JP2000007797A - 軟質ポリ塩化ビニル系防水シート - Google Patents

軟質ポリ塩化ビニル系防水シート

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JP2000007797A
JP2000007797A JP17578798A JP17578798A JP2000007797A JP 2000007797 A JP2000007797 A JP 2000007797A JP 17578798 A JP17578798 A JP 17578798A JP 17578798 A JP17578798 A JP 17578798A JP 2000007797 A JP2000007797 A JP 2000007797A
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filler
plate
waterproof sheet
polyvinyl chloride
plasticizer
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Shinichi Mizoguchi
真一 溝口
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Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水シートの表面にクラックが発生するまで
の期間の延長と可塑剤揮散速度の鈍化の両方の効果によ
り、従来の防水シートよりさらに長期間にわたって柔軟
性を保持させることができる軟質ポリ塩化ビニル系シー
トを提供する。 【解決手段】 紫外線遮蔽材が配合された軟質ポリ塩化
ビニル系防水シートにおいて、前記紫外線遮蔽材の全部
または一部に板状充填材を配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、軟質ポリ塩化ビ
ニル系防水シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、軟質ポリ塩化ビニル系防水シート
には、紫外線遮蔽材としてカーボンブラックや酸化チタ
ン等の粒状充填材が一般に使用されてきたが、当該防水
シートを屋外で使用した場合、紫外線によるポリ塩化ビ
ニル樹脂の分子鎖切断と可塑剤の揮散によるシートの硬
化収縮との相乗効果により、当該防水シートがしばしば
表面にクラックが発生し、局部破壊を起こして防水機能
が損なわれるという問題があり、必ずしも耐久性の点で
十分に満足が得られるものではなかった。
【0003】そこで、このような問題を改善するための
一般的な手段としては、酸化チタン系の紫外線遮蔽材を
増量して紫外線遮蔽効果の向上を図る方法が採られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、紫外線
遮蔽効果を向上するために、上記のように酸化チタン系
紫外線遮蔽材を増量すると、酸化チタンの紫外線遮蔽力
により防水シート表面のポリ塩化ビニル樹脂の分子鎖切
断による表面クラックが発生するまでの期間は延長され
るものの、可塑剤の揮散の速度には変化がないので経時
的に可塑剤の揮散量は増加し、防水シートの硬化や収縮
応力による張力の発生により破壊が促進され、やがては
防水機能が損なわれ、防水シートとしての性能が比較的
短期に失われるものであった。そして、従来より、この
ような問題の対応策として、安全を見込んで防水シート
の耐久限界以前に改修を行うことが一般的となってい
る。
【0005】上記のような理由から、特に軟質ポリ塩化
ビニル系防水防水シートにおいて、防水シート表面のポ
リ塩化ビニル樹脂の分子鎖切断による表面クラックが発
生するまでの期間の延長と可塑剤揮散による硬化収縮の
鈍化との両方に効果があり、防水シートに長期間にわた
り柔軟性を保持させることができる手段が長年にわたり
望まれてきた。
【0006】この発明は、かかる技術的背景に鑑みなさ
れたものであって、防水シートの表面にクラックが発生
するまでの期間の延長と可塑剤揮散速度の鈍化の両方の
効果により、従来の防水シートよりさらに長期間にわた
