JP2000009412A - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JP2000009412A
JP2000009412A JP10173616A JP17361698A JP2000009412A JP 2000009412 A JP2000009412 A JP 2000009412A JP 10173616 A JP10173616 A JP 10173616A JP 17361698 A JP17361698 A JP 17361698A JP 2000009412 A JP2000009412 A JP 2000009412A
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impedance
position detecting
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康夫 根門
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雅昭 久須美
Kenichi Sato
謙一 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度でありかつ小型化した位置検出装置を
提供する。 【解決手段】 位置検出装置1は、筐体3内に、高周波
励磁された第1のコイル5と、コイル長が第1のコイル
5のコイル長よりも短く高周波励磁された第2のコイル
7と、第1のコイル5の中心軸方向に対して相対移動自
在に、第1のコイル5内に挿入されたコア9と、第1の
コイル5のインピーダンスと第2のコイル7のインピー
ダンスとの差に基づき、コア9と第1のコイル5との相
対移動位置を検出する検出手段とを備えている。第1の
コイル5は、コア9の移動に応じてインピーダンスが変
化し、第2のコイル7は、コア9の移動によりインピー
ダンス変化が生じない位置に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械や産業用
ロボット等の可動部分の絶対移動位置を検出する位置検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より工作機械や産業用ロボット等の
可動部分の移動量や移動位置を検出する位置検出装置と
して、例えば、差動トランス方式の位置検出装置が知ら
れている。
【0003】図14に、この差動トランス方式による従
来の位置検出装置を示す。
【0004】従来の位置検出装置100は、励磁コイル
101と、この励磁コイル101の巻回の中心軸方向
(以下、コイルの巻回の中心軸方向を巻回方向とい
う。)の両端に隣接して設けられた第1と第2の検出コ
イル102,103とを備えている。
【0005】第1と第2の検出コイル102,103
は、励磁コイル101に対してその中心軸が一致するよ
うに端部に隣接して設けられ、その巻回方向の長さL
(以下、コイルの巻回方向の長さをコイル長という。)
が励磁コイル101のコイル長と同一となっている。励
磁コイル101は、図示しない駆動回路により例えば2
kH〜3kH程度の周波数の信号で励磁される。第1と
第2の検出コイル102,103は、励磁コイル101
と磁気的に結合されており、この励磁コイル101から
発生する磁束により電気的な出力が誘起される。
【0006】また、従来の位置検出装置100は、丸棒
状の磁性材料からなるコア104と、長手方向の一端が
工作機械や産業用ロボット等の可動部106に取り付け
られ、他端にコア104の長手方向の一端が取り付けら
れたスピンドル105とを備えている。コア104は、
長手方向の中心軸が励磁コイル101の中心軸と一致す
るように、励磁コイル101、第1の検出コイル102
及び第2の検出コイル103内に移動自在に挿入されて
いる。コア104は、スピンドル105がX1方向及び
X2方向に直線移動する可動部106に取り付けられて
いるため、この可動部106の移動に応じて、上記励磁
コイル101、第1の検出コイル102、第2の検出コ
イル103内をX1方向及びX2方向に直線移動する。
【0007】以上のような構成の従来の位置検出装置1
00では、各検出コイル102,103のインダクタン
スがコア104の挿入量に応じて変化する。そのため、
この従来の位置検出装置100では、励磁コイル101
から発生する磁束により励起される電気的な出力に基づ
き、各検出コイル102,103のインダクタンスを検
出し、その差動出力を求めることで、コア104と各検
