JPH0881186A - ワイヤ巻取ドラム - Google Patents
ワイヤ巻取ドラムInfo
- Publication number
- JPH0881186A JPH0881186A JP24734994A JP24734994A JPH0881186A JP H0881186 A JPH0881186 A JP H0881186A JP 24734994 A JP24734994 A JP 24734994A JP 24734994 A JP24734994 A JP 24734994A JP H0881186 A JPH0881186 A JP H0881186A
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- wire
- drum
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- wires
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワイヤ巻取ドラムにおけるワイヤの巻き出
し、巻き取り動作を安定させると共に、ワイヤの摩耗を
最小限に抑える。 【構成】 荷重を吊り下げるワイヤ１の巻取ドラム１０
の両側の外周面に互いに逆に巻かれた一対のガイドワイ
ヤを備え、各ガイドワイヤ１２、１３はワイヤ１より小
径であって、それぞれ両端でドラムに固定され、ワイヤ
の２本で荷重を吊り下げると共に各側のワイヤは巻かれ
ると、それぞれのガイドワイヤで形成される螺旋状の通
路１７に位置するようになっている。
し、巻き取り動作を安定させると共に、ワイヤの摩耗を
最小限に抑える。 【構成】 荷重を吊り下げるワイヤ１の巻取ドラム１０
の両側の外周面に互いに逆に巻かれた一対のガイドワイ
ヤを備え、各ガイドワイヤ１２、１３はワイヤ１より小
径であって、それぞれ両端でドラムに固定され、ワイヤ
の２本で荷重を吊り下げると共に各側のワイヤは巻かれ
ると、それぞれのガイドワイヤで形成される螺旋状の通
路１７に位置するようになっている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はワイヤを介して荷重を受
けるバランサ−などのワイヤ巻取ドラムの改良に関し、
好適にはボ−ルネジとエアシリンダの組立体からなるバ
ランサ−に用いられるワイヤ巻取ドラムに関する。
けるバランサ−などのワイヤ巻取ドラムの改良に関し、
好適にはボ−ルネジとエアシリンダの組立体からなるバ
ランサ−に用いられるワイヤ巻取ドラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ワイヤ巻取ドラムは典型的には図
６及び図７に示すように、先端にフック２等を取付けた
ワイヤ１はドラム３に巻かれ、多くの場合、１本の該ワ
イヤで荷重を吊り下げ、ワイヤをドラム３で巻き取るこ
とによって荷重は持ち上げられ且つ巻き出すことによっ
て下降された。ワイヤ１としては例えば撚線が用いられ
た。ドラム３の外周面には図７に示すように、螺旋状の
溝４が形成され、ワイヤ１は該溝に沿って巻かれた。
６及び図７に示すように、先端にフック２等を取付けた
ワイヤ１はドラム３に巻かれ、多くの場合、１本の該ワ
イヤで荷重を吊り下げ、ワイヤをドラム３で巻き取るこ
とによって荷重は持ち上げられ且つ巻き出すことによっ
て下降された。ワイヤ１としては例えば撚線が用いられ
た。ドラム３の外周面には図７に示すように、螺旋状の
溝４が形成され、ワイヤ１は該溝に沿って巻かれた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】１本のワイヤで荷重を
支持するためワイヤに捩じれを生じ、且つまた巻き出し
位置又はその近くのワイヤは図７に示すように溝４内に
正しく位置せず、溝間の突出縁５に乗り上げ、その結果
