JP2000008015A - 反応性ホットメルト接着剤組成物及び接着方法 - Google Patents

反応性ホットメルト接着剤組成物及び接着方法

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JP2000008015A
JP2000008015A JP17603798A JP17603798A JP2000008015A JP 2000008015 A JP2000008015 A JP 2000008015A JP 17603798 A JP17603798 A JP 17603798A JP 17603798 A JP17603798 A JP 17603798A JP 2000008015 A JP2000008015 A JP 2000008015A
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JP
Japan
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compound
group
melt adhesive
adhesive composition
reactive hot
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JP17603798A
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English (en)
Inventor
Takeshi Miyake
武司 三宅
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱溶融により被着体に容易に適用すること
ができ、光照射後、貼り合わせるまでの可使時間を長く
することができ、硬化後の耐熱性に優れた反応性ホット
メルト接着剤組成物を得る。 【解決手段】 1分子当たり、下記の式(1)の構造を
平均2以上有する化合物であって、脂環式エポキシ化合
物を除くカチオン重合性化合物と、HOOC−R5 (R
5 はアルキル基)で表される単官能カルボン酸化合物ま
たはフェノール性OH基を有する化合物と、光カチオン
重合開始剤とを含む反応性ホットメルト接着剤組成物。 【化1】 (なお、式(1)において、m、nは0、1または2、
R、R1 、R2 及びR 3 はいずれもメチル基、エチル
基、イソプロピル基、イソアミル基、フェニル基または
水素原子)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱溶融塗工によ
り適用され、光の照射により硬化が進行する反応性ホッ
トメルト接着剤組成物及びこれを用いた接着方法に関
し、より詳細には、光照射後の貼り合わせまでの時間
(可使時間)を長くすることができ、かつ硬化後の耐熱
性に優れた反応性ホットメルト接着剤組成物及び接着方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】製本、包袋、繊維加工、木工、弱電また
は輸送などの種々の分野において、紙、繊維、木材、ガ
ラス、プラスチックまたは金属などを接着するのにホッ
トメルト接着剤が幅広く用いられている。
【0003】他方、金属などからなる被着体に対する密
着性に優れた塗膜を形成し得る光硬化性エポキシ樹脂組
成物として、エポキシ樹脂と、飽和二塩基酸と、光感知
性芳香族オニウム塩とを含む組成物が提案されている
(特開昭57−30722号公報)。
【0004】しかしながら、上記光硬化性エポキシ樹脂
組成物では、エポキシ樹脂と飽和二塩基酸との反応が遅
いため、塩化亜鉛などの触媒を加え、120〜180℃
の温度で加熱する必要があった。さらに、組成物の安定
性と、硬化後の被着体に対する密着性を得るために、エ
ポキシ基とカルボキシル基との当量比を1.1〜2.0
とする必要があった。また、二官能のエポキシ1分子
と、飽和二塩基酸HOO−R−COOH1分子とが1対
1で反応してエポキシ基がなくなるので、カチオン重合
を引き起こさなくなり、硬化後の耐熱性が劣ることがあ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高温
加熱溶融時の加熱安定性が良く、加熱溶融により被着体
に容易に適用でき、かつ可使時間が長く、さらに硬化後
の耐熱性に優れた反応性ホットメルト接着剤及びこれを
用いた接着方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために成されたものであり、請求項1に記載の発
明に係る反応性ホットメルト接着剤組成物は、1分子当
たり、下記の式(1)の構造を平均2以上有する化合物
であって、脂環式エポキシ化合物を除くカチオン重合性
化合物と、
【0007】
【化7】
【0008】(なお、式(1)において、m、nは0、
1または2、R、R1 、R2 及びR 3 はいずれもメチル
基、エチル基、イソプロピル基、イソアミル基、フェニ
ル基または水素原子を示す。)HOOC−R5 (R5
アルキル基)で表される単官能カルボン酸化合物と、光
を照射された際に前記カチオン重合性化合物を硬化させ
るためのカチオン重合開始剤とを含むことを特徴とす
る。
【0009】請求項2に記載の発明に係る反応性ホット
メルト接着剤組成物は、1分子当たり、下記の式(1)
の構造を平均1以上有する化合物であって、脂環式エポ
キシ化合物を除くカチオン重合性化合物と、
【0010】
【化8】
【0011】(なお、式(1)において、m、nは0、
1または2、R、R1 、R2 及びR 3 はいずれもメチル
基、エチル基、イソプロピル基、イソアミル基、フェニ
ル基または水素原子を示す。)脂環式のエポキシ基を有
するエポキシ化合物と、HOOC−R5 (R5 はアルキ
ル基)で表される単官能カルボン酸化合物と、光を照射
された際に前記カチオン重合性化合物を硬化させるため
のカチオン重合開始剤とを含むことを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の発明に係る反応性ホット
メルト接着剤組成物は、1分子当たり、下記の式(1)
の構造を平均2以上有する化合物であって、脂環式エポ
キシ基以外のエポキシ基と、脂環式エポキシ基とを有す
るカチオン重合性化合物と、
【0013】
【化9】
【0014】(なお、式(1)において、m、nは0、
1または2、R、R1 、R2 及びR 3 はいずれもメチル
基、エチル基、イソプロピル基、イソアミル基、フェニ
ル基または水素原子を示す。)HOOC−R5 (R5
アルキル基)で表される単官能カルボン酸化合物と、光