出コイル102,103との相対移動位置を検出するこ
とができる。従って、この位置検出装置100では、ス
ピンドル105を介してコア104に取り付けられた上
記可動部の絶対移動位置を検出することができる。
【0008】図15に、この従来の位置検出装置100
の出力特性図を示す。
【0009】例えば、第1の検出コイル102と第2の
検出コイル103に対して均等な挿入量となる位置にコ
ア104があるときには、第1の検出コイル102と第
2の検出コイル103の内部の磁束量が同一となる。そ
のため、第1の検出コイル102の出力C1と第2の検
出コイル103の出力C2とは同一となり、その差動出
力(C2−C1)は0となる。このときの状態を平衡状
態とする。
【0010】この平衡状態から、コア104が第1のコ
イル102側に移動すると、第1のコイル102の出力
C1は増加し、第2のコイル103の出力C2は減少す
る。従って、その差動出力(C2−C1)は減少する。
また、この平衡状態から、コア104が第2のコイル1
03側に移動すると、第1のコイル102の出力C1は
減少し、第2のコイル103の出力C2は増加する。従
って、その差動出力(C2−C1)は増加する。
【0011】このように、この従来の位置検出装置10
0では、コア104の移動位置に応じて出力が直線的に
変化するため、このコア104に接続されている可動部
106の移動位置をこの出力に基づき検出することがで
きる。
【0012】以上のように、従来の位置検出装置100
では、各検出コイル102,103のインダクタンス変
化の差動出力を取ることで、ノイズに強く、直線性の良
い位置検出を行うことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、差動トラン
ス方式による従来の位置検出装置100は、コア104
の移動距離と同じ長さ以上のコイル長を持つコイルを3
つ必要としていた。すなわち、従来の位置検出装置10
0では、全コイルのコイル長の合計の長さが、移動位置
を検出することが可能な有効長に対して3倍以上の長さ
を必要としていた。そのため、この従来の位置検出装置
100では、コア104の移動方向の大きさが、少なく
とも有効長の3倍程度必要となり、装置全体の小型化を
することが困難であった。
【0014】本発明は、このような実情を鑑みてなされ
たものであり、高精度であり、かつ、小型化した位置検
出装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る位置検出装置は、高周波励磁された
第1のコイルと、コイル長が上記第1のコイルのコイル
長よりも短く、中心軸が上記第1のコイルの中心軸と一
致し、高周波励磁された第2のコイルと、上記第1のコ
イルの中心軸方向に対して相対移動自在に、この第1の
コイル内に挿入された磁性材料からなるコアと、上記第
1のコイルのインピーダンスと上記第2のコイルのイン
ピーダンスとの差に基づき、上記コアと上記第1のコイ
ルとの相対移動位置を検出する検出手段とを備え、上記
第2のコイルは、上記コアの移動によりインピーダンス
変化が生じない位置に設けられることを特徴とする。
【0016】この位置検出装置では、上記コアの移動位
置に応じて変化する高周波励磁された上記第1のコイル
と第2のコイルのインピーダンスの差を検出し、このイ
ンピーダンスの差に基づき上記コアに取り付けられた物
体の移動位置を検出する。
【0017】本発明に係る位置検出装置は、上記コアの
挿入方向の上記第1のコイルの先端部分の近傍に固定さ
れて設けられた高透磁率材料を備えることを特徴とす
る。
【0018】この位置検出装置では、上記コアの移動位
置に応じて変化する高周波励磁された上記第1のコイル
と第2のコイルのインピーダンスを検出し、このインピ
ーダンスの差に基づき上記コアに取り付けられた物体の
移動位置を検出する。また、この位置検出装置では、上
記第1と第2のコイルから生じる磁束が上記高透磁率材
料を通過する。
【0019】
【発明の実施の形態】まず、直線移動範囲が10mmで
ある可動部の移動位置を検出する本発明の第1の実施の
形態の位置検出装置について説明する。
【0020】図1に、本発明を適用した第1の実施の形
態の位置検出装置の断面図を示す。
【0021】位置検出装置1は、工作機械や産業用ロボ
ットの直線移動部分である可動部2の移動位置を検出す
る。可動部2は、例えば、図中X1方向又はX2方向に
直線移動する。この可動部2の移動量は、10mmとな
っている。位置検出装置1では、この可動部2の移動を
10mmの範囲で位置検出することができるように、位
置検出が可能な有効長が10mm以上となっている。
