JP2000006476A - 画像出力装置及びその制御方法 - Google Patents

画像出力装置及びその制御方法

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JP2000006476A
JP2000006476A JP10178992A JP17899298A JP2000006476A JP 2000006476 A JP2000006476 A JP 2000006476A JP 10178992 A JP10178992 A JP 10178992A JP 17899298 A JP17899298 A JP 17899298A JP 2000006476 A JP2000006476 A JP 2000006476A
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JP10178992A
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Kiyohiro Tsunekawa
清宏 恒川
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エラー状態になった場合に、受信済みの印刷デ
ータをスプール部に退避するとともに、引続き送出され
てくる印刷データをスプール部に格納することで、印刷
完了までの時間を短縮する。 【解決手段】通常、プリンタのコントローラ部103
は、受信した印刷データを受信バッファ307に格納す
る。エラーが生じると、受信バッファに格納されていた
データを印刷データスプール部305cに移動するとと
もに、それから受信するデータもスプール部305cに
格納する。エラーから復帰すると、受信したデータの格
納先を受信バッファ307に戻すとともに、印刷データ
スプール部305cからデータを読み出して出力を再開
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば外部から受
信したデータに従って印刷処理を行なう画像出力装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ホストコンピュータ等の外部装置から送
出された印刷データに従って、紙面上に画像を形成し印
刷処理を行なう従来の画像出力装置においては、前記画
像の生成過程において、オペレータの操作を必要とする
様々なエラーが発生する場合がある。例えば、外部より
受信したページ記述言語によって表現された印刷データ
を解析して、カットシート上に画像を出力するページプ
リンタ等においては、前記印刷データの処理中に、処理
用のワークメモリや文字パターン等を登録するためのメ
モリが不足した場合に、「システムワークメモリフル」
や「ダウンロードメモリフル」といったエラーメッセー
ジをパネル等に表示するように構成されている。また、
用紙切れや、紙詰まり、あるいはカセット等の給紙口に
指定されたサイズの用紙が用意されていない場合にも、
それぞれ「用紙補給」や「紙詰まり」、「用紙交換」等
のオペレータコールをパネルに表示し、各エラー状況に
応じた操作をオペレータに促すようになっている。
【0003】このように、エラーやオペレータによる何
らかの操作を必要とする現象が発生した際は、これ以上
印刷データの解析/印刷処理を続行できないため、パネ
ル等に前記エラーメッセージやオペレータコールを表示
すると同時にオフラインへ移行し、続いて送出されてく
る印刷データを受け付けないように構成されている。
【0004】例えば、前記「システムメモリフル」や
「ダウンロードメモリフル」が発生した場合は、登録し
ようとした文字が印字されないなどの不具合が生じるた
め、ユーザー(=オペレータ)が期待した通りの出力結
果を得ることができない。通常このような場合は、パネ
ルからのリセット操作によって印刷をキャンセルするの
か、それともこのまま前記エラーを無視して処理を続行
するのか(エラーを無視して処理を続行する場合を、以
下、エラースキップと記す)をユーザーに選択させるた
めに、前記オペレータコールをパネルに表示しつつオフ
ラインに移行し、オペレータが前記どちらかの処理を行
なうまで印刷データの受信、および解析を行なわれない
ように構成されている。なお、上記の場合にエラーから
復帰して、正常な出力結果を得るためには、該ページプ
リンタのメモリを増設し、メニュー等の入力手段により
該当するメモリ設定値を増加させた後、再度前記印刷デ
ータを送出することになる。
【0005】また、前記「用紙交換」等が発生した場合
も、オペレータが指定サイズの用紙を給紙口にセットし
直してエラー復帰処理を行なうか、現在装着済みの用紙
で印刷を行なう(すなわち、エラースキップする)かを
選択可能とするために、オフラインに移行して続くデー
タの受信やデータ解析処理を中間するようになってい
た。また、「用紙補給」や「紙詰まり」等が発生した場
合は、エラースキップは不可能であるため、必ず用紙補
給(あるいは給紙口の切替え選択)や詰まった用紙を取
り除くといったエラー復帰処理が行なわれるまでオフラ
インに移行し、同様に続くデータの受信やデータ解析処
理を中断するようになっていた。
【0006】なお、従来のページプリンタ等において
は、エラースキップ可能なエラー(前記用紙交換など)
が発生した際には、エラー発生から一定時間経過した後
に自動的にエラースキップする設定を行える構成をもつ
場合もあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、以下に説明するような問題点があった。すな
わち、従来の画像処理装置においては、従来例で説明し
たように、用紙補給、紙詰まり、用紙交換、あるいは各
種メモリ不足等のユーザーが意図しないエラーが発生し
た場合は、オフラインに移行してしまい、続く印刷デー
タの受信、および解析が行なわれないため、エラー状態
から復帰するまでの間印刷処理が中断してしまってい
