JP2001339755A - 位置算出方法、位置算出装置及び携帯端末 - Google Patents

位置算出方法、位置算出装置及び携帯端末

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JP2001339755A JP2000155017A JP2000155017A JP2001339755A JP 2001339755 A JP2001339755 A JP 2001339755A JP 2000155017 A JP2000155017 A JP 2000155017A JP 2000155017 A JP2000155017 A JP 2000155017A JP 2001339755 A JP2001339755 A JP 2001339755A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯端末の位置を精度良く簡易に算出するこ
とができる位置算出方法、位置算出装置及び自己の位置
を算出する携帯端末を提供する。 【解決手段】 位置情報提供システムにおいて、PHS
端末10が受信可能な基地局が4つ以上ある場合は、こ
れら基地局の中の東西南北方向の最端にある基地局CS
N、CSS、CSE、CSWの位置と、基地局CSN、
CSS、CSE、CSWから送信される信号の受信電界
強度とに基づいて、PHS端末10の現在座標P0を算
出する。この場合、例えば、これら4つの基地局CS
N、CSS、CSE、CSWの中の3つの基地局の全て
の組み合わせ毎にPHS端末10の現在座標を算出し、
その現在座標の平均値をPHS端末10の現在座標P0
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末の位置を
算出する位置算出方法、位置算出装置及び自己の位置を
算出する携帯端末に関し、特にPHS端末の現在位置を
算出する位置算出方法、位置算出装置及び自己の現在位
置を算出するPHS端末に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、PHS(Personal handy phone)
端末を用いた位置情報提供サービスが提供されている。
この位置情報提供サービスとは、PHS電話システムに
おける基地局の電波の有効範囲(いわゆる「セル」)が
比較的狭いことに着目し、PHS電話システムにおける
センター局が位置を知りたい人物の所持するPHS端末
からそのPHS端末と通信可能な基地局の情報を受信電
界強度の情報と共に取得することにより、最も近いと予
想される1つの基地局のセルに対応する地図情報を位置
を知りたい人物の位置情報として提供するサービスであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の位置
情報提供サービスにおいては、PHS端末に最も近いと
予想される1つの基地局若しくは少数の基地局の位置情
報に基づいてPHS端末の位置を比較的広い範囲で決定
するものであったため、PHS端末の位置を高い精度で
取得することはできなかった。そこで、本発明は、上述
した事情に鑑みてなされたものであり、携帯端末の位置
を精度良く簡易に算出することができる位置算出方法、
位置算出装置及び自己の位置を算出する携帯端末を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、複数の基地局との間で通信
を行う携帯端末の位置を算出する位置算出方法であっ
て、前記携帯端末が受信した信号を送信する少なくとも
1または複数の前記基地局を特定する特定情報を前記信
号から取得する特定情報取得工程と、前記携帯端末にお
ける前記特定情報で特定される基地局から送信される信
号の受信電界強度を検出する電界強度検出工程と、前記
受信電界強度に基づいて、前記携帯端末と前記特定情報
で特定される基地局との距離を算出する距離算出工程
と、予め保持した前記複数の基地局の緯度経度を含む位
置情報の中から前記特定情報で特定される基地局の緯度
経度を含む位置情報を取得する位置情報取得工程と、前
記特定情報で特定される基地局の数が4以上の場合は、
前記特定情報で特定される基地局のうち、前記取得した
位置情報に基づく緯度最大の基地局及び緯度最小の基地
局と、前記緯度最大の基地局及び緯度最小の基地局を除
く基地局であって経度最大の基地局及び経度最小の基地
局とである4つの基地局の位置に基づいて、前記携帯端
末の位置を算出する位置算出工程とを備えることを特徴
としている。請求項2記載の発明は、複数の基地局との
間で通信を行う携帯端末の位置を算出する位置算出方法
であって、前記携帯端末が受信した信号を送信する少な
くとも1または複数の前記基地局を特定する特定情報を
前記信号から取得する特定情報取得工程と、前記携帯端
末における前記特定情報で特定される基地局から送信さ
れる信号の受信電界強度を検出する電界強度検出工程
と、前記受信電界強度に基づいて、前記携帯端末と前記
特定情報で特定される基地局との距離を算出する距離算
出工程と、予め保持した前記複数の基地局の緯度経度を
含む位置情報の中から前記特定情報で特定される基地局
の緯度経度を含む位置情報を取得する位置情報取得工程
と、前記特定情報で特定される基地局の数が4以上の場
合は、前記特定情報で特定される基地局のうち、前記取
得した位置情報に基づく経度最大の基地局及び経度最小
の基地局と、前記経度最大の基地局及び経度最小の基地
局を除く基地局であって緯度最大の基地局及び緯度最小
の基地局とである4つの基地局の位置に基づいて、前記
携帯端末の位置を算出する位置算出工程とを備えること
を特徴としている。
【0005】請求項3記載の発明は、請求項1または2
に記載の位置算出方法において、前記位置算出工程にお
いては、前記4つの基地局の中の3つの基地局の全ての
組み合わせ毎に、当該3つの基地局の位置に基づいて前
記携帯端末の仮位置を算出し、前記仮位置の平均値を前
記携帯端末の位置として算出することを特徴としてい
る。請求項4記載の発明は、請求項1または2に記載の
位置算出方法において、前記位置算出工程においては、
前記算出した前記携帯端末と前記経度最大の基地局との
距離と、前記算出した前記携帯端末と前記経度最小の基
地局との距離との比により、前記経度最大の基地局及び
経度最小の基地局の位置に基づいて前記携帯端末の第1
の仮位置を算出し、前記算出した前記携帯端末と前記緯
度最大の基地局との距離と、前記算出した前記携帯端末
と前記緯度最小の基地局との距離との比により、前記緯
度最大の基地局及び緯度最小の基地局の位置に基づいて
前記携帯端末の第2の仮位置を算出し、前記第1及び第
2の仮位置の平均値を前記携帯端末の位置として算出す
ることを特徴としている。請求項5記載の発明は、請求
項1または2に記載の位置算出方法において、前記位置
算出工程においては、前記算出した前記携帯端末と前記
経度最大の基地局との距離と、前記算出した前記携帯端
末と前記経度最小の基地局との距離との比により、前記
経度最大の基地局及び経度最小の基地局の位置に基づい
て前記携帯端末の第1の位置を算出し、前記算出した前
記携帯端末と前記緯度最大の基地局との距離と、前記算
出した前記携帯端末と前記緯度最小の基地局との距離と
の比により、前記緯度最大の基地局及び緯度最小の基地
局の位置に基づいて前記携帯端末の第2の仮位置を算出
し、前記検出した前記経度最大の基地局及び経度最小の
基地局から送信される信号の受信電界強度に基づいて、
前記第1の位置の電界強度を算出し、前記検出した前記
緯度最大の基地局及び緯度最小の基地局から送信される
信号の受信電界強度に基づいて、前記第2の位置の電界
強度を算出し、前記第1及び第2の位置と、前記第1及
び第2の位置の電界強度とに基づいて前記携帯端末の位
置を算出することを特徴としている。
