原子
    団が第2の樹脂を構成することを特徴とする請求項2に
    記載の透明性樹脂。
  5. 【請求項5】 上記一般式(1)で示される第1の原子
    団および酸により分解する第2の原子団が第3の樹脂を
    構成することを特徴とする請求項2に記載の透明性樹
    脂。
  6. 【請求項6】 上記一般式(1)で示される第1の原子
    団におけるR1〜R5のシアノ基以外に、上記第2の原
    子団が含有されることを特徴とする請求項2ないし請求
    項5のいずれかに記載の透明性樹脂。
  7. 【請求項7】 請求項2ないし請求項6のいずれかに記
    載の透明性樹脂と光または放射線の照射により酸を発生
    する化合物とを含有した感光性樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 半導体基板上に請求項7に記載の感光性
    樹脂組成物の膜を設ける工程、上記感光性樹脂組成物膜
    に短波長レーザをパターン露光する工程および露光後の
    感光性樹脂組成物膜を現像処理する工程を施す半導体装
    置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130323646A1 (en) * 2012-05-16 2013-12-05 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Resist composition and patterning process

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KR101748902B1 (ko) * 2012-05-16 2017-06-19 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 레지스트 재료 및 이것을 이용한 패턴 형성 방법

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