JP2000007292A - 昇降装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 負荷を上昇作動する油圧シリンダの駆動力を
軽減し、油圧シリンダに供給の作動油を吐出する油圧ポ
ンプを回転駆動する電動機の消費電力を抑制して省エネ
ルギー化を図るもの。 【解決手段】 負荷Wを上昇作動する油圧シリンダ1の
駆動力を軽減するよう負荷Wを上昇作動するための駆動
力を負荷Wに付与する補助シリンダ8を設け、補助シリ
ンダ1は空油変換型の増圧器9の出口側9Aに接続し、
増圧器9は入口側9Bを工場内に配備した圧縮空気が流
通する配管10に接続する。これにより、工場内に配備
した配管10を流れる圧縮空気の圧力を利用して補助シ
リンダ8の駆動力を得ることができ、この駆動力の相当
分、油圧シリンダ1の駆動力を軽減できて省エネルギー
化を図ることができる。
軽減し、油圧シリンダに供給の作動油を吐出する油圧ポ
ンプを回転駆動する電動機の消費電力を抑制して省エネ
ルギー化を図るもの。 【解決手段】 負荷Wを上昇作動する油圧シリンダ1の
駆動力を軽減するよう負荷Wを上昇作動するための駆動
力を負荷Wに付与する補助シリンダ8を設け、補助シリ
ンダ1は空油変換型の増圧器9の出口側9Aに接続し、
増圧器9は入口側9Bを工場内に配備した圧縮空気が流
通する配管10に接続する。これにより、工場内に配備
した配管10を流れる圧縮空気の圧力を利用して補助シ
リンダ8の駆動力を得ることができ、この駆動力の相当
分、油圧シリンダ1の駆動力を軽減できて省エネルギー
化を図ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、負荷をアクチュエータ
で昇降作動する昇降装置に関する。
で昇降作動する昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の昇降装置は、図2に示す如き、電
動機13で回転駆動の油圧ポンプ12から吐出した作動
油を、切換弁としての電磁切換弁4を第1切換位置Yに
切換制御してアクチュエータとしての油圧シリンダ11
のヘッド側室11Cに供給すると、油圧シリンダ11は
ヘッド側室11Cに供給の作動油の圧力に基づく駆動力
で負荷Wを上昇作動し、キャップ側室11Dの作動油は
タンクTに排出される。また、電磁切換弁4を第2切換
位置Zに切換制御して油圧ポンプ12から吐出した作動
油を油圧シリンダ11のキャップ側室11Dに供給する
と、油圧シリンダ11はキャップ側室11Dに供給の作
動油の圧力に基づく駆動力と負荷Wの自重とにより負荷
Wを下降作動し、ヘッド側室11Cから排出する作動油
を一方向絞り弁6で絞り制御して負荷Wの下降作動を速
度制御する。
動機13で回転駆動の油圧ポンプ12から吐出した作動
油を、切換弁としての電磁切換弁4を第1切換位置Yに
切換制御してアクチュエータとしての油圧シリンダ11
のヘッド側室11Cに供給すると、油圧シリンダ11は
ヘッド側室11Cに供給の作動油の圧力に基づく駆動力
で負荷Wを上昇作動し、キャップ側室11Dの作動油は
タンクTに排出される。また、電磁切換弁4を第2切換
位置Zに切換制御して油圧ポンプ12から吐出した作動
油を油圧シリンダ11のキャップ側室11Dに供給する
と、油圧シリンダ11はキャップ側室11Dに供給の作
動油の圧力に基づく駆動力と負荷Wの自重とにより負荷
Wを下降作動し、ヘッド側室11Cから排出する作動油
を一方向絞り弁6で絞り制御して負荷Wの下降作動を速
度制御する。
【0003】ところが、かかる従来の昇降装置では、負
荷Wを上昇作動するのに、負荷Wの重量を上回る油圧シ
リンダ11の駆動力を必要とし、油圧シリンダ11の駆
動力は油圧ポンプ12から吐出する作動油の圧力に基づ
くもので、このため油圧ポンプ12を回転駆動する電動