【0022】位置検出装置1は、円筒状の筐体3と、第
1のボビン4に巻回されてこの筐体3内に収納された第
1のコイル5と、第2のボビン6に巻回されてこの筐体
3内に収納された第2のコイル7と、筐体3を閉塞する
蓋体8とを備えている。
【0023】筐体3は、例えば、直径が8mm、長手方
向の長さが125mmの外形寸法の円筒状の形状を有し
ている。この筐体3は、長手方向が可動部2の移動方向
に平行となり、一方の開口部3aがこの可動部2に対向
する位置に固定されている。
【0024】第1のコイル5は、例えば、直径が0.0
6mmのCu線が第1のボビン4に1層分巻回されるこ
とにより形成されている。この第1のコイル5の巻回の
中心軸方向の長さ(コイル長)は、可動部2の可動範囲
すなわちこの装置の有効長よりも長くなっており、例え
ば、25mmとなっている。また、この第1のコイル5
のコイル径は例えば4mmとなっている。第1のボビン
4に巻回された第1のコイル5は、その中心軸が円筒状
の筐体3の中心軸に一致するように、この筐体3の内部
に収納されている。
【0025】第2のコイル7は、例えば、直径が0.0
6mmのCu線が第2のボビン6に1層分巻回されるこ
とにより形成されている。この第2のコイル7のコイル
長は、上記第1のコイル5のコイル長より短く、例え
ば、3mmとなっている。また、この第2のコイル7の
コイル径は、上記第1のコイル5のコイル径と同一で、
例えば4mmとなっている。第2のボビン6に巻回され
た第2のコイル7は、その中心軸が円筒状の筐体3の中
心軸に一致するように、この筐体3の内部に収納されて
いる。
【0026】ここで、第1のコイル5と第2のコイル7
は、可動部2の移動方向に対して、端部をつきあわせた
形で、隣接した位置に配置されている。例えば、第1の
コイル5は可動部2に対向する筐体3の一方の開口部3
a側に配置され、第2のコイル7は可動部2に対向しな
い筐体3の一方の開口部3b側に配置される。
【0027】このように配置された第1のコイル5及び
第2のコイル7は、筐体3の可動部2に対向しない一方
の開口部3bが有底筒状の蓋体8により閉塞されること
により、筐体3内の所定の位置に固定されている。この
第1のコイル5と第2のコイル7は、コイルを構成する
Cu線の一端どうしが接続され、筐体3内から外部に挿
出された信号線5aに接続している。また、第1のコイ
ル5のCu線の信号線5aに接続されていない一端が筐
体3内から外部に挿出された信号線5bに接続され、第
2のコイル7のCu線の信号線5aに接続されていない
一端が筐体3内から外部に挿出された信号線7aに接続
されている。そして、各コイル5,7は、信号線5a,
5b,7aを介して後述する駆動検出回路に接続し、こ
の駆動検出回路によりそれぞれ高周波励磁されている。
【0028】また、この位置検出装置1は、第1のコイ
ル5内に挿入された丸棒状のコア9と、このコア9を支
持するスピンドル10とを備えている。
【0029】コア9は、例えば、SK材から構成されて
いる。このコア9は、磁性材料から構成されるものであ
ればどのようなものであってもよく、例えば、Fe、N
iFe等でもよい。また、コア9は、高透磁率材料であ
るパーマロイや、Si,Fe,Co,B等により構成さ
れるアモルファス合金を用いてもよい。このコア9は、
長手方向の長さがこの装置の有効長よりも長い長尺状の
形状となっており、例えば、直径が2mm、長手方向の
長さが21.5mmの丸棒状の形状を有している。
【0030】このコア9は、その中心軸が、第1のコイ
ル5の中心軸と一致するように、この第1のコイル5内
に挿入されている。このコア9は、第1のコイル5の中
心軸方向に移動可能とされており、第1のコイル5の中
心軸方向の中心位置oを中心として、少なくとも、可動
部2の可動量すなわちこの位置検出装置の有効長である
10mmの範囲で移動可能となっている。このようなコ
ア9は、可動部2に対向する方向の一端が、スピンドル
10に取り付けられている。
【0031】スピンドル10は、丸棒状の形状を有して
おり、蓋体8が取り付けられていない筐体3の開口部3
aから、この筐体3内に挿入されている。このスピンド
ル10は、筐体3の内壁に摺動自在に支持され、長手方
向に移動自在となっている。
【0032】このスピンドル10は、筐体3に挿入され
た方向の一端に、丸棒状の中心軸が一致するようにコア
9が取り付けられている。また、このスピンドル10
は、コア9が取り付けられていない一端が、可動部2に
取り付けられている。
【0033】以上のような構成の位置検出装置1では、
