JP2000007612A - 2−メチレングルタル酸ジエステルの製造方法 - Google Patents
2−メチレングルタル酸ジエステルの製造方法Info
- Publication number
- JP2000007612A JP2000007612A JP18029498A JP18029498A JP2000007612A JP 2000007612 A JP2000007612 A JP 2000007612A JP 18029498 A JP18029498 A JP 18029498A JP 18029498 A JP18029498 A JP 18029498A JP 2000007612 A JP2000007612 A JP 2000007612A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- phosphine
- carbon atoms
- catalyst
- component
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アクリル酸エステルの二量化による2−メチ
レングルタル酸ジエステルの製造において、副生物の生
成を極力抑制し、高い選択率で目的物を得る方法の提
供。 【解決手段】 アクリル酸エステルを接触二量化して2
−メチレングルタル酸ジエステルを製造する方法におい
て、ホスフィンと少なくとも2,6位に置換基を有する
置換フェノール類とを組合せてなる触媒を用いることを
特徴とする2−メチレングルタル酸ジエステルの製造方
法。
レングルタル酸ジエステルの製造において、副生物の生
成を極力抑制し、高い選択率で目的物を得る方法の提
供。 【解決手段】 アクリル酸エステルを接触二量化して2
−メチレングルタル酸ジエステルを製造する方法におい
て、ホスフィンと少なくとも2,6位に置換基を有する
置換フェノール類とを組合せてなる触媒を用いることを
特徴とする2−メチレングルタル酸ジエステルの製造方
法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2−メチレングル
タル酸ジエステルの製造方法に関する。詳しくは、特定
のホスフィン系触媒を用いてアクリル酸エステルを二量
化して2−メチレングルタル酸ジエステルを製造する方
法に関する。2−メチレングルタル酸ジエステルは、医
薬、農薬を始めとする各種有機化合物の中間体として有
用であり、また塗料用ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂
製造用中間体として有用である。なお、本発明において
アクリル酸エステル二量体とは、一般式
タル酸ジエステルの製造方法に関する。詳しくは、特定
のホスフィン系触媒を用いてアクリル酸エステルを二量
化して2−メチレングルタル酸ジエステルを製造する方
法に関する。2−メチレングルタル酸ジエステルは、医
薬、農薬を始めとする各種有機化合物の中間体として有
用であり、また塗料用ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂
製造用中間体として有用である。なお、本発明において
アクリル酸エステル二量体とは、一般式
【0002】
【化2】CH2 =C(COOR)CH2 CH2 COOR
【0003】(式中、Rは炭素数1〜15個の有機基を
示す)
示す)
【0004】で表されるアクリル酸エステルの頭−尾結
合型(head to tail型)二量体を意味す
る。
合型(head to tail型)二量体を意味す
る。
【0005】
【従来の技術】従来、アクリル酸エステルの二量化によ
り2−メチレングルタル酸ジエステルを製造する方法と
しては、触媒として金属化合物を用いる方法とリン化合
物を用いる方法が知られている。前者の場合(1)コバ
ルト又はルテニウム等の金属化合物を用いる方法(例え
ば、米国特許第3,322,819号明細書及び仏国特
許第1519113号公報)、(2)銅ビスアセチルア
セトナートとイソニトリルとの二元系触媒を用いる方法
(特公昭46−34410号公報)が知られている。し
かしながら、何れの方法も二量体収率が低く、また、ル
テニウム化合物を用いた場合には、頭−頭型(head
to head型)の二量体(ジヒドロムコン酸ジエ
ステル)が主体となる。
り2−メチレングルタル酸ジエステルを製造する方法と
しては、触媒として金属化合物を用いる方法とリン化合
物を用いる方法が知られている。前者の場合(1)コバ
ルト又はルテニウム等の金属化合物を用いる方法(例え
ば、米国特許第3,322,819号明細書及び仏国特
許第1519113号公報)、(2)銅ビスアセチルア
セトナートとイソニトリルとの二元系触媒を用いる方法
(特公昭46−34410号公報)が知られている。し
かしながら、何れの方法も二量体収率が低く、また、ル
テニウム化合物を用いた場合には、頭−頭型(head
to head型)の二量体(ジヒドロムコン酸ジエ
ステル)が主体となる。
【0006】後者の場合、(3)ホスフィン系触媒を用
いる方法(米国特許第3,074,999号及び同第
3,227,745号明細書)、(4)ジホスフィンを
用いる方法(英国特許第1100350号公報)、
(5)交差結合スチリルホスフィン樹脂触媒を用いる方
法(米国特許第3,708,462号明細書)が知られ
ている。しかしながら、(3)の場合、活性の増大に伴
い、三量体以上のオリゴマーが多量に副生し、また、
(4)又は(5)の場合、触媒活性が低いため、二量体
の収率も低い。
いる方法(米国特許第3,074,999号及び同第