ワイヤの摩耗を早め、またワイヤの巻取り、巻き出しが
不安定になるきらいがあった。
支持するためワイヤに捩じれを生じ、且つまた巻き出し
位置又はその近くのワイヤは図７に示すように溝４内に
正しく位置せず、溝間の突出縁５に乗り上げ、その結果
ワイヤの摩耗を早め、またワイヤの巻取り、巻き出しが
不安定になるきらいがあった。
【０００４】本発明の目的は上記従来技術の問題点を解
消することであって、ワイヤの巻取り、巻き出し動作が
安定し且つ摩耗を最小限にし得るワイヤ巻取ドラムを提
供することである。
消することであって、ワイヤの巻取り、巻き出し動作が
安定し且つ摩耗を最小限にし得るワイヤ巻取ドラムを提
供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
するため、本発明によるワイヤ巻取ドラムは荷重を吊り
下げるワイヤ１と、該ワイヤを巻き取る円筒体からなる
ドラム１０と、前記ドラムの中央を境にしてその両側の
外周面に互いに逆に巻かれた一対のガイドワイヤ１２、
１３を含み、各ガイドワイヤは前記ワイヤより小径であ
ってそれぞれ両端がドラムに固定され、前記ワイヤの２
本で荷重を吊り下げると共にその吊り下げ部１６の各側
のワイヤはドラムのそれぞれの側のガイドワイヤで形成
された螺旋状の通路１７に位置するように巻かれること
を特徴としている。
するため、本発明によるワイヤ巻取ドラムは荷重を吊り
下げるワイヤ１と、該ワイヤを巻き取る円筒体からなる
ドラム１０と、前記ドラムの中央を境にしてその両側の
外周面に互いに逆に巻かれた一対のガイドワイヤ１２、
１３を含み、各ガイドワイヤは前記ワイヤより小径であ
ってそれぞれ両端がドラムに固定され、前記ワイヤの２
本で荷重を吊り下げると共にその吊り下げ部１６の各側
のワイヤはドラムのそれぞれの側のガイドワイヤで形成
された螺旋状の通路１７に位置するように巻かれること
を特徴としている。
【０００６】好ましい形態では、前記吊り下げ部は前記
ワイヤの折返し部によって構成されている。
ワイヤの折返し部によって構成されている。
【０００７】
【作用】このワイヤ巻取ドラムでは荷重は２本のワイヤ
で支持されるので、ワイヤに捩じれを生じることはな
く、またワイヤの作動時にドラムに巻かれたワイヤに横
方向（ドラムの軸線方向）のずれを生じてもガイドワイ
ヤが共に移動するので、ワイヤは常にガイドワイヤ間の
通路に収められるので摩耗を早めることもなく、且つま
たワイヤの巻取り及び巻き出しが安定する。
で支持されるので、ワイヤに捩じれを生じることはな
く、またワイヤの作動時にドラムに巻かれたワイヤに横
方向（ドラムの軸線方向）のずれを生じてもガイドワイ
ヤが共に移動するので、ワイヤは常にガイドワイヤ間の
通路に収められるので摩耗を早めることもなく、且つま
たワイヤの巻取り及び巻き出しが安定する。
【０００８】ワイヤにおける吊り下げ部をワイヤの折返
し部で構成すれば、ワイヤに伸びを生じても吊り下げ部
を常に最下点に位置づけることが出来、作動を一層安定
させることができる。
し部で構成すれば、ワイヤに伸びを生じても吊り下げ部
を常に最下点に位置づけることが出来、作動を一層安定
させることができる。
【０００９】
【実施例】次に図面を参照のもとに本発明の実施例に関
し説明する。図１は本発明によるワイヤ巻取ドラムの好
適な一例を示すものであって、図１に示すように、この
ワイヤ巻取ドラムも荷重を吊り下げるワイヤ１と、該ワ
イヤを巻き取る円筒体のドラム１０を含む。好ましくは
該ドラムの中央、即ちドラムの軸線方向の長さのほぼ中
間位置、にはそれを境に両側の区域を区分するためカラ
−１１が固定される。また、このドラムの外周面は従来
のような螺旋状の溝はなく、滑らかな円筒面になってい
る。ワイヤ１としては通常、撚線が用いられるが、用途
に適合した適当なワイヤが使用され得る。
