JP2000005419A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000005419A JP17544998A JP17544998A JP2000005419A JP 2000005419 A JP2000005419 A JP 2000005419A JP 17544998 A JP17544998 A JP 17544998A JP 17544998 A JP17544998 A JP 17544998A JP 2000005419 A JP2000005419 A JP 2000005419A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】「ぶら下げ基板」等を用いた不正行為を抑制す
ることの可能な遊技機を提供する。 【解決手段】パチンコ機1の遊技盤4には、第1種始動
口13及び大入賞口14が設けられている。遊技盤4の
中央部分には、表示装置18が組込まれている。表示装
置18は、液晶ディスプレイ18aを備え、ここに複数
の図柄列が表示される。各図柄列の図柄変動は、遊技球
15の第1種始動口13への入賞に基づいて開始させら
れる。また、大当たり図柄、外れリーチ図柄、外れ図柄
の中から1つが選択され、これが停止図柄として設定さ
れる。始動スイッチ19及び中継基板間を接続する信号
線に関し、中継基板側のコネクタは、ボードインタイプ
のものが採用され、中継基板に対し固着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等に代
表される遊技機に係り、特に、「ぶら下げ基板」等によ
る不正行為に対処しうる遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機の一種として、複数種類の
図柄等を、予め定められた配列で変動表示するための変
動表示装置を備えたパチンコ機が知られている。
【0003】この種のパチンコ機では、表示装置での変
動表示停止時の表示図柄(停止図柄)に応じて、リーチ
状態を経た後に遊技者に有利な状態となる「特別遊技状
態(大当たり状態)」、リーチ状態を経た後に特別遊技
状態とはならない「外れリーチ状態」、又は、リーチ状
態を経ず、かつ、特別遊技状態ともならない「外れ状
態」が発生させられる。停止図柄には、特別遊技状態を
発生させるための特別遊技図柄、外れリーチを発生させ
るための外れリーチ図柄、及び、外れ状態を発生させる
ための外れ図柄がある。
【0004】前記のようなパチンコ機では、遊技者の操
作に応じて変化する遊技状況が、所定の条件を満たすこ
と(例えば、遊技球が始動口に入賞したり、始動ゲート
を通過したりすることが近接スイッチ等により検出され
ること)に基づいて、表示装置において、図柄の変動表
示が開始される。また、上記特別遊技図柄、外れリーチ
図柄、及び、外れ図柄の中から、遊技状況に応じた停止
図柄が選択される。そして、その選択された停止図柄で
前記変動表示が停止させられる。この場合、停止図柄が
予め定められた特定の図柄であると、上述した特別遊技
状態が発生させられる。より詳しくは、大入賞口が所定
時間開放され、その開放時において、当該大入賞口に遊
技球を入賞させることにより、遊技者に対し多くの景品
球が払い出される。
【0005】このような特別遊技状態の発生の有無は、
遊技球が始動口に入賞(又は始動ゲートを通過)したこ
とが検出されるタイミングで決定される。すなわち、パ
チンコ機の制御装置は、1カウントずつ、定期的に、一
定の範囲で(例えば1カウントずつ、「2ms」毎に、
0〜199の範囲で)更新するカウンタ(乱数カウン
タ)を備えており、遊技球の始動口への入賞等が検出さ
れたときに、そのカウンタの値(乱数値)を読み出す。
そして、制御装置は、読み出された乱数値が、予め定め
られた所定値(例えば「7」)と一致する場合に、特別
遊技状態を発生させるようにしている。特別遊技状態が
発生すると、大当たりコマンドが、制御装置中の主基板
のコネクタに接続された信号線を介して中継基板へと送
信され、さらに中継基板のコネクタに接続された信号線
を介して、表示装置の表示用基板へと送信される。表示
装置では、受信された大当たりコマンドに基づいて変動