機13の消費電力が大きくなる問題があった。
荷Wを上昇作動するのに、負荷Wの重量を上回る油圧シ
リンダ11の駆動力を必要とし、油圧シリンダ11の駆
動力は油圧ポンプ12から吐出する作動油の圧力に基づ
くもので、このため油圧ポンプ12を回転駆動する電動
機13の消費電力が大きくなる問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、負荷を上昇
作動するアクチュエータの駆動力を軽減して省エネルギ
ー化を図り得る昇降装置を提供することを課題としてい
る。
作動するアクチュエータの駆動力を軽減して省エネルギ
ー化を図り得る昇降装置を提供することを課題としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の昇降
装置は、負荷を上昇作動するアクチュエータの駆動力を
軽減するようアクチュエータとは別に負荷を上昇作動す
るための駆動力を負荷に付与する補助シリンダを設け、
補助シリンダは入口側圧力をそれに比例した高い出口側
圧力に増圧する増圧器の出口側に接続して設け、増圧器
は入口側を工場内に配備した圧縮空気が流通する配管に
接続したことを特徴として成る。この場合、増圧器は入
口側に供給の圧縮空気に比例して出口側の作動油の圧力
を増圧する空油変換型であって、増圧器で増圧した作動
油を補助シリンダに供給しても良い。また、アクチュエ
ータが作動油の給排により負荷を昇降作動する油圧シリ
ンダであって、油圧シリンダへの作動油の給排を切換制
御する切換弁を設け、油圧シリンダを切換弁を介して電
動機で回転駆動して作動油を吐出する油圧ポンプに接続
しても良い。
装置は、負荷を上昇作動するアクチュエータの駆動力を
軽減するようアクチュエータとは別に負荷を上昇作動す
るための駆動力を負荷に付与する補助シリンダを設け、
補助シリンダは入口側圧力をそれに比例した高い出口側
圧力に増圧する増圧器の出口側に接続して設け、増圧器
は入口側を工場内に配備した圧縮空気が流通する配管に
接続したことを特徴として成る。この場合、増圧器は入
口側に供給の圧縮空気に比例して出口側の作動油の圧力
を増圧する空油変換型であって、増圧器で増圧した作動
油を補助シリンダに供給しても良い。また、アクチュエ
ータが作動油の給排により負荷を昇降作動する油圧シリ
ンダであって、油圧シリンダへの作動油の給排を切換制
御する切換弁を設け、油圧シリンダを切換弁を介して電
動機で回転駆動して作動油を吐出する油圧ポンプに接続
しても良い。
【0006】かかる本発明の昇降装置によると、アクチ
ュエータで負荷を上昇作動する際に、負荷に補助シリン
ダの駆動力を付与し、負荷を上昇作動するアクチュエー
タの駆動力を軽減する。そして、補助シリンダの駆動力
は、工場内に配備した配管を流れる圧縮空気の圧力を増
圧器で増圧した増圧器の出口側圧力に基づくものであ
り、工場内に配備した配管を流れる圧縮空気の圧力を利
用して補助シリンダの駆動力を得ることができ、補助シ
リンダの駆動力の相当分、負荷を上昇作動するアクチュ
エータの駆動力を軽減できて省エネルギー化を図ること
ができる。
ュエータで負荷を上昇作動する際に、負荷に補助シリン
ダの駆動力を付与し、負荷を上昇作動するアクチュエー
タの駆動力を軽減する。そして、補助シリンダの駆動力
は、工場内に配備した配管を流れる圧縮空気の圧力を増
圧器で増圧した増圧器の出口側圧力に基づくものであ
り、工場内に配備した配管を流れる圧縮空気の圧力を利
用して補助シリンダの駆動力を得ることができ、補助シ
リンダの駆動力の相当分、負荷を上昇作動するアクチュ
エータの駆動力を軽減できて省エネルギー化を図ること
ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1において、1は負荷Wを昇降
