JP3045656B2 - ページプリンタ - Google Patents

ページプリンタ

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JP3045656B2
JP3045656B2 JP7214836A JP21483695A JP3045656B2 JP 3045656 B2 JP3045656 B2 JP 3045656B2 JP 7214836 A JP7214836 A JP 7214836A JP 21483695 A JP21483695 A JP 21483695A JP 3045656 B2 JP3045656 B2 JP 3045656B2
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智賀広 三枝
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Toshiba TEC Corp
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Toshiba TEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1ページ分のデー
タを受信してページごとに印字を行うページプリンタに
関する。
【0002】
【従来の技術】現在のページプリンタは、一般に、高品
質の印字結果を実現するために多数のフォントが用意さ
れている。例えばゴシック、明朝体等の文字の種類、大
きさや向き、解像度等のあらゆる条件に応じた印字が可
能である。これらのフォントは通常、イメージデータで
構成され、CGROM(キャラクタ・ジェネレータ・リ
ード・オン・メモリ)に予め記憶されている(フォント
の固定的保持)。
【0003】そして、ホストコンピュータ等の外部装置
から受信したキャラクタデータに応じたイメージデータ
をCGROMから取出してイメージ展開し、イメージR
AMへ記憶する。このイメージRAM(ランダム・アク
セス・メモリ)からのイメージデータに基づいて印字出
力が行われる。
【0004】しかしながら、上述したようなイメージデ
ータのフォントをすべてCGROMに記憶しておくよう
にすれば、非常に多くのメモリ容量を必要とするため、
装置の小型化やコスト低下を図ることができなくなる。
また、せっかく多くのフォントを保持していても、使用
しなくてはメモリの無駄になってしまう。
【0005】この問題を解決するためには、CGROM
に記憶するフォントを削減すればよいと考えられるが、
このようにすれば、印字できるフォントが少なくなり、
機能が低下してしまう。
【0006】そこで、従来は、CGROMには最も一般
的な基本フォントのみを記憶し、その他のフォントは、
この基本フォントから必要なものを作成することにして
いる(フォントの動的保持)。例えば、基本フォントか
らあらゆる大きさのフォントを作成し、また縦横変換し
て必要なフォントを作成するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなペ
ージプリンタにおいても、未だ多くのメモリの記憶容量
を必要とするという問題があった。すなわち、CGRO
M自体の記憶容量は少なくできるが、新たに作成したフ
ォントを格納しておくメモリの容量を大きくしなければ
ならない。これでは、全体のメモリの容量を減らすこと
ができなくなる。
【0008】しかも、作成したフォントが再度使用され
なければ、新たに作成したフォントが増大し、その使用
効率も悪くなる。
【0009】そこで、本発明は、新規作成フォントの管
理を適正化することにより、メモリの使用効率を向上す
るとともに、必要なメモリの容量を減少することがで
き、しかもフォント機能を高水準で維持できるページプ
リンタを提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、1ページごと
にデータを受信してイメージ展開し、このイメージデー
タに基づいて印字を行うページプリンタにおいて、受信
したデータを一時的に記憶しておく受信バッファと、所
定の基本フォントのみを記憶した基本フォント記憶手段
と、受信バッファに記憶したデータを取出してこれを解
析し、そのデータの印字に必要なフォントが所定の基本
フォントを変更するものか否かを判断するフォント判断
手段と、このフォント判断手段がそのデータの印字に必
要なフォントが基本フォントを変更するものでないと判
断すると、そのデータを基本フォント記憶手段の基本フ
ォントに基づいてイメージ展開する基本フォント展開手
段と、フォント判断手段がそのデータの印字に必要なフ
ォントが基本フォントを変更するものであると判断する
と、そのフォントを基本フォント記憶手段の基本フォン
トに基づいて新たに作成する新規フォント作成手段と、
この新規フォント作成手段で作成した新規作成フォント
を記憶しておく新規フォント記憶手段と、この新規フォ
ント記憶手段からの新規作成フォントに基づいてそのデ
ータをイメージ展開する新規フォント展開手段と、印字
終了時に新規フォント記憶手段に記憶した新規作成フォ
ントのうち最後に使用した新規作成フォントのみを残し
てすべて削除する新規フォント削除手段とを設けたもの