た。そのため、複数ページの印刷データを出力している
最中にオフライン移行が発生した場合は、残り全ページ
の出力完了が遅れてしまうという問題があった。特に、
ネットワーク接続された環境においては、上記問題の解
決は特に重要であって、あるユーザーの印刷出力中にエ
ラー等が発生してオフライン移行すると、他のユーザー
の印刷データも印刷キューにスプールされたままとなっ
てしまっていた。
【0008】さらに、オフラインに移行している間は、
ホストコンピュータに対してBUSY信号を返し印刷デ
ータを受信不可能であることを通知するため、ホスト側
でタイムアウトが発生してしまう場合もあり、上記課題
の解決が重要となっていた。
【0009】また、例えばフォントパターンのダウンロ
ードによるメモリ不足が原因でエラー等が発生した場合
は、一旦電源を切断してRAMを増設した後、再度印刷
データを送出し直す必要があった。このような場合で
は、受信バッファに別の印刷ジョブが既に取り込み済み
の状態で電源を切断される可能性もあったため、特にネ
ットワークに接続された環境で使用される画像出力装置
においては、別のユーザーも再度印刷データを転送し直
す必要が出てくることもあった。
【0010】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、エラーやオペレータコールが発生しても、印刷デー
タを受信しつづけてデータを再送させる必要をなくし、
印刷データの送信元における送信処理を迅速に終了させ
てその負荷を軽減させることができる画像出力装置及び
その制御方法を提供することを目的とする。
【0011】さらに、エラー中に受信したデータを記憶
するメモリを不揮発性にすることで、エラーからの回復
のために電源を断つ必要がある場合にも、送信済みの印
刷データを再送信する必要がない画像出力装置及びその
制御方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明は以下のような構成を備える。即ち、受信し
た印刷データに基づいて画像を出力する画像出力装置で
あって、印刷データを記憶する第1の記憶手段と、印刷
データを記憶する第2の記憶手段とを備え、エラーが発
生していない場合には印刷データを前記第1の記憶手段
に記憶し、エラーが発生した場合には、印刷データを前
記第2の記憶手段に記憶し、前記第1あるいは第2の記
憶手段により記憶された印刷データを入力順に読み出し
て画像として出力する。
【0013】あるいは、印刷データを記憶する第1の記
憶手段と、印刷データを記憶する第2の記憶手段とを備
え、受信した印刷データに基づいて画像を出力する画像
出力装置の制御方法であって、エラーが発生していない
場合には印刷データを前記第1の記憶手段に記憶させ、
エラーが発生した場合には、印刷データを前記第2の記
憶手段に記憶させ、前記第1あるいは第2の記憶手段に
より記憶された印刷データを入力順に読み出させて画像
として出力させる。
【0014】あるいは、コンピュータにより、印刷デー
タを記憶する第1の記憶手段と、印刷データを記憶する
第2の記憶手段とを備え、エラーが発生していない場合
には印刷データを前記第1の記憶手段に記憶し、エラー
が発生した場合には、印刷データを前記第2の記憶手段
に記憶し、前記第1あるいは第2の記憶手段により記憶
された印刷データを入力順に読み出して画像として出力
する画像出力装置を実現させるコンピュータプログラム
を格納することを特徴とするコンピュータ可読記憶媒
体。
【0015】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下に添付
の図面を参照して、本発明の第1の実施形態について説
明する。
【0016】まず、図1,図2を参照しながら、本発明
を適用するに好適な画像出力装置の構成について説明す
る。図1は本発明を適用可能な画像出力装置の概略構造
を示すブロック図であり、例えば、レーザービームプリ
ンタの場合を示す。なお、本発明を適用可能な画像処理
装置はレーザービームプリンタに限られるものではな
く、他のプリント方式のプリンタ装置であっても良い。
【0017】図1において、ホストコンピュータ等の外
部機器101は、本発明が適用されたレーザビームプリ
ンタ(LBP)102に印刷データを送り付けて画像を
印刷出力させる。
【0018】レーザービームプリンタ102は、外部機
器101からページ記述言語の形式で供給される文字コ
ードや図形データ等、あるいはマクロ命令などの印刷デ
ータを受け取り、それらの情報に従って対応する文字パ
ターンや図形パターンなどを作成し、記憶媒体である記
録紙上に像を形成するよう構成されている。プリンタ制
御ユニット(コントローラ)部103は、レーザービー
ムプリンタ102全体の制御、およびホストコンピュー
タから供給される印刷データの解析を行なう。この制御
ユニット103は、プリンタエンジン部105と接続さ
れ、外部機器101から供給される印刷データを解析し
て、印刷データに基づいたドットデータからなるページ
情報を生成し、プリンタエンジン部105に対して順次
ドットデータをビデオ信号として送信する。プリンタエ
ンジン部105は、ビデオ信号をプリンタ制御ユニット
103より受け取り、既知の電子写真プロセスに従って
紙面上に印字を行なう。また、操作パネル104には、
操作のためのスイッチおよびLED表示器などが配され
ており、オペレータ(使用者)は、パネル部104を操
作することによって、レーザービームプリンタ102に
所定の動作の指定、あるいは印刷環境の設定等を行なう
ことができるように構成されている。なお、このレーザ
ービームプリンタ102は、外部機器101あるいはネ
ットワーク接続された他の外部機器等(不図示)のデー
タ源から文字パターンやフォームデータ(マクロデー
タ)などの登録、すなわちダウンロードも行えるよう構
成されており、前記印刷データと同様、印刷コマンドに
応じてページ情報を生成する。