作動するアクチュエータとしての油圧シリンダで、負荷
Wの上方に垂直配置し、ピストンロッド1Aの先端に負
荷Wを固定し、内部をピストン1Bでヘッド側室1Cと
キャップ側室1Dとに区画形成している。そして、ヘッ
ド側室1Cは負荷流路Aに接続し、キャップ側室1Dは
負荷流路Bに接続している。
に基づいて説明する。図1において、1は負荷Wを昇降
作動するアクチュエータとしての油圧シリンダで、負荷
Wの上方に垂直配置し、ピストンロッド1Aの先端に負
荷Wを固定し、内部をピストン1Bでヘッド側室1Cと
キャップ側室1Dとに区画形成している。そして、ヘッ
ド側室1Cは負荷流路Aに接続し、キャップ側室1Dは
負荷流路Bに接続している。
【0008】2は可変容量形の油圧ポンプで、供給流路
Pに接続し、電動機3で回転駆動し作動油を供給流路P
に吐出して設けている。Tは低圧のタンクで、排出流路
Rに接続している。
Pに接続し、電動機3で回転駆動し作動油を供給流路P
に吐出して設けている。Tは低圧のタンクで、排出流路
Rに接続している。
【0009】4は油圧シリンダ1への作動油の給排を切
換制御する3位置4ポートの切換弁としての電磁切換弁
で、マニホールド5に一方向絞り弁6とパイロット操作
逆止め弁7とを介しその最上段に積層配設し、供給流路
Pを遮断して負荷流路A、Bを排出流路Rに連通する中
立位置Xと、負荷流路Aを供給流路Pに切換連通して負
荷流路Bを排出流路Rに切換連通する第1切換位置Y
と、負荷流路Aを排出流路Rに切換連通して負荷流路B
を供給流路Pに切換連通する第2切換位置Zとを有して
いる。
換制御する3位置4ポートの切換弁としての電磁切換弁
で、マニホールド5に一方向絞り弁6とパイロット操作
逆止め弁7とを介しその最上段に積層配設し、供給流路
Pを遮断して負荷流路A、Bを排出流路Rに連通する中
立位置Xと、負荷流路Aを供給流路Pに切換連通して負
荷流路Bを排出流路Rに切換連通する第1切換位置Y
と、負荷流路Aを排出流路Rに切換連通して負荷流路B
を供給流路Pに切換連通する第2切換位置Zとを有して
いる。
【0010】一方向絞り弁6は油圧シリンダ1のヘッド
側室1Cから負荷流路Aに排出する作動油を絞り制御し
て負荷Wの下降作動を速度制御すると共に、負荷流路A
からヘッド側室1Cに供給する作動油を自由流れとする
よう、負荷流路Aに逆止め弁と絞り弁とを並列に配設し
ている。
側室1Cから負荷流路Aに排出する作動油を絞り制御し
て負荷Wの下降作動を速度制御すると共に、負荷流路A
からヘッド側室1Cに供給する作動油を自由流れとする
よう、負荷流路Aに逆止め弁と絞り弁とを並列に配設し
ている。
【0011】パイロット操作逆止め弁7は上昇作動した
負荷Wを上方位置に位置保持するよう負荷流路Aに油圧
シリンダ1のヘッド側室1Cへの作動油の供給を許容し
ヘッド側室1Cからの作動油の排出を阻止する向きに配
設し、さらに負荷流路Bからのパイロット圧力の作用に
より開作動してヘッド側室1Cからの作動油の排出阻止
を解除して設けている。
負荷Wを上方位置に位置保持するよう負荷流路Aに油圧
シリンダ1のヘッド側室1Cへの作動油の供給を許容し
ヘッド側室1Cからの作動油の排出を阻止する向きに配
設し、さらに負荷流路Bからのパイロット圧力の作用に
より開作動してヘッド側室1Cからの作動油の排出阻止
を解除して設けている。
【0012】8は油圧シリンダ1とは別に負荷Wを上昇
作動するための駆動力を負荷Wに付与する補助シリンダ
で、負荷Wの下方に油圧シリンダ1と対向して垂直配置
し、ピストンロッド8Aの先端に負荷Wを当接し、内部
をピストン8Bでヘッド側室8Cとキャップ側室8Dと
に区画形成している。そして、ヘッド側室8Cは大気開
放し、キャップ側室8Dは増圧器9の出口側9Aに接続
している。
作動するための駆動力を負荷Wに付与する補助シリンダ
