JP2000001868A - マンホール用蓋の固定装置 - Google Patents

マンホール用蓋の固定装置

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JP2000001868A
JP2000001868A JP10168357A JP16835798A JP2000001868A JP 2000001868 A JP2000001868 A JP 2000001868A JP 10168357 A JP10168357 A JP 10168357A JP 16835798 A JP16835798 A JP 16835798A JP 2000001868 A JP2000001868 A JP 2000001868A
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JP
Japan
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main shaft
main body
body cylinder
fixing device
stopper
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JP10168357A
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English (en)
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Kunihiko Takasaki
邦彦 高崎
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一人でも簡単に蓋のロック操作または解除操
作を行うことができる、マンホ−ル用蓋の固定装置を提
供する。 【解決手段】 胴枠2の錠止部2aに係合する止め金5
を主軸4の下端部に水平枢軸6によって枢着し、本体シ
リンダー3に回転可能および上下動可能に挿入した主軸
4をコイルバネ7によって押し上げ付勢し、先端係合部
5aと後方錘部5bとの間の偏倚自重によって止め金5
を回転させ、コイルバネ7のバネ圧を作業員一人の体重
の負荷によって圧縮可能な程度に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】 本発明は、電力・ガス・水
道あるいは電話線や光ファイバ−等の情報伝達手段を埋
蔵している地下道のマンホール用蓋の固定装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】 従来のマンホ−ル用蓋の固定装置で
は、スプリングワッシャ−の積層体の強力なバネ圧によ
って、主軸の下端に枢着した止め金を胴枠の錠止部に係
合させていた。そのため、固定装置による蓋のロック操
作または解除操作を行うために主軸を押し下げるには、
スプリングワッシャ−の積層体に抗するだけの十分に大
きな力を必要とし、テコ利用の操作バ−を2〜3人掛か
りで操作して押し下げなければならない。さらに、その
押し下げ位置を確保したまま、別の作業員が主軸上端部
の受動凹部に挿入した工具によって主軸を回転させなけ
ればならないため、作業性が悪く、多人数の作業員を派
遣する必要があり、人件費コストがかかるものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、一人でも簡単に蓋のロック操作または解除操作
を行うことができる、マンホ−ル用蓋の固定装置を提供
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると、請求項1の発明のマンホ−
ル用蓋の固定装置は、蓋1の周辺部付近の複数箇所に形
成された縦孔1aに挿入される本体シリンダ−3と;コ
イルバネ7と共に本体シリンダ−3内に挿入され、コイ
ルバネ7によって上方に付勢された主軸4と;本体シリ
ンダ−3の下面から突出する主軸4の下端部に水平枢軸
6によって枢着され、本体シリンダー3の切欠き窓3f
から出入りする後方錘部5bを有し、コイルバネ7を圧
縮して主軸4を押し下げたとき、先端係合部5aと後方
錘部5bとの間の偏倚自重によって回転して先端係合部
5aが本体シリンダー3の外面に突出し、主軸4の回転
によって本体シリンダー3の下面のストッパー突起3e
に当接したとき、先端係合部5aが胴枠2のロック部2
aに係合する止め金5と;駆動突起10bを主軸4の上
端部4aの受動凹部4bに挿入して錠止部2aへの止め
金5の係脱操作を行う操作ハンドル10とから成り、コ
