JP2000005179A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

Info

Publication number
JP2000005179A
JP2000005179A JP18575898A JP18575898A JP2000005179A JP 2000005179 A JP2000005179 A JP 2000005179A JP 18575898 A JP18575898 A JP 18575898A JP 18575898 A JP18575898 A JP 18575898A JP 2000005179 A JP2000005179 A JP 2000005179A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mode
ultrasonic
image
ultrasonic probe
doppler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18575898A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuro Machida
悦郎 町田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP18575898A priority Critical patent/JP2000005179A/ja
Publication of JP2000005179A publication Critical patent/JP2000005179A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、生体内に超音波を送波し生体内で反
射して戻ってきた超音波を受信する超音波探触子を備え
た超音波プローブが接続され、超音波探触子に超音波の
送受信を繰り返させてその送受信を繰り返す間に得られ
た受信信号に基づく画像を表示する超音波診断装置に関
し、移動あるいは回動自在な超音波探触子を備えた超音
波プローブを用いる場合において、超音波探触子を移動
もしくは回動させ超音波探触子と生体との位置関係が変
動した場合であっても、位置関係を容易に把握すること
ができる機構を備える。 【解決手段】パルスドプラモード、Mモード等スクロー
ル画像を表示するモードに切り替えられている状態にお
いて、超音波探触子が移動もしくは回動された場合にB
モードに切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体内に超音波を
送波し生体内で反射して戻ってきた超音波を受信する超
音波探触子を備えた超音波プローブが接続され、超音波
探触子に超音波の送受信を繰り返させてその送受信を繰
り返す間に得られた受信信号に基づく画像を表示する超
音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波を送受信する超音波探触子を備え
た超音波プローブが接続され、生体、特に人体内に超音
波を送波し、人体内の各組織等で反射して戻ってきた超
音波を受信して受信信号を得、その受信信号による人体
内の画像を生成する超音波診断装置が、従来から、生体
内部の疾患の診断に役立てられている。このような超音
波診断装置は、通常、各種のモードを有しており、ある
モードに切り替えられると、そのモードに適した超音波
送受信方法や信号処理方法が採用され、そのモードに応
じた画像が表示される。以下に、超音波診断装置の主な
いくつかのモードについて説明する。尚、以下に説明す
る各種のモードは、ある1台の超音波診断装置に全て組
み込まれているとは限らず、機種等によっては一部のモ
ードが存在しない超音波診断装置もあり得る。
【0003】(Bモード)このBモードは、最も一般的
な超音波画像であり、生体内のある1つの断層面内にお
ける複数本の走査線にそれぞれ沿って超音波を順次送受
信し、その結果、得られた受信信号に基づいて、生体内
のその断層面内の反射超音波強度分布を表わす画像(こ
れをBモード画像とする)を表示するモードである。こ
のBモード画像はリアルタイムの動画像であるが、例え
ば他のモードに切り替えられた場合等において、そのB
モード画像を表示画面上から消去するのではなく、新た
なBモード画像の生成は停止し、表示画面上にその直前
のBモード画像を静止画像(フリーズ画像と称する)で
表示しておくこともできる。他のモードにおける画像も
同様である。
【0004】(カラードプラモード)カラードプラモー
ドとは、超音波が生体内の血流で反射するとその反射超
音波はその血流の方向及び速度に応じた周波数偏移を受
けるというドプラ現象を利用し、反射超音波のうちの周
波数偏移を受けた成分を抽出して、各点の血流の方向お
よび速度を求め、例えば超音波の送受信を担う超音波プ
ローブに近づく方向の血流を赤、遠ざかる方向の血流を
青、それらの輝度で血流速度を表わした速度分布画像
(カラードプラ画像)を表示するモードである。このカ
ラードプラ画像は、通常、上述のBモード画像に重畳し
て、そのBモード画像の全領域あるいは指定された一部
領域について表示される。このときのBモード画像及び
カラードプラ画像はいずれも動画像で表示されるが、上
述したように、ある一時点の静止画像(フリーズ画像)
を表示することもできる。
【0005】(パワードプラモード)このパワードプラ
モードは、上記のカラードプラモードと同様、反射超音
波のうちの周波数偏移を受けた成分を抽出して各点にお
ける信号の強度、すなわち、各点における血流のパワー
を求め、各点の血流パワーに応じた色味あるいは輝度の
カラー画像(パワードプラ画像)を表示するモードであ
る。このパワードプラ画像は、上述したカラードプラ画
像と同様、通常は、上述のBモード画像に重畳して、そ
のBモード画像の全域あるいは指定された一部領域につ
いて表示される。このときのBモード画像及びパワード
プラ画像はいずれも動画像で表示されるが、上述したよ
うに、ある一時点の静止画像(フリーズ画像)を表示す
ることもできる。
【0006】(パルスドプラモード)上述のカラードプ
ラモードは、二次元的な広がりをもったある領域の血流
速度分布を求めて表示するモードであるが、このパルス
ドプラモードは、生体内のある一点に目がけて超音波パ
ルスを多数回送受信し、その一点の血流速度を、カラー
ドプラモードにおける二次元的な領域内の各点の血流速
度よりも高精度に求め、その一点の血流速度の時間的変
化を表わすパルスドプラ画像を表示するモードである。
このパルスドプラモードでは、通常、そのパルスドプラ
画像が時間軸方向にスクロールする(新たな波形部分が
追加され時間的に古い波形部分が消去されながら時間軸
方向に波形が移動する)動画像が表示される。このスク
ロールを停止させたフリーズ画像を表示することもでき
る。
【0007】(連続波ドプラモード)生体内の、ある1
つの超音波送受信方向に連続波としての超音波を送受信
し、その超音波送受信方向に沿う一本の走査線上の平均
的な血流の時間的変化を表す連続波ドプラ画像を表示す
るモードである。この連続波ドプラモードでは、上記の
パルスドプラモードにおけるパルスドプラ画像と同様、
通常、連続波ドプラ画像が時間軸方向にスクロールする
動画像が表示される。
【0008】(Mモード)生体内の、ある1つの超音波
送受信方向に繰り返し超音波パルスを送受信し、その超
音波送受信方向に沿う一本の走査線上の、すなわち、一
次元的な超音波反射強度分布の時間的変化を表すMモー
ド画像を表示するモードである。このMモードでは、通
常、その一本の走査線上の超音波反射強度分布が時間軸
方向にスクロールする動画像が表示される。
【0009】(カラーMモード)上記のMモードにおけ
るMモード画像上にカラーで重畳された、そのMモード
画像が表わす一本の走査線上の血流分布の時間的変化を
表すカラーMモード画像を表示するモードである。この
カラーMモードでは、通常、その一本の走査線上の超音
波反射強度分布及び血流分布が時間軸方向にスクロール
する動画像が表示される。超音波診断装置は、通常、以
上に説明した各種のモードの中のいくつかあるいは全部
を有している。
【0010】次に、超音波プローブについて説明する。
超音波診断装置に接続される超音波プローブにも、例え
ば腹部の診察に適した超音波プローブや、心臓の診察に
適した超音波プローブ等、各種の超音波プローブが存在
する。それら各種の超音波プローブのうち、その超音波
プローブの先端部に移動もしくは回動が自在な超音波探
触子を備えた超音波プローブが知られている。そのよう
な超音波プローブの1つに経食道(TEEC)プローブ
と呼ばれるものが存在する。この経食道プローブは、そ
の先端がカテーテル状に構成されていて人体の食道に挿
入され、その食道の内側から心臓を観察するための超音
波プローブである。そのカテーテル状の先端部には、超
音波探触子が回動自在に備えられており、その経食道プ
ローブの、人体の口から外に出た部分に備えられたつま
み等の操作子を操作すると先端部に備える超音波探触子
がその操作に応じて回動するように構成されている。こ
の経食道プローブは近年診断に多用されるようになって
きており、心臓の超音波診断の精度向上に大いに貢献し
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の経食
道プローブ等に移動もしくは回転自在な超音波探触子を
備えた超音波プローブを超音波診断装置に接続して、例
えばパルスドプラモードや連続波ドプラモード等、人体
内のある一点あるいはある一本の走査線上のスクロール
画像を観察している状況において、超音波探触子を移動
あるいは回転させると、超音波探触子と、人体内のどの
点、あるいはどのラインについて観察しているのか全く
不明となってしまうという問題がある。本発明は、上記
事情に鑑み、移動あるいは回動自在な超音波探触子を備
えた超音波プローブを用いる場合において、超音波探触
子を移動もしくは回動させ超音波探触子と生体との位置
関係が変動した場合であっても、位置関係を容易に把握
することができる機構を備えた超音波診断装置を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の超音波診断装置のうちの第1の超音波診断装置は、
生体内に超音波を送波し生体内で反射して戻ってきた超
音波を受信する超音波探触子を備えた超音波プローブが