で、負荷Wの下方に油圧シリンダ1と対向して垂直配置
し、ピストンロッド8Aの先端に負荷Wを当接し、内部
をピストン8Bでヘッド側室8Cとキャップ側室8Dと
に区画形成している。そして、ヘッド側室8Cは大気開
放し、キャップ側室8Dは増圧器9の出口側9Aに接続
している。
【0013】増圧器9は入口側9Bに供給の圧縮空気の
圧力に比例して出口側9Aの作動油の圧力を増圧する空
油変換型で、内部をピストン9C及びピストンロッド9
Dでヘッド側室9Eとキャップ側室9Fとピストンロッ
ド先端室9Gとに区画形成し、ヘッド側室9Eは大気開
放し、キャップ側室9Fは入口側9Aに接続し、ピスト
ンロッド先端室9Gは出口側9Aに接続している。そし
て、キャップ側室9Fに面するピストン9Cの受圧面積
をピストンロッド先端室9Gに面するピストンロッド9
Dの受圧面積より大きく設け、この受圧面積比に応じて
出口側9Aの作動油の圧力を増圧し、入口側9Bを工場
内に配備した圧縮空気が流通する配管10に接続してい
る。
圧力に比例して出口側9Aの作動油の圧力を増圧する空
油変換型で、内部をピストン9C及びピストンロッド9
Dでヘッド側室9Eとキャップ側室9Fとピストンロッ
ド先端室9Gとに区画形成し、ヘッド側室9Eは大気開
放し、キャップ側室9Fは入口側9Aに接続し、ピスト
ンロッド先端室9Gは出口側9Aに接続している。そし
て、キャップ側室9Fに面するピストン9Cの受圧面積
をピストンロッド先端室9Gに面するピストンロッド9
Dの受圧面積より大きく設け、この受圧面積比に応じて
出口側9Aの作動油の圧力を増圧し、入口側9Bを工場
内に配備した圧縮空気が流通する配管10に接続してい
る。
【0014】次に、かかる構成の作動を説明する。図1
は、負荷Wを下方位置に停止した状態を示し、油圧シリ
ンダ1はピストンロッド1A及びピストン1Bが下方端
に位置し、電磁切換弁4は中立位置Xに位置し、供給流
路Pを遮断して負荷流路A、Bを排出流路Rに連通して
いる。そして、増圧器9の出口側9Aより補助シリンダ
8のキャップ側室8Dに供給されピストン8Bに作用す
る増圧した作動油の圧力に基づく駆動力が負荷Wの重量
より小さいため、補助シリンダ8のピストンロッド8A
及びピストン8Bが下方端に位置すると共に、増圧器9
のピストン9C及びピストンロッド9Dが上方端に位置
している。
は、負荷Wを下方位置に停止した状態を示し、油圧シリ
ンダ1はピストンロッド1A及びピストン1Bが下方端
に位置し、電磁切換弁4は中立位置Xに位置し、供給流
路Pを遮断して負荷流路A、Bを排出流路Rに連通して
いる。そして、増圧器9の出口側9Aより補助シリンダ
8のキャップ側室8Dに供給されピストン8Bに作用す
る増圧した作動油の圧力に基づく駆動力が負荷Wの重量
より小さいため、補助シリンダ8のピストンロッド8A
及びピストン8Bが下方端に位置すると共に、増圧器9
のピストン9C及びピストンロッド9Dが上方端に位置
している。
【0015】図1の状態で、電磁切換弁4を第1切換位
置Yに切換制御すると、電動機3で回転駆動の油圧ポン
プ2から供給流路Pに吐出した作動油が、負荷流路Aを
流れ油圧シリンダ1のヘッド側室1Cに供給され、増圧
器9は工場内に配備した配管10より入口側9Bに供給
の圧縮空気がピストン9Cに作用してピストン9C及び
ピストンロッド9Dを下方に作動してピストンロッド先
端室9G内の作動油を増圧し、増圧した作動油を出口側
9Aより補助シリンダ8のキャップ側室8Dに供給す
る。負荷Wは油圧シリンダ1のヘッド側室1Cに供給の
作動油の圧力に基づく駆動力と補助シリンダ8のキャッ
プ側室8Dに供給の増圧器9で増圧した作動油の圧力に
基づく駆動力とで上昇作動し、油圧シリンダ1のキャッ
プ側室1Dの作動油は負荷流路B、排出流路Rを流れて
タンクTに排出される。