し説明する。図１は本発明によるワイヤ巻取ドラムの好
適な一例を示すものであって、図１に示すように、この
ワイヤ巻取ドラムも荷重を吊り下げるワイヤ１と、該ワ
イヤを巻き取る円筒体のドラム１０を含む。好ましくは
該ドラムの中央、即ちドラムの軸線方向の長さのほぼ中
間位置、にはそれを境に両側の区域を区分するためカラ
−１１が固定される。また、このドラムの外周面は従来
のような螺旋状の溝はなく、滑らかな円筒面になってい
る。ワイヤ１としては通常、撚線が用いられるが、用途
に適合した適当なワイヤが使用され得る。
【００１０】このドラム１０の特徴は図２に明瞭に示す
ように、ワイヤ１が位置づけられる螺旋状の通路を形成
するため一対のガイドワイヤ１２、１３が備えられたこ
とであり、一つのガイドワイヤ１２はカラ−１１で区分
されるドラム１０の一方の区域に、且つ他のガイドワイ
ヤ１３はドラム１０の他方の区域にそれぞれ螺旋状に巻
かれ、これらのガイドワイヤの螺旋状の向きは互いに逆
になっている。また、図４から明らかなように、これら
のガイドワイヤ１２、１３はワイヤ１に比し小径のもの
が用いられる。
ように、ワイヤ１が位置づけられる螺旋状の通路を形成
するため一対のガイドワイヤ１２、１３が備えられたこ
とであり、一つのガイドワイヤ１２はカラ−１１で区分
されるドラム１０の一方の区域に、且つ他のガイドワイ
ヤ１３はドラム１０の他方の区域にそれぞれ螺旋状に巻
かれ、これらのガイドワイヤの螺旋状の向きは互いに逆
になっている。また、図４から明らかなように、これら
のガイドワイヤ１２、１３はワイヤ１に比し小径のもの
が用いられる。
【００１１】各ガイドワイヤはそれぞれ両端でドラム１
０に固定され、それ以外の部分ではドラム１０に固定さ
れない。従って、各ガイドワイヤの両端以外の部分はド
ラム１０の外周面に対し若干摺動可能になっている。な
お、各ガイドワイヤは多くの場合、ワイヤ１と同様に金
属製のワイヤであり、その各端部の固定は例えばろう付
などによってなされる。
０に固定され、それ以外の部分ではドラム１０に固定さ
れない。従って、各ガイドワイヤの両端以外の部分はド
ラム１０の外周面に対し若干摺動可能になっている。な
お、各ガイドワイヤは多くの場合、ワイヤ１と同様に金
属製のワイヤであり、その各端部の固定は例えばろう付
などによってなされる。
【００１２】ガイドワイヤの各端部は図３に示すよう
に、ドラム１０の周壁に設けられた孔１４を通ってそれ
に向き合う周壁部に固定されるのが好ましい。１５はガ
イドワイヤの固定点たるろう付部を示す。また、図１か
ら明らかなように、荷重は２本のワイヤ１で吊り下げら
れるようになっており、その吊り下げ部１６、即ちワイ
ヤ１における荷重の支持部、の各側のワイヤ１は図１及
び図４に示すように、ドラム１０のそれぞれの側のガイ
ドワイヤ１２又は１３で形成された螺旋状の通路１７に
位置するように巻かれる。従って、吊り下げ部１６の両
側のワイヤは互いに逆向きに巻かれ、同時に巻き出され
且つ巻き取られる。
に、ドラム１０の周壁に設けられた孔１４を通ってそれ
に向き合う周壁部に固定されるのが好ましい。１５はガ
イドワイヤの固定点たるろう付部を示す。また、図１か
ら明らかなように、荷重は２本のワイヤ１で吊り下げら
れるようになっており、その吊り下げ部１６、即ちワイ
ヤ１における荷重の支持部、の各側のワイヤ１は図１及
び図４に示すように、ドラム１０のそれぞれの側のガイ
ドワイヤ１２又は１３で形成された螺旋状の通路１７に
位置するように巻かれる。従って、吊り下げ部１６の両
側のワイヤは互いに逆向きに巻かれ、同時に巻き出され
且つ巻き取られる。
【００１３】吊り下げ部１６は好ましくは図１に示すよ
うに、ワイヤ１の中間部に形成される折返し部からな
り、該折返し部には補強のため適当な材質の被い１８が
設置される。この吊り下げ部１６は上記のように、ワイ
