JP2000007505A - 抗菌剤および吸水剤 - Google Patents

抗菌剤および吸水剤

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外圧や経時によって吸水性ポリマーから流出
しにくく、したがって吸水性ポリマーの吸水特性の低下
を招くことがなく、しかも人体に安全な抗菌剤を提供す
ることにある。また、吸水性と抗菌性の両方に優れた吸
水剤を提供する。 【解決手段】 一般式(a)で表わされる構造を有する
ポリマーからなる抗菌剤、および、 【化1】 (式中、R1〜R3の少なくとも一つはベンジル基であ
り、残りは炭素数1〜20のアルキル基である。R4
水素原子または炭素数1〜4の低級アルキル基である。
-はアニオン性イオンである。Aは−O−または−N
H−である。nは1〜10である。)吸水性の他に抗菌
性をも有する吸水剤であって、前記抗菌性はポリマーに
由来するものであることを特徴とする吸水剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗菌剤および吸水
剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高度の吸水性を有する吸水性ポリ
マーが開発され、綿、パルプ、紙、海綿などの繊維基体
と複合化され、紙おむつ、生理用ナプキンなどとして実
用化されている。吸水性ポリマーが尿、血液、体液など
を吸収した場合、これら吸収液に菌類や微生物等が含ま
れているため、これらにより有機物が分解されて生成し
た分解生成物が悪臭、皮膚刺激、かぶれ等の原因となる
という問題がある。また、これら吸収液に含まれている
菌類や微生物、あるいは空気中のバクテリア等によって
吸収ゲルが腐敗し、悪臭を発散することがあるという問
題もある。特に吸収性ポリマーが、寝たきり老人や病人
などに使用される大人用紙おむつ等に用いられる場合、
悪臭やかぶれの問題は深刻である。
【0003】このような問題に対して、吸水性ポリマー
に抗菌性を付与することが検討されており、例えば、吸
水性ポリマーとゼオライトとの粉体同士の混合物(特開
昭57−25813号公報、特開昭59−179114
号公報、特開昭59−189854号公報)、活性炭を
吸水性ポリマーでコーティングした組成物(特開昭56
−31425号公報)、吸水性ポリマーとツバキ科植物
から抽出された消臭成分とからなる組成物(特開昭60
−15886号公報)、吸水性ポリマーと特定の抗菌剤
(塩化ベンザルコニウム、グリコン酸クロルヘキシジン
等)を含有した吸水性ポリマー組成物(特開昭63−1
35501号公報)が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゼオラ
イトや活性炭、消臭成分等を含むものは、発生した悪臭
を吸着したり消臭したりすることはできても、微生物や
菌類による有機物の分解や腐敗を抑制することができな
い。また、塩化ベンザルコニウムは抗菌剤としては非常
に優れたものであるが、低分子の界面活性剤でもあるた
めに、外圧や経時によって吸水性ポリマーから流出しや
すく、被吸収液の界面張力の低下を招き吸水性ポリマー
の吸水特性を低下させる、特に吸水戻り量が増大する要
因となるという問題がある。また、界面活性剤は種類に
よっては安全性の観点からも好ましくない場合がある。
【0005】以上から、本発明の課題は、外圧や経時に
よって吸水性ポリマーから流出しにくく、したがって吸
水性ポリマーの吸水特性の低下を招くことがなく、しか
も人体に安全な抗菌剤を提供することにある。また、本
発明の別の課題は、吸水性と抗菌性の両方に優れた吸水
剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、以下の構成を提供する。 (1) 一般式(a)で表わされる繰り返し単位を有するポ
リマーからなる抗菌剤。
【0007】