置Yに切換制御すると、電動機3で回転駆動の油圧ポン
プ2から供給流路Pに吐出した作動油が、負荷流路Aを
流れ油圧シリンダ1のヘッド側室1Cに供給され、増圧
器9は工場内に配備した配管10より入口側9Bに供給
の圧縮空気がピストン9Cに作用してピストン9C及び
ピストンロッド9Dを下方に作動してピストンロッド先
端室9G内の作動油を増圧し、増圧した作動油を出口側
9Aより補助シリンダ8のキャップ側室8Dに供給す
る。負荷Wは油圧シリンダ1のヘッド側室1Cに供給の
作動油の圧力に基づく駆動力と補助シリンダ8のキャッ
プ側室8Dに供給の増圧器9で増圧した作動油の圧力に
基づく駆動力とで上昇作動し、油圧シリンダ1のキャッ
プ側室1Dの作動油は負荷流路B、排出流路Rを流れて
タンクTに排出される。
【0016】負荷Wを上方位置まで上昇作動し、電磁切
換弁4を中立位置Xに復帰制御すると、電磁切換弁4は
負荷流路A、Bを排出流路Rに連通するが、パイロット
操作逆止め弁7で油圧シリンダ1のヘッド側室1Cから
の作動油の排出が阻止され、負荷Wを上方位置に位置保
持する。
換弁4を中立位置Xに復帰制御すると、電磁切換弁4は
負荷流路A、Bを排出流路Rに連通するが、パイロット
操作逆止め弁7で油圧シリンダ1のヘッド側室1Cから
の作動油の排出が阻止され、負荷Wを上方位置に位置保
持する。
【0017】負荷Wを上方位置に位置保持した状態で、
電磁切換弁4を第2切換位置Zに切換制御すると、油圧
ポンプ2から供給流路Pに吐出した作動油が、負荷流路
Bを流れ油圧シリンダ1のキャップ側室1Dに供給さ
れ、負荷Wは油圧シリンダ1のキャップ側室1Cに供給
の作動油の圧力に基づく駆動力と自重とで下降作動し、
油圧シリンダ1のヘッド側室1Cから負荷流路Aに流れ
る作動油を一方向絞り弁6で絞り制御して負荷Wの下降
作動を速度制御し、この絞り制御した作動油を負荷流路
Bのパイロット圧力で開作動したパイロット操作逆止め
弁7、排出流路Rを流してタンクTに排出する。補助シ
リンダ8はキャップ側室8Dに供給の増圧した作動油の
圧力に基づく駆動力が油圧シリンダ1のキャップ側室1
Dに供給の作動油の圧力に基づく駆動力と負荷Wの自重
との和より小さいため、負荷Wの下降作動に伴いピスト
ンロッド8A及びピストン8Bが下方に作動し、キャッ
プ側室8Dの増圧した作動油を増圧器9の出口側9Aよ
りピストンロッド先端室9Gに戻す。増圧器9はピスト
ンロッド先端室9Gに戻された作動油の圧力に基づく駆
動力でピストン9C及びピストンロッド9Dを上方に作
動してキャップ側室9Fの圧縮空気を入口側9Bより工
場内の配管10に戻す。このとき、一方向絞り弁6で作
動油が絞り制御されることにより発生する熱エネルギー
は、負荷Wの下降作動を補助シリンダ8で受けるため、
図2に示す従来の昇降装置より少ない。
電磁切換弁4を第2切換位置Zに切換制御すると、油圧
ポンプ2から供給流路Pに吐出した作動油が、負荷流路
Bを流れ油圧シリンダ1のキャップ側室1Dに供給さ
れ、負荷Wは油圧シリンダ1のキャップ側室1Cに供給
の作動油の圧力に基づく駆動力と自重とで下降作動し、
油圧シリンダ1のヘッド側室1Cから負荷流路Aに流れ
る作動油を一方向絞り弁6で絞り制御して負荷Wの下降
作動を速度制御し、この絞り制御した作動油を負荷流路
Bのパイロット圧力で開作動したパイロット操作逆止め
弁7、排出流路Rを流してタンクTに排出する。補助シ
リンダ8はキャップ側室8Dに供給の増圧した作動油の
圧力に基づく駆動力が油圧シリンダ1のキャップ側室1
Dに供給の作動油の圧力に基づく駆動力と負荷Wの自重
との和より小さいため、負荷Wの下降作動に伴いピスト
ンロッド8A及びピストン8Bが下方に作動し、キャッ
プ側室8Dの増圧した作動油を増圧器9の出口側9Aよ
りピストンロッド先端室9Gに戻す。増圧器9はピスト
ンロッド先端室9Gに戻された作動油の圧力に基づく駆