イルバネ7のバネ圧を作業員一人の体重の負荷によって
圧縮可能な程度に設定する。
【0005】請求項2の発明の固定装置は、上記構成に
加えて、主軸4の受動凹部4bに異物が入るのを防ぐ防
塵用盲栓8を設け、操作ハンドル10の握り柄の一端部
に小物入れ部10dを設け、小物入れ部10dのねじ込
みキャップ11に盲栓取外し用針12を設ける。
【0006】図4と図9は本固定装置による蓋のロック
が解除された状態を示している。コイルバネ7が自由長
まで伸びているため、止め金5が上方に押し上げられて
いる。主軸4の上端部4aが本体シリンダー3の上面に
突出している。そのため、後方錘部5bが切欠き窓3f
内に収納されており、この状態では先端係合部5aが胴
枠2の錠止部2aに係合していないため、マンホ−ルの
蓋1を胴枠2から引き上げて開放することが可能であ
る。
【0007】この状態から蓋1のロックを行うには、主
軸4の受動凹部4bに操作ハンドル10の駆動突起10
bを挿入して主軸4を下方に押す。ここで、コイルバネ
7としては作業員の平均体重を負荷する程度で圧縮可能
なものを用いているため、作業員一人だけで主軸4を押
し下げることができる。必要十分に押し下げられると図
10に示すように、止め金5は下方に降下しつつ、後方
錘部5bの偏倚自重によって水平枢軸6を中心に回転
し、先端係合部5aが本体シリンダ−3の外周から外側
に突出する。
【0008】先端係合部5aが水平状態に突出した後、
さらに主軸4を押し下げ、止め金5の側面がストッパー
突起3eに接するまで操作ハンドル10を所定角度例え
ば時計方向に90度回転させてから、操作ハンドル10
から手を離すと、図1のように止め金5の先端係合部5
aが胴枠2の錠止部2aに係合する。これによって蓋1
が胴枠2に対してロックされる。
【0009】蓋1のロックを解除するには、前記と同様
に操作ハンドル10に体重をかけて主軸4を押し下げ、
後方錘部5bが切欠き窓3fまで来るように操作ハンド
ル10を反時計方向に90度回転させてから、操作ハン
ドル10から手を離す。するとロックが解除され、しか
も後方錘部5bが切欠き窓3fに収納されることによっ
て、先端係合部5aが本体シリンダ−3の外周よりも内
側に来るため、必要に応じて本体シリンダ−3を蓋1の
縦孔1aから抜き取ることができる。
【0010】また、通常は主軸4の上端部4aに形成さ
れた受動凹部4bには異物が入るのを防ぐため、防塵用
盲栓8が取り付けられているが、これは操作ハンドル1
0の握り柄の一端の小物入れ部10dに収納されている
盲栓取外し用針12を用いて取り外すことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】 図示の実施例では、本体シリン
ダ−3は、上端外周に係止部3bを有し、蓋1の縦孔1
aに挿入離脱可能であり、係止部3bを段部1b上に載
せることにより下降が阻止され、またその外周上に形成
された回り止め突起3aを蓋1側の回り止め凹部1cに
嵌合させることにより、回転を阻止されている。本体シ
リンダ−3の下面部には、対向位置に一対のストッパー
突起3eが設けられ、また一方のストッパー突起3eに
隣接して切欠き窓3fが形成され、更にこの切欠き窓3
fと90度離れた位置に一対の位置決め凹所3gが形成
され、止め金5がロック位置または解錠位置においてこ
れらに係合する。係止部3bの内壁部にはO―リング溝
3cが設けられ、O―リング9を嵌め込んで主軸4との
隙間から異物が侵入するのを防ぐ。
【0012】主軸4は、本体シリンダ−3内に昇降及び
回動自在に挿入されており、直径が拡大された上端部4
aの受動凹部4bは頂点部が丸められた略三角形状であ
り、中央部分に位置合わせ凸部4cを有している。この
受動凹部4bには、ゴム製の防塵用盲栓8を取り付けて
ある。主軸4の上端部4aと本体シリンダ−3のバネ止
め部3dの間にはコイルバネ7が挿入されており、主軸
4を下方に押してコイルバネ7を圧縮した状態で、主軸
4の下端部に止め金5が水平枢軸6によって連結され
る。止め金5は、先端係合部5a側が肉抜きによって軽
量化されているため、後方錘部5bの偏倚自重によって
自動回転し、上面が水平な状態で安定する。
【0013】操作ハンドル10は、握り柄とシャフト1
0aとを抜け止めピンの圧入によってT字型に連結して
いる。シャフト10aの下端には、主軸4の受動凹部4
bに嵌合する駆動突起10bを設けている。また、握り
柄には綾目ロ−レット加工が施されており、握り柄の一
端には小物入れ部10dを設けてある。小物入れ部10
dの蓋にはねじ込み式のねじ込みキャップ11を使用
し、ねじ込みキャップ11には盲栓取外し用針12が設