【0006】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれかに記載の位置算出方法において、前記位置算
出工程においては、前記特定情報で特定される各基地局
の数が8以上の場合は、前記特定情報で特定される基地
局のうち、前記取得した位置情報に基づく緯度最大の基
地局及び緯度最小の基地局と、前記緯度最大の基地局及
び緯度最小の基地局を除く基地局であって経度最大の基
地局及び経度最小の基地局とである4つの基地局の位置
と、前記特定情報で特定される基地局のうち、前記4つ
の基地局を除く基地局であって、前記取得した位置情報
に基づく緯度最大の基地局及び緯度最小の基地局と、前
記緯度最大の基地局及び緯度最小の基地局を除く基地局
であって経度最大の基地局及び経度最小の基地局とであ
る他の4つの基地局の位置と、に基づいて、前記携帯端
末の位置を算出することを特徴としている。請求項7記
載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の位置
算出方法において、前記位置算出工程においては、前記
特定情報で特定される各基地局の数が8以上の場合は、
前記特定情報で特定される基地局のうち、前記取得した
位置情報に基づく経度最大の基地局及び経度最小の基地
局と、前記経度最大の基地局及び経度最小の基地局を除
く基地局であって緯度最大の基地局及び緯度最小の基地
局とである4つの基地局の位置と、前記特定情報で特定
される基地局のうち、前記4つの基地局を除く基地局で
あって、前記取得した位置情報に基づく経度最大の基地
局及び経度最小の基地局と、前記経度最大の基地局及び
経度最小の基地局を除く基地局であって緯度最大の基地
局及び緯度最小の基地局とである他の4つの基地局の位
置と、に基づいて、前記携帯端末の位置を算出すること
を特徴としている。請求項8記載の発明は、請求項1な
いし6に記載の位置算出方法において、前記距離算出工
程においては、予め保持した前記複数の基地局の送信電
力情報の中から前記特定情報で特定される基地局の送信
電力情報を取得し、前記取得した送信電力情報及び前記
検出した受信電界強度に基づいて、前記携帯端末と前記
特定情報で特定される基地局との距離を算出することを
特徴としている。
【0007】請求項9記載の発明は、請求項1ないし8
のいずれかに記載の位置算出方法において、前記携帯端
末が前記算出した当該携帯端末の位置を表示する位置表
示工程を備えることを特徴としている。請求項10記載
の発明は、複数の基地局との間で通信を行う任意の携帯
端末の位置を算出する位置算出装置であって、前記携帯
端末が受信した信号を送信する少なくとも1または複数
の前記基地局を特定する特定情報と、前記携帯端末にお
ける前記特定情報で特定される基地局から送信される信
号の受信電界強度の情報とを含む信号を受信する情報受
信手段と、前記受信電界強度に基づいて、前記携帯端末
と前記特定情報で特定される各基地局との距離を算出す
る距離算出手段と、全ての前記基地局の位置情報を保持
する位置情報保持手段と、前記位置情報保持手段に保持
した位置情報の中から前記特定情報で特定される基地局
の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記特定情
報で特定される基地局の数が4以上の場合は、前記特定
情報で特定される基地局のうち、前記取得した位置情報
に基づく緯度最大の基地局及び緯度最小の基地局と、前
記緯度最大の基地局及び緯度最小の基地局を除く基地局
であって経度最大の基地局及び経度最小の基地局とであ
る4つの基地局の位置に基づいて、前記携帯端末の位置
を算出する位置算出手段とを備えることを特徴としてい
る。請求項11記載の発明は、請求項10に記載の位置
算出装置において、前記位置算出手段は、前記4つの基
地局の中の3つの基地局の全ての組み合わせ毎に、当該
3つの基地局の位置に基づいて前記携帯端末の仮位置を
算出し、前記仮位置の平均値を前記携帯端末の位置とし
て算出することを特徴としている。
【0008】請求項12記載の発明は、請求項10に記
載の位置算出装置において、前記位置算出手段は、前記
算出した前記携帯端末と前記経度最大の基地局との距離
と、前記算出した前記携帯端末と前記経度最小の基地局
との距離との比により、前記経度最大の基地局及び経度
最小の基地局の位置に基づいて前記携帯端末の第1の仮
位置を算出し、前記算出した前記携帯端末と前記緯度最
大の基地局との距離と、前記算出した前記携帯端末と前
記緯度最小の基地局との距離との比により、前記緯度最
大の基地局及び緯度最小の基地局の位置に基づいて前記
携帯端末の第2の仮位置を算出し、前記第1及び第2の
仮位置の平均値を前記携帯端末の位置として算出するこ
とを特徴としている。請求項13記載の発明は、請求項
10に記載の位置算出装置において、前記位置算出手段
は、前記算出した前記携帯端末と前記経度最大の基地局
との距離と、前記算出した前記携帯端末と前記経度最小
の基地局との距離との比により、前記経度最大の基地局
及び経度最小の基地局の位置に基づいて前記携帯端末の
第1の位置を算出し、前記算出した前記携帯端末と前記
緯度最大の基地局との距離と、前記算出した前記携帯端
末と前記緯度最小の基地局との距離との比により、前記
緯度最大の基地局及び緯度最小の基地局の位置に基づい
て前記携帯端末の第2の仮位置を算出し、前記検出した
前記経度最大の基地局及び経度最小の基地局から送信さ
れる信号の受信電界強度に基づいて、前記第1の位置の
電界強度を算出し、前記検出した前記緯度最大の基地局
及び緯度最小の基地局から送信される信号の受信電界強
度に基づいて、前記第2の位置の電界強度を算出し、前
記第1及び第2の位置と、前記第1及び第2の位置の電
界強度とに基づいて前記携帯端末の位置を算出すること
を特徴としている。
【0009】請求項14記載の発明は、請求項10ない
し13のいずれかに記載の位置算出装置において、前記
位置算出手段は、前記特定情報で特定される各基地局の
数が8以上の場合は、前記特定情報で特定される基地局
のうち、前記取得した位置情報に基づく緯度最大の基地
局及び緯度最小の基地局と、前記緯度最大の基地局及び
緯度最小の基地局を除く基地局であって経度最大の基地
局及び経度最小の基地局とである4つの基地局の位置
と、前記特定情報で特定される基地局のうち、前記4つ
の基地局を除く基地局であって、前記取得した位置情報
に基づく緯度最大の基地局及び緯度最小の基地局と、前
記緯度最大の基地局及び緯度最小の基地局を除く基地局
であって経度最大の基地局及び経度最小の基地局とであ
る他の4つの基地局の位置と、に基づいて、前記携帯端
末の位置を算出することを特徴としている。請求項15
記載の発明は、請求項10ないし14のいずれかに記載
の位置算出装置において、全ての前記基地局の送信電力
情報を保持する電力情報保持手段を有し、前記距離算出
手段は、前記電力情報保持手段に保持した送信電力情報
の中から前記特定情報で特定される基地局の送信電力情
報を取得し、前記取得した送信電力情報及び前記受信電
界強度に基づいて、前記携帯端末と前記特定情報で特定
される基地局との距離を算出することを特徴としてい
る。請求項16記載の発明は、請求項10ないし15の
いずれかに記載の位置算出装置において、前記算出した
携帯端末の位置を含む位置信号を前記携帯端末に送信す
る位置送信手段を有することを特徴としている。
【0010】請求項17記載の発明は、請求項10ない
し16のいずれかに記載の位置算出装置において、前記
携帯端末であるPHS端末の位置を算出することを特徴
としている。請求項18記載の発明は、複数の基地局と
の間で通信を行って自己の位置を算出する携帯端末であ
って、前記基地局から送信される信号を受信する受信手
段と、前記受信手段が受信した信号を送信する少なくと
も1または複数の前記基地局を特定する特定情報を前記
信号から取得する特定情報取得手段と、前記特定情報で