動力でピストン9C及びピストンロッド9Dを上方に作
動してキャップ側室9Fの圧縮空気を入口側9Bより工
場内の配管10に戻す。このとき、一方向絞り弁6で作
動油が絞り制御されることにより発生する熱エネルギー
は、負荷Wの下降作動を補助シリンダ8で受けるため、
図2に示す従来の昇降装置より少ない。
【0018】負荷Wを図1の下方位置まで下降作動し、
電磁切換弁4を中立位置Xに復帰制御すると、負荷Wは
下方位置に停止し、油圧シリンダ1はピストンロッド1
A及びピストン1Bが下方端に位置し、補助シリンダ8
はピストンロッド8A及びピストン8Bが下方端に位置
し、増圧器9はピストン9C及びピストンロッド9Dが
上方端に位置する。
電磁切換弁4を中立位置Xに復帰制御すると、負荷Wは
下方位置に停止し、油圧シリンダ1はピストンロッド1
A及びピストン1Bが下方端に位置し、補助シリンダ8
はピストンロッド8A及びピストン8Bが下方端に位置
し、増圧器9はピストン9C及びピストンロッド9Dが
上方端に位置する。
【0019】かかる作動で、油圧シリンダ1で負荷Wを
上昇作動する際に、負荷Wに補助シリンダ8の駆動力を
付与して負荷Wを上昇作動する油圧シリンダ1の駆動力
を軽減し、補助シリンダ8の駆動力は工場内に配備した
配管10を流れる圧縮空気の圧力を増圧器9で増圧した
作動油の圧力に基づくものであり、工場内に配備した配
管10を流れる圧縮空気の圧力を利用して補助シリンダ
8の駆動力を得ることができ、補助シリンダ8の駆動力
の相当分、負荷Wを上昇作動する油圧シリンダ1の駆動
力を軽減でき、油圧シリンダ1に供給の作動油を吐出す
る油圧ポンプ2を回転駆動の電動機3の消費電力を抑制
できて省エネルギー化を図ることができる。
上昇作動する際に、負荷Wに補助シリンダ8の駆動力を
付与して負荷Wを上昇作動する油圧シリンダ1の駆動力
を軽減し、補助シリンダ8の駆動力は工場内に配備した
配管10を流れる圧縮空気の圧力を増圧器9で増圧した
作動油の圧力に基づくものであり、工場内に配備した配
管10を流れる圧縮空気の圧力を利用して補助シリンダ
8の駆動力を得ることができ、補助シリンダ8の駆動力
の相当分、負荷Wを上昇作動する油圧シリンダ1の駆動
力を軽減でき、油圧シリンダ1に供給の作動油を吐出す
る油圧ポンプ2を回転駆動の電動機3の消費電力を抑制
できて省エネルギー化を図ることができる。
【0020】また、工場内に配備した配管10を流れる
圧縮空気の圧力を利用して補助シリンダ8の駆動力を得
ているから、圧縮空気の圧力源を新たに設けなくて良
い。さらにまた、負荷Wの下降作動に伴い、補助シリン
ダ8のキャップ側室8Dの増圧した作動油が増圧器9の
出口側9Aからピストンロッド先端室9Gに戻され、こ
の戻された作動油の圧力に基づく駆動力でピストン9C
及びピストンロッド9Dが上方に作動してキャップ側室
9Fの圧縮空気を入口側9Bより工場内の配管10に戻
すから、負荷Wを上昇作動する際に配管10から入口側
9Bに供給した圧縮空気の回生を良好に図ることができ
る。
圧縮空気の圧力を利用して補助シリンダ8の駆動力を得
ているから、圧縮空気の圧力源を新たに設けなくて良
い。さらにまた、負荷Wの下降作動に伴い、補助シリン
ダ8のキャップ側室8Dの増圧した作動油が増圧器9の
出口側9Aからピストンロッド先端室9Gに戻され、こ
の戻された作動油の圧力に基づく駆動力でピストン9C
及びピストンロッド9Dが上方に作動してキャップ側室
9Fの圧縮空気を入口側9Bより工場内の配管10に戻
すから、負荷Wを上昇作動する際に配管10から入口側
9Bに供給した圧縮空気の回生を良好に図ることができ
る。
【0021】なお、本発明の一実施形態では、アクチュ
エータとして油圧シリンダ1を用いたが、電動ウインチ
や油圧モータ等を用いても良い。また、増圧器9は作動
