JP2000007195A - 調芯性巻芯シャフト - Google Patents
調芯性巻芯シャフトInfo
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- JP2000007195A JP2000007195A JP18966098A JP18966098A JP2000007195A JP 2000007195 A JP2000007195 A JP 2000007195A JP 18966098 A JP18966098 A JP 18966098A JP 18966098 A JP18966098 A JP 18966098A JP 2000007195 A JP2000007195 A JP 2000007195A
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Abstract
おいて、シェル内部でラグの動きを封じて巻芯シャフト
により巻芯を確実に同芯的に把持せしめ、巻芯の偏芯、
振動を防止して、シート状物の巻取りを円滑ならしめ
る。 【解決手段】 巻芯シャフト外周部に、該外周から突出
して巻芯を把持するラグ10を有する巻芯シャフトにお
いて、ラグ10を同一円周上でシャフト中心に対し均等
に複数個設けると共に、巻芯シャフト中心部にエアー導
入用の内芯管2を配設し、かつ内芯管2と前記ラグ10
との間に所要角度のシリンダー傾斜壁4aを軸方向移動
可能に有するエアーシリンダー4と、該シリンダー4の
傾斜壁4aに対接して反対方向傾斜壁を有するスライド
金具9を設け、このスライド金具9に前記ラグ10を取
り付けてシリンダー4の傾斜壁4aを移動させ、スライ
ド金具9を介して各ラグ10をシャフト外周面より均等
に突出可能ならしめた。
Description
又は巻出しにおいて、紙管等の巻芯を把持する巻芯シャ
フトに係り、詳しくは巻芯の振れ、ならびに該振れによ
る巻芯の偏芯を防止した調芯性巻芯シャフトに関するも
のである。
おいて、紙管等の巻芯を把持する巻芯シャフトは通常、
図3、図4に示すように、シャフトのシェル21とゴム
チューブ22との間にラグステー23及び板ばね25を
介してラグ24をシェル21より突出し得るように設け
ており、図示していないエアー注入口よりゴムチューブ
22内にエアーを導入し、ゴムチューブ22を拡張させ
ることによりラグ24をシェル21外周部より突出さ
せ、巻芯シャフトに外嵌された紙間等の巻芯A内径に接
圧させ、把持せしめるようになっている。
芯シャフトの構成では、巻芯シャフト内のゴムチューブ
22はシャフト内の中心付近にあるが、ラグ24の突出
量は巻芯内径より十分な押上代をつけているため、シェ
ル21内径とゴムチューブ22拡張時において、巻芯内
径で止められたラグ24の間にまだ突出可能な隙間Sを
残し、この隙間を一定に保てないためラグ24は隙間分
だけ自由に動いて、ラグ24により止められている紙管
等の巻芯Aが偏芯するのみならず、ゴムチューブ22と
ラグ24等の重量により下部に垂れ下がって巻芯Aが巻
芯シャフトと同芯的に把持されないという問題を有して
いた。
転すると、巻芯に振動が生じ、巻取るシート状物が安定
的に巻取れないばかりか、巻芯が振れることは巻取るシ
ート状物にとって通過長さの変動となり、シート状物の
張力が変動し、巻取部でしわ等が生じる結果を招いてい
た。
して機械的にねじ又はリンク機構を使用する手段もある
が、巻芯の太さから小さい部分に構成部品を組み込むた
め、構造が複雑で部品数も多く、コストがかかる難点を
有している。
シェル内部でラグの動きを封じて巻芯シャフトにより巻
芯を確実に同芯的に把持せしめ、巻芯の偏芯、振動を防
止し、もってシート状物の巻取りを円滑ならしめること
を目的とするものである。
る本発明の特徴は、巻芯シャフト外周部を、該外周から
突出して巻芯シャフトに外嵌した紙管等の巻芯内面に接
圧し、巻芯を把持するラグを有する巻芯シャフトにおい
て、前記ラグを少なくとも1つの同一円周上でシャフト
中心に対し均等に複数個設けると共に、巻芯シャフト中
心部にエアー導入用の内芯管を配設し、かつ内芯管と前
記ラグとの管に内芯管に周設して所要角度のシリンダー
傾斜壁を軸方向移動可能に有するエアーシリンダー及び
該シリンダーの傾斜壁に対接して反対方向傾斜壁を有す
るスライド金具を設け、このスライド金具に前記ラグを
取り付けて内芯管内とシリンダー内をエアー連通させる
ことによりシリンダーの傾斜壁を移動させ、スライド金
具を介して各ラグをシャフト外周面より均等に突出可能
ならしめた構成にある。
嵌されるとき、エアー注入口より内芯管内を通じてシリ
ンダー内にエアーを供給し、シリンダーの傾斜壁を移動
させると、これに対接しているスライド金具が円周方向
外方に押し出され、これに取り付けられているラグをシ
ャフト外周より突出させ、巻芯内面に接圧させる。この
とき、ラグは巻芯中心に対し同一円周上で均等になるよ