特定される基地局から送信される信号の受信電界強度を
検出する電界強度検出手段と、前記受信電界強度に基づ
いて、当該携帯端末と前記特定情報で特定される基地局
との距離を算出する距離算出手段と、全ての前記基地局
の位置情報を保持する位置情報保持手段と、前記位置情
報保持手段に保持した位置情報の中から前記特定情報で
特定される基地局の位置情報を取得する位置情報取得手
段と、前記特定情報で特定される基地局の数が4以上の
場合は、前記特定情報で特定される基地局のうち、前記
取得した位置情報に基づく緯度最大の基地局及び緯度最
小の基地局と、前記緯度最大の基地局及び緯度最小の基
地局を除く基地局であって経度最大の基地局及び経度最
小の基地局とである4つの基地局の位置に基づいて、当
該携帯端末の位置を算出する位置算出手段とを備えるこ
とを特徴としている。請求項19記載の発明は、請求項
18に記載の携帯端末において、前記位置算出手段は、
前記4つの基地局の中の3つの基地局の全ての組み合わ
せ毎に、当該3つの基地局の位置に基づいて当該携帯端
末の仮位置を算出し、前記仮位置の平均値を当該携帯端
末の位置として算出することを特徴としている。
【0011】請求項20記載の発明は、請求項18に記
載の携帯端末において、前記位置算出手段は、前記算出
した当該携帯端末と前記経度最大の基地局との距離と、
前記算出した当該携帯端末と前記経度最小の基地局との
距離との比により、前記経度最大の基地局及び経度最小
の基地局の位置に基づいて当該携帯端末の第1の仮位置
を算出し、前記算出した当該携帯端末と前記緯度最大の
基地局との距離と、前記算出した当該携帯端末と前記緯
度最小の基地局との距離との比により、前記緯度最大の
基地局及び緯度最小の基地局の位置に基づいて当該携帯
端末の第2の仮位置を算出し、前記第1及び第2の仮位
置の平均値を当該携帯端末の位置として算出することを
特徴としている。請求項21記載の発明は、請求項18
に記載の携帯端末において、前記位置算出手段は、前記
算出した当該携帯端末と前記経度最大の基地局との距離
と、前記算出した当該携帯端末と前記経度最小の基地局
との距離との比により、前記経度最大の基地局及び経度
最小の基地局の位置に基づいて当該携帯端末の第1の位
置を算出し、前記算出した当該携帯端末と前記緯度最大
の基地局との距離と、前記算出した当該携帯端末と前記
緯度最小の基地局との距離との比により、前記緯度最大
の基地局及び緯度最小の基地局の位置に基づいて当該携
帯端末の第2の仮位置を算出し、前記検出した前記経度
最大の基地局及び経度最小の基地局から送信される信号
の受信電界強度に基づいて、前記第1の位置の電界強度
を算出し、前記検出した前記緯度最大の基地局及び緯度
最小の基地局から送信される信号の受信電界強度に基づ
いて、前記第2の位置の電界強度を算出し、前記第1及
び第2の位置と、前記第1及び第2の位置の電界強度と
に基づいて当該携帯端末の位置を算出することを特徴と
している。
【0012】請求項22記載の発明は、請求項18ない
し21のいずれかに記載の携帯端末において、前記位置
算出手段は、前記特定情報で特定される各基地局の数が
8以上の場合は、前記特定情報で特定される基地局のう
ち、前記取得した位置情報に基づく緯度最大の基地局及
び緯度最小の基地局と、前記緯度最大の基地局及び緯度
最小の基地局を除く基地局であって経度最大の基地局及
び経度最小の基地局とである4つの基地局の位置と、前
記特定情報で特定される基地局のうち、前記4つの基地
局を除く基地局であって、前記取得した位置情報に基づ
く緯度最大の基地局及び緯度最小の基地局と、前記緯度
最大の基地局及び緯度最小の基地局を除く基地局であっ
て経度最大の基地局及び経度最小の基地局とである他の
4つの基地局の位置と、に基づいて、当該携帯端末の位
置を算出することを特徴としている。請求項23記載の
発明は、請求項18ないし22のいずれかに記載の携帯
端末において、全ての前記基地局の送信電力情報を保持
する電力情報保持手段を有し、前記距離算出手段は、前
記電力情報保持手段に保持した送信電力情報の中から前
記特定情報で特定される基地局の送信電力情報を取得
し、前記取得した送信電力情報及び前記受信電界強度に
基づいて、前記携帯端末と前記特定情報で特定される基
地局との距離を算出することを特徴としている。請求項
24記載の発明は、請求項18ないし23のいずれかに
記載の携帯端末において、前記携帯端末は、PHS端末
であることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施形態について説明する。
【0014】(1) 第1実施形態 (1−1) 第1実施形態の構成 図1は、本発明の第1実施形態に係る位置情報提供シス
テムの概略構成図である。この位置情報提供システム1
は、PHS電話サービスの一つとして位置情報の提供サ
ービスを行うためのシステムであり、PHS端末10
と、PHS端末10の位置情報DPを送信する位置情報
提供サーバ30とを備えて構成される。なお、この図に
おいてはPHS端末10を1つしか示していないが、実
際にはこのPHS端末10は複数存在する。また、図1
におけるPHS網とは、PHS電話システムにおけるP
HS端末10以外の構成、つまり、公衆電話ボックスや
ビルに設置された図示しない基地局CSk(k=1〜
n)や基地局CSkを制御する移動通信制御装置などを
含んでいる。
【0015】このPHS端末10は、通常のPHS端末
の機能の他に受信可能な基地局情報DCSを収集する機
能と、位置情報提供サーバ30から受信した位置情報D
Pに基づいて現在位置を表示する機能を備えたPHS端
末である。すなわち、図2に示すように、このPHS端
末10は、アンテナ11と、無線電波の送受信を行う無
線部12と、送受信の切り換えを行うスイッチ部13
と、送信部14と、送信データ処理部15と、マイク1
6と、受信部17と、受信データ処理部18と、スピー
カ19と、表示部20と、キー21と、この端末10全
体を制御する制御部22と、メモリ23とを備えて構成
され、通常のPHS端末の通信機能や表示機能などの機
能に加えて、受信可能な基地局情報DCSを収集する機
能と、位置情報提供サーバ30から受信した位置情報D
Pに基づいて現在位置を表示する機能を具備している。
【0016】また、位置情報提供サーバ30は、PHS
端末10が収集した基地局情報DCSを受信すると、受
信した基地局情報DCSに基づいてPHS端末10の現
在座標P0を算出し、算出した位置を位置情報DPとし
てPHS端末10に送信するサービスを提供するサーバ
である。この位置情報提供サーバ30は、図1に示すよ
うに、PHS端末10とPHS網を介して通信を行うた
めのコミュニケーションサーバ31と、PHS電話シス
テムにおける全ての基地局CSkの位置情報(各基地局
CSkの固有番号IDk、緯度経度座標Pk及び基地局
送信電力CSPk)を記憶する基地局位置情報データベ
ース32と、PHS端末10から送信された基地局情報
DCSに基づき基地局位置情報データベース32を参照
してPHS端末10の現在座標P0を算出する座標検索
エンジン33とを備えて構成される。
【0017】(1−2) 実施形態の動作 次に、位置情報提供システム1の動作を説明する。ま
ず、位置情報提供システム1において、ユーザが位置情
報DPを取得するためにPHS端末10の所定のキー2
1を操作すると、PHS端末10は、制御部22により
受信状態に制御され、各基地局CSkから送信される信
号のうち受信できた基地局CSj(j=1〜m)から送
信される信号をアンテナ11、無線部12、スイッチ部
13及び受信部17を介して受信データ処理部18に取
り込む。このとき、PHS端末10は、受信可能な基地
局CSjから送信される信号をそれぞれ1秒間隔で5回
受信し、各回毎に受信電界強度を検出し、その平均の受
信電界強度Ejを算出する。また、PHS端末10は、
受信データ処理部18により受信可能な基地局CSjか