ヤ１の折返し部で構成すれば吊り下げ部１６の構成が容
易であり且つ吊り下げ部の両側のワイヤに伸びを生じて
長さに相違を生じても僅かな調整で吊り下げ部を最下点
に位置づけることができる利点があるが、吊り下げ部は
必ずしも折返し部である必要はなく、場合によっては他
の適当な構成にしてもよい。
うに、ワイヤ１の中間部に形成される折返し部からな
り、該折返し部には補強のため適当な材質の被い１８が
設置される。この吊り下げ部１６は上記のように、ワイ
ヤ１の折返し部で構成すれば吊り下げ部１６の構成が容
易であり且つ吊り下げ部の両側のワイヤに伸びを生じて
長さに相違を生じても僅かな調整で吊り下げ部を最下点
に位置づけることができる利点があるが、吊り下げ部は
必ずしも折返し部である必要はなく、場合によっては他
の適当な構成にしてもよい。
【００１４】吊り下げ部１６で支持した荷重を下降する
際はドラム１０の回転と共にドラムの両側の区域に巻か
れたワイヤ１が同時に同量だけ巻き出され、また荷重を
上昇する際はワイヤを巻き取る方向にドラムを回転し、
ドラムの両側でワイヤ１を同時に同量だけ巻き取り、ワ
イヤ１はドラムのそれぞれの区域の通路１７に置かれる
ように巻き取られる。
際はドラム１０の回転と共にドラムの両側の区域に巻か
れたワイヤ１が同時に同量だけ巻き出され、また荷重を
上昇する際はワイヤを巻き取る方向にドラムを回転し、
ドラムの両側でワイヤ１を同時に同量だけ巻き取り、ワ
イヤ１はドラムのそれぞれの区域の通路１７に置かれる
ように巻き取られる。
【００１５】荷重はワイヤ１の２本で支持され且つ該２
本のワイヤはドラム１０上では互いに離れているので捩
じれを生じることはなく、又は一時的に捩じれを生じて
も直ちに戻り、捩じれのない状態が維持される。また、
ワイヤ１の巻き出し、巻き取りの際にドラム上に巻かれ
たワイヤがドラム上でその軸線方向に摺動しても、ワイ
ヤに押されてガイドワイヤ１２、１３も共に摺動するの
でワイヤ１がガイドワイヤ上に乗り上げることもなく、
従ってドラム１０の各側のワイヤ１は常に通路１７に置
かれる。
本のワイヤはドラム１０上では互いに離れているので捩
じれを生じることはなく、又は一時的に捩じれを生じて
も直ちに戻り、捩じれのない状態が維持される。また、
ワイヤ１の巻き出し、巻き取りの際にドラム上に巻かれ
たワイヤがドラム上でその軸線方向に摺動しても、ワイ
ヤに押されてガイドワイヤ１２、１３も共に摺動するの
でワイヤ１がガイドワイヤ上に乗り上げることもなく、
従ってドラム１０の各側のワイヤ１は常に通路１７に置
かれる。
【００１６】図５はこのワイヤ巻取ドラム１０を備えた
バランサ−の一例を示すものであって、該バランサ−２
０はボ−ルネジ２１とエアシリンダ２２から成り、該ボ
−ルネジのおねじ２３は回転しないで軸線方向に可動で
あり且つ該おねじの一端は該エアシリンダのピストン２
４に固定される。このピストン２４はそこを密封状に貫
通するガイドロッド２５によって回動を阻止される。
バランサ−の一例を示すものであって、該バランサ−２
０はボ−ルネジ２１とエアシリンダ２２から成り、該ボ
−ルネジのおねじ２３は回転しないで軸線方向に可動で
あり且つ該おねじの一端は該エアシリンダのピストン２
４に固定される。このピストン２４はそこを密封状に貫
通するガイドロッド２５によって回動を阻止される。
【００１７】ボ−ルネジ１のめねじ２６は回転自在に構
成されているが軸線方向には移動しないようになってお
り、該めねじに対しキ−２６ａによりこのドラム１０が
取付けられる。この例ではワイヤ１の吊り下げ部１６に
バランスすべき荷重が取付けられる。このバランサ−の
エアシリンダ２２内にはパイプ２７により圧力空気源２
８から加圧空気がレギュレ−タ２９を介して導入され
る。
成されているが軸線方向には移動しないようになってお