3,227,745号明細書)、(4)ジホスフィンを
用いる方法(英国特許第1100350号公報)、
(5)交差結合スチリルホスフィン樹脂触媒を用いる方
法(米国特許第3,708,462号明細書)が知られ
ている。しかしながら、(3)の場合、活性の増大に伴
い、三量体以上のオリゴマーが多量に副生し、また、
(4)又は(5)の場合、触媒活性が低いため、二量体
の収率も低い。
【0007】一方、(6)特殊な含窒素リン化合物を用
いる方法(特公昭41−19331号、同46−133
69号、同48−86816号各公報)も提案されてい
るが、三量体の副生が多く、二量体の収率又は選択率が
悪い等の問題がある。しかも、これらの方法は何れも、
目的とする二量体の他に、直鎖状二量体、三量体等のオ
リゴマー、或いはポリマーが副生するという問題があ
る。
いる方法(特公昭41−19331号、同46−133
69号、同48−86816号各公報)も提案されてい
るが、三量体の副生が多く、二量体の収率又は選択率が
悪い等の問題がある。しかも、これらの方法は何れも、
目的とする二量体の他に、直鎖状二量体、三量体等のオ
リゴマー、或いはポリマーが副生するという問題があ
る。
【0008】このため、副生物を抑制する方法として、
(7)含窒素リン化合物触媒を用いて炭化水素溶媒中で
二量化する方法(特公昭48−11087号公報)とか
(8)ホスフィンと亜鉛アセトナートとを組合せた触媒
を用いる方法(特公昭51−34111号公報)等が提
案されているが、何れもその効果は十分ではない。ま
た、特開昭52−105115号公報には、(9)ホス
フィン、金属化合物及び二価硫黄化合物からなる触媒系
を用いて、高活性且つ高選択性で二量化を行う方法が提
案されている。
(7)含窒素リン化合物触媒を用いて炭化水素溶媒中で
二量化する方法(特公昭48−11087号公報)とか
(8)ホスフィンと亜鉛アセトナートとを組合せた触媒
を用いる方法(特公昭51−34111号公報)等が提
案されているが、何れもその効果は十分ではない。ま
た、特開昭52−105115号公報には、(9)ホス
フィン、金属化合物及び二価硫黄化合物からなる触媒系
を用いて、高活性且つ高選択性で二量化を行う方法が提
案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法も、本発明者らの追試によれば、活性及び選択性とも
満足の行くものではない。本発明は、アクリル酸エステ
ルを二量化して、2−メチレングルタル酸ジエステルを
製造するに際し副生物の生成を極力抑制し、高い選択率
で2−メチレングルタル酸ジエステルを得ることを目的
とするものである。
法も、本発明者らの追試によれば、活性及び選択性とも
満足の行くものではない。本発明は、アクリル酸エステ
ルを二量化して、2−メチレングルタル酸ジエステルを
製造するに際し副生物の生成を極力抑制し、高い選択率
で2−メチレングルタル酸ジエステルを得ることを目的
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる事
情に鑑み鋭意検討を重ねた結果、ホスフィンに特定のフ
ェノール化合物を組合せてなる触媒を用いることによ
り、副生物の生成が抑制され、高い選択率で目的とする
2−メチレングルタル酸ジエステルを製造できることを
見い出し、本発明を完成するに至った。
情に鑑み鋭意検討を重ねた結果、ホスフィンに特定のフ
ェノール化合物を組合せてなる触媒を用いることによ
り、副生物の生成が抑制され、高い選択率で目的とする
2−メチレングルタル酸ジエステルを製造できることを
見い出し、本発明を完成するに至った。
【0011】即ち、本発明の要旨は、アクリル酸エステ
ル接触二量化して2−メチレングルタル酸ジエステルを
製造する方法において、ホスフィンと少なくとも2,6
位に置換基を有する置換フェノール類とを組合せてなる
触媒を用いることを特徴とする2−メチレングルタル酸
ジエステルの製造方法、にある。
ル接触二量化して2−メチレングルタル酸ジエステルを
製造する方法において、ホスフィンと少なくとも2,6
位に置換基を有する置換フェノール類とを組合せてなる
触媒を用いることを特徴とする2−メチレングルタル酸
ジエステルの製造方法、にある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の方法を詳細に説明
する。 (触媒)本発明に用いられるホスフィン触媒について
は、特に限定はされないが、
する。 (触媒)本発明に用いられるホスフィン触媒について
は、特に限定はされないが、
【0013】
【化3】一般式 PR1 R2 R3
【0014】(式中、R1 、R2 及びR3 は、それぞれ
独立して、炭素数1〜10のアルキル基又は炭素数6〜
12のアリール基を示す)
独立して、炭素数1〜10のアルキル基又は炭素数6〜
12のアリール基を示す)
【0015】で表される第三級ホスフィンが好ましく、
第三級ホスフィン中では、R1 、R2及びR3 の少なく
とも一ケがシクロアルキル基であるところのシクロアル
キルホスフィンが好ましい。炭素数1〜10のアルキル
基の具体例としては、例えばメチル基、エチル基、n−
プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチ
ル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチ
ル基、ヘキシル基、オクチル基、シクロプロピル基、シ
クロブチル基、シクロペンチル基、メチルシクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基、メチルシクロヘキシル基、シ
