JP2000002256A - 転がり軸受装置 - Google Patents

転がり軸受装置

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JP2000002256A
JP2000002256A JP16808698A JP16808698A JP2000002256A JP 2000002256 A JP2000002256 A JP 2000002256A JP 16808698 A JP16808698 A JP 16808698A JP 16808698 A JP16808698 A JP 16808698A JP 2000002256 A JP2000002256 A JP 2000002256A
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Japan
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housing
swing arm
span
bearing device
rolling bearing
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JP16808698A
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Inventor
Hiromitsu Muraki
宏光 村木
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転がり軸受装置において、ハウジングとスイ
ングアームとの接触点スパンのばらつきをなくし、かつ
長スパン化してモーメント剛性すなわち共振の高い転が
り軸受装置を提供する。 【解決手段】 転がり軸受装置において、固定軸に対し
て転がり軸受によって回転可能に支持された円筒状のハ
ウジングの両端部の外径を、中央部の外径よりも大きく
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、磁気ディ
スク装置におけるスイングアーム用の軸受装置のよう
に、高速で微小揺動する部位に使用して好適な転がり軸
受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のスイングアーム用軸受装
置1の縦断面図である。従来のスイングアーム用軸受装
置1は、図3に示すように、例えば、グリースが密封さ
れた2つの玉軸受2、3に予圧をかけて使用されてお
り、スイングアーム4はハウジング5の外径中央部の1
か所にボルト6で止められている。ハウジング5は、固
定軸7に対して玉軸受2、3により回転可能に支持され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近、磁気ディスク装
置はますます高密度化が要求されている。このため、デ
ィスクに信号を記録するトラックの幅はますます狭くな
ってきており、信号を記録再生するヘッドを搭載するス
イングアーム4には、目標トラックへのアクセスの高速
化と位置決め性能の高精度化が要求されている。従っ
て、制御の高速化と高精度化を満足するために、スイン
グアーム4を支持する玉軸受2、3には高剛性が要求さ
れている。従来の装置では、スイングアーム4がハウジ
ング5の外径中央部の1か所にボルト6で締結されてい
るが、ハウジング5の外径部及びスイングアーム4の内
径部の形状及び粗さによって軸方向の2点接触となり、
また2点間スパンにもばらつきがあるという問題点があ
った。特に2点間スパンが短い場合はモーメント剛性が
小さくなり、スイングアーム4の共振の低下すなわち位
置決め性能の劣化を生じるという問題点があった。
【0004】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明にお
いては、接触点スパンのばらつきをなくし、かつ長スパ
ン化してモーメント剛性すなわち共振の高い転がり軸受
装置を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、転がり軸受装置において、固定軸に対し
て転がり軸受によって回転可能に支持された円筒状のハ
ウジングの両端部の外径を、中央部の外径よりも大きく
している。本発明によれば、ハウジングの両端部の外径
をハウジングの中央部の外径よりも大きくしているの
で、ハウジングの外面とスイングアームの内面との接触
2点間のスパンのばらつきがなくなり、しかも長スパン
化することができる。従って、スイングアームのモーメ
ント剛性の低下を防ぎ、位置決め性能の高精度化を図る
ことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1を使って、本発明の実施の形
態を説明する。本発明は、固定軸14と、固定軸14に
回転可能に支持されたハウジング13と、ハウジング1
3と一体になって回転するスイングアームとを含む軸受
装置10において、ハウジング13の外表面の中央部分
に凹部を設けて、スイングアームがハウジング13の両
端部13a、13bのみで接触するようスイングアーム
をハウジング13に固定した。スイングアームがハウジ
ング13の両端部13a、13bのみで接触するように
したので接触2点間のスパンが各製品間でほぼ一定とな
り、ハウジング13の外表面及びスイングアームの内表
面の表面粗さによってハウジング13とスイングアーム
