JP2000002342A - 偏心弁 - Google Patents

偏心弁

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JP2000002342A
JP2000002342A JP17156698A JP17156698A JP2000002342A JP 2000002342 A JP2000002342 A JP 2000002342A JP 17156698 A JP17156698 A JP 17156698A JP 17156698 A JP17156698 A JP 17156698A JP 2000002342 A JP2000002342 A JP 2000002342A
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eccentric
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Kunihiro Tatsumi
国広 辰巳
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Tomoe Technical Research Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏心弁のシートを押え板と取付ボルトで固着
する構造において取付ボルトの緩みを効果的に防止し得
るようにした偏心弁を提供せんとするものである。 【解決手段】 略円筒状流体通路を貫設した弁本体と、
該弁本体内に弁棒で回転自在に軸支された円板状の弁体
と、弁本体の内周面と弁体の外周面との間に介挿される
密封用のシートとを含み、少なくとも弁体の中心を弁棒
の中心から離して偏心させた偏心弁において、前記シー
トをシート押え板を介してシート取付ボルトにより弁本
体または弁体に固着し、シート押え板に取付ボルトの頭
部を受け入れる凹部を形成して、ボルト締付時に取付ボ
ルトの頭部が押え板の表面から突出しないようにすると
共に、弁本体または弁体にスナップリングを装着して、
該スナップリングにより取付ボルトの頭部の少なくとも
一部を覆うようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】この発明は、弁体を軸支する弁棒
の中心に対して弁体の中心を偏心させた構造を有する偏
心弁、特にシートの緩み或いは脱落を防止するようにし
た偏心弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、弁体を軸支する弁棒の中心に対し
て、弁体の中心を偏心させた構造を有する偏心弁は公知
である。かかる偏心弁には、弁棒の中心と弁体の中心が
離れて位置し、弁本体側と弁体側のシールは円錐形状を
なし、該円錐の中心線上に弁棒の中心が位置し、円錐の
中心線が弁本体の中心線と合致した構造を有する偏心弁
と、回転軸となる弁棒の中心を弁体の中心から離す(一
次偏心)と共に、更に弁本体の中心線からも離して(二
次偏心)位置させた構造をもつ二重偏心弁、並びに前記
二重偏心に加えて、更に円錐の中心線を弁本体の中心線
から傾かせて位置させた三次偏心部を有する三重偏心弁
の三種類の偏心弁が知られている。
【0003】かかる従来の偏心弁のシートは、通常弁本
体或いは弁体に押え板と複数の取付ボルトで固着させる
方法が一般的であり、次の二通りの固着構造が主として
採用されている。第1の固着構造は、配管の締付力によ
って押え板を弁本体方向に押し付け、この締付力でシー
トを弁本体に(メタルシートの場合には、シートと弁本
体との間に挟まれた弾性ガスケットと共に)密着させて
いる。この構造では、取付ボルトは、実際には弁が配管
されるまでの間シートと押え板が脱落しないように保持
する機能を有していれば充分であるため、ボルトの大き
さや本数もこの目的を達成する上で十分であれば良く、
取付ボルトによる固着の重要度は低くなっている。しか
しながら、かかる固着構造では、配管時の締付力不足や
不均一な締付によって、シートのシール性能に影響を与
え、流体漏れを発生するおそれがあった。
【0004】第2の固着構造は、三重偏心弁に採用され
ている構造であり、押え板の外径を小さくすると共に、
押え板を弁本体のフランジ面より低く配置して、シート
を弁本体に押え板と取付ボルトで固着させる構造であ