【0019】なお、前記レーザービームプリンタは、印
刷データの処理中に発生した各種エラーやオペレータコ
ールに対応した所定の文字列を、操作パネル部104の
LED表示器に表示すると共に、ジョブ制御言語等の所
定のフォーマットに従ってホストコンピュータ101へ
所定のエラーコードを返信するように構成されている。
【0020】図2は本実施形態のレーザビームプリンタ
102の内部構造を示す断面図であって、主にプリンタ
エンジン部105の詳細を説明している。
【0021】同図において、操作パネル104、コント
ローラ部103については図1と同様であり、同一番号
を付し説明を省略する。図2において、レーザドライバ
201は半導体レーザ202を駆動するための回路であ
り、コントローラ部103より入力されたビデオ信号に
応じて半導体レーザ202から発射されるレーザ光20
3のオンオフ切り替えを制御する。レーザ光203は、
回転多面鏡204で左右方向に振られることで静電ドラ
ム205上を走査し、これにより静電ドラム205上に
文字パターン等の静電潜像が形成される。前記潜像は、
静電ドラム205周囲の現像ユニット206により現像
された後、記録紙に転写される。このようにして、紙面
上に可視化されたトナー像が転写された後、熱定着させ
ることによって紙面への印刷を行なう。なお、記録紙と
しては、レーザービームプリンタ本体102に装着され
た用紙カセット207に収納されたカットシートが用い
られ、給紙ローラ208および搬送ローラ209と21
0とにより装置内に取り込まれて、静電ドラム205に
供給される。
【0022】図3は本実施形態のプリンタ102におけ
るコントローラ部103の構成を説明するブロック図で
ある。なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単
体の機器であっても、LAN等のネットワークを介して
処理が行なわれるシステムであっても良い。
【0023】同図において、コントローラ部103は、
所定のインターフェイス308を介して外部のホストコ
ンピュータ101と接続されており、ホストコンピュー
タ101から送られる印刷データに従って所定の印刷処
理を実行するように構成されている。ここで、エラー等
が発生していない通常時は、印刷データは受信バッファ
307に一時的に蓄えられる。一方、エラー発生時は、
後述する印刷データスプール部305cに一時的に蓄え
られる。
【0024】プリンタCPU301は、読み出し専用メ
モリであるROM302に記憶された制御プログラム3
03に基づいて、システムバス306に接続された各種
デバイスのアクセスを統括的に制御する。また、受信バ
ッファ307(あるいは印刷データスプール部305
c)に蓄えられた印刷データを読み出し解析して、印刷
データに対応したページ情報(ビットマップイメージ)
を生成する。なお、ページ情報を生成する処理は、制御
プログラム303の一部として構成されている描画オブ
ジェクト生成部303aおよび描画オブジェクト描画部
303bによって行われる。具体的には、まず描画オブ
ジェクト生成部303aがページ記述言語による前記印
刷データ(文字印字命令、イメージ描画命令、図形描画
命令等)を解析し、描画に適した中間データ形式の描画
オブジェクトを1ページ分生成した後、排紙命令等に従
って描画オブジェクト描画部303bが前記描画オブジ
ェクトを基に前記ビットマップイメージを生成する。こ
こで、前記ビットマップイメージは、印刷すべき用紙の
1ページ分を表現可能な量を用意するよう構成しても良
いし(ページラスタ)、1ページを分割したバンドラス
タのみを用意するように構成しても構わない。なお、前
記描画オブジェクト生成部303aおよび描画オブジェ
クト描画部303bはそれぞれ、印刷データ解析中に必
要に応じて、メモリフル等の各種エラーや、用紙交換等
のオペレータコールを発生させるように構成されてい
る。
【0025】なお、ページ記述言語で記述された印刷デ
ータは、ホストコンピュータ101上のアプリケーショ
ンソフトからの印刷指示をページ記述言語に変換するプ
リンタドライバによって、ホストコンピュータのハード
ディスク内にファイルとして予め生成されているものと
する。
【0026】印刷部インタフェース部309は、前記バ
ンドラスタあるいはページラスタとして描画されたビッ
トマップイメージの、各ビットのON/OFFに対応し
たビデオ信号を印刷部105(プリンタエンジン)へ出
力する(以下、プリンタエンジン部への出力を「シップ
する」と呼ぶ)。なお、バンドラスタによる構成の場合
は、複数のバンドラスタを用意して、ビットマップイメ
ージの生成とシップ動作を同時に行なうように構成され
ている。すなわち、複数(本実施形態では2つ)のバン
ドラスタのうち、描画済みの一方のバンドラスタをシッ
プしながら、並行して次のバンドに属する描画オブジェ
クトを描画する処理を交互に繰り返し行なうことによっ
て、1ページ分のフルラスタに満たないメモリで描画処
理が行なえるように構成されている。
【0027】さらに、制御プログラム303は、構成以
外に、以下の機能を実現するためのプログラムから構成
されている。すなわち、エラーやオペレータコール発生
時に、印刷データの格納先を切替えるための格納先切替
え部303c、印刷データの読み出し先を切替えるため
の読み出し先切替え部303dなどから構成されてい
る。また、このROM302は、上記プログラムROM
以外に、文字出力に用いるドットフォントやスケーラブ
ルフォントから成るフォントデータを格納するためのメ
モリとしても用いられている(フォントROM30
4)。
【0028】RAM305は、CPU301の主メモ
リ、ワークメモリ等として機能するRAMであり、図示
しない増設ポートに接続されるオプションRAMにより
メモリ容量を拡張できるように構成されている。RAM
305は、描画オブジェクトを格納する描画オブジェク
ト格納部305a、制御プログラム303によって一時
