JP2000008701A - スライディング系サッシの指詰め防止機構 - Google Patents

スライディング系サッシの指詰め防止機構

Info

Publication number
JP2000008701A
JP2000008701A JP10189709A JP18970998A JP2000008701A JP 2000008701 A JP2000008701 A JP 2000008701A JP 10189709 A JP10189709 A JP 10189709A JP 18970998 A JP18970998 A JP 18970998A JP 2000008701 A JP2000008701 A JP 2000008701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stopper
sash
finger pinch
door
posture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10189709A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Kimura
薫 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP10189709A priority Critical patent/JP2000008701A/ja
Publication of JP2000008701A publication Critical patent/JP2000008701A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wing Frames And Configurations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 戸を開ける際に必ず操作するクレセントに指
詰め防止機能を付加することにより、ストッパーを作用
姿勢と非作用姿勢とに切り換えるための特別な人為操作
を不要にすると共に、窓ガラスの清掃や手入れ等のため
に、一旦、指詰め防止機能を解除しても、元の作用姿勢
に復元し忘れることによる指詰め事故を防止できるよう
にしたスライディング系サッシの指詰め防止機構を提供
する。 【解決手段】 引き違いサッシや片引きサッシ等のスラ
イディング系サッシの指詰め防止機構であって、クレセ
ント1の爪側部材4に、クレセントの開錠動作と施錠動
作とに連動して、外障子の戸枠の移動軌跡内に突出した
作用姿勢と移動軌跡外に出た非作用姿勢とに切り換わる
ストッパー6を連設し、当該ストッパーと前記爪側部材
との間にバネ7を設けて、作用姿勢にあるストッパーを
バネ力に抗して非作用姿勢に切り換え可能に構成してあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引き違いサッシや
片引きサッシ等のスライディング系サッシの指詰め防止
機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の指詰め防止機構としては、戸の
開閉時にすれ違う外障子の戸枠と内障子の戸枠の一方
に、他方の戸枠の移動軌跡内に突出した起立姿勢(作用
姿勢)と、移動軌跡外に出た倒伏姿勢(非作用姿勢)と
に切り換え可能な起倒式のストッパーを付設したもの
が、特公平4−51630号公報等によって知られてい
る。
【0003】この指詰め防止機構によれば、起倒式スト
ッパーを起立姿勢に切り換えておくことにより、戸を開
けた際、戸枠がすれ違う直前で、スライドする側の戸枠
がストッパーに当接して停止し、指詰め防止機能が発揮
されることになる。また、窓ガラスの清掃や手入れ等の
ために、戸を全開する場合には、前記ストッパーを倒伏
姿勢に切り換えて、指詰め防止機能を解除することにな
る。
【0004】しかしながら、上記の従来例では、起倒式
ストッパーを倒伏姿勢に切り換えて、指詰め防止機能を
解除したあと、ストッパーを通常の状態に復元し忘れる
ことがあり、その結果、指詰め防止機構が設けられてい
るにもかかわらず、指詰め防止機構が機能せず、指詰め
事故を起こす可能性があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の点に
留意してなされたものであって、戸を開ける際に必ず操
作するクレセントに指詰め防止機能を付加することによ
り、ストッパーを起立姿勢(作用姿勢)と倒伏姿勢(非
作用姿勢)とに切り換えるための特別な人為操作を不要
にすると共に、窓ガラスの清掃や手入れ等のために、一
旦、指詰め防止機能を解除しても、バネの力で元の作用