接続され、その超音波探触子に超音波の送受信を繰り返
させて送受信を繰り返す間に得られた受信信号に基づく
画像を表示する超音波診断装置において、接続された超
音波プローブが、移動もしくは回動が自在な超音波探触
子と、その超音波探触子の移動もしくは回動を検知する
検知器とを備えたものであって、生体の断層面内の、超
音波反射強度分布を表わすBモード画像を動画像で表示
するBモードを含む、その生体内の情報を各種の動画像
で表示する2以上のモードを有し、上記2以上のモード
の内のBモードを除く残りのモードの内の所定の被切替
モードの動画像が表示されている場合に、上記超音波探
触子の移動もしくは回動を受けてBモードに切り替える
モード切替手段を備えたことを特徴とする。
【0013】ここで、上記第1の超音波診断装置におい
て、上記モード切替手段が、超音波探触子の移動もしく
は回動を受けてBモードに切り替えた後、再度、Bモー
ドに切り替える前の被切替モードに切り替えるものであ
ってもよい。また、上記目的を達成する本発明の超音波
診断装置のうちの第2の超音波診断装置は、生体内に超
音波を送波し生体内で反射して戻ってきた超音波を受信
する超音波探触子を備えた超音波プローブが接続され、
その超音波探触子に超音波の送受信を繰り返させて送受
信を繰り返す間に得られた受信信号に基づく画像を表示
する超音波診断装置において、接続された超音波プロー
ブが、移動もしくは回動が自在な超音波探触子と、その
超音波探触子の移動もしくは回動を検知する検知器とを
備えたものであって、生体の断層面内の、超音波反射強
度分布を表わすBモード画像の動画像に重畳して、その
Bモード画像の全域あるいは一部領域に、その領域内の
血流速度分布がカラーで表示されたカラードプラ画像を
動画像で表示するカラードプラモードを含む、生体内の
情報を各種の動画像で表示する2以上のモードを有し、
上記2以上のモードの内のカラードプラモードを除く残
りモードの内の所定の被切替モードの動画像が表示され
ている場合に、上記超音波探触子の移動もしくは回動を
受けてカラードプラモードに切り替えるモード切替手段
を備えたことを特徴とする。
【0014】ここで、上記第2の超音波診断装置におい
て、上述した第1の超音波診断装置の場合と同様、上記
モード切替手段が、超音波探触子の移動もしくは回動を
受けてカラードプラモードに切り替えた後、再度、カラ
ードプラモードに切り替える前の被切替モードに切り替
えるものであってもよい。さらに、上記目的を達成する
本発明の超音波診断装置のうちの第3の超音波診断装置
は、生体内に超音波を送波し生体内で反射して戻ってき
た超音波を受信する超音波探触子を備えた超音波プロー
ブが接続され、その超音波探触子に超音波の送受信を繰
り返させて送受信を繰り返す間に得られた受信信号に基
づく画像を表示する超音波診断装置において、接続され
た超音波プローブが、移動もしくは回動が自在な超音波
探触子と、その超音波探触子の移動もしくは回動を検知
する検知器とを備えたものであって、生体の断層面内
の、超音波反射強度分布を表わすBモード画像の動画像
に重畳して、そのBモード画像の全域あるいは一部領域
に、その領域内の血流パワー分布がカラーで表示された
パワードプラ画像を動画像で表示するパワードプラモー
ドを含む、生体内の情報を各種の動画像で表示する2以
上のモードを有し、
【0015】上記2以上のモードの内のパワードプラモ
ードを除く残りモードの内の所定の被切替モードの動画
像が表示されている場合に、上記超音波探触子の移動も
しくは回動を受けてパワードプラモードに切り替えるモ
ード切替手段を備えたことを特徴とする。ここで、上記
第3の超音波診断装置においても、上述した第1の超音
波診断装置あるいは第2の超音波診断装置の場合と同
様、上記モード切替手段が、超音波探触子の移動もしく
は回動を受けてパワードプラモードに切り替えた後、再
度、パワードプラモードに切り替える前の被切替モード
に切り替えるものであってもよい。上記第1、第2、あ
るいは第3の超音波診断装置において、上記被切替モー
ドとして、生体内の一点の血流の時間的変化を表わすパ
ルスドプラ画像が時間軸方向にスクロールされてなる動
画像を表示するパルスドプラモード、生体内の、ある1
つの超音波送受信方向に沿う一本の走査線上の平均的な
血流の時間的変化を表わす連続波ドプラ画像が時間軸方
向にスクロールされてなる動画像を表示する連続波ドプ
ラモード、生体内の、ある1つの超音波送受信方向に沿
う一本の走査線上の超音波反射強度分布の時間的変化を
表わすMモード画像が時間軸方向にスクロールされてな
る動画像を表示するMモード、および生体内の、ある1
つの超音波送受信方向に沿う一本の走査線上の超音波反
射強度分布の時間的変化を表わすMモード画像が時間軸
方向にスクロールされてなる動画像に重畳して、その一
本の走査線上の血流分布の時間的変化を表わすカラーM
モード画像が時間軸方向にスクロールされてなる動画像
を表示するカラーMモードのうち少なくとも1つを有す
るものであってもよい。
【0016】本発明の超音波診断装置は、例えばパルス
ドプラモード、連続波ドプラモード等における動画像
(スクロール画像)を表示している場合において、超音
波探触子を移動もしくは回動させると、Bモードあるい
はカラードプラモードあるいはパワードプラモードに移
行するように構成したものである。前述したように、こ
れらBモード等におけるBモード画像等は二次元的な広
がりをもつ断層面の情報が表示された画像であり、ま
た、操作者が手動でわざわざ切り替えることなくBモー
ド画像等が表示されるため、移動もしくは回転した後の
超音波探触子と観察中の生体との位置関係を容易に把握
することができる。ここで、超音波探触子が移動もしく
は回動したという状況においてBモードあるいはカラー
ドプラモードあるいはパワードプラモードに切り替えた
後、再度切替前のモードに戻すようにすると、Bモード
像等で位置関係を把握した後、手動操作によることな
く、それまで観察していたモードの画像の観察を続行す
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の超音波診断装置の一実施形
態を示すブロック図である。ここでは先ず、このブロッ
ク図を参照して、本実施形態の超音波診断装置全体の概
要について説明する。以下、各部の作用ないし機能の説
明はあとにまわし、先ずは、この超音波診断装置の構成
について説明する。この超音波診断装置の本体部10
は、大別して、制御部100、信号処理部200、ディ
ジタルスキャンコンバータ部300、ドプラ処理部40
0、表示制御部500、生体信号アンプ部600から構
成されている。制御部100は、CPU部101とビー
ムスキャン制御部102からなり、CPU部101に
は、操作パネル701、一体的に構成されたタッチパネ
ル702とEL表示器703、およびフロッピィディス
ク装置704が接続されている。また、信号処理部20
0は、送受信部201、受信ディレイ制御部202、ビ
ームフォーマ部203、コントロールインターフェイス
部204、演算部205、およびドプラシグナル処理部
206から構成されており、コントロールインターフェ
イス部204と、送受信部201、受信ディレイ制御部
202、およびドプラシグナル処理部206は、制御ラ
イン207で結ばれている。また、コントロールインタ
ーフェイス部204と演算部205は制御ライン208
で結ばれており、さらに、受信ディレイ制御部202と
ビームフォーマ部203は制御ライン209で結ばれて
いる。信号処理部200を構成する送受信部201に
は、超音波プローブ20が、着脱自在に、ここでは最大
4本まで接続される。
【0018】また、ディジタルスキャンコンバータ部3
00には、白黒用スキャンコンバータ301、カラー/
パワー用スキャンコンバータ302、およびスクロール
用スキャンコンバータ303が備えられている。また、
ドプラ処理部400には、パルス/連続波ドプラ解析部
401とカラー/パワードプラ解析部402が備えられ
ている。さらに、表示制御部500は、ここでは1つの
ブロックで示されており、この表示制御部500には、
プリンタ705、VTR(ビデオテープレコーダ)70
6、観察用テレビモニタ707、およびスピーカ708
が接続されている。また、生体信号アンプ部600も、
表示制御部500と同様、ここでは1つのブロックで示
されており、この生体信号アンプ部600には、ECG
電極ユニット709、心音マイク710、および脈波用
トランスデューサ711が接続されている。さらに、こ
の超音波診断装置には、電源部800が備えられてい
る。この電源部800は、商用電源に接続され、この超
音波診断装置各部に必要な電力を供給する。
【0019】また、本体部10は、CPUバス901を
有しており、このCPUバス901は、制御部100を
構成するCPU部101およびビームスキャン制御部1
02と、信号処理部200を構成するコントロールイン
ターフェイス部204と、ディジタルスキャンコンバー
タ部300を構成する白黒用スキャンコンバータ30
1、カラー/パワー用スキャンコンバータ302、およ
びスクロール用スキャンコンバータ303と、ドプラ処
理部400を構成するパルス/連続波ドプラ解析部40
1およびカラー/パワードプラ解析部402と、さらに
表示制御部500とを接続している。また、この本体部
10は、エコーバス902を有しており、このエコーバ
ス902は、信号処理部200を構成する演算部205
で生成される画像データを、ディジタルスキャンコンバ
ータ部300に供給する。また、ドプラ処理部400を
構成するパルス/連続波ドプラ解析部401およびカラ
ー/パワードプラ解析部402で生成されたデータも、
エコーバス902を経由してディジタルスキャンコンバ
ータ部300に供給される。さらに、この本体部10
は、ビデオバス903を有しており、このビデオバス9
03は、ディジタルスキャンコンバータ部300を構成
する白黒用スキャンコンバータ301、カラー/パワー
用スキャンコンバータ302、およびスクロール用スキ
ャンコンバータ303のいずれかで生成されたデータを
表示制御部500に伝達する。操作パネル701は、多
数のキーを備えたキーボードや操作子群等からなり、こ
の操作パネル701を操作するとその操作情報がCPU
部101で検知され、その操作情報に応じた指令が、そ
の指令に応じて、ビームスキャン制御部102、コント
ロールインターフェイス部204、ディジタルスキャン
