JP2000001481A - 1,2,3―チアジアゾ―ル誘導体又はその塩類及び有害生物防除剤並びにその使用方法 - Google Patents
1,2,3―チアジアゾ―ル誘導体又はその塩類及び有害生物防除剤並びにその使用方法Info
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- JP2000001481A JP2000001481A JP11105398A JP10539899A JP2000001481A JP 2000001481 A JP2000001481 A JP 2000001481A JP 11105398 A JP11105398 A JP 11105398A JP 10539899 A JP10539899 A JP 10539899A JP 2000001481 A JP2000001481 A JP 2000001481A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【解決手段】 一般式(I):
〔式中、R1 及びR2 のいずれか一方は−W−CH2-C
H2-C(X)=CF2 (式中、Wは−O−、−S(O)
n−(nは0〜2)、−C(=Z)−Y−(ZはO又は
S、YはO、S、NR3 (R3 はH、アルキル))、N
R4 (R3 はH、アルキル)、XはH、Fの基、もう一
方はH、ハロゲン、シアノ、置換基を有しても良いアル
キル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリ
ール、アリールアルキル、アリールオキシアルキル、ア
リールアルコキシアルキル、ヘテロアリール等を示
す。〕で表される1,2,3−チアジアゾール誘導体及
び該化合物を有効成分とする有害生物防除剤並びにその
使用方法。 【効果】 水稲、野菜、果樹、その他の作物及び花卉を
加害する各種農林、園芸、貯穀害虫、衛生害虫、ダニ類
或いは線虫の害虫防除に適する。
H2-C(X)=CF2 (式中、Wは−O−、−S(O)
n−(nは0〜2)、−C(=Z)−Y−(ZはO又は
S、YはO、S、NR3 (R3 はH、アルキル))、N
R4 (R3 はH、アルキル)、XはH、Fの基、もう一
方はH、ハロゲン、シアノ、置換基を有しても良いアル
キル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリ
ール、アリールアルキル、アリールオキシアルキル、ア
リールアルコキシアルキル、ヘテロアリール等を示
す。〕で表される1,2,3−チアジアゾール誘導体及
び該化合物を有効成分とする有害生物防除剤並びにその
使用方法。 【効果】 水稲、野菜、果樹、その他の作物及び花卉を
加害する各種農林、園芸、貯穀害虫、衛生害虫、ダニ類
或いは線虫の害虫防除に適する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有害生物防除剤、特
に殺虫剤、殺ダニ剤又は殺線虫剤として有用な新規な
1,2,3−チアジアゾール誘導体又はその塩類及びそ
の用途並びにその使用方法に関するものである。
に殺虫剤、殺ダニ剤又は殺線虫剤として有用な新規な
1,2,3−チアジアゾール誘導体又はその塩類及びそ
の用途並びにその使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】殺虫活性を有するハロオレフィン系の化
合物としては、特表昭63−500037号公報、特開
平2−280号公報、特開平2−85267号公報、特
開平2−134372号公報、EP371925号公
報、特開平2−286678号公報、特開平3−128
369号公報、EP−364395号公報、WO−94
241111号公報、特表平9−510197号公報、
GB−2287465号公報、特開平10−28765
9号公報等に殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤としての開示
はあるが、本発明の一般式(I)で表される1,2,3
−チアジアゾール誘導体又はその塩類に関する記載はさ
れていない。
合物としては、特表昭63−500037号公報、特開
平2−280号公報、特開平2−85267号公報、特
開平2−134372号公報、EP371925号公
報、特開平2−286678号公報、特開平3−128
369号公報、EP−364395号公報、WO−94
241111号公報、特表平9−510197号公報、
GB−2287465号公報、特開平10−28765
9号公報等に殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤としての開示
はあるが、本発明の一般式(I)で表される1,2,3
−チアジアゾール誘導体又はその塩類に関する記載はさ
れていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】既存の殺虫剤等におい
ては開発後年数を経るに従い、対象有害生物の抵抗性が
増すことにより有効性を失うものが増加している。既存
剤の高濃度での使用、同一薬剤の繰り返しの使用等は人
体及び環境等への負荷の増大となり問題化しつつある。
本発明は低薬量で優れた活性を有する新規な有害生物防
除剤を提供することを課題とする。
ては開発後年数を経るに従い、対象有害生物の抵抗性が
増すことにより有効性を失うものが増加している。既存
剤の高濃度での使用、同一薬剤の繰り返しの使用等は人
体及び環境等への負荷の増大となり問題化しつつある。
本発明は低薬量で優れた活性を有する新規な有害生物防
除剤を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは新規な有害
生物防除剤を創出すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明
の一般式(I)で表される1,2,3−チアジアゾール
誘導体又はその塩類は文献未記載の新規化合物であり、
更に該1,2,3−チアジアゾール誘導体又はその塩類
を有効成分とする有害生物防除剤は各種害虫に対して低
薬量で優れた効果を有するものであることを見出し、本
発明を完成させたものである。
生物防除剤を創出すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明
の一般式(I)で表される1,2,3−チアジアゾール
誘導体又はその塩類は文献未記載の新規化合物であり、
更に該1,2,3−チアジアゾール誘導体又はその塩類
を有効成分とする有害生物防除剤は各種害虫に対して低
薬量で優れた効果を有するものであることを見出し、本
発明を完成させたものである。
【0005】本発明は、一般式(I):
【化5】 〔式中、R1 及びR2 のいずれか一方は
【化6】 (式中、Wは−O−、−S(O)n−(式中、nは0乃
至2の整数を示す。)、−C(=Z)−Y−(式中、Y
は酸素原子、硫黄原子又はNR3 (式中、R3は水素原
子又は(C1-6 )アルキル基を示す。)を示し、Zは酸
素原子又は硫黄原子を示す。)又はNR4 (式中、R4
は水素原子又は(C1-6 )アルキル基を示す。)を示
す。Xは水素原子又はフッ素原子を示す。)で表される
基であり、もう一方は、水素原子、ハロゲン原子、シア
ノ基、同一又は異なっても良く、
至2の整数を示す。)、−C(=Z)−Y−(式中、Y
は酸素原子、硫黄原子又はNR3 (式中、R3は水素原
子又は(C1-6 )アルキル基を示す。)を示し、Zは酸
素原子又は硫黄原子を示す。)又はNR4 (式中、R4
は水素原子又は(C1-6 )アルキル基を示す。)を示
す。Xは水素原子又はフッ素原子を示す。)で表される
基であり、もう一方は、水素原子、ハロゲン原子、シア
ノ基、同一又は異なっても良く、
【0006】1以上の置換基を有しても良い(C1-12)
アルキル基、同一又は異なっても良く、1以上の置換基
を有しても良い(C2-8 )アルケニル基、同一又は異な
っても良く、1以上の置換基を有しても良い(C2-8 )
アルキニル基、同一又は異なっても良く、1以上の置換
基を環上に有しても良い(C3-8 )シクロアルキル基、
同一又は異なっても良く、1以上の置換基を有しても良
いアリール基、同一又は異なっても良く、1以上の置換
基を環上に有しても良いアリール(C1-6 )アルキル
基、同一又は異なっても良く、1以上の置換基を環上に
有しても良いアリールオキシ(C1-6 )アルキル基、同
一又は異なっても良く、1以上の置換基を環上に有して
も良いアリール(C1-6 )アルコキシ(C1-6 )アルキ
ル基、同一又は異なっても良く、1以上の置換基を有し
ても良いヘテロアリール基、同一又は異なっても良く、
1以上の置換基を環上に有しても良いヘテロアリール
(C1-6)アルキル基、同一又は異なっても良く、1以
上の置換基を環上に有しても良いヘテロアリールオキシ
(C1-6 )アルキル基、同一又は異なっても良く、1以
上の置換基を環上に有しても良いへテロアリール(C
1-6 )アルコキシ(C1-6 )アルキル基、−COR
5 (式中、R5 は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ
ル基、(C1-6 )アルキル基、ハロ(C1-6 )アルキル