姿勢に復元して、復元忘れによる指詰め事故を確実に防
止できるようにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明が講じた技術的手段は、次のとおりであ
る。即ち、本発明によるスライディング系サッシの指詰
め防止機構は、スライディング系サッシに設けられるク
レセントの爪側部材に、クレセントの開錠動作と施錠動
作とに連動して、外障子の戸枠の移動軌跡内に突出した
作用姿勢と移動軌跡外に出た非作用姿勢とに切り換わる
ストッパーを連設し、当該ストッパーと前記爪側部材と
の間にバネを設けて、作用姿勢にあるストッパーをバネ
力に抗して非作用姿勢に切り換え可能に構成してあるこ
とを特徴としている。バネとしては金属製又は硬質合成
樹脂製の板バネ、コイルバネ等が使用される。スライデ
ィング系サッシとしては、引き違いサッシ、外障子と内
障子の何れか一方を固定した片引きサッシの何れであっ
てもよい。
【0007】上記の構成によれば、戸を開ける際、クレ
セントの開錠動作を行うと、これに連動してストッパー
が作用姿勢に切り換わるので、戸枠がすれ違う直前に、
ストッパーが戸枠と戸枠の間に介入して、戸枠間に隙間
が確保され、指詰め防止機能が発揮されることになり、
戸を閉め、クレセントの施錠動作を行うと、これに連動
してストッパーが非作用姿勢に切り換わることになる。
【0008】従って、ストッパーを作用姿勢と非作用姿
勢に切り換えるための特別な人為操作が不要であると共
に、クレセントとは別に、起倒式のストッパーを設ける
場合に比して、部材点数の減少、戸枠に対するビス孔の
加工やストッパー取付け作業の省力化が可能であり、低
コストで実施できることになる。
【0009】窓ガラスの清掃や手入れ等のために、戸を
全開したい場合には、作用姿勢にあるストッパーを指先
で動かすことにより、ストッパーがバネ力に抗して非作
用姿勢に切り換えられ、指詰め防止機能が解除されるの
で、戸枠の通過が可能となり、戸を全開することができ
る。バネ力に抗して非作用姿勢に切り換えたストッパー
はバネで作用姿勢側に付勢されているので、この全開状
態では、指先を離せば、ストッパーがバネ力によって作
用姿勢に自動的に復元することになる。
【0010】従って、全開状態から戸を閉める際には、
再び、作用姿勢にあるストッパーをバネ力に抗して非作
用姿勢に切り換え、戸枠を通過させるのであるが、戸枠
の通過後、ストッパーがバネ力によって作用姿勢に自動
的に復元するので、指詰め防止機能を解除したあとの復
元忘れが原理的にあり得ず、復元忘れによる指詰め事故
を確実に防止できることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1〜図6は、引き違いサッシや片引き
サッシ等のスライディング系サッシの指詰め防止機構を
示す。尚、図1〜図3は、後述するストッパー6が非作
用姿勢にある状態を示し、図4〜図6は作用姿勢にある
状態を示す。また、図1及び図4の斜視図は、内部構造
を明確に表示するために、図3及び図6で示した内部構
造を隠蔽するためのカバー15を取り外した状態で記載
されている。
【0012】これらの図において、1はサッシの召し合
い部に設けられたクレセントで、内障子2aの戸枠3a
に取り付けられた爪側部材4と、外障子2bの戸枠3b
に取り付けられた爪受け部材5とから構成されている。
【0013】爪側部材4には、クレセント1の開錠動作
と施錠動作とに連動して、外障子2bの戸枠(全開状態
において爪側部材4が取り付けられた戸枠3aと重なり
合う戸枠)3bの移動軌跡内に突出した作用姿勢と移動
軌跡外に出た非作用姿勢とに切り換わるストッパー6を
連設し、当該ストッパー6と前記爪側部材4との間に金
属製の板バネ7を設けて、作用姿勢にあるストッパー6
をバネ力に抗して非作用姿勢に切り換え可能に構成して
ある。
【0014】より詳しく説明すると、爪側部材4は、レ
バー8と一体に支軸9周りで180度回転するクレセン
ト金物10の外縁に回転軸芯方向へ立ち上がった略円弧
状の爪11を有し、レバー8を直立姿勢まで回転させる
ことにより、爪11が爪受け部材5に係合して施錠さ
れ、レバー8を垂下姿勢まで回転させることにより、爪
11と爪受け部材5の係合が解かれ、開錠されるように
なっている。
【0015】クレセント金物10の片面には、支軸9と
同芯の筒状金物12が溶接等の手段により固着されてい
る。筒状金物12には、円周方向の一部を半径方向へ突
出させ、その突出部の回転軸芯方向両面に緩衝用の戸当
たりゴム13a,13bを付設したリング状のストッパ
ー6が回転自在に支持されている。ストッパー6の外周
縁の一部には、回転軸芯方向へ立ち上がった爪体14が