クロオクチル基等が挙げられる。
第三級ホスフィン中では、R1 、R2及びR3 の少なく
とも一ケがシクロアルキル基であるところのシクロアル
キルホスフィンが好ましい。炭素数1〜10のアルキル
基の具体例としては、例えばメチル基、エチル基、n−
プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチ
ル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチ
ル基、ヘキシル基、オクチル基、シクロプロピル基、シ
クロブチル基、シクロペンチル基、メチルシクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基、メチルシクロヘキシル基、シ
クロオクチル基等が挙げられる。
【0016】そして、シクロアルキルホスフィンの具体
例としては、例えばトリシクロヘキシルホスフィン、ト
リ(メチルシクロヘキシル)ホスフィン、n−ブチルジ
シクロヘキシルホスフィン、ジシクロヘキシルプロピル
ホスフィン等が挙げられ、この中、トリシクロヘキシル
ホスフィンが特に好ましい、トリシクロヘキシルホスフ
ィンの場合、後述の2,6−ジ置換フェノールとの組み
合わせで特に高い2−メチレングルタル酸ジエステル選
択率が得られ、また、汎用工業製品であるため経済的に
も有利なためである。触媒の使用量は、原料のアクリル
酸エステルに対して、0.00001〜1(モル比)、
好ましくは0.0001〜0.1(モル比)の範囲であ
る。触媒は、反応生成物と蒸留、抽出等の一般の方法で
分離され、繰り返し使用することができる。
例としては、例えばトリシクロヘキシルホスフィン、ト
リ(メチルシクロヘキシル)ホスフィン、n−ブチルジ
シクロヘキシルホスフィン、ジシクロヘキシルプロピル
ホスフィン等が挙げられ、この中、トリシクロヘキシル
ホスフィンが特に好ましい、トリシクロヘキシルホスフ
ィンの場合、後述の2,6−ジ置換フェノールとの組み
合わせで特に高い2−メチレングルタル酸ジエステル選
択率が得られ、また、汎用工業製品であるため経済的に
も有利なためである。触媒の使用量は、原料のアクリル
酸エステルに対して、0.00001〜1(モル比)、
好ましくは0.0001〜0.1(モル比)の範囲であ
る。触媒は、反応生成物と蒸留、抽出等の一般の方法で
分離され、繰り返し使用することができる。
【0017】(添加物)本発明においては、二量化反応
をホスフィンと少なくとも2,6位に置換基を有する置
換フェノール類とを組合せてなる触媒の存在下で行うの
が特徴である。本発明に用いられる少なくとも2,6位
に置換基を有する置換フェノール類については特に限定
はされないが、式(I)の化合物が好ましい。
をホスフィンと少なくとも2,6位に置換基を有する置
換フェノール類とを組合せてなる触媒の存在下で行うの
が特徴である。本発明に用いられる少なくとも2,6位
に置換基を有する置換フェノール類については特に限定
はされないが、式(I)の化合物が好ましい。
【0018】式中、R1 及びR5 は、それぞれ独立し
て、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数5〜12のシ
クロアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、炭素
数6〜12のアリール基又は炭素数7〜12のアルアル
キル基である。そして、炭素数1〜12のアルキル基の
具体例としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル
基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル
基、ヘキシル基、オクチル基等が挙げられる。
て、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数5〜12のシ
クロアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、炭素
数6〜12のアリール基又は炭素数7〜12のアルアル
キル基である。そして、炭素数1〜12のアルキル基の
具体例としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル
基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル
基、ヘキシル基、オクチル基等が挙げられる。
【0019】炭素数5〜12のシクロアルキル基の具体
例としては、例えばシクロペンチル基、メチルシクロペ
ンチル基、シクロヘキシル基、メチルシクロヘキシル
基、シクロオクチル基等が挙げられる。炭素数1〜10
のアルコキシ基の具体例としては、例えばメトキシ基、
エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n
−ブトキシ基、i−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、
tert−ブトキシ基、ペントキシ基、ヘキソキシ基、
オクソキシ基等が挙げられる。炭素数6〜12のアリー
ル基の具体例としては、例えばフェニル基、トリル基、
キシリル基等が挙げられる。
例としては、例えばシクロペンチル基、メチルシクロペ
ンチル基、シクロヘキシル基、メチルシクロヘキシル
基、シクロオクチル基等が挙げられる。炭素数1〜10
のアルコキシ基の具体例としては、例えばメトキシ基、
エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n
−ブトキシ基、i−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、
tert−ブトキシ基、ペントキシ基、ヘキソキシ基、
オクソキシ基等が挙げられる。炭素数6〜12のアリー
ル基の具体例としては、例えばフェニル基、トリル基、
キシリル基等が挙げられる。
【0020】炭素数7〜12のアルアルキル基の具体例
としては、例えばベンジル基、フェネチル基、プロピル
フェニル基、ブチルフェニル基等が挙げられる。また、
R2 、R3 及びR4 は、それぞれ独立して、水素原子、
炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数1〜6のアルコキ
シ基である。そして、炭素数1〜6のアルキル基の具体
例としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基等が挙げられる。炭素数1〜6のアルコキシ基
の具体例としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、プ
ロポキシ基、ブトキシ基等が挙げられる。
としては、例えばベンジル基、フェネチル基、プロピル
フェニル基、ブチルフェニル基等が挙げられる。また、
R2 、R3 及びR4 は、それぞれ独立して、水素原子、
炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数1〜6のアルコキ
シ基である。そして、炭素数1〜6のアルキル基の具体
例としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基等が挙げられる。炭素数1〜6のアルコキシ基
の具体例としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、プ
ロポキシ基、ブトキシ基等が挙げられる。
【0021】そして、このような置換フェノール類の具
体例としては、例えば2,6−ジエチルフェノール、
2,6−ジイソプロピルフェノール、2,6−ジ−t−
ブチルフェノール、2,6−ジ−sec−ブチルフェノ
ール、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノー
ル、2,6−ジ−t−ブチル−4−メトキシフェノー
ル、2,4,6−トリ−t−ブチルフェノール等が挙げ
られる。これら何れを用いた場合においても、ホスフィ
ン触媒との組み合わせで高い2−メチレングルタル酸ジ
エステル選択率が得られるが、主として経済的な理由で
2,6−ジ−t−ブチルフェノールが特に好ましい。式
(I)の置換フェノール類の使用量は、使用するホスフ
ィン触媒のモル数に対して通常0.1〜50倍当量、好
ましくは1〜20倍当量の範囲で選ばれる。少なすぎる
と、選択率向上の効果は少なく、また多く添加すること
により何ら選択率向上効果に対し不利な点は無いものの
経済的に好ましくない。
体例としては、例えば2,6−ジエチルフェノール、
2,6−ジイソプロピルフェノール、2,6−ジ−t−
ブチルフェノール、2,6−ジ−sec−ブチルフェノ
ール、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノー
ル、2,6−ジ−t−ブチル−4−メトキシフェノー
ル、2,4,6−トリ−t−ブチルフェノール等が挙げ
られる。これら何れを用いた場合においても、ホスフィ
ン触媒との組み合わせで高い2−メチレングルタル酸ジ
エステル選択率が得られるが、主として経済的な理由で
2,6−ジ−t−ブチルフェノールが特に好ましい。式
(I)の置換フェノール類の使用量は、使用するホスフ
ィン触媒のモル数に対して通常0.1〜50倍当量、好
ましくは1〜20倍当量の範囲で選ばれる。少なすぎる
と、選択率向上の効果は少なく、また多く添加すること
により何ら選択率向上効果に対し不利な点は無いものの
経済的に好ましくない。
【0022】(原料)本発明に原料として用いられるア
クリル酸エステルについては、特に限定はされないが、
一般式CH2 =CHCOOR(Rは炭素数1〜15の有
機基を示す)で表されるものが好ましい。これらは、ア
クリル酸と対応するアルコールとの公知のエステル化反
応で容易に製造可能である。用いられる有機基としては
特に制限を受けず高い選択率で二量体を製造可能である
が、直鎖若しくは分枝状アルキル基、シクロアルキル
基、置換基を有していてもよいアリール基であり、これ
らの中、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、2−
エチルヘキシル、シクロヘキシル及びフェニル等が好ま
しい。主として、選択率の向上効果及び経済的な理由か
ら、メチル、エチル、n−プロピル等の低級アルキル基
が特に好ましく特に高い二量体選択率が達成可能とな
る。
クリル酸エステルについては、特に限定はされないが、
一般式CH2 =CHCOOR(Rは炭素数1〜15の有
機基を示す)で表されるものが好ましい。これらは、ア
クリル酸と対応するアルコールとの公知のエステル化反
応で容易に製造可能である。用いられる有機基としては
特に制限を受けず高い選択率で二量体を製造可能である
が、直鎖若しくは分枝状アルキル基、シクロアルキル
基、置換基を有していてもよいアリール基であり、これ
らの中、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、2−