を照射された際に前記カチオン重合性化合物を硬化させ
るためのカチオン重合開始剤とを含むことを特徴とす
る。
【0015】請求項4に記載の発明に係る反応性ホット
メルト接着剤組成物は、1分子当たり、下記の式(1)
の構造を平均2以上有する化合物であって、脂環式エポ
キシ化合物を除くカチオン重合性化合物と、
【0016】
【化10】
【0017】(なお、式(1)において、m、nは0、
1または2、R、R1 、R2 及びR 3 はいずれもメチル
基、エチル基、イソプロピル基、イソアミル基、フェニ
ル基または水素原子を示す。)フェノール性OH基を有
する化合物と、光を照射された際に前記カチオン重合性
化合物を硬化させるためのカチオン重合開始剤とを含む
ことを特徴とする。
【0018】請求項5に記載の発明に係る反応性ホット
メルト接着剤組成物は、1分子当たり、下記の式(1)
の構造を平均1以上有する化合物であって、エポキシ化
合物を除くカチオン重合性化合物と、
【0019】
【化11】
【0020】(なお、式(1)において、m、nは0、
1または2、R、R1 、R2 及びR 3 はいずれもメチル
基、エチル基、イソプロピル基、イソアミル基、フェニ
ル基または水素原子を示す。)脂環式のエポキシ基を有
するエポキシ化合物と、フェノール性OH基を有する化
合物と、光を照射された際に前記カチオン重合性化合物
を硬化させるためのカチオン重合開始剤とを含むことを
特徴とする。
【0021】請求項6に記載の発明に係る反応性ホット
メルト接着剤組成物は、1分子当たり、下記の式(1)
の構造を平均2以上有する化合物であって、エポキシ基
以外のエポキシ基と、脂環式エポキシ基とを有するカチ
オン重合性化合物と、
【0022】
【化12】
【0023】(なお、式(1)において、m、nは0、
1または2、R、R1 、R2 及びR 3 はいずれもメチル
基、エチル基、イソプロピル基、イソアミル基、フェニ
ル基または水素原子を示す。)フェノール性OH基を有
する化合物と、光を照射された際に前記カチオン重合性
化合物を硬化させるためのカチオン重合開始剤とを含む
ことを特徴とする。
【0024】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
〜6のいずれかに記載の反応性ホットメルト接着剤組成
物を加熱溶融し、被着体の一方または両方に溶融状態で
塗布し、塗布された反応性ホットメルト接着剤組成物に
光を照射してから被着体同士を貼り合わせ、圧着するこ
とを特徴とする接着方法である。
【0025】以下、本発明の詳細を説明する。 (請求項1に記載の発明に係る反応性ホットメルト接着
剤組成物)請求項1に記載の発明においては、上記カチ
オン重合性化合物として、1分子当たり、上述した式
(1)の構造を平均2以上有する化合物であって、脂環
式エポキシ化合物を除くカチオン重合性化合物が用いら
れる。
【0026】ここで、上記カチオン重合性化合物は、そ
れ自身がホットメルト型樹脂であってもよい。また、カ
チオン重合性化合物は、常温で液状であってもよく、そ
の場合には、カチオン重合性化合物に、適宜のホットメ
ルト型樹脂を混合することができる。
【0027】上記式(1)の構造を1分子当たり平均2
以上有する化合物としては、エポキシ化合物が好適に用
いられ、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂であ
るエピコート828(油化シェル社製)などの商品名の
市販の化合物を挙げることができる。
【0028】脂環式以外の1分子当たり平均2以上のエ
ポキシ基を有するエポキシ化合物としては、カチオン重
合により重合可能な少なくとも1個のオキシラン環を有
する有機化合物を広く用いることができ、モノマー、オ
リゴマーまたはポリマーのいずれでもあってもよく、脂
肪族化合物及び芳香族化合物のいずれであってもよい
が、脂環式エポキシ化合物は除かれる。
【0029】また、上記エポキシ化合物は、炭素、水
素、酸素、窒素、硫黄、リンなどの構成原子を含んでい
てもよく、その構造は特に限定されるものではないが、
上記のように、脂環式以外の1分子当たり平均2個以上
のエポキシ基を有するものであることが必要である。
【0030】なお、本明細書において、1分子当たりの
「平均」のエポキシ基の数とは、エポキシ化合物中のエ
ポキシ基の数を、存在するエポキシ分子の総数によって
除算することにより求められる。同様に、本明細書にお
いて、式(1)の構造の1分子当たりの「平均」の数と
は、化合物中の式(1)の構造の数を、存在する式
(1)の構造を有する化合物の総数によって除算するこ
とにより求められる。
【0031】ポリマーであるエポキシ化合物としては、
末端エポキシ基を有する直鎖状ポリマー(例えば、ポリ
オキシアルキレングリコールのジグリシジルエーテ
ル)、骨格中にオキシラン単位を有するポリマー(例え
ば、ポリブタジエンポリエポキシド)、及び側鎖にエポ
キシ基を有するポリマー(グリシジル(メタ)アクリレ
ートポリマーまたはコポリマー)等が挙げられる。上記
エポキシ化合物の分子量についても特に限定されるわけ
ではないが、約58〜約10万の範囲に渡り得る。
【0032】上記エポキシ化合物の具体的な例として
は、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂などの芳
香族エポキシ樹脂、トリメチロールプロパントリグリシ
ジルエーテル、2,2−ビス〔4−(2,3−エポキシ
プロポキシ)シクロヘキシル〕プロパンなどの脂肪族エ
ポキシ樹脂、グリシジル(メタ)アクリレートのように
分子中にオキシラン環を有する(メタ)アクリレート重
合体もしくは共重合体、エポキシ化ポリブタジエン、及
びブタジエンと他のモノマーとの共重合体のエポキシ化
物、これらの各エポキシ樹脂の変性物などを挙げること
ができるが、これらに限定されるものではない。また、
上記エポキシ化合物は、単独で用いられてもよく、2種
以上併用されてもよい。 請求項1に記載の発明に係る
反応性ホットメルト接着剤組成物では、カチオン重合開
始剤が光の照射により活性化された際に発生したカチオ
ンにより、上記カチオン重合性化合物のカチオン重合が
進行する。
【0033】上記カチオン重合開始剤としては、カチオ
ン重合性化合物の重合を開始するためのカチオンを、光
の照射により生成し得るものであれば特に限定されるも
のではないが、好ましくは、芳香族ヨードニウム塩、芳
香族スルホニウム塩、及び/またはメタロセン塩、アリ
ールシラノール・アルミニウム錯体が挙げられる。カチ
オン重合開始剤として有効な上記芳香族ヨードニウム塩
及び芳香族スルホウニム塩は、例えば米国特許第4,2