可動部2が、図中X1方向又はX2方向に直線移動する
と、スピンドル10もこの移動にともなって筐体3内を
図中X1方向又はX2方向に直線移動する。このことに
より、コア9が、可動部2の移動にともなって、第1の
コイル5の内部を、この第1のコイル5の中心軸方向に
有効長の範囲で直線移動する。
【0034】ここで、第1のコイル5は、コア9の挿入
量に応じてインピーダンスが変化する。すなわち、この
第1のコイル5は、コア9との相対位置の関係によっ
て、インピーダンスが変化する。
【0035】例えば、図2に示すように、第1のコイル
5のコイル長をLとし、コア9が挿入されていない空心
部分の第1のコイル5の長さをxとする。このxが、第
1のコイル5とコア9との相対移動位置を示す。すなわ
ち、x=0となっているときにコア9が第1のコイル5
内に完全に挿入された状態となり、x=Lとなっている
こときにコア9が第1のコイル5に全く挿入されていな
い状態となる。ここで、コア9が、第1のコイル5内を
距離xだけ移動したとする。このときの第1のコイル5
の全体のインピーダンスZallは、コア9が挿入されて
いない空心部分(x)のインピーダンスZ1と、コア9
が挿入されている有心部分(L−x)のインピーダンス
2との総和となり、以下の式(1)で表される。
【0036】 Zall=Z1(x)+Z2(L−x) 但し x≦L ・・・(1) このように、第1のコイル5の全体のインピーダンスZ
allは、第1のコイル5とコア9との相対移動位置xの
関数となる。
【0037】従って、位置検出装置1では、コア9が移
動することによって第1のコイル5のインピーダンスが
変化することから、この第1のコイル5のインピーダン
スを検出することにより、このコア9とスピンドル10
を介して接続された可動部2の移動位置を検出できる。
【0038】また、このような第1のコイル5に対し
て、第2のコイル7は、コア9との相対位置の関係によ
ってインピーダンスが変化しない。すなわち、第2のコ
イル7は、上述したように、可動部2に対向しない筐体
3の一方の開口部3b側に、第1のコイル5につきあわ
せたかたちで隣接して配置されていることから、可動部
2が移動しても内部にコア9が常に挿入されず、インピ
ーダンスが変化しない。そのため、位置検出装置1で
は、第1のコイル5のインピーダンスを検出するととも
に、第2のコイル7のインピーダンスを検出し、この差
分を求めることにより、温度変化や電気的なノイズの影
響を除去することができ、高精度な位置検出を行うこと
ができる。
【0039】このような第1のコイル5のインイーダン
スの変化を検出するため位置検出装置1では、筐体3の
外部に駆動検出回路を備えている。位置検出装置1で
は、この駆動検出回路により、第1のコイル5及び第2
のコイル7を高周波で励磁するとともに、第1のコイル
5のインピーダンスと第2のコイル7のインピーダンス
とをを直流電圧として検出して、その差分に基づき上記
可動部2の移動位置を検出する。
【0040】図3に位置検出装置1に備えられる駆動検
出回路の回路図を示す。
【0041】位置検出装置1に備えられる駆動検出回路
11は、発振回路12と、発振回路12からのパルス信
号に基づき第1のコイル5及び第2のコイル7の駆動電
流をスイッチングするスイッチング回路13と、第1の
コイル5の出力電圧を検出して平滑化する第1の平滑回
路14と、第1のコイル5と並列に接続された第2のコ
イル7の出力電圧を検出して平滑化する第2の平滑回路
15と、平滑化された第1のコイル5と第2のコイル7
との出力電圧の差分を増幅する差動増幅回路16とを備
えている。
【0042】第1のコイル5と第2のコイル7とは、図
3に示すように、スイッチング回路13に対して並列接
続されている。第1のコイル5は、一端が抵抗r1を介
して電源電圧Vccが供給され、他端がスイッチング回
路13を介して接地されている。また、第2のコイル7
は、一端が上記抵抗r1と同一の抵抗値の抵抗r2を介し
て電源電圧Vccが供給され、他端がスイッチング回路
13を介して接地されている。この第1のコイル5及び
第2のコイル7は、それぞれ抵抗r1,r2との接続点か
ら検出出力が取り出される。
【0043】発振回路12は、例えば、周波数1MH
z,パルス幅200nsのパルス信号を発生する。スイ
ッチング回路13は、このパルス信号に基づき、並列接
続された第1のコイル5及び第2のコイル7に流れる電
流をスイッチングする。このことにより、第1のコイル
5及び第2のコイル7が高周波パルス電流で励磁され
る。
【0044】発振回路12による第1のコイル5及び第