り、該めねじに対しキ−２６ａによりこのドラム１０が
取付けられる。この例ではワイヤ１の吊り下げ部１６に
バランスすべき荷重が取付けられる。このバランサ−の
エアシリンダ２２内にはパイプ２７により圧力空気源２
８から加圧空気がレギュレ−タ２９を介して導入され
る。
【００１８】このバランサ−では荷重が負荷されると、
めねじ２６が回転してボ−ルネジのおねじ２３がピスト
ン２４と共に軸線方向に移動されるが、該移動はレギュ
レ−タ２９でコントロ−ルされるエアシリンダ２２内の
圧力に対抗して行なわれるので、荷重と該圧力がバラン
スした状態で停止する。従って、荷重の上下移動はそれ
までの荷重がバランスした状態で行なわれるので、慣性
力を受けないで僅かな力で行ない得る利点がある。
めねじ２６が回転してボ−ルネジのおねじ２３がピスト
ン２４と共に軸線方向に移動されるが、該移動はレギュ
レ−タ２９でコントロ−ルされるエアシリンダ２２内の
圧力に対抗して行なわれるので、荷重と該圧力がバラン
スした状態で停止する。従って、荷重の上下移動はそれ
までの荷重がバランスした状態で行なわれるので、慣性
力を受けないで僅かな力で行ない得る利点がある。
【００１９】このワイヤ巻取ドラム１０は好適には上記
のようにバランサ−に備えられてバランスすべき荷重を
受けるように用いられるが、場合によりクレ−ンなど、
他の装置にも用いることができる。
のようにバランサ−に備えられてバランスすべき荷重を
受けるように用いられるが、場合によりクレ−ンなど、
他の装置にも用いることができる。
【００２０】
【発明の効果】上記のように、本発明によるワイヤ巻取
ドラムでは、２本のワイヤで荷重を支持するので、ワイ
ヤに捩じれを生じることがなく、たとえ捩じれを生じて
も直ちに捩じれのない状態に戻る。そして、ワイヤが巻
かれるドラム外周面の通路はガイドワイヤによって形成
され、ガイドワイヤはドラムに巻かれたワイヤに追従し
て摺動し得るので、ワイヤがガイドワイヤ上に乗り上げ
ることもなく、ワイヤは常にドラムの通路に置かれる。
従って、ワイヤの摩耗を最小限に抑え、且つワイヤ巻き
取り、巻き出し時の作動が滑らかであり、安定した挙動
が得られる。
ドラムでは、２本のワイヤで荷重を支持するので、ワイ
ヤに捩じれを生じることがなく、たとえ捩じれを生じて
も直ちに捩じれのない状態に戻る。そして、ワイヤが巻
かれるドラム外周面の通路はガイドワイヤによって形成
され、ガイドワイヤはドラムに巻かれたワイヤに追従し
て摺動し得るので、ワイヤがガイドワイヤ上に乗り上げ
ることもなく、ワイヤは常にドラムの通路に置かれる。
従って、ワイヤの摩耗を最小限に抑え、且つワイヤ巻き
取り、巻き出し時の作動が滑らかであり、安定した挙動
が得られる。
【００２１】また、ワイヤにおける吊り下げ部をワイヤ
の折返し部で構成すれば、該吊り下げ部の構成が容易で
あり且つ吊り下げ部の位置も容易にずらすことができる
ので、その位置調整も容易に可能であり、従ってワイヤ
に伸びを生じて吊り下げ部の位置に狂いを生じても直ち
に修正し得る利点がある。
の折返し部で構成すれば、該吊り下げ部の構成が容易で
あり且つ吊り下げ部の位置も容易にずらすことができる
ので、その位置調整も容易に可能であり、従ってワイヤ
に伸びを生じて吊り下げ部の位置に狂いを生じても直ち
に修正し得る利点がある。
【図１】本発明の一例によるワイヤ巻取ドラムを示す正
面図である。
面図である。
【図２】このワイヤ巻取ドラムからワイヤを取外した状
態を示す正面図である。
態を示す正面図である。
【図３】このワイヤ巻取ドラムの一例の端面を概略的に
示す図である。
示す図である。
【図４】このワイヤ巻取ドラムを部分的に示す断面図で
ある。
ある。
【図５】このワイヤ巻取ドラムを備えたバランサ−の一
例を示す縦断面図である。
例を示す縦断面図である。
【図６】従来のワイヤ巻取ドラムを示す正面図である。