って柔軟性を保持させることができる軟質ポリ塩化ビニ
ル系シートを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明者らは鋭意研究の結果、該軟質ポリ塩化ビ
ニル系防水シートに板状充填材を配合すれば、従来の防
水シートよりさらに長期間にわたって柔軟性が得られる
ことを見い出し、この発明を完成した。
【0008】すなわち、この発明の第1の発明は、請求
項1に記載のように、紫外線遮蔽材が配合された軟質ポ
リ塩化ビニル系防水シートにおいて、前記紫外線遮蔽材
の全部または一部が板状充填材であることを特徴とする
軟質ポリ塩化ビニル系防水シートを要旨とする。
【0009】また、この発明の第2の発明は、請求項2
に記載のように、紫外線遮蔽材が配合された軟質ポリ塩
化ビニル系防水シートにおいて、前記紫外線遮蔽材の全
部または一部が板状充填材である層と、前記板状充填材
が配合されていない層とが加熱一体化されてなることを
特徴とする軟質ポリ塩化ビニル系防水シートを要旨とす
る。
【0010】つぎに、この発明の好適な実施態様は、請
求項3に記載のように、前記紫外線遮蔽材の全部または
一部が板状充填材である層を少なくとも片面最外層とし
て、前記板状充填材が配合されていない層と加熱一体化
されてなる請求項2に記載の軟質ポリ塩化ビニル系防水
シートである。
【0011】また、この発明の好適な別の実施態様は、
請求項4に記載のように、前記板状充填材の板面が軟質
ポリ塩化ビニル系防水シートの表面に平行となるような
分散状態に配合されたものである、請求項1ないし請求
項3に記載の軟質ポリ塩化ビニル系防水シートである。
【0012】さらに、この発明の好適なまた別の実施態
様は、請求項5に記載のように、軟質ポリ塩化ビニル系
防水シートの板状充填材が、タルク、マイカ、ガラスフ
レーク、セリサイト及び燐片状黒鉛から選ばれた少なく
とも1種である請求項1ないし請求項4に記載の軟質ポ
リ塩化ビニル系防水シートである。
【0013】さらにまた、この発明の好適なさらに別の
実施態様は、請求項6に記載のように、前記板状充填材
の配合量が、軟質ポリ塩化ビニル樹脂に対して5重量%
ないし30重量%である請求項1ないし請求項5に記載
の軟質ポリ塩化ビニル系防水シートである。
【0014】この発明の軟質ポリ塩化ビニル系防水シー
トにおいて、充填材として配合される板状充填材は、特
に種類は限定されず、タルク、マイカ、ガラスフレー
ク、セリサイト及び燐片状黒鉛等の、粒子形状が板形状
ないしは薄片形状のものを使用でき、これらは単独でも
2種類以上の混合物としても使用可能である。
【0015】なお、一般に軟質ポリ塩化ビニル系防水シ
ートに用いられる充填材の形状は、大別して「針状」
「板状」「球状」「無定形」のものに分類されるが、こ
の発明に用いられる前記板状充填材はこの内の「板状」
形状に相当するものであるが、この発明においては、前
記板状充填材を単独で用いるほか、上記他の形状の充填
材と併用することが許容される。その割合は充填材の種
類と組み合わせにもよるが、通常は板状充填材と同等量
かもしくはそれ以下の量であることが望ましい。
【0016】板状充填材の大きさは、平均粒径が100
μm以下の大きさのものが好適に使用することができ
る。また、アスペクト比は特に限定されないが、好まし
くは当該防水シートに配合成形された後のアスペクト比
の値が、概ね20ないし60の範囲に、しかも高い値に
維持されていることが望ましい。
【0017】この発明の軟質ポリ塩化ビニル系防水シー
トにおいて、基材となるポリ塩化ビニル樹脂の種類は特
に限定されず、塩化ビニルの単独重合体、塩化ビニルと
酢酸ビニル、エチレン、プロピレン等との共重合体を使
用でき、これらの単独または2種以上の混合物が使用可
能である。
【0018】また、この発明の軟質ポリ塩化ビニル系防
水シートにおいて、板状充填材の配合量は、軟質ポリ塩
化ビニル樹脂に対して5重量%ないし30重量%である
が、5重量%未満では、この発明の意図する効果は達成
することができず、一方30重量%を超えると当該防水
シートの伸び率に代表される物性を著しく低下し、所要
の物性を付与できない。従って、好ましくは10重量%