【化3】
【0008】(式中、R1〜R3の少なくとも一つはベン
ジル基であり、残りは炭素数1〜20のアルキル基であ
る。R4は水素原子または炭素数1〜4の低級アルキル
基である。X-はアニオン性イオンである。Aは−O−
または−NH−である。nは1〜10である。) (2) 一般式(a)において、R1がベンジル基であり、
2およびR3が各々炭素数1〜4の低級アルキル基であ
り、R4が水素原子またはメチル基であり、X-が硫酸ア
ニオン、リン酸アニオンおよびハライドのアニオンから
選ばれる少なくとも一種であり、Aが−O−であり、n
が1〜3である、前記(1)記載の抗菌剤。
【0009】(3) 吸水性の他に抗菌性をも有する吸水剤
であって、前記抗菌性はポリマーに由来するものである
ことを特徴とする吸水剤。 (4) 一般式(a)で表わされる繰り返し単位を有するポ
リマーに由来する抗菌性を有する、前記(3)記載の吸水
剤。
【0010】
【化4】
【0011】(式中、R1〜R3の少なくとも一つはベン
ジル基であり、残りは炭素数1〜20のアルキル基であ
る。R4は水素原子または炭素数1〜4の低級アルキル
基である。X-はアニオン性イオンである。Aは−O−
または−NH−である。nは1〜10である。) (5) 一般式(a)において、R1がベンジル基であり、
2およびR3が各々炭素数1〜4の低級アルキル基であ
り、R4が水素原子またはメチル基であり、X-が硫酸ア
ニオン、リン酸アニオンおよびハライドのアニオンから
選ばれる少なくとも一種であり、Aが−O−であり、n
が1〜3である、前記(4)記載の吸水剤。
【0012】(6) 吸水性を有するポリマーと、抗菌性を
有するポリマーとを含む、前記(3)から(5)のいずれかに
記載の吸水剤。 (7) 抗菌性を有するポリマーの0.01重量%の水溶液
の表面張力が50dyne/cm以上である、前記(6)記載の吸
水剤。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の抗菌剤について説明す
る。本発明の抗菌剤は、一般式(a)で表わされる繰り
返し単位を有するポリマー(以下、ポリマー(A)とい
う)からなる。
【0014】
【化5】
【0015】一般式(a)中、R1〜R3の少なくとも一
つはベンジル基であり、残りは炭素数1〜20のアルキ
ル基である。R4は水素原子または炭素数1〜4の低級
アルキル基である。X-はアニオン性イオンであり、重
炭酸アニオン、炭酸アニオン、ギ酸アニオン、酢酸アニ
オン、硫酸アニオン、プロピオン酸アニオン、マロン酸
アニオン、スクシン酸アニオン、フマル酸アニオン、ア
スコルビン酸アニオン、スルホン酸アニオン、リン酸ア
ニオン、ハライドアニオン、グルコン酸アニオンおよび
アミノ酸(アスパラギン酸、グルタミン酸等)のアニオ
ン等を例示できる。Aは−O−または−NH−である。
nは1〜10である。
【0016】一般式(a)は、塩化ベンザルコニウムに
類似した構造であるため、この構造に由来してポリマー
(A)は強い抗菌性を有する。しかも、ポリマーであっ
て界面活性剤ではないため、外圧や経時によって吸収物
品から流出するという問題がなく、被吸収液の表面張力
を低下させるという問題もない。具体的には、0.01
重量%水溶液の表面張力が塩化ベンザルコニウムでは3
0.3dyne/cmであるのに対して、一般式(a)で表わ
される構造を有するポリマー(A)は通常50dyne/cm
以上を示す。好ましくは60dyne/cm以上であり、より
好ましくは70dyne/cm以上である。
【0017】一般式(a)において、R1がベンジル基
であり、R2およびR3が各々炭素数1〜4の低級アルキ
ル基であり、R4が水素原子またはメチル基であり、X-
が硫酸アニオン、リン酸アニオンおよびハライド(Cl
-、Br-等)のアニオンから選ばれる少なくとも一種で
あり、Aが−O−であり、nが1〜3であることが好ま
