JP2000005951A - ナット自動締付け装置 - Google Patents
ナット自動締付け装置Info
- Publication number
- JP2000005951A JP2000005951A JP17443898A JP17443898A JP2000005951A JP 2000005951 A JP2000005951 A JP 2000005951A JP 17443898 A JP17443898 A JP 17443898A JP 17443898 A JP17443898 A JP 17443898A JP 2000005951 A JP2000005951 A JP 2000005951A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- tightening device
- automatic
- stopper
- rotating body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
きってしまう等して締付け方向の回転力がなくなった状
態において、ナットが弛む方向へ回転してしまうおそれ
も全くないとはいえない。 【解決手段】構造体24、25どうしを締結したボルト
B・ナットNのナットNに締め付ける方向の回転力を与
えるナット自動締付け装置1であって、ナットNに係合
する係合穴を有する回転体3と、回転体3にナットNを
締め付ける方向の回転力を付与する渦巻きバネ17と、
回転体3が渦巻きバネ17によって回転させられる方向
と逆方向の回転を規制するためのつめ車7、ストッパ2
1およびねじりバネ23とを具備するナット自動締付け
装置1である。
Description
置に係り、詳しくは、複数の被締結部材どうしを締結し
たボルト・ナットのナットに常時締付け力を与えるナッ
ト自動締付け装置に関するものである。
を互いに固定したり、小梁と軒桁を互いに固定するの
に、ボルト・ナットが用いられることが多いが、木材は
経時的な乾燥に伴って収縮するので、建築後数か月から
数年経ってナットの締付けに緩みが生じてしまうことが
ある。この場合、当該ナットが壁の内側に隠れてしまっ
ていると、ナットを締め直そうとしても事実上不可能な
ことが多い。
常時、バネの弾性力によって締付け方向への回転力を与
えるようにしたナット自動締付け装置が提案されてい
る。この種の装置としては、実用新案登録公報第250
8453号に記載されたものや、本件出願人の出願に係
る特願平8−287615号に記載されたもの等があ
る。
来のナット自動締付け装置では、バネが伸びきってしま
う等して締付け方向の回転力がなくなった状態におい
て、ナットが弛む方向へ回転してしまうおそれも全くな
いとはいえない。
されたものであり、締付け方向の回転力がなくなった場
合でも、ナットが弛む方向へ回転するのを確実に防止す
ることができるナット自動締付け装置を提供することを
目的とする。
に、本発明は、複数の被締結部材どうしを締結したボル
ト・ナットのナットに締め付ける方向の回転力を与える
ナット自動締付け装置であって、前記ナットに係合する
係合部を有する回転体と、前記回転体に前記ナットを締
め付ける方向の回転力を付与する回転力付与手段と、前
記回転体が前記回転力付与手段によって回転させられる
方向と逆方向の回転を規制する逆回転規制手段とを具備
するものである。
ット自動締付け装置において、逆回転規制手段は、回転
体に形成されたつめ車と前記つめ車のつめに噛み合うス
トッパと、前記ストッパを前記つめ車に向かって付勢す
るストッパ付勢部材とによって構成されることを特徴と
するナット自動締付け装置。
したナット自動締付け装置において、回転力付与手段
は、一端が回転体に取り付けられ、他端が被締結部材に
取り付けられるバネによって構成されることを特徴とす
ものである。
ット自動締付け装置において、バネの他端は被締結部材
に固定されるバネ取付け部材に取り付けられることを特
徴とするものである。
ット自動締付け装置において、ストッパはバネ取付部材
に取り付けられていることを特徴とするものである。
ット自動締付け装置において、ストッパ付勢部材はバネ
取付部材に取り付けられていることを特徴とするもので
ある。
るナット自動締め付け装置を図面に従って説明する。図
1から図7は実施の形態に係るナット自動締付け装置1
を示すものであり、このナット自動締付け装置1は、建
築等で用いられるボルト・ナットのナットに常時締付け
力を付与するのに適したものである。
径部5を挟んで上端にはつめ車7が、下端にはフランジ
9が一体に形成され構成されている。回転体3には、そ
の下面に開口する係合部としての係合穴11が形成され
ている。この係合穴11の内周面はナットNが係合する
ように凹凸部が形成されている。さらに回転体3には、
その上面側に開口する六角穴13が形成され、この六角
穴13と係合穴11は連通穴15を介して連通してい
る。連通穴15、係合穴11及び六角穴13は同心とな
るように設けられている。
としての渦巻きバネ17の一端が固定され、この渦巻き
バネ17は小径部15に巻き付けられている。渦巻きバ
ネ17の他端はバネ取付け部材としての取付け釘19に
連結されている。取付け釘19の先端には、ストッパ2
1が回転自在に備えられている。ストッパ21には、ス
トッパ付勢部材としてのねじりバネ23の一端が取り付
けられ、このねじりバネ23の他端は取付け釘19に取
り付けられている。逆回転規制手段は、つめ車7、スト
ッパ21およびねじりバネ23とによって構成されてい
る。
体における2つの構造材の連結部を締付け固定するボル
ト・ナットのボルトに装着して、そのナットに常時締付
