JP2000004469A - 無線通信システムと基地装置及び無線伝送路最適化の方法 - Google Patents

無線通信システムと基地装置及び無線伝送路最適化の方法

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JP2000004469A
JP2000004469A JP10169853A JP16985398A JP2000004469A JP 2000004469 A JP2000004469 A JP 2000004469A JP 10169853 A JP10169853 A JP 10169853A JP 16985398 A JP16985398 A JP 16985398A JP 2000004469 A JP2000004469 A JP 2000004469A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 事前に入念な伝搬調査を行わずとも、中継所
や無線端末の位置を決定し、希少な時間で無線伝送路を
確立することを課題とする。 【解決手段】 センタ局と複数の中継ノード、複数の無
線端末とからなる無線通信システムにおいて、前記セン
タ局からの調整要求信号を前記中継ノードを介して受信
した前記無線端末で受信電界強度とビットエラーレート
等の伝送品質情報を折り返し送信し、前記無線端末から
の無線波を受信した複数の前記中継ノードで、前記無線
波の受信品質情報を追加して前記センタ局に送信するこ
とを特徴とする。また、前記センタ局は、前記中継ノー
ドと前記無線端末間の伝送品質に応じて前記複数の中継
ノードのうち特定の中継ノードを決定し、前記特定の中
継ノード及び前記無線端末に対してルーティング情報
を、前記特定の中継ノードはノードIDを付加して前記
無線端末に送信することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センタ局と無線端
末の無線伝送路を最適化する無線伝送路最適化の方法及
びこの無線伝送路を有する無線通信システムと基地装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基地局と移動体の行動範囲をカバ
ーする複数の中継局とを有する単一無線システムにおい
て、通信に介在する中継局を選択する移動体通信の中継
局選択方式がある。
【0003】移動体との通信品質に対する要求がかなり
厳しい単一無線システムがある。例えば、消防車と基地
局(消防指令所)との間の通信において、火災発生現場
を正確に伝えられない場合には、鎮火活動に支障を来す
こともあり、通信品質に対する要求が厳しい。そこで、
移動体に対して、地形に関係なく確実に通信できるよう
に、移動体の行動範囲をカバーする複数の中継局を設け
たものがあり、このような移動体通信システムにおいて
は、基地局が通信に介在する中継局を決定する必要があ
る。
【0004】この移動体通信システムに関して、特開平
7−193858号公報に、移動体通信の中継局選択方
式として記載されている。図5に通信システム図を示
す。図において、基地局21は複数の中継局22a,2
2b..と有線で接続されており、一つ以上の中継局が
移動体23からの電波を捕捉できるようになされてい
る。中継局の選択時においては、移動体23からの電波
を捕捉した中継局は、全て受信信号線(24a,24
b..24n)を介して基地局21に受信信号を送信
し、基地局21にいる者が通信路選択部25を操作しな
がらこれら受信信号の明瞭性を、音声出力を聴取したり
受信ランプの点灯輝度を目視したりして主観評価し、そ
の評価結果に応じて通信路選択部25を操作して通信に
介在する中継局を最終的に決定する。
【0005】上記公報では、この移動体通信システムに
おいて、最適中継局を探索する時間がかかり、そのため
移動体からの受信レベル情報を中継局から基地局に送信
し、受信レベルの大きい中継局を選択するだけでは不十
分であった。そのために、移動体から中継局及び基地局
に音声を送信する伝送信号に上記受信レベルを合成した
合成信号を中継局から基地局に伝送し、その合成信号か
ら通信品質を判断し、通信品質に応じて中継局を選択し
ようとするものである。
【0006】一方、山間地等の地上での設備投資が過大