的に使用されるワークメモリ305d、2面分のバンド
ラスタを格納するためのバンドメモリ305b、エラー
やオペレータコール発生時に印刷データを格納する印刷
データスプール部305cに加え、フォントROM30
4内のスケーラブルデータに基づいて展開された文字パ
ターンをキャッシュするためのキャッシュメモリ(不図
示)、印刷環境データ格納メモリ等(不図示)に用いら
れる。なお、本実施形態では、エラー等の発生時に印刷
データをRAM305cに格納すると説明したが、フラ
ッシュメモリあるいはハードディスク等の不揮発性デバ
イスに格納しても構わない。また、レーザービームプリ
ンタ102は、図示しない電源部から電力の供給を受け
ているのはいうまでもない。
【0029】また、本実施形態のプリンタはROMに格
納された制御プログラムをCPU301で実行すること
により制御されると説明するが、これに限らず、制御プ
ログラムは、フロッピーディスクやハードディスク等の
媒体によって供給され、実行前にRAM等へロードされ
た後、実行されるよう構成されていても構わない。
【0030】続いて、図3に示した構成から成る画像出
力装置における印刷処理の手順を、図4のフローチャー
トを用いて以下に説明する。なお、同図や以下の説明に
おいては、エラーおよびオペレータコールが発生中でユ
ーザーの操作を待つ状態をエラー復帰待ち状態(または
単にエラー状態)と説明する。また、以下のフローチャ
ートに示した動作は、図3の制御プログラム303によ
って実行される。
【0031】同図において、まずステップS401にお
いて、ホストコンピュータ101から送られる印刷デー
タを順次印刷データ格納先に記憶する。ホストからの印
刷データの入力がなければ本ステップで入力を待つこと
になる。ここで、電源投入直後等のエラーやオペレータ
コールが発生していない通常時は、受信バッファ307
が印刷データ格納先として選択されており、一方エラー
発生中であれば印刷データスプール部305cが選択さ
れている。また、印刷データの解析・描画オブジェクト
の生成処理に時間がかかり、受信バッファに空きがない
場合は、ホストコンピュータにBUSY信号を送信して
印刷データ受け付けない。
【0032】印刷データの入力があった場合は続くステ
ップS402へ進み、エラーやオペレータコールが発生
している最中かどうか、すなわちエラー復帰待ち状態か
どうかを調べる。なお本実施形態では、エラー復帰待ち
状態かどうかは、ワークメモリ内にエラー状態を示す変
数を用意しておき、その変数の値によって調べるように
構成されている。その変数は、電源投入直後にエラー未
発生状態に初期化される。ここで、エラー復帰待ち状態
であった場合は、印刷データの解析処理は行なわずに続
く印刷データを受信するためにS401へ戻る。なお、
エラー復帰待ちの状態では、印刷データ格納先は印刷デ
ータスプール部305cに切り替わっている(S409
にて後述する)。一方、エラー復帰待ち状態でない場合
は、エラー状態から復帰した直後かどうかを調べ(S4
03)、そうでなければ通常時の処理として印刷データ
を読み出し、内容に従って解析処理を進める(S404
以降)。一方、S403にてエラー復帰直後であると判
断された場合は、印刷データ格納先を受信バッファに切
替えると同時に、印刷データ読み出し先を印刷データス
プール部へ切替える処理を行なう(S413)。なお、
ステップS403において、エラー復帰直後であること
の判断は、データ格納先/読み出し先の指定がどこであ
るかによって行うことができる。すなわち、エラー状態
でないにも関わらずデータ格納先が印刷データスプール
部305cであれば、エラー復帰直後であると判断でき
る。
【0033】続くS404以降においては、印刷データ
の読み出しと解析処理を行なう。まず、印刷データ読み
出し先に未処理の印刷データが存在するかどうかを調べ
(S404)、存在しない場合は印刷データ読み出し先
が受信バッファ307であれば、処理を終了する(S4
11)。
【0034】一方、未処理の印刷データが存在する場合
は、続くステップS405以下で印刷データの解析を行
なう。ステップS405にて、未処理の印刷データを受
信バッファ307より読み出し、続いてその印刷データ
が描画命令かどうかを調べ(S406)、そうであれば
ページ記述言語による印刷データのパラメータを調べ、
所定の変換処理を行なって対応する描画オブジェクトを
生成する(S407)。すなわち、印刷データが文字印
字命令であった場合は、印刷データで指定された文字情
報(フォント指定/サイズ/文字コード/回転角度等)
に対応するアウトラインデータをフォントROM304
より読み出し、既知のフォントスケーリング手順に従っ
てドットパターン(=描画オブジェクト)を生成した
後、印字すべき位置情報やドットパターンの幅・高さ、
描画論理等、バンドラスタへ描画する際に必要な情報と
共に描画オブジェクト格納部305aへ格納する。ま
た、文字以外の図形データやイメージデータであった場
合も、同様に各印字命令に対応した中間コード=描画オ
ブジェクトを生成する。なお、描画命令には文字パター
ンやマクロデータ等のダウンロード命令も含まれ、前記
ステップS407にてそれぞれの命令に従った所定の登
録処理が行なわれる。
【0035】続いて、描画命令の解析中や登録処理中に
メモリ不足などのエラーが発生したかどうかを調べ(S
408)、未発生であれば印刷命令の処理を終了し、続
く印刷データを受信して印刷データ読み出し先(受信バ
ッファまたは印刷データスプール部)より読み出すため
にステップS401へ戻る。
【0036】一方、読み出し先が受信バッファ307の
場合に、S408にてエラーが発生したと判断された場
合は、ステップS409において受信バッファ307内
の未処理の印刷データを印刷データスプール部305c
へコピーし、印刷データ格納先を印刷データスプール部
305cへ切り替える。これにより、再び印刷データ格
納先が受信バッファ307に戻されるまでは、ステップ