う配置されているので、均等な突出が可能となり、調芯
性がはかられる。なお、シリンダーのエアーを抜くとき
は図示していないコイルばねにより戻されて傾斜壁が内
方側(図の下方側)へ移行しラグは退出し、巻芯を巻芯
シャフトより容易に離脱させる。
発明の構成の具体的態様を説明する。図1は本発明に係
る巻芯シャフトの1例を示し、図2はその要部断面図で
ある。
2は該巻芯シャフトのシェル中心部に配設された内芯管
で、その一端はエアー注入口aに連通されていると共
に、中間において後述するシリンダー4との間に連通孔
3が穿設されている。
を内蔵したシリンダー4が軸方向移動可能に周設され、
そのシリンダー4の外周壁は一側、図では左方において
漸次、小径となる所要の円錐状傾斜を有する傾斜壁4a
となっている。この傾斜は内芯管に対し適切な角度が選
択されるが、通常15〜30°程、好ましくは20°前
後である。なお、シリンダー4は、その他側にはピスト
ン5が止めリング6によって止着され、その外側に更に
間隔片7を介してストッパー8が設けられている。
するラグであり、スライド金具9に板ばね11を介して
取り付けられており、スライド金具9はその下面が前記
シリンダー4の傾斜壁4aに対向して互いに対接する反
対向きの傾斜壁となっていて、前記シリンダー4の移動
により上下動してラグ10をシャフト外周より突出、退
入させ得るようになっている。この場合、シリンダー4
の傾斜壁は必らずしも平滑面でなくてもよく、溝となっ
ていて、スライド金具9がこの溝に嵌合する構造であっ
てもよい。なお、図中の12は巻芯シャフトに回転を伝
える軸部、13はボスである。
外面より未だ突出に至らない状態であり、通常はラグ1
0外面とシェル1外面とは面一又はラグ10外面がシェ
ル1外面に比し稍凹没した状態にある。そして、前述し
たシリンダー4の移動により、スライド金具9が円周方
向外方へ動くと、ラグ10はシェル1の外面より外方へ
突出する。
9、ラグ10よりなる巻芯把持機構は、巻芯シャフトに
おいて長さ方向に必らずしも1個所に限らず、複数個所
に設置してもよい。また複数個所のうち、1〜2個所を
選び、設置するようにしてもよい。しかし、ラグ10は
同一円周上に均等に複数位置に配置されることが効果的
であり、通常、同一円周上の3位置又は4〜6位置に均
等に配置することが好ましい。
リンダーを移動させてラグ10により巻芯を巻芯シャフ
トに確実に固定把持せしめてシート状物の巻取り又は巻
出しを行うと、巻芯は確実に把持され、偏芯ならびに振
れがないため、高速回転による不安定さが解消され、円
滑な高速回転による巻取り、巻出しがなされる。
持された巻芯の振れをなくすため、巻芯の外周部に突出
するラグを巻芯中心に対し同一円周上で均等に突出する
ように一定の傾斜を設けたシリンダーを軸方向に移動さ
せる構造として、傾斜壁に対接して取り付けられたスラ
イド金具とスライド金具に取り付けられたラグを同芯的
に突出させるものであり、巻芯を把持した状態で調芯性
を有して、巻芯を巻芯シャフトに対し同芯的に把持する
ことができ、従来のゴムチューブ及びラグの重量により
下部に垂れ下がり巻芯が巻芯シャフトと同芯に把持され
ない欠点を解消し得ると共に、巻芯と巻芯シャフトは同
芯状態で把持されるため、高速回転時にも巻芯の振れ、
振動は起こらず、安定した巻取り、巻出しが可能であ
り、シート状物の張力変動によるしわの発生もなく、円
滑な巻取り、巻出しを行うことができる顕著な効果を有
している。しかも、本発明装置は複雑な構成部品もな
く、低いコストで製作できる利点もある。
部省略断面図である。
部省略断面図である。
7)
所要長さの1本のシャフトのシェル内部でラグの動きを
封じて巻芯シャフトにより巻芯を確実に同芯的に把持せ
しめ、広巾フィルムの高速巻取りにおいて巻芯の偏芯、
振動を防止し、もってシート状物の巻取りを円滑ならし
めることを目的とするものである。
る本発明の特徴は、所要長さの1本の巻芯シャフト外周
部を、該外周から突出して巻芯シャフトに外嵌した紙管
等の巻芯内面に接圧し、巻芯を把持するラグを長さ方向
複数組有する巻芯シャフトにおいて、前記ラグを少なく
とも1つの同一円周上でシャフト中心に対し均等に複数
個設けると共に、巻芯シャフト中心部にエアー導入用の
内芯管を配設し、かつ内芯管と前記ラグとの間に内芯管
外周に直接、周設して所要角度のシリンダー傾斜壁を軸
方向に移動可能に有するエアーシリンダーを設けると共
に、該シリンダーの傾斜壁に対接して反対方向傾斜壁を
有するスライド金具を設け、このスライド金具に前記ラ
グを取り付けて内芯管内とシリンダー内をエアー連通さ
せることによりシリンダーの傾斜壁を移動させ、スライ
ド金具を介して各ラグをシャフト外周面より均等に突出
可能ならしめた構成にある。
らなる巻芯シャフトのシェル、2は該巻芯シャフトのシ
ェル中心部に配設された内芯管で、その一端はエアー注