で、容易に伝送路が構築できない地域において、無線に
よる伝送路は必要不可欠のものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無線に
よる伝送路を構築しようとしても、良好な伝送品質を得
るためには、事前に入念な伝搬調査を行い、中継所や無
線端末の位置を決定する必要があり、多大な時間がかか
り機動性に問題があった。
【0008】また、無線局申請の不要な特定小電力無線
設備は、設置が簡単という利点があるが、小電力のため
設置場所の決定に時間がかかる難点があった。
【0009】本発明は、事前に入念な伝搬調査を行わず
とも、中継所や無線端末の位置を決定し、希少な時間で
無線伝送路を確立することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するもので、センタ局と複数の中継ノード、複数の無
線端末とからなる無線通信システムにおいて、前記セン
タ局からの調整要求信号を前記中継ノードを介して受信
した前記無線端末で受信電界強度とビットエラーレート
等の伝送品質情報を折り返し送信し、前記無線端末から
の無線波を受信した複数の前記中継ノードで、前記無線
波の受信品質情報を追加して前記センタ局に送信するこ
とを特徴とする。
【0011】また、上記無線通信システムにおいて、前
記センタ局は、前記中継ノードと前記無線端末間の伝送
品質に応じて前記複数の中継ノードのうち特定の中継ノ
ードを決定し、前記特定の中継ノード及び前記無線端末
に対してルーティング情報を、前記特定の中継ノードは
ノードIDを付加して前記無線端末に送信することを特
徴とする。
【0012】さらに、上記無線通信システムにおいて、
前記センタ局は、前記中継ノードと前記無線端末間及び
前記センタ局と前記中継ノード間の伝送品質に応じて前
記複数の中継ノードのうち特定の中継ノードを決定し、
前記特定の中継ノード及び前記無線端末に対してルーテ
ィング情報を、前記特定の中継ノードはノードIDを付
加して前記無線端末に送信することを特徴とする。
【0013】また、本発明は、複数の無線端末と複数の
中継ノードを介して伝送路全体を管理して通信する基地
装置において、前記無線端末の一つから特定信号を受信
し、該無線端末に対して特定応答信号を送信し、前記特
定応答信号に対応した再応答信号を前記複数の中継ノー
ドを介して受信する伝送制御機能と、上位装置とのイン
タフェース機能を有する通信処理部と、前記複数の中継
ノードへ前記特定応答信号を出力し且つ前記無線装置及
び前記複数の中継ノードにおける伝送品質の測定結果か
ら前記無線端末を前記複数の中継ノードのうち一つの中
継ノードに割付る最適化演算部と、前記伝送品質やルー
ティング情報を格納するマッピングメモリとを備えたこ
とを特徴とする。
【0014】またさらに、本発明は、センタ局と複数の
中継ノード、複数の無線端末とからなる無線通信システ
ムの無線伝送路最適化の方法において、前記無線端末の
一つから特定信号を送信し、センタ局で前記特定信号を
受信した応答として特定応答信号を出力し、前記複数の
中継局を介して前記無線端末の一つで無線受信し、前記
特定応答信号の受信電界強度及びビットエラーレートと
を回答情報として無線送信し、前記複数の中継ノードが
前記回答情報を受信し、前記回答情報の受信時の電界強
度を付加情報として前記回答情報と共に前記センタ局に
送信し、センタ局は前記各中継ノードから前記回答情報
と前記付加情報とを受信し、前記各中継ノードの経路毎
に伝送品質を判定し、特定の中継ノードを決定し、前記
特定の中継ノード及び前記無線端末の一つに対してルー
ティング情報を送信することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、図面
を参照しつつ詳細に説明する。
【0016】[第1の実施形態] (実施形態の構成)図1は本発明の第1の実施形態によ
る無線通信システムのブロック図を示す。図2、図3、
図4はそれぞれ、基地装置であるセンタ局1、中継ノー
ド2、無線端末3の内部ブロック図を示す。
【0017】図1に示す実施形態は、中継局である中継
ノード間に有線伝送を使用したシステム例であり、図2
に示す通り、センタ局1は、中継ノード2との伝送制御
機能、上位装置とのインタフェース機能を有する通信処