る。この構造では、シートと弁本体とのシールは、押え
板を取付ボルトで(メタルシートの場合には、シートと
弁本体との間に挟まれた弾性ガスケットと共に)固着さ
せる構造であり、取付ボルトの締付力がシール性能に影
響を与え、取付ボルトによる固着の重要度は高い。しか
しながら、第2の固着構造では、流体等の振動や熱変化
に起因する膨張、収縮によって、ボルトが緩み更には脱
落するという問題がある。第2の固着構造が主として採
用される三重偏心弁は、高圧、高・低温下の比較的重要
な用途に用いられており、シートの脱落が二次災害を惹
起するおそれがあるため、シート脱落の危険性を払拭す
ることは、重要である。
【0005】従来における取付ボルトの緩み止め若しく
は脱落防止には、取付ボルトのネジ部分に接着剤や同効
の物質を付着させて締め付ける方法があるが、接着剤は
温度が150〜200℃を越えるとその効力を失うた
め、高温下では使用できない問題がある。他の方法とし
ては、取付ボルトを締め付けた後、取付ボルトの頭部を
押え板に溶接する方法があるが、これでは取付ボルトの
取外しが出来ずメンテナンスでシートの交換が出来ない
という問題がある。更に他の方法としては、特殊加工を
施した取付ボルトやナットを用いる方法が提案されてい
るが、かかるボルトやナットは市販性がないため高価で
あると共に、効力に疑問のあるものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、かかる偏
心弁のシートを押え板と取付ボルトで固着する構造にお
いて取付ボルトの緩みを効果的に防止し得るようにした
偏心弁を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明が採った手段は、略円筒状流体通路を貫設し
た弁本体と、該弁本体内に弁棒で回転自在に軸支された
円板状の弁体と、弁本体の内周面と弁体の外周面との間
に介挿される密封用のシートとを含み、少なくとも弁体
の中心を弁棒の中心から離して偏心させた偏心弁におい
て、前記シートをシート押え板を介してシート取付ボル
トにより弁本体または弁体に固着し、シート押え板に取
付ボルトの頭部を受け入れる凹部を形成して、ボルト締
付時に取付ボルトの頭部が押え板の表面から突出しない
ようにすると共に、弁本体または弁体にスナップリング
を装着して、該スナップリングにより取付ボルトの頭部
の少なくとも一部を覆うようにしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の好ましい実施の形態
を、以下に詳細に説明する。図面はこの発明を適用した
バタフライ弁を示している。図1に示されるバタフライ
弁は、シートを弁本体に配置したものであり、図2に示
されるバタフライ弁はシートを弁体に配置したものであ
る。図1を参照して、略円筒状の流体通路(2)を貫設し
た弁本体(1)と、該弁本体(1)内に弁棒(4)で回転自在
に軸支されて配設された円板状の弁体(3)と、弁本体
(1)の内周面に固着され弁体(3)の外周面に圧接する密
封用のシート(5)とを備える。図示のバタフライ弁は、
三重偏心弁の構造を有し、弁体(3)の外周面とシート
(5)の内周面は楕円形状を呈している。しかしながら、
この発明はかかる三重偏心弁に限られるものではなく、
偏心弁、或いは二重偏心弁にも同様に適用できるもので
ある
【0009】弁本体(1)は、アクチュエータ(図示せ
ず)と連結するために上方に延び出す弁棒を支持する弁
軸筒を備えており、弁軸筒と弁棒との間にはグランドパ
ッキンが介挿され、軸方向の流体の漏洩が防止されてい
る。円板状の弁体(3)と弁棒(4)とは、弁棒ピン等で固
着され、一体に回転する。弁体の外周面には別体の弁体
シールが固着される。弁体シールを弁体とは別体に構成
し弁体に固着する構造とすることにより、弁体シールの
交換が容易になると共に、高価な弁体シール材が必要と
されるときに、弁体シールのみを高価な材料で形成する
ことが出来、コストの低減を図ることが可能となる。
【0010】弁本体(1)に取り付けられるシート(5)
は、薄い金属板とグラファイト(黒鉛)をラミネートし
たメタルシール材であり、シート押え板(6)で本体(1)
に取り付けられる。シート押え板(6)とシート(5)は、
複数のシート取付ボルト(7)で弁本体(1)に固着され
る。シート押え板(6)は、従来のリテーナのように弁本