基、(C2-8 )アルケニル基、ハロ(C2-8 )アルケニ
ル基、(C2-6 )アルキニル基、
アルキル基、同一又は異なっても良く、1以上の置換基
を有しても良い(C2-8 )アルケニル基、同一又は異な
っても良く、1以上の置換基を有しても良い(C2-8 )
アルキニル基、同一又は異なっても良く、1以上の置換
基を環上に有しても良い(C3-8 )シクロアルキル基、
同一又は異なっても良く、1以上の置換基を有しても良
いアリール基、同一又は異なっても良く、1以上の置換
基を環上に有しても良いアリール(C1-6 )アルキル
基、同一又は異なっても良く、1以上の置換基を環上に
有しても良いアリールオキシ(C1-6 )アルキル基、同
一又は異なっても良く、1以上の置換基を環上に有して
も良いアリール(C1-6 )アルコキシ(C1-6 )アルキ
ル基、同一又は異なっても良く、1以上の置換基を有し
ても良いヘテロアリール基、同一又は異なっても良く、
1以上の置換基を環上に有しても良いヘテロアリール
(C1-6)アルキル基、同一又は異なっても良く、1以
上の置換基を環上に有しても良いヘテロアリールオキシ
(C1-6 )アルキル基、同一又は異なっても良く、1以
上の置換基を環上に有しても良いへテロアリール(C
1-6 )アルコキシ(C1-6 )アルキル基、−COR
5 (式中、R5 は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ
ル基、(C1-6 )アルキル基、ハロ(C1-6 )アルキル
基、(C2-8 )アルケニル基、ハロ(C2-8 )アルケニ
ル基、(C2-6 )アルキニル基、
【0007】ハロ(C2-6 )アルキニル基、置換基を有
しても良いアリール基、置換基を有しても良いアリール
(C1-6 )アルキル基又は置換基を有しても良いヘテロ
アリール基を示す。)、−(C1-6 )アルキルCOR5
(式中、R5 は前記に同じ。)、−CONR5 R6 (式
中、R5 は前記に同じくし、R6 はR5 に同じ。)、−
(C1-6 )アルキルCONR5 R6 (式中、R5 及びR
6 は前記に同じ。)、−COOR5 (式中、R5 は前記
に同じ。)、−(C1-6 )アルキルCOOR5 (式中、
R5 は前記に同じ。)、−(C1-6 )アルキルO−CO
R5 (式中、R5は前記に同じ。)、−(C1-6 )アル
キルS(O)n R5 (式中、n及びR5 は前記に同
じ。)、−CSNR5 R6 (式中、R5 及びR6 は前記
に同じ。)、−SiR5 R6 R7 (式中、R5 及びR6
は前記に同じくし、R7 は水素原子、ハロゲン原子、ヒ
ドロキシル基、(C1-6 )アルキル基、ハロ(C1-6 )
アルキル基、(C2-8 )アルケニル基、ハロ(C2-8 )
アルケニル基、(C2-6 )アルキニル基、ハロ
(C2-6 )アルキニル基、アリール基又はアリール(C
1-6 )アルキル基を示す。)、−CONR5 SO2 R6
しても良いアリール基、置換基を有しても良いアリール
(C1-6 )アルキル基又は置換基を有しても良いヘテロ
アリール基を示す。)、−(C1-6 )アルキルCOR5
(式中、R5 は前記に同じ。)、−CONR5 R6 (式
中、R5 は前記に同じくし、R6 はR5 に同じ。)、−
(C1-6 )アルキルCONR5 R6 (式中、R5 及びR
6 は前記に同じ。)、−COOR5 (式中、R5 は前記
に同じ。)、−(C1-6 )アルキルCOOR5 (式中、
R5 は前記に同じ。)、−(C1-6 )アルキルO−CO
R5 (式中、R5は前記に同じ。)、−(C1-6 )アル
キルS(O)n R5 (式中、n及びR5 は前記に同
じ。)、−CSNR5 R6 (式中、R5 及びR6 は前記
に同じ。)、−SiR5 R6 R7 (式中、R5 及びR6
は前記に同じくし、R7 は水素原子、ハロゲン原子、ヒ
ドロキシル基、(C1-6 )アルキル基、ハロ(C1-6 )
アルキル基、(C2-8 )アルケニル基、ハロ(C2-8 )
アルケニル基、(C2-6 )アルキニル基、ハロ
(C2-6 )アルキニル基、アリール基又はアリール(C
1-6 )アルキル基を示す。)、−CONR5 SO2 R6
【0008】(式中、R5 及びR6 は前記に同じ。)、
−(C1-6 )アルキルCONR5 SO 2 R6 (式中、R
5 及びR6 は前記に同じ。)、−(C1-6 )アルキルN
R5 R 6 (式中、R5 及びR6 は前記に同じ。)、−C
R5 =NR6 (式中、R5 及びR6 は前記に同じ。)、
−CR5 =NNR6 R8 (R5 及びR6 は前記に同じく
