JP2000009331A - 天井埋込形空気調和機 - Google Patents
天井埋込形空気調和機Info
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- JP2000009331A JP2000009331A JP10172648A JP17264898A JP2000009331A JP 2000009331 A JP2000009331 A JP 2000009331A JP 10172648 A JP10172648 A JP 10172648A JP 17264898 A JP17264898 A JP 17264898A JP 2000009331 A JP2000009331 A JP 2000009331A
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- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィルタ交換時の吸込グリルの取付け、取外
しの際の安全性を確保し、かつ作業効率を向上した天埋
型空気調和機を提供する。 【解決手段】 吸込グリル５の一側を化粧パネル３の吸
込口３ｘの一側壁に回動自在に取付けるとともに、吸込
グリル５の他側の角隅部に上方に延伸し先端にストッパ
６ａを備え根元に薄肉部を形成したロッドステー６を固
着し、化粧パネル３の吸込口３ｘの他側壁に形成した角
長孔にストッパ６ａを圧入して、ロッドステー６が薄肉
部を支点として角長孔内を揺動自在に摺動するととも
に、ストッパ６ａが角長孔の縁に係止することにより、
吸込グリル５の回動を、送風機の触指を防止するためロ
ッドステー６の基端からストッパ６ａまでの長さにより
決まる所定位置までに制限し、フィルタ４着脱のために
開口可能にする。
しの際の安全性を確保し、かつ作業効率を向上した天埋
型空気調和機を提供する。 【解決手段】 吸込グリル５の一側を化粧パネル３の吸
込口３ｘの一側壁に回動自在に取付けるとともに、吸込
グリル５の他側の角隅部に上方に延伸し先端にストッパ
６ａを備え根元に薄肉部を形成したロッドステー６を固
着し、化粧パネル３の吸込口３ｘの他側壁に形成した角
長孔にストッパ６ａを圧入して、ロッドステー６が薄肉
部を支点として角長孔内を揺動自在に摺動するととも
に、ストッパ６ａが角長孔の縁に係止することにより、
吸込グリル５の回動を、送風機の触指を防止するためロ
ッドステー６の基端からストッパ６ａまでの長さにより
決まる所定位置までに制限し、フィルタ４着脱のために
開口可能にする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井に埋設される
形式の空気調和機に係り、詳しくはフィルタと吸込グリ
ルの取付けの構成に関する。
形式の空気調和機に係り、詳しくはフィルタと吸込グリ
ルの取付けの構成に関する。
【０００２】
【従来の技術】図９（ａ）は、従来型の天井埋込形空気
調和機の一例を示す要部分解斜視図、（ｂ）は、従来型
の天井埋込形空気調和機の他の例を示す要部斜視図、図
１０は、従来型の天井埋込形空気調和機の一例を示す斜
視図である。１は天井埋込形空気調和機の本体、２は本
体ケーシング、３は化粧パネル、４はフィルタ、５は吸
込グリル、１１は送風機、１２は熱交換器である。
調和機の一例を示す要部分解斜視図、（ｂ）は、従来型
の天井埋込形空気調和機の他の例を示す要部斜視図、図
１０は、従来型の天井埋込形空気調和機の一例を示す斜
視図である。１は天井埋込形空気調和機の本体、２は本
体ケーシング、３は化粧パネル、４はフィルタ、５は吸
込グリル、１１は送風機、１２は熱交換器である。
【０００３】本体ケーシング２の下面に、吸込口３ｘと
吹出口３ｙとを開設した化粧パネル３が取付られ、前記
吸込口３ｘに、内側にフィルタ４を着脱可能に装着する
ようにした吸込グリル５を開閉可能に枢着し、前記吸込
口３ｘと吹出口３ｙを結ぶとともに前記本体ケーシング
２内に形成された空気通路に送風機１１と熱交換器１２
を配設し天井埋込形空気調和機本体１を構成する。
吹出口３ｙとを開設した化粧パネル３が取付られ、前記
吸込口３ｘに、内側にフィルタ４を着脱可能に装着する
ようにした吸込グリル５を開閉可能に枢着し、前記吸込
口３ｘと吹出口３ｙを結ぶとともに前記本体ケーシング
２内に形成された空気通路に送風機１１と熱交換器１２