エチルヘキシル、シクロヘキシル及びフェニル等が好ま
しい。主として、選択率の向上効果及び経済的な理由か
ら、メチル、エチル、n−プロピル等の低級アルキル基
が特に好ましく特に高い二量体選択率が達成可能とな
る。
【0023】(溶媒)本発明の反応は、特に溶媒を使用
せずに実施することができるが、使用する第三級ホスフ
ィン及び/又は置換フェノール類が原料アクリル酸エス
テルに難溶性の場合、これを溶解するため、又その他の
必要に応じて適当な溶媒中で実施することができる。こ
れらの溶媒としては、例えばヘキサン、ベンゼン、トル
エン、クロロベンゼン等の脂肪族及び芳香族炭化水素類
及び;ジエチルエーテル、ジメトキシエタン、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;酢酸エチル、
酢酸ブチル、ブチロラクトン等のエステル類等を挙げる
ことができる。これら溶媒の使用量は特に制限はなく任
意である。
せずに実施することができるが、使用する第三級ホスフ
ィン及び/又は置換フェノール類が原料アクリル酸エス
テルに難溶性の場合、これを溶解するため、又その他の
必要に応じて適当な溶媒中で実施することができる。こ
れらの溶媒としては、例えばヘキサン、ベンゼン、トル
エン、クロロベンゼン等の脂肪族及び芳香族炭化水素類
及び;ジエチルエーテル、ジメトキシエタン、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;酢酸エチル、
酢酸ブチル、ブチロラクトン等のエステル類等を挙げる
ことができる。これら溶媒の使用量は特に制限はなく任
意である。
【0024】(反応条件)本反応は、好ましくは不活性
ガス、例えば窒素、アルゴン等の雰囲気下で、所定量の
アクリル酸エステル、ホスフィン触媒並びに前記の置換
フェノールを混合し所望の温度にて攪拌することにより
実施される。反応の進行は室温でも認められるが、より
高い反応速度を得るために通常室温以上で実施される。
反応温度は一般に、10〜150℃、好ましくは30〜
100℃の範囲である。温度が高すぎると、原料アクリ
ル酸エステルの重合反応が競争的に進行し好ましくな
い。反応時間は反応の条件により変化するので一概に規
定することはできないが、一般的には、0.1〜50時
間、好ましくは0.2〜30時間の範囲である。
ガス、例えば窒素、アルゴン等の雰囲気下で、所定量の
アクリル酸エステル、ホスフィン触媒並びに前記の置換
フェノールを混合し所望の温度にて攪拌することにより
実施される。反応の進行は室温でも認められるが、より
高い反応速度を得るために通常室温以上で実施される。
反応温度は一般に、10〜150℃、好ましくは30〜
100℃の範囲である。温度が高すぎると、原料アクリ
ル酸エステルの重合反応が競争的に進行し好ましくな
い。反応時間は反応の条件により変化するので一概に規
定することはできないが、一般的には、0.1〜50時
間、好ましくは0.2〜30時間の範囲である。
【0025】(反応生成物)本発明の製造方法により得
られる反応生成物は2−メチレングルタル酸ジエステル
である。アクリル酸エステルの直鎖二量体及び他の二量
体は全く副成しない。また、アクリル酸エステル三量体
以上のオリゴマー、ポリマーも殆んど生成せず、目的2
−メチレングルタル酸ジエステルが高選択率で得ること
ができる。触媒を含む反応混合物からの生成物の分離
は、蒸留、抽出、吸着等の公知の方法で行うことができ
る。
られる反応生成物は2−メチレングルタル酸ジエステル
である。アクリル酸エステルの直鎖二量体及び他の二量
体は全く副成しない。また、アクリル酸エステル三量体
以上のオリゴマー、ポリマーも殆んど生成せず、目的2
−メチレングルタル酸ジエステルが高選択率で得ること
ができる。触媒を含む反応混合物からの生成物の分離
は、蒸留、抽出、吸着等の公知の方法で行うことができ
る。
【0026】
【実施例】次に、本発明を実施例及び比較例により更に
具体的に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限
りこれらの実施例に限定されるものではない。生成物
は、ガスクロマトグラフィーを用い、内部標準法によっ
て定量分析し、下式により転化率及び選択率を求めた。
また、得られた生成物は質量分析及び核磁気共鳴分析を
用いて同定した。
具体的に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限
りこれらの実施例に限定されるものではない。生成物
は、ガスクロマトグラフィーを用い、内部標準法によっ
て定量分析し、下式により転化率及び選択率を求めた。
また、得られた生成物は質量分析及び核磁気共鳴分析を
用いて同定した。
【0027】
【数1】
【0028】
【数2】
【0029】<実施例1>内容積30mlのシュレンク
管中に、窒素雰囲気下、攪拌子、トリシクロヘキシルホ
スフィン11.1mg(0.040mmol)、2,6
−ジイソプロピルフェノール115mg(0.648m
mol)、溶媒としてクロロベンゼン6.64g及びア
クリル酸メチル2.63g(30.6mmol)を仕込
み、窒素雰囲気下で攪拌しつつ、60℃で2時間二量化
反応を行った。反応終了後得た均一な溶液を内部標準物
としてn−ヘプタンを加えてガスクロマトグラフィーに
より定量した。その結果、アクリル酸メチルは1.18
g(13.7mmol)残存し、2−メチレングルタル
酸ジメチル1.37g(7.96mmol)が生成し
た。原料アクリル酸ジメチルの転化率は55.1%であ
り、2−メチレングルタル酸ジメチルの選択率は94.