表示を制御し、変動表示停止時において上記特別遊技図
柄を発生させるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
「ぶら下げ基板」と称される不正な基板を使用した不正
行為が報告されている。この不正行為は、始動口等に設
けられた始動検出手段(近接スイッチ等)と中継基板と
の間、中継基板と主基板との間、或いは、中継基板と表
示装置の表示用基板(他の各種入出力装置の基板でもよ
い)との間に、不正な基板をぶら下げて(不正な「ぶら
下げ基板」を取付けて)、不当に特別遊技状態を発生さ
せるというものである。
【0007】より詳しくは、上述した特別遊技状態を決
定するためのカウンタと同様の動きをするカウンタ(1
カウントずつ、定期的に、一定の範囲で更新されるカウ
ンタ)を「ぶら下げ基板」内に設け、そのカウンタの値
をパチンコ機の電源投入に合わせて「0」にクリヤ(初
期化)することにより、「ぶら下げ基板」内で特別遊技
状態の発生タイミングを把握するのである。そして、そ
の把握した大当たりの発生タイミングに合わせて、「ぶ
ら下げ基板」内で遊技球の始動口への入賞信号(又は通
過信号)を不正に生成し、前記主基板へ出力して、不当
に特別遊技状態を発生させるのである。
【0008】ところで、従来では、近接スイッチと中継
基板との間、中継基板と主基板との間、或いは、中継基
板と他の各種入出力装置の基板との間には、多種多様に
わたる信号を送受信するための複数の信号線が介設され
ている。上述した「ぶら下げ基板」は、一部の信号線を
外した状態で、中継基板に直接取付けられるのが一般的
であり、かかる取付はパチンコ機に関する知識をもった
者にとっては比較的容易に行うことができるものであっ
た。
【0009】しかも、従来では、遊技盤の裏面側におけ
る中継基板の近傍等は、上述した信号線が密集した状態
で複雑に配設されていた。このため、仮に「ぶら下げ基
板」が取付けられたとしても、該「ぶら下げ基板」が複
雑に配設された信号線に紛れるようにして隠されること
により、「ぶら下げ基板」を発見することが困難となっ
てしまうケースもあった。このように、従来では、「ぶ
ら下げ基板」を用いた不正行為により、多大な被害を被
っているという問題があり、しかも、その不正行為の発
見も容易ではなかった。
【0010】本発明は、上述した問題に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、「ぶら下げ基板」等を用い
た不正行為を抑制することのできる遊技機を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、所定の契機を検
出する検出手段と、前記検出手段により検出された所定
の契機が特定の条件を満たす場合に、遊技者にとって有
利となる特別遊技状態を発生させる旨の信号を出力する
制御手段を有してなる主基板と、前記主基板の外部に設
けられ、少なくとも前記信号に基づいて駆動制御される
動作装置と、前記検出手段及び前記主基板間、並びに、
前記主基板及び前記動作装置間での信号の送信を許容す
るための複数の信号線と、前記信号線の途中に介設され
る中継基板とを備えた遊技機であって、前記中継基板側
における前記信号線の少なくとも一部のコネクタを、前
記中継基板に対し固着させたことをその要旨としてい
る。
【0012】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載の遊技機において、前記固着されたコネクタ
は、前記検出手段から延びる信号線のコネクタを含んで
いることをその要旨としている。
【0013】さらに、請求項3に記載の発明では、所定
の契機を検出する検出手段と、前記検出手段により検出
された所定の契機が特定の条件を満たす場合に、遊技者
にとって有利となる特別遊技状態を発生させる旨の信号
を出力する制御手段を有してなる主基板と、前記主基板
の外部に設けられ、少なくとも前記信号に基づいて駆動
制御される動作装置と、前記検出手段及び前記主基板
間、並びに、前記主基板及び前記動作装置間での信号の
送信を許容するための複数の信号線とを備えた遊技機で
あって、前記検出手段及び前記主基板間を信号線で直接
連結するとともに、その信号線の前記主基板側における