を配設し天井埋込形空気調和機本体１を構成する。
【０００４】従来の天井埋込形空気調和機は、海外の安
全規格のなかに触指試験があり、送風機などのような電
気部品の揺動部に対しての安全性の規制に対処するた
め、図９（ａ）に示すように、送風機１１の触指を防ぐ
ために本体ケーシング２の下面に保護網２ｚがネジ止め
されていた。この場合、前記送風機１１と前記保護網２
ｚとの間が短いため、網の目を細かくする必要がある。
全規格のなかに触指試験があり、送風機などのような電
気部品の揺動部に対しての安全性の規制に対処するた
め、図９（ａ）に示すように、送風機１１の触指を防ぐ
ために本体ケーシング２の下面に保護網２ｚがネジ止め
されていた。この場合、前記送風機１１と前記保護網２
ｚとの間が短いため、網の目を細かくする必要がある。
【０００５】このため風量が低下するおそれがあり、更
に前記保護網２ｚを金網にするとコストが高いため樹脂
成形品にしても金型費の発生がありディメリットとなる
問題があった。
に前記保護網２ｚを金網にするとコストが高いため樹脂
成形品にしても金型費の発生がありディメリットとなる
問題があった。
【０００６】一方、図９（ｂ）、図１０に示すように、
本体ケーシング２の下面に取り付けた化粧パネル３に、
フィルタ４交換時のため吸込グリル５を工具を使用した
ネジ止め３ｚとして送風機１１の触指を防ぐ場合もあっ
た。しかしながら、この場合には、一般ユーザのメンテ
ナンスが困難になるおそれがある問題を有していた。
本体ケーシング２の下面に取り付けた化粧パネル３に、
フィルタ４交換時のため吸込グリル５を工具を使用した
ネジ止め３ｚとして送風機１１の触指を防ぐ場合もあっ
た。しかしながら、この場合には、一般ユーザのメンテ
ナンスが困難になるおそれがある問題を有していた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来型の
問題点に鑑み発明されたものであって、フィルタ交換時
の吸込グリルの取付け、取外しの際の安全性を確保し、
かつ作業効率を向上した天井埋込形空気調和機を提供す
ることを目的とするものである。
問題点に鑑み発明されたものであって、フィルタ交換時
の吸込グリルの取付け、取外しの際の安全性を確保し、
かつ作業効率を向上した天井埋込形空気調和機を提供す
ることを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、本体ケーシングの下面に、吸込口と吹出
口とを開設した化粧パネルが取付られ、前記吸込口に、
内側にフィルタを着脱可能に装着するようにした吸込グ
リルを開閉可能に枢着し、前記吸込口と吹出口を結ぶと
ともに前記本体ケーシング内に形成された空気通路に送
風機と熱交換器が配設されてなる天井埋込形空気調和機
において、前記吸込グリルの一側を前記化粧パネルの吸
込口の一側壁に回動自在に取付けるとともに、前記吸込
グリルの他側の角隅部に上方に延伸し先端にストッパを
備え根元に薄肉部を形成したロッドステーを固着し、前
記化粧パネルの吸込口の他側壁に形成した角長孔に前記
ストッパを圧入して、前記ロッドステーが前記薄肉部を
支点として前記角長孔内を揺動自在に摺動するととも
に、前記ストッパが前記角長孔の縁に係止することによ
り、前記吸込グリルの回動を、前記送風機の触指を防止
するため前記ロッドステーの基端から前記ストッパまで
の長さにより決まる所定位置までに制限し、前記フィル
タ着脱のために開口可能にする一方、前記吸込グリルを
前記化粧パネルに固定するグリルストッパを、前記吸込
グリルの他側の角隅部に配設した構成となっている。
解決するため、本体ケーシングの下面に、吸込口と吹出
口とを開設した化粧パネルが取付られ、前記吸込口に、
内側にフィルタを着脱可能に装着するようにした吸込グ
リルを開閉可能に枢着し、前記吸込口と吹出口を結ぶと
ともに前記本体ケーシング内に形成された空気通路に送
風機と熱交換器が配設されてなる天井埋込形空気調和機
において、前記吸込グリルの一側を前記化粧パネルの吸
込口の一側壁に回動自在に取付けるとともに、前記吸込
グリルの他側の角隅部に上方に延伸し先端にストッパを
備え根元に薄肉部を形成したロッドステーを固着し、前
記化粧パネルの吸込口の他側壁に形成した角長孔に前記
ストッパを圧入して、前記ロッドステーが前記薄肉部を
支点として前記角長孔内を揺動自在に摺動するととも
に、前記ストッパが前記角長孔の縁に係止することによ