しい。特に、R1がベンジル基、R2およびR3がメチル
基、R4が水素原子、X -がCl-であり、Aが−O−で
あり、nが2である、N−[2−(アクリロイルオキ
シ)エチル]−N−ベンジル−N,N−ジメチルアンモ
ニウムクロリドをモノマー成分とするものが好ましい。
【0018】一般式(a)で表わされる繰り返し単位
は、ポリマー(A)を構成する繰り返し単位のうちの3
0mol%以上であることが好ましく、50mol%以
上であることがより好ましい。一般式(a)で表わされ
る繰り返し単位が少ない場合には、それだけ抗菌性も低
いものとなる。一般式(a)で表わされる繰り返し単位
以外に必要に応じて含むことのできるその他の繰り返し
単位としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マ
レイン酸、フマル酸、イタコン酸等のカルボキシル基含
有単量体およびそれらの塩;ビニルスルホン酸、(メ
タ)アクリルスルホン酸、アリルスルホン酸、3−(メ
タ)アリロキシ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸等
のスルホン酸基含有単量体およびそれらの塩;(メタ)
アクリルアミド、イソプロピル(メタ)アクリルアミド
等のアミド系単量体;グリセロールモノ(メタ)アリル
エーテル等のアリルエーテル系単量体;2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレ
ート、エチル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アク
リル酸エステル系単量体;アリルアルコール、3−メチ
ル−3−ブテン−1−オール(イソプレノール)等の水
酸基含有単量体;(メタ)アクリロニトリル等のニトリ
ル系単量体;スチレン、エチルビニルベンゼン、クロロ
メチルスチレン等のスチレン系単量体等を例示すること
ができる。
【0019】ポリマー(A)の平均重合度としては、特
に限定されないが、一般式(a)で表わされる繰り返し
単位およびその他の繰り返し単位の合計の数(M)が3
〜1,000,000であることが好ましく、10〜1
00,000であることがより好ましい。ポリマー
(A)を製造する方法としては、例えば、一般式(a)
で表わされる繰り返し単位を形成しうる単量体である、
アクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアミンまた
はメタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアミン
等の不飽和N,N−ジアルキルアミンに塩化ベンジル、
臭化ベンジル等のアラルキルハライドをアセトン、メタ
ノール、エタノール、ジエチルエーテル、イソプロピル
エーテル等の有機溶媒中で反応させた後、得られた4級
モノマーを常法により水またはエタノール、メタノール
等の極性溶媒中で、アゾビスイソブチロニトリルや過酸
化水素、過硫酸アンモニウム等のラジカル重合開始剤の
存在下で重合し、その後乾燥して得ることができる。
【0020】本発明の抗菌剤の形状としては、粒子径2
μm〜10mmのものが好ましく、特に3μm〜1mm
の粉末のものが好ましい。利用形態としては、そのまま
カラム充填しての使用、水に懸濁させての使用、あるい
は他のポリマーへの混練によるシート化等による使用な
どを挙げることができる。本発明の抗菌剤は、後述する
ように吸水性ポリマーと組み合わせて用いる他、プー
ル、飲料水、冷却水などの殺菌剤、スライムコントロー
ル剤として有効に利用することができる。また、合成樹
脂等へ添加することで、床材、壁材、天井材などの建材
一般、農業用資材等の抗菌抗カビ剤として広範に利用す
ることができる。
【0021】本発明の吸水剤について説明する。本発明
の吸水剤は、吸水性の他に抗菌性をも有するものであっ
て、抗菌性がポリマーに由来するものであることを特徴