56,828号に開示されている。また、メタロセン塩
については、米国特許第5,089,536号に開示さ
れている。
【0034】カチオン重合開始剤の配合量は、光の種類
や強度、カチオン重合性化合物の種類や量、カチオン重
合開始剤の種類等によって異なるが、好ましくは、カチ
オン重合性化合物100重量部に対して0.01〜10
重量部配合される。
【0035】(単官能カルボン酸化合物)請求項1に記
載の発明では、上記HOOC−R5 で表される単官能カ
ルボン酸化合物が配合されているが、この単官能カルボ
ン酸化合物としては、特に限定されるわけではないが、
例えば、粘着付与樹脂の中ではロジン系樹脂が挙げられ
る。ロジン系樹脂としては、より具体的には、ロジン、
不均化ロジン、水添ロジン、ロジンエステル、水添ロジ
ンエステル、ロジンフェノールなどを例示することがで
きる。
【0036】上記HOOC−R5 で表される単官能カル
ボン酸化合物は、上記式(1)の構造を有する化合物に
対し、カルボン酸/カチオン重合性官能基の当量比で
0.01〜1.0の範囲で加えられることが望ましい。
当量比が0.01未満では、反応性ホットメルト接着剤
組成物に光を照射した後、貼り合わせるまでの可使時間
を延長する効果が得られないことがあり、1.0を超え
るとカチオン重合性官能基がなくなり、光照射後、カチ
オン重合が起こらなくなり、硬化後の耐熱性が発現し難
くなる。
【0037】また、上記単官能カルボン酸化合物は、単
官能であることが必要であり、単官能でないと、カチオ
ン重合性官能基と反応させるときに、カルボン酸を介し
てカチオン重合性官能基の架橋が起こり、高分子化し、
組成物全体の溶融粘度が上昇し、好ましくない。
【0038】(請求項2に記載の発明に係る反応性ホッ
トメルト接着剤組成物)請求項2に記載の発明に係る反
応性ホットメルト接着剤組成物では、カチオン重合性化
合物として、1分子当たり平均1以上の式(1)の構造
を有する化合物であって、脂環式エポキシ化合物を除く
カチオン重合性化合物と、脂環式のエポキシ基を有する
エポキシ化合物と、上記単官能カルボン酸化合物と、光
カチオン重合開始剤とを含むことを特徴とする。
【0039】従って、請求項1に記載の発明と、1分子
当たり平均2以上ではなく、平均1以上の脂環式エポキ
シ化合物以外のカチオン重合性化合物を用いること、並
びに脂環式エポキシ基を有するエポキシ化合物を併用す
る点において、請求項1に記載の発明と異なるものであ
る。
【0040】上記1分子当たり平均1以上の式(1)の
構造を有し、脂環式エポキシ化合物ではないカチオン重
合性化合物としては、請求項1に記載の発明に係る反応
性ホットメルト接着剤組成物で用いられた1分当たり平
均2以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物と同様の
エポキシ化合物、あるいは1分子当たり平均1〜2の脂
環式以外のエポキシ基を有するエポキシ化合物が好まし
く用いられる。このエポキシ化合物については、請求項
1に記載の発明と同様に、カチオン重合により重合可能
な少なくとも1個のオキシラン環を有する有機化合物を
広く用いることができ、モノマー、オリゴマー、または
ポリマーなどのいずれであってもよい。
【0041】加えて、請求項2に記載の発明では、上述
したように、脂環式のエポキシ基を有するエポキシ化合
物が併用される。この脂環式のエポキシ基を有するエポ
キシ化合物は、上記カチオン重合性化合物を構成してい
る式(1)の構造を有する化合物及び1分子当たり平均
1以上の脂環式以外のエポキシ基を有するエポキシ化合
物と同様に、発生したカチオンによりカチオン重合し、
硬化する。このような脂環式エポキシ基を有するエポキ
シ化合物としては、例えば、3,4−エポキシシクロヘ
キシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボ
キシレートなどを挙げることができる。
【0042】請求項2に記載の発明に係る反応性ホット
メルト接着剤組成物において、他の成分については、請
求項1に記載の発明と同様であるため、請求項1に記載
の発明に係る上記説明を援用することにより、省略する
こととする。
【0043】また、請求項2に記載の発明においても、
上記カチオン重合性化合物を構成している、式(1)の
構造を有するカチオン重合性化合物の含有割合について
は、請求項1に記載の発明におけるカチオン重合性化合
物の含有割合と同様とされる。
【0044】他方、脂環式エポキシ基を有するエポキシ
化合物については、上記カチオン重合性化合物100重
量部に対し、5〜2000重量部の割合で配合すること
が望ましい。5重量部未満では、耐熱性不足となること
があり、2000重量部を超えると、可使時間延長の効
果がなくなることがある。
【0045】単官能カルボン酸化合物及び光カチオン重
合開始剤については、請求項1に記載の発明の場合と同
様の割合で配合されることが好ましい。もっとも、光カ
チオン重合開始剤については、光カチオン重合開始剤の
配合割合の基準となるエポキシ当量については、上記カ
チオン重合性化合物と、併用される脂環式エポキシ基を
有するエポキシ化合物の合計におけるエポキシ当量を基
準として定められる。
【0046】なお、請求項2に記載の発明では、脂環式
エポキシ化合物が含有されており、この脂環式エポキシ
化合物は無触媒では、加熱されたとしても、単官能カル
ボン酸化合物と反応せず、残存する。従って、光照射
後、カチオン重合が起こらなくなることがないので、反
応性ホットメルト接着剤組成物の硬化後の耐熱性が高め
られる。
【0047】(請求項3に記載の発明に係る反応性ホッ
トメルト接着剤組成物)請求項3に記載の発明に係る反
応性ホットメルト接着剤組成物では、カチオン重合性化
合物として、1分子当たり平均2以上の式(1)の構造
を有する化合物であって、脂環式エポキシ基以外のエポ
キシ基と、脂環式エポキシ基とを有するカチオン重合性
化合物が用いられている点において、請求項1に記載の
発明と異なる。
【0048】この場合、1分子当たり平均1以上の脂環
式以外のエポキシ基を有し、かつ脂環式エポキシ基を有
するエポキシ化合物としては、例えば、ERL4206
(ユニオンカーバイド社製)などを挙げることができ
る。
【0049】請求項3に記載の発明においても、上記カ
チオン重合性化合物、単官能カルボン酸化合物、及び光
カチオン重合開始剤として使用し得るもの、並びにこれ
らのの配合割合については、請求項1に記載の発明の場
合と同様とすることが好ましい。
【0050】請求項3に記載の発明では、カチオン重合
性化合物として、1分子当たり平均1以上の脂環式エポ