折曲連設されている。そして、直立姿勢にあるレバー8
を垂下姿勢へと回転させることにより、クレセント金物
10が施錠方向に回転して爪11の一端(爪受け部材5
に対して係脱する側とは反対側の端部)で爪体14の一
端を押し動かし、非作用姿勢にあったストッパー6が作
用姿勢側に切り換わるようになっている。
【0016】尚、ストッパー6は、非作用姿勢にあると
き、図2に示すように、戸当たりゴム13a,13bの
先端が内障子の戸枠3aの内面(室内側の側面)から突
出せず、作用姿勢にあるとき、図5に示すように、戸当
たりゴム13a,13bの先端が外障子2bの窓ガラス
に接触しない寸法に設定されている。
【0017】前記板バネ7は、弾性復元力に抗して略半
円形状に湾曲されていて、その一端が筒状金物12にビ
ス止め、接着、係合等、適当な固定手段により固定さ
れ、他端が前記爪体14の他端(爪11で押される側と
は反対側の端部)に係止され、爪11と爪体14との当
接状態を保つようになっている。そして、垂下姿勢にあ
るレバー8を直立姿勢へと回転させることにより、クレ
セント金物10が開錠方向に回転して板バネ7が爪体1
4を押し、ストッパー6が非作用姿勢側に切り換わるよ
うになっている。図3、図6に示す15は、板バネ等の
内部構造を隠蔽するためのカバーである。カバー15
は、レバー8の付け根部に鍔状に固着してもよいが、こ
の実施の形態では、レバー8の付け根部が挿通される丸
孔を有するリング状に形成され、筒状金物12の先端に
着脱自在に嵌め込まれている。
【0018】上記の構成によれば、戸を開ける際、図1
〜図3に示す直立姿勢にあるレバー8を、図4〜図6に
示す垂下姿勢へと回転させて、クレセント1の開錠動作
を行うと、これに連動して、つまり、クレセント金物1
0側の爪11でストッパー6側の爪体14を押し動か
し、非作用姿勢にあったストッパー6が作用姿勢側に切
り換わるので、ストッパー6を作用姿勢に切り換えるた
めの特別な人為操作は不要である。そして、ストッパー
6が作用姿勢に切り換わることにより、戸枠がすれ違う
直前に、図6に示すように、ストッパー6が戸枠3aと
戸枠3bの間に介入して、戸枠3a,3b間に隙間が確
保され、指詰め防止機能が発揮されることになる。
【0019】この状態で、指先で突き上げる等して、図
5に仮想線で示すように、ストッパー6を筒状金物12
に対して回転させると、ストッパー6が非作用姿勢とな
り、指詰め防止機能が解除されるが、板バネ7の一端が
筒状金物12に固定され、他端がストッパー6側の爪体
14に係止されているので、板バネ7が爪体14で押圧
されて、曲率半径が小さくなる側に弾性変形する。
【0020】従って、ストッパー6から指先を離すと、
板バネ7の弾性復元力によって、ストッパー6が作用姿
勢側に復元し、指詰め防止機能が発揮されることにな
り、復元のし忘れによる指詰め事故を確実に防止でき
る。
【0021】
【発明の効果】本発明は、上述した構成よりなるから、
ストッパーを作用姿勢と非作用姿勢とに切り換えるため
の特別な人為操作が不要であると共に、窓ガラスの清掃
や手入れ等のために、一旦、指詰め防止機能を解除して
も、バネの力で元の作用姿勢に復元して、復元忘れによ
る指詰め事故を確実に防止でき、クレセントとは別に、
起倒式のストッパーを設ける場合に比して、部材点数の
減少、戸枠に対するビス孔の加工やストッパー取付け作
業の省力化が可能であり、低コストで実施できる等の効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ストッパーが非作用姿勢にあるときの要部の斜
視図である。
【図2】ストッパーが非作用姿勢にあるときの要部の縦
断正面図である。
【図3】ストッパーが非作用姿勢にあるときの要部の横
断平面図である。
【図4】ストッパーが作用姿勢にあるときの要部の斜視
図である。
【図5】ストッパーが作用姿勢にあるときの要部の縦断
正面図である。
【図6】ストッパーが作用姿勢にあるときの要部の横断
平面図である。
【符号の説明】
1…クレセント、4…爪側部材、6…ストッパー、7…
バネ(板バネ)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライディング系サッシに設けられるク
    レセントの爪側部材に、クレセントの開錠動作と施錠動
    作とに連動して、外障子の戸枠の移動軌跡内に突出した
    作用姿勢と移動軌跡外に出た非作用姿勢とに切り換わる
    ストッパーを連設し、当該ストッパーと前記爪側部材と
    の間にバネを設けて、作用姿勢にあるストッパーをバネ
    力に抗して非作用姿勢に切り換え可能に構成してあるこ