コンバータ部300、ドプラ処理部400、あるいは表
示制御部500に伝達される。
【0020】この図1に示す操作パネル701には、後
述する、本実施形態における本発明の特徴的な部分の説
明において必要となるモード切替操作子7011、血流
方向指定ダイヤル7012、およびトラックボール70
13のみ明示されている。EL表示部703は、液晶表
示画面を有し、また、CPU部101は、そのEL表示
部703の液晶表示画面に表示するEL用線画を作成す
るEL用線画作成部を兼ねており、そのCPU部101
で生成されたEL用線画がEL表示部703の液晶表示
画面上に表示される。そのEL表示部703の液晶表示
画面上にはタッチパネル702が備えられており、その
タッチパネル702に指で触れるとそのタッチパネル7
02上の指で触れた位置をあらわす位置情報がCPU部
101に伝達される。このタッチパネル702およびE
L表示器703は、例えば、操作パネル701の操作に
より、この超音波診断装置に、ある1つのモードに関す
るパラメータを設定する旨指示すると、CPU101に
より、その1つのモード用に設定すべき多数のパラメー
タ一覧がEL表示部703に表示され、タッチパネル7
02を指で触れて所望のパラメータを設定するなど、こ
の超音波診断装置への各種の指示を入力し易いように構
成されたものである。
【0021】フロッピィディスク装置704は、図示し
ないフロッピィディスクが装脱自在に装填され、その装
填されたフロッピィディスクをアクセスする装置であっ
て、CPU部101により、オペレータが操作パネル7
01やタッチパネル702の操作により行なった指示が
そのフロッピィディスク装置704に装填されたフロッ
ピィディスクに書き込まれ、この超音波診断装置への電
源投入時、あるいは操作パネル701の操作により初期
状態へのリセットが指示された時に、そのフロッピィデ
ィスク装置704に装填されたフロッピィディスクから
そこに書き込まれている各種の指示情報がCPU部10
1に入力され、CPU部101は、その指示情報に応じ
て各部を初期状態に設定する。これは、この超音波診断
装置を稼働させるにあたって必要となる、操作パネル7
01やタッチパネル702から設定すべきパラメータ等
が多数存在し、例えば電源投入のたびにそれら多数のパ
ラメータ等を設定し直すのは極めて大変であり、このた
めフロッピィディスクに初期状態のパラメータ等を書き
込んでおいて、電源投入時や初期状態へのリセットが指
示された時には、そのフロッピィディスクに書き込まれ
ているパラメータ等を読み込んでそれらのパラメータ等
に応じて各部を設定することにより、パラメータ等の設
定効率化を図るというものである。
【0022】制御部100を構成するCPU部101
は、上述のように、主としてマン・マシンインターフェ
イスの役割りを担っているのに対し、同じく制御部10
0を構成するビームスキャン制御部102は、主とし
て、この超音波診断装置による超音波の送受信のタイミ
ング等、リアルタイム性が要求される制御を担当してい
る。この超音波診断装置で超音波の送受信を行なう時に
は、信号処理部200を構成する各部を制御するための
データがビームスキャン制御部102からCPUバス9
01を経由して信号処理部200のコントロールインタ
ーフェイス部204に伝達され、このコントロールイン
ターフェイス部204は、制御ライン207を経由し
て、送受信部201、受信ディレイ制御部202、およ
びドプラシグナル処理部206を制御し、また、このコ
ントロールインターフェイス部204は、制御ライン2
08を介して演算部205を制御し、さらに受信ディレ
イ制御部202は、コントロールインターフェイス部2
04の制御を受けて、制御ライン209を介してビーム
フォーマ部203を制御する。送受信部201には、超
音波プローブ20が接続されている。この超音波プロー
ブには、例えばリニア走査型超音波プローブ、コンベッ
クス走査型超音波プローブ、セクタ走査型超音波プロー
ブ、また特殊な超音波プローブとしては、体腔内に挿入
されるタイプの超音波プローブ、さらには、これら各種
の超音波プローブについて、使用される超音波の周波数
の相違による種別等、多種類の超音波プローブが存在す
る。超音波プローブを本体部10に装着するにはコネク
タ(図示せず)が用いられるが、本体部10側には超音
波プローブを接続するためのコネクタが4個取り付けら
れており、前述したように、多種類の超音波プローブの
うち最大4本まで同時装着が可能である。超音波プロー
ブを本体部10に装着すると、どの種類の超音波プロー
ブが装着されたかをあらわす情報が本体部10で認識で
きるように構成されており、その情報は、制御ライン2
07、コントロールインターフェイス部204、および
CPUバス901を経由してCPU部101に伝えられ
る。一方、操作パネル701からは、この超音波診断装
置を使用するにあたり、今回、本体部10側の4つのコ
ネクタのうちのどのコネクタに接続された超音波プロー
ブを使用するか指示が入力される。その指示は、CPU
バス901を経由してビームスキャン制御部102に伝
えられ、そのビームスキャン制御部102から、使用す
る超音波プローブに応じたデータが、CPUバス90
1、コントロールインターフェイス部204、制御ライ
ン207を経由して送受信部201に伝達され、送受信
部201は、上記のようにして指示された超音波プロー
ブ20に対し、以下に説明するように高電圧パルスを送
信して超音波を送信し、その超音波プローブで受信され
た信号を受け取る。ここでは、図1に1つだけ示す超音
波プローブ20が超音波送受信のために選択されたもの
とする。
【0023】図1に示す超音波プローブ20は、経食道
プローブ(TEECプローブ)であり、配列された複数
の超音波探触子21を先端に備えた、管状に延びた形状
を有する、カテーテル部22が生体(人体)1の食道内
に挿入される。配列された複数の超音波探触子21は、
操作部23に備えられた操作つまみ24を回すことによ
り、一体的にその向きを変える(回動させる)ことがで
きるように構成されていて、操作つまみ24を回して超
音波探触子21を回動させると、ケーブル25を経由し
てその回動角度に関する情報が本体部10に伝えられ、
その情報は、送受信部201、制御ライン207、コン
トロールインターフェース部204、およびCPUバス
901を経由してCPU部101に伝えられる。CPU
部101における、超音波探触子21の回動角度に関す
る情報を受け取った際の動作の説明は後に回す。この図
1に示す超音波プローブ20を用いて超音波の送受信を
行なうに当っては、その超音波プローブ20のカテーテ
ル部22が食道に挿入され、操作つまみ24を回して超
音波探触子21を心臓に面すると思われる方向に向け
る。その状態で、送受信部201から、配列された複数
の超音波探触子21それぞれに向けて超音波送信用の各
高電圧パルスが印加される。複数の超音波探触子21そ
れぞれに印加される各高電圧パルスは、コントロールイ
ンターフェイス部204の制御により相対的な時間差が
調整されており、これら相対的な時間差がどのように調
整されるかに応じて、これら複数の超音波探触子21か
ら、生体1の内部に延びる複数の走査線2のうちのいず
れか一本の走査線に沿って、生体内部の所定深さ位置に
焦点が結ばれた超音波パルスビームが送信される。
【0024】この送信される超音波パルスビームの属
性、すなわち、その超音波パルスビームの方向、焦点の
深さ位置、中心周波数等は、ビームスキャン制御部10
2からCPUバス901を経由してコントロールインタ
ーフェイス部204に伝えられた制御データにより定ま
る。この超音波パルスビームは生体1の内部を進む間に
その1本の走査線上の各点で反射して超音波プローブ2
0に戻り、その反射超音波が複数の超音波探触子21で
受信される。この受信により得られた複数の受信信号
は、送受信部201に入力されて送受信部201に備え
られた複数のプリアンプ(図示せず)でそれぞれ増幅さ
れた後ビームフォーマ部203に入力される。このビー
ムフォーマ部203には、多数の中間タップを備えたア
ナログ遅延線が備えられており、受信ディレイ制御部2
02の制御により、送受信部201から送られてきた複
数の受信信号がアナログ遅延線のどの中間タップから入
力されるかが切り換えられ、これにより、それら複数の
受信信号が相対的に遅延されるとともに互いに電流加算
される。ここで、それら複数の受信信号に関する相対的
な遅延パターンを制御することにより、生体1の内部に
延びる所定の走査線に沿う方向の反射超音波が強調さ
れ、かつ生体1の内部の所定深さ位置に焦点が結ばれ
た、いわゆる受信超音波ビームが形成される。ここで、
超音波は、生体1の内部を、信号処理の速度と比べてゆ
っくりと進むため、1本の走査線に沿う反射超音波を受
信している途中で生体内のより深い位置に焦点を順次移
動させる、いわゆるダイナミックフォーカスを実現する
こともでき、この場合、超音波パルスビーム1回の送信
に対応する1回の受信の間であっても、その途中で時間
的に順次に、受信ディレイ制御部202により、各超音
波探触子で得られた各受信信号が入力されるアナログ遅
延線の各タップが、焦点が順次変更されるように切り換
えられる。この受信超音波ビームの属性、すなわち受信
超音波ビームの方向、焦点位置等についても、ビームス
キャン制御部102からCPUバス901を経由してコ
ントロールインターフェイス部204に伝えられ、さら
に制御ライン207を経由して受信ディレイ制御部20
2に伝えられてきた制御データにより定められ、受信デ
ィレイ制御部202はそのようにして伝えられてきた制
御データに基づいて、ビームフォーマ部203を制御す
る。尚、上記説明では、超音波探触子21には高電圧パ
ルスを与え、超音波パルスビームを送信する旨説明した
が、この場合、前述したように超音波は信号処理速度と
比べると生体内をゆっくりと進むため、超音波探触子2
1に高電圧パルスを印加した時点を起点とし、超音波探
触子21で反射超音波を受信する時点までの時間によ
り、各時点で得られた信号が生体内のどの深さ位置で反
射した反射超音波に対応する信号であるかを知ることが
できる。すなわち、送信される超音波がパルス状のもの
であることにより、生体の深さ方向に分解能を持つこと
になる。通常は、このように、超音波探触子21には高
電圧パルスが印加されるが、特殊な場合には、生体内の
深さ方向に分解能を持たないことを許容し、超音波探触
子21に連続的に繰り返す高電圧パルス列信号を印加し