とする。一つの化合物が吸水性と抗菌性とを兼ね備えて
いてもよいし、吸水性を有する化合物と、抗菌性を有す
る化合物との混合物であってもよい。すなわち、本発明
の吸水剤は、 (1) 吸水性を有するポリマーと、抗菌性を有するポリマ
ーとを含むもの (2) 吸水性と抗菌性とを有するポリマーを含むもの のいずれであってもよく、これらを組み合わせたもので
あってもよい。抗菌性がポリマーに由来することで、外
圧や経時によって吸収物品から抗菌性成分が流出すると
いう問題がなく、被吸収液の表面張力を低下させるとい
う問題もない。具体的には、前記したように0.01重
量%水溶液の表面張力が塩化ベンザルコニウムでは3
0.3dyne/cmであるのに対して、抗菌性を有するポリ
マー、及び、吸水性と抗菌性とを有するポリマーの表面
張力は通常50dyne/cm以上を示す。好ましくは60dyn
e/cm以上であり、より好ましくは70dyne/cm以上であ
る。抗菌性を有するポリマーとしては、前記した本発明
の抗菌剤として用いられるポリマー(A)の他、公知の
抗菌性ポリマーをいずれも使用可能である。例えば、特
許第2657509号に記載された抗菌性ポリマー等を
挙げることができるが、上記した一般式(a)で表わさ
れる繰り返し単位を有するポリマー(A)が好ましく、
一般式(a)においてR1がベンジル基であり、R2およ
びR3が各々炭素数1〜4の低級アルキル基であり、R4
が水素原子またはメチル基であり、X-が硫酸アニオ
ン、リン酸アニオンおよびハライド(Cl-、Br-等)
のアニオンから選ばれる少なくとも一種であり、Aが−
O−であり、nが1〜3であることが好ましい。特に、
1がベンジル基、R2およびR3がメチル基、R4が水素
原子、X-がCl-であり、Aが−O−であり、nが2で
ある、N−[2−(アクリロイルオキシ)エチル]−N
−ベンジル−N,N−ジメチルアンモニウムクロリドを
モノマー成分とするものが好ましい。
【0022】吸水性を有するポリマーとしては、多量の
水、生理食塩水、尿等を吸収膨潤して実質水不溶性のヒ
ドロゲルを形成するものであれば、特に限定されない。
そのような吸水性ポリマーの典型的な例としては、アク
リル酸またはその塩を主成分とする親水性モノマーを重
合して得られる架橋構造を有する親水性ポリマーであ
る。このようなものは例えば、部分中和架橋ポリアクリ
ル酸、架橋され部分的に中和された澱粉−アクリル酸グ
ラフトポリマー、イソブチレン−マレイン酸コポリマ
ー、酢酸ビニル−アクリル酸コポリマーのケン化物、ア
クリルアミド(コ)ポリマーの加水分解物、アクリロニ
トリルポリマーの加水分解物等が開示されている。中で
も好ましいものはポリアクリル酸塩架橋体である。ポリ
アクリル酸塩架橋体としては、ポリマー中の酸基の50
〜95モル%が中和されていることが好ましく、60〜
90モル%が中和されていることがより好ましい。塩と
してはアルカリ金属塩、アンモニウム塩、アミン塩など
を例示する事ができる。この中和は重合前のモノマーで
行っても良いし、重合中や重合後の含水ゲル状ポリマー
で行っても良い。
【0023】吸水性ポリマーを構成するモノマーとして
は、重合により上記吸水性ポリマーに変換しうるモノマ
ーであれば特に限定されるものではないが、例えば、ア
クリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、ビニルスルホン
酸、スチレンスルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド
−2−メチルプロパンスルホン酸、2−(メタ)アクリ
ロイルエタンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイルプ
ロパンスルホン酸などのアニオン性不飽和モノマーおよ
びその塩;アクリルアミド、メタアクリルアミド、N−
エチル(メタ)アクリルアミド、N−n−プロピル(メ