り、前記吸込グリルの回動を、前記送風機の触指を防止
するため前記ロッドステーの基端から前記ストッパまで
の長さにより決まる所定位置までに制限し、前記フィル
タ着脱のために開口可能にする一方、前記吸込グリルを
前記化粧パネルに固定するグリルストッパを、前記吸込
グリルの他側の角隅部に配設した構成となっている。
【０００９】また、前記グリルストッパが、前記吸込グ
リルの他側の角隅部に形成された切欠きに対応する幅
で、前記吸込グリルに形成された長孔に挿通され下方に
突出するツマミと、長手方向に沿って略中央に形成され
た摺動孔を有し、同摺動孔を挿通するネジにより摺動自
在に前記吸込グリルに取付けられ、前記化粧パネルの吸
込口の他側壁に先端を係止した構成となっている。
リルの他側の角隅部に形成された切欠きに対応する幅
で、前記吸込グリルに形成された長孔に挿通され下方に
突出するツマミと、長手方向に沿って略中央に形成され
た摺動孔を有し、同摺動孔を挿通するネジにより摺動自
在に前記吸込グリルに取付けられ、前記化粧パネルの吸
込口の他側壁に先端を係止した構成となっている。
【００１０】また、前記吸込グリルの一側にフックと同
フックに対応するフック受を前記化粧パネルの一側に設
け、着脱自在に前記吸込グリルを前記化粧パネルに取付
けた構成となっている。
フックに対応するフック受を前記化粧パネルの一側に設
け、着脱自在に前記吸込グリルを前記化粧パネルに取付
けた構成となっている。
【００１１】また、前記ロッドステーのストッパを、先
端左右に突出した凸部と、同左右両凸部の間に前記ロッ
ド先端より切り込んだ切込溝とにより構成する。
端左右に突出した凸部と、同左右両凸部の間に前記ロッ
ド先端より切り込んだ切込溝とにより構成する。
【００１２】また、前記ロッドステーの左右両凸部の先
端に、先端に行くほど狭くなるテーパーを設けた構成と
なっている。
端に、先端に行くほど狭くなるテーパーを設けた構成と
なっている。
【００１３】また、前記切込溝の底の位置を、前記化粧
パネルの下面より少許出るか若しくは出ない程度にした
構成となっている。
パネルの下面より少許出るか若しくは出ない程度にした
構成となっている。
【００１４】また、前記角長孔の位置を前記フック受寄
りに形成し、前記吸込グリルが開いた状態において前記
ロッドステーが前記フック受寄りに傾くようにした構成
となっている。
りに形成し、前記吸込グリルが開いた状態において前記
ロッドステーが前記フック受寄りに傾くようにした構成
となっている。
【００１５】また、前記角長孔の一部分の幅を広くし
て、ストッパ挿入部を形成した構成となっている。
て、ストッパ挿入部を形成した構成となっている。
【００１６】また、前記ロッドステーを、ポリプロピレ
ン等の弾性変形し易い合成樹脂により形成した構成とな
っている。
ン等の弾性変形し易い合成樹脂により形成した構成とな
っている。
【００１７】また、前記吸込グリルの角隅部にＵ溝を形
成し、同Ｕ溝と逆方向に開口した逆Ｕ溝を形成した取付
具を前記角隅部に固着して、前記Ｕ溝と逆Ｕ溝の円弧部
を上下方向に合わせることにより丸孔を形成し、同丸孔
を通し前記ロッドステーの基端に設けたネジ孔にネジを
螺着することにより、前記吸込グリルに前記ロッドステ
ーを固着した構成となっている。
成し、同Ｕ溝と逆方向に開口した逆Ｕ溝を形成した取付
具を前記角隅部に固着して、前記Ｕ溝と逆Ｕ溝の円弧部
を上下方向に合わせることにより丸孔を形成し、同丸孔
を通し前記ロッドステーの基端に設けたネジ孔にネジを
螺着することにより、前記吸込グリルに前記ロッドステ
ーを固着した構成となっている。
【００１８】更に、前記取付具に、前記フィルタの押え
片を併設し、同押え片に係止孔を形成し、同係止孔に係
止する係止リブを設けた前記フィルタを、前記吸込グリ
ルに保持した構成となっている。
片を併設し、同押え片に係止孔を形成し、同係止孔に係
止する係止リブを設けた前記フィルタを、前記吸込グリ
ルに保持した構成となっている。
【００１９】
【発明の実施の形態】図１は本発明の一実施例を示す天
井埋込形空気調和機の要部断面図であり、（ａ）は化粧
パネルに吸込グリルを取付けるところ、（ｂ）は吸込グ
リルを開きフィルタを脱着するところ、（ｃ）は吸込グ
リルをほぼ閉じた状態を示す。図２は本発明の一実施例
を示す天井埋込形空気調和機の化粧パネルの要部斜視図
である。図３は本発明の一実施例を示す天井埋込形空気