て生体内に連続波としての超音波ビームを送信すること
もある。ただし、以下においても、特に断らない限り、
パルス状の超音波ビームを送信するものとして説明す
る。
【0025】送受信部201およびビームフォーマ部2
03は、上記のようにして、生体1内部の複数の走査線
2のそれぞれに沿って順次に超音波パルスビームの送信
と受信とを繰り返し、これにより生成される各走査線に
沿う受信超音波ビームをあらわす受信信号が演算部20
5に順次入力される。この演算部205では、入力され
た受信信号が対数圧縮され、検波され、さらに、操作パ
ネル701を操作することにより指定された、生体1内
部のどの深さ領域までの画像を表示するかという指定
(つまり生体内部の浅い領域のみの画像を表示すればよ
いのか、あるいはどの程度深い領域までの画像を表示す
る必要があるかという指定)に応じたフィルタリング処
理等が施され、さらにA/D変換器によりディジタルの
受信信号に変換されて、そのディジタルの受信信号が演
算部205から出力される。この演算部205から出力
された受信信号は、エコーバス902を経由して、ディ
ジタルスキャンコンバータ部300を構成する白黒用ス
キャンコンバータ301に入力される。この白黒用スキ
ャンコンバータ301では、表示用の各画素に対応した
データを生成するための補間演算処理が施され、ビデオ
バス903を経由して表示制御部500に入力される。
この表示制御部500は、複数の走査線2で規定される
生体断層面内の超音波反射強度分布によるBモード画像
を観察用テレビモニタ707に表示する。その際、必要
に応じて、操作パネル701から入力された患者名や撮
影年月日、撮影条件等も、そのBモード画像に重畳され
て表示される。表示制御部500にはフレームメモリが
備えられており、そのフレームメモリを順次書き換える
ことにより、Bモード画像として、生体1内部が動いて
いる様子をあらわす動画像を表示することもでき、ある
いは、フレームメモリの書き換えを停止することにより
ある時点における静止画像(フリーズ画像)を表示する
こともできる。さらには、生体信号アンプ部600から
の同期信号に基づいて、フレームメモリの書き換えのタ
イミングを制御することにより、生体の心臓の動きに同
期した、その心臓の動きの、ある位相における画像を表
示することもできる。
【0026】生体信号アンプ部600には、生体(人
体)1の心電波形を得るためのECG電極ユニット70
9、心音をピックアップする心音マイク710、人体の
脈をとらえる脈波用トランスデューサ711が接続され
ており、生体信号アンプ部600では、これらのうちの
いずれか1つもしくは複数のセンサに基づいて同期信号
が生成され、表示制御部500に送られる。また表示制
御部500には、観察用テレビモニタ707のほか、プ
リンタ705、VTR(ビデオテープレコーダ)706
が接続されており、表示制御部500は、オペレータか
らの指示に応じて、観察用テレビモニタ707に表示さ
れた画像をプリンタ705ないしはVTR706に出力
する。再度、信号処理部200の説明から始める。生体
内部に延びるある一本の走査線上の超音波反射情報の時
間変化を知ろうとするときは、オペレータにより、走査
パネル701に備えられたモード切替操作子7011が
操作されてMモードが指定されるとともに、トラックボ
ール7013の操作により関心のある一本の走査線が指
定され、それらの指定を受けて、その関心のある一本の
走査線に沿って超音波が繰り返し送受信され、その1本
の走査線に沿う生体の受信超音波ビームをあらわすデー
タがエコーバス902を経由してスクロール用スキャン
コンバータ303に入力される。このスクロール用スキ
ャンコンバータ303は、縦方向にその1本の走査線に
沿う生体の深さ方向の超音波反射強度分布、横軸が時間
軸からなり時間軸方向にスクロールするMモード画像の
動画像(スクロール画像)をあらわすデータが生成さ
れ、ビデオバス903を経由して表示制御部500に入
力され、例えば観察用テレビモニタ707に、そのデー
タに基づく画像が表示される。尚、表示制御部500
は、白黒用スキャンコンバータ301から送られてきた
Bモード画像とスクロール用スキャンコンバータ303
から送られてきたMモード画像とを横に並べる機能や、
Bモード画像に、後述するカラードプラ画像あるいはパ
ワードプラ画像を重畳する機能も有しており、観察用テ
レビモニタ707には、オペレータからの指示に応じ
て、複数の画像が並べて表示され、あるいは複数の画像
が重畳して表示される。
【0027】もう一度、信号処理部200の説明に戻
る。信号処理部200を構成するドプラシグナル処理部
206は、生体1内部の血流分布や、ある一点、ないし
ある1本の走査線上の血流速度を求めるための構成要素
であり、このドプラシグナル処理部206では、ビーム
フォーマ部203で生成された受信超音波ビームをあら
わす受信信号に、いわゆる直交検波が施され、さらにA
/D変換によりディジタルデータに変換される。ドプラ
シグナル処理部206から出力された直交検波後のデー
タは、ドプラ処理部400に入力される。ドプラ処理部
400には、パルス/連続波ドプラ解析部401とカラ
ー/パワードプラ解析部402とが備えられており、こ
こでは、ドプラシグナル処理部206から出力されたデ
ータは、カラー/パワードプラ解析部402に入力され
るものとする。カラー/パワードプラ解析部402で
は、各走査線それぞれに沿って例えば8回ずつ超音波送
受信を行なったときのデータに基づく自己相関演算によ
り、Bモード画像上の関心領域(ROI)内の血流速度
分布や血流パワー分布をあらわすデータが求められる。
その関心領域(ROI)は、オペレータが操作パネル7
01上のトラックボール7013を操作することにより
指定される。ROI内の血流速度分布や血流パワー分布
をあらわすデータは、エコーバス902を経由してカラ
ー/パワー用スキャンコンバータ302に入力される。
このカラー/パワー用スキャンコンバータ302では、
そのROI内の血流分布をあらわすデータが表示用の画
素に対応したデータに変換され、そのデータは、ビデオ
バス903を経由して表示制御部500に入力される。
表示制御部500では、白黒用スキャンコンバータ30
1から送られてきたBモード画像上のROIに、例えば
血流速度分布の場合、超音波プローブ20に近づく方向
の血流を赤、遠ざかる方向の血流を青、それらの輝度で
血流速度をあらわしたカラードプラ画像を重畳して、観
察用テレビモニタ707に表示する。このカラードプラ
画像を生成して表示するモードはカラードプラモードと
呼ばれ、モード切替操作子7011の操作によりそのモ
ード指定が行なわれる。これにより、そのROI内の血
流速度分布の概要を把握することができる。これと同様
に、Bモード像上のROIに血流パワー分布をあらわす
パワードプラ画像を重畳して表示することもできる。こ
のパワードプラ画像を生成して表示するモードはパワー
ドプラモードと呼ばれ、やはりモード切替操作子701
1の操作によりこのモード指定が行なわれる。
【0028】ここで、オペレータによるモード切替操作
子7011の操作により、そのROI内のある1点の血
流もしくはある1本の走査線上の平均血流を詳細に観察
する旨の要求が入力されると、今度は送受信部201に
より、その関心のある一点を通る一本の走査線、もしく
はその関心のある1本の走査線に沿う方向に多数回超音
波の送受信が繰り返され、それにより得られた信号に基
づいてドプラシグナル処理部206で生成されたデータ
が、ドプラ処理部400を構成するパルス/連続波ドプ
ラ解析部401に入力される。生体内のある一点の血流
に関心があるときは、モード切替操作子7011を操作
してパルスドプラモードに切り替えるとともに、トラッ
クボール7013を操作してBモード画像上の一点(関
心点)を指定し、さらに血流方向指定ダイヤル7012
を回して血流方向を指定する。指定された関心点や血流
方向はBモード画像上にそれらを表わすマークとして表
示される。このような指定を行なうと、生体内にはその
指定された関心点に向けたパルス状の超音波ビームが繰
り返し送信される。
【0029】一方、ある一本の走査線上の血流情報が平
均化されることを許容しS/Nのよい血流情報を得たい
ときは、モード切替操作子7011を操作して連続波ド
プラモードに切り替えるとともにトラックボール701
3を指定してBモード画像上の一点をフォーカス点とし
て指定し、さらに、血流方向指定ダイヤル7012を回
して血流方向を指定する。指定されたフォーカス点や血
流方向はBモード画像上にマークとして表示される。こ
のような指定を行なうと、指定されたフォーカス点を通
る走査線に沿うとともに、そのフォーカス点に焦点をも
った連続波としての超音波ビームが送信される。尚、パ
ルス状の超音波のときは、超音波を送信するタイミング
と受信するタイミングとがずれるため、配列された複数
の超音波探触子21の中の送信に用いた超音波探触子を
受信にも兼用することができるが、連続波のときは、送
信に用いる超音波探触子は送信に専念することになるた
め、配列された複数の超音波探触子の内の一部の超音波
探触子で送信を行ない、残りの一部もしくは全部の超音
波探触子で受信を行なうことになる。パルス/連続波ド
プラ解析部401では、指定されたある1点もしくはあ
る1本の走査線について多数回超音波送受信を行なうこ
とにより得られたデータに基づくFFT(Fast F
ourier Transform)演算により、その
一点の血流情報あるいはその一本の走査線上の平均的な
血流情報が得られる。このパルス/連続波ドプラ解析部
401で得られた血流情報をあらわすデータは、エコー
バス902を経由して、スクロール用スキャンコンバー
タ303に入力され、スクロールスキャンコンバータ3
03では、縦軸が血流速度、横軸が時間軸からなり時間
軸方向にスクロールする画像をあらわすデータが生成さ
れる。このデータは、ビデオバス903を経由して表示
制御部500に入力され、観察用テレビモニタ707上
に、例えば白黒用スキャンコンバータ301から送られ
てきたBモード画像と並べられて表示される。
【0030】さらに、ある一本の関心のある走査線上の
血流分布を知りたいときは、モード切替操作子7011
の操作によりカラーMモードが指定され、さらにトラッ
クボール7013の操作によりその関心のある1本の走
査線が指定される。すると、前述したMモードの場合と
同様にしてその一本の走査線に沿う一次元方向に関し超