タ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリ
ルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、メトキシポリエ
チレングリコール(メタ)アクリレート、ポリエチレン
グリコールモノ(メタ)アクリレート、ビニルピリジ
ン、N−ビニルピロリドン、N−アクリロイルピペリジ
ン、N−アクリロイルピロリジンなどのノニオン性の親
水基含有不飽和モノマー;N,N−ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロ
ピル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミドおよびそれらの四級塩な
どのカチオン性不飽和モノマーなどを挙げることができ
る。これらの中でアクリル酸を主成分とすることが好ま
しく、アクリル酸以外の他のモノマーの使用量は通常全
モノマー中0〜50モル%未満、好ましくは0〜30モ
ル%であるがこれに限定されるものではない。
【0024】吸水性ポリマーを得る方法としては、上記
したモノマーを水溶液重合、懸濁重合等の方法で重合を
行い、重合と同時あるいは重合後に架橋構造を導入する
方法が採用できる。吸水性ポリマーの架橋構造として
は、架橋剤を使用しない自己架橋型のものや、2個以上
の重合性不飽和基あるいは2個以上の反応性基を有する
内部架橋剤を共重合または反応させた型のものが例示で
き、内部架橋剤を共重合または反応させた架橋構造を有
するものがより好ましい。重合により得られた吸水性ポ
リマーを乾燥、粉砕し、粉末状の吸水性ポリマーを得る
ことができる。
【0025】粉末状の吸水性ポリマーの場合、その粒子
形状としては、球状、略球状、不定形状、鱗片状等の形
状を例示することができ、その好ましい粒子の大きさは
通常1〜2000ミクロンの範囲、より好ましくは10
〜1000ミクロンの範囲である。また、その平均粒子
径は100〜1000ミクロンの範囲が好ましく、より
好ましくは200〜800ミクロンの範囲である。
【0026】本発明の吸水剤が、吸水性を有するポリマ
ーと抗菌性を有するポリマーとを含む場合のこれらの使
用比率としては、特に限定されるものではないが、吸水
性と抗菌性の両方をバランスよく発揮するためには、そ
れぞれの構造が一分子内にない場合には、吸水性を有す
るポリマーに対する抗菌性を有するポリマーの重量比率
が0.01〜30重量%であることが好ましく、0.1
〜10重量%であることがより好ましい。
【0027】吸水性と抗菌性とを有するポリマーとして
は、上記した抗菌性を有するポリマーの構造と、上記し
た吸水性を有するポリマーの構造の両方を一分子内に有
するポリマーを挙げることができる。上記と同様にこの
場合にも、抗菌性を有するポリマーの構造として、一般
式(a)で表わされる繰り返し単位を有することが好ま
しく、一般式(a)においてR1がベンジル基であり、
2およびR3が各々炭素数1〜4の低級アルキル基であ
り、R4が水素原子またはメチル基であり、X-が硫酸ア
ニオン、リン酸アニオンおよびハライド(Cl-、Br-
等)のアニオンから選ばれる少なくとも一種であり、A
が−O−であり、nが1〜3であることが好ましい。特
に、R1がベンジル基、R2およびR3がメチル基、R4
水素原子、X-がCl-であり、Aが−O−であり、nが
2である、N−[2−(アクリロイルオキシ)エチル]
−N−ベンジル−N,N−ジメチルアンモニウムクロリ
ドをモノマー成分とするものが好ましい。また、吸水性
を有するポリマーの構造はポリアクリル酸塩架橋体であ
ることが好ましい。両者の比率としては、特に限定され
るものではないが、吸水性と抗菌性の両方をバランスよ
く発揮するための両方が一分子内にある場合の使用比率
は、ポリマーを構成する繰り返し単位のうちの抗菌性を