理部11と、通信システム設定時の調整時には各中継ノ
ード2へ調整信号を送信し、通信品質測定結果から無線
端末3を中継ノード2への割付を行う最適化演算部12
と、通信品質やルーティング情報を格納するマッピング
メモリ13とからなる。
【0018】また、中継ノード2は、図3に示す通り、
中継ノード2相互間の伝送制御機能、センタ局1から問
い合わせを受けた時には中継ノードIDを送信する機能
と、無線受信部22からデータを受信し、また受信電界
強度を入力する無線インタフェースを有する通信処理部
21と、無線端末3からの無線波を受信する無線受信部
22と、無線端末3へ無線波を送信する無線送信部23
と、無線受信部22と無線送信部23と無線波信号を送
受信する送受信アンテナ24とから構成され、無線受信
部22は受信電界強度を、実績的に格納しているしきい
値に対する相対レベルで、測定することが出来る。
【0019】さらに、無線端末3は、図4に示すよう
に、自局IDを送信する機能と、調整要求時以外は不図
示のデータ送受信可能なパソコン等の外部機器から接点
信号、アナログ信号、シリアル信号を入力又は、出力す
る外部インタフェース機能と、無線受信部32からデー
タを受信し、また受信電界強度を入力する無線インタフ
ェースを有する通信処理部31と、中継ノード2からの
無線波を受信する無線受信部32と、中継ノード2へ無
線波を送信する無線送信部33と、無線受信部32と無
線送信部33と無線波信号を送受信する送受信アンテナ
34とから構成され、無線受信部32は受信電界強度
を、経験則から定められたしきい値に対する相対レベル
で測定することが出来る。
【0020】(本実施形態の動作)図1乃至図4を参照
しつつ、図5に本無線通信システムのタイムチャート図
を示して、動作を説明する。
【0021】無線端末3aにおいて、パソコン等の外部
から起動信号を入力すると、通信処理部31は、無線受
信部32からキャリアが検出されないか、又は微弱であ
ることを確認した後、通信処理部31から無線送信部3
3により特定信号である調整要求信号をセンタ局1へ発
信する。中継ノード2aが調整要求信号を受信すれば、
直ちにセンタ局1に伝送される。センタ局1は調整要求
信号により、無線端末3aのIDを知ることが出来る。
【0022】この時、別の中継ノード2bなどからも調
整要求信号が到着する可能性もあるので、しばらく待機
する。図3では、中継ノード2bからも調整要求信号が
センタ局1に到着した場合を示す。センタ局1には、複
数の調整要求信号が到着するが、先着優先として、後着
は廃棄する。
【0023】センタ局1は、無線端末3aを呼び出す場
合に、中継ノードを2a、2b、2cと切り替えなが
ら、同一無線端末3aを呼び出す。まず、センタ局1は
中継ノード2aの無線送信部23から無線端末3aを呼
び出す。無線端末3aは無線受信部32で中継ノード2
aから送信されてくる特定応答信号である調整信号か
ら、その調整信号の電界強度とビットエラーレートを計
算し、調整信号を受信終了後、これらの電界強度とビッ
トエラーレートである受信品質の情報と調整信号とを中
継ノード2aへ無線送信部33から送り返す。中継ノー
ド2aでも、無線端末3aによる無線端末3aの受信品
質と調整信号を含む無線波を無線受信部22で受けて、
その無線波の受信電波から通信処理部21による電界強
度とビットエラーレートを計算し、これらの電界強度と
ビットエラーレートを受信品質の情報として付加して、
センタ局1へ送信する。この際、無線端末3aの受信品
質情報と調整信号及び中継ノードでの受信品質情報との
付加伝送方法は、単に時系列的に情報をセンタ局にそれ
ぞれ順次送信してもよいし、パケット的に個別にそれぞ
れ送信してもよく、特定方法に限られない。中継ノード
2bは無線端末3aの電波を受信するが、センタ局1か
ら受信指示を受けていないので傍受のみである。
【0024】つぎに、センタ局1は中継ノード2bから
無線端末3aを呼び出す。無線端末3aは、中継ノード
2bから送信されてくる調整信号から、電界強度とビッ
トエラーレートを計算し、センタ局1からの調整信号を
受信終了後、これらの受信品質と調整信号を中継ノード
2bへ送り返す。中継ノード2bでも無線端末3からの
受信品質と調整信号とともに、無線端末3からの無線波