コネクタを、前記主基板に対し固着させたことをその要
旨としている。
【0014】併せて、請求項4に記載の発明では、請求
項2又は3に記載の遊技機において、前記信号線の前記
検出手段側のコネクタは、前記検出手段に対し着脱可能
であることをその要旨としている。
【0015】(作用)上記請求項1に記載の遊技機によ
れば、検出手段により検出された所定の契機が特定の条
件を満たす場合に、主基板に設けられた制御手段によっ
て、遊技者にとって有利となる特別遊技状態を発生させ
る旨の信号が出力される。また、主基板の外部に設けら
れた動作装置は、少なくとも前記信号に基づいて駆動制
御される。さらに、検出手段及び主基板間、並びに、主
基板及び動作装置間での信号の送信は複数の信号線によ
って許容される。併せて、信号線の途中に介設される中
継基板によって、信号線が複雑に入り乱れるのが回避さ
れ、信号線の整然化が図られる。
【0016】さて、本発明では、中継基板側における信
号線の少なくとも一部のコネクタが、中継基板に対し固
着されている。このため、中継基板から当該信号線を外
して、「ぶら下げ基板」を中継基板に不正に介設しよう
としても、その信号線の取り外しが困難であるととも
に、仮に、信号線を取り外すことができたとしてもそこ
への「ぶら下げ基板」の取付は困難となる。
【0017】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、前記固着されたコ
ネクタは、前記検出手段から延びる信号線のコネクタを
含んでいる。ここで、「ぶら下げ基板」には、検出手段
の検出信号を、所定のタイミングを見計らって主基板の
制御手段の方へと不正に送信するタイプが多い。従っ
て、本発明によれば、かかる多いタイプの「ぶら下げ基
板」に対し、より効果的に上記作用を奏しうる。
【0018】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
請求項1に記載の発明における中継基板が設けられてお
らず、その代わりに、検出手段及び主基板間が信号線で
直接連結される。そして、本発明では、その信号線の主
基板側におけるコネクタが、主基板に対し固着されてい
る。従って、主基板から当該信号線を外して、「ぶら下
げ基板」を主基板に不正に介設しようとしても、その信
号線の取り外しが困難であるとともに、仮に、信号線を
取り外すことができたとしてもそこへの「ぶら下げ基
板」の取付は困難となる。また、主基板が封印されてい
るような場合には、信号線の取り外しがより一層困難と
なる。
【0019】併せて、請求項4に記載の発明によれば、
請求項2又は3に記載の遊技機において、前記信号線の
前記検出手段側のコネクタは、検出手段に対し着脱可能
である。このため、遊技機の組立時等においては、検出
手段及び中継基板(又は主基板)を所定の部位にセット
しておいた上で、信号線を連結することができる。ま
た、解体時等においても、検出手段及び中継基板(又は
主基板)間の信号線の切り離しが容易に行われうる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明における遊技機
を、第1種始動口付パチンコ遊技機(以下、単に「パチ
ンコ機」という)に具体化した一実施の形態を、図面に
基づいて詳細に説明する。
【0021】図1はパチンコ機1の分解斜視図であり、
図2はパチンコ機1の正面図である。図1に示すよう
に、パチンコ機1の機枠2の前面一側には前面枠3が開
閉自在に装着されている。その前面枠3の裏側には、遊
技盤4が窓孔5に臨むようにして着脱自在に設置され
る。また、前面枠3の裏側の一側部には、機構盤6が上
下の取付金具を介して開閉可能に装着されている。
【0022】遊技盤4の裏側には、入賞球を集合させる
ための入賞球集合カバー7が取付けられており、遊技盤
4の裏面主要部たる中央部分をほぼ覆っている。この入
賞球集合カバー7の外側表面には、主基板C(図2,3
参照)を組み込んでなる基板ボックス8が固着されてい
る。また、遊技盤4の裏面であって、入賞球集合カバー
7の上方位置には、中継基板Nが取付けられている。こ
れら主基板C及び中継基板Nの詳細については後述す
る。
【0023】図2に示すように、パチンコ機1の遊技盤
4の表側には、第1種始動口13及び大入賞口14が設