油を増圧する空油変換型としたが、これに限定されるも
のではなく、作動油に替えて水等の液体を増圧するもの
であっても良い。さらにまた、切換弁は電磁切換弁4と
したが、手動操作や機械操作等の切換弁であっても良い
ことは勿論である。
エータとして油圧シリンダ1を用いたが、電動ウインチ
や油圧モータ等を用いても良い。また、増圧器9は作動
油を増圧する空油変換型としたが、これに限定されるも
のではなく、作動油に替えて水等の液体を増圧するもの
であっても良い。さらにまた、切換弁は電磁切換弁4と
したが、手動操作や機械操作等の切換弁であっても良い
ことは勿論である。
【0022】
【発明の効果】このように本発明は、負荷を上昇作動す
るアクチュエータの駆動力を軽減するようアクチュエー
タとは別に負荷を上昇作動するための駆動力を負荷に付
与する補助シリンダを設け、補助シリンダは入口側圧力
をそれに比例した高い出口側圧力に増圧する増圧器の出
口側に接続して設け、増圧器は入口側を工場内に配備し
た圧縮空気が流通する配管に接続したことにより、工場
内に配備した配管を流れる圧縮空気の圧力を利用して補
助シリンダの駆動力を得ることができ、補助シリンダの
駆動力の相当分、負荷を上昇作動するアクチュエータの
駆動力を軽減できて省エネルギー化を図ることができ
る。
るアクチュエータの駆動力を軽減するようアクチュエー
タとは別に負荷を上昇作動するための駆動力を負荷に付
与する補助シリンダを設け、補助シリンダは入口側圧力
をそれに比例した高い出口側圧力に増圧する増圧器の出
口側に接続して設け、増圧器は入口側を工場内に配備し
た圧縮空気が流通する配管に接続したことにより、工場
内に配備した配管を流れる圧縮空気の圧力を利用して補
助シリンダの駆動力を得ることができ、補助シリンダの
駆動力の相当分、負荷を上昇作動するアクチュエータの
駆動力を軽減できて省エネルギー化を図ることができ
る。
【0023】また、工場内に配備した配管を流れる圧縮
空気の圧力を利用して補助シリンダの駆動力を得ている
から、圧縮空気の圧力源を新たに設けなくて良い。さら
にまた、負荷の下降作動に伴い、負荷を上昇作動する際
に補助シリンダに供給された増圧した圧力が増圧器の出
口側に戻され、増圧器はこの戻された圧力により圧縮空
気を入口側より工場内の配管に戻すから、負荷を上昇作
動する際に配管から入口側に供給した圧縮空気の回生を
良好に図ることができる。
空気の圧力を利用して補助シリンダの駆動力を得ている
から、圧縮空気の圧力源を新たに設けなくて良い。さら
にまた、負荷の下降作動に伴い、負荷を上昇作動する際
に補助シリンダに供給された増圧した圧力が増圧器の出
口側に戻され、増圧器はこの戻された圧力により圧縮空
気を入口側より工場内の配管に戻すから、負荷を上昇作
動する際に配管から入口側に供給した圧縮空気の回生を
良好に図ることができる。
【図1】本発明の一実施形態を示した昇降装置の回路図
である。
である。
【図2】従来例の回路図である。
1 油圧シリンダ(アクチュエータ) 2 油圧ポンプ 3 電動機 4 電磁切換弁(切換弁) 8 補助シリンダ 9 増圧器 10 配管 W 負荷
Claims (3)
- 【請求項1】 負荷をアクチュエータで昇降作動する昇
降装置において、負荷を上昇作動するアクチュエータの
駆動力を軽減するようアクチュエータとは別に負荷を上
昇作動するための駆動力を負荷に付与する補助シリンダ
を設け、補助シリンダは入口側圧力をそれに比例した高
い出口側圧力に増圧する増圧器の出口側に接続して設
け、増圧器は入口側を工場内に配備した圧縮空気が流通
する配管に接続したことを特徴とする昇降装置。 - 【請求項2】 増圧器は入口側に供給の圧縮空気の圧力
に比例して出口側の作動油の圧力を増圧する空油変換型
であって、増圧器で増圧した作動油を補助シリンダに供