入口aに連通されていると共に、中間において後述する
シリンダー4との間に連通孔3が穿設されている。
9,ラグ10よりなる巻芯把持機構は、巻芯シャフトに
おいて長さ方向に複数個所に設置される。なお、複数個
所のうち適宜の1〜2個所を選び、上記機構を設置する
ようにしてもよい。しかし、ラグ10は同一円周上に均
等に複数位置に配置されることが効果的であり、通常、
同一円周上の3位置又は4〜6位置に均等に配置するこ
とが好ましい。
巻芯シャフトに把持された巻芯の振れをなくすため、巻
芯の外周部に突出するラグを巻芯シャフトの長さ方向に
複数個所に設け、かつ巻芯中心に対し同一円周上で均等
に複数個突出するように一定の傾斜を設けたシリンダー
を軸方向に移動させる構造として、傾斜壁に対接して取
付られたスライド金具とスライド金具に取付られたラグ
を同芯的に突出させるものであり、巻芯を把持した状態
で調芯性を有して、巻芯を巻芯シャフトに対し同芯的に
把持することができ、従来のゴムチューブ及びラグの重
量により下部にたれ下がり巻芯が巻芯シャフトと同芯に
把持されない欠点を解消し得ると共に、巻芯と巻芯シャ
フトは高速回転時にも巻芯の振れ、振動は起こらず、現
在、生産効率の増大化する広巾フィルム巻取りの場合に
も安定した巻取り、巻出しが可能であり、シート状物の
張力変動によるしわの発生もなく、円滑な巻取り、巻出
しを行うことができる顕著な効果を有している。しか
も、本発明装置は複雑な構成部品もなく、低いコストで
製作できる利点もある。
Claims (1)
- 【請求項1】 巻芯シャフト外周部に、該外周から突出
して巻芯シャフトに外嵌した紙管等の巻芯内面に接圧
し、巻芯を把持するラグを有する巻芯シャフトにおい
て、前記ラグを少なくとも1つの同一円周上でシャフト
中心に対し均等に複数個設けると共に、巻芯シャフト中
心部にエアー導入用の内芯管を配設し、かつ内芯管と前
記ラグとの間に内芯管に周設して所要角度のシリンダー
傾斜壁を軸方向移動可能に有するエアーシリンダー及び
該シリンダーの傾斜壁に対接して反対方向傾斜壁を有す
るスライド金具を設け、このスライド金具に前記ラグを
取り付けて内芯管内とシリンダー内をエアー連通させる
ことによりシリンダーの傾斜壁を移動させ、スライド金
具を介して各ラグをシャフト外周面より均等に突出可能
ならしめたことを特徴とする調芯性巻芯シャフト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18966098A JP2987771B1 (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 調芯性巻芯シャフト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18966098A JP2987771B1 (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 調芯性巻芯シャフト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2987771B1 JP2987771B1 (ja) | 1999-12-06 |
JP2000007195A true JP2000007195A (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=16245049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18966098A Expired - Lifetime JP2987771B1 (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 調芯性巻芯シャフト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2987771B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100478589B1 (ko) * | 2000-02-18 | 2005-03-28 | 신니혼 가세이 가부시키가이샤 | 시트 권취장치 |
-
1998
- 1998-06-19 JP JP18966098A patent/JP2987771B1/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100478589B1 (ko) * | 2000-02-18 | 2005-03-28 | 신니혼 가세이 가부시키가이샤 | 시트 권취장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2987771B1 (ja) | 1999-12-06 |
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