4%、また、直鎖二量体副生物及び固体状重合体は全く
得られなかった。なお、2,6−ジイソプロピルフェノ
ールがほぼ定量的に回収された。
管中に、窒素雰囲気下、攪拌子、トリシクロヘキシルホ
スフィン11.1mg(0.040mmol)、2,6
−ジイソプロピルフェノール115mg(0.648m
mol)、溶媒としてクロロベンゼン6.64g及びア
クリル酸メチル2.63g(30.6mmol)を仕込
み、窒素雰囲気下で攪拌しつつ、60℃で2時間二量化
反応を行った。反応終了後得た均一な溶液を内部標準物
としてn−ヘプタンを加えてガスクロマトグラフィーに
より定量した。その結果、アクリル酸メチルは1.18
g(13.7mmol)残存し、2−メチレングルタル
酸ジメチル1.37g(7.96mmol)が生成し
た。原料アクリル酸ジメチルの転化率は55.1%であ
り、2−メチレングルタル酸ジメチルの選択率は94.
4%、また、直鎖二量体副生物及び固体状重合体は全く
得られなかった。なお、2,6−ジイソプロピルフェノ
ールがほぼ定量的に回収された。
【0030】<実施例2>内容積30mlのシュレンク
管中に、窒素雰囲気下、攪拌子、トリシクロヘキシルホ
スフィン10.7mg(0.038mmol)、2,6
−ジ−t−ブチルフェノール65mg(0.315mm
ol)、溶媒としてクロロベンゼン6.64g及びアク
リル酸メチル2.64g(30.7mmol)を仕込
み、窒素雰囲気下で攪拌しつつ、60℃で2時間二量化
反応を行った。反応終了後得た均一な溶液を内部標準物
としてn−ヘプタンを加え、ガスクロマトグラフィーに
より定量した。その結果、アクリル酸メチルは1.52
g(17.7mmol)残存し、2−メチレングルタル
酸ジメチル1.10g(6.39mmol)が生成し
た。原料アクリル酸メチルの転化率は42.3%であ
り、2−メチレングルタル酸ジメチルの選択率は98.
3%、また、直鎖二量体副生物及び固体状重合体は全く
得られなかった。なお、2,6−ジ−t−ブチルフェノ
ールがほぼ定量的に回収された。
管中に、窒素雰囲気下、攪拌子、トリシクロヘキシルホ
スフィン10.7mg(0.038mmol)、2,6
−ジ−t−ブチルフェノール65mg(0.315mm
ol)、溶媒としてクロロベンゼン6.64g及びアク
リル酸メチル2.64g(30.7mmol)を仕込
み、窒素雰囲気下で攪拌しつつ、60℃で2時間二量化
反応を行った。反応終了後得た均一な溶液を内部標準物
としてn−ヘプタンを加え、ガスクロマトグラフィーに
より定量した。その結果、アクリル酸メチルは1.52
g(17.7mmol)残存し、2−メチレングルタル
酸ジメチル1.10g(6.39mmol)が生成し
た。原料アクリル酸メチルの転化率は42.3%であ
り、2−メチレングルタル酸ジメチルの選択率は98.
3%、また、直鎖二量体副生物及び固体状重合体は全く
得られなかった。なお、2,6−ジ−t−ブチルフェノ
ールがほぼ定量的に回収された。
【0031】<実施例3>内容積30mlのシュレンク
管中に、窒素雰囲気下、攪拌子、トリシクロヘキシルホ
スフィン11.2mg(0.040mmol)、2,6
−ジ−t−ブチルフェノール65mg(0.315mm
ol)、溶媒としてクロロベンゼン6.64g及びアク
リル酸エチル3.02g(30.2mmol)を仕込
み、窒素雰囲気下で攪拌しつつ、60℃で5時間二量化
反応を行った。反応終了後得た均一な溶液を内部標準物
としてn−オクタンを加え、ガスクロマトグラフィーに
より定量した。その結果、アクリル酸エチルは1.32
g(13.2mmol)残存し、2−メチレングルタル
酸ジエチル1.48g(7.39mmol)が生成し
た。原料アクリル酸エチルの転化率は56.3%であ
り、2−メチレングルタル酸ジエチルの選択率は86.