けられ、通常は小物入れ部10d内に収納されている。
【0014】
【発明の効果】 以上のように本発明のマンホ−ル用蓋
の固定装置では、主軸4の押し上げ付勢用バネとして、
作業員一人の体重をかけることによって必要十分に圧縮
されるコイルバネ7を用いており、一個の操作ハンドル
10によって主軸4の押し下げと回転操作を行うように
してあるため、作業員は一人でマンホ−ル用蓋のロック
操作または解除操作を行うことができ、作業性が改善さ
れて、人件費コストを大幅に節減することができる。ま
た、主軸4の受動凹部4bに嵌め込まれた防塵用盲栓8
を外す盲栓取外し用針12が、操作ハンドル10の小物
入れ部10d内に収納されているので、操作ハンドル1
0のみによってマンホ−ル用蓋の固定装置の全操作を行
うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るマンホ−ル用蓋の固
定装置の一部縦断正面図である。
【図2】 該固定装置の平面図である。
【図3】 該固定装置の底面図である。
【図4】 該固定装置の解錠時の一部縦断正面図であ
る。
【図5】 該固定装置の分解斜視図である。
【図6】 該固定装置の本体シリンダ−の正面図であ
る。
【図7】 該固定装置の操作ハンドルの正面図である。
【図8】 該操作ハンドルの底面図である。
【図9】 該固定装置の止め金収納状態を示す右側面図
である。
【図10】 該固定装置の止め金突出状態の右側面図で
ある。
【符号の説明】
1 蓋 1a 縦孔 1b 段部 1c 回り止め凹部 2 胴枠 2a 錠止部 3 本体シリンダ− 3a 回り止め突起 3b 係止部 3c 受溝 3d バネ止め部 3e ストッパー突起 3f 切欠き窓 3g 位置決め凹所 3h 標準底面部 4 主軸 4a 上端部 4b 受動凹部 4c 位置合わせ凸部 5 止め金 5a 先端係合部 5b 後方錘部 6 水平枢軸 7 コイルバネ 8 防塵用盲栓 9 O―リング 10 操作ハンドル 10a シャフト 10b 駆動突起 10c 位置合わせ凹部 10d 小物入れ部 11 ねじ込みキャップ 12 盲栓取り外し用針
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月9日(1999.3.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 マンホール用蓋の固定装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】 本発明は、電力・ガス・水
道あるいは電話線や光ファイバ−等の情報伝達手段を埋
蔵している地下道のマンホール用蓋の固定装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】 従来のマンホ−ル用蓋の固定装置で
は、スプリングワッシャ−の積層体の強力なバネ圧によ
って、主軸の下端に枢着した止め金を胴枠の錠止部に係
合させていた。そのため、固定装置による蓋のロック操
作または解除操作を行うために主軸を押し下げるには、
スプリングワッシャ−の積層体に抗するだけの十分に大
きな力を必要とし、テコ利用の操作バ−を2〜3人掛か
りで操作して押し下げなければならない。さらに、その
押し下げ位置を確保したまま、別の作業員が主軸上端部
の受動凹部に挿入した工具によって主軸を回転させなけ
ればならないため、作業性が悪く、多人数の作業員を派
遣する必要があり、人件費コストがかかるものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、一人でも簡単に蓋のロック操作または解除操作
を行うことができる、マンホ−ル用蓋の固定装置を提供
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると、請求項1の発明のマンホ−
ル用蓋の固定装置は、蓋1の周辺部付近の複数箇所に形
成された縦孔1aに挿入される本体シリンダ−3と;コ
イルバネ7と共に本体シリンダ−3内に挿入され、コイ
ルバネ7によって上方に付勢された主軸4と;本体シリ
ンダ−3の下面から突出する主軸4の下端部に水平枢軸
6によって枢着され、本体シリンダー3の切欠き窓3f
から出入りする後方錘部5bを有し、コイルバネ7を圧
縮して主軸4を押し下げたとき、先端係合部5aと後方
錘部5bとの間の偏倚自重によって回転して先端係合部
5aが本体シリンダー3の外面に突出し、主軸4の回転
によって本体シリンダー3の下面のストッパー突起3e
に当接したとき、先端係合部5aが胴枠2のロック部2
aに係合する止め金5と;主軸4の上端部4aの受動凹