有するポリマーの繰り返し単位が30mol%以上であ
ることが好ましく、50mol%以上であることがより
好ましい。
【0028】吸水性と抗菌性とを有するポリマーの製法
としては、特に限定されないが、上記したような吸水性
ポリマーの製法において、モノマー成分中に、抗菌性を
有するポリマーとなりうるモノマーを加えて共重合を行
う方法を挙げることができる。本発明の吸水剤の粒径
は、特に制限されないが、用途が衛生材料の場合には
0.1〜1.0mm程度が好ましく、0.2〜0.8m
m程度のものがより好ましい。
【0029】本発明の吸水剤は、綿、パルプ、紙、海綿
等の繊維基体と複合化され、紙オムツや生理用品等の衛
生材料として好適に使用できるが、その他の用途として
体液吸収剤等の医療分野、シーリング材(止水材)や結
露防止材等の土木・建築分野、鮮度保持材等の食品分
野、溶剤から水を除去する脱水剤等の工業分野、緑化等
の農業・園芸分野等で利用することができる。
【0030】
【実施例】以下に実施例によりさらに詳細に本発明を説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。な
お、本発明において諸性能は以下の方法で測定した。 [表面張力]抗菌剤を所定の濃度となるように純水に加
え、その溶液の表面張力をFACECBVP−A3型表
面張力計(協和界面科学株式会社製)を用いて測定し
た。 [抗菌剤の抗菌性試験]材料として次のものを使用し
た。
【0031】 a) 供試抗菌剤 作用薬剤濃度:50ppm b) 供試菌体 1) Staphylococcus aureus IFO-12732 (黄色ブドウ球菌、以下「S.aureus」と称する) 2) Escherichia coli ATCC11303 (大腸菌、以下「E.coli」と称する) 試験時菌体濃度:S.aureusおよびE.coli共に 1×106個/mlに調整 c) 培地 普通寒天培地(DIFCO社製) d) 生理食塩水 NaCl 0.9g/L (オートクレーブにて121℃、15分間滅菌処理を行った) e) 蒸留水 オートクレーブにて121℃、15分間滅菌処理を行った 次の手順にしたがって抗菌性試験を行った。 (1) 普通寒天培地にS.aureusおよびE.coliをそれぞれ接
種し、20時間37℃で培養を行った(前々培養)。 (2) (1)で培養を行ったS.aureusおよびE.coliを普通寒
天培地に接種し、18時間37℃で培養を行った。 (3) (2)で培養を行ったS.aureusおよびE.coliを、それ
ぞれ白金耳で掻き取り、それぞれ生理食塩水に懸濁さ
せ、その後濁度(OD660nm)を測定し、検量線よ
り菌濃度(個/ml)を算出した。 (4) 検量線より算出した菌濃度より、S.aureusおよびE.
coliのそれぞれの菌懸濁液を生理食塩水で希釈して、1
×107個/mlになるように菌液を調製した。(5) 抗
菌剤100mgを200mlメスフラスコに入れ、蒸留
水を加えて溶解させ、さらに蒸留水を加えて標線に併せ
て抗菌剤溶液(500ppm)を作製した。 (6) 滅菌処理を行ったシリコ栓付き300ml三角フラ
スコを4本用意し、2本には生理食塩水を40mlずつ
分注し、残りの2本には生理食塩水を45mlずつ分注
した。 (7) (6)で40ml分注したシリコ栓付き三角フラスコ
に、(5)で作製した抗菌剤溶液を5mlずつ分注し、良
く混合した。 (8) (6)で45mlずつ分注したシリコ栓付き三角フラ
スコ1本、および(7)で抗菌剤溶液を添加したシリコ栓
付き三角フラスコ1本に、(4)で調製したS.aureusの菌
液をそれぞれ5mlずつ分注し、良く混合した。また、
(4)で調製したE.coliの菌液についても同じ操作を行っ
た。 (9) 抗菌剤溶液を添加せず、S.aureusの菌液を分注した
シリコ栓付き三角フラスコより液を1mlサンプリング
し、実験開始時のS.aureusの生菌数の測定を行った。E.