S401において受信されたデータは印刷データスプー
ル部305cに格納される。さらに、S409ではエラ
ー発生中であることを示す変数をエラー状態にセットし
ておく。ステップS408〜S409によって、エラー
発生中(復帰待ち状態)には、印刷データスプール部へ
印刷データが格納されることになる(S402にてYe
sと判断される)。なお、読み出し先が印刷データスプ
ール部の場合にエラーが発生した際は、S409におい
てエラー状態のみをセットしてS401に戻る。
【0037】一方、S406にて、印刷データが描画命
令でない場合は、所定の処理を行なった後(S410)
にS401へ戻る。なお、描画命令以外の印刷データと
しては、例えば印字位置移動命令や印刷環境設定命令な
どが該当する。
【0038】また、印刷データ読み出し先が印刷データ
スプール部305cの場合(すなわちエラー復帰後)
に、S404にて未処理データがないと判断されると、
続くS411では読み出し先は受信バッファでないと判
断されるため、この場合は処理を終了せずに、印刷デー
タ読み出し先を受信バッファへ戻して、S401へ進
む。その後は通常時と同様にして、印刷データの入力に
従って受信バッファ内の印刷データを処理することにな
る。
【0039】上記に説明したステップによって、エラー
の発生/未発生/復帰に応じて印刷データの格納先およ
び読み出し先が切替えられる。
【0040】図5,6,7,8は、図4のフローチャー
トで説明した、印刷データ格納先と読み出し先のそれぞ
れの切替え処理と、各ステップでのデータ受信/読み出
し状態を示したブロック図である。
【0041】まず図5において、受信バッファ307、
印刷データスプール部305c、描画オブジェクト生成
部303aは、図3に示した同名のブロックに相当す
る。図6〜図8においても、図5と同じ構成要素に対し
ては同じ番号が付けてある。なお、印刷データ504
は、受信済みかつ未処理の印刷データを示している。ま
た、データの流れは矢印で示されており、各図の状態に
おいてデータの流れる経路は実線の矢印、そうでない経
路は破線の矢印にて説明する(この切替え処理は図3の
格納先切替え部303c、読み出し先切替え部303d
によって行なわれる)。
【0042】図5では、エラー発生前の通常状態を示し
ており、印刷データ504は格納先の受信バッファ30
7へ記憶され(矢印505)、同じく受信バッファ30
7より印刷データ504が読み出される(矢印50
6)。
【0043】続く図6は、エラー発生時(復帰待ち状
態)のデータ格納/読み出し状態を示しており、図4の
ステップS409の処理が行なわれた後に相当する。同
図において、まず未処理の印刷データ504が受信バッ
ファ307から印刷データスプール部305cへコピー
された後、印刷データ格納先が印刷データスプール部3
05cへと切り替えられ(矢印602)、受信した印刷
データ601は印刷データスプール部305cへ記憶さ
れる。なお、エラー復帰待ち状態では、印刷データの解
析処理は進められないため、読み出しは行なわれない。
また、この状態は図4のS402にてYesと判断され
た場合に相当している。
【0044】また、同図の状態において、印刷データス
プール部の空き容量がなくなってしまった場合は、印刷
データ格納先が受信バッファである場合と同様ホストに
対してBUSYを返信し、ホストからはデータ送信を行
なわないように構成する。ただし、印刷データスプール
部をハードディスク等の大容量記憶デバイスにて構成す
れば、実用上は問題なく受信処理が行なえる。
【0045】図7は、エラー状態から復帰した後のデー
タ格納/読み出し状態を示しており、図4のステップS
413の処理が行なわれた後に相当する。同図において
は、印刷データ格納先を受信バッファ307へ切替える
と共に(矢印505)、印刷データ読み出し先を印刷デ
ータスプール部305cへ切替える(矢印603)。こ
の処理後は、受信した印刷データは受信バッファ307
へ記憶され(701)、エラー復帰待ち中に受信した印
刷データ504、601は印刷データスプール部305
cより読み出される。
【0046】図8は、印刷データスプール部からの印刷
データ読み出しが完了した後のデータ格納/読み出し状
態を示しており、図4のステップS412の処理が行な
われた後に相当する。同図においては、印刷データ読み
出し先が受信バッファに切替えられる(矢印506)。
この処理後は、受信済みの印刷データ701が受信バッ
ファに記憶されていれば、印刷データを通常時と同様に
読み出し解析処理を行なう。
【0047】以上説明した手順により、紙切れや用紙交
換等のオペレータコール等が発生した場合には、受信デ
ータを格納する先を通常の受信バッファから印刷スプー
ル部に切り換えることで、オフラインに移行せずに引続
き送出されてくる印刷データを格納し続け、印刷完了ま
での時間を短縮することが可能となる。特に、複数ペー
ジの印刷データを出力している最中にエラーやオペレー
タコール等により印刷出力を中断する状態が発生するよ
うな場合に効果がある。
【0048】また、オフラインに移行しないことによっ
て、ホストコンピュータに対してBUSY信号を返す必
要がなく、ホスト側でタイムアウトが発生する頻度を下
げることが可能である。
【0049】更に、例えばフォントパターン等の各種デ
ータをダウンロードするための空きメモリや、図形デー
タの処理に必要なワークメモリの不足が原因でエラーが
発生する場合であっても、オフラインに移行せず引続き
送出されてくる印刷データを受信するため、印刷完了ま
での時間を短縮することが可能となる。
【0050】[第2の実施の形態]第1の実施の形態に
示したLBPにおいては、エラーやオペレータコール発
生後にLBPの電源が切断された場合は、印刷データス
プール部305cに格納された印刷データは削除されて
しまうが、本実施形態では印刷データスプール部305
cを不揮発性の記憶デバイスにて構成することで、電源