の電界強度とビットエラーレートを計算し、それら全て
をセンタ局1へ送信する。
【0025】さらに、センタ局1は中継ノード2cから
無線端末3aを呼び出すが、中継ノード2cから無線端
末3aへは電波が届かないので応答がない。この時、セ
ンタ局1は、中継ノード2cにおける電界強度とビット
エラーレートを「0」とする。
【0026】こうして、各中継ノードからのデータ取得
が完了すると、通信処理部11で各受信データを解析・
分析して、最適化演算部12で各伝送品質に応じて演算
し、その各伝送品質をマッピングメモリ13に格納す
る。つぎに、最善の中継ノードを決定する処理に移る。
決定処理は下記表1に示す通りである。
【0027】
【表1】 ここで、「中継ノード→無線端末」は、センタ1から中
継ノード2を介して無線端末3が受信した調整信号の電
界強度とビットエラーレートの伝送品質であり、「無線
端末→中継ノード」は、無線端末3からの受信電波を中
継ノードが受けた伝送品質である。
【0028】この表1から、例えば、中継ノード2aと
通信した結果は、中継ノード2から無線端末3へ送信し
た場合の通信品質である伝送品質、及び無線端末3から
中継ノード2へ送信した場合の通信品質をそれぞれ0〜
5の6段階に分類する。通信品質の6段階分類は、電界
強度とビットエラーレートの積を一定比率で区分したも
のである。これを中継ノード別に和をとり、一番合計値
が高い中継ノードを決定する。通信不可能なものや、最
初から通信範囲外とみなし呼び出しをしなかった中継ノ
ードの数値は0を記入する。
【0029】こうして、表1では、中継ノード2a、2
b、2cの合計得点の値は、「中継ノード→無線端末」
の値と、「無線端末→中継ノード」の値を乗算した値で
示して、それぞれ25、12、0となり、無線端末3a
に対しては中継ノード2aが最適となる。最適な中継ノ
ードを決定した後、センタ局1は中継ノード2aに対
し、マッピングメモリ13から読み出したルーティング
情報を送ると共に、無線端末3aにも接続する中継ノー
ド2aのIDを通知する。無線端末3では、伝送品質を
示す表示ランプを設けており、例えば緑色に点灯するこ
とにより、伝送路が最適化されたことが表示される。
【0030】なお、得点評価について、「中継ノード→
無線端末」の値と、「無線端末→中継ノード」の値を乗
算した値を用いたのは、双方向通信が必要なため、いず
れかが極端に悪いときには、合計得点が0としたいため
である。
【0031】[第2の実施形態]本発明の第2の実施形
態について、図4を参照しつつ説明する。図4は第2の
実施形態を示したもので、センタ局1と中継ノード2間
及び中継ノード2相互間の伝送路に無線を使用したもの
である。中継ノード2の構成は、図2bに示した通信処
理部21に、中継ノード2相互間の伝送制御機能に入出
力部に無線インタフェースを有する無線伝送制御機能を
持たせ、センタ局1から問い合わせを受けた時には中継
ノードIDを送信する機能と、無線端末から無線波を受
信して無線受信部22からデータを受信し、また受信電
界強度を入力する無線インタフェースを有するものであ
る。また、ここでは、センタ局1から順次中継ノード2
を直列的に無線接続した例を示しているが、センタ局1
から樹枝状に中継ノード2が延長して接続されていても
良いし、センタ局1が集中的に多数の各中継局2と直接
接続されていてもよい。この直接接続されている場合
は、センタ局1と中継ノード2間の無線による伝送品質
の評価は1つの受信電界強度の結果から割り出せるので
簡単である。しかし、遠距離に配置される無線端末をカ
バーする為には大きな無線電力強度が必要になる。
【0032】センタ局1から順次中継ノード2を直列的
に無線接続した場合で、その1本の樹枝状のシステム例
を示す図2において、センタ局1と各中継ノード2間の
伝送品質も測定し、中継ノード2と無線端末3間の伝送
品質とを合計し、伝送路を最適化する。この時の最適化
の計算結果を表2に示す。
【0033】
【表2】 ここで、「センタ局→中継ノード」は、センタ1から中
継ノード2が受信した調整信号の電界強度とビットエラ
ーレートの伝送品質であり、図2に示すように、直列に
複数の中継ノード2が接続されている場合には各無線波
受信の最悪の伝送品質で代表することで、センタ局1と
中継ノード2との伝送品質を計測する。