    とを特徴とするスライディング系サッシの指詰め防止機
    構。
JP10189709A 1998-06-18 1998-06-18 スライディング系サッシの指詰め防止機構 Pending JP2000008701A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10189709A JP2000008701A (ja) 1998-06-18 1998-06-18 スライディング系サッシの指詰め防止機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10189709A JP2000008701A (ja) 1998-06-18 1998-06-18 スライディング系サッシの指詰め防止機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000008701A true JP2000008701A (ja) 2000-01-11

Family

ID=16245888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10189709A Pending JP2000008701A (ja) 1998-06-18 1998-06-18 スライディング系サッシの指詰め防止機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000008701A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006002346A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Fujisash Co サッシの指先挟み防止具
CN100412161C (zh) * 2001-10-03 2008-08-20 Jsr株式会社 液晶取向剂及液晶显示元件

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100412161C (zh) * 2001-10-03 2008-08-20 Jsr株式会社 液晶取向剂及液晶显示元件
JP2006002346A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Fujisash Co サッシの指先挟み防止具
JP4490181B2 (ja) * 2004-06-15 2010-06-23 不二サッシ株式会社 サッシの指先挟み防止具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4791464B2 (ja) 慣性安全システムを備える自動車等を対象にしたドアハンドル
US6953232B2 (en) Latching mechanism for securing a computer component into a housing
TWI314605B (ja)
JPH0598863A (ja) 動くことができるようにして枠に取付けられている閉鎖装置の動く範囲を制限する制限装置
US7309100B2 (en) Latch device for vehicle rear panel door
US4779906A (en) Latch device
JP3505671B2 (ja) 蓋体のロック機構
JP2000008701A (ja) スライディング系サッシの指詰め防止機構
JP3521215B2 (ja) 自動車のドアチェッカ兼用ドアヒンジ
JPH0913775A (ja) 閉扉保持装置
JPH10238198A (ja) 2軸型裏蝶番
JP2764870B2 (ja) ドアヒンジ装置
JP2002303316A (ja) ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた携帯式電子機器
CN114475177B (zh) 一种可安装在车门上的防夹手装置
JP2001349116A (ja) ドアロック装置の操作ワイヤ保持装置
JPH11280329A (ja) 扉の開放補助機構並びに開放補助具
JPH0140925Y2 (ja)
JP3202534B2 (ja) 自動車用アウトサイドハンドル装置
JP4226512B2 (ja) ドアストッパー
JP2618061B2 (ja) ヒンジ装置
JP3315076B2 (ja) 車両ロック装置におけるラッチ
JPH0435490Y2 (ja)
JP2006290163A (ja) 車両用収納装置
JP4044634B2 (ja) クレセント錠
JPS6168982A (ja) 自動車のスライド式ドアのハンドル構造