けられている。第1種始動口13は、遊技球15の通路
を備えており、その通路入口には羽根16が開閉可能に
支持されている。
【0024】また、大入賞口14の前には、シャッタ1
7が設けられている。このシャッタ17は、大入賞口1
4の側部に設けられた大入賞口用ソレノイドにより作動
させられ、大入賞口14を開閉する。詳しくは、当該ソ
レノイドが励磁状態となることにより、シャッタ17が
略水平に傾き、これにより大入賞口14が開かれる。ま
た、ソレノイドが非励磁状態となることにより、シャッ
タ17が略垂直状態となり、これにより大入賞口14は
閉鎖される。
【0025】遊技盤4の中央部分(大入賞口14の上
方)には、特別図柄表示装置(以下、単に「表示装置」
という)18が組込まれている。表示装置18は、液晶
(LCD)ディスプレイ18aを備えており、ここに複
数の(例えば3つの)図柄列が表示される。図柄列は、
基本的には、複数種類の図柄によって構成されている。
これらの図柄は、特別遊技図柄としての大当たり図柄、
外れリーチ図柄及び外れ図柄のいずれかになりうる。
【0026】表示装置18のLCDディスプレイ18a
では、各図柄列の図柄変動(回転変動)が、遊技球15
の第1種始動口13への入賞に基づいて開始させられ
る。また、大当たり図柄、外れリーチ図柄、外れ図柄の
中から1つが選択され、これが停止図柄として設定され
る。停止図柄とは、各図柄列が図柄変動を停止したとき
に表示される図柄である。
【0027】大当たり図柄は、いわゆるリーチ状態を経
た後、遊技者に有利な大当たり状態(特別遊技状態)を
発生させるための図柄である。詳しくは、全ての図柄列
の変動が停止させられたとき、表示されている図柄の組
合せが、予め定められた大当たりの組合せ、すなわち、
同一種類の図柄が大当たりラインに沿って並んでいると
きの同図柄の組合せ(例えば、「7」、「7」、「7」
の図柄)となる場合がある。この組合せを構成する図柄
が「大当たり図柄」である。大当たりの組合せが成立す
ると、特別電動役物が作動し(所定時間(又は所定個数
入賞するまで)、所定回数だけ大入賞口14が開か
れ)、遊技者にとって有利な大当たり状態が到来する。
すなわち、遊技者は、開放されている大入賞口14に遊
技球15を多数入賞させることにより、より多くの景品
球を獲得することが可能となる。
【0028】表示装置18において、LCDディスプレ
イ18aの上方には、発光ダイオード(LED)からな
る保留ランプ9a,9b,9c,9dが組み込まれてい
る。保留ランプ9a〜9dは、基本的には第1種始動口
13への入賞に基づく変動表示の保留毎に点灯させら
れ、その保留に対応した変動表示の実行に伴い消灯させ
られる。さらに、パチンコ機1には、遊技の進行に応じ
て効果音を発生する図示しないスピーカーが設けられて
いる。
【0029】このほかにも、パチンコ機1の複数箇所に
は、遊技効果を高めるための各種ランプが取付けられて
いる。これらのランプは、例えば風車ランプ、上部コー
ナー飾り、下部コーナー飾り等からなり、遊技の進行に
応じて点灯状態(消灯、点灯、点滅等)が適宜変えられ
るようになっている。
【0030】本実施の形態では、遊技者の操作に応じて
変化するパチンコ機1の遊技状態を検出するべく、遊技
盤4には、始動スイッチ19(検出手段を構成する)を
はじめとする種々の検出スイッチが取付けられている。
始動スイッチ19は、遊技球15の第1種始動口13へ
の入賞を検出するためのものであって、近接スイッチ、
光スイッチ、機械式スイッチ等が用いられる。
【0031】次に、上述した主基板C及び中継基板Nの
詳細について説明する。主基板Cは、始動スイッチ19
等の各種検出スイッチの検出結果に基づき、ソレノイド
や、表示装置18、各保留ランプ9a〜9d、各種ラン
プ、スピーカ等をそれぞれ駆動制御するための制御手段
を備えてなる。この主基板Cは、前記基板ボックス8内
に封印されており、その封印を開封しなければ、外部操
作(例えば後述するROM22等を取り外すこと)がで
きないようになっている。
【0032】図3に示すように、主基板Cは、演算手段
である中央処理装置(CPU)21と、各種制御プログ
ラム等を記憶した読み出し専用メモリ(ROM)22
と、各種データ等を記憶するためのランダムアクセスメ