切断後に再度印刷データを出力しなくても済むようにし
た場合に適用可能である。
【0051】図9は、本発明の第2の実施の形態を示す
画像出力装置の基本構成を説明するブロック図であり、
図1に示したレーザービームプリンタの制御ユニット1
03の内部構成を示している。なお、第1の実施形態と
同様の構成については、同一番号を付し説明を省略す
る。
【0052】同図において、印刷データスプール部90
1は不揮発性記憶デバイスにて構成されており、第1の
実施形態と同様、エラー復帰待ち状態時に受信した印刷
データが格納される。なお本実施形態では、印刷データ
スプール部901は内蔵のハードディスクによって構成
されている。データ検索部902は、電源投入時に印刷
データスプール部901内に格納されている印刷データ
を検索するデータ検索部であって、印刷データが規定の
ファイル名称(例えば“SPOOL”など)を付された
ファイルとして格納されている場合は、そのファイル名
称によって印刷データの検索を順次行なう。
【0053】また、同図の描画オブジェクト生成部30
3aは、描画オブジェクトを生成せずに印刷データの解
析のみを行なうモードを持つ。すなわち、印刷データ内
の各印刷命令の識別のみを行ない、例えば文字パターン
登録命令などを認識した場合はパラメータとして指示さ
れた文字パターンデータは読み飛ばすなどの処理を行
い、ジョブの開始を検出可能に構成されている。
【0054】さらに、本実施形態のレーザビームプリン
タは、電源切断時に、その時点における環境情報を印刷
データスプール部901に退避できるように構成されて
いる。その際、ファイル名称“CURR_ENV”など
としてファイルに保存される。
【0055】図10は、図9に示した構成より成るレー
ザビームプリンタにおける、電源投入時の印刷データ処
理手順を説明したフローチャートである。まず、同図の
ステップS1001において電源が投入されると、続く
ステップS802において各描画処理部で必要とされる
メモリの確保やエンジン部の初期化処理などを行なう。
なお、同ステップにおいては、エラー発生中かどうかを
示すエラーフラグの初期化や入力された印刷データの格
納先の決定なども行なわれる。最初は、エラーフラグは
未エラー発生状態に設定され、格納先としては受信バッ
ファが選択される。
【0056】続くS1003においては、データ検索部
902が印刷データスプール部901内に受信済みの印
刷データが存在するかどうか(本実施形態ではファイル
名称が“SPOOL”であるファイルが存在するかどう
か)を検索し、処理すべき印刷データがなければ電源投
入時の処理を終了する。
【0057】一方、“SPOOL”ファイルが存在する
場合は、環境情報ファイル“CURR_ENV”ファイ
ルを読み出すことで電源切断時に退避された印字環境設
定を設定し、続いて印刷データがなくなるまで印刷デー
タを読み出してその解析を行なう(S1105〜S11
07)。すなわち、読み出した印刷データ内にジョブ開
始命令を見つけるまではS1005へ戻り印刷データの
読み飛ばしを行なう。一方、ジョブ開始命令であれば、
続く印刷データからは描画オブジェクトの生成を行なっ
て通常の印刷処理を行なう(S1008)。最後に、全
てのファイルを検索し印刷(または読み飛ばし)し終え
たら読み出し済みの印刷データファイル“SPOOL”
を削除して処理を終了する。
【0058】上記ステップによって、ジョブの途中から
格納されている印刷ジョブを除いた残りの印刷ジョブ
が、電源切断後に印刷データを再送出することなく出力
される。
【0059】なお、印刷データを印刷データスプール部
へ格納する際に、各印刷ジョブ毎に異なるファイル名称
を付して別々のファイルに格納しておけば、電源投入時
にジョブ先頭かどうか(ジョブ開始命令かどうか)を判
別する必要はない。
【0060】さらに、本実施形態ではジョブ単位で続き
の印刷データを印刷するかどうかを判別したが(S10
07)、これに限らず、例えばページ単位で判別するよ
うにしても構わない。ただしこの場合は、電源切断時に
退避する印字環境として、表面/裏面のどちらを処理中
であったかなどのページ単位の印字環境情報も合わせて
保持しておく必要がある。
【0061】以上の構成により、印刷スプール部を不揮
発性の記憶デバイスにすることで、ユーザーが一旦電源
を切断しRAMを増設する等の対処を行なった後であっ
ても、送信済みの印刷データを再度出力し直す必要がな
い。
【0062】また、通常時には、受信バッファとしてR
AM等の高速アクセスが可能な記憶デバイスを使用し、
オペレータコール発生時には、印刷スプール部としてハ
ードディスク等の不揮発性記憶装置を使用することで、
通常時の印刷データ格納/読み出し速度を落とすことが
ない。
【0063】[第3の実施の形態]第1実施形態におい
ては、図4のフローチャートに示した通り、印刷データ
の解析時のメモリ不足等によるエラー発生に応じて印刷
データの格納先/読み出し先を切替えたが、本発明は用
紙上へ出力処理を行なっている最中に発生するオペレー
タコールに対しても適用可能である。
【0064】図11は、本実施形態における印刷処理手
順を示したフローチャートである。同図において、S1
101〜S1113は図4のフローチャートのS401
〜S413と同様であるため説明を省略する。
【0065】同図のステップS1106において、読み
出した印刷データが描画命令でないと判断された場合
は、排紙命令であるかどうかを調べ(S1114)、そ
うでなければ他の命令として処理する(S1110)。
一方、排紙命令であった場合は、生成済みの描画オブジ
ェクトを用いてラスタイメージを生成し、図2で説明し
た現像・定着といった排紙処理を行なう。この際、指定
されたサイズの用紙が給紙口にセットされていない場合
や、用紙搬送中に紙づまり等のエラーやオペレータコー
ルが発生したかどうかを調べ(S1115)、未発生で
あれば排紙処理を完了し(S1117)、続く印刷デー