キシ基以外の式(1)の構造及び脂環式エポキシ基を有
するカチオン重合性化合物を用いているので、脂環式エ
ポキシ基は、無触媒では、加熱されたとしても単官能カ
ルボン酸化合物と反応せず、残存する。従って、光照射
後、カチオン重合が生じないことはないため、カルボン
酸/カチオン重合性官能基またはエポキシ基の当量比を
考慮する必要はない。
【0051】(請求項4に記載の発明に係る反応性ホッ
トメルト接着剤組成物)請求項4に記載の発明に係る反
応性ホットメルト接着剤組成物は、カチオン重合性化合
物として、1分子当たり平均2以上の式(1)の構造を
有する化合物であって、脂環式エポキシ化合物を除くカ
チオン重合性化合物と、フェノール性OH基を有する化
合物と、光カチオン重合開始剤とを含むことを特徴とす
る。すなわち、単官能カルボン酸化合物に代えて、上記
フェノール性OH基を有する化合物を用いたことを除い
ては、請求項1に記載の発明と同様に構成されている。
【0052】上記フェノール性OH基を有する化合物と
は、特に限定されるわけではないが、例えば、粘着付与
樹脂として用いられているテルペン系樹脂を挙げること
ができる。テルペン系樹脂の具体的な例としては、テル
ペンフェノール、テルペンジフェノールやアルキルフェ
ノールなどから構成された樹脂を挙げることができる。
【0053】これらのフェノール性OH基を有する化合
物は、カチオン重合性化合物に対し、フェノール性OH
基/カチオン重合性官能基及び/またはエポキシ基の当
量比で0.01〜1.0の範囲で加えられることが好ま
しい。上記当量比が0.01未満の場合には、反応性ホ
ットメルト接着剤組成物に光を照射した後、貼り合わせ
るまでの可使時間を延長する効果が十分に得られないこ
とがあり、1.0を超えると、カチオン重合性官能基及
び/またはエポキシ基がなくなり、光照射後、カチオン
重合が起こらなくなり、反応性ホットメルト接着剤組成
物の硬化物の耐熱性が発現され難くなる。
【0054】その他の成分及び配合割合については、請
求項4に記載の発明に係る反応性ホットメルト接着剤組
成物は、請求項1に記載の発明と同様に構成されるの
で、請求項1に記載の発明の説明を援用することにより
省略することとする。
【0055】(請求項5に記載の発明に係る反応性ホッ
トメルト接着剤組成物)請求項5に記載の発明に係る反
応性ホットメルト接着剤組成物は、1分子当たり平均1
以上の式(1)の構造を有する化合物であって、脂環式
エポキシ化合物を除くカチオン重合性化合物を用い、さ
らに、脂環式エポキシ基を有するエポキシ化合物と、フ
ェノール性OH基を有する化合物と、カチオン重合開始
剤とを含むことを特徴とする。
【0056】従って、請求項5に記載の発明に係る反応
性ホットメルト接着剤組成物は、上記単官能カルボン酸
化合物に代えてフェノール性OH基を有する化合物を用
いたことを除いては、請求項2に記載の発明に係る反応
性ホットメルト接着剤組成物と同様に構成されている。
従って、フェノール性OH基を有する化合物以外につい
ては、請求項2に記載の発明に係る反応性ホットメルト
接着剤組成物の説明を援用することにより、省略する。
【0057】また、上記フェノール性OH基を有する化
合物及びその配合割合については、請求項4に記載の発
明に係る反応性ホットメルト接着剤組成物と同様である
ため、請求項4に記載の発明に係る反応性ホットメルト
接着剤組成物におけるフェノール性OH基を有する化合
物の説明を援用することとする。
【0058】なお、請求項5に記載の発明では、脂環式
エポキシ化合物が含有されており、この脂環式エポキシ
化合物は無触媒では、加熱されたとしても、フェノール
性OH基を有する化合物と反応せず、残存する。従っ
て、光照射後、カチオン重合が起こらなくなることがな
いので、反応性ホットメルト接着剤組成物の硬化後の耐
熱性が高められる。
【0059】(請求項6に記載の発明に係る反応性ホッ
トメルト接着剤組成物)請求項6に記載の発明に係る反
応性ホットメルト接着剤組成物は、単官能カルボン酸化
合物に代えて、上記フェノール性OH基を有する化合物
を用いたことを除いては、請求項3に記載の発明に係る
反応性ホットメルト接着剤組成物と同様に構成されてい
る。従って、フェノール性OH基を有する化合物以外の
説明については、請求項3に記載の発明に係る反応性ホ
ットメルト接着剤組成物の説明を援用することとする。
【0060】また、上記フェノール性OH基を有する化
合物については、請求項4に記載の発明に係るフェノー
ル性OH基についての説明を援用することとする。さら
に、請求項6に記載の発明では、カチオン重合性化合物
として、1分子当たり平均2以上の式(1)の構造を有
する化合物であって、脂環式エポキシ基以外のエポキシ
基と、脂環式エポキシ基とを有するエポキシ化合物を用
いているので、脂環式エポキシ基は、無触媒では、加熱
されたとしてもフェノール性OH基を有する化合物と反
応せず、残存する。従って、光照射後、カチオン重合が
生じないことはないため、フェノール性OH基/カチオ
ン重合性官能基またはエポキシ基の当量比を考慮する必
要はない。
【0061】(添加し得る他の成分)本発明に係る反応
性ホットメルト接着剤組成物には、必要に応じて、ヒド
ロキシル化合物を含有させてもよい。使用し得るヒドロ
キシル化合物は液体であってもよく、固体であってもよ
いが、少なくとも1個、好ましくは、少なくとも2個の
ヒドロキシル基を有する。この場合、ヒドロキシル基
は、化合物の末端にあってもよく、また、ポリマーもし
くはコポリマーの側基に存在していてもよい。
【0062】上記ヒドロキシル化合物の例としては、ア
ルキレングリコール、ポリヒドロキシアルカン、ポリオ
キシアルキレンポリオールなどを例示することができる
が、これらに限定されるものではない。また、ヒドロキ
シル化合物は、単独で添加されてもよく、2種以上併用
されてもよい。
【0063】また、本発明に係る反応性ホットメルト接
着剤組成物においては、必要に応じて、ホットメルト型
樹脂が添加され得る。すなわち、上記カチオン重合性化
合物自体がホットメルト型樹脂の場合には、他のホット
メルト型樹脂を用いる必要は必ずしもないが、他のホッ
トメルト型樹脂を添加してもよく、さらに、上記カチオ
ン重合性化合物がホットメルト型樹脂でない場合には、
ホットメルト接着剤として用いることを可能とするため
に、ホットメルト型樹脂が添加される。
【0064】上記ホットメルト型樹脂としては、低分子
量のものから高分子量のものまで適宜の分子量のものを
用いることができ、例えば、スチレン系樹脂や石油性樹
脂、天然系樹脂などの粘着付与樹脂として慣用されてい
る樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂などのポリ
オレフィン系樹脂、ブタジエン−スチレンブロック共重
合体などのゴム系樹脂、アクリル系共重合体樹脂、ポリ
エステル系樹脂またはこれらのホットメルト型樹脂の各
種変成物を例示することができるが、これらに限定され
るものではなく、またこれらのホットメルト型樹脂につ
いては2種以上併用してもよい。
【0065】さらに、本発明に係る反応性ホットメルト
接着剤組成物には、必要に応じて、(シランカップリン
グ剤やチタンカップリング剤などの)密着性向上剤、増
感剤、脱水剤、老化防止剤、安定剤、可塑剤、ワック
ス、充填剤、難燃剤、発泡剤、帯電防止剤、防カビ剤、
粘度調整剤などの成分を添加することができるが、添加
し得る他の成分については上記各成分に限定されるわけ
ではない。また、上記添加し得る成分は2種以上添加さ
れていてもよい。また、これらの成分は先に述べたホッ
トメルト型樹脂製造時に予め添加されている場合もあ
り、その場合も許容される。
【0066】(反応性ホットメルト接着剤組成物の製造
方法)本発明に係る反応性ホットメルト接着剤組成物の
製造方法についても、配合する各成分を混合し、均一に
分散し得る限り、如何なる方法を採用してもよいが、使
用材料が溶融し得る適度な加熱条件下で製造する必要が
ある。
【0067】もっとも、好ましくは、請求項1〜3に記
載の発明では、上記カチオン重合性化合物及び/または
エポキシ化合物と、単官能カルボン酸化合物を80〜2
25℃で、より好ましくは140〜180℃で5分以上
無触媒で加熱混合することにより予め反応させ、しかる
後、他の成分を加え、最後にカチオン重合開始剤を加え
て加熱混合することが好ましい。この好ましい製造方法
を用いることにより、カチオン重合性化合物及び/また
はエポキシ化合物、あるいは単官能カルボン酸化合物の
いずれかに相溶性に優れたものを、後の段階で加えた場
合に組成物全体の相溶性が保たれる。すなわち、カチオ
ン重合性化合物及び/またはエポキシ化合物、あるいは
単官能カルボン酸化合物のいずれにも非相溶でない限
り、原料として用いることができ、原料選択範囲を広く
することができる。
【0068】また、場合によっては、カチオン重合性化
合物及び/またはエポキシ化合物、または上記単官能カ
ルボン酸化合物のいずれにも非相溶な材料を用いた場合
であっても、組成物全体としての相溶性を高めることが
できることもある。
【0069】また、同様に、請求項4〜6に記載の発明
に係る反応性ホットメルト接着剤組成物の製造方法にお
いても、好ましくは、上記カチオン重合性化合物及び/
またはエポキシ化合物と、フェノール性OH基を有する
化合物を80〜225℃で、より好ましくは140〜1
80℃で5分以上無触媒で加熱混合することにより予め
反応させ、しかる後、他の成分を加え、最後にカチオン
重合開始剤を加えて加熱混合することが好ましい。この
好ましい製造方法を用いることにより、カチオン重合性
化合物及び/またはエポキシ化合物、あるいはフェノー
ル性OH基を有する化合物のいずれかに相溶性に優れた
ものを、後の段階で加えた場合に組成物全体の相溶性が
保たれる。すなわち、カチオン重合性化合物及び/また
はエポキシ化合物、あるいはフェノール性OH基を有す
る化合物のいずれにも非相溶でない限り、原料として用
いることができ、原料選択範囲を広くすることができ
る。
【0070】また、場合によっては、カチオン重合性化
合物及び/またはエポキシ化合物、または上記フェノー
ル性OH基を有する化合物のいずれにも非相溶な材料を
用いた場合であっても、組成物全体としての相溶性を高
めることができることもある。
【0071】また、製造に際しての各成分の混合分散は
無溶媒で行ってもよく、不活性溶媒中で行ってもよい。
具体的には、ダブルヘリカルリボン浴もしくはゲート
浴、バタフライミキサー、プラネタリミキサー、三本ロ
ール、ニーダールーダー型混練機またはエクストルーダ
ー型混練押出機などの1種または2種以上を用いて行い
得る。もっとも、各成分を混練する装置については、こ
れらに限定されるわけではない。
【0072】いずれの設備を用いて各成分を混合分散す
る場合においても、カチオン重合を阻害する成分である
水分の混入が少なくなるので無水条件下で混合分散する
ことが好ましい。
【0073】また、各成分の混合分散に際しては、大気
圧下、あるいは必要ならば大気圧以上もしくは大気圧以
下で混合分散を行う。また、製造時の各成分の投入順序
については特に限定されるわけではないが、溶融時間の
短縮あるいは得られた組成物の劣化を低減するには、一
般に、溶融し難いもの、あるいは溶融時の熱や機械的剪
断力により劣化を受け難いものから順に仕込むことが望
ましい。
【0074】また、上記安定剤は、溶融時の熱や機械的
剪断力により組成物が劣化することを防止する作用を有
するため、できるだけ早い段階で仕込むことが望まし
く、カチオン重合開始剤は熱や機械的剪断力により分解
や劣化を受け易いため最後に仕込むことが望ましい。な
お、本発明に係る反応性ホットメルト接着剤組成物を製
造するに際しては、硬化開始に有効な光を遮断した状態
で行うことが必要である。
【0075】反応性ホットメルト接着剤組成物の貯蔵方
法については、硬化開始に有効な光を遮断し得る限り、
特に限定されるわけではないが、好ましい貯蔵容器とし
ては、ペール缶、ブリキ缶、ドラム缶、カートリッジ、
離型箱、離型トレー、段ボール容器、紙袋、プラスチッ
ク製の袋(例えばアルミ箔をサンドイッチした複合フィ
ルム)などの硬化開始に有効な光に対して不透明な容器
などを挙げることができる。もっとも、これらの容器に
限定されるわけではなく、またこれらの容器の材質につ
いても、光を遮断し得る限り、特に限定されるものでは
ない。また、本発明に係る反応性ホットメルト接着剤組
成物は、貯蔵されることなく、製造直後に直ちに使用さ
れてもよい。
【0076】(接着方法)請求項7に記載の発明に係る
接着方法は、上記反応性ホットメルト接着剤組成物を加
熱溶融し、被着体の一方または双方に溶融状態で塗布
し、塗布された反応性ホットメルト接着剤組成物に光を
照射してから被着体を貼り合わせ、圧着することにより
接着を行う。
【0077】上記反応性ホットメルト接着剤組成物を加
熱溶融して塗布する方法については、特に限定されるわ
けではないが、例えば、通常のホットメルトアプリケ
ーターやホットメルトコーターなどにより加熱溶融した
ホットメルト接着剤組成物を被着体に塗布する方法、
加熱溶融した反応性ホットメルト接着剤組成物中に被着
体を浸漬する方法、ホットメルトエアーガンなどによ
り、加熱溶融しているホットメルト接着剤組成物を被着