調和機のロッドステーを示し、（ａ）は化粧パネルに取
付けるところ、（ｂ）は化粧パネルに取付いたところ、
（ｃ）は側面図である。図４は本発明の一実施例を示す
天井埋込形空気調和機の要部斜視図であり、（ａ）は吸
込グリルにロッドステーが取付いた状態、（ｂ）はロッ
ドステー取付時を示し、（ｃ）は取付前の分解状態を示
す。図５は本発明の一実施例を示す天井埋込形空気調和
機の説明のためロッドステーを省略した要部斜視図であ
り、（ａ）は吸込グリルに取付具とグリルスットパが取
付いた状態、（ｂ）はグリルスットパの取付用のネジを
取り外した状態、（ｃ）はグリルスットパを取り外した
状態を示す。図６は本発明の一実施例を示す天井埋込形
空気調和機の要部分解斜視図であり、吸込グリルからフ
ィルタを取り外した状態を示す。図７は本発明の一実施
例を示す天井埋込形空気調和機の要部斜視図であり、
（ａ）は吸込グリルにフィルタを取付けた状態、（ｂ）
はその要部拡大図を示す。図８は本発明の一実施例を示
す天井埋込形空気調和機の化粧パネルの一側を吸込グリ
ルに回動自在に取付けた部分の要部断面図であり、
（ａ）は吸込グリルが開いた状態、（ｂ）は閉じた状態
を示す。
井埋込形空気調和機の要部断面図であり、（ａ）は化粧
パネルに吸込グリルを取付けるところ、（ｂ）は吸込グ
リルを開きフィルタを脱着するところ、（ｃ）は吸込グ
リルをほぼ閉じた状態を示す。図２は本発明の一実施例
を示す天井埋込形空気調和機の化粧パネルの要部斜視図
である。図３は本発明の一実施例を示す天井埋込形空気
調和機のロッドステーを示し、（ａ）は化粧パネルに取
付けるところ、（ｂ）は化粧パネルに取付いたところ、
（ｃ）は側面図である。図４は本発明の一実施例を示す
天井埋込形空気調和機の要部斜視図であり、（ａ）は吸
込グリルにロッドステーが取付いた状態、（ｂ）はロッ
ドステー取付時を示し、（ｃ）は取付前の分解状態を示
す。図５は本発明の一実施例を示す天井埋込形空気調和
機の説明のためロッドステーを省略した要部斜視図であ
り、（ａ）は吸込グリルに取付具とグリルスットパが取
付いた状態、（ｂ）はグリルスットパの取付用のネジを
取り外した状態、（ｃ）はグリルスットパを取り外した
状態を示す。図６は本発明の一実施例を示す天井埋込形
空気調和機の要部分解斜視図であり、吸込グリルからフ
ィルタを取り外した状態を示す。図７は本発明の一実施
例を示す天井埋込形空気調和機の要部斜視図であり、
（ａ）は吸込グリルにフィルタを取付けた状態、（ｂ）
はその要部拡大図を示す。図８は本発明の一実施例を示
す天井埋込形空気調和機の化粧パネルの一側を吸込グリ
ルに回動自在に取付けた部分の要部断面図であり、
（ａ）は吸込グリルが開いた状態、（ｂ）は閉じた状態
を示す。
【００２０】本発明の実施例を添付図面を参照して詳細
に説明する。なお、従来と同じ部分の符号は同一とす
る。また、基本的な構成は従来と同じなので説明を省略
する。以下本発明の一実施例に基づいて説明すると、図
１乃至図３に示すように、前記化粧パネル３の吸込口３
ｘの一側壁に、角長孔３ａとその一部分の幅を広くした
ストッパ挿入部３ｂとを形成する。また、他側壁に前記
吸込グリル５の一側を回動自在に取付ける。それととも
に、同吸込グリル５の他側の角隅部に、上方に延伸し先
端にストッパとして機能する凸部６ａと同凸部６ａが前
記ストッパ挿入部３ｂに圧入し易くするためのテーパー
６ｂと切込溝６ｃを備えたポリプロピレン等の弾性変形
し易い合成樹脂により作製されたロッドステー６を取付
ける。そして、前記吸込グリル５を押圧することにより
前記ストッパ挿入部３ｂに前記凸部６ａを圧入し、更に
前記吸込グリル５をを閉じると前記本体ケーシング２の
下面に前記ロッドステー６の先端が当接し、前記角長孔
３ａが後記フック受３ｄ寄りに形成していて前記ロッド
ステー６が後記フック受３ｄ寄りに傾斜しているため前
記ロッドステー６は前記本体ケーシング２の下面に沿っ
て摺動し、根元に形成した薄肉部６ｅ部分より傾き前記
吸込グリル５が閉じられる。また、前記フィルタ４を着
脱するために前記吸込グリル５を開いたときは、前記ロ
ッドステー６が前記薄肉部６ｅの弾性で立上り前記角長
孔３ａの端部に当接し、前記凸部６ａが前記角長孔３ａ
の縁に引っ掛かることにより、前記ロッドステー６の基
端から前記凸部６ａまでの長さにより決まる所定位置ま
でに開口量が制限され、前記送風機１１への触指を防止
することができる。