ら送信される信号からその基地局CSjの固有番号ID
jを抽出し、固有番号IDjと受信電界強度Ejを基地
局情報DCSとしてメモリ23に登録する。なお、受信
可能な基地局CSjの数は、このPHS端末10周辺に
おける基地局CSkの数や建物の内外若しくは建物の影
響等によって変化するが、このPHS端末10は、少な
くとも最大6つ以上の基地局CSjからの信号を受信し
て、受信可能な全ての基地局CSjの固有番号IDjと
受信電界強度Ejを含む基地局情報DCSをメモリ23
に登録するようになっている。次に、PHS端末10
は、制御部22により送信状態に制御され、メモリ23
に保持した基地局情報DCSを送信データ処理部15、
送信部14、スイッチ部13、無線部12及びアンテナ
11を介して位置情報提供サーバ30に送信する。
【0018】位置情報提供サーバ30においては、コミ
ュニケーションサーバ31がPHS端末10から送信さ
れた基地局情報DCSをPHS網を介して受信すると、
座標検索エンジン33により基地局データーベース32
が参照され、基地局情報DCSに含まれる各固有番号I
Djに対応する基地局CSjの緯度経度座標Pjと基地
局送信電力CSPjが取得される。そして、位置情報提
供サーバ30においては、座標検索エンジン33により
以下の式を用いてPHS端末10の現在座標P0と各基
地局CSjとの距離rjが算出される。
【0019】 Ej=K・CSPj1/2 /rj ……(1) なお、Kは空間伝搬係数である。
【0020】次に、位置情報提供サーバ30は、座標検
索エンジン33により得られたPHS端末10の現在座
標P0と各基地局CSjとの距離rj及び基地局CSj
の緯度経度座標Pjに基づいて後述する算出方法により
PHS端末10の現在座標P0を算出する。なお、基地
局送信電力CSPkが全ての基地局CSkで同一である
PHS電話システムの場合は、式(1)の基地局送信電
力CSPjは一定値でよいので、予め式(1)にこの値
を含めておけば良く、基地局位置情報データベース32
の位置情報に含める必要がないことは言うまでもない。
ここで、この位置情報提供システム1においては、PH
S端末10の現在座標P0を4地点の基地局の位置に基
づいて算出することを特徴とするものであるが、その算
出方法を説明する前提として、まず、2地点または3地
点の基地局の位置に基づいてPHS端末10の現在座標
P0を算出する方法から説明する。
【0021】(1−2−1) 2地点の基地局を用いる
算出方法 位置情報提供サーバ30は、図3(A)に示すように、
PHS端末10が受信可能な基地局CSjが2つ、例え
ば、基地局CS1、CS2の場合は、上述したように座
標検索エンジン33により距離r1、r2と各基地局C
S1、CS2の緯度経度座標P1、P2を取得した後、
以下の式を用いてPHS端末10の現在座標P0を算出
する。
【0022】 P0=r2・P1/(r1+r2)+r1・P2/(r1+r2)……(2)
【0023】従って、位置情報提供サーバ30は、PH
S端末10の現在座標P0と各基地局CS1、CS2と
の距離r1と距離r2の比に基づいて各基地局CS1、
CS2の緯度経度座標P1、P2からPHS端末10の
現在座標P0を算出することができる。
【0024】(1−2−2) 3地点の基地局を用いる
算出方法 位置情報提供サーバ30は、図3(B)に示すように、
PHS端末10が受信可能な基地局CSjが3つ、例え
ば、基地局CS1、CS2、CS3の場合は、上述した
ように座標検索エンジン33により距離r1、r2、r
3と各基地局CS1、CS2、CS3の緯度経度座標P
1、P2、P3を取得した後、上述の式(2)を用いる
ことにより、座標検索エンジン33により基地局CS1
と基地局CS2間に距離r1と距離r2の比に対応する
中間座標P12と、基地局CS1と基地局CS3間に距
離r1と距離r3の比に対応する中間座標P13とを算
出する。そして、位置情報提供サーバ30は、各中間座
標P12、P13に基地局CS12、CS13が存在す
ると仮定し、座標検索エンジン33により以下の式を用
いて各中間座標P12、P13に位置する仮定の基地局
CS12、CS13の基地局送信電力(電界強度)CS
P12、CSP13を算出する。
【0025】 CSP12=r2・CSP1/(r1+r2)+r1・CSP2/(r1+ r2)……(3) CSP13=r3・CSP1/(r1+r3)+r1・CSP2/(r1+ r3)……(4)
【0026】さらに、位置情報提供サーバ30は、受信
電界強度E1及びE2の平均値を仮定の基地局CS12
からの受信電界強度E12とし、受信電界強度E1及び
E3の平均値を仮定の基地局CS13からの受信電界強
度E13とする。これにより、位置情報提供サーバ30
は、仮定の基地局CS12、CS13を用いて、上述し
た「2地点の基地局を用いる算出方法」によりPHS端
末10の現在座標P0を算出することができる。
【0027】(1−2−3) 4地点の基地局を用いる
算出方法 ところで、市街地と隣り合う広い公園などにPHS端末
10が位置する場合には、そのPHS端末10が受信可
能な基地局CSjが一方向(市街地側)の基地局に限定
されると想定される。この場合は、PHS端末10が受
信可能な基地局CSjに囲まれるエリア外に位置するこ
ととなるため、PHS端末10がそのエリア内に位置す
ることを前提としてPHS端末10の現在座標P0を算
出する「3地点の基地局を用いる算出方法」は、現在座
標P0の精度が低くなってしまう場合が生じる。そこ
で、位置情報提供サーバ30は、PHS端末10が受信
可能な基地局CSjが4つ以上の場合は、以下の算出方
法によりPHS端末10の現在座標P0を算出すること
により、現在座標P0の精度誤差を低減させることとし
ている。
【0028】すなわち、位置情報提供サーバ30は、受
信可能な基地局CSjが4つ以上の場合は、上述したよ
うに座標検索エンジン33により受信可能な基地局CS
jの緯度経度座標Pjを取得した後、図4に示すよう
に、緯度経度座標Pjに基づいて全ての基地局CSjの
中から緯度最大の位置にある基地局(CSNとする)
と、緯度最小の位置にある基地局(CSSとする)を検
出する。また、位置情報提供サーバ30は、この基地局
CSN及びCSSを除く基地局CSjの中から経度最大
の位置にある基地局(CSEとする)と、経度最小の位
置にある基地局(CSWとする)を検出する。
【0029】次に、位置情報提供サーバ30は、緯度最
大の位置にある基地局CSN、経度最大の位置にある基
地局CSE及び経度最小の位置にある基地局CSWを用
いて、上述した「3地点の基地局を用いる算出方法」に
よりPHS端末10の現在座標P01(図示せず)を算
出する。また、位置情報提供サーバ30は、緯度最小の
位置にある基地局CSS、経度最大の位置にある基地局
CSE及び経度最小の位置にある基地局CSWを用い
て、上述した「3地点の基地局を用いる算出方法」によ
りPHS端末10の現在座標P02(図示せず)を算出
する。また、位置情報提供サーバ30は、経度最大の位
置にある基地局CSE、緯度最大の位置にある基地局C
SN及び緯度最小の位置にある基地局CSSを用いて、
上述した「3地点の基地局を用いる算出方法」によりP
HS端末10の現在座標P03(図示せず)を算出す
る。さらに、位置情報提供サーバ30は、経度最小の位
置にある基地局CSW、緯度最大の位置にある基地局C
SN及び緯度最小の位置にある基地局CSSを用いて、
上述した「3地点の基地局を用いる算出方法」によりP
HS端末10の現在座標P04(図示せず)を算出す
る。
【0030】そして、位置情報提供サーバ30は、算出
したPHS端末10の現在座標P01、P02、P0
3、P04の値の平均値をPHS端末10の現在座標P
0として算出する。これにより、位置情報提供サーバ3
0は、PHS端末10が受信可能な基地局CSjが4つ