モリ(RAM)23とを備えている。RAM23には、
コマンドバッファとコマンドカウンタとが設けられてい
る。コマンドバッファは、各種制御データを一時的に記
憶するためのバッファである。コマンドカウンタは、表
示装置18等の各種出力装置(周辺装置)へ送信される
制御データの番号を示すカウンタである。コマンドバッ
ファに書き込まれた制御データは、1回のタイマ割込処
理により1バイトずつ表示装置18等の各種出力装置へ
送信されるが、その送信される制御データの番号を示す
ものがコマンドカウンタである。
【0033】また、RAM23は、大当たりの発生を決
定するための乱数カウンタをも備えている。この乱数カ
ウンタは、CPU21により実行される乱数更新処理に
より、所定(例えば「0」〜「199」)の範囲で、例
えば2ms毎に、1カウントずつ更新される。本実施の
形態では、乱数カウンタの値が例えば「7」であるとき
に、遊技球15が第1種始動口13に入賞することに基
づいて、大当たり状態が発生させられるようになってい
る。
【0034】これらのCPU21、ROM22、RAM
23は、バスライン24を介して互いに接続されてい
る。バスライン24は、また、入出力ポート25にも接
続されている。この入出力ポート25は、コネクタ3
1,40及び信号線32,39を介して、中継基板Nの
コネクタ33,38と接続されている。また、中継基板
Nの別のコネクタ34は、信号線35及びコネクタ36
を介して表示装置18等の各種出力装置と接続されてい
る。また、中継基板Nのさらに別のコネクタ37は、信
号線20及びコネクタ41を介して、前記始動スイッチ
19に接続されている。すなわち、主基板Cは、始動ス
イッチ19等から、中継基板N、入出力ポート25を介
して入力される入賞信号等に基づいて、入出力ポート2
5、中継基板Nを介して表示装置18等の各種出力装置
へ、制御データ等の各種の動作信号(動作コマンド)を
送って、各装置を駆動制御するのである。次に、本実施
の形態の特徴的部分について説明する。
【0035】図5に示すように、始動スイッチ19及び
中継基板N間を接続する信号線20に関し、中継基板N
側のコネクタ37は、ボードインタイプのものが採用さ
れており、中継基板Nに対し直接半田付けがなされてい
る。これにより、コネクタ37は中継基板Nに固着され
た状態となっており、中継基板Nからコネクタ37を抜
いたり差し込んだりすることが容易にはできないように
なっている。
【0036】また、図4に示すように、前記信号線20
に関し、始動スイッチ19側のコネクタ41は、始動ス
イッチ19に対し着脱可能となっている。
【0037】さらに、本実施の形態では、信号線32,
35,39に関し、中継基板N側のコネクタ33,3
4,38についても、ボードインタイプのものが採用さ
れており、中継基板Nに対し直接半田付けがなされてい
る。
【0038】併せて、本実施の形態では、始動スイッチ
19及び中継基板N間を接続する信号線20は、他の信
号線32,35,39と異なり、蛍光色を有しており、
目視において容易に確認できるようになっている。ま
た、当該信号線20の両端のコネクタ41,37につい
ても、他のコネクタ33,34,38と異なり、蛍光色
を有しており、目視において容易に確認できるようにな
っている。
【0039】以上詳述したように、本実施の形態によれ
ば、中継基板N側における信号線32,35,20,3
9のコネクタ33,34,37,38が、中継基板Nに
対し半田付けにより固着されている。このため、中継基
板Nから当該信号線32,35,20,39を外して、
「ぶら下げ基板」を中継基板に不正に介設しようとして
も、その信号線32,35,20,39の取り外しが困
難であるため、「ぶら下げ基板」の取付は困難となる。
その結果、「ぶら下げ基板」を用いた不正行為を抑制す
ることができる。
【0040】特に、本実施の形態では、始動スイッチ1
9及び中継基板N間を接続する信号線20の中継基板N
側のコネクタ37が、中継基板Nに対し直接固着されて
いる。ここで、「ぶら下げ基板」には、始動スイッチ1
9からの入賞信号に相当する信号を作成し大当たりとな
るタイミングを見計らって主基板Cの方へと不正に送信
するタイプが多い。従って、本実施の形態によれば、か