2のコイル7の駆動は、パルス信号に限られず、例え
ば、正弦波信号であってもよい。もっとも、パルス信号
で駆動することにより、回路を安価にすることができ、
さらに、デューティー比を変化させることで消費電力を
抑えつつインピーダンス特性を良好にすることができ
る。
【0045】また、第1のコイル5は、駆動する信号の
周波数を上げていくことにより、そのインピーダンス特
性の変化の直線性が良好となっていく。さらに、第1の
コイル5及び第2のコイル7は、駆動する信号の周波数
を上げていくことにより、その応答速度が高速となって
いく。従って、発振回路12による第1のコイル5及び
第2のコイル7の駆動は、良好なインピーダンス特性が
得られて応答速度が高速となる高周波信号であればよ
く、例えば、10kHz〜10MHz程度の信号で駆動
することができる。また、第1のコイル5の特性によっ
ては、例えば、50kHz〜1MHz程度の信号であれ
ば良好な特性を得ることができる。
【0046】第1の平滑回路14は、第1のコイル5と
抵抗r1との接続点の電圧を検出して平滑化する。第2
の平滑回路15は、第2のコイル7と抵抗r2との接続
点の電圧を検出して平滑化する。
【0047】差動増幅回路16は、第1の平滑回路14
により平滑化された第1のコイル5の出力電圧と、第2
の平滑回路15により平滑化された第2のコイル7の出
力電圧との差動電圧を検出して、この差動電圧を増幅し
た信号を生成し、この信号を可動部2の位置信号として
出力する。
【0048】以上のように駆動検出回路11は、第1の
コイル5に高周波のパルス電流を励磁することができ
る。また、第2のコイル7は、上述したようにインピー
ダンスの変化が生じないので、第1のコイル5と第2の
コイル7との差分を取ることにより、第1のコイル5の
インピーダンス変化に比例して変化する電圧値を検出し
て、この値を可動部2の位置信号として出力することが
できる。
【0049】図4に、可動部2の位置(Position)に対
する駆動検出回路11の出力特性図を示し、図5に、可
動部2の位置に対する出力の直線性誤差(Error)を示
す。
【0050】図4に示すように、この位置検出装置1で
は、可動部2の移動範囲である有効長10mm内で、約
0.63ボルトから0.20ボルトの範囲で直線的に電
圧変動する出力を得ることができる。また、図5に示す
ように、この位置検出装置1では、可動部2の移動範囲
である有効長10mm内で、直線性誤差を0.5パーセ
ント以下とすることができる。
【0051】以上のように本発明の第1の実施の形態の
位置検出装置1では、高い精度で可動部2の移動位置を
検出することができる。また、この位置検出装置1で
は、駆動検出回路11により高周波励磁した第1のコイ
ル5を用いて位置検出を行うので、コイル長に対して位
置検出可能な有効長を長くすることができる。そのた
め、位置検出装置1では、装置全体の小型化を図り、ま
た、回路規模を小さくすることができる。
【0052】また、この位置検出装置1では、高周波励
磁をした第1のコイル5のインピーダンスを検出をする
ので、応答性に優れ、この第1のコイル5の巻き線数を
少なくすることができる。
【0053】さらに、この位置検出装置1では、コア9
との相対位置によってもインピーダンス変化が生じない
第2のコイル7との差分を検出して、第1のコイル5の
インピーダンスを検出しているので、温度変化や電気的
なノイズの影響を受けずに、位置検出をすることができ
る。また、第2のコイル7のコイル長は、位置検出可能
な有効長に影響を及ぼさないので、十分短いものとする
ことができ、装置全体を小型化することができる。
【0054】つぎに、直線移動範囲が10mmである可
動部の移動位置を検出する本発明の第2の実施の形態の
位置検出装置について説明する。なお、この第2の実施
の形態の位置検出装置を説明するのにあたり、上記第1
の実施の形態の位置検出装置1と同一の構成要素につい
ては、図面中に同一の符号を付け、その詳細な説明を省
略する。
【0055】図6に、本発明を適用した第2の実施の形
態の位置検出装置の断面図を示す。
【0056】この第2の実施の形態の位置検出装置20
では、可動部2の移動を10mmの範囲で位置検出する
ことができるように、位置検出が可能な有効長が10m
m以上となっている。
【0057】位置検出装置20は、円筒状の筐体3と、
第3のボビン21に巻回されてこの筐体3内に収納され
た第3のコイル22と、筐体3を閉塞する蓋体8と、第
3のコイル22の内部に設けられた高透磁率材料である
パーマロイ23とを備えている。
【0058】第3のコイル22は、例えば、直径が0.