以上ある場合は、これら基地局CSjのうち東西南北方
向の最端にある基地局CSN、CSS、CSE、CSW
の位置を用いてPHS端末10の現在座標P0を算出す
ることにより、基地局CSjが一方向の基地局のみに限
定される場合を可能な限り回避することができる。さら
に、位置情報提供サーバ30は、この4つの基地局CS
N、CSS、CSE、CSWの中の3つの基地局の全て
の組み合わせ毎に算出した現在座標P01〜P04の平
均値をPHS端末10の現在座標P0とするので、現在
座標P0の誤差を低減でき、現在座標P0を精度良く算
出することができる。
【0031】なお、位置情報提供サーバ30は、PHS
端末10が受信可能な基地局CSjが1つ、例えば、基
地局CS1だけの場合には、座標検索エンジン33によ
り距離r1と基地局CS1の緯度経度座標P1を取得し
た後、この緯度経度座標P1を中心とする半径r1の範
囲をPHS端末10の現在座標P0とすることとしてい
る。
【0032】このようにして位置情報提供システム1に
おいては、位置情報提供サーバ30によりPHS端末1
0の現在座標P0が取得されると、位置情報提供サーバ
30がコミュニケーションサーバ31によりこの取得し
た現在座標P0を位置情報DPとしてPHS端末10に
送信するようになっている。従って、PHS端末10
は、受信した位置情報DPに基づいて現在位置を表示で
きるようになっている。これらにより、位置情報提供シ
ステム1は、PHS端末10の現在座標を精度良く簡易
に算出することができ、PHS端末10に正確な位置情
報DPを送信することができるようになっている。
【0033】(2) 第2実施形態 次に本発明の第2実施形態について説明する。第2実施
形態においては、「4地点の基地局を用いる算出方法」
が異なることを除いて第1実施形態と同様であるため、
重複する説明は省略し、異なる部分のみを説明する。
【0034】位置情報提供サーバ30は、基地局CSj
が4つ以上の場合は、第1実施形態の場合と同様に、P
HS端末10から送信された緯度経度座標Pjに基づい
て緯度最大の位置にある基地局CSN、緯度最小の位置
にある基地局CSS、経度最大の位置にある基地局CS
E及び経度最小の位置にある基地局CSWを検出する。
そして、図5に示すように、位置情報提供サーバ30
は、緯度最大の位置にある基地局CSNと緯度最小の位
置にある基地局CSSを用いて、座標検索エンジン33
により上述した「2地点の基地局を用いる算出方法」に
よりPHS端末10の現在座標P0Aを算出する。ま
た、位置情報提供サーバ30は、経度最大の位置にある
基地局CSEと経度最小の位置にある基地局CSWを用
いて、同様の方法によりPHS端末10の現在座標P0
Bを算出する。そして、位置情報提供サーバ30は、算
出したPHS端末10の現在座標P01A、P01Bの
値の平均値をPHS端末10の現在座標P0とすること
により、PHS端末10の現在座標P0を算出すること
ができる。この場合もPHS端末10が受信可能な基地
局CSjのうち、東西南北方向の最端にある基地局CS
N、CSS、CSE、CSWの位置を用いてPHS端末
10の現在座標P0を算出することにより、第1実施形
態と同様に、基地局CSjが一方向の基地局のみに限定
される場合を可能な限り回避でき、PHS端末10の現
在座標P0を精度良く算出できるようになっている。
【0035】(3) 第3実施形態 次に本発明の第3実施形態について説明する。第3実施
形態においては、「4地点の基地局を用いる算出方法」
が異なることを除いて第1実施形態と同様であるため、
重複する説明は省略し、異なる部分のみを説明する。
【0036】位置情報提供サーバ30は、基地局CSj
が4つ以上の場合は、第1実施形態の場合と同様に、P
HS端末10から送信された緯度経度座標Pjに基づい
て緯度最大の位置にある基地局CSN、緯度最小の位置
にある基地局CSS、経度最大の位置にある基地局CS
E及び経度最小の位置にある基地局CSWを検出する。
そして、図6に示すように、位置情報提供サーバ30
は、緯度最大の位置にある基地局CSNと緯度最小の位
置にある基地局CSSを用いて、座標検索エンジン33
により上述した「3地点の基地局を用いる算出方法」の
仮定の基地局を算出する方法を用いてPHS端末10の
現在座標P0と各基地局CSN、CSSとの距離比に対
応する中間座標にある仮定の基地局(CSNSとおく)
の緯度経度座標及び基地局送信電力(電界強度)を算出
する。また、位置情報提供サーバ30は、経度最大の位
置にある基地局CSEと経度最小の位置にある基地局C
SWを用いて、同様の方法でPHS端末10の現在座標
P0と各基地局CSE、CSWとの距離比に対応する中
間座標にある仮定の基地局(CSEWとおく)の緯度経
度座標及び基地局送信電力(電界強度)を算出する。そ
して、位置情報提供サーバ30は、仮定の基地局CSN
S、CSEWを用いて、座標検索エンジン33により上
述した「2地点の基地局を用いる算出方法」によりPH
S端末10の現在座標P0を算出することができる。こ
の場合もPHS端末10が受信可能な基地局CSjのう
ち、東西南北方向の最端にある基地局CSN、CSS、
CSE、CSWの位置を用いてPHS端末10の現在座
標P0を算出することにより、第1実施形態と同様に、
基地局CSjが一方向の基地局のみに限定される場合を
可能な限り回避でき、PHS端末10の現在座標P0を
精度良く算出できるようになっている。
【0037】(4) 変形例 (4−1) 第1変形例 上述の各実施形態においては、基地局CSjが4つ以上
の場合は基地局CSjのうち東西南北方向の最端にある
4つの基地局CSN、CSS、CSE、CSWだけを使
用してPHS端末10の現在座標P0を算出する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、基地局CSj
が8つ以上の場合は、図7に示すように、さらに基地局
CSN、CSS、CSE、CSWを除く基地局CSjの
うち、東西南北方向の最端にある4つの基地局CSN
2、CSS2、CSE2、CSW2を使用してPHS端
末10の現在座標を算出して、基地局CSN、CSS、
CSE、CSWから算出したPHS端末10の現在座標
と、基地局CSN2、CSS2、CSE2、CSのW2
から算出したPHS端末10の現在座標の平均値をPH
S端末10の現在座標P0とすることにより、現在座標
P0の精度をさらに向上させてもよい。
【0038】(4−2) 第2変形例 上述の各実施形態においては、受信可能な基地局CSj
が4つ以上の場合は、基地局CSjの中から緯度最大の
位置にある基地局CSN及び緯度最小の位置にある基地
局CSSを検出した後、基地局CSN及びCSSを除く
基地局CSjの中から経度最大の位置にある基地局CS
E及び経度最小の位置にある基地局CSWを検出する場
合について述べたが、基地局CSjの中から基地局CS
E及び基地局CSWを検出した後に、基地局CSE及び
基地局CSWを除く基地局CSjの中から基地局CSN
及び基地局CSSを検出してもよい。
【0039】(4−3) 第3変形例 上述の各実施形態においては、PHS端末10の現在座
標P0の情報をその端末10に提供する位置情報提供シ
ステムに本発明を適用する場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、PHS端末を携帯する子供などの位
置を知りたい予め定めた基準範囲内の親などにFAXや
固定電話を介して位置情報を提供する位置情報提供シス
テムに本発明を適用してもよい。この場合、PHS端末
10は、通常のPHS端末の機能の他に受信可能な基地
局情報DCSを収集する機能があれば良く、現在位置を
表示する機能はなくてもよく、また、動物などの位置を
把握するための専用端末であってもよい。
【0040】(4−4) 第4変形例 また、上述の実施形態においては、PHS端末10の現