に説明する。なお、従来と同じ部分の符号は同一とす
る。また、基本的な構成は従来と同じなので説明を省略
する。以下本発明の一実施例に基づいて説明すると、図
１乃至図３に示すように、前記化粧パネル３の吸込口３
ｘの一側壁に、角長孔３ａとその一部分の幅を広くした
ストッパ挿入部３ｂとを形成する。また、他側壁に前記
吸込グリル５の一側を回動自在に取付ける。それととも
に、同吸込グリル５の他側の角隅部に、上方に延伸し先
端にストッパとして機能する凸部６ａと同凸部６ａが前
記ストッパ挿入部３ｂに圧入し易くするためのテーパー
６ｂと切込溝６ｃを備えたポリプロピレン等の弾性変形
し易い合成樹脂により作製されたロッドステー６を取付
ける。そして、前記吸込グリル５を押圧することにより
前記ストッパ挿入部３ｂに前記凸部６ａを圧入し、更に
前記吸込グリル５をを閉じると前記本体ケーシング２の
下面に前記ロッドステー６の先端が当接し、前記角長孔
３ａが後記フック受３ｄ寄りに形成していて前記ロッド
ステー６が後記フック受３ｄ寄りに傾斜しているため前
記ロッドステー６は前記本体ケーシング２の下面に沿っ
て摺動し、根元に形成した薄肉部６ｅ部分より傾き前記
吸込グリル５が閉じられる。また、前記フィルタ４を着
脱するために前記吸込グリル５を開いたときは、前記ロ
ッドステー６が前記薄肉部６ｅの弾性で立上り前記角長
孔３ａの端部に当接し、前記凸部６ａが前記角長孔３ａ
の縁に引っ掛かることにより、前記ロッドステー６の基
端から前記凸部６ａまでの長さにより決まる所定位置ま
でに開口量が制限され、前記送風機１１への触指を防止
することができる。
【００２１】図５に示すように、前記吸込グリル５を前
記化粧パネル３に固定するグリルストッパ８を、前記吸
込グリル５の他側の角隅部に配設してなるようにする。
また、前記グリルストッパ８が、前記吸込グリル５の他
側の角隅部に形成された切欠き５ｈに対応する幅で、前
記吸込グリル５に形成された長孔５ｄに挿通され下方に
突出するツマミ８ａと、長手方向に沿って略中央に形成
された摺動孔８ｂを有し、同摺動孔８ｂを挿通するネジ
９により摺動自在に前記吸込グリル５に取付けられ、前
記化粧パネル３の吸込口３ｘの他側壁に先端を係止して
なるようにする。図４、図５に示すように、前記吸込グ
リル５、前記取付具７に各々Ｕ溝５ｂ、逆Ｕ溝７ｃを形
成し、それらの円弧部を上下方向に合わせることにより
丸孔を形成し、同丸孔を通し前記ロッドステー６の基端
に設けたネジ孔６ｆにネジ１０を螺着することにより前
記ロッドステー６を固着しているので、前記吸込グリル
５に丸孔を直接形成する場合よりも金型のスライド機構
等が不要になり金型費用を削減できる。また、前記取付
具７を、前記吸込グリル５を前記化粧パネル３に固定す
るグリルストッパ８およびネジ１１により保持する。更
に、図７に示すように、前記取付具７に、前記フィルタ
４の係止リブ４ａを係止する係止孔７ａ１を形成した押
え片７ａを併設してなるようにし、図６に示すように、
前記フィルタ４の前記吸込グリル５の開口端より挿入
し、図７に示すように、前記押え片７ａの係止孔７ａ１
に前記フィルタ４の係止リブ４ａを係止することによ
り、前記フィルタ４を前記吸込グリル５に取付けること
ができる。
記化粧パネル３に固定するグリルストッパ８を、前記吸
込グリル５の他側の角隅部に配設してなるようにする。
また、前記グリルストッパ８が、前記吸込グリル５の他
側の角隅部に形成された切欠き５ｈに対応する幅で、前
記吸込グリル５に形成された長孔５ｄに挿通され下方に
突出するツマミ８ａと、長手方向に沿って略中央に形成
された摺動孔８ｂを有し、同摺動孔８ｂを挿通するネジ
９により摺動自在に前記吸込グリル５に取付けられ、前
記化粧パネル３の吸込口３ｘの他側壁に先端を係止して
なるようにする。図４、図５に示すように、前記吸込グ
リル５、前記取付具７に各々Ｕ溝５ｂ、逆Ｕ溝７ｃを形
成し、それらの円弧部を上下方向に合わせることにより
丸孔を形成し、同丸孔を通し前記ロッドステー６の基端
に設けたネジ孔６ｆにネジ１０を螺着することにより前
記ロッドステー６を固着しているので、前記吸込グリル
５に丸孔を直接形成する場合よりも金型のスライド機構
等が不要になり金型費用を削減できる。また、前記取付
具７を、前記吸込グリル５を前記化粧パネル３に固定す
るグリルストッパ８およびネジ１１により保持する。更
に、図７に示すように、前記取付具７に、前記フィルタ