かる多いタイプの「ぶら下げ基板」に対し、より効果的
に上記作用を奏しうる。その結果、より効果的に不正行
為を抑制することができる。
【0041】加えて、始動スイッチ19及び中継基板N
間を接続する信号線20及びコネクタ41,37は、他
の信号線32,35,39や他のコネクタ33,34,
38と異なり、蛍光色を有しており、目視において容易
に確認できるようになっている。このため、万が一「ぶ
ら下げ基板」が不正に設けられたとしても、その不正が
目視において容易に確認しうる。かかる意味で、さら
に、効果的に不正行為を抑制することができる。
【0042】さらに、本実施の形態によれば、始動スイ
ッチ19側のコネクタ41は、始動スイッチ19に対し
着脱可能となっている。このため、パチンコ機1の組立
時等においては、始動スイッチ19及び中継基板N等を
所定の部位にセットしておいた上で、コネクタ41を介
して信号線20を始動スイッチ19に容易に連結するこ
とができる。また、故障等による始動スイッチ19の交
換時等においても、始動スイッチ19及び中継基板N間
の信号線20の切り離しが容易に行われうる。その結
果、従来に比べて作業性の低下を招いてしまうことがな
い。
【0043】尚、本発明は上述した実施の形態の記載内
容に限定されるものではなく、従って、発明の趣旨を逸
脱しない範囲で、例えば次のように実施してもよい。
【0044】(a)上記実施の形態では、始動スイッチ
19からの検出信号が信号線20を介してまず中継基板
Nに入力されるような構成とした。これに対し、図6に
示すように、始動スイッチ19からの検出信号が信号線
20を介して直接主基板Cに入力されるような構成とし
てもよい。但し、この場合には、その信号線20におけ
るコネクタ40が、主基板Cに対し固着されている必要
がある。
【0045】上記のような構成とすることにより、主基
板Cから当該信号線20を外して、「ぶら下げ基板」を
主基板に不正に介設しようとしても、その信号線20の
取り外しが困難であるとともに、仮に、信号線20を取
り外すことができたとしてもそこへの「ぶら下げ基板」
の取付は困難となる。従って、上記実施の形態と同等の
作用効果が奏される。また、主基板Cは封印されている
ので、信号線20の取り外しがより一層困難となる。そ
の結果、より一層効果的に不正行為の抑制を図ることが
できる。
【0046】(b)また、上記(a)のように信号線2
0のコネクタ40を直接主基板Cに固着するような構成
とした場合、中継基板Nを一切設けないような構成とし
てもよい。
【0047】(c)上記実施の形態では、始動スイッチ
19及び中継基板N間を接続する信号線20及びコネク
タ41,37の色として蛍光色を用い、他の信号線3
2,35,39や他のコネクタ33,34,38と区別
しうることとした。これに対し、他の色を用いて区別し
うることとしてもよい。また、他の信号線やコネクタと
を区別することなく、同一色を用いてもよい。
【0048】(d)上記実施の形態では、中継基板N側
のコネクタ33、34,37,38として、ボードイン
タイプのものを採用することとしたが、必ずしもそのよ
うな構成としなくてもよく、容易に着脱ができないよう
に固着されていればよい。
【0049】(e)本発明は、上記実施の形態とは異な
るタイプの(第1種始動口付パチンコ機以外の)パチン
コ機にも適用できる。従って、例えば第3種パチンコ機
等にも応用できる。また、本発明は、パチンコ機以外に
も、他のアレパチ、アレンジボール等の遊技機にも応用
可能である。
【0050】(f)上記実施の形態で例示した各種出力
装置以外の他の出力装置を有する遊技機にも具体化でき
る。例えば、上記実施の形態では、表示装置18にLC
Dディスプレイ18aを備えたパチンコ機1に本発明を
適用したが、LCDディスプレイ18a以外にも、CR
T、ドットマトリックスLED、エレクトロルミネッセ
ンス(EL)、蛍光表示管、回転ドラム等を備えた表示
装置としてもよい。
【0051】特許請求の範囲の請求項に記載されないも
のであって、上記実施の形態から把握できる技術的思想
について以下に記載する。
【0052】(1)請求項1〜4に記載の遊技機におい
て、前記中継基板に固着されたコネクタ及び信号線の少
なくとも一方は、他のコネクタ及び信号線の少なくとも