体に噴霧する方法、押出機などにより加熱溶融したホ
ットメルト接着剤組成物を被着体表面に押出する方法な
どが挙げられる。
【0078】また、ペールアンローダー、カートリッジ
ディスペンサーなどを用いて、ホットメルトアプリケー
ターにホットメルト接着剤組成物を供給してもよく、ス
ティック、ペレット、スラッグ、ブロック、ピロー、ビ
レットなどの形態で、塗布装置にホットメルト接着剤組
成物を供給してもよい。
【0079】加熱については、反応性ホットメルト接着
剤組成物全体を加熱溶融してもよく、あるいは加熱体の
近傍のみで加熱溶融してもよい。いずれの溶融塗工方法
を用いる場合においても、溶融塗工に際しては、硬化開
始に有効な光を遮断した状態で行うことが望ましい。
【0080】光としては、上記カチオン重合開始剤から
カチオンを生成し得る限り、適宜の光を用いることがで
き、光の種類については、カチオン重合開始剤の種類に
応じて適宜選択され、好ましくは、紫外線が用いられ
る。好ましくは、200〜600nmの波長を含む光が
用いられ、特に、カチオン重合開始剤として芳香族ヨー
ドニウム塩、芳香族スルホニウム塩、メタロセン塩など
を用いる場合には、200〜400nmの波長を含む光
を用いることが望ましい。
【0081】上記光の照射量についても、カチオン重合
開始剤の種類や反応性ホットメルト接着剤組成物の塗布
されている部分の厚みや量によっても異なるため、一義
的には定め得ないが、0.001J〜10Jの範囲とす
ることが望ましい。
【0082】光の線源として、紫外線を用いる場合に
は、蛍光ランプ、高圧水銀灯などの紫外線の照射源とし
て一般的に用いられているものを使用することができ
る。また、上記光の照射方法については、ホットメルト
接着剤に直接照射してもよく、あるいは透明もしくは半
透明の被着体を通して光をホットメルト接着剤に有効量
照射する方法を採用してもよく、特に限定されるもので
はない。
【0083】被着体の貼り合わせ及び圧着方法について
は、一方の被着体に反応性ホットメルト接着剤組成物
を塗布した後、他方の被着体を貼り合わせ、適宜の圧力
及び温度で必要な時間加圧する方法、両方の被着体に
反応性ホットメルト接着剤組成物を塗布した後、適宜の
圧力及び温度で必要な時間加圧する方法などを例示する
ことができる。
【0084】本発明に係る反応性ホットメルト接着剤組
成物は、常態条件下において上記光の照射により十分硬
化し得るが、さらに硬化時間を短縮したい場合には、適
当な温度に加熱してもよい。この場合、加熱方法は、反
応性ホットメルト接着剤組成物の種類、被着体の形状や
性質、加熱条件などに応じて異なるため一義的には定め
得ないが、例えば、温風を吹き付ける方法、加熱し
たオーブン中に置く方法、ヒーターにて加熱する方法
などを用いることができ、これらを2種以上併用しても
よい。もっとも、上記加熱方法については、上記方法に
限定されるものではない。なお、硬化時間を短縮する場
合の加熱温度については、反応性ホットメルト接着剤組
成物自体が軟化する温度よりも低い温度とすることが望
ましい。さもないと、組成物の軟化により接着部分のズ
レ等が生じるおそれがある。
【0085】(適用される被着体)本発明に係る反応性
ホットメルト接着剤組成物が適用される被着体、並びに
本発明に係る接着方法で用いる被着体としては、特に限
定されるものではないが、例えば、鉄、アルミニウムな
どの金属もしくは合金、プラスチックまたはプラスチッ
ク混合物、ガラス、コンクリート、石、モルタル、セラ
ミックなどの無機材、木材や紙などのセルロース系材
料、皮革など広範な材質からなる被着体に適用すること
ができる。また、被着体の形状についても、板、塊、
棒、シート、紐、繊維、ハニカム、管、粒子など適宜の
形態であってよく、また、異なる形態の被着体の貼り合
わせに用いることも可能である。
【0086】(用途)本発明に係る反応性ホットメルト
接着剤組成物は、反応性ホットメルト接着剤として、特
に、弾性接着剤、構造用接着剤、感圧接着剤、シーリン
グ材などとして使用することができる。このような反応
性ホットメルト接着剤組成物は、例えば、ドアパネル、
間仕切り、雨戸、家具、黒板、白板、事務機器のハウジ
ング用パネルなどのサンドイッチパネルの芯材と表面材
との接着、家具、パーティション、自動車内装材のドア
パネルや天井材などにおける芯材と表面材との接着など
の用途に好ましく用いられる。もっとも、反応性ホット
メルト接着剤組成物の用途については、上記用途に限定
されるわけではない。
【0087】(作用)請求項1〜3に記載の発明に係る
反応性ホットメルト接着剤組成物では、上記カチオン重
合性化合物と、単官能カルボン酸化合物と、光カチオン
重合開始剤とを含み、請求項2に記載の発明では、さら
に、脂環式エポキシ基を有するエポキシ化合物を含む
が、これらの反応性ホットメルト接着剤組成物は、上記
単官能カルボン酸化合物を含むため、加熱溶融によりカ
チオン重合性化合物及びエポキシ化合物と反応し、組成
物全体の相溶性が高められる。従って、加熱により溶融
させることにより、被着体に対して容易に適用すること
ができる。
【0088】また、上記単官能カルボン酸化合物を含む
ため、エポキシ基と加熱により反応し、エポキシ基濃度
が小さくなるという理由により、光を照射された後、貼
り合わせるまでの可使時間が長くされ、かつ未反応の単
官能カルボン酸化合物がなく、これが硬化後の耐熱性を
損なうことがないため硬化後の耐熱性が高められる。
【0089】請求項4〜6に記載の発明に係る反応性ホ
ットメルト接着剤組成物では、上記カチオン重合性化合
物と、フェノール性OH基を有する化合物と、光カチオ
ン重合開始剤とを含み、請求項5に記載の発明では、さ
らに、脂環式エポキシ基を有するエポキシ化合物を含む
が、これらの反応性ホットメルト接着剤組成物は、上記
フェノール性OH基を有する化合物を含むため、加熱溶
融によりカチオン重合性化合物及びエポキシ化合物と反
応し、組成物全体の相溶性が高められる。従って、加熱
により溶融させることにより、被着体に対して容易に適
用することができる。
【0090】また、上記フェノール性OH基を有する化
合物を含むため、エポキシ基と加熱により反応し、エポ
キシ基濃度が小さくなるという理由により、光を照射さ
れた後、貼り合わせるまでの可使時間が長くされ、かつ
未反応の単官能カルボン酸化合物がなく、これが硬化後
の耐熱性を損なうことがないため硬化後の耐熱性が高め
られる。
【0091】
【実施例】以下、本発明の非限定的な実施例を挙げるこ
とにより、本発明をより具体的に説明する。
【0092】(実施例1〜8及び比較例1〜4で用いた
材料) カチオン重合性化合物1…ダイセル化学工業社製、エポ