４の係止リブ４ａを係止する係止孔７ａ１を形成した押
え片７ａを併設してなるようにし、図６に示すように、
前記フィルタ４の前記吸込グリル５の開口端より挿入
し、図７に示すように、前記押え片７ａの係止孔７ａ１
に前記フィルタ４の係止リブ４ａを係止することによ
り、前記フィルタ４を前記吸込グリル５に取付けること
ができる。
【００２２】ここで、本発明の作用について説明する。
図２と図３に示すように、前記角長孔３ａの幅は、前記
ロッドステー６が滑らかに摺動するように、前記ロッド
ステー６の幅より僅かに広い程度に設定し、前記角長孔
３ａの一部分に幅が広いストッパ挿入部３ｂを設け、か
つ前記凸部６ａにテーパー６ｂが形成されているため、
図１（ａ）に示すように、前記吸込グリル５を下方より
押すだけで、前記ロッドステー６を角長孔３ａに引っ掛
けることができる。また、前記凸部６ａが引っ掛かると
きに撓むように、前記切込溝６ｃを設けている。更に、
同切込溝６ｃの底６ｄの位置を前記化粧パネル３の下面
３ｃより寸法ｈだけ上方に設けていることにより、前記
ロッドステー６を取付けた後は前記凸部６ａを内側に撓
ませることができず、前記ロッドステー６を取り外すこ
とができない。したがって、図１（ｂ）に示すように、
前記吸込グリル５を開いたとき前記ロッドステー６の凸
部６ａが前記角長孔３ａに引っ掛かたままとなり、前記
吸込グリル５の開口量が前記ロッドステー６の基端から
前記凸部６ａまでの長さにより決まる所定位置までに制
限され、指が一定量以上入れることができず前記送風機
１１に触れず、海外安全規格の触指試験に対処すること
ができる。
図２と図３に示すように、前記角長孔３ａの幅は、前記
ロッドステー６が滑らかに摺動するように、前記ロッド
ステー６の幅より僅かに広い程度に設定し、前記角長孔
３ａの一部分に幅が広いストッパ挿入部３ｂを設け、か
つ前記凸部６ａにテーパー６ｂが形成されているため、
図１（ａ）に示すように、前記吸込グリル５を下方より
押すだけで、前記ロッドステー６を角長孔３ａに引っ掛
けることができる。また、前記凸部６ａが引っ掛かると
きに撓むように、前記切込溝６ｃを設けている。更に、
同切込溝６ｃの底６ｄの位置を前記化粧パネル３の下面
３ｃより寸法ｈだけ上方に設けていることにより、前記
ロッドステー６を取付けた後は前記凸部６ａを内側に撓
ませることができず、前記ロッドステー６を取り外すこ
とができない。したがって、図１（ｂ）に示すように、
前記吸込グリル５を開いたとき前記ロッドステー６の凸
部６ａが前記角長孔３ａに引っ掛かたままとなり、前記
吸込グリル５の開口量が前記ロッドステー６の基端から
前記凸部６ａまでの長さにより決まる所定位置までに制
限され、指が一定量以上入れることができず前記送風機
１１に触れず、海外安全規格の触指試験に対処すること
ができる。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フィルタ交換時の吸込グリルの取付け、取外しが安全
で、かつ作業効率のよい天井埋込形空気調和機となる。
フィルタ交換時の吸込グリルの取付け、取外しが安全
で、かつ作業効率のよい天井埋込形空気調和機となる。
【図１】本発明の一実施例を示す天井埋込形空気調和機
の要部断面図であり、（ａ）は化粧パネルに吸込グリル
を取付けるところ、（ｂ）は吸込グリルを開きフィルタ
を脱着するところ、（ｃ）は吸込グリルをほぼ閉じた状
態を示す。
の要部断面図であり、（ａ）は化粧パネルに吸込グリル
を取付けるところ、（ｂ）は吸込グリルを開きフィルタ
を脱着するところ、（ｃ）は吸込グリルをほぼ閉じた状
態を示す。
【図２】本発明の一実施例を示す天井埋込形空気調和機
の化粧パネルの要部斜視図である。
の化粧パネルの要部斜視図である。
【図３】本発明の一実施例を示す天井埋込形空気調和機
のロッドステーを示し、（ａ）は化粧パネルに取付ける
ところ、（ｂ）は化粧パネルに取付いたところ、（ｃ）
は側面図である。
のロッドステーを示し、（ａ）は化粧パネルに取付ける
ところ、（ｂ）は化粧パネルに取付いたところ、（ｃ）
は側面図である。
【図４】本発明の一実施例を示す天井埋込形空気調和機
の要部斜視図であり、（ａ）は吸込グリルにロッドステ
ーが取付いた状態、（ｂ）はロッドステー取付時を示
し、（ｃ）は取付前の分解状態を示す。
の要部斜視図であり、（ａ）は吸込グリルにロッドステ
ーが取付いた状態、（ｂ）はロッドステー取付時を示