し、R8 は(C1-6 )アルキル基又は同一又は異なって
も良く、1以上の置換基を有しても良いアリール基を示
す。)、−CR5 =NOR6 (式中、R5 及びR 6 は前
記に同じ。)又はCR5 =NOCONR6 R7 (R5 、
R6 及びR7 は前記に同じ。)を示す。但し、1,2,
3−チアジアゾール環の4位が水素原子、ハロゲン原
子、(C1-6 )アルキル基、ハロ(C1-4 )アルキル
基、フェニル基又は塩素原子によって置換された置換フ
ェニル基を示し、Wが−S(O)n−(式中、nは前記
に同じ。)を示す場合、Xはフッ素原子を除く。〕で表
される1,2,3−チアジアゾール誘導体又はその塩類
及びそれらを有効成分とする有害生物防除剤並びにその
使用方法を提供するものである。
−(C1-6 )アルキルCONR5 SO 2 R6 (式中、R
5 及びR6 は前記に同じ。)、−(C1-6 )アルキルN
R5 R 6 (式中、R5 及びR6 は前記に同じ。)、−C
R5 =NR6 (式中、R5 及びR6 は前記に同じ。)、
−CR5 =NNR6 R8 (R5 及びR6 は前記に同じく
し、R8 は(C1-6 )アルキル基又は同一又は異なって
も良く、1以上の置換基を有しても良いアリール基を示
す。)、−CR5 =NOR6 (式中、R5 及びR 6 は前
記に同じ。)又はCR5 =NOCONR6 R7 (R5 、
R6 及びR7 は前記に同じ。)を示す。但し、1,2,
3−チアジアゾール環の4位が水素原子、ハロゲン原
子、(C1-6 )アルキル基、ハロ(C1-4 )アルキル
基、フェニル基又は塩素原子によって置換された置換フ
ェニル基を示し、Wが−S(O)n−(式中、nは前記
に同じ。)を示す場合、Xはフッ素原子を除く。〕で表
される1,2,3−チアジアゾール誘導体又はその塩類
及びそれらを有効成分とする有害生物防除剤並びにその
使用方法を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明における各置換基の
例を示す。本発明における、化学式の略式表記におい
て、『n−』はノルマルを、『i−』はイソを、『se
c−』はセカンダリーを、『t−』はターシャリーを示
し、置換基の炭素原子数は、例えば『(C1-6 )』、
『(C1-12)』等は炭素原子数1〜6、同1〜12を意
味する。本発明の一般式(I)で表される1,2,3−
チアジアゾール誘導体は、その各置換基の定義中、『ハ
ロゲン原子』とは塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子又は
フッ素原子を示し、『(C1-12)アルキル基』は直鎖
状、分枝状又は環状のアルキル基を示し、例えば、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n
−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブ
チル基、ネオペンチル基、1,2−ジメチルプロピル
基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、n−ヘプチル
基、n−オクチル基、n−デシル基、n−ドデシル基等
が挙げられる。
例を示す。本発明における、化学式の略式表記におい
て、『n−』はノルマルを、『i−』はイソを、『se
c−』はセカンダリーを、『t−』はターシャリーを示
し、置換基の炭素原子数は、例えば『(C1-6 )』、
『(C1-12)』等は炭素原子数1〜6、同1〜12を意
味する。本発明の一般式(I)で表される1,2,3−
チアジアゾール誘導体は、その各置換基の定義中、『ハ
ロゲン原子』とは塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子又は
フッ素原子を示し、『(C1-12)アルキル基』は直鎖
状、分枝状又は環状のアルキル基を示し、例えば、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n
−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブ
チル基、ネオペンチル基、1,2−ジメチルプロピル
基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、n−ヘプチル
基、n−オクチル基、n−デシル基、n−ドデシル基等
が挙げられる。
【0010】『同一又は異なっても良く、1以上の置換
基を有しても良い(C1-12)アルキル基』とは、その水
素原子の1個又はそれ以上が他の置換基により置き換え