06mmのCu線が第3のボビン21に1層分巻回され
ることにより形成されている。この第3のコイル22の
コイル長は、可動部2の可動範囲すなわちこの装置の有
効長よりも長くなっており、また、上記第1の実施の形
態の第1のコイル5のコイル長よりも短く、例えば、2
0mmとなっている。また、この第3のコイル22のコ
イル径は例えば4mmとなっている。第3のボビン21
に巻回された第3のコイル22は、その中心軸が円筒状
の筐体3の中心軸に一致するように、この筐体3の内部
に収納されている。
【0059】ここで、第3のコイル22と第2のコイル
7は、可動部2の移動方向に対して端部をつきあわせた
かたちで隣接した位置に配置されている。例えば、第3
のコイル22は可動部2に対向する筐体3の一方の開口
部3a側に配置され、第2のコイル7は可動部2に対向
しない筐体3の一方の開口部3b側に配置される。
【0060】この第3のコイル22と第2のコイル7
は、筐体3の可動部2に対向しない一方の開口部3bが
有底筒状の蓋体8により閉塞されることにより、筐体3
内の所定の位置に固定されている。
【0061】また、第3のコイル22には、可動部2に
対向しない一方の筐体3の開口部3bに近接した端部
に、すなわち、コア24の挿入方向の先端部に、高透磁
率材料であるパーマロイ23が設けられている。パーマ
ロイ23は、例えば、直径が2mmで、高さが3mmの
円柱状の形状を有している。
【0062】ここで、第3のコイル22にパーマロイ2
3を設けていない場合、励磁駆動した第3のコイル22
が発生する磁束は、図7(a)に示すように、コイル端
部において拡散した状態となる。これに対して、第3の
コイル22にパーマロイ23を設けた場合、励磁駆動し
た第3のコイル22の磁束は、図7(b)に示すよう
に、コイル端部において理想的な平行状態となる。すな
わち、第3のコイル22の端部にパーマロイ23を設け
ることにより、第3のコイル22の内部を通過する磁束
がパーマロイ23に集束する。そのため、この第3のコ
イル22では、磁束量の変化に対するインピーダンスの
変化のリニアリティーが改善される。
【0063】また、パーマロイ23を設ける位置は、コ
ア7の挿入方向の先端部の近傍であれば、上記図7
(b)に示すような全体が完全に第3のコイル22の内
部に挿入されている位置に限られない。例えば、図8
(a)に示すように、パーマロイ23の一部が第3のコ
イル22の外部に突出し、一部が内部に挿入されている
位置に設けても良い。また、図8(b)に示すように、
パーマロイ23を第3のコイル22の外部に隣接した位
置に設けても良い。また、図8(c)に示すように、パ
ーマロイ23を第3のコイル22の端部から離れた外部
に設けても良い。
【0064】なお、この位置検出装置20では、パーマ
ロイ23に変えて、例えば、Fe、Co、Si、B等の
高透磁率材料を第3のコイル22に設けても良い。
【0065】また、この位置検出装置20は、第3のコ
イル22内に挿入された丸棒状のコア24と、このコア
24を支持するスピンドル10とを備えている。
【0066】コア24は、材質等は、上記第1の実施の
形態のコア9と同一であるが、長手方向の長さがコア9
よりも短く16.5mmの丸棒状の形状を有している。
【0067】以上のような構成の位置検出装置20で
は、可動部2が、図中X1方向又はX2方向に直線移動
すると、スピンドル10もこの移動にともなって筐体3
内を図中X1方向又はX2方向に直線移動する。このこ
とにより、コア24が、可動部2の移動にともなって、
第3のコイル22の内部を、この第2のコイル22の中
心軸方向に有効長の範囲で直線移動する。
【0068】図9に、可動部2の位置(Position)に対
する駆動検出回路11の出力特性図を示し、図10に、
可動部2の位置に対する出力の直線性誤差(Error)を
示す。
【0069】図9に示すように、この位置検出装置20
では、可動部2の移動範囲である有効長10mm内で、
約1.00ボルトから0.48ボルトの範囲で直線的に
電圧変動する出力を得ることができる。また、図10に
示すように、この位置検出装置1では、可動部2の移動
範囲である有効長10mm内で、直線性誤差を0.5パ
ーセント以下とすることができる。
【0070】以上のように本発明の第2の実施の形態の
位置検出装置20では、高い精度で可動部2の移動位置