coliについても同じ操作を行い、実験開始時のE.coliの
生菌数の測定を行った。 (10) 上記各操作を行ったシリコ栓付き三角フラスコ4
本を37℃の恒温槽に浸け、振騰を開始した。 (11) 8時間後、各シリコ栓付き三角フラスコより1m
lずつサンプリングし、生菌数を測定した。 [吸水剤の抗菌性試験]人尿を採取し、人尿20gに各
吸水剤1gを加え、ガラス容器中で9日間密封放置し
た。9日後のカビの発生の有無について目視観察した。 [吸水剤の吸水戻り量]各吸水剤1gを直径9cm、高
さ2cmのガラス製シャーレ上に散布し、そこに0.9
重量%塩化ナトリウム水溶液(生理食塩水)30gを注
ぎ膨潤させた。5分間放置後、その上に直径9cmのポ
リオレフィン製不織布を載置し、さらに予め秤量してお
いた直径55mmの濾紙(アドバンテック東洋株式会社
製、No.2)(5枚重ね)(W1g)をのせた後、濾紙
の中央部に直径55mmの重りを荷重が21.0g/c
2となるように10秒間おいた。その後、濾紙(5枚
重ね)の重さ(W2g)を秤量した。そして、W1とW
2とから次式 吸水戻り量(g)=W2(g)−W1(g) にしたがい吸水戻り量を算出した。吸水戻り量が少ない
方が性能的には優れていると評価する。 実施例1 アクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアミンのア
セトン溶液(34重量%)250重量部に、塩化ベンジ
ル75重量部を約30分かけて滴下し、攪拌しながら室
温で一夜放置した。反応物をアセトン500mlで洗浄
して、アクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルベン
ジルアンモニウムクロリドの結晶を得た。得られたアク
リロイルオキシエチルN,N−ジメチルベンジルアンモ
ニウムクロリドの35重量%水溶液430重量部に、重
合開始剤として2,2’−アゾビス(2−アミジノプロ
パン)2塩酸塩を0.01重量部を添加し、重合を行
い、20時間後に重合体をアセトンで再沈、乾燥して、
N−[2−(アクリロイルオキシ)エチル]−N−ベン
ジル−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド重合体
(繰り返し単位数(M)=3000)を得、このものを
本発明の抗菌剤(1)とした。 比較例1 塩化ベンザルコニウム(商品名「カチナールMB−5
A」:東邦化学工業(株)製、塩化ベンザルコニウムの
50重量%水溶液)を用意し、比較用抗菌剤(1)とし
た。
【0032】抗菌剤(1)、比較用抗菌剤(1)、および、ブ
ランクとしての純水の表面張力を測定した結果を表1に
示す。また、抗菌剤(1)について抗菌性(生菌数の変
化)を評価した結果を表2に示す。
【0033】
【表1】
【0034】表1から、本発明の抗菌剤(1)ではブラン
クの水と比べてほとんど表面張力の低下がないことがわ
かる。一方、比較用抗菌剤(1)では表面張力の低下が著
しいことがわかる。
【0035】
【表2】
【0036】表2から、抗菌剤(1)は黄色ブドウ球菌お
よび大腸菌に対する抗菌性を有していることがわかる。 実施例2〜4 吸水性樹脂(アクアリックCA:株式会社日本触媒製、
部分中和ポリアクリル酸塩架橋重合体、平均粒子径40
0ミクロン)に、実施例1の抗菌剤(1)を、それぞれ吸
水性樹脂に対し、0.1重量%、0.5重量%、1.0
重量%となるようにドライブレンドして、本発明の吸水
剤(1)〜(3)を得た。 比較例2 吸水性樹脂(アクアリックCA:株式会社日本触媒製、
部分中和ポリアクリル酸塩架橋重合体、平均粒子径40
0ミクロン)のみのものを、比較用吸水剤(1)とした。 比較例3 吸水性樹脂(アクアリックCA:株式会社日本触媒製、
部分中和ポリアクリル酸塩架橋重合体、平均粒子径40
0ミクロン)に、塩化ベンザルコニウムを0.5重量%
添加したものを、比較用吸水剤(2)とした。
【0037】吸水剤(1)〜(3)および比較用吸水剤(1)〜
(2)について、抗菌性試験を行った結果と、吸水性樹脂