在座標P0の情報のみをそのPHS端末10や予め定め
た基準範囲内の親などにFAXや固定電話を介して提供
する提供する場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、現在座標P0を含む地図情報を提供してもよく、
現在座標P0の周辺の店情報や観光情報などの他の情報
を提供するようにしてもよい。
【0041】(4−5) 第5変形例 上述の実施形態においては、PHS端末を利用した位置
情報提供システムに本発明を適用する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、携帯電話端末や、PHS
電話システムまたは携帯電話システムにおける基地局と
の間で通信可能な一般にPDA(Personal Digital Ass
istants)と呼ばれるこの種の携帯端末に本発明を広く
適用することができる。
【0042】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、PHS
端末などの携帯端末の位置を精度良く簡易に算出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る位置情報提供シ
ステムの概略構成図である。
【図2】 前記位置情報提供システムのPHS端末の構
成を示すブロック図である。
【図3】 図3(A)は、前記PHS端末の受信可能な
基地局が2つの場合の現在座標の算出方法の説明に供す
る図であり、図3(B)は、前記PHS端末の受信可能
な基地局が3つの場合の現在座標の算出方法の説明に供
する図である。
【図4】 前記PHS端末の受信可能な基地局が4つ以
上の場合の現在座標の算出方法の説明に供する図であ
る。
【図5】 第2実施形態に係る位置情報提供システムの
PHS端末の受信可能な基地局が4つ以上の場合の現在
座標の算出方法の説明に供する図である。
【図6】 第3実施形態に係る位置情報提供システムの
PHS端末の受信可能な基地局が4つ以上の場合の現在
座標の算出方法の説明に供する図である。
【図7】 第1変形例に係る位置情報提供システムのP
HS端末の受信可能な基地局が8つ以上の場合の現在座
標の算出方法の説明に供する図である。
【符号の説明】
1……位置情報提供システム、 10……PHS端末、 30……位置情報提供サーバ、 31……コミュニケーションサーバ、 32……基地局位置情報データベース、 33……座標検索エンジン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊野口 誠 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 5J062 BB05 CC18 5K067 AA33 BB02 DD19 EE02 EE10 EE23 FF03 JJ52 JJ54

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基地局との間で通信を行う携帯端
    末の位置を算出する位置算出方法であって、 前記携帯端末が受信した信号を送信する少なくとも1ま
    たは複数の前記基地局を特定する特定情報を前記信号か
    ら取得する特定情報取得工程と、 前記携帯端末における前記特定情報で特定される基地局
    から送信される信号の受信電界強度を検出する電界強度
    検出工程と、 前記受信電界強度に基づいて、前記携帯端末と前記特定
    情報で特定される基地局との距離を算出する距離算出工
    程と、 予め保持した前記複数の基地局の緯度経度を含む位置情
    報の中から前記特定情報で特定される基地局の緯度経度
    を含む位置情報を取得する位置情報取得工程と、 前記特定情報で特定される基地局の数が4以上の場合
    は、前記特定情報で特定される基地局のうち、前記取得
    した位置情報に基づく緯度最大の基地局及び緯度最小の
    基地局と、前記緯度最大の基地局及び緯度最小の基地局
    を除く基地局であって経度最大の基地局及び経度最小の
    基地局とである4つの基地局の位置に基づいて、前記携
    帯端末の位置を算出する位置算出工程とを備えることを
    特徴とする位置算出方法。
  2. 【請求項2】 複数の基地局との間で通信を行う携帯端
    末の位置を算出する位置算出方法であって、 前記携帯端末が受信した信号を送信する少なくとも1ま
    たは複数の前記基地局を特定する特定情報を前記信号か
    ら取得する特定情報取得工程と、 前記携帯端末における前記特定情報で特定される基地局
    から送信される信号の受信電界強度を検出する電界強度
    検出工程と、 前記受信電界強度に基づいて、前記携帯端末と前記特定
    情報で特定される基地局との距離を算出する距離算出工
    程と、 予め保持した前記複数の基地局の緯度経度を含む位置情
    報の中から前記特定情報で特定される基地局の緯度経度
    を含む位置情報を取得する位置情報取得工程と、 前記特定情報で特定される基地局の数が4以上の場合
    は、前記特定情報で特定される基地局のうち、前記取得
    した位置情報に基づく経度最大の基地局及び経度最小の
    基地局と、前記経度最大の基地局及び経度最小の基地局
    を除く基地局であって緯度最大の基地局及び緯度最小の
    基地局とである4つの基地局の位置に基づいて、前記携
    帯端末の位置を算出する位置算出工程とを備えることを
    特徴とする位置算出方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の位置算出方法
    において、 前記位置算出工程においては、 前記4つの基地局の中の3つの基地局の全ての組み合わ
    せ毎に、当該3つの基地局の位置に基づいて前記携帯端
    末の仮位置を算出し、前記仮位置の平均値を前記携帯端
    末の位置として算出することを特徴とする位置算出方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の位置算出方法
    において、 前記位置算出工程においては、 前記算出した前記携帯端末と前記経度最大の基地局との
    距離と、前記算出した前記携帯端末と前記経度最小の基
    地局との距離との比により、前記経度最大の基地局及び
    経度最小の基地局の位置に基づいて前記携帯端末の第1
    の仮位置を算出し、 前記算出した前記携帯端末と前記緯度最大の基地局との
    距離と、前記算出した前記携帯端末と前記緯度最小の基
    地局との距離との比により、前記緯度最大の基地局及び
    緯度最小の基地局の位置に基づいて前記携帯端末の第2
    の仮位置を算出し、 前記第1及び第2の仮位置の平均値を前記携帯端末の位
    置として算出することを特徴とする位置算出方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の位置算出方法
    において、 前記位置算出工程においては、 前記算出した前記携帯端末と前記経度最大の基地局との
    距離と、前記算出した前記携帯端末と前記経度最小の基
    地局との距離との比により、前記経度最大の基地局及び
    経度最小の基地局の位置に基づいて前記携帯端末の第1
    の位置を算出し、 前記算出した前記携帯端末と前記緯度最大の基地局との
    距離と、前記算出した前記携帯端末と前記緯度最小の基
    地局との距離との比により、前記緯度最大の基地局及び
    緯度最小の基地局の位置に基づいて前記携帯端末の第2
    の仮位置を算出し、 前記検出した前記経度最大の基地局及び経度最小の基地
    局から送信される信号の受信電界強度に基づいて、前記
    第1の位置の電界強度を算出し、 前記検出した前記緯度最大の基地局及び緯度最小の基地