キシ化SBS、商品名:エポフレンドA1020、18
0℃溶融粘度4170ポイズ、ブタジエン/スチレンの
重量比=60/40 カチオン重合性化合物2…油化シェル社製、ビスフェノ
ールAのジグリシジルエーテル、商品名:エピコート8
28 脂環式エポキシ化合物…ユニオンカーバイド日本社製、
二官能脂環式エポキシ化合物、品番:ERL4221 脂環式を除くエポキシ基と脂環式エポキシ基とを有する
化合物…ユニオンカーバイド社製、品番:ERL420
6(脂環式以外のエポキシ基1官能+脂環式エポキシ基
1官能) HOOC−R5 で表される単官能カルボン酸化合物…荒
川化学工業社製、ロジン系樹脂、商品名:ハイペールC
H HOOC−R−COOHで表される二官能カルボン酸化
合物…岡村製油社製、1−ブチルヘキサメチレンジカル
ボン酸、品番:SB−12 フェノール性OH基を有する化合物…ヤスハラケミカル
社製、テルペンフェノール系樹脂、商品名:マイティー
エースG125 粘着付与樹脂…三井石油化学工業社製、未水添石油樹
脂、品番:FTR6125(軟化点125℃) 光カチオン重合開始剤…旭電化工業社製、カチオン重合
触媒、商品名:アデカオプトマーSP170、常温液
状、触媒/溶剤(重量比)=50:50
【0093】上記材料を、下記の表1または表2に示す
割合で配合し、加熱したオイルを循環させ得るジャケッ
ト付きプラネタリーミキサーに投入し、系全体をアルミ
箔で覆った後、160℃で30rpmにて60分間混合
し、実施例1〜8及び比較例1〜4の各反応性ホットメ
ルト接着剤組成物を得た。
【0094】(実施例及び比較例の評価)実施例1〜8
及び比較例1〜4で得た各反応性ホットメルト接着剤組
成物について、以下の要領で、相溶性、接着強度
(可使時間10秒の場合及び可使時間1分の場合)、
耐熱接着強度(可使時間10秒の場合及び可使時間1分
の場合)を評価した。なお、〜の評価に対しては、
全て、特定波長の紫外線をカットした蛍光灯(松下電器
産業社製、ラピッド白色、FLR40S・W−SDL.
NU./.M.40W)のみで照明を施している部屋で
行った。
【0095】結果を下記の表1,2に示す。 相溶性…各反応性ホットメルト接着剤組成物をマヨネ
ーズ瓶に入れ、160℃の状態での濁り具合を目視によ
り判別した。相溶性が高ければ透明となり、相溶性が低
ければ濁りや分離が見られるものとした。
【0096】接着強度…150℃に設定されたロール
コーターを用いて、各反応性ホットメルト接着剤組成物
を、25mm×125mm×1.6mmのSPCCダル
鋼板に、約100μmの厚さとなるように塗布した。次
に、塗布された反応性ホットメルト接着剤組成物層に、
ORK製作所社製、高圧水銀灯、商品名:ジェットライ
トJL2300を用い、365nmの波長が照度25m
W/cm2 となるように紫外線を、実施例1〜4及び比
較例1〜3では30秒間、実施例5〜8及び比較例4で
は60秒間照射した。この場合の照射エネルギーはそれ
ぞれ750mJ/cm2 ,1500mJ/cm2 とな
る。次に、所定の可使時間(10秒後または1分後)経
過後に、25mm×125mmの9号綿帆布を、上記光
を照射された反応性ホットメルト接着剤層に重ね合わ
せ、23℃の温度で、圧力0.5kg/cm2 で2分間
プレスすることにより、接着試験片を作製した。この接
着試験片を、23℃、相対湿度60%の雰囲気下で7日
間養生した後、JIS K6854に準じ、23℃にお
いて浮動ローラー法剥離試験を行い、接着強度を測定し
た。
【0097】耐熱接着強度…接着強度の評価の際と
同様にして接着試験片を作製し、該接着試験片を23
℃、相対湿度60%で7日間養生した後、JIS K6
854に準じ、80℃において浮動ローラー剥離試験を
行い、耐熱接着強度を測定した。
【0098】
【表1】
【0099】
【表2】
【0100】比較例2では、可使時間を1分とした場
合、接着強度が発現せず、比較例1においても、単官能
カルボン酸化合物もしくはフェノール性OH基を有する
化合物を用いないためか、可使時間を1分とした場合接
着強度がかなり低下した。加えて、比較例2では、耐熱
接着強度が可使時間10秒の場合でも、著しく低かっ
た。また、比較例3,4では、それぞれ、2官能カルボ
ン酸化合物を20重量部の割合で含むため、耐熱接着強
度が低かった。
【0101】これに対して、実施例1〜4では、本発明
に従ってカチオン重合性化合物、及び必要に応じて脂環
式エポキシ化合物が含有されており、さらに単官能カル
ボン酸化合物が配合されているので、可使時間を1分と
した場合であっても、接着強度及び耐熱接着強度のいず
れもが、ほとんど低下しなかった。また、耐熱接着強度
についても、比較例1〜4に比べて高い値を示した。
【0102】これに対して、実施例5〜8では、本発明
に従ってカチオン重合性化合物、及び必要に応じて脂環
式エポキシ化合物が含有されており、さらにフェノール
性OH基を有する化合物が配合されているので、可使時
間を1分とした場合であっても、接着強度及び耐熱接着
強度のいずれもが、ほとんど低下しなかった。また、耐
熱接着強度についても、比較例1〜4に比べて高い値を
示した。
【0103】
【発明の効果】請求項1〜3に記載の発明に係る反応性
ホットメルト接着剤組成物では、上記特定のカチオン重
合性化合物と、必要に応じて脂環式エポキシ基を有する
エポキシ化合物とを含み、さらにHOOC−R5 で表さ
れる単官能カルボン酸化合物と、カチオン重合開始剤と
を含むので、該単官能カルボン酸化合物の作用により製
造に際しての各成分の相溶性が高められると共に、可使
時間が長くなる。加えて、耐熱接着強度が効果的に高め
られる。
【0104】従って、従来のホットメルト接着剤と同様
に加熱溶融により被着体に容易に適用することができ、
かつ硬化後には、十分な接着強度を発現すると共に、耐
熱接着性に優れ、さらに可使時間が長いため操作性に優
れた反応性ホットメルト接着剤を提供することが可能と
なる。
【0105】請求項4〜6に記載の発明に係る反応性ホ
ットメルト接着剤組成物では、上記特定のカチオン重合
性化合物と、必要に応じて脂環式エポキシ基を有するエ
ポキシ化合物とを含み、さらにフェノール性OH基を有
する化合物と、カチオン重合開始剤とを含むので、該フ
ェノール性OH基を有する化合物の作用により製造に際
しての各成分の相溶性が高められると共に、可使時間が
長くなる。加えて、耐熱接着強度が効果的に高められ
る。
【0106】従って、従来のホットメルト接着剤と同様
に加熱溶融により被着体に容易に適用することができ、
かつ硬化後には、十分な接着強度を発現すると共に、耐
熱接着性に優れ、さらに可使時間が長いため操作性に優