られた(C1-12)アルキル基を示し、置換基としては、
例えばハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ホルミル
基、ヒドロキシル基、(C1-6 )アルコキシ基(例えば
メトキシ基、エトキシ基、t- ブトキシ基等)、ハロ
(C1-6 )アルコキシ基(例えばジフルオロメトキシ
基、クロロジフルオロメトキシ基、2,2,2−トリフ
ルオロエトキシ基、2,2,2−トリクロロエチル基、
1,2−ジブロモエトキシ基等)、(C1-6 )アルキル
チオ基(例えばメチルチオ基、エチルチオ基等)、(C
1-6 )アルキルスルフェニル基(例えばメチルスルフェ
ニル基、i−プロピルスルフェニル基、n−ヘキシルス
ルフェニル基等)、(C1-6 )アルキルスルホニル基
(例えばメチルスルホニル基、エチルスルホニル基、
2,3−ジメチルプロピルスルホニル基等)、
(C3-8 )シクロアルキル基(例えばシクロプロピル
基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプ
チル基等)、アミノ基、モノ又はジ(C1-6 )アルキル
アミノ基(例えばメチルアミノ基、エチルアミノ基、ジ
メチルアミノ基、ジエチルアミノ基、メチルエチルアミ
ノ基、
基を有しても良い(C1-12)アルキル基』とは、その水
素原子の1個又はそれ以上が他の置換基により置き換え
られた(C1-12)アルキル基を示し、置換基としては、
例えばハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ホルミル
基、ヒドロキシル基、(C1-6 )アルコキシ基(例えば
メトキシ基、エトキシ基、t- ブトキシ基等)、ハロ
(C1-6 )アルコキシ基(例えばジフルオロメトキシ
基、クロロジフルオロメトキシ基、2,2,2−トリフ
ルオロエトキシ基、2,2,2−トリクロロエチル基、
1,2−ジブロモエトキシ基等)、(C1-6 )アルキル
チオ基(例えばメチルチオ基、エチルチオ基等)、(C
1-6 )アルキルスルフェニル基(例えばメチルスルフェ
ニル基、i−プロピルスルフェニル基、n−ヘキシルス
ルフェニル基等)、(C1-6 )アルキルスルホニル基
(例えばメチルスルホニル基、エチルスルホニル基、
2,3−ジメチルプロピルスルホニル基等)、
(C3-8 )シクロアルキル基(例えばシクロプロピル
基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプ
チル基等)、アミノ基、モノ又はジ(C1-6 )アルキル
アミノ基(例えばメチルアミノ基、エチルアミノ基、ジ
メチルアミノ基、ジエチルアミノ基、メチルエチルアミ
ノ基、
【0011】ジ−n−ブチルアミノ基等)、(C1-6 )
アルキルカルボニル基(例えばアセチル基、プロピオニ
ル基、n−ヘキシルカルボニル基等)、(C1-6 )アル
コキシカルボニル基(例えばメトキシカルボニル基、エ
トキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基等)、
アミノカルボニル基、モノ又はジ(C1-6 )アルキルア
ミノカルボニル基(例えばメチルアミノカルボニル基、
メチルエチルアミノカルボニル基等)又は(C1-6 )ア
ルキルカルボニルオキシ基(例えばメチルカルボニルオ
キシ基、エチルカルボニルオキシ基、n−プロピルカル
ボニルオキシ基、i−プロピルカルボニルオキシ基、n
−ブチルカルボニルオキシ基、i−ブチルカルボニルオ
キシ基、sec−ブチルカルボニルオキシ基、t−ブチ
ルカルボニルオキシ基、n−ペンチルカルボニルオキシ
基、n−ヘキシルカルボニルオキシ基等)から選択され
る0又は1個以上の同一又は異なっても良い置換基を示
す。『(C2-8 )アルケニル基』とは、1以上の2重結
合を有する直鎖状又は分枝状のアルケニル基を示し、例
えばビニル基、アリル基、i−プロペニル基、1−メチ
ル−2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル
基、3−ブテニル基、3−ペンテニル基、4−ヘキセニ
ル基等を示し、『アルキニル基』とは、1以上の3重結
合を有する直鎖状又は分枝状のアルキニル基を示し、例
えば、エチニル基、2−プロピニル基、1−メチル−2
−プロピニル基、1−ブチニル基、2−ブチニル基、3
−ブチニル基等を示す。
アルキルカルボニル基(例えばアセチル基、プロピオニ
ル基、n−ヘキシルカルボニル基等)、(C1-6 )アル
コキシカルボニル基(例えばメトキシカルボニル基、エ
トキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基等)、
アミノカルボニル基、モノ又はジ(C1-6 )アルキルア
ミノカルボニル基(例えばメチルアミノカルボニル基、
メチルエチルアミノカルボニル基等)又は(C1-6 )ア
ルキルカルボニルオキシ基(例えばメチルカルボニルオ
キシ基、エチルカルボニルオキシ基、n−プロピルカル
ボニルオキシ基、i−プロピルカルボニルオキシ基、n
−ブチルカルボニルオキシ基、i−ブチルカルボニルオ
キシ基、sec−ブチルカルボニルオキシ基、t−ブチ
ルカルボニルオキシ基、n−ペンチルカルボニルオキシ
基、n−ヘキシルカルボニルオキシ基等)から選択され
る0又は1個以上の同一又は異なっても良い置換基を示
す。『(C2-8 )アルケニル基』とは、1以上の2重結
合を有する直鎖状又は分枝状のアルケニル基を示し、例
えばビニル基、アリル基、i−プロペニル基、1−メチ
ル−2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル
基、3−ブテニル基、3−ペンテニル基、4−ヘキセニ
ル基等を示し、『アルキニル基』とは、1以上の3重結
合を有する直鎖状又は分枝状のアルキニル基を示し、例
えば、エチニル基、2−プロピニル基、1−メチル−2
−プロピニル基、1−ブチニル基、2−ブチニル基、3
−ブチニル基等を示す。
【0012】(C2-8 )アルケニル基又は(C2-6 )ア
ルキニル基の置換基としては、例えば同一又は異なって
も良く、1以上のハロゲン原子、ヒドロキシル基、ニト
ロ基、シアノ基、(C1-6 )アルコキシカルボニル基又
はカルボキシル基若しくはその塩から選択される置換基
を示す。『(C3-8 )シクロアルキル基』とは、環状の
アルキル基を示し、例えば、シクロプロピル基、シクロ
ブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シク
ロヘプチル基、シクロオクチル基等を示し、その環上の
置換基としては、例えばハロゲン原子又は(C1-6 )ア
ルキル基(例えば、メチル基、エチル基、i−プロピル
基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、
t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基等)か
ら選択される1個以上の同一又は異なっても良い置換基
を示す。
ルキニル基の置換基としては、例えば同一又は異なって
も良く、1以上のハロゲン原子、ヒドロキシル基、ニト
ロ基、シアノ基、(C1-6 )アルコキシカルボニル基又
はカルボキシル基若しくはその塩から選択される置換基
を示す。『(C3-8 )シクロアルキル基』とは、環状の
アルキル基を示し、例えば、シクロプロピル基、シクロ
ブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シク
ロヘプチル基、シクロオクチル基等を示し、その環上の
置換基としては、例えばハロゲン原子又は(C1-6 )ア
ルキル基(例えば、メチル基、エチル基、i−プロピル
基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、
t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基等)か
ら選択される1個以上の同一又は異なっても良い置換基
を示す。
【0013】『ハロ(C1-6 )アルキル基』、『ハロ
(C1-6 )アルケニル基』又は『ハロ(C1-6 )アルキ
ニル基』とは、1以上の同一又は異なっても良いハロゲ
ン原子から選択される置換基を有するアルキル基、アル
ケニル基又はアルキニル基を示す。『アリール基』とは
フェニル基又はナフチル基を示し、『アリール
(C1-6 )アルキル基』とは、フェニル環又はナフチル
環を有する直鎖状、分枝状又は環状のアルキル基を示
し、例えばベンジル、フェネチル、フェニルプロピル、
フェニルブチル、α−メチルベンジル、α,α−ジメチ
ルベンジル等を示し、『アリールオキシ(C1-6 )アル
キル基』とは、フェニル環又はナフチル環を有する直鎖
状又は分枝状のオキシアルキル基を示し、『アリール
(C1-6 )アルコキシ(C 1-6 )アルキル基』とは、フ
ェニル環又はナフチル環を有する直鎖状又は分枝状のア
ルコキシアルキル基を示す。『アリール基』、『アリー
ル(C1-6 )アルキル基』、『アリールオキシ
(C1-6 )アルキル基』又は『アリール(C1-6 )アル
コキシ(C1-6 )アルキル基』の環上の置換基として
は、同一又は異