音波反射強度分布が求められると共に、前述したカラー
ドプラモードの場合と同様にしてその一本の走査線に沿
う一次元方向に関し血流分布が求められ、スクロール用
スキャンコンバータ303において、カラーMモード画
像のスクロール画像を表わす画像データ、すなわち、縦
軸がその一本の走査線に沿う生体内の一次元的な位置を
表わす軸、横軸が時間軸からなり、その一本の走査線に
関する超音波反射強度分布の時間的変化を表わすMモー
ド画像にその一本の走査線に沿う血流分布の時間的変化
を表わすカラーMモード画像が重ねられ、その重ねられ
た画像が時間軸方向にスクロールする動画像を表わす画
像データが生成され、観察用テレビモニタ701の表示
画面上には、このようにして生成された画像データに基
づくカラーMモード画像がスクロール画像(動画像)で
表示される。
【0031】次に、本実施形態の特徴部分ににいて説明
する。図2は、回動自在な超音波探触子を備えた超音波
プローブを示す断面図である。この超音波プローブ20
には、体腔内に挿入されるカテーテル部22を有し、そ
のカテーテル部22の先端部分に、配列された複数の超
音波探触子21が備えられている。これら超音波探触子
21のそれぞれに、超音波送受信のための信号線26が
接続されており、それらの信号線26は、ケーブル25
を経由して本体部10(図1参照)と接続されている。
それらの配列された複数の超音波探触子21は、一体と
なってワイヤ27の先端部に接続されており、そのワイ
ヤ27が、そのワイヤ27自身を回動軸として回動する
と、超音波探触子21が図示のR−R’方向に回動す
る。このワイヤ27の後端部は、第1の笠歯車28に接
続されており、この第1の笠歯車28は第2の笠歯車2
9と噛合し、その第2の笠歯車29は、ロータリエンコ
ーダ30を貫通して延びる、操作つまみ24の軸31に
連結されている。したがって、操作つまみ24を回す
と、第2の笠歯車29が回動し、それに応じて第1の笠
歯車28が回動し、ワイヤ27が回動して超音波探触子
21がR−R’方向に回動する。ロータリエンコーダ3
0は、そのロータリエンコーダを貫通する軸31の回動
角度、すなわち超音波探触子21の回動角度を検知する
ものであり、そのロータリエンコーダ30で検知された
回動角度を表わす信号は、信号線32を経由して本体部
10に伝えられる。本体部10に伝えられた後の信号伝
達経路は前述した通りであり、最終的にCPU部101
に伝えられる。
【0032】図3は、移動自在な超音波探触子を備えた
超音波プローブを示す断面図である。図2に示した超音
波プローブの構成要素に対応する構成要素には、図2に
付した符号と同一の符号を付して示し、図2に示した超
音波プローブとの相違点について説明する。この図3に
示す超音波プローブには、図2に示す超音波プローブに
おける第1の笠歯車28及び第2の笠歯車29に代え
て、ワイヤ27を巻き付けるプーリ33が備えられてい
る。超音波探触子21は、Z−Z’方向に移動自在に備
えられており、ワイヤ27は、プーリ33に巻回される
程度の柔軟性とカテーテル部22内へ送り込まれたとき
に超音波探触子21をそのカテーテル22の先端方向へ
押して移動させるに十分な剛性とを兼ね備えており、操
作つまみ24を回すと、ワイヤ27がプーリ33に巻回
され、あるいはワイヤ27がカテーテル部22の内部に
送り込まれ、これにより超音波探触子21がZ−Z’方
向に移動する。操作つまみ24の回動角度は、図2に示
す超音波プローブの場合と同様、ロータリエンコーダ3
0で検知され、信号線32を経由して本体部10に伝え
られるが、このロータリエンコーダ30で検出される回
動角度は、超音波探触子21の、Z−Z’方向の移動量
に対応している。
【0033】図4は、図1に示す観察用テレビモニタ7
07の表示画面上に表示された画像の一例を示す図であ
る。この表示画面7071の左半分には、Bモード画像
1001が示されており、一方、この表示画面7071
の右上部分には、一例としてパルスドプラ画像2001
が示されている。また、ここに示すBモード画像100
1には、扇状に拡がる断層面内の各点の超音波反射強度
分布が表示されている。また、このBモード画像100
1上にはそのBモード画像1001上の関心点およびそ
の関心点における血流方向を示すマーク1002と、そ
のマークにより示される関心点を通る走査線を示すマー
ク1003が示されている。また、表示画面7071の
右上部分に示すパルスドプラ画像2001は、縦軸が、
Bモード画像上の関心点の血流速度を表わし、横軸が時
間軸を表わしており、動画像の場合横軸(時間軸)方向
にスクロールする画像である。ここでは、操作パネル7
01上のモード切替スイッチ7071の操作によりBモ
ードが指定され、表示画面7071上には、未だパルス
ドプラ画像2001は表示されておらず、Bモード画像
1001のみが動画像で表示されている状態にあるもの
とする。その状態において、トラックボール7013を
操作してBモード画像の一点(関心点)を指定し、血流
方向指定ダイヤル7012を回して血流方向を指定す
る。するとBモード画像1001上に図示のようなマー
ク1002,1003が表示される。そこで操作パネル
701上のモード切替操作子7011を操作してパルス
ドプラモードに切り替えると、Bモード画像上に指定し
た関心点の血流を表わすパルスドプラ画像2001がス
クロール画像(動画像)として表示され、それと同時に
Bモード画像は、パルスドプラモードに切り替える直前
の画像にフリーズされる。この状態でモード切替スイッ
チ7011を操作してBモードに戻すことも可能であ
り、その場合、今度はBモード画像1001が動画像と
なり、パルスドプラ画像1002はフリーズ画像とな
る。
【0034】ここで、Bモード画像1001がフリーズ
画像、パルスドプラ画像2001がスクロール画像(動
画像)で表示されている状態において、超音波プローブ
20の操作つまみ24を回して超音波探触子21を回動
(図2に示す超音波プローブの場合)あるいは移動(図
3に示す超音波プローブの場合)させたものとする。す
ると、その回動あるいは移動があったことが、ロータリ
エンコーダ30で検知されて、本体部10のCPU部1
01に伝えられ、CPU部101は、それを受けてBモ
ードに移行させ、パルスドプラ画像2001をフリーズ
画像とし、Bモード画像1001を動画像で表示する。
仮にBモードに移行せず、パルスドプラモードのままに
しておくことを考えると、超音波探触子21を回動ある
いは移動させるに伴って、指定された関心点も動いてし
まい、どの点のパルスドプラ画像が表示されているか不
明となってしまう。そこで、本実施形態ではBモードに
戻してBモード画像1001を動画像で表示し、超音波
探触子21が回動あるいは移動した結果生体内のどこの
断層面を見ていることになるかを確認できるようにする
のである。尚、ここではBモードとパルスドプラモード
との関係について説明しているが、パルスドプラモード
に代えて、連続波ドプラモード、Mモード、あるいはカ
ラーMモードであっても同様である。ここでは、これら
を代表させてパルスドプラモードについて説明してい
る。また、Bモードに代えて、カラードプラモードある
いはパワードプラモードであっても同様であり、ここで
は、それらを代表してBモードについて説明している。
【0035】図5は、CPU部101で実行される、超
音波探触子21が回動あるいは移動されたことを受けて
モードを切り替えるモード切替ルーチンのフローチャー
トである。ここでは、現在パルスドプラモードに切り替
えられており、表示画面上には、図4に示すように、B
モード画像のフリーズ画像と、パルスドプラ画像の動画
像(スクロール画像)が表示されているものとする。C
PU部101では、ロータリエンコーダ30(図2,図
3参照)から角度情報が送られてくる毎にこの図5に示
すルーチンが起動される。このルーチンが起動される
と、先ずステップaにおいて、送られてきた角度情報
を’ANGL’に格納し、次いでステップbにおいて、
DELTA=ANGL−O_ANGLの演算を行なう。
ここで、O_ANGLは、ステップdに示すように、ロ
ータリエンコーダ30から前回送られてきた角度情報を
示す値である。ステップcでは、ステップbで求めたD
ELTAが、あらかじめ定められた閾値DIFFSと比
較され、DELTA≧DIFFSのときは超音波探触子
が回動あるいは移動されたものと判定してステップdに
進む。DELTA<DIFFSのときは、移動していな
いものと判定され、このルーチンを抜ける。このとき
は、O_ANGELは更新されず、前回の値がそのまま
保存される。ステップcにおいてDELTA≧DIFF
Sであると判定されステップdに進むと、ステップaで
取り込んだ今回の角度情報ANGLがO_ANGLに移
され、ステップeにおいて現在のモードであるパルスド
プラモードが停止され、ステップfにおいてBモードが
開始される。これにより、表示画面7071上では、パ
ルスドプラモードにおけるスクロール画像がフリーズさ
れ、それまでフリーズ画像が表示されていたBモード画
像が動画像となる。
【0036】図6は、表示制御部における、上記のモー
ド切替を実現するための構成部分を示すブロック図であ
る。表示制御部500には、図1に示す白黒用スキャン
コンバータ301で生成されビデオバス903を経由し
て入力されてきた画像データを蓄積するメモリ5001
と、カラー/パワー用スキャンコンバータ302で生成
されビデオバス903を経由して入力されてきた画像デ
ータを蓄積するメモリ5002と、スクロール用スキャ
ンコンバータ303で生成されビデオバス903を経由
して入力されてきた画像データを蓄積するメモリ500
3とからなる3つのメモリと、それら3つのメモリから
読み出されてきた画像データを1つに統合する処理(複
数の画像の重畳処理あるいは複数の画像を並べて表示す
るための処理)を実行する画像合成部5004を備えて
おり、さらに各メモリ5001,5002,5003の
入力部には、各スイッチ5005,5006,5007
が備えられている。これらのスイッチは、CPU部10
1からCPUバス901を経由して伝達されてきた制御
データに応じて切り替えられる。ただし、ここではBモ
ードとパルスドプラモードとの切替について説明してお
り、カラー/パワーキャンコンバータ302では画像デ
ータの生成は行われず、スイッチ5006は常に開放の
状態に制御される。
【0037】残りの2つのスイッチ5005,5007