タを受信するためにステップS1101へ戻る。
【0066】一方、S1115にてエラーが発生したと
判断された場合は、ステップS1116において受信バ
ッファ307内の未処理の印刷データを印刷データスプ
ール部305cへコピーすると同時に、印刷データ格納
先を印刷データスプール部へ切り替える。さらにエラー
発生中であることを示す変数をエラー状態にセットして
おく。S1115〜S1116のステップによって、エ
ラー発生中(復帰待ち状態)は印刷データスプール部3
05cへ印刷データが格納されることになる。これによ
り、S1102にてYesと判断され、受信のみが行な
われる。なお、印刷データ読み出し先が既に印刷データ
スプール部に切り替わっている際に新たにエラーが発生
した場合は、S1116において読み出し先の切替えは
行なわない。
【0067】以上のような構成により、描画処理中のみ
ならず排紙処理中であっても、エラー復帰待ちの状態な
らばスプール部305cに受信データを格納すること
で、印刷データの受信を中断せず、ホストコンピュータ
にエラーからの回復を待たせることなく迅速に送信処理
を完了させることができる。
【0068】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0069】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても達成される。
【0070】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0071】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0072】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれる。
【0073】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0074】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明によれば、
エラーやオペレータコールといったエラー回復待ちの状
態になった場合に、受信済みの印刷データをスプール部
に退避するとともに、引続き送出されてくる印刷データ
をスプール部に格納することで、印刷完了までの時間を
短縮することが可能となる。
【0075】また、本発明によれば、エラー回復待ち状
態となっても印刷データを受信しつづけるために、印刷
データの送信元を待たせることが無くなり、その印刷待
ち時間を短縮できる。
【0076】更に、本発明によれば、スプール部として
不揮発性の記憶デバイスを用いることで、一旦電源を切
断しても送信済みの印刷データを再度出力し直す必要が
ない。
【0077】また、エラー回復待ちの状態にない場合に
は、高速アクセスが可能な記憶デバイスにデータを格納
し、スプール部として不揮発性記憶装置を使用すること
で、通常時の印刷データの格納/読み出し速度を落とす
ことなく出力することができる。
【0078】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なレーザービームプリンタの
概略ブロック図である。
【図2】本発明を適用可能なレーザービームプリンタの
断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に示す画像出力装置の
制御ユニット部のブロック図である。
【図4】第1の実施形態に示す画像出力装置の、印刷デ
ータ受信手順と読み出し処理手順のフローチャートであ
る。
【図5】図4のフローチャートで説明した各ステップに
おける、データ受信/読み出し状態(印刷データ格納先
/読み出し先のそれぞれの切替え処理)を示したブロッ
ク図の一つであって、エラー発生前の状態を示す図であ
る。
【図6】図4のフローチャートで説明した各ステップに
おける、データ受信/読み出し状態(印刷データ格納先
/読み出し先のそれぞれの切替え処理)を示したブロッ
ク図の一つであって、エラー発生時(復帰待ち)の状態
を示す図である。
【図7】図4のフローチャートで説明した各ステップに
おける、データ受信/読み出し状態(印刷データ格納先
/読み出し先のそれぞれの切替え処理)を示したブロッ
ク図の一つであって、エラーから復帰した直後の状態を
示す図である。
【図8】図4のフローチャートで説明した各ステップに
おける、データ受信/読み出し状態(印刷データ格納先
/読み出し先のそれぞれの切替え処理)を示したブロッ
ク図の一つであって、エラー復帰待ち時に格納した印刷
データを全て処理し終えた状態を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に示す画像出力装置の
制御ユニット部の構成を説明するブロック図である。
【図10】本発明の第2の実施形態における電源投入時
の印刷データ処理手順のフローチャートである。
【図11】第3の実施形態に示す画像出力装置の、印刷
データ受信手順と読み出し処理手順のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
102 印刷装置 301 CPU 303 制御プログラム 303c 印刷データ格納先切替え部 303d 印刷データ読み出し先切替え部 305a 描画オブジェクト格納メモリ 305c 印刷データスプール部 305b バンドメモリ 307 受信バッファ 901 印刷データスプール部(不揮発性記憶デバイ
ス) 902 データ検索部
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AQ06 AR03 HL05 HN19 HP02 HV06 HV09 HV13 HV36 HV37 HV38 2C087 AB05 AC08 BA01 BA02 BA04 BA05 BA09 BC01 BC02 BD02 BD12 BD43 BD46 BD52 CB12 DA05 5B021 AA19 CC06 DD12 EE01 MM01 NN21