9%、また、直鎖二量体副生物及び固体状重合体は全く
得られなかった。なお、2,6−ジ−t−ブチルフェノ
ールがほぼ定量的に回収された。
管中に、窒素雰囲気下、攪拌子、トリシクロヘキシルホ
スフィン11.2mg(0.040mmol)、2,6
−ジ−t−ブチルフェノール65mg(0.315mm
ol)、溶媒としてクロロベンゼン6.64g及びアク
リル酸エチル3.02g(30.2mmol)を仕込
み、窒素雰囲気下で攪拌しつつ、60℃で5時間二量化
反応を行った。反応終了後得た均一な溶液を内部標準物
としてn−オクタンを加え、ガスクロマトグラフィーに
より定量した。その結果、アクリル酸エチルは1.32
g(13.2mmol)残存し、2−メチレングルタル
酸ジエチル1.48g(7.39mmol)が生成し
た。原料アクリル酸エチルの転化率は56.3%であ
り、2−メチレングルタル酸ジエチルの選択率は86.
9%、また、直鎖二量体副生物及び固体状重合体は全く
得られなかった。なお、2,6−ジ−t−ブチルフェノ
ールがほぼ定量的に回収された。
【0032】<比較例1>内容積30mlのシュレンク
管中に、窒素雰囲気下、攪拌子、トリシクロヘキシルホ
スフィン11.2mg(0.040mmol)、溶媒と
してクロロベンゼン6.64g及びアクリル酸メチル
2.63g(30.6mmol)を仕込み、窒素雰囲気
下で攪拌しつつ、60℃で2時間二量化反応を行った。
反応終了後得た均一な溶液を内部標準物としてn−ヘプ
タンを加え、ガスクロマトグラフィーにより定量した。
その結果、アクリル酸メチルは1.31g(15.2m
mol)残存し、2−メチレングルタル酸ジメチル1.
05g(6.10mmol)が生成した。原料アクリル
酸メチルの転化率は50.3%であり、2−メチレング
ルタル酸ジメチルの選択率は79.2%で得られた。ま
た、三量体が2.2%生成していた。
管中に、窒素雰囲気下、攪拌子、トリシクロヘキシルホ
スフィン11.2mg(0.040mmol)、溶媒と
してクロロベンゼン6.64g及びアクリル酸メチル
2.63g(30.6mmol)を仕込み、窒素雰囲気
下で攪拌しつつ、60℃で2時間二量化反応を行った。
反応終了後得た均一な溶液を内部標準物としてn−ヘプ
タンを加え、ガスクロマトグラフィーにより定量した。
その結果、アクリル酸メチルは1.31g(15.2m
mol)残存し、2−メチレングルタル酸ジメチル1.
05g(6.10mmol)が生成した。原料アクリル
酸メチルの転化率は50.3%であり、2−メチレング
ルタル酸ジメチルの選択率は79.2%で得られた。ま
た、三量体が2.2%生成していた。
【0033】<比較例2>内容積30mlのシュレンク
管中に、窒素雰囲気下、攪拌子、トリシクロヘキシルホ
スフィン11.1mg(0.040mmol)、溶媒と
してクロロベンゼン6.64g及びアクリル酸エチル
2.98g(29.8mmol)を仕込み、窒素雰囲気
下で攪拌しつつ、60℃で5時間二量化反応を行った。
反応終了後得た均一な溶液を内部標準物としてn−オク
タンを加え、ガスクロマトグラフィーにより定量した。
その結果、アクリル酸エチルは1.38g(13.8m
mol)残存し、2−メチレングルタル酸ジエチル1.
01g(5.06mmol)が生成した。原料アクリル
酸エチルの転化率は53.7%であり、2−メチレング
ルタル酸ジエチルの選択率は63.3%で得られた。ま
た、三量体が3.5%生成していた。
管中に、窒素雰囲気下、攪拌子、トリシクロヘキシルホ
スフィン11.1mg(0.040mmol)、溶媒と
してクロロベンゼン6.64g及びアクリル酸エチル
2.98g(29.8mmol)を仕込み、窒素雰囲気
下で攪拌しつつ、60℃で5時間二量化反応を行った。
反応終了後得た均一な溶液を内部標準物としてn−オク
タンを加え、ガスクロマトグラフィーにより定量した。
その結果、アクリル酸エチルは1.38g(13.8m
mol)残存し、2−メチレングルタル酸ジエチル1.