給することを特徴とする請求項1に記載の昇降装置。 - 【請求項3】 アクチュエータが作動油の給排により負
荷を昇降作動する油圧シリンダであって、油圧シリンダ
への作動油の給排を切換制御する切換弁を設け、油圧シ
リンダを切換弁を介して電動機で回転駆動して作動油を
吐出する油圧ポンプに接続したことを特徴とする請求項
1又は請求項2に記載の昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17513798A JP2000007292A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17513798A JP2000007292A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 昇降装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000007292A true JP2000007292A (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=15990946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17513798A Pending JP2000007292A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000007292A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20070048565A (ko) * | 2005-11-04 | 2007-05-09 | 훼스토 악티엔 게젤샤프트 운트 코 | 화물을 들어올리기 위한 리프팅 장치 |
CN102616700A (zh) * | 2012-03-30 | 2012-08-01 | 湖南红太阳光电科技有限公司 | 一种油气混合驱动的升降控制装置 |
JP2014005914A (ja) * | 2012-06-26 | 2014-01-16 | Eagle Industry Co Ltd | 流体圧制御装置 |
CN111360209A (zh) * | 2020-04-02 | 2020-07-03 | 临沂市卓杰机械有限公司 | 全自动造型机混合动力压实系统 |
JP2020121593A (ja) * | 2019-01-29 | 2020-08-13 | 川崎重工業株式会社 | ロック機能付き移動装置 |
CN116906289A (zh) * | 2023-09-12 | 2023-10-20 | 九州绿能科技股份有限公司 | 一种重力储能发电系统及工作方法 |
-
1998
- 1998-06-22 JP JP17513798A patent/JP2000007292A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20070048565A (ko) * | 2005-11-04 | 2007-05-09 | 훼스토 악티엔 게젤샤프트 운트 코 | 화물을 들어올리기 위한 리프팅 장치 |
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CN116906289A (zh) * | 2023-09-12 | 2023-10-20 | 九州绿能科技股份有限公司 | 一种重力储能发电系统及工作方法 |
CN116906289B (zh) * | 2023-09-12 | 2023-12-15 | 九州绿能科技股份有限公司 | 一种重力储能发电系统及工作方法 |
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