戻り量について測定した結果を表3に示す。
【0038】
【表3】
【0039】表3から、抗菌剤を含まない比較用吸水剤
(1)ではカビの発生が見られるが、抗菌剤を含む本発明
の吸水剤(1)〜(3)および比較用吸水剤(2)では、カビの
発生がなく抗菌性が発揮されていることがわかる。ま
た、比較用吸水剤(2)では低分子で界面活性剤でもある
抗菌剤を用いているため吸水戻り量が多く、吸水特性が
低下していることがわかる。
【0040】
【発明の効果】本発明によると、外圧や経時によって吸
水性ポリマーから流出しにくく、したがって吸水性ポリ
マーの吸水特性の低下を招くことがなく、しかも人体に
安全な抗菌剤を提供することができる。また、吸水性と
抗菌性の両方に優れた吸水剤を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61L 2/16 A61F 13/18 307A (72)発明者 松山 浩文 東京都千代田区内幸町1−2−2 株式会 社日本触媒内 Fターム(参考) 4C003 AA23 HA02 4C058 AA01 AA03 BB07 JJ02 JJ03 4G066 AA47B AA50B AB07A AB13A AB21A AD06B AD13B AD15B AE20B BA38 CA43 EA05 4H011 AA02 BA01 BB04 BB19 BC19 4J100 AH27Q AJ02Q AJ08Q AJ09Q AK01Q AK18Q AL08P AL08Q AM15Q AM21P BA03Q BA32P BA56Q CA01 CA04 DA36 DA71

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(a)で表わされる繰り返し単位
    を有するポリマーからなる抗菌剤。 【化1】 (式中、R1〜R3の少なくとも一つはベンジル基であ
    り、残りは炭素数1〜20のアルキル基である。R4
    水素原子または炭素数1〜4の低級アルキル基である。
    -はアニオン性イオンである。Aは−O−または−N
    H−である。nは1〜10である。)
  2. 【請求項2】 一般式(a)において、R1がベンジル
    基であり、R2およびR3が各々炭素数1〜4の低級アル
    キル基であり、R4が水素原子またはメチル基であり、
    -が硫酸アニオン、リン酸アニオンおよびハライドの
    アニオンから選ばれる少なくとも一種であり、Aが−O
    −であり、nが1〜3である、請求項1記載の抗菌剤。
  3. 【請求項3】 吸水性の他に抗菌性をも有する吸水剤で
    あって、前記抗菌性はポリマーに由来するものであるこ
    とを特徴とする吸水剤。
  4. 【請求項4】 一般式(a)で表わされる繰り返し単位
    を有するポリマーに由来する抗菌性を有する、請求項3
    記載の吸水剤。 【化2】 (式中、R1〜R3の少なくとも一つはベンジル基であ
    り、残りは炭素数1〜20のアルキル基である。R4
    水素原子または炭素数1〜4の低級アルキル基である。
    -はアニオン性イオンである。Aは−O−または−N
    H−である。nは1〜10である。)
  5. 【請求項5】 一般式(a)において、R1がベンジル
    基であり、R2およびR3が各々炭素数1〜4の低級アル
    キル基であり、R4が水素原子またはメチル基であり、
    -が硫酸アニオン、リン酸アニオンおよびハライドの
    アニオンから選ばれる少なくとも一種であり、Aが−O
    −であり、nが1〜3である、請求項4記載の吸水剤。
  6. 【請求項6】 吸水性を有するポリマーと、抗菌性を有
    するポリマーとを含む、請求項3から5のいずれかに記
    載の吸水剤。
  7. 【請求項7】 抗菌性を有するポリマーの0.01重量
    %の水溶液の表面張力が50dyne/cm以上である、請求
    項6記載の吸水剤。
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