である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0012】図1は、回路構成を示すブロック図で、1
1は制御部本体を構成するCPU(中央処理装置)、1
2はこのCPU11が各部を制御するためのプログラム
データを記憶するROM(リード・オンリー・メモ
リ)、13はCPU11がデータ処理のために使用する
メモリ等を設けたRAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)、14はホストコンピュータ17からのキャラクタ
データをイメージデータに変換する際に使用するCGR
OM、15はキャラクタデータをイメージ展開したフォ
ントのイメージデータを記憶しておくイメージRAM、
16はホストコンピュータ17を通信回線を介して接続
するインタフェース、18は印字機構を備えたメカ系1
9を駆動制御するメカコントローラである。
【0013】このメカ系19は印字方式により異なる
が、本発明は各種のページプリンタに適用でき、例えば
電子写真式プリンタであれば、感光ドラムや露光部、現
像部、転写部等であり、サーマルプリンタ等ではイメー
ジデータに基づいて用紙に印字出力を行う印字ヘッドや
用紙を印字ヘッドへ搬送する搬送機構等である。
【0014】上記CPU11とROM12、RAM1
3、CGROM14、イメージRAM15、インタフェ
ース16、メカコントローラ18とは、バスライン20
により電気的に接続している。
【0015】上記CGROM14には、一般的に使用さ
れる所定の基本フォントのイメージデータ(シンボルセ
ット)が予め記憶されている。このシンボルセットは、
例えば通常使用されているキャラクタのアスキーコード
列の組を1単位として複数のキャラクタが含まれる。
【0016】上記CPU11はこのCGROM14のシ
ンボルセットから必要なフォントを作成してイメージR
AMへイメージ展開するようになっている。例えば、基
本フォントからあらゆる大きさのフォントを作成し、ま
た縦横変換して必要なフォントを作成するようになって
いる。
【0017】上記RAM13には、インタフェース15
を介して受信したホストコンピュータ16からの印字デ
ータ(キャラクタ)をキャラクタデータのまま一時的に
記憶しておく受信バッファ13aが設けられている。ま
た、イメージRAM14には、CPU11がシンボルセ
ットから新たに作成した新規フォントを格納しておく新
規フォントメモリ15aが設けられている。
【0018】上記CPU11は、印字を行う際、図2に
示すような印字制御を行うようになっている。ST(ス
テップ)1にてホストコンピュータ17から印字するデ
ータ(キャラクタデータ)の送信開始コマンドを受信し
たか否かを判断する。このとき、送信開始コマンドがあ
った場合は、ST2にてホストコンピュータ17からの
データを受信バッファ13aに一時的に記憶する。
【0019】続いて、ST3にて受信バッファ13aか
らデータを取出して印字出力するのに必要なフォントや
解像度等の印字情報を解析する。そしてST4にてシン
ボルセットを変更するフォントであるか否かを判断する
(フォント判断手段)。
【0020】このとき、シンボルセットを変更するフォ
ントであると判断した場合はST5にてそのフォントに
応じてCGROM14からのシンボルセットに含まれる
すべてのキャラクタに対応する必要なフォントを作成し
て(新規フォント作成手段)、新規フォントメモリ15
aに記憶する。続いてST6にて新規フォントメモリ1
5aの新規作成フォントに基づいて受信したキャラクタ
データに応じたイメージデータをイメージRAM15へ
記憶させて(新規フォント展開手段)、ST8の処理に
移る。
【0021】これに対し、ST4にてシンボルセットを
変更するフォントではないと判断した場合はST7にて
シンボルセットに基づいて受信したキャラクタデータに
応じたイメージデータをイメージRAM15へ記憶させ
て(基本フォント展開手段)、ST8の処理に移る。
【0022】そして、ST8にて1ページ分のデータ解
析が終了したか否かを判断する。このとき、1ページ分
のデータ解析が終了していないと判断した場合は、ST
3の処理に戻り、まだ1ページ分のデータ解析が終了し
と判断した場合は、ST9にてイメージRAM15か
らのイメージデータに基づいてメカコントローラ18を
介してメカ系19を制御して印字出力を行う。
【0023】続いて、ST10にて1ページ分の印字が
終了したか否かを判断する。そして、まだ1ページ分の
印字が終了していないと判断した場合はST9の処理に
戻り、1ページ分の印字が終了したと判断した場合は、
ST11にて1ページの最後に使用したフォントのみを
残して他の新規作成フォントはすべて新規フォントメモ
リ15aから削除して(新規フォント削除手段)、ST
3の処理に戻る。
【0024】このように1ページの最後に使用したフォ
ントのみを残すのは、ページの最後で使用されたフォン
トは次のページでも使用される可能性が高いことを考慮
したためである。
【0025】このような構成の本発明の実施の形態にお
いては、ホストコンピュータ17から印字データ(キャ
ラクタデータ)を受信すると、これを一時的に受信バッ
ファ13aに記憶する。そして、この受信バッファ13
aからのデータに基づいてデータ解析を行う。このデー
タ解析の結果、CGROM14のシンボルセットを変更