し、（ｃ）は取付前の分解状態を示す。
【図５】本発明の一実施例を示す天井埋込形空気調和機
の説明のためロッドステーを省略した要部斜視図であ
り、（ａ）は吸込グリルに取付具とグリルスットパが取
付いた状態、（ｂ）はグリルスットパの取付用のネジを
取り外した状態、（ｃ）はグリルスットパを取り外した
状態を示す。
の説明のためロッドステーを省略した要部斜視図であ
り、（ａ）は吸込グリルに取付具とグリルスットパが取
付いた状態、（ｂ）はグリルスットパの取付用のネジを
取り外した状態、（ｃ）はグリルスットパを取り外した
状態を示す。
【図６】本発明の一実施例を示す天井埋込形空気調和機
の要部分解斜視図であり、吸込グリルからフィルタを取
り外した状態を示す。
の要部分解斜視図であり、吸込グリルからフィルタを取
り外した状態を示す。
【図７】本発明の一実施例を示す天井埋込形空気調和機
の要部斜視図であり、（ａ）は吸込グリルにフィルタを
取付けた状態、（ｂ）はその要部拡大図を示す。
の要部斜視図であり、（ａ）は吸込グリルにフィルタを
取付けた状態、（ｂ）はその要部拡大図を示す。
【図８】本発明の一実施例を示す天井埋込形空気調和機
の化粧パネルの一側を吸込グリルに回動自在に取付けた
部分の要部断面図であり、（ａ）は吸込グリルが開いた
状態、（ｂ）は閉じた状態を示す。
の化粧パネルの一側を吸込グリルに回動自在に取付けた
部分の要部断面図であり、（ａ）は吸込グリルが開いた
状態、（ｂ）は閉じた状態を示す。
【図９】（ａ）は、従来型の天埋型空気調和機の一例を
示す要部分解説明図、（ｂ）は、従来型の天埋型空気調
和機の他の例を示す要部斜視図である。
示す要部分解説明図、（ｂ）は、従来型の天埋型空気調
和機の他の例を示す要部斜視図である。
【図１０】従来型の天埋型空気調和機の一例を示す斜視
図である。
図である。
１ 本体 ２ 本体ケーシング ３ 化粧パネル ３ａ 角長孔 ３ｂ ストッパ挿入部 ３ｃ 化粧パネルの下面 ３ｄ フック受 ３ｘ 吸込口 ３ｙ 吹出口 ４ フィルタ ４ａ 係止リブ ５ 吸込グリル ５ａ フック ５ｂ Ｕ溝 ５ｄ 長孔 ５ｈ 切欠き ６ ロッドステー ６ａ 凸部（ストッパ） ６ｂ テーパー ６ｃ 切欠溝 ６ｄ 切欠溝の底 ６ｅ 薄肉部 ６ｆ ネジ孔 ７ 取付具 ７ａ 押え片 ７ａ１ 係止孔 ７ｃ 逆Ｕ溝 ８ グリルストッパ ８ａ ツマミ ８ｂ 摺動孔 ９ ネジ １０ ネジ
Claims (11)
- 【請求項１】 本体ケーシングの下面に、吸込口と吹出
口とを開設した化粧パネルが取付られ、前記吸込口に、
内側にフィルタを着脱可能に装着するようにした吸込グ
リルを開閉可能に枢着し、前記吸込口と吹出口を結ぶと
ともに前記本体ケーシング内に形成された空気通路に送
風機と熱交換器が配設されてなる天井埋込形空気調和機
において、 前記吸込グリルの一側を前記化粧パネルの吸込口の一側
壁に回動自在に取付けるとともに、前記吸込グリルの他
側の角隅部に上方に延伸し先端にストッパを備え根元に
薄肉部を形成したロッドステーを固着し、前記化粧パネ
ルの吸込口の他側壁に形成した角長孔に前記ストッパを
圧入して、前記ロッドステーが前記薄肉部を支点として
前記角長孔内を揺動自在に摺動するとともに、前記スト
ッパが前記角長孔の縁に係止することにより、 前記吸込グリルの回動を、前記送風機の触指を防止する
ため前記ロッドステーの基端から前記ストッパまでの長
さにより決まる所定位置までに制限し、前記フィルタ着
脱のために開口可能にする一方、 前記吸込グリルを前記化粧パネルに固定するグリルスト
ッパを、前記吸込グリルの他側の角隅部に配設してなる
ことを特徴とする天井埋込形空気調和機。 - 【請求項２】 前記グリルストッパが、前記吸込グリル
の他側の角隅部に形成された切欠きに対応する幅で、前
記吸込グリルに形成された長孔に挿通され下方に突出す
るツマミと、長手方向に沿って略中央に形成された摺動
孔を有し、同摺動孔を挿通するネジにより摺動自在に前
記吸込グリルに取付けられ、前記化粧パネルの吸込口の
他側壁に先端を係止してなることを特徴とする請求項１
記載の天井埋込形空気調和機。 - 【請求項３】 前記吸込グリルの一側にフックと同フッ
クに対応するフック受を前記化粧パネルの一側に設け、
着脱自在に前記吸込グリルを前記化粧パネルに取付けて
なることを特徴とする請求項１または請求項２記載の天
井埋込形空気調和機。 - 【請求項４】 前記ロッドステーのストッパを、先端左