部4bに挿入した駆動突起10bによって、主軸4を押
し下げると共に、主軸4を回転させて錠止部2aへの止
め金5の係脱操作を行う操作ハンドル10とから成り、
コイルバネ7のバネ圧を作業員一人の体重の負荷によっ
て圧縮可能な程度に設定する。
【0005】請求項2の発明の固定装置は、上記構成に
加えて、主軸4の受動凹部4bに異物が入るのを防ぐ防
塵用盲栓8を設け、操作ハンドル10の握り柄の一端部
に小物入れ部10dを設け、小物入れ部10dのねじ込
みキャップ11に盲栓取外し用針12を設ける。
【0006】図4と図9は本固定装置による蓋のロック
が解除された状態を示している。コイルバネ7が自由長
まで伸びているため、止め金5が上方に押し上げられて
いる。主軸4の上端部4aが本体シリンダー3の上面に
突出している。そのため、後方錘部5bが切欠き窓3f
内に収納されており、この状態では先端係合部5aが胴
枠2の錠止部2aに係合していないため、マンホ−ルの
蓋1を胴枠2から引き上げて開放することが可能であ
る。
【0007】この状態から蓋1のロックを行うには、主
軸4の受動凹部4bに操作ハンドル10の駆動突起10
bを挿入して主軸4を下方に押す。ここで、コイルバネ
7としては作業員の平均体重を負荷する程度で圧縮可能
なものを用いているため、作業員一人だけで主軸4を押
し下げることができる。必要十分に押し下げられると図
10に示すように、止め金5は下方に降下しつつ、後方
錘部5bの偏倚自重によって水平枢軸6を中心に回転
し、先端係合部5aが本体シリンダ−3の外周から外側
に突出する。
【0008】先端係合部5aが水平状態に突出した後、
さらに主軸4を押し下げ、止め金5の側面がストッパー
突起3eに接するまで操作ハンドル10を所定角度例え
ば時計方向に90度回転させてから、操作ハンドル10
から手を離すと、図1のように止め金5の先端係合部5
aが胴枠2の錠止部2aに係合する。これによって蓋1
が胴枠2に対してロックされる。
【0009】蓋1のロックを解除するには、前記と同様
に操作ハンドル10に体重をかけて主軸4を押し下げ、
後方錘部5bが切欠き窓3fまで来るように操作ハンド
ル10を反時計方向に90度回転させてから、操作ハン
ドル10から手を離す。するとロックが解除され、しか
も後方錘部5bが切欠き窓3fに収納されることによっ
て、先端係合部5aが本体シリンダ−3の外周よりも内
側に来るため、必要に応じて本体シリンダ−3を蓋1の
縦孔1aから抜き取ることができる。
【0010】また、通常は主軸4の上端部4aに形成さ
れた受動凹部4bには異物が入るのを防ぐため、防塵用
盲栓8が取り付けられているが、これは操作ハンドル1
0の握り柄の一端の小物入れ部10dに収納されている
盲栓取外し用針12を用いて取り外すことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】 図示の実施例では、本体シリン
ダ−3は、上端外周に係止部3bを有し、蓋1の縦孔1
aに挿入離脱可能であり、係止部3bを段部1b上に載
せることにより下降が阻止され、またその外周上に形成
された回り止め突起3aを蓋1側の回り止め凹部1cに
嵌合させることにより、回転を阻止されている。本体シ
リンダ−3の下面部には、対向位置に一対のストッパー
突起3eが設けられ、また一方のストッパー突起3eに
隣接して切欠き窓3fが形成され、更にこの切欠き窓3
fと90度離れた位置に一対の位置決め凹所3gが形成
され、止め金5がロック位置または解錠位置においてこ
れらに係合する。係止部3bの内壁部にはO―リング溝
3cが設けられ、O―リング9を嵌め込んで主軸4との
隙間から異物が侵入するのを防ぐ。
【0012】主軸4は、本体シリンダ−3内に昇降及び
回動自在に挿入されており、直径が拡大された上端部4
aの受動凹部4bは頂点部が丸められた略三角形状であ
り、中央部分に位置合わせ凸部4cを有している。この
受動凹部4bには、ゴム製の防塵用盲栓8を取り付けて
ある。主軸4の上端部4aと本体シリンダ−3のバネ止
め部3dの間にはコイルバネ7が挿入されており、主軸
4を下方に押してコイルバネ7を圧縮した状態で、主軸
4の下端部に止め金5が水平枢軸6によって連結され
る。止め金5は、先端係合部5a側が肉抜きによって軽
量化されているため、後方錘部5bの偏倚自重によって
自動回転し、上面が水平な状態で安定する。
【0013】操作ハンドル10は、握り柄とシャフト1
0aとを抜け止めピンの圧入によってT字型に連結して
いる。シャフト10aの下端には、主軸4の受動凹部4
bに嵌合する駆動突起10bを設けている。また、握り
柄には綾目ロ−レット加工が施されており、握り柄の一
