JP2000007265A - 乗客コンベア - Google Patents
乗客コンベアInfo
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- JP2000007265A JP2000007265A JP17751898A JP17751898A JP2000007265A JP 2000007265 A JP2000007265 A JP 2000007265A JP 17751898 A JP17751898 A JP 17751898A JP 17751898 A JP17751898 A JP 17751898A JP 2000007265 A JP2000007265 A JP 2000007265A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- comb
- cleat
- teeth
- comb plates
- passenger conveyor
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 前記従来技術では、歯９ａ、９ｂに異物１１
からの所定力以上の負荷が掛かるとくし板８ａ、８ｂが
上方に変位する構造であるが、異物１１が砕けない金属
片であるビス等であった場合、このビスがクリート１０
の溝１２を損傷させてしまうという不都合があった。 【解決手段】 くし板８ａ、８ｂに磁性体１３を設け、
くし板近傍に位置する金属片からなる異物１１は磁性体
１３により吸引されてくし板８ａ、８ｂの上部に吸着す
るため、金属片からなる異物１１はくし板８ａ、８ｂと
クリート１０との間に侵入することがない。よって、磁
性体１３を設けるだけの簡易な構成にてクリート１０及
びくし板８ａ、８ｂが損傷することを防止することがで
きる。
からの所定力以上の負荷が掛かるとくし板８ａ、８ｂが
上方に変位する構造であるが、異物１１が砕けない金属
片であるビス等であった場合、このビスがクリート１０
の溝１２を損傷させてしまうという不都合があった。 【解決手段】 くし板８ａ、８ｂに磁性体１３を設け、
くし板近傍に位置する金属片からなる異物１１は磁性体
１３により吸引されてくし板８ａ、８ｂの上部に吸着す
るため、金属片からなる異物１１はくし板８ａ、８ｂと
クリート１０との間に侵入することがない。よって、磁
性体１３を設けるだけの簡易な構成にてクリート１０及
びくし板８ａ、８ｂが損傷することを防止することがで
きる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はくし板を有する乗客
コンベアに関する。
コンベアに関する。
【０００２】
【従来の技術】まず一般的な乗客コンベアとしてエスカ
レータを例に取り図４を用いて説明する。図４は一般的
なエスカレータの全体構造を示す縦断面図である。この
構造は次のようになっている。無端状にチェーン２に連
結された踏段１は、駆動機（図示せず）により鎖車４
ａ、４ｂを介して回動され、案内レール３上に沿って昇
降移動する。踏段１の両側には、欄干５が設けられてお
り、この欄干５上には、前記踏段１と同期的に移動する
ハンドレール６が設けられている。前記踏段１への乗客
の昇降部には、床板７ａ、７ｂが設けられており、この
床板７ａ、７ｂには前記踏段１のクリート１０と係合す
るくし板８ａ、８ｂが設けられている。
レータを例に取り図４を用いて説明する。図４は一般的
なエスカレータの全体構造を示す縦断面図である。この
構造は次のようになっている。無端状にチェーン２に連
結された踏段１は、駆動機（図示せず）により鎖車４
ａ、４ｂを介して回動され、案内レール３上に沿って昇
降移動する。踏段１の両側には、欄干５が設けられてお
り、この欄干５上には、前記踏段１と同期的に移動する
ハンドレール６が設けられている。前記踏段１への乗客
の昇降部には、床板７ａ、７ｂが設けられており、この
床板７ａ、７ｂには前記踏段１のクリート１０と係合す
るくし板８ａ、８ｂが設けられている。
【０００３】次に、図４のＡ部詳細について図３より説
明する。図３は図４のＡ部詳細で乗客の昇降部において
踏段１の上面のクリート１０がくし板８ａ、８ｂの歯９
ａ、９ｂと係合している状態を示すものである。この構
造においては、乗客によって運ばれてくる泥や石もしく
は金属片などの異物１１が歯９ａ、９ｂとクリート１０
の溝１２の間に挿入し、これによって歯９ａ、９ｂが折
損することがあった。特に前記異物１１が金属片である
ビス等の場合は、石や泥などのようにくし板８ａ、８ｂ
で砕かれることが無いため、前記折損が起こり易かっ
た。このため、くし板８ａ、８ｂの交換を頻繁に行う必
要が生じ、ランニングコストのアップを招いていた。
明する。図３は図４のＡ部詳細で乗客の昇降部において
踏段１の上面のクリート１０がくし板８ａ、８ｂの歯９