【0034】この表2によれば、中継ノード2a、2
b、2cの合計得点の値は、「センタ局→中継ノード」
の値と、「中継ノード→無線端末」の値と、「無線端末
→中継ノード」の値とを乗算した値で示して、それぞれ
125、48、0となり、無線端末3aに対しては中継
ノード2aが最適となる。この最適な中継ノード2aを
決定した後、センタ局1は中継ノード2aに対し、ルー
ティング情報を送ると共に、無線端末3aにも中継接続
する中継ノード2aのIDを通知する。無線端末3aで
は、伝送品質を示す表示ランプを設けており、例えば緑
色に点灯することにより伝送路が最適化されたことが表
示される。
【0035】なお、合計得点の値は、各通信路の伝送品
質の値をそれぞれ乗算した値を用いたが、それぞれに霧
や雨、温度変化等による所定の係数を乗算してのちに乗
算してもよく、上記の例に限定されるものではない。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、無線通信システムの設
計時における事前の伝搬実験が不要で、無線端末を設置
後、調整要求信号を発信することで、直ちに中継ノード
を決定すると共に、伝送路を決定し、その後伝送品質の
高い通信で使用することが出来る。
【0037】また、中継ノードは無線端末へのルーティ
ングを行うので、中継ノード間の無駄な伝送が発生せ
ず、また無線端末から送信した場合でも、パケットが輻
輳することがなく、接続先が決定しているので、ネゴシ
エーションが不要で、高速な伝送が可能となる。
【0038】さらに、無線端末の設置環境に変化があっ
た場合は、センタ局からの調整信号により、再構築が可
能で、常に伝送品質の維持ができる。特に、SS( Spr
eadSpectrum)無線によるCDMA(Code Dimention Ma
ltiple Access:符号分離多重)方式を使用する場合
は、他の無線システムの影響を受けにくいので、センタ
局での最適化が迅速に自動的に可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による無線通信システムの概
略構成図である。
【図2】本発明の実施形態による無線通信システムのセ
ンタ局のブロック図である。
【図3】本発明の実施形態による無線通信システムの中
継ノードのブロック図である。
【図4】本発明の実施形態による無線通信システムの無
線端末のブロック図である。
【図5】本発明の実施形態による無線通信システムの動
作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態による無線通信システムの概
略構成図である。
【符号の説明】
1 センタ局 2 中継ノード 3 無線端末 11 通信処理部 12 最適化演算部 13 マッピングメモリ 21,31 通信処理部 22,32 無線受信部 23,33 無線送信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K042 AA06 CA02 CA11 CA12 CA14 DA11 DA16 DA27 FA11 JA01 LA15 5K067 AA15 BB15 DD13 DD17 DD24 DD27 DD43 DD46 DD51 DD57 EE02 EE06 EE10 EE16 EE23 FF16 GG01 GG11 HH25 JJ11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタ局と複数の中継ノード、複数の無
    線端末とからなる無線通信システムにおいて、 前記センタ局からの調整要求信号を前記中継ノードを介
    して受信した前記無線端末で受信電界強度とビットエラ
    ーレート等の伝送品質情報を折り返し送信し、前記無線
    端末からの無線波を受信した複数の前記中継ノードで、
    前記無線波の受信品質情報を追加して前記センタ局に送
    信することを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の無線通信システムにお
    いて、前記センタ局と前記中継ノードとは有線で接続さ
    れることを特徴とする無線通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の無線通信システ