端には小物入れ部10dを設けてある。小物入れ部10
dの蓋にはねじ込み式のねじ込みキャップ11を使用
し、ねじ込みキャップ11には盲栓取外し用針12が設
けられ、通常は小物入れ部10d内に収納されている。
【0014】
【発明の効果】 以上のように本発明のマンホ−ル用蓋
の固定装置では、主軸4の押し上げ付勢用バネとして、
作業員一人の体重をかけることによって必要十分に圧縮
されるコイルバネ7を用いており、主軸4の上端部4a
の受動凹部4bに駆動突起10bが挿入される一個の操
作ハンドル10によって、主軸4の押し下げと主軸4の
回転の両操作を行なうようにしてあるため、作業員は一
人でマンホ−ル用蓋のロック操作または解除操作を行う
ことができ、作業性が改善されて、人件費コストを大幅
に節減することができる。また、主軸4の受動凹部4b
に嵌め込まれた防塵用盲栓8を外す盲栓取外し用針12
が、操作ハンドル10の小物入れ部10d内に収納され
ているので、操作ハンドル10のみによってマンホ−ル
用蓋の固定装置の全操作を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るマンホ−ル用蓋の固
定装置の一部縦断正面図である。
【図2】 該固定装置の平面図である。
【図3】 該固定装置の底面図である。
【図4】 該固定装置の解錠時の一部縦断正面図であ
る。
【図5】 該固定装置の分解斜視図である。
【図6】 該固定装置の本体シリンダ−の正面図であ
る。
【図7】 該固定装置の操作ハンドルの正面図である。
【図8】 該操作ハンドルの底面図である。
【図9】 該固定装置の止め金収納状態を示す右側面図
である。
【図10】 該固定装置の止め金突出状態の右側面図で
ある。
【符号の説明】 1 蓋 1a 縦孔 1b 段部 1c 回り止め凹部 2 胴枠 2a 錠止部 3 本体シリンダ− 3a 回り止め突起 3b 係止部 3c 受溝 3d バネ止め部 3e ストッパー突起 3f 切欠き窓 3g 位置決め凹所 3h 標準底面部 4 主軸 4a 上端部 4b 受動凹部 4c 位置合わせ凸部 5 止め金 5a 先端係合部 5b 後方錘部 6 水平枢軸 7 コイルバネ 8 防塵用盲栓 9 O―リング 10 操作ハンドル 10a シャフト 10b 駆動突起 10c 位置合わせ凹部 10d 小物入れ部 11 ねじ込みキャップ 12 盲栓取り外し用針

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋1の周辺部付近の複数箇所に形成され
    た縦孔1aに挿入される本体シリンダ−3と;コイルバ
    ネ7と共に本体シリンダ−3内に挿入され、コイルバネ
    7によって上方に付勢された主軸4と;本体シリンダ−
    3の下面から突出する主軸4の下端部に水平枢軸6によ
    って枢着され、本体シリンダー3の切欠き窓3fから出
    入りする後方錘部5bを有し、コイルバネ7を圧縮して
    主軸4を押し下げたとき、先端係合部5aと後方錘部5
    bとの間の偏倚自重によって回転して先端係合部5aが
    本体シリンダー3の外面に突出し、主軸4の回転によっ
    て本体シリンダー3の下面のストッパー突起3eに当接
    したとき、先端係合部5aが胴枠2のロック部2aに係
    合する止め金5と;駆動突起10bを主軸4の上端部4
    aの受動凹部4bに挿入して錠止部2aへの止め金5の
    係脱操作を行う操作ハンドル10とから成り、コイルバ
    ネ7のバネ圧を作業員一人の体重の負荷によって圧縮可
    能な程度に設定したマンホール用蓋の固定装置。
  2. 【請求項2】 主軸4の受動凹部4bに異物が入るのを
    防ぐ防塵用盲栓8を設け、操作ハンドル10の握り柄の
    一端部に小物入れ部10dを設け、小物入れ部10dの
    ねじ込みキャップ11に盲栓取外し用針12を設けた請
    求項1に記載のマンホール用蓋の固定装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008101405A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Suzuki Chutetsu Kogyo Kk マンホール用鉄蓋の施錠装置
JP2008297853A (ja) * 2007-06-03 2008-12-11 Asahi Tec Environmental Solutions Corp マンホール用蓋体ロック装置
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