ａ、９ｂと係合している状態を示すものである。この構
造においては、乗客によって運ばれてくる泥や石もしく
は金属片などの異物１１が歯９ａ、９ｂとクリート１０
の溝１２の間に挿入し、これによって歯９ａ、９ｂが折
損することがあった。特に前記異物１１が金属片である
ビス等の場合は、石や泥などのようにくし板８ａ、８ｂ
で砕かれることが無いため、前記折損が起こり易かっ
た。このため、くし板８ａ、８ｂの交換を頻繁に行う必
要が生じ、ランニングコストのアップを招いていた。
【０００４】これを解消するために従来では、前記くし
板８ａ、８ｂを上方に変位可能に構成し、このくし板８
ａ、８ｂの変位により異物１１を逃して、前記折損を防
止するものが特開昭５２−１３７８７９号公報及び特開
平７−２５７８６９号公報に提案されていた。
板８ａ、８ｂを上方に変位可能に構成し、このくし板８
ａ、８ｂの変位により異物１１を逃して、前記折損を防
止するものが特開昭５２−１３７８７９号公報及び特開
平７−２５７８６９号公報に提案されていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
では、くし板８ａ、８ｂの歯９ａ、９ｂの折損は予防で
きるものの、クリート１０の溝１２を損傷させてしまう
不都合があった。
では、くし板８ａ、８ｂの歯９ａ、９ｂの折損は予防で
きるものの、クリート１０の溝１２を損傷させてしまう
不都合があった。
【０００６】すなわち、前記従来技術では、歯９ａ、９
ｂに異物１１からの所定力以上の負荷が掛かると、くし
板８ａ、８ｂが上方に変位する構造であるが、前記負荷
が掛かった際に異物１１が砕けない金属片であるビス等
であった場合、このビスがクリート１０の溝１２にはま
り溝１２を損傷させてしまうという不都合があった。
ｂに異物１１からの所定力以上の負荷が掛かると、くし
板８ａ、８ｂが上方に変位する構造であるが、前記負荷
が掛かった際に異物１１が砕けない金属片であるビス等
であった場合、このビスがクリート１０の溝１２にはま
り溝１２を損傷させてしまうという不都合があった。
【０００７】また前記従来技術では、前述した上方へ変
位させるために複雑な構成となることからコストアップ
の要因となるという不都合もあった。
位させるために複雑な構成となることからコストアップ
の要因となるという不都合もあった。
【０００８】本発明は上記不都合を鑑みてなされたもの
で、その目的は、安価な構成にてクリート及びくし板の
損傷を防止可能とする乗客コンベアを提供するにある。
で、その目的は、安価な構成にてクリート及びくし板の
損傷を防止可能とする乗客コンベアを提供するにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、踏段表面に形成されたクリートに係合する複
数の歯を有するくし板と、このくし板の歯とは逆端側が
取付けられる床板とを備えた乗客コンベアにおいて、前
記くし板の歯近傍の上面に磁性体を設けて構成したこと
を特徴とする。
するため、踏段表面に形成されたクリートに係合する複
数の歯を有するくし板と、このくし板の歯とは逆端側が
取付けられる床板とを備えた乗客コンベアにおいて、前
記くし板の歯近傍の上面に磁性体を設けて構成したこと
を特徴とする。
【００１０】本発明はこのようにくし板に磁性体を設け
て構成したため、前記くし板近傍に位置する金属片から
なる異物は磁性体により吸引されてくし板の上部に吸着
するため、金属片はくし板とクリートの間に侵入するこ
とがない。
て構成したため、前記くし板近傍に位置する金属片から
なる異物は磁性体により吸引されてくし板の上部に吸着
するため、金属片はくし板とクリートの間に侵入するこ
とがない。
【００１１】よって、磁性体を設けるだけの簡易な構成
にて、クリート及びくし板が損傷することを防止するこ
とができる。
にて、クリート及びくし板が損傷することを防止するこ
とができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、この本発明の実施の形態を
図について説明する。図１はこの発明に係る乗客コンベ
アの乗降口付近を示す斜視図、図２は図１の断面図であ
る。図において、図３に示したものと同一部分には同一
符号を付し、その説明を省略する。図において、８ａ、
８ｂはくし板であり、歯９ａ、９ｂの近傍上面に磁性体
１３を設けている。
図について説明する。図１はこの発明に係る乗客コンベ
アの乗降口付近を示す斜視図、図２は図１の断面図であ
る。図において、図３に示したものと同一部分には同一
符号を付し、その説明を省略する。図において、８ａ、
８ｂはくし板であり、歯９ａ、９ｂの近傍上面に磁性体
１３を設けている。
【００１３】次に、この実施形態の動作について説明す
る。乗客コンベアの運転時に、踏段１はそのクリート１
０をくし板８ａ、８ｂの歯９ａ、９ｂに係合させながら
床板７ａ、７ｂに近づいてくる。そして、クリート１０