ないし20重量%である。
【0019】さらに、この発明の軟質ポリ塩化ビニル系
防水シートにおいて、基材である軟質ポリ塩化ビニル樹
脂、紫外線遮蔽材としての板状充填材のほか通常の充填
材はもちろんのこと、可塑剤、安定剤、着色料、その他
当該防水シートの諸性質の向上を目的として各種添加剤
を配合し得る。
【0020】ついで、この発明の軟質ポリ塩化ビニル系
防水シートの成形については、上述の各材料を常法に従
って配合し、通常の押出成形法やカレンダー成形法等に
よる、いわゆる加熱溶融圧延方式によりシート状に成形
するものとする。この場合、成形される配合材料は、か
かる方式によって成形されることにより、配合材料中の
板状充填材が均等に、かつ材料の圧延方向と等方向に配
向した状態で分散され、その板面が当該防水シートの表
面に平行となるように充填される結果となるが、これは
板状充填材を熱可塑性樹脂材料に添加して成形する際に
起こる現象として一般に知られた現象である。
【0021】この発明の軟質ポリ塩化ビニル系防水シー
トにおける紫外線遮蔽材としての板状充填材は、上述の
ようにその板面を当該防水シートの表面に平行に、均等
分散された状態で充填されているから、紫外線遮蔽の作
用を果たすことはもちろんのこと、共に配合された可塑
剤が当該防水シート内を拡散する際に、当該防水シート
の表面に直進する方向へ拡散、移動するのを遮って、図
1に示すように、個々の板状充填材(F)の板面に沿っ
て矢印方向に迂回しながら可塑剤が拡散するように誘導
され、可塑剤の移動行程が長くなるように作用を受け
る。
【0022】その結果、当該防水シート(P)の表面
(p)からの可塑剤の揮散速度が低下することとなり、
当該防水シートの柔軟性を長期間にわたって維持せしめ
ることできる。これに対し、図2のように、従来の防水
シート(P´)は、通常、粒状の充填材(F´)が配合
されており、可塑剤の拡散は充填材(F´)に遮られる
度合いが少なく、矢印方向に誘導され可塑剤の移動行程
が長くならず、短期間に防水シート(P´)の表面(p
´)に達し、揮散速度は抑制されない。
【0023】また、この発明では、板状充填材を配合さ
れた単独の層であってもよく、また板状充填材が配合さ
れた層と配合されていない層とが加熱一体化されたもの
であってもよい。また、後者の場合、板状充填材が配合
された層を片面ないしは両面の最外層とするか、または
中間層としてもよい。特に、当該防水シートをプールや
蓄熱槽等における例えばカルキ等の衛生上添加される各
種薬剤を含む水や、温泉水、海水等の天然の各種成分を
含む水等のいわゆる環境剤に浸漬された状態で使用され
る場合に、前記環境剤が当該防水シートの表面から、上
述の可塑剤の揮散とは逆、に内部に侵入するのを遮る作
用も果たし、かかる用途においても当該防水シートの耐
久性を向上する。
【0024】なおまた、この発明による軟質ポリ塩化ビ
ニル系防水シートにおいては、板状充填材が寸法安定性
の向上にも寄与することはいうまでもない。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の軟質ポリ塩化ビ
ニル系防水シート実施形態を、実施例1ないし実施例
6、および比較例1ないし比較例8に基づいて説明す
る。
【0026】<試験試料の作製>まず、基本配合と、紫
外線遮蔽材として配合する充填材の種類を以下のとおり
とした。 −基本配合− 塩化ビニル樹脂 100重量部(新第一塩ビ社製ZEST 1300Z) 可塑剤 58重量部(一般市販品 DOP) 安定剤 2.6重量部(有機錫安定剤) 紫外線遮蔽材 (種類と配合量の関係は表1のとおり) −充填材− タルク 板状粒径10μm (林化成社製 TALCAN PAWDER PK−C) マイカA 板状粒径20μm (キンセイマテック社製 シルクエース) マイカB 板状粒径90μm (クラレ社製 CLARITE MICA 200D) 酸化チタン 粒状粒径0.25μm (石原産業社製 CR−90)
【0027】上記の軟質ポリ塩化ビニル樹脂の基本配合
に基づいて、各実施例、各比較例別に、上記充填材の種
類と配合量を表1に示すように変化させて配合した。
【0028】ついで、上記各配合別に、配合材料をヘン