は、Bモードにおいては、スイッチ5005が閉成され
るとともにスイッチ5007が開放され、白黒用スキャ
ンコンバータ301で順次生成されたBモード画像用の
データがメモリ5001に順次入力されて、そのメモリ
5001の内容が順次に書き換えられ、これにより、観
察用テレビモニタ707の表示画面7071上には動画
像のBモード画像が表示される。ここで、操作パネル7
01に備えられたモード切替操作子7011が操作され
てパルスドプラモードが指定されると、その旨CPU部
101に伝達され、CPU部101は、CPUバス90
1を経由して表示制御部500にパルスドプラモードに
切り替えるよう指令を送る。尚、この指令は表示制御部
500のみでなく、信号処理部200、デジタルスキャ
ンコンバータ部300、およびドプラ処理部600にも
送られ各部ともパルスドプラモード用に切り替えられ
る。表示制御部500は、その指令を受けて、スイッチ
5005を開放し、これと同時にスイッチ5007を閉
成する。すると、メモリ5001には、スイッチ500
5が開放される直前の時点におけるBモード画像を表わ
す画像データが格納されたままとなり、表示画面上には
フリーズ画像のBモード画像が表示されることになる。
一方、スイッチ5007が開閉されたことから、スクロ
ール用スキャンコンバータ303で生成された、パルス
ドプラモードにおけるスクロール画像を表わす画像デー
タがメモリ5003に順次に入力され、表示画面上に
は、パルスドプラ画像がスクロール画像(動画像)とし
て表示される。
【0038】次に、超音波プローブ20の操作つまみ2
4が回されて超音波探触子21が回動もしくは移動する
と、図5に示すルーチンのステップe,fにおいて、パ
ルスドプラモードを停止してBモードに切り替えるよう
指令が出され、表示制御部500ではその指令を受け
て、スイッチ1005を再び閉成するとともにスイッチ
5007を開放する。すると、表示画面上にはBモード
画像が動画像で表示されるとともに、パルスドプラ画像
の方はフリーズ画像となる。尚、この図6は、本実施形
態に特徴的な点のみを示したものであり、例えばBモー
ド画像上に図4に示すマーク1002,1003を重畳
するための構成要素等は省略されている。
【0039】図7は、図1に示す観察用テレビモニタ7
07の表示画面7071上に表示された画像の別の例を
示す図である。この表示画面7071の左半分には、B
モード画像1001と、そのBモード画像1001の関
心領域内に重畳された、その関心領域内の各点の血流速
度がカラーで表示されたカラードプラ画像3001が示
されており、一方、この表示画面7071の右上部分に
は、一例としてカラーMモード画像4001が表示され
ている。また、左半分に示すBモード画像1001とカ
ラードプラ画像3001とが重畳された画像上には、フ
ォーカス点を示すマーク1004をそのフォーカス点1
004と、通る走査線を示すマーク1003が表示され
ている。また、表示画面7071の右上部分に示す、M
モード画像にカラーMモード画像が重畳された画像(以
下、単にカラーMモード画像と呼ぶ)4001は、縦軸
が、Bモード画像上に表示された走査線を示す、マーク
1003に沿う一次元方向を示し、横軸は時間軸であ
り、その走査線上の各点の超音波反射強度分布と血流分
布とが重畳され、動画像の場合横軸(時間軸)方向にス
クロールする画像である。
【0040】ここでは、操作パネル701上のモード切
替スイッチ7071の操作によりカラードプラモードが
指定され、表示画面7071上には、未だカラーMモー
ド画像は表示されておらず、カラードプラモードにおけ
る画像、すなわちBモード画像1001にカラードプラ
画像3001が重畳された動画像が表示されている状態
にあるものとする。その状態においてトラックボール7
013を操作してマーク1004を移動させることによ
りBモード画像上の一点(フォーカス点)を指定する。
そうしておいて、操作パネル701上のモード切替操作
子7011を操作してカラーMモードに切り替えると、
Bモード画像上に指定されたフォーカス点を通る走査線
に沿って超音波パルスが繰返し送波され、これによりカ
ラーMモード画像4001がスクロール画像(動画像)
として表示され、それと同時にBモード画像1001と
カラードプラ画像3001は、カラーMモードに切り替
える直前に画像にフリーズされる。この状態でモード切
替スイッチ7011を操作してカラードプラモードに戻
すことも可能であり、カラードプラモードに戻すと、今
度はBモード画像1001およびカラードプラモード画
像3001が動画像となり、カラーMモード画像はフリ
ーズ画像となる。
【0041】ここで、Bモード画像1001およびカラ
ードプラ画像3001がフリーズ画像、カラーMモード
画像4001がスクロール画像(動画像)で表示されて
いる状態において、超音波プローブ20の操作つまみ2
4を回して超音波探触子21を回動(図2に示す超音波
プローブの場合)あるいは移動(図3に示す超音波プロ
ーブの場合)させたものとする。すると、その回動ある
いは移動があったことがロータリエンコーダで検知され
て本体部10のCPU部101に伝えられ、CPU部1
01は、それを受けて、カラーMモード画像をフリーズ
画像とし、Bモード画像1001およびカラードプラ画
像3001を動画像で表示する。その後、所定時間が経
過すると、再びBモード画像1001およびカラードプ
ラ画像3001をフリーズ画像とし、それとともにカラ
ーMモード画像4001をスクロール画像(動画像)で
表示する。これは、カラードプラモードに一旦戻すこと
によって、超音波探触子の回動もしくは移動によって変
化した観察面をオペレータに認識させた後、オペレータ
による操作を待たずに元のモードに戻すことによって、
それまで観察していたモードにおける画像のスクロール
表示を再開させることで、操作および画像観察の容易性
を高めようというものである。尚、この図7では、カラ
ードプラモードとカラーMモードとの関係について説明
しているが、前述の例と同様、カラーMモードに代え
て、パルスドプラモード、連続波ドプラモード、あるい
はMモードであっても同様である。また、カラードプラ
モードに代えて、Bモード、あるいはパワードプラモー
ドであっても同様である。ここでは、それらを代表し
て、カラードプラモードとカラーMモードを取りあげて
説明を続ける。
【0042】図8は、CPU部101で実行される、ロ
ータリエンコーダ30からの角度情報の入力を受けて実
行されるモード切替ルーチンのフローチャートである。
図5に示すフローチャートとの相違点について説明す
る。ここでは、現在カラーMモードにあり、表示画面上
には、図7に示すように、Bモード画像とカラードプラ
画像のフリーズ画像と、カラーMモード画像のスクロー
ル画像(動画像)が表示されているものとする。CPU
部101では、ロータリエンコーダ30(図2,図3)
から角度情報が送られてくる毎にこの図8に示すルーチ
ンが起動される。この図8に示すルーチン中のステップ
a〜dは、図5に示すルーチンのステップa〜dと同一
であり説明は省略する。図8に示すルーチン中の各ステ
ップe’,f’は、図5に示すルーチン中の各ステップ
e,fにおけるパルスドプラモードの停止、Bモードの
開始に代えて、カラーMモードが停止され、カラードプ
ラモードが開始されていることを示している。詳細説明
は省略する。ステップgでは、タイマのリセットが行な
われ、ステップhではタイマが起動される。ステップg
でタイマをリセットするのは、このルーチンが前回起動
されたときのステップhでタイマが起動されたとき、超
音波探触子が今回再度回動もしくは移動されたことを受
けて、今回の回動ないし移動の時点からの時間を計測す
るためである。
【0043】図9は、タイマ割り込みルーチンのフロー
チャートである。このタイマ割り込みルーチンは、図8
に示すルーチンのステップhで起動されたタイマのタイ
ムアップを受けて起動されるルーチンである。ここで
は、カラードプラモードが停止されて(ステップi)、
カラーMモードが再開される(ステップj)。これを受
けて、表示画面上にはBモード画像およびカラードプラ
画像が再びフリーズ画像となり、カラーMモード画像が
再びスクロール画像(動画像)となる。
【0044】図10は、表示制御部における、上記のモ
ード切替を実現するための構成部分を示すブロック図で
ある。図6との相違点について説明する。ここでは、3
つのスイッチ5005,5006,5007は、CPU
部101から送られてくる指令に応じて、2つのスイッ
チ5005,5006双方が開放されるとともに、スイ
ッチ5007が閉成され、あるいは、2つのスイッチ5
005,5006双方が閉成されるとともにスイッチ5
007が開放される。カラードプラモードにおいては、
2つのスイッチ5005,5006が閉成されるととも
にスイッチ5007が開放され、白黒用スキャンコンバ
ータ301で順次生成されたBモード画像用のデータが
メモリ5001に順次入力されてそのメモリ5001の
内容が順次書き換えられ、それと同時に、カラー/パワ
ー用スキャンコンバータ302で順次生成されたカラー
ドプラ画像用のデータがメモリ5002に順次入力され
てそのメモリ5002の内容が順次書き換えられる。画
像合成部5004では、Bモード画像にカラードプラ画
像が重畳された画像を表わす画像データが順次生成さ
れ、観察用テレビモニタ707の表示画面上にはBモー
ド画像にカラードプラ画像が重畳された画像が動画像で
表示される。
【0045】ここで、操作パネル701に備えられたモ
ード切替操作子7011が操作されてカラーMモードが
指定されると、その旨CPU部101に伝達され、CP
U101はCPUバス901を経由して表示制御部50
0やその他の各部にカラーMモードに切り替えるように
指令を送り、表示制御部500は、その指令を受けて、
2つのスイッチ5005,5006双方を開放し、これ
と同時にスイッチ5007を開閉する。すると、各メモ
リ5001,5002には、スイッチ5005,500
6が開放される直前の時点における、それぞれBモード
画像を表わす画像データおよびカラードプラ画像を表わ
す画像データが格納されたままとなり、表示画面上に
は、Bモード画像1001およびカラードプラ画像30
01のフリーズ画像が表示されることになる。一方、ス
イッチ5007が閉成されたことから、スクロール用ス
キャンコンバータ303で生成されたカラーMモードに
おけるスクロール画像をあらわす画像データがメモリ5
003に順次入力され、表示画面上にはカラーMモード
画像4001がスクロール画像(動画像)として表示さ
れる。次に超音波プローブ20の操作つまみ24が回さ
れて超音波探触子21が回動もしくは移動すると、図8
に示すルーチンのステップe’,f’において、カラー
Mモードを停止してカラードプラモードに切り替えるよ
う指令が出され、表示制御部500では、その指令を受
けて、2つのスイッチ5005,5006を再び閉成す
るとともに、スイッチ5007を開放する。すると、表
示画面上にはBモード画像1001およびカラードプラ
画像3001が動画像で表示されるとともにカラーMモ
ード画像4001の方はフリーズ画像となる。
【0046】次いで、図8に示すルーチンのステップh
で起動されたタイマがタイムアップすると図9に示すタ
イマ割込みルーチンが起動されて、そのステップi,j
においてカラードプラモードを停止してカラーMモード
に切り替えるよう指令が出され、表示制御部500では
その指令を受けて、2つのスイッチ5005,5006
を開放するとともにスイッチ5007を閉成する。する
と表示画面上にはそれまで動画像で表示されていたBモ
ード画像1001およびカラードプラ画像3001がフ
リーズ画像となり、それまでフリーズ画像が表示されて
いたカラーMモード画像4001がスクロール画像(動
画像)となる。尚、図10は、図6の場合と同様、本実
施形態に特徴的な点のみを示したものであり、例えばB
モード画像上に図7に示すマーク1003,1004を
重畳するための構成要素等は省略されている。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回動自在もしくは移動自在な超音波探触子を備えた超音
波プローブを用いて画像観察を行なっている場合におい
て、その超音波探触子を回動もしくは移動した場合に、
超音波探触子と観察対象としている生体との位置関係を
容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波診断装置の一実施形態を示すブ
ロック図である。
【図2】回動自在な超音波探触子を備えた超音波プロー
ブを示す断面図である。
【図3】移動自在な超音波探触子を備えた超音波プロー
ブを示す断面図である。
【図4】図1に示す観察用テレビモニタの表示画面上に
表示された画像の一例を示す図である。
【図5】CPU部で実行される、超音波探触子が回動あ
るいは移動されたことを受けてモードを切り替えるモー
ド切替ルーチンのフローチャートである。
【図6】表示制御部における、モード切替を実現するた
めの構成部分を示すブロック図である。
【図7】図1に示す観察用テレビモニタの表示画面上に
表示された画像の別の例を示す図である。
【図8】CPU部で実行される、ロータリエンコーダか
らの角度情報の入力を受けて実行されるモード切替ルー
チンのフローチャートである。
【図9】図8に示すルーチンのステップhで起動された
タイマのタイムアップを受けて起動されるタイマ割込み
ルーチンのフローチャートである。
【図10】表示制御部における、モード切替を実現する
ための構成部分を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 生体 2 走査線 10 本体部 20 超音波プローブ 21 超音波探触子 22 カテーテル部 23 操作部 24 操作つまみ 25 ケーブル 26,32 信号線 27 ワイヤ 28,29 笠歯車 30 ロータリエンコーダ 31 軸 33 プーリ 100 制御部 101 CPU部 102 ビームスキャン制御部 200 信号処理部 201 送受信部 202 受信ディレイ制御部 203 ビームフォーマ部 204 コントロールインターフェイス部 205 演算部 206 ドプラシグナル処理部 207,208,209 制御ライン 300 ディジタルスキャンコンバータ部 301 白黒用スキャンコンバータ 302 カラー/パワー用スキャンコンバータ 303 スクロールスキャンコンバータ 400 ドプラ処理部 401 パルス/連続波ドプラ解析部 402 カラー/パワードプラ解析部 500 表示制御部 600 生体信号アンプ部 701 操作パネル 707 観察用テレビモニタ 901 CPUバス 902 エコーバス 903 ビデオバス 1001 Bモード画像 1002,1003,1004 マーク 2001 パルスドプラ画像 3001 カラードプラ画像 4001 カラーMモード画像 5001,5002,5003 メモリ 5004 画像合成部 5005,5006,5007 スイッチ 7071 表示画面
フロントページの続き Fターム(参考) 4C301 AA01 AA04 BB01 BB02 BB28 BB30 BB34 BB40 CC02 CC04 CC10 DD01 DD03 DD04 DD10 EE20 FF01 FF09 FF27 FF28 GA15 GA16 GB02 GD02 GD06 GD10 HH24 HH25 HH32 HH37 HH47 HH51 JA19 JB03 JB29 JB37 JB50 JC01 JC14 KK01 KK02 KK12 KK13 KK22 KK33 KK34 LL04 LL12 LL13 LL20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体内に超音波を送波し生体内で反射し
    て戻ってきた超音波を受信する超音波探触子を備えた超
    音波プローブが接続され、該超音波探触子に超音波の送
    受信を繰り返させて該送受信を繰り返す間に得られた受
    信信号に基づく画像を表示する超音波診断装置におい
    て、 接続された超音波プローブが、移動もしくは回動が自在
    な超音波探触子と、該超音波探触子の移動もしくは回動
    を検知する検知器とを備えたものであって、 生体の断層面内の、超音波反射強度分布を表わすBモー
    ド画像を動画像で表示するBモードを含む、該生体内の
    情報を各種の動画像で表示する2以上のモードを有し、 前記2以上のモードの内のBモードを除く残りのモード
    の内の所定の被切替モードの動画像が表示されている場
    合に、前記超音波探触子の移動もしくは回動を受けてB
    モードに切り替えるモード切替手段を備えたことを特徴
    とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 前記モード切替手段が、前記超音波探触
    子の移動もしくは回動を受けてBモードに切り替えた
    後、再度、Bモードに切り替える前の被切替モードに切
    り替えるものであることを特徴とする請求項1記載の超
    音波診断装置。
  3. 【請求項3】 生体内に超音波を送波し生体内で反射し
    て戻ってきた超音波を受信する超音波探触子を備えた超
    音波プローブが接続され、該超音波探触子に超音波の送
    受信を繰り返させて該送受信を繰り返す間に得られた受
    信信号に基づく画像を表示する超音波診断装置におい
    て、 接続された超音波プローブが、移動もしくは回動が自在
    な超音波探触子と、該超音波探触子の移動もしくは回動
    を検知する検知器とを備えたものであって、 生体の断層面内の、超音波反射強度分布を表わすBモー
    ド画像の動画像に重畳して、該Bモード画像の全域ある
    いは一部領域に、該領域内の血流速度分布が表示された
    カラードプラ画像を動画像で表示するカラードプラモー
    ドを含む、該生体内の情報を各種の動画像で表示する2
    以上のモードを有し、 前記2以上のモードの内のカラードプラモードを除く残
    りモードの内の所定の被切替モードの動画像が表示され
    ている場合に、前記超音波探触子の移動もしくは回動を
    受けてカラードプラモードに切り替えるモード切替手段
    を備えたことを特徴とする超音波診断装置。
  4. 【請求項4】 前記モード切替手段が、前記超音波探触
    子の移動もしくは回動を受けてカラードプラモードに切
    り替えた後、再度、カラードプラモードに切り替える前
    の被切替モードに切り替えるものであることを特徴とす
    る請求項3記載の超音波診断装置。
  5. 【請求項5】 生体内に超音波を送波し生体内で反射し
    て戻ってきた超音波を受信する超音波探触子を備えた超
    音波プローブが接続され、該超音波探触子に超音波の送
    受信を繰り返させて該送受信を繰り返す間に得られた受
    信信号に基づく画像を表示する超音波診断装置におい
    て、 接続された超音波プローブが、移動もしくは回動が自在
    な超音波探触子と、該超音波探触子の移動もしくは回動
    を検知する検知器とを備えたものであって、 生体の断層面内の、超音波反射強度分布を表わすBモー
    ド画像の動画像に重畳して、該Bモード画像の全域ある
    いは一部領域に、該領域内の血流パワー分布が表示され
    たパワードプラ画像を動画像で表示するパワードプラモ
    ードを含む、該生体内の情報を各種の動画像で表示する
    2以上のモードを有し、 前記2以上のモードの内のパワードプラモードを除く残
    りモードの内の所定の被切替モードの動画像が表示され
    ている場合に、前記超音波探触子の移動もしくは回動を
    受けてパワードプラモードに切り替えるモード切替手段
    を備えたことを特徴とする超音波診断装置。
  6. 【請求項6】 前記モード切替手段が、前記超音波探触
    子の移動もしくは回動を受けてパワードプラモードに切
    り替えた後、再度、パワードプラモードに切り替える前
    の被切替モードに切り替えるものであることを特徴とす
    る請求項5記載の超音波診断装置。
  7. 【請求項7】 前記被切替モードとして、生体内の一点
    の血流の時間的変化を表わすパルスドプラ画像が時間軸
    方向にスクロールされてなる動画像を表示するパルスド
    プラモード、生体内の、ある1つの超音波送受信方向に
    沿う一本の走査線上の平均的な血流の時間的変化を表わ
    す連続波ドプラ画像が時間軸方向にスクロールされてな
    る動画像を表示する連続波ドプラモード、生体内の、あ
    る1つの超音波送受信方向に沿う一本の走査線上の超音
    波反射強度分布の時間的変化を表すMモード画像が時間
    軸方向にスクロールされてなる動画像を表示するMモー
    ド、および、生体内の、ある1つの超音波送受信方向に
    沿う一本の走査線上の超音波反射強度分布の時間変化を
    表わすMモード画像が時間軸方向にスクロールされてな
    る動画像に重畳して、該一本の走査線上の血流分布の時
    間的変化を表わすカラーMモード画像が時間軸方向にス
    クロールされてなる動画像を表示するカラーMモードの
    うち少なくとも1つを有することを特徴とする請求項
    1、3又は5記載の超音波診断装置。
JP18575898A 1998-06-17 1998-06-17 超音波診断装置 Pending JP2000005179A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18575898A JP2000005179A (ja) 1998-06-17 1998-06-17 超音波診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18575898A JP2000005179A (ja) 1998-06-17 1998-06-17 超音波診断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000005179A true JP2000005179A (ja) 2000-01-11

Family

ID=16176364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18575898A Pending JP2000005179A (ja) 1998-06-17 1998-06-17 超音波診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000005179A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002017726A (ja) * 2000-07-05 2002-01-22 Shigeo Otsuki ドプラ圧力推定装置
JP2002028158A (ja) * 2000-07-18 2002-01-29 Fukuda Denshi Co Ltd 超音波診断装置
JP2003275213A (ja) * 2002-03-26 2003-09-30 Senko Medical Instr Mfg Co Ltd 経食道超音波エコー診断装置及びバルーンカテーテル
KR101024856B1 (ko) 2008-11-11 2011-03-31 주식회사 메디슨 프로브의 움직임을 이용한 어플리케이션 제어 장치 및 방법
WO2012165489A1 (ja) * 2011-06-03 2012-12-06 富士フイルム株式会社 超音波診断装置
JP2014525786A (ja) * 2011-07-22 2014-10-02 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ アブレーション装置
JP2015100488A (ja) * 2013-11-22 2015-06-04 株式会社東芝 超音波診断装置
EP3158939A1 (en) * 2015-10-19 2017-04-26 Samsung Medison Co., Ltd. Ultrasonic apparatus and method for controlling the same
CN109387569A (zh) * 2017-08-11 2019-02-26 上汽通用五菱汽车股份有限公司 一种焊点质量自动检测系统
CN111200375A (zh) * 2018-11-20 2020-05-26 美国西门子医疗系统股份有限公司 用于利用超声的弹性模式成像的开关电容器
KR20200093943A (ko) * 2019-01-29 2020-08-06 삼성메디슨 주식회사 초음파 진단 장치 및 그 동작방법
CN116509448A (zh) * 2023-07-03 2023-08-01 深圳华大智造云影医疗科技有限公司 超声探头的控制方法、装置、电子设备及存储介质

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002017726A (ja) * 2000-07-05 2002-01-22 Shigeo Otsuki ドプラ圧力推定装置
JP2002028158A (ja) * 2000-07-18 2002-01-29 Fukuda Denshi Co Ltd 超音波診断装置
JP2003275213A (ja) * 2002-03-26 2003-09-30 Senko Medical Instr Mfg Co Ltd 経食道超音波エコー診断装置及びバルーンカテーテル
KR101024856B1 (ko) 2008-11-11 2011-03-31 주식회사 메디슨 프로브의 움직임을 이용한 어플리케이션 제어 장치 및 방법
WO2012165489A1 (ja) * 2011-06-03 2012-12-06 富士フイルム株式会社 超音波診断装置
JP2012249843A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Fujifilm Corp 超音波診断装置
JP2014525786A (ja) * 2011-07-22 2014-10-02 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ アブレーション装置
JP2015100488A (ja) * 2013-11-22 2015-06-04 株式会社東芝 超音波診断装置
EP3158939A1 (en) * 2015-10-19 2017-04-26 Samsung Medison Co., Ltd. Ultrasonic apparatus and method for controlling the same
US10395346B2 (en) 2015-10-19 2019-08-27 Samsung Medison Co., Ltd. Ultrasonic apparatus and method for controlling the same
CN109387569A (zh) * 2017-08-11 2019-02-26 上汽通用五菱汽车股份有限公司 一种焊点质量自动检测系统
CN111200375A (zh) * 2018-11-20 2020-05-26 美国西门子医疗系统股份有限公司 用于利用超声的弹性模式成像的开关电容器
US11607199B2 (en) * 2018-11-20 2023-03-21 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Switched capacitor for elasticity mode imaging with ultrasound
CN111200375B (zh) * 2018-11-20 2024-01-16 美国西门子医疗系统股份有限公司 用于利用超声的弹性模式成像的开关电容器
KR20200093943A (ko) * 2019-01-29 2020-08-06 삼성메디슨 주식회사 초음파 진단 장치 및 그 동작방법
KR102670514B1 (ko) 2019-01-29 2024-05-30 삼성메디슨 주식회사 초음파 진단 장치 및 그 동작방법
CN116509448A (zh) * 2023-07-03 2023-08-01 深圳华大智造云影医疗科技有限公司 超声探头的控制方法、装置、电子设备及存储介质
CN116509448B (zh) * 2023-07-03 2023-12-12 深圳华大智造云影医疗科技有限公司 超声探头的控制方法、装置、电子设备及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3723663B2 (ja) 超音波診断装置
JP3723665B2 (ja) 超音波診断装置
US6641538B2 (en) Ultrasonic diagnostic apparatus and method of controlling a ultrasonic diagnostic apparatus
US9962143B2 (en) Medical diagnosis apparatus, ultrasound observation system, method for operating medical diagnosis apparatus, and computer-readable recording medium
JPH03224552A (ja) 超音波診断装置
JPH08117237A (ja) 超音波診断装置
JP2000005179A (ja) 超音波診断装置
JP2004298476A (ja) 超音波診断装置及び穿刺治療支援プログラム
US5855556A (en) Ultrasonic diagnostic apparatus
KR20050058205A (ko) 초음파 진단 장치
JP2006192030A (ja) 超音波画像診断装置
JP2007268148A (ja) 超音波診断装置
JP4074705B2 (ja) 超音波診断装置
JP2005324072A (ja) 超音波診断装置
JP2006296458A (ja) 超音波診断装置
JP4090576B2 (ja) 超音波診断装置
JP4656723B2 (ja) 超音波診断装置
JP2005328948A (ja) 超音波診断装置
JP3333595B2 (ja) 超音波診断装置
JP2006314688A (ja) 超音波診断装置及び超音波波形表示プログラム
JP3290625B2 (ja) 超音波診断装置
JP4886291B2 (ja) 超音波プローブ、超音波診断装置及び超音波診断装置の制御プログラム
JP5199821B2 (ja) 超音波診断装置及び超音波診断装置における撮像方法
JP4153093B2 (ja) 超音波診断装置
JP4232427B2 (ja) 超音波診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070904

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080108