との間の接触2点間のスパンにばらつきが生じるという
問題点を解決することができる。また、スパンを長くす
ることができるので、スイングアームのモーメント剛性
を大きくすることができ、スイングアームの共振周波数
の低下すなわち位置決め性能の劣化を防止することがで
きる。
【0007】上記軸受装置10において、ハウジング1
3、23の両端部13a、13b、23a、23bの外
表面とハウジング13、23の中央凹部の外表面との差
Sを3〜50μmとするとよい。容易に切削加工をする
ことができるからである。
【0008】上記軸受装置10において、ハウジング1
3、23の両端部13a、13b、の軸方向長さL1を
ハウジング13、23の軸方向の全幅Lの5〜20%と
するとよい。安定した取付状態を維持して接触2点間の
スパンを長くすることができるからである。
【0009】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は、本発明の第一の実施例を示す。転がり軸受装置
が全体として10で示されている。グリースが密封され
た2つの玉軸受11、12に予圧をかけて使用されてお
り、付図示のスイングアームがハウジング13の外径中
央部の1か所にボルト止めされる。ハウジング13は、
固定軸14に対して玉軸受11、12により回転可能に
支持されている。ハウジング13の外径部は、両端部が
段付き形状をして段付き部13a、13bを形成してい
る。両端部の段付き部13a、13bの外径D1は中央
部の外径D2よりも大きい。
【0010】段付き部13a、13bの軸方向長さL1
は、短い方がスイングアームとの接触2点間のスパンを
長くすることができるので好ましいが、軸方向長さL1
をあまり短くすると平滑部分が短くなり、取り付け状態
が安定しなくなる。したがって、段付き部13a、13
bの軸方向長さL1は、ハウジング13の軸方向の全幅
Lの5〜20%の長さにするのが望ましい。また、段付
き部13a、13bと中央部との段差Sは小さくてもつ
いていれば良い。しかし、段差Sは、ある程度大きいほ
うが機械加工(切削)しやすい。したがって、段差Sの
大きさとしては3μm以上、望ましくは3〜50μmの
大きさが良い。
【0011】なお、玉軸受11、12はグリース潤滑さ
れているが、低トルク化のため油注入あるいはオイルプ
レーティングなどの油潤滑であっても良い。また、玉軸
受11、12と固定軸14との間、及び玉軸受11、1
2とハウジング13との間は接着剤によって固定されて
いるが、共振周波数を一定にするための共振圧入方式に
よる固定であっても良い。また、スイングアームの取り
付けはボルト止めでなく接着固定であってもよい。
【0012】図2は、本発明の第二の実施例を示す。図
2に示した転がり軸受装置20において、図1に示した
転がり軸受装置10と同様の構成要素については同様の
符号を付して説明を省略する。図1に示した第一の実施
例と異なる点は、ハウジングの外径部が段付き形状でな
く、中凹の形状にしている点である。ハウジング23の
中凹の落ち量Fは第一の実施例と同様、3μm以上、望
ましくは3〜50μmの大きさが良い。また、ハウジン
グ23の両端部に形成された平滑部分23a、23bの
軸方向長さL1はハウジング23の軸方向の全幅Lの5
〜20%が望ましい。
【0013】なお、本発明は玉軸受装置だけでなく、こ
ろ軸受装置等、いわゆる転がり軸受装置に対して、幅広
く適用することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。本発明
によると、ハウジング両端部の外径を中央部の外径より
も大きくしたので、ハウジングとスイングアームとの接
触2点間のスパンの長さにばらつきがなく、しかも長ス
パン化することができる。このため、スイングアームの
モーメント剛性の低下を防ぎ、位置決め性能の高精度化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す縦断面図。
【図2】本発明の第二の実施例を示す縦断面図。
【図3】従来のスイングアーム用軸受装置の縦断面図。
【符号の説明】
4 スイングアーム 10 転がり軸受装置 11 玉軸受 12 玉軸受 13 ハウジング 14 固定軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定軸に対して転がり軸受によって回転
    可能に支持された円筒状のハウジングの両端部の外径
    を、中央部の外径よりも大きくしたことを特徴とする転
    がり軸受装置。
JP16808698A 1998-06-16 1998-06-16 転がり軸受装置 Pending JP2000002256A (ja)

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JP16808698A JP2000002256A (ja) 1998-06-16 1998-06-16 転がり軸受装置

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JP2000002256A true JP2000002256A (ja) 2000-01-07
JP2000002256A5 JP2000002256A5 (ja) 2005-10-20

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