体に当接することなく、シート(5)のみを押さえる構造
となっているので、シート取付ボルト(7)によって、最
適な締付力でシートを押さえることが出来、シートの厚
みにバラツキが存しても、支障なく適切な規定トルクで
締め付けることが出来る。シート(5)は自動調芯機能を
有し、弁体(3)の外周面と当接したとき、弁体外周面と
シート内周面が均一に接触するようにシート自身が移動
する。この移動を許容するために、シート(5)のボルト
孔(8)はシート取付ボルト(7)の外径より大径に形成さ
れている。
【0011】シート押え板(6)には、シート取付ボルト
(7)の頭部(7a)の長さと一致する深さの凹部(9)が形
成され、取付ボルト(7)の頭部(7a)はシート押え板
(6)の凹部(9)内に受け入れられ、シート押え板(6)の
外表面と同一平面上に頭部(7a)の外面が位置してい
る。(10)は、弁本体の内周面に装着されたスナップリン
グであって、シート押え板(6)の外表面と一致する位置
において、弁本体の内周面に円周方向に形成された内径
溝に装着される。スナップリング(10)は、図3に示す穴
用スナップリングであり弁本体(1)に装着後、拡径して
シート押え板(6)を固着する。スナップリング(10)は、
取付ボルト(7)の頭部の少なくとも一部、好ましくは全
部を覆う幅を有している。スナップリング(10)は、弁本
体(1)のフランジ面よりも低い位置に取り付けられてお
り、配管時に配管フランジと干渉することがないように
されている。取付ボルト(7)の頭部(7a)をスナップリ
ング(10)が覆っているので、流体との振動や熱変化に起
因する膨張、収縮によってボルトが緩むのを確実に防止
することが出来る。
【0012】図2は、弁体(3)にこの発明を適用した偏
心弁を示し、基本的には図1に関連して説明した構造と
一致しており、シート(5)、シート押え板(6)、取付ボ
ルト(7)、スナップリング(10)が弁体(3)に取り付けら
れる構造とした点で、図1と異なる。図2を参照して、
シート(5)は、シート押え板(6)及び取付ボルト(7)で
弁体(3)に取り付けられる。スナップリング(10)は、図
4に示す軸用スナップリングであり弁体(3)に装着後、
縮径してシート押え板(6)を固着する。スナップリング
(10)と配管フランジとの干渉を防止するために、スナッ
プリング(10)は、弁体(3)の段部(11)に取り付けられ
る。その他の点は、図1と同様である。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、スナップリングで取
付ボルトの頭部を覆っているので、流体の振動や熱変化
に起因する膨張、収縮によってボルトが緩み、脱落する
のを防止することが出来ると共に、高温下での使用にお
いてもその効果を発揮することが出来、且つメンテナン
ス時に容易に脱着することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる偏心弁の一実施例の横断面図
【図2】他の実施例の横断面図
【図3】スナップリングの平面図
【図4】スナップリングの平面図
【符号の説明】
(1)弁本体 (2)流体通路 (3)弁体 (4)弁棒 (5)シート (6)シート押え板 (7)取付ボルト (7a)ボルトの頭部 (8)ボルト孔 (9)凹部 (10)スナップリング (11)段部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略円筒状流体通路を貫設した弁本体と、該
    弁本体内に弁棒で回転自在に軸支された円板状の弁体
    と、弁本体の内周面と弁体の外周面との間に介挿される
    密封用のシートとを含み、少なくとも弁体の中心を弁棒
    の中心から離して偏心させた偏心弁において、前記シー
    トをシート押え板を介してシート取付ボルトにより弁本
    体または弁体に固着し、シート押え板に取付ボルトの頭
    部を受け入れる凹部を形成して、ボルト締付時に取付ボ
    ルトの頭部が押え板の表面から突出しないようにすると
    共に、弁本体または弁体にスナップリングを装着して、
    該スナップリングにより取付ボルトの頭部の少なくとも
    一部を覆うようにしたことを特徴とする偏心弁。
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