を検出することができる。また、この位置検出装置20
では、駆動検出回路11により高周波励磁した第3のコ
イル22を用いて位置検出を行うので、コイル長に対し
て位置検出可能な有効長を長くすることができる。その
ため、位置検出装置20では、装置全体の小型化を図
り、また、回路規模を小さくすることができる。
【0071】また、この位置検出装置20では、高周波
励磁をした第3のコイル22のインピーダンスを検出を
するので、応答性に優れ、この第3のコイル22の巻き
線数を少なくすることができる。
【0072】また、この位置検出装置20では、コア2
4との相対位置によってもインピーダンス変化が生じな
い第2のコイル7との差分を検出して、第3のコイル2
2のインピーダンスを検出しているので、温度変化や電
気的なノイズの影響を受けずに、位置検出をすることが
できる。また、第3のコイル22のコイル長は、位置検
出可能な有効長に影響を及ぼさないので、十分短いもの
とすることができ、装置全体を小型化することができ
る。
【0073】さらに、この位置検出装置20では、コア
24の挿入方向の第3のコイル22の先端部分に固定し
たパーマロイ23を備えることにより、第3のコイル2
2内の磁束を平行とすることができ、第3のコイル22
のコイル長に対してさらに有効長を長くすることができ
る。
【0074】なお、以上説明した実施の形態では、第2
のコイル7を、第1のコイル5又は第3のコイル22に
対して、可動部2に対向しない筐体3の一方の開口部3
b側につきあわせたかたちで隣接して配置しているが、
本発明では、コア9或いはコア24との相対位置の関係
によってインピーダンスが変化しない位置であれば、ど
のような位置に第2のコイル7を配置しても良い。
【0075】例えば、図11に示す位置検出装置30の
ように、第2のコイル7を、第3のコイル22に対し
て、可動部2に対向した筐体3の一方の開口部3a側に
つきあわせたかたちで隣接して配置してもよい。この位
置検出装置30では、コア9が移動した場合であって
も、第2のコイル7の内部に常にコア9が挿入された状
態となっているため、第2のコイル7のインピーダンス
は変化しない。
【0076】また、例えば、図12に示す位置検出装置
40のように、可動部2に対向した筐体3の一方の開口
部3a側の第1のコイル22の端部の外周に、第2のコ
イル7を巻回しても良い。この位置検出装置40では、
コア24が移動した場合であっても、第2のコイル7の
内部に常にコア24が挿入された状態となっているた
め、第2のコイル7のインピーダンスは変化しない。
【0077】また、例えば、図13に示す位置検出装置
50のように、可動部2に対向していない筐体3の一方
の開口部3b側の第1のコイル22の端部の外周に、第
2のコイル7を巻回しても良い。この位置検出装置50
では、コア24が移動した場合であっても、第2のコイ
ル7の内部に常にコア24が挿入されていない状態とな
っているため、第2のコイル7のインピーダンスは変化
しない。
【0078】また、以上本発明の実施の形態を説明する
にあたり、固定配置されたコイル内をコアが移動する位
置検出装置を示したが、コイルとコアとの相対位置に応
じてコイルのインピーダンスが変化するので、固定配置
されたコアに対してコイルを移動させ、すなわち、筐体
を可動部に取り付けて、位置検出をしてもよい。
【0079】また、本発明の実施の形態を説明するにあ
たり、筐体、コア、コイル、スピンドルの形状を、円筒
状或いは丸棒状とした位置検出装置を示したが、本発明
では、その形状は限られず、例えば、矩形筒状の筐体、
板状のコア,スピンドル、矩形に巻回されたコイル等を
用いても良い。
【0080】さらに、本発明の実施の形態を説明するに
あたり、直線移動をする可動部の移動位置を検出する位
置検出装置について示したが、本発明では、直線移動に
限られず、例えば、中心軸が円弧状となったコイルに、
このコイルの中心軸の形状と同一のコアを挿入して、円
移動する可動部の回転位置を検出しても良い。
【0081】
【発明の効果】本発明に係る位置検出装置では、コアの
移動位置に応じて変化する高周波励磁された第1及び第
2のコイルのインピーダンスの差を検出し、このインピ
ーダンスの差に基づき上記コアに取り付けられた物体の
移動位置を検出する。このことにより、この位置検出装
置では、コイル長に対して位置検出可能な有効長を長く