の上面に乗った金属片からなる異物１１が歯９ａ、９ｂ
に衝突すると、歯９ａ、９ｂ近傍の上面に設けられた磁
性体１３に吸引されてくし板８ａ、８ｂの上面に吸着す
る。よって、金属片からなる異物１１はくし板８ａ、８
ｂとクリート１０との間に侵入することがなく、クリー
ト１０及びくし板８ａ、８ｂの歯９ａ、９ｂの損傷を防
止することができる。
る。乗客コンベアの運転時に、踏段１はそのクリート１
０をくし板８ａ、８ｂの歯９ａ、９ｂに係合させながら
床板７ａ、７ｂに近づいてくる。そして、クリート１０
の上面に乗った金属片からなる異物１１が歯９ａ、９ｂ
に衝突すると、歯９ａ、９ｂ近傍の上面に設けられた磁
性体１３に吸引されてくし板８ａ、８ｂの上面に吸着す
る。よって、金属片からなる異物１１はくし板８ａ、８
ｂとクリート１０との間に侵入することがなく、クリー
ト１０及びくし板８ａ、８ｂの歯９ａ、９ｂの損傷を防
止することができる。
【００１４】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されているような効果を奏する。く
し板に磁性体を設けて構成したため、前記くし板近傍に
位置する金属片からなる異物は磁性体により吸引されて
くし板状部に吸着するため、金属片はくし板とクリート
との間に侵入することがない。よって、磁性体を設ける
だけの簡易な構成にて、クリート及びくし板が損傷する
ことを防止できる。
るので、以下に記載されているような効果を奏する。く
し板に磁性体を設けて構成したため、前記くし板近傍に
位置する金属片からなる異物は磁性体により吸引されて
くし板状部に吸着するため、金属片はくし板とクリート
との間に侵入することがない。よって、磁性体を設ける
だけの簡易な構成にて、クリート及びくし板が損傷する
ことを防止できる。
【図１】この発明に係る乗客コンベアの乗降口付近を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図２】図１の断面図である。
【図３】図４Ａ部の斜視図である。
【図４】乗客コンベアの全体構造を示す縦断面図であ
る。
る。
１ 踏段 ２ 踏段チェーン ３ 踏段レール ４ 鎖車 ５ 欄干 ６ ハンドレール ７ａ、７ｂ 床板 ８ａ、８ｂ くし板 ９ａ、９ｂ 歯 １０ クリート １１ 金属片からなる異物 １２ 溝 １３ 磁性体
Claims (1)
- 【請求項１】 踏段表面に形成されたクリートに係合す
る複数の歯を有するくし板と、このくし板の歯とは逆端
側が取付けられる床板とを備えた乗客コンベアにおい
て、前記くし板の歯近傍の上面に磁性体を設けて構成し
たことを特徴とする乗客コンベア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17751898A JP2000007265A (ja) | 1998-06-24 | 1998-06-24 | 乗客コンベア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17751898A JP2000007265A (ja) | 1998-06-24 | 1998-06-24 | 乗客コンベア |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000007265A true JP2000007265A (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=16032325
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17751898A Pending JP2000007265A (ja) | 1998-06-24 | 1998-06-24 | 乗客コンベア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000007265A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114394375A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-04-26 | 南通贝思特机械工程有限公司 | 一种快速定位安装的过渡梳系统 |
-
1998
- 1998-06-24 JP JP17751898A patent/JP2000007265A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114394375A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-04-26 | 南通贝思特机械工程有限公司 | 一种快速定位安装的过渡梳系统 |
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