【図７】従来のワイヤ巻取ドラムの一部を示す断面図で
ある。
ある。
１ ワイヤ １０ ドラム １２ ガイドワイヤ １３ ガイドワイヤ １６ 吊り下げ部 １７ 通路
Claims (2)
- 【請求項１】 荷重を吊り下げるワイヤと、前記ワイヤ
を巻き取る円筒体からなるドラムと、前記ドラムの中央
を境にしてその両側の外周面に互いに逆に巻かれた一対
のガイドワイヤを含み、各前記ガイドワイヤは前記ワイ
ヤより小径であってそれぞれ両端が前記ドラムに固定さ
れ、前記ワイヤの２本で荷重を吊り下げると共にその吊
り下げ部の各側の前記ワイヤは前記ドラムのそれぞれの
側の前記ガイドワイヤで形成された螺旋状の通路に位置
するように巻かれることを特徴とするワイヤ巻取ドラ
ム。 - 【請求項２】 前記吊り下げ部は前記ワイヤの折返し部
からなることを特徴とする請求項１に記載のワイヤ巻取
ドラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24734994A JPH0881186A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | ワイヤ巻取ドラム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24734994A JPH0881186A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | ワイヤ巻取ドラム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0881186A true JPH0881186A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=17162095
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24734994A Pending JPH0881186A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | ワイヤ巻取ドラム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0881186A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100739290B1 (ko) * | 2005-06-27 | 2007-07-16 | 김휘숙 | 건설 공사용 화물 차량 리프터 |
| CN105947566A (zh) * | 2016-07-01 | 2016-09-21 | 中国重型机械研究院股份公司 | 一种远程同步驱动机构 |
| JP2017114612A (ja) * | 2015-12-24 | 2017-06-29 | 住友重機械搬送システム株式会社 | クレーン装置 |
-
1994
- 1994-09-14 JP JP24734994A patent/JPH0881186A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100739290B1 (ko) * | 2005-06-27 | 2007-07-16 | 김휘숙 | 건설 공사용 화물 차량 리프터 |
| JP2017114612A (ja) * | 2015-12-24 | 2017-06-29 | 住友重機械搬送システム株式会社 | クレーン装置 |
| CN105947566A (zh) * | 2016-07-01 | 2016-09-21 | 中国重型机械研究院股份公司 | 一种远程同步驱动机构 |
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