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した印刷データに基づいて画像を出
    力する画像出力装置であって、 印刷データを記憶する第1の記憶手段と、印刷データを
    記憶する第2の記憶手段とを備え、エラーが発生してい
    ない場合には印刷データを前記第1の記憶手段に記憶
    し、エラーが発生した場合には、印刷データを前記第2
    の記憶手段に記憶し、前記第1あるいは第2の記憶手段
    により記憶された印刷データを入力順に読み出して画像
    として出力することを特徴とする画像出力装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の記憶手段は、不揮発性の記憶
    デバイスを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像
    出力装置。
  3. 【請求項3】 エラー状態から復帰した後は、前記第2
    の記憶手段に記憶された印刷データを読み出して出力す
    ると共に、続いて入力された印刷データを第1の記憶手
    段に記憶するすることを特徴とする請求項1または2に
    記載の画像出力装置。
  4. 【請求項4】 電源投入時に前記第2の記憶手段に印刷
    データが記憶されているかどうかを調べる手段を更に備
    え、前記第2の記憶手段により印刷データが記憶されて
    いる場合は、前記第2の記憶手段より印刷データを読み
    出して印刷処理を行なうことを特徴とする請求項2に記
    載の画像出力装置。
  5. 【請求項5】 電源投入時には、一連の印刷データの印
    刷部分あるいはページ先頭以降の印刷データから出力を
    開始することを特徴とする請求項4に記載の画像出力装
    置。
  6. 【請求項6】 印刷データを記憶する第1の記憶手段
    と、印刷データを記憶する第2の記憶手段とを備え、受
    信した印刷データに基づいて画像を出力する画像出力装
    置の制御方法であって、 エラーが発生していない場合には印刷データを前記第1
    の記憶手段に記憶させ、エラーが発生した場合には、印
    刷データを前記第2の記憶手段に記憶させ、前記第1あ
    るいは第2の記憶手段により記憶された印刷データを入
    力順に読み出させて画像として出力させることを特徴と
    する画像出力装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記第2の記憶手段は、不揮発性の記憶
    デバイスを含むことを特徴とする請求項6に記載の画像
    出力装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 エラー状態から復帰した後は、前記第2
    の記憶手段に記憶された印刷データを読み出して出力す
    ると共に、続いて入力された印刷データを第1の記憶手
    段に記憶するすることを特徴とする請求項6または7に
    記載の画像出力装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 電源投入時に前記第2の記憶手段に印刷
    データが記憶されているかどうかを調べる工程を更に備
    え、前記第2の記憶手段により印刷データが記憶されて
    いる場合は、前記第2の記憶手段より印刷データを読み
    出して印刷処理を行なうことを特徴とする請求項7に記
    載の画像出力装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 電源投入時には、一連の印刷データの
    印刷部分あるいはページ先頭以降の印刷データから出力
    を開始することを特徴とする請求項9に記載の画像出力
    装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータにより、 印刷データを記憶する第1の記憶手段と、印刷データを
    記憶する第2の記憶手段とを備え、エラーが発生してい
    ない場合には印刷データを前記第1の記憶手段に記憶
    し、エラーが発生した場合には、印刷データを前記第2
    の記憶手段に記憶し、前記第1あるいは第2の記憶手段
    により記憶された印刷データを入力順に読み出して画像
    として出力する画像出力装置を実現させるコンピュータ
    プログラムを格納することを特徴とするコンピュータ可
    読記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001056751A (ja) * 1999-08-19 2001-02-27 Casio Comput Co Ltd 印刷制御装置、及び記録媒体
US7095516B2 (en) * 2002-01-31 2006-08-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Printing apparatus
JP2011224877A (ja) * 2010-04-20 2011-11-10 Sharp Corp 印刷データ処理装置、印刷データ処理方法、画像形成装置、プログラムおよび記録媒体
US8810819B2 (en) 2011-10-24 2014-08-19 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming system, image forming device, image forming method, and non-transitory computer readable medium

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