    ムにおいて、前記センタ局は、前記中継ノードと前記無
    線端末間の伝送品質に応じて前記複数の中継ノードのう
    ち特定の中継ノードを決定し、前記特定の中継ノード及
    び前記無線端末に対してルーティング情報を、前記特定
    の中継ノードはノードIDを付加して前記無線端末に送
    信することを特徴とする無線通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の無線通信システムにお
    いて、前記センタ局と前記中継ノードとは無線で接続さ
    れることを特徴とする無線通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項1又は4に記載の無線通信システ
    ムにおいて、前記センタ局は、前記中継ノードと前記無
    線端末間及び前記センタ局と前記中継ノード間の伝送品
    質に応じて前記複数の中継ノードのうち特定の中継ノー
    ドを決定し、前記特定の中継ノード及び前記無線端末に
    対してルーティング情報を、前記特定の中継ノードはノ
    ードIDを付加して前記無線端末に送信することを特徴
    とする無線通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項1又は4に記載の無線通信システ
    ムにおいて、前記受信電界強度とビットエラーレート等
    の伝送品質情報は、所定の重み付けで演算することを特
    徴とする無線通信システム。
  7. 【請求項7】 複数の無線端末と複数の中継ノードを介
    して伝送路全体を管理して通信する基地装置において、 前記無線端末の一つから特定信号を受信し、該無線端末
    に対して特定応答信号を送信し、前記特定応答信号に対
    応した再応答信号を前記複数の中継ノードを介して受信
    する伝送制御機能と、上位装置とのインタフェース機能
    を有する通信処理部と、前記複数の中継ノードへ前記特
    定応答信号を出力し且つ前記無線装置及び前記複数の中
    継ノードにおける伝送品質の測定結果から前記無線端末
    を前記複数の中継ノードのうち一つの中継ノードに割付
    る最適化演算部と、前記伝送品質やルーティング情報を
    格納するマッピングメモリとを備えたことを特徴とする
    基地装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の基地装置において、前
    記伝送品質の測定は、前記特定応答信号を前記無線端末
    が受信したときの電界強度とビットエラーレートの情報
    と、前記前記中継ノードが前記情報を受信した電界強度
    の情報であることを特徴とする基地装置。
  9. 【請求項9】 センタ局と複数の中継ノード、複数の無
    線端末とからなる無線通信システムの無線伝送路最適化
    の方法において、 前記無線端末の一つから特定信号を送信し、センタ局で
    前記特定信号を受信した応答として特定応答信号を出力
    し、前記複数の中継局を介して前記無線端末の一つで無
    線受信し、前記特定応答信号の受信電界強度及びビット
    エラーレートとを回答情報として無線送信し、前記複数
    の中継ノードが前記回答情報を受信し、前記回答情報の
    受信時の電界強度を付加情報として前記回答情報と共に
    前記センタ局に送信し、センタ局は前記各中継ノードか
    ら前記回答情報と前記付加情報とを受信し、前記各中継
    ノードの経路毎に伝送品質を判定し、特定の中継ノード
    を決定し、前記特定の中継ノード及び前記無線端末の一
    つに対してルーティング情報を送信することを特徴とす
    る無線伝送路最適化の方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の無線伝送路最適化の
    方法において、 さらに、前記特定の中継ノードは自己のノードIDを付
    加して前記無線端末に送信することを特徴とする無線伝
    送路最適化の方法。
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