一方と区別しうる外観を呈していることを特徴とする。
【0053】(2)請求項1〜4及び上記付記(1)に
記載の遊技機において、前記制御手段は、乱数カウンタ
の値を更新する更新手段と、前記検出手段により検出さ
れた所定の契機に基づき前記乱数カウンタの値を読み出
す読出手段と、その読出手段により読み出された前記乱
数カウンタの値が予め定められた値の1つと一致する場
合に、遊技者に対し所定の条件下で遊技者に有利な特別
遊技状態を発生せしめる特別遊技状態発生手段とを備え
ていることを特徴とする。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の遊技機に
よれば、「ぶら下げ基板」等を用いた不正行為を抑制す
ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるパチンコ機を示す分解斜
視図である。
【図2】パチンコ機を示す正面図である。
【図3】パチンコ機の主基板等の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図4】始動スイッチ及びコネクタ等を示す分解斜視図
である。
【図5】中継基板及びコネクタを示す部分側面図であ
る。
【図6】別の実施の形態におけるパチンコ機の主基板等
の電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…遊技機としてのパチンコ機、4…遊技盤、8…基板
ボックス、13…第1種始動口、14…大入賞口、15
…遊技球、18…表示装置、19…始動スイッチ、21
…CPU、22…ROM、23…RAM、32,35,
39,20…信号線、31,33,34,36,37,
38,40,41…コネクタ、C…主基板、N…中継基
板。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の契機を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された所定の契機が特定の条件
    を満たす場合に、遊技者にとって有利となる特別遊技状
    態を発生させる旨の信号を出力する制御手段を有してな
    る主基板と、 前記主基板の外部に設けられ、少なくとも前記信号に基
    づいて駆動制御される動作装置と、 前記検出手段及び前記主基板間、並びに、前記主基板及
    び前記動作装置間での信号の送信を許容するための複数
    の信号線と、 前記信号線の途中に介設される中継基板とを備えた遊技
    機であって、 前記中継基板側における前記信号線の少なくとも一部の
    コネクタを、前記中継基板に対し固着させたことを特徴
    とする遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機において、 前記固着されたコネクタは、前記検出手段から延びる信
    号線のコネクタを含んでいることを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 所定の契機を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された所定の契機が特定の条件
    を満たす場合に、遊技者にとって有利となる特別遊技状
    態を発生させる旨の信号を出力する制御手段を有してな
    る主基板と、 前記主基板の外部に設けられ、少なくとも前記信号に基
    づいて駆動制御される動作装置と、 前記検出手段及び前記主基板間、並びに、前記主基板及
    び前記動作装置間での信号の送信を許容するための複数
    の信号線とを備えた遊技機であって、 前記検出手段及び前記主基板間を信号線で直接連結する
    とともに、その信号線の前記主基板側におけるコネクタ
    を、前記主基板に対し固着させたことを特徴とする遊技
    機。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の遊技機におい
    て、 前記信号線の前記検出手段側のコネクタは、前記検出手
    段に対し着脱可能であることを特徴とする遊技機。
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