するフォントでない場合は、このシンボルセットのフォ
ントに基づいてイメージ展開を行う。
【0026】これに対し、データ解析の結果、CGRO
M14のシンボルセットを変更するフォントである場合
は、そのフォントに応じてこのシンボルセットに含まれ
るすべてのキャラクタに対応する必要なフォントを作成
し、新規フォントメモリ15aに記憶する。
【0027】例えば、シンボルセットが縦型文字のフォ
ントである場合に、データ解析の結果の横型文字のフォ
ントが必要なときには、シンボルセットのすべての縦型
文字を回転して横型フォントを作成して、この横型フォ
ントを新規フォントメモリ15aに記憶する。そして、
この新規作成フォントに基づいてイメージ展開を行い、
このイメージデータに基づいて印字出力を行う。
【0028】このように、新規フォントを作成すること
により、CGROM14の容量を少なくすることがで
き、しかも従来通り多くのフォントで印字できるため、
フォント機能を高水準で維持できる。
【0029】また、1ページで使用するシンボルセット
以外のフォントはすべて新規作成フォントとして新規フ
ォントメモリ15aに記憶される。このため、シンボル
セット以外のフォントが1ページに複数あった場合は、
すでに作成してある新規作成フォントからイメージ展開
できることから、新規フォントを逐次作成する場合に比
してデータ処理を速くすることができる。
【0030】そして、1ページの印字出力が終了する
と、1ページの最後に使用したフォントのみを残して他
の新規作成フォントはすべて新規フォントメモリ15a
から削除する。このように、1ページの印字終了ごとに
不要な新規作成フォントを整理して新規作成フォントの
管理を適正化することにより、新規フォントメモリ15
aの容量を節約できる。従って、メモリ全体の必要な記
憶容量を少なくすることができる。
【0031】また、1ページの最後に使用したフォント
のみを残すため、次のページの印字でそのフォントが使
用された場合でも、再度フォントを作成しなくてよいた
め、メモリの使用効率を向上することができるととも
に、データ処理を速くすることができ、全体のスループ
ットを向上することができる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、新
規作成フォントの管理を適正化することにより、メモリ
の使用効率を向上するとともに、必要なメモリの容量を
減少することができ、しかもフォント機能を高水準で維
持できるページプリンタを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図。
【図2】図1のCPUが行う印字制御を示す流れ図。
【符号の説明】
11…CPU 13a…受信バッファ 14…CGROM 15a…新規フォントメモリ(フォント記憶手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1ページごとにデータを受信してイメー
    ジ展開し、このイメージデータに基づいて印字を行うペ
    ージプリンタにおいて、受信したデータを一時的に記憶
    しておく受信バッファと、所定の基本フォントのみを記
    憶した基本フォント記憶手段と、前記受信バッファに記
    憶したデータを取出してこれを解析し、そのデータの印
    字に必要なフォントが所定の基本フォントを変更するも
    のか否かを判断するフォント判断手段と、このフォント
    判断手段がそのデータの印字に必要なフォントが基本フ
    ォントを変更するものでないと判断すると、そのデータ
    を前記基本フォント記憶手段の基本フォントに基づいて
    イメージ展開する基本フォント展開手段と、前記フォン
    ト判断手段がそのデータの印字に必要なフォントが基本
    フォントを変更するものであると判断すると、そのフォ
    ントを前記基本フォント記憶手段の基本フォントに基づ
    いて新たに作成する新規フォント作成手段と、この新規
    フォント作成手段で作成した新規作成フォントを記憶し
    ておく新規フォント記憶手段と、この新規フォント記憶
    手段からの新規作成フォントに基づいてそのデータをイ
    メージ展開する新規フォント展開手段と、印字終了時に
    前記新規フォント記憶手段に記憶した新規作成フォント
    のうち最後に使用した新規作成フォントのみを残してす
    べて削除する新規フォント削除手段とを設けたことを特
    徴とするページプリンタ。
JP7214836A 1995-08-23 1995-08-23 ページプリンタ Expired - Fee Related JP3045656B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101796588B1 (ko) * 2016-04-26 2017-11-13 한국원자력연구원 발광 고온 용융체의 낙하속도 측정장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101796588B1 (ko) * 2016-04-26 2017-11-13 한국원자력연구원 발광 고온 용융체의 낙하속도 측정장치

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