シェルミキサーでドライブレンドした後、2本ロールで
加熱混練して厚さ0.5mmのシートにして、このシー
ト4枚を重ね合わせてホットプレスにより厚さ2.0m
mのシートに一体成形して、これを試験試料とした。
【0029】<試験方法>可塑剤揮散速度、透湿度、耐
候性、寸法安定性、引張強さと伸び率を試験項目とし
て、それぞれつぎの方法を採用して試験を行い、その結
果を表1に記載した。
【0030】−可塑剤揮散速度− 恒温恒湿状態(80℃、90%RH)の中に7、14、
21、28日間放置後、試験試料を取り出し、水分を乾
燥除去して重量変化を測定することにより可塑剤の揮散
量を算出した。
【0031】−透湿度− JIS Z 0208(防湿梱包材料の度透湿試験方
法)に準拠して試験を行った。
【0032】−耐候性− デューパネル光コントロールウェザーメータ(スガ試験
機社製DPWL−5型)により、ブラックパネル温度8
0℃蛍光紫外線照射4時間、ブラックパネル温度50℃
湿度90%RH4時間のサイクル条件で促進負荷試験を
行い、外観の目視検査により、表面クラックが発生する
までの時間を測定した。測定結果は、従来通常に実用化
されている軟質ポリ塩化ビニル系防水シートの標準配合
(比較例2に相当する。)の表面クラック発生時間以上
の時間となるものを良(○)とし、同時間未満でクラッ
ク発生が認められるがその程度が極めて軽度のものをや
や不良(△)、同時間未満でクラック発生が明らかに認
められるものを不良(×)として評価した。
【0033】−寸法安定性− 初期の試験試料を用い、JIS A 6008(合成高
分子系ルーフィングシートの加熱伸縮性状)に準拠して
試験を行った。
【0034】−引張強さと伸び率− 初期の試験試料を用い、JIS A 6008(合成高
分子系ルーフィングシートの引張性能)に準拠して試験
を行った。
【0035】
【表1】
【0036】上記の試験結果から、表1に示すように、
実施例1ないし実施例6、比較例1および比較例2か
ら、この発明の軟質ポリ塩化ビニル系防水シートは、可
塑剤の移行を抑制し、透湿性が小さく、寸法安定性、耐
候性に優れていることが確認された。
【0037】また、比較例3、比較例5および比較例7
の結果から板状充填材の配合量が少ない場合、所期の効
果が十分に得られず、また比較例10、比較例12およ
び比較例14の結果から板状充填材の配合量が多い場
合、可塑剤の移行抑制、寸法安定性、耐候性に優れた性
能を示すが、引張り強度、伸び率等の物理的性質が低下
し、防水シートとしての必要物性を得られないことが確
認された。
【0038】なお、防水シートの必要物性は、個々の物
理的性質においてこれを数値で厳密に規定し、比較評価
することは難しく、総合的に比較評価する必要がある
が、この発明においては、可塑剤揮散速度(減量)は2
8日後において−55.0g/m2 以下、透湿度は1
0.0g/m2 ・24hr未満、寸法安定性(収縮)は
−3.2mm/30mm以下、引張強さは1000N/
cm2 以上、伸び率は140%以上、を総合評価の基準
とした。この評価基準に従えば、この発明の実施例はい
ずれも良と評価することができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、この発明の軟質ポリ塩化
ビニル系防水シートは、請求項1に記載のように、紫外
線遮蔽材が配合された軟質ポリ塩化ビニル系防水シート
において、前記紫外線遮蔽材の全部または一部が板状充
填材であるから、紫外線照射等の過酷な条件下において
も可塑剤の揮散速度が低く、当該防水シート表面のクラ
ックの発生時期が遅延され、クラックが生じてもその成
長速度が小さく抑えられ、経時的な柔軟性の低下、伸び
率低下が抑制されるので、過酷な環境で長期間用いられ
ても、柔軟性が損なわれず、耐久性に優れ、ひいては長
期の防水機能を発揮する防水シートとなし得るという効
果がある。
【0040】また、当該防水シートは、プールや蓄熱槽
等における水、温泉水、海水等の環境剤に浸漬された状
態で使用されても、前記環境剤に可塑剤が滲出するのを
抑制されるばかりでなく、前記環境剤が当該防水シート
の表面から、防水シート内部に侵入するのを遮るので、
かかる用途における当該防水シートの耐久性が向上す