け力を付与するようにした使用例について説明する。
しての構造材(例えば、梁)を示し、これら構造材24
と25は、それぞれの欠取りどうしが互いに組まれ、こ
の組まれた位置を貫通した孔27に締結用のボルトBが
通され且つこのボルトBの先端部に座金Sがはめられ、
そしてナットNが取り付けられることで互いに連結され
る。
は、回転体3をナットNに被せて、係合穴11にナット
Nを入れて係合させ、ボルトBのナットNから突出する
部分は連通穴15に収容される。そして、取付け釘19
を構造材24に打ち込む。この取付け釘19を打ち込む
位置は、ストッパ21を回転体3のつめ車7のつめ7a
に噛み合わせることができるように調節する。
1は、ねじりバネ23の弾性力によって、つめ車7に圧
接している。次いで、図2、図4に示すように、六角レ
ンチWを回転体3の六角穴13へ嵌める。そしてストッ
パ21を摘み、つめ車7からねじりバネ23の弾性力に
抗して離間させ、この状態で六角レンチWを回し、回転
体3を反時計回りの方向へ回転させる。これによって渦
巻きバネ17を小径部5に巻き付け、渦巻きバネ17を
縮め、この状態でストッパ21をつめ車7のつめ7aに
噛み合わせて、ナット自動締付け装置1のセットを完了
する。
造材24、25が縮んで、ナットNの座金Sに対する圧
着力に弛みが生じた場合には、前述のように渦巻きバネ
17は径が縮められた状態となっており、その径を拡げ
ようとする弾発力が蓄えられるので、回転体3と共にナ
ットNが締まる方向へ回転させられ、弛みが解消され
る。即ち、渦巻きバネ17により回転体3を回転させる
力の方が、ねじりバネ23によりストッパ21をつめ車
7に圧接させ回転を阻止する力より大きいので、ナット
Nの座金Sに対する圧着力に弛みが生じると、図5に示
すように回転体3が回転し、この際、つめ7aの傾斜面
とストッパ21の凹面とが摺接して、ストッパ21が反
時計回りの方向へ回動させられ、つめ7aを乗り越え
る。このようにして、ナットNに対する締付けが常時自
動的に行われる。
かの原因で回転体3にナットNが弛む方向(図において
反時計回りの方向)の力が加わっても、図6において仮
想線で示すように、ストッパ21の先端がつめ7aの反
時計回りの方向の基端部に食い込むように当接して、回
転体3が反時計回りの方向へ回転するのを規制する。従
って、渦巻きバネ17の弾性力がなくなった場合でも、
ナットNが弛む方向へ回転するのを確実に防止すること
ができる。
てきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設
計の変更などがあっても本発明に含まれる。例えば、上
記実施の形態では、つめ車7を回転体3の上端に設ける
ようにしたが、つめ車を回転体の下端、即ちフランジ9
の位置に設けるようにしてもよい。また、渦巻きバネ1
7を使用する他、トーションバネ等を用いてもよい。
定する構成とする他、取付け釘19を構造材24に固定
した後に渦巻きバネ17の他端を取付けてもよい。さら
に上記実施の形態では、取付け釘19に渦巻きバネ17
の他端を取り付け、しかもストッパ21を備えている
が、渦巻きバネ17を取付ける部材とストッパ21を取
り付ける部材を別々にする構成とすることも可能であ
る。また、渦巻きバネ17の他端を構造材24に直接固
定する構成としてもよい。
け装置にでは、回転体がナットの弛む方向へ回転するの
を防止できるようになる。
装置の斜視図である。
的のボルトに取り付けた状態を示す斜視図である。
面図である。
面図である。
作を説明するための図である。
作を説明するための図である。
Claims (6)
- 【請求項1】複数の被締結部材どうしを締結したボルト
・ナットのナットに締め付ける方向の回転力を与えるナ
ット自動締付け装置であって、前記ナットに係合する係
合部を有する回転体と、前記回転体に前記ナットを締め
付ける方向の回転力を付与する回転力付与手段と、前記
回転体が前記回転力付与手段によって回転させられる方
向と逆方向の回転を規制する逆回転規制手段とを具備す
ることを特徴とするナット自動締付け装置。 - 【請求項2】請求項1に記載したナット自動締付け装置
において、逆回転規制手段は、回転体に形成されたつめ
車と前記つめ車のつめに噛み合うストッパと、前記スト
ッパを前記つめ車に向かって付勢するストッパ付勢部材
とによって構成されることを特徴とするナット自動締付
け装置。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載したナット自動締付
け装置において、回転力付与手段は、一端が回転体に取
り付けられ、他端が被締結部材に取り付けられるバネに
よって構成されることを特徴とするナット自動締付け装
置。 - 【請求項4】請求項3に記載したナット自動締付け装置
において、バネの他端は被締結部材に固定されるバネ取
付け部材に取り付けられることを特徴とするナット自動
締付け装置。 - 【請求項5】請求項4に記載したナット自動締付け装置
において、ストッパはバネ取付部材に取り付けられてい
ることを特徴とするナット自動締付け装置。 - 【請求項6】請求項5に記載したナット自動締付け装置
において、ストッパ付勢部材はバネ取付部材に取り付け
られていることを特徴とするナット自動締付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17443898A JP4150443B2 (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | ナット自動締付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17443898A JP4150443B2 (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | ナット自動締付け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000005951A true JP2000005951A (ja) | 2000-01-11 |