することができ、そのため、装置全体の小型化を図るこ
とができる。また、この位置検出装置では、第1と第2
のコイルのインピーダンスの差を検出することから、外
乱に対する影響が少なく、高精度な位置検出を行うこと
ができる。また、この位置検出装置では、高周波励磁を
した第1のコイルと第2のコイルのインピーダンスを検
出をするので、応答性に優れ、コイルの巻き線数を少な
くすることができる。
【0082】また、本発明に係る位置検出装置では、コ
アの挿入方向の第1のコイルの先端部分の近傍に固定し
た高透磁率材料を備えることにより、第1のコイル内の
磁束を平行とすることができ、さらに、高精度な位置検
出をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の位置検出装置の断
面図である。
【図2】上記位置検出装置に備えられるコイルとコアと
の相対位置に対するインピーダンスの変化を説明するた
めの図である。
【図3】上記位置検出装置の駆動検出回路の回路図であ
る。
【図4】可動部の位置に対する上記位置検出装置の駆動
検出回路の出力特性図である。
【図5】可動部の位置に対する上記位置検出装置の駆動
検出回路の出力の直線性誤差を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の位置検出装置の断
面図である。
【図7】コイル内の磁束の状態を説明するための図であ
る。
【図8】コイルの端部に設けられパーマロイの位置を説
明するための図である。
【図9】可動部の位置に対する上記位置検出装置の駆動
検出回路の出力特性図である。
【図10】可動部の位置に対する上記位置検出装置の駆
動検出回路の出力の直線性誤差を示す図である。
【図11】第2のコイルの配置位置を変えた位置検出装
置の断面図である。
【図12】第2のコイルの配置位置を変えた他の位置検
出装置の断面図である。
【図13】第2のコイルの配置位置を変えた他の位置検
出装置の断面図である。
【図14】従来の位置検出装置を示す図である。
【図15】従来の位置検出装置の出力特性を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,20,30,40,50 位置検出装置、2 可動
部、3 筐体、4 第1のボビン、5 第1のコイル、
6 第2のボビン、7 第2のコイル、8 蓋体、9,
24 コア、10 スピンドル、11 駆動検出回路、
21 第3のボビン、22 第3のコイル、23 パー
マロイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久須美 雅昭 東京都品川区西五反田3丁目9番17号 ソ ニー・プレシジョン・テクノロジー株式会 社内 (72)発明者 佐藤 謙一 東京都品川区西五反田3丁目9番17号 ソ ニー・プレシジョン・テクノロジー株式会 社内 Fターム(参考) 2F063 AA02 BA21 BA22 CA34 DA05 GA04 GA13 GA33 GA36 GA45 LA11 2F077 AA18 CC02 FF04 FF12 TT06 VV02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波励磁された第1のコイルと、 コイル長が上記第1のコイルのコイル長よりも短く、中
    心軸が上記第1のコイルの中心軸と一致し、高周波励磁
    された第2のコイルと、 上記第1のコイルの中心軸方向に対して相対移動自在
    に、この第1のコイル内に挿入された磁性材料からなる
    コアと、 上記第1のコイルのインピーダンスと上記第2のコイル
    のインピーダンスとの差に基づき、上記コアと上記第1
    のコイルとの相対移動位置を検出する検出手段とを備
    え、 上記第2のコイルは、上記コアの移動によりインピーダ
    ンス変化が生じない位置に設けられることを特徴とする
    位置検出装置。
  2. 【請求項2】 上記コアの挿入方向の上記第1のコイル
    の先端部分の近傍に固定されて設けられた高透磁率材料
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の位置検出装
    置。
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