    局から送信される信号の受信電界強度に基づいて、前記
    第2の位置の電界強度を算出し、 前記第1及び第2の位置と、前記第1及び第2の位置の
    電界強度とに基づいて前記携帯端末の位置を算出するこ
    とを特徴とする位置算出方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の位
    置算出方法において、 前記位置算出工程においては、 前記特定情報で特定される各基地局の数が8以上の場合
    は、前記特定情報で特定される基地局のうち、前記取得
    した位置情報に基づく緯度最大の基地局及び緯度最小の
    基地局と、前記緯度最大の基地局及び緯度最小の基地局
    を除く基地局であって経度最大の基地局及び経度最小の
    基地局とである4つの基地局の位置と、 前記特定情報で特定される基地局のうち、前記4つの基
    地局を除く基地局であって、前記取得した位置情報に基
    づく緯度最大の基地局及び緯度最小の基地局と、前記緯
    度最大の基地局及び緯度最小の基地局を除く基地局であ
    って経度最大の基地局及び経度最小の基地局とである他
    の4つの基地局の位置と、に基づいて、 前記携帯端末の位置を算出することを特徴とする位置算
    出方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれかに記載の位
    置算出方法において、 前記位置算出工程においては、 前記特定情報で特定される各基地局の数が8以上の場合
    は、前記特定情報で特定される基地局のうち、前記取得
    した位置情報に基づく経度最大の基地局及び経度最小の
    基地局と、前記経度最大の基地局及び経度最小の基地局
    を除く基地局であって緯度最大の基地局及び緯度最小の
    基地局とである4つの基地局の位置と、 前記特定情報で特定される基地局のうち、前記4つの基
    地局を除く基地局であって、前記取得した位置情報に基
    づく経度最大の基地局及び経度最小の基地局と、前記経
    度最大の基地局及び経度最小の基地局を除く基地局であ
    って緯度最大の基地局及び緯度最小の基地局とである他
    の4つの基地局の位置と、に基づいて、前記携帯端末の
    位置を算出することを特徴とする位置算出方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし6に記載の位置算出方法
    において、 前記距離算出工程においては、 予め保持した前記複数の基地局の送信電力情報の中から
    前記特定情報で特定される基地局の送信電力情報を取得
    し、 前記取得した送信電力情報及び前記検出した受信電界強
    度に基づいて、前記携帯端末と前記特定情報で特定され
    る基地局との距離を算出することを特徴とする位置算出
    方法。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の位
    置算出方法において、 前記携帯端末が前記算出した当該携帯端末の位置を表示
    する位置表示工程を備えることを特徴とする位置算出方
    法。
  10. 【請求項10】 複数の基地局との間で通信を行う任意
    の携帯端末の位置を算出する位置算出装置であって、 前記携帯端末が受信した信号を送信する少なくとも1ま
    たは複数の前記基地局を特定する特定情報と、前記携帯
    端末における前記特定情報で特定される基地局から送信
    される信号の受信電界強度の情報とを含む信号を受信す
    る情報受信手段と、 前記受信電界強度に基づいて、前記携帯端末と前記特定
    情報で特定される各基地局との距離を算出する距離算出
    手段と、 全ての前記基地局の位置情報を保持する位置情報保持手
    段と、 前記位置情報保持手段に保持した位置情報の中から前記
    特定情報で特定される基地局の位置情報を取得する位置
    情報取得手段と、 前記特定情報で特定される基地局の数が4以上の場合
    は、前記特定情報で特定される基地局のうち、前記取得
    した位置情報に基づく緯度最大の基地局及び緯度最小の
    基地局と、前記緯度最大の基地局及び緯度最小の基地局
    を除く基地局であって経度最大の基地局及び経度最小の
    基地局とである4つの基地局の位置に基づいて、前記携
    帯端末の位置を算出する位置算出手段とを備えることを
    特徴とする位置算出装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の位置算出装置にお
    いて、 前記位置算出手段は、前記4つの基地局の中の3つの基
    地局の全ての組み合わせ毎に、当該3つの基地局の位置
    に基づいて前記携帯端末の仮位置を算出し、前記仮位置
    の平均値を前記携帯端末の位置として算出することを特
    徴とする位置算出装置。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の位置算出装置にお
    いて、 前記位置算出手段は、 前記算出した前記携帯端末と前記経度最大の基地局との
    距離と、前記算出した前記携帯端末と前記経度最小の基
    地局との距離との比により、前記経度最大の基地局及び
    経度最小の基地局の位置に基づいて前記携帯端末の第1
    の仮位置を算出し、 前記算出した前記携帯端末と前記緯度最大の基地局との
    距離と、前記算出した前記携帯端末と前記緯度最小の基
    地局との距離との比により、前記緯度最大の基地局及び
    緯度最小の基地局の位置に基づいて前記携帯端末の第2
    の仮位置を算出し、 前記第1及び第2の仮位置の平均値を前記携帯端末の位
    置として算出することを特徴とする位置算出装置。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載の位置算出装置にお
    いて、 前記位置算出手段は、 前記算出した前記携帯端末と前記経度最大の基地局との
    距離と、前記算出した前記携帯端末と前記経度最小の基
    地局との距離との比により、前記経度最大の基地局及び
    経度最小の基地局の位置に基づいて前記携帯端末の第1
    の位置を算出し、 前記算出した前記携帯端末と前記緯度最大の基地局との
    距離と、前記算出した前記携帯端末と前記緯度最小の基
    地局との距離との比により、前記緯度最大の基地局及び
    緯度最小の基地局の位置に基づいて前記携帯端末の第2
    の仮位置を算出し、 前記検出した前記経度最大の基地局及び経度最小の基地
    局から送信される信号の受信電界強度に基づいて、前記
    第1の位置の電界強度を算出し、 前記検出した前記緯度最大の基地局及び緯度最小の基地
    局から送信される信号の受信電界強度に基づいて、前記
    第2の位置の電界強度を算出し、 前記第1及び第2の位置と、前記第1及び第2の位置の
    電界強度とに基づいて前記携帯端末の位置を算出するこ
    とを特徴とする位置算出装置。
  14. 【請求項14】 請求項10ないし13のいずれかに記
    載の位置算出装置において、 前記位置算出手段は、 前記特定情報で特定される各基地局の数が8以上の場合
    は、前記特定情報で特定される基地局のうち、前記取得
    した位置情報に基づく緯度最大の基地局及び緯度最小の
    基地局と、前記緯度最大の基地局及び緯度最小の基地局
    を除く基地局であって経度最大の基地局及び経度最小の
    基地局とである4つの基地局の位置と、 前記特定情報で特定される基地局のうち、前記4つの基
    地局を除く基地局であって、前記取得した位置情報に基
    づく緯度最大の基地局及び緯度最小の基地局と、前記緯