JP4150443B2 JP4150443B2 (ja) | 2008-09-17 |
Family
ID=15978533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17443898A Expired - Fee Related JP4150443B2 (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | ナット自動締付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4150443B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100411809C (zh) * | 2002-07-03 | 2008-08-20 | 东芝机械株式会社 | 机床的螺母驱动装置 |
CN103899627A (zh) * | 2014-04-17 | 2014-07-02 | 桑永礼 | 一种蓄电池组合固定连接螺栓的止松自紧固装置 |
CN110397660A (zh) * | 2019-08-29 | 2019-11-01 | 海盐盛信标准件有限公司 | 一种机械设备用分体式紧固螺母 |
CN111536137A (zh) * | 2020-04-27 | 2020-08-14 | 三一重型装备有限公司 | 一种螺栓防松装置及其防松方法 |
-
1998
- 1998-06-22 JP JP17443898A patent/JP4150443B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100411809C (zh) * | 2002-07-03 | 2008-08-20 | 东芝机械株式会社 | 机床的螺母驱动装置 |
CN103899627A (zh) * | 2014-04-17 | 2014-07-02 | 桑永礼 | 一种蓄电池组合固定连接螺栓的止松自紧固装置 |
CN110397660A (zh) * | 2019-08-29 | 2019-11-01 | 海盐盛信标准件有限公司 | 一种机械设备用分体式紧固螺母 |
CN110397660B (zh) * | 2019-08-29 | 2024-04-09 | 海盐盛信标准件股份有限公司 | 一种机械设备用分体式紧固螺母 |
CN111536137A (zh) * | 2020-04-27 | 2020-08-14 | 三一重型装备有限公司 | 一种螺栓防松装置及其防松方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4150443B2 (ja) | 2008-09-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2716425B2 (ja) | 係留ネジ固定具 | |
US5934853A (en) | Nut and device for tightening provided with the same | |
US7137768B2 (en) | Fastener assembly | |
JP2554969Y2 (ja) | カム座金 | |
US20050079939A1 (en) | Belt tensioner and method | |
JPH0339828Y2 (ja) | ||
JP2000005951A (ja) | ナット自動締付け装置 | |
JPS6298015A (ja) | ボルトの脱落又は紛失防止装置 | |
JPH032954Y2 (ja) | ||
JP2001075555A (ja) | ピアノ用フレームの取付機構 | |
JP3711395B2 (ja) | 共回り防止キャップ | |
JP3025244U (ja) | 突起ビス | |
JPH0681830A (ja) | ナット | |
JPH11210734A (ja) | 止め金具構造 | |
JPH0132596Y2 (ja) | ||
JP2003042126A (ja) | ナットの緩み止め具 | |
JPH0242123B2 (ja) | ||
JPH06280840A (ja) | ナット | |
JPH0129179Y2 (ja) | ||
JP3846701B2 (ja) | 取付部品の回り止め構造 | |
JPH0318044B2 (ja) | ||
JPH0432309U (ja) | ||
JP2001020930A (ja) | ネジ式固定装置 | |
JPH08277825A (ja) | 二重ボルト | |
JP2001041220A (ja) | バネ付きハット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050506 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080603 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080630 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140704 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |