JP2000004527A - ギャロッピング抑止多相送電線構造 - Google Patents

ギャロッピング抑止多相送電線構造

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JP2000004527A
JP2000004527A JP10248203A JP24820398A JP2000004527A JP 2000004527 A JP2000004527 A JP 2000004527A JP 10248203 A JP10248203 A JP 10248203A JP 24820398 A JP24820398 A JP 24820398A JP 2000004527 A JP2000004527 A JP 2000004527A
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transmission line
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wire
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Toshihiro Oka
敏博 岡
Yasuo Kojima
泰雄 小島
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ギャロッピングを一層小さく抑止する。相間
スペーサの重量の軽減を図る。 【解決手段】 相間スペーサ30は,電線(図示例では
2導体送電線の各素導体)31を把持する電線把持部3
2と,上下の2つの相間の電線間隔を規制するためのス
ペーサ本体33と,スペーサ本体33に電線把持部32
を接続する接続金具34とからなる。電線把持部32
を,電線31を回転可能に把持する構造とする。電線の
姿勢(回転角度)が変化できるので,電線31への着雪
が風上側に集中して成長せず,着雪形状が丸くなり,揚
力の変化が小さくなり,ギャロッピング振幅を小さくで
きる。これによりスペーサ本体に作用する圧縮荷重が小
さくなり,重量を軽減できる。また,電線把持部が回転
可能になったことにより,各素導体の捻回モーメントが
スペーサ本体に作用せず,スペーサ本体を細径化し,重
量軽減できる。スペーサ本体の細径化により風圧が低減
するので,スペーサ本体に作用する曲げモーメントが軽
減され,これにより一層のスペーサ本体の細径化が可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,多相送電線にお
いて,相間電線間隔を規制する相間スペーサを設けて,
相間短絡の原因となるギャロッピングの抑止を図ったギ
ャロッピング抑止多相送電線構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より,架空の多相送電線において,
相間スペーサにより各相の電線間隔を規制して,相間短
絡の原因となるギャロッピングの抑止を図ることが行わ
れている。ギャロッピングは,送電線に発生する各種の
振動の一つであり,着雪等により電線が風に対して空気
力学的に上下非対称となった場合において,上向き運動
の際に上向きの力を受け,下向き運動の際に下向きの力
を受けて,上下運動が助長され発振する上下振動であ
る。なお,ギャロッピングを抑止する対策として,相毎
にギャロッピング抑止装置を取り付ける方法もある。
【0003】前記相間スペーサは,各相の電線をそれぞ
れ把持する,例えばAGSクランプと呼ばれる懸垂クラ
ンプ等による電線把持部と,例えば2つの長幹碍子を直
接接続した構造あるいは鉄製のパイプの両側に長幹碍子
を接続した構造などの棒状のスペーサ本体と,スペーサ
本体の上下両端に各電線把持部をそれぞれ接続する接続
金具とから構成されており,前記電線把持部で把持した
上下の2つの相間の電線間隔を前記スペーサ本体により
規制する構造であるが,従来の相間スペーサは,電線把
持部が電線を固定的に把持する構造であった。なお,こ
の種の相間スペーサは,単導体にも複導体にも,かつ低
圧送電線から高圧送電線まで広く使用されている。ま
た,この相間スペーサを送電線に取り付ける場合,径間
長によって取り付け本数は異なるが,例えば4本取り付
けの場合は,1相としての定在波1〜4ループの振幅が
小さくなるように,径間の1/3点および1/4点に相
間スペーサを取り付けて,ギャロッピングの抑止を図る
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の相間スペー
サでは,電線把持部が電線を固定的に把持する構造であ
るから,電線のねじれは少ない。一般に,図4(イ)の
ように,電線1への着雪は風上側(図4で風向きを矢印
で示す)へ成長する傾向にあるが(着雪を2で示す),
従来の相間スペーサでは電線のねじれが少なく,電線の
姿勢(回転角度)があまり変わらないので,着雪が風上
側へ成長し易い。このように着雪が風上側へ成長する
と,揚力を受け易くなり,かつ揚力の変化は図4(イ)
のグラフに示すように大きいので,ギャロッピングの振
幅が大きくなり易いという問題があった。
【0005】ところで,相間スペーサには,上下振動で
あるギャロッピングに伴う圧縮荷重のみでなく,強風時
には,風圧による曲げモーメントが作用するが,従来の
相間スペーサは,電線を固定的に把持する構造であるか
ら,この曲げモーメントを負担するためにスペーサ本体
の剛性を十分大きくする必要があり,相間スペーサの重
量が大となるという問題もあった。また,1相が複数の
素導体からなる多導体送電線の場合には,電線が固定的
に把持されていることで,1相の捻回による捻回モーメ
ントが発生する。この点でもスペーサ本体の剛性を大き
くする必要があり,相間スペーサの重量が大となる。
【0006】この発明は上記従来の欠点を解消するため
になされたもので,ギャロッピングの振幅を一層小さく
抑制することができ,さらに,スペーサ本体の細径化を
可能にして相間スペーサの重量を軽減することのできる
ギャロッピング抑止多相送電線構造を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のギャロッピング抑止多相送電線構造は,多相送電線
を構成する各相の電線をそれぞれ把持する電線把持部
と,上下の2つの相間の電線間隔を規制するための,少
なくとも長手方向の一部分に絶縁材部分を有する棒状の
スペーサ本体と,前記スペーサ本体の上下両端に各電線
把持部をそれぞれ接続する接続金具とからなる相間スペ
ーサを備えた多相送電線構造において,前記電線把持部
を,電線の回転を許容する回転許容把持構造としたこと
を特徴とする。
【0008】請求項2のギャロッピング抑止多相送電線
構造は,複数の素導体からなる多導体による多相送電線
を構成する各相の素導体をそれぞれ把持する電線把持部
と,上下の2つの相間の電線間隔を規制するための,少
なくとも長手方向の一部分に絶縁材部分を有する棒状の
スペーサ本体と,前記スペーサ本体の上下両端に上下の
各相の電線把持部をそれぞれ接続する接続金具とからな
る相間スペーサを備えた多相送電線構造において,前記
電線把持部を,各素導体の回転を許容する回転許容把持
構造とするとともに,前記接続金具が,1つの相の複数
の電線把持部を間隔をあけて保持する内枠部と,この内
枠部を周回可能に保持する,前記スペーサ本体に取り付
けられた外枠とを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項3は請求項1または2における電線
把持部が,電線の回転を一定角度範囲内に制限する回転
角制限手段を持つことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を図1
〜図8に示した実施例のギャロッピング抑止多相送電線
構造を参照して説明する。図1は本発明の一実施例のギ
ャロッピング抑止多相送電線構造における相間スペーサ
10の部分を示すもので,(イ)は側面図,(ロ)は正
面図である。図2は図1(イ)の電線把持部12の部分
の詳細図,図3は図2のA−A断面図である。この実施
例は,単導体送電線(1相の電線が1本の導体からなる
もの)の場合であり,図1における上下の電線1は上下
に間隔をあけて配される3相のうちの2相である。この
相間スペーサ10は,各相の電線1をそれぞれ把持する
電線把持部12と,上下の2つの相間の電線1の間隔を
規制するための棒状のスペーサ本体13と,前記スペー
サ本体13の上下両端に各電線把持部12をそれぞれ接
続する接続金具14とからなる。図示例のスペーサ本体
13は,例えば2つの長幹碍子15を縦に剛接続した構
造である。なお,スペーサ本体の構造は,図示例以外
に,鉄製のパイプの両側に長幹碍子を接続した構造,あ
るいはフレキシブルタイプ等,通常用いられているもの
を任意に使用できる。
【0011】本発明では,前記電線把持部12を,電線
1の回転を許容する回転許容把持構造としている。電線
1を回転可能に把持する前記電線把持部12の構造の一
例を図2,図3に示す。この電線把持部12は,電線1
に直接接触する二つ割り構造の筒状の把持リング16
と,この把持リング16を外周から締め付け固定する二
つ割り構造のほぼ筒状の締め付け金具17と,この締め
付け金具17の外周に遊嵌する二つ割り構造の支持金具
18とからなっている。二分割されている前記把持リン
グ16の各分割片を19で示し,同じく二分割されてい
る前記締め付け金具17の各分割片を20で示し,同じ
く二分割されている前記支持金具18の各分割片を21
で示す。締め付け金具17の各分割片20は,支持金具
18と長手方向に係合するように左右の端部20aが若
干大径となっており,各端部20aに設けたフランジ2
0bをボルト23で締め付けて,前記把持リング16を
電線1に締め付け固定するようになっている。これによ
り,締め付け金具17および把持リング16が電線1と
一体化する。なお,把持リング16の中央部は若干大径
となっており,締め付け金具17の内面はそれに対応す
る凹所を持ち,これにより両者16,17は長手方向に
一体化する。
【0012】前記締め付け金具17の一方の分割片20
には突起20cが形成され,前記支持金具18には前記
突起20cが嵌合する溝18aが両分割片21にわたっ
て形成されている。締め付け金具17側の突起20cお
よび支持金具18側の溝18aは,突起20cがストッ
パとなって電線1の回転を溝18aの長さの一定角度範
囲θに制限する回転角制限手段を構成する。
【0013】前記支持金具18の各分割片21は,それ
ぞれ連結板部25を備え,この連結板部25をボルト2
6で締め付けて,前記締め付け金具17を回転自在に支
持する形で一体化されている。また,支持金具18の対
向する連結板部25間に,スペーサ本体13に取り付け
られた接続金具14が挿入され,ピン(通常はボルト
型)27により回転可能に連結されている。
【0014】上記の相間スペーサ10によれば,電線1
を一体に把持した把持リング16および締め付け金具1
7は,支持金具18に支持された状態で回転可能であ
る。すなわち,電線1は相間スペーサ10に回転可能に
支持されている。このため,電線1の姿勢(回転角度)
は容易に変化し,このため,電線1への着雪が図4
(イ)のように風上側に集中して成長することは回避さ
れ,図4(ロ)のように,着雪2の形状が丸に近い状態
となる。この結果,図4(ロ)のグラフに示すように,
揚力の変化は小さくなり,ギャロッピング振幅を小さく
することができる。このように,ギャロッピング振幅が
小さくなるので,スペーサ本体13に作用する圧縮荷重
は小さくなる。このため,スペーサ本体13を細径化す
ることが可能となり,相間スペーサ13の重量軽減を実
現できる。なお,図(イ),(ロ)中の横軸の「攻撃
角」は図4(ハ)に示すような角度である。
【0015】また,電線把持部12において電線1が回
転を許容されるので,風圧で電線1に捻回が生じてもス
ペーサ本体31に曲げモーメントが作用せず,このた
め,スペーサ本体13の剛性を小さくすること,すなわ
ち細径化することができ,この点でも相間スペーサ13
の重量軽減を実現できる。また,上記の通りスペーサ本
体13の細径化が可能であるが,スペーサ本体13の細
径化により風圧が軽減されることで,スペーサ本体13
の一層の細径化を実現できる。
【0016】また,支持金具18側の溝18a内に嵌入
した締め付け金具17側の突起20cがストッパとなっ
て,電線1の回転を一定角度範囲θに制限するので,必
要以上に電線1が回転することはない。したがって,電
線1の外周の周方向全体に完全に均一に着雪することを
防止でき,これにより,電線1の全体の着雪量自体が増
大することを防止できる。なお,ギャロッピングを抑止
するために必要な電線1の回転角度は80°程度なの
で,突起20cの回転可能な角度範囲θを90°程度に
留めるとよい。
【0017】上記の実施例は,単導体の多相送電線に適
用したものであるが,1相の電線が複数の素導体からな
る多導体による多相送電線にも適用できる。図5は1相
の電線が2本の素導体31からなる複導体による多相送
電線の例である。この実施例の相間スペーサを符合30
で示す。各素導体31は電線把持部32により回転可能
に把持され,電線把持部32はスペーサ本体33の上下
両端に接続金具34を介して連結されている。電線把持
部32の構造は基本的には図2,図3と同様な構造でよ
い。また,スペーサ本体33も,接続金具34との連結
部分の細部等を除けば,基本的に図1と同様な構造でよ
い。
【0018】図5の相間スペーサ30を用いたギャロッ
ピング抑止多相送電線構造の全体構成を図6に示す。送
電鉄塔を符合37で示す。図示例は3相であり,上段,
中段,下段がそれぞれ1つの相である。図示の通り,上
段の相と中段の相との間,および中段の相と下段の相と
の間にそれぞれ前記の相間スペーサ30を設ける。そし
て,同一相における2本の素導体31間は別に2導体用
スペーサ36で把持するが,この2導体用スペーサ36
の電線把持部36aも素導体31を回転可能に把持する
構造である。この2導体用スペーサ36の電線把持部3
6aの構造は,やはり図2,図3の電線把持部12と同
様な構造でよい。相間スペーサ30の取付位置および2
導体用スペーサ36の取付本数・取付位置は,径間長等
に応じた計算により,ギャロッピングを抑制する効果が
最も高い(ギャロッピング振幅が最も小さくなる)位置
に設定する。
【0019】前記の複導体送電線の場合には,電線が回
転可能であるから,1相の捻回による捻回モーメント発
生という従来の問題は解消できる。
【0020】図7は1相の電線が4本の素導体41から
なる多導体による多相送電線の例である。相間スペーサ
40における各素導体41を把持する電線把持部42
は,前述と同様に,各素導体41の回転を許容する回転
許容把持構造となっている。そして,スペーサ本体43
と電線把持部42とを接続する接続金具44は,4本の
素導体41の各電線把持部42を周方向に間隔をあけて
保持する環状の内枠部45と,図8に示すように,この
内枠部45を周方向に摺動可能に収容して周回可能に保
持する外枠部46とを備え,この外枠部46がスペーサ
本体43に取り付けられている。スペーサ本体43は,
接続金具44との連結部分の細部等を除けば,前述のス
ペーサ本体13,33と基本的には同様である。
【0021】上記の電線把持部42によれば,単に素導
体41が回転可能であるだけでなく,同一相の4本の素
導体41の全体がスペーサ本体43に対して回転可能で
ある。これにより,ギャロッピング振幅を小さくする作
用,各素導体の捻回によりスペーサ本体13に曲げモー
メントが生じることを防止する作用,上記による細径化
により風圧が軽減されて一層の細径化が可能となる作用
等が円滑に行われる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば,多相送電線における相
間スペーサの電線把持部を,電線の回転を許容する回転
許容把持構造としたので,電線の姿勢が容易に変化し,
このため,電線への着雪が風上側に集中して成長するこ
とが回避され,着雪形状が丸に近い形状となり,この結
果,揚力の変化が小さくなり,ギャロッピング振幅を小
さくすることが可能となった。
【0023】ギャロッピング振幅が小さくなるので,ス
ペーサ本体に作用する圧縮荷重が小さくなる。このた
め,スペーサ本体を細径化することが可能となり,相間
スペーサの重量軽減を実現できる。
【0024】電線把持部において電線が回転を許容され
るので,各素導体(電線)および各相に捻回が生じても
スペーサ本体に曲げモーメントが作用せず,このため,
スペーサ本体の剛性を小さくすなわち細径化することが
でき,この点でも相間スペーサの重量軽減を実現でき
る。また,スペーサ本体が細径化されることで風圧が軽
減され,したがってスペーサ本体に作用する曲げモーメ
ントが軽減され,これによりスペーサ本体の一層の細径
化が可能となる。
【0025】請求項2によれば,多導体送電線における
各素導体が電線把持部において回転可能であるととも
に,各素導体を保持する内枠部が外枠部上で周回可能で
あるから,多導体の多相送電線におけるギャロッピング
抑止の効果を一層高めることができる。
【0026】請求項3によれば,電線把持部が,電線の
回転を一定角度範囲に制限する回転角制限手段を持つの
で,必要以上に電線が回転することがなく,したがっ
て,電線外周の周方向全体に均一に着雪することを防止
でき,電線全体の着雪量自体が増大することを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のギャロッピング抑止多相送
電線構造における相間スペーサを示すもので,(イ)は
側面図,(ロ)は正面図である。
【図2】図1における電線把持部の近傍の詳細図であ
る。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】本発明の効果を従来例と比較して説明する説明
図であり,(イ)は従来例の作用効果,(ロ)は本発明
の作用効果を示す。(ハ)は説明図中の攻撃角を説明す
る図である。
【図5】本発明の他の実施例を示すもので,ギャロッピ
ング抑止多相送電線構造における相間スペーサの正面図
である。
【図6】図5の相間スペーサを用いたギャロッピング抑
止多相送電線構造の全体構成を示す斜視図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例を示すもので,ギャ
ロッピング抑止多相送電線構造における相間スペーサの
要部の正面図である。
【図8】図7におけるB−B断面図である。
【符号の説明】
1 電線 31,41 素導体(電線) 10,30,40 相間スペーサ 12,32,42 電線把持部 14,34,44 接続金具 15 長幹碍子 16 把持リング 17 締め付け金具 18 支持金具 19 把持リングの分割片 20 締め付け金具の分割片 20a 端部 20b フランジ 20c 突起(回転角制限手段) 21 支持金具の分割片 21a 溝 23 ボルト 25 連結板部 26 ボルト 27 ピン 45 内枠部 46 外枠部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多相送電線を構成する各相の電線をそれ
    ぞれ把持する電線把持部と,上下の2つの相間の電線間
    隔を規制するための,少なくとも長手方向の一部分に絶
    縁材部分を有する棒状のスペーサ本体と,前記スペーサ
    本体の上下両端に各電線把持部をそれぞれ接続する接続
    金具とからなる相間スペーサを備えた多相送電線構造に
    おいて,前記電線把持部を,電線の回転を許容する回転
    許容把持構造としたことを特徴とするギャロッピング抑
    止多相送電線構造。
  2. 【請求項2】 複数の素導体からなる多導体による多相
    送電線を構成する各相の素導体をそれぞれ把持する電線
    把持部と,上下の2つの相間の電線間隔を規制するため
    の,少なくとも長手方向の一部分に絶縁材部分を有する
    棒状のスペーサ本体と,前記スペーサ本体の上下両端に
    上下の各相の電線把持部をそれぞれ接続する接続金具と
    からなる相間スペーサを備えた多相送電線構造におい
    て,前記電線把持部を,各素導体の回転を許容する回転
    許容把持構造とするとともに,前記接続金具が,1つの
    相の複数の電線把持部を間隔をあけて保持する内枠部
    と,この内枠部を周回可能に保持する,前記スペーサ本
    体に取り付けられた外枠とを備えたことを特徴とするギ
    ャロッピング抑止多相送電線構造。
  3. 【請求項3】 前記電線把持部は,電線の回転を一定角
    度範囲内に制限する回転角制限手段を持つことを特徴と
    する請求項1または2記載のギャロッピング抑止多相送
    電線構造。
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