    度最大の基地局及び緯度最小の基地局を除く基地局であ
    って経度最大の基地局及び経度最小の基地局とである他
    の4つの基地局の位置と、に基づいて、前記携帯端末の
    位置を算出することを特徴とする位置算出装置。
  15. 【請求項15】 請求項10ないし14のいずれかに記
    載の位置算出装置において、 全ての前記基地局の送信電力情報を保持する電力情報保
    持手段を有し、 前記距離算出手段は、 前記電力情報保持手段に保持した送信電力情報の中から
    前記特定情報で特定される基地局の送信電力情報を取得
    し、 前記取得した送信電力情報及び前記受信電界強度に基づ
    いて、前記携帯端末と前記特定情報で特定される基地局
    との距離を算出することを特徴とする位置算出装置。
  16. 【請求項16】 請求項10ないし15のいずれかに記
    載の位置算出装置において、 前記算出した携帯端末の位置を含む位置信号を前記携帯
    端末に送信する位置送信手段を有することを特徴とする
    位置算出装置。
  17. 【請求項17】 請求項10ないし16のいずれかに記
    載の位置算出装置において、 前記携帯端末であるPHS端末の位置を算出することを
    特徴とする位置算出装置。
  18. 【請求項18】 複数の基地局との間で通信を行って自
    己の位置を算出する携帯端末であって、 前記基地局から送信される信号を受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した信号を送信する少なくとも1ま
    たは複数の前記基地局を特定する特定情報を前記信号か
    ら取得する特定情報取得手段と、 前記特定情報で特定される基地局から送信される信号の
    受信電界強度を検出する電界強度検出手段と、 前記受信電界強度に基づいて、当該携帯端末と前記特定
    情報で特定される基地局との距離を算出する距離算出手
    段と、 全ての前記基地局の位置情報を保持する位置情報保持手
    段と、 前記位置情報保持手段に保持した位置情報の中から前記
    特定情報で特定される基地局の位置情報を取得する位置
    情報取得手段と、 前記特定情報で特定される基地局の数が4以上の場合
    は、前記特定情報で特定される基地局のうち、前記取得
    した位置情報に基づく緯度最大の基地局及び緯度最小の
    基地局と、前記緯度最大の基地局及び緯度最小の基地局
    を除く基地局であって経度最大の基地局及び経度最小の
    基地局とである4つの基地局の位置に基づいて、当該携
    帯端末の位置を算出する位置算出手段とを備えることを
    特徴とする携帯端末。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の携帯端末におい
    て、 前記位置算出手段は、前記4つの基地局の中の3つの基
    地局の全ての組み合わせ毎に、当該3つの基地局の位置
    に基づいて当該携帯端末の仮位置を算出し、前記仮位置
    の平均値を当該携帯端末の位置として算出することを特
    徴とする携帯端末。
  20. 【請求項20】 請求項18に記載の携帯端末におい
    て、 前記位置算出手段は、 前記算出した当該携帯端末と前記経度最大の基地局との
    距離と、前記算出した当該携帯端末と前記経度最小の基
    地局との距離との比により、前記経度最大の基地局及び
    経度最小の基地局の位置に基づいて当該携帯端末の第1
    の仮位置を算出し、 前記算出した当該携帯端末と前記緯度最大の基地局との
    距離と、前記算出した当該携帯端末と前記緯度最小の基
    地局との距離との比により、前記緯度最大の基地局及び
    緯度最小の基地局の位置に基づいて当該携帯端末の第2
    の仮位置を算出し、 前記第1及び第2の仮位置の平均値を当該携帯端末の位
    置として算出することを特徴とする携帯端末。
  21. 【請求項21】 請求項18に記載の携帯端末におい
    て、 前記位置算出手段は、 前記算出した当該携帯端末と前記経度最大の基地局との
    距離と、前記算出した当該携帯端末と前記経度最小の基
    地局との距離との比により、前記経度最大の基地局及び
    経度最小の基地局の位置に基づいて当該携帯端末の第1
    の位置を算出し、 前記算出した当該携帯端末と前記緯度最大の基地局との
    距離と、前記算出した当該携帯端末と前記緯度最小の基
    地局との距離との比により、前記緯度最大の基地局及び
    緯度最小の基地局の位置に基づいて当該携帯端末の第2
    の仮位置を算出し、 前記検出した前記経度最大の基地局及び経度最小の基地
    局から送信される信号の受信電界強度に基づいて、前記
    第1の位置の電界強度を算出し、 前記検出した前記緯度最大の基地局及び緯度最小の基地
    局から送信される信号の受信電界強度に基づいて、前記
    第2の位置の電界強度を算出し、 前記第1及び第2の位置と、前記第1及び第2の位置の
    電界強度とに基づいて当該携帯端末の位置を算出するこ
    とを特徴とする携帯端末。
  22. 【請求項22】 請求項18ないし21のいずれかに記
    載の携帯端末において、 前記位置算出手段は、 前記特定情報で特定される各基地局の数が8以上の場合
    は、前記特定情報で特定される基地局のうち、前記取得
    した位置情報に基づく緯度最大の基地局及び緯度最小の
    基地局と、前記緯度最大の基地局及び緯度最小の基地局
    を除く基地局であって経度最大の基地局及び経度最小の
    基地局とである4つの基地局の位置と、 前記特定情報で特定される基地局のうち、前記4つの基
    地局を除く基地局であって、前記取得した位置情報に基
    づく緯度最大の基地局及び緯度最小の基地局と、前記緯
    度最大の基地局及び緯度最小の基地局を除く基地局であ
    って経度最大の基地局及び経度最小の基地局とである他
    の4つの基地局の位置と、に基づいて、当該携帯端末の
    位置を算出することを特徴とする携帯端末。
  23. 【請求項23】 請求項18ないし22のいずれかに記
    載の携帯端末において、 全ての前記基地局の送信電力情報を保持する電力情報保
    持手段を有し、 前記距離算出手段は、 前記電力情報保持手段に保持した送信電力情報の中から
    前記特定情報で特定される基地局の送信電力情報を取得
    し、 前記取得した送信電力情報及び前記受信電界強度に基づ
    いて、前記携帯端末と前記特定情報で特定される基地局
    との距離を算出することを特徴とする携帯端末。
  24. 【請求項24】 請求項18ないし23のいずれかに記
    載の携帯端末において、 前記携帯端末は、PHS端末であることを特徴とする携
    帯端末。
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US7296046B2 (en) 2003-01-28 2007-11-13 Nec Corporation Mobile terminal provided with positioning system and method of positioning
CN102829796A (zh) * 2012-08-22 2012-12-19 深圳市豪恩安全科技有限公司 一种可相互定位的计步器
CN103905996A (zh) * 2014-04-01 2014-07-02 湖南科技大学 一种基于线性调频扩频无线通信技术的井下定位系统
WO2017107068A1 (zh) * 2015-12-22 2017-06-29 华为技术有限公司 终端定位方法、装置及系统

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