る。
【0041】さらに、この発明の軟質ポリ塩化ビニル系
防水シートは、請求項2および請求項3に記載のよう
に、紫外線遮蔽材が配合された軟質ポリ塩化ビニル系防
水シートにおいて、前記紫外線遮蔽材の全部または一部
が板状充填材である層と、前記板状充填材が配合されて
いない層とが加熱一体化された構成とすることができる
から、屋外用途で太陽光のように過酷な条件に晒される
面が片面である場合には、前記紫外線遮蔽材の全部また
は一部が板状充填材である層を、当該面として選ぶこと
ができるから、物性低下を抑えつつ上述と同様の効果を
得ることができ、しかも経済的であるという効果があ
る。
【0042】さらにまた、この発明の軟質ポリ塩化ビニ
ル系防水シートは、請求項4に記載のとおり、前記板状
充填材の板面が軟質ポリ塩化ビニル系防水シートの表面
に平行となるような分散状態に配合されているから、上
述のごとく可塑剤の揮散速度を低下させることはもとよ
り、可塑剤の揮散自体を均等になし得ることができ、そ
の他上述の各効果をより一層高めることができるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の軟質ポリ塩化ビニル系防水シート
内の可塑剤の拡散移行状態を概念的に示す部分断面図で
ある。
【図2】 従来の軟質ポリ塩化ビニル系防水シート内の
可塑剤の拡散移行状態を概念的に示す部分断面図であ
る。
【符号の説明】
P、P´…軟質ポリ塩化ビニル系防水シート p、p´…シートの表面 F、…板状充填材 F´…粒状充填材
フロントページの続き Fターム(参考) 4F071 AA24 AB03 AB28 AB30 AD05 AE17 AE22 AF09 AF15 AF21 AF26 AF54 AF57 AH19 BA01 BB04 BB06 BC01 4F100 AC05H AC10H AG00H AK15A AK15B AK15C BA01 BA02 BA03 BA06 BA07 BA10A BA10B BA10C BA16 BA41A BA41C CA23 DC22A DC22C GB90 JD05A JD09A JD09C JK13A JK13B JK13C JK17 4J002 BD041 BD051 DA026 DJ006 DJ046 DJ056 DL006 FA016 FD016 FD020 FD030 FD090 FD206 GF00 GG02 GT00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線遮蔽材が配合された軟質ポリ塩化
    ビニル系防水シートにおいて、前記紫外線遮蔽材の全部
    または一部が板状充填材であることを特徴とする軟質ポ
    リ塩化ビニル系防水シート。
  2. 【請求項2】 紫外線遮蔽材が配合された軟質ポリ塩化
    ビニル系防水シートにおいて、前記紫外線遮蔽材の全部
    または一部が板状充填材である層と、前記板状充填材が
    配合されていない層とが加熱一体化されてなることを特
    徴とする軟質ポリ塩化ビニル系防水シート。
  3. 【請求項3】 前記紫外線遮蔽材の全部または一部が板
    状充填材である層を少なくとも片面最外層として、前記
    板状充填材が配合されていない層と加熱一体化されてな
    る請求項2に記載の軟質ポリ塩化ビニル系防水シート。
  4. 【請求項4】 前記板状充填材の板面が軟質ポリ塩化ビ
    ニル系防水シートの表面に平行となるような分散状態に
    配合されている請求項1ないし請求項3に記載の軟質ポ
    リ塩化ビニル系防水シート。
  5. 【請求項5】 前記板状充填材が、タルク、マイカ、ガ
    ラスフレーク、セリサイト及び燐片状黒鉛から選ばれた
    少なくとも1種である請求項1ないし請求項4に記載の
    軟質ポリ塩化ビニル系防水シート。
  6. 【請求項6】 前記板状充填材の配合量が、軟質ポリ塩
    化ビニル樹脂に対して5重量%ないし30重量%である
    請求項1ないし請求項5に記載の軟質ポリ塩化ビニル系
    防水シート。
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