れた反応性ホットメルト接着剤を提供することが可能と
なる。
【0107】請求項7に記載の発明に係る接着方法で
は、請求項1〜6のいずれかに記載の反応性ホットメル
ト接着剤組成物を加熱溶融し、被着体の一方または双方
に溶融状態で塗布するが、各反応性ホットメルト接着剤
組成物が含有成分の相溶性に優れているので、被着体に
対して容易に塗布することができる。また、塗布された
反応性ホットメルト接着剤組成物を介して被着体同士を
貼り合わせるにあたり、反応性ホットメルト接着剤組成
物に光を照射するため、カチオン重合の進行により、被
着体同士が強固に接合される。加えて、上記反応性ホッ
トメルト接着剤組成物が、単官能カルボン酸化合物また
はフェノール性OH基を有する化合物を含有しているの
で、十分な可使時間を確保することができる。従って、
接着現場における作業性を高めることができ、貼り合わ
せが困難な部材の接着にも好適に用いることができる。
加えて、硬化後には、上記単官能カルボン酸化合物また
はフェノール性OH基を有する化合物が反応して、未反
応物がないため、硬化物が十分な耐熱接着強度を発現す
る。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1分子当たり、下記の式(1)の構造を
    平均2以上有する化合物であって、脂環式エポキシ化合
    物を除くカチオン重合性化合物と、 【化1】 (なお、式(1)において、m、nは0、1または2、
    R、R1 、R2 及びR 3 はいずれもメチル基、エチル
    基、イソプロピル基、イソアミル基、フェニル基または
    水素原子を示す。) HOOC−R5 (R5 はアルキル基)で表される単官能
    カルボン酸化合物と、光を照射された際に前記カチオン
    重合性化合物を硬化させるためのカチオン重合開始剤と
    を含むことを特徴とする反応性ホットメルト接着剤組成
    物。
  2. 【請求項2】 1分子当たり、下記の式(1)の構造を
    平均1以上有する化合物であって、脂環式エポキシ化合
    物を除くカチオン重合性化合物と、 【化2】 (なお、式(1)において、m、nは0、1または2、
    R、R1 、R2 及びR 3 はいずれもメチル基、エチル
    基、イソプロピル基、イソアミル基、フェニル基または
    水素原子を示す。) 脂環式のエポキシ基を有するエポキシ化合物と、 HOOC−R5 (R5 はアルキル基)で表される単官能
    カルボン酸化合物と、 光を照射された際に前記カチオン重合性化合物を硬化さ
    せるためのカチオン重合開始剤とを含むことを特徴とす
    る反応性ホットメルト接着剤組成物。
  3. 【請求項3】 1分子当たり、下記の式(1)の構造を
    平均2以上有する化合物であって、脂環式エポキシ基以
    外のエポキシ基と、脂環式エポキシ基とを有するカチオ
    ン重合性化合物と、 【化3】 (なお、式(1)において、m、nは0、1または2、
    R、R1 、R2 及びR 3 はいずれもメチル基、エチル
    基、イソプロピル基、イソアミル基、フェニル基または
    水素原子を示す。) HOOC−R5 (R5 はアルキル基)で表される単官能
    カルボン酸化合物と、 光を照射された際に前記カチオン重合性化合物を硬化さ
    せるためのカチオン重合開始剤とを含むことを特徴とす
    る反応性ホットメルト接着剤組成物。
  4. 【請求項4】 1分子当たり、下記の式(1)の構造を
    平均2以上有する化合物であって、脂環式エポキシ化合
    物を除くカチオン重合性化合物と、 【化4】 (なお、式(1)において、m、nは0、1または2、
    R、R1 、R2 及びR 3 はいずれもメチル基、エチル
    基、イソプロピル基、イソアミル基、フェニル基または
    水素原子を示す。) フェノール性OH基を有する化合物と、 光を照射された際に前記カチオン重合性化合物を硬化さ
    せるためのカチオン重合開始剤とを含むことを特徴とす
    る反応性ホットメルト接着剤組成物。
  5. 【請求項5】 1分子当たり、下記の式(1)の構造を
    平均1以上有する化合物であって、脂環式エポキシ化合
    物を除くカチオン重合性化合物と、 【化5】 (なお、式(1)において、m、nは0、1または2、
    R、R1 、R2 及びR 3 はいずれもメチル基、エチル
    基、イソプロピル基、イソアミル基、フェニル基または
    水素原子を示す。) 脂環式のエポキシ基を有するエポキシ化合物と、 フェノール性OH基を有する化合物と、 光を照射された際に前記カチオン重合性化合物を硬化さ
    せるためのカチオン重合開始剤とを含むことを特徴とす
    る反応性ホットメルト接着剤組成物。
  6. 【請求項6】 1分子当たり、下記の式(1)の構造を
    平均2以上有する化合物であって、脂環式エポキシ基以
    外のエポキシ基と、脂環式エポキシ基とを有するカチオ
    ン重合性化合物と、 【化6】 (なお、式(1)において、m、nは0、1または2、
    R、R1 、R2 及びR 3 はいずれもメチル基、エチル
    基、イソプロピル基、イソアミル基、フェニル基または
    水素原子を示す。) フェノール性OH基を有する化合物と、 光を照射された際に前記カチオン重合性化合物を硬化さ
    せるためのカチオン重合開始剤とを含むことを特徴とす
    る反応性ホットメルト接着剤組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の反応性
    ホットメルト接着剤組成物を加熱溶融し、被着体の一方
    または双方に溶融状態で塗布し、塗布された反応性ホッ
    トメルト接着剤組成物を介して被着体同士を貼り合わせ
    るにあたり、反応性ホットメルト接着剤に光を照射する
    ことを特徴とする接着方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002055625A1 (fr) * 2001-01-15 2002-07-18 Sekisui Chemical Co., Ltd. Composition d'adhesif thermofusible photoreactif
JP2012149263A (ja) * 2012-03-08 2012-08-09 Kyoritsu Kagaku Sangyo Kk 積層フィルムの製造方法

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