01g(5.06mmol)が生成した。原料アクリル
酸エチルの転化率は53.7%であり、2−メチレング
ルタル酸ジエチルの選択率は63.3%で得られた。ま
た、三量体が3.5%生成していた。
【0034】
【発明の効果】本発明の方法によれば、温和な条件で、
高い選択率でアクリル酸エステルを二量化することが可
能となり、これにより工業的に有利に2−メチレングル
タル酸ジエステルを製造することができる。
高い選択率でアクリル酸エステルを二量化することが可
能となり、これにより工業的に有利に2−メチレングル
タル酸ジエステルを製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩根 寛 茨城県稲敷郡阿見町中央八丁目3番1号 三菱化学株式会社筑波研究所内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC21 BA50 BA53 KA31 4H039 CA66 CF10 CL11
Claims (2)
- 【請求項1】 アクリル酸エステルを接触二量化して2
−メチレングルタル酸ジエステルを製造する方法におい
て、ホスフィンと少なくとも2,6位に置換基を有する
置換フェノール類とを組合せてなる触媒を用いることを
特徴とする2−メチレングルタル酸ジエステルの製造方
法。 - 【請求項2】 少なくとも2,6位に置換基を有する置
換フェノール類が一般式(I) 【化1】 (式中、R1 及びR5 は、それぞれ独立して、炭素数1
〜12のアルキル基、炭素数5〜12のシクロアルキル
基、炭素数1〜10のアルコキシ基、炭素数6〜12の
アリール基又は炭素数7〜12のアルアルキル基を示
し、R2 、R3 及びR4 は、それぞれ独立して、水素原
子、炭素数1〜6のアルキル基又はアルコキシ基を示
す)で表される少なくとも一種の化合物であることを特
徴とする請求項1に記載の2−メチレングルタル酸ジエ
ステルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18029498A JP2000007612A (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 2−メチレングルタル酸ジエステルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18029498A JP2000007612A (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 2−メチレングルタル酸ジエステルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000007612A true JP2000007612A (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=16080706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18029498A Pending JP2000007612A (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 2−メチレングルタル酸ジエステルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000007612A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015034137A (ja) * | 2013-08-08 | 2015-02-19 | 株式会社日本触媒 | 2−メチレングルタル酸ジエステルの製造方法および2−メチレングルタル酸ジエステル組成物 |
-
1998
- 1998-06-26 JP JP18029498A patent/JP2000007612A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015034137A (ja) * | 2013-08-08 | 2015-02-19 | 株式会社日本触媒 | 2−メチレングルタル酸ジエステルの製造方法および2−メチレングルタル酸ジエステル組成物 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH066553B2 (ja) | 立体障害性ヒドロキシフエニルカルボン酸エステルの製造方法 | |
JPH08245509A (ja) | ペンテノエートエステルの製造方法 | |
JP3416956B2 (ja) | ヒドロホルミル化法およびビスホスファイト化合物 | |
KR20060015274A (ko) | 공액 디엔의 카르보닐화 방법 | |
JP6137766B2 (ja) | 鉄触媒によるエステル交換反応 | |
JP2569351B2 (ja) | 芳香族カーボネート化合物を製造する方法 | |
EP0888364B1 (en) | Process to prepare a multidentate phosphite compound | |
JPH0662512B2 (ja) | 炭酸ジフエニルの製造方法 | |
CA2270552A1 (en) | Process for the continuous preparation of an alkyl 5-formylvalerate compound | |
JP2000007612A (ja) | 2−メチレングルタル酸ジエステルの製造方法 | |
JPH0830039B2 (ja) | 芳香族カーボネート化合物を製造する方法 | |
EP0050445B1 (en) | Telomerization of butadiene and carbon dioxide | |
JPH06279344A (ja) | ヒドロキシブチルアルデヒド類の製法 | |
JP2676661B2 (ja) | 芳香族炭酸エステル類の製造法 | |
US4584145A (en) | Process for preparing carbonyl compounds | |
JPS5822108B2 (ja) | 芳香族ジウレタンの製造方法 | |
KR20000075730A (ko) | 펜테노산 유도체의 제조방법 | |
JPH04288033A (ja) | アルデヒド類の製造法 | |
US6010975A (en) | Catalyst composition for preparing 3-pentenoic ester from butadiene | |
JPH11180941A (ja) | 2−メチリデンペンタン−1,5−ジニトリルの製造方法 | |
US11891409B2 (en) | Trifluoromethyl alkenylphosphonate and preparation method therefor | |
JP2704989B2 (ja) | ホスフイニルアルデヒド誘導体の製造法 | |
US6274773B1 (en) | Process for the continuous preparation of alkyl 5-formylvalerate compounds using homogeneous rhodium hydroformylation catalysts | |
JP4129495B2 (ja) | 2−フルオロシクロプロパンカルボン酸誘導体の製造方法 | |
JP6859761B2 (ja) | ラクトン化合物の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040830 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20070208 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070220 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070724 |