右に突出した凸部と、同左右両凸部の間に前記ロッド先
端より切り込んだ切込溝とにより構成してなることを特
徴とする請求項１乃至請求項３記載の天井埋込形空気調
和機。 - 【請求項５】 前記ロッドステーの左右両凸部の先端
に、先端に行くほど狭くなるテーパーを設けてなること
を特徴とする請求項４記載の天井埋込形空気調和機。 - 【請求項６】 前記切込溝の底の位置を、前記化粧パネ
ルの下面より少許出るか若しくは出ない程度にしてなる
ことを特徴とする請求項４または請求項５記載の天井埋
込形空気調和機。 - 【請求項７】 前記角長孔の位置を前記フック受寄りに
形成し、前記吸込グリルが開いた状態において前記ロッ
ドステーが前記フック受寄りに傾くようにしてなること
を特徴とする請求項１乃至請求項６記載の天井埋込形空
気調和機。 - 【請求項８】 前記角長孔の一部分の幅を広くして、ス
トッパ挿入部を形成してなることを特徴とする請求項１
乃至請求項７記載の天井埋込形空気調和機。 - 【請求項９】 前記ロッドステーを、ポリプロピレン等
の弾性変形し易い合成樹脂により形成してなることを特
徴とする請求項１乃至請求項８記載の天井埋込形空気調
和機。 - 【請求項１０】 前記吸込グリルの角隅部にＵ溝を形成
し、同Ｕ溝と逆方向に開口した逆Ｕ溝を形成した取付具
を前記角隅部に固着して、前記Ｕ溝と逆Ｕ溝の円弧部を
上下方向に合わせることにより丸孔を形成し、同丸孔を
通し前記ロッドステーの基端に設けたネジ孔にネジを螺
着することにより、前記吸込グリルに前記ロッドステー
を固着してなることを特徴とする請求項１乃至請求項９
記載の天井埋込形空気調和機。 - 【請求項１１】 前記取付具に、前記フィルタの押え片
を併設し、同押え片に係止孔を形成し、同係止孔に係止
する係止リブを設けた前記フィルタを、前記吸込グリル
に保持してなることを特徴とする請求項１０記載の天井
埋込形空気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10172648A JP2000009331A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 天井埋込形空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10172648A JP2000009331A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 天井埋込形空気調和機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000009331A true JP2000009331A (ja) | 2000-01-14 |
Family
ID=15945793
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10172648A Pending JP2000009331A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 天井埋込形空気調和機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000009331A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100441962C (zh) * | 2004-06-21 | 2008-12-10 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 空调器的室内机 |
-
1998
- 1998-06-19 JP JP10172648A patent/JP2000009331A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100441962C (zh) * | 2004-06-21 | 2008-12-10 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 空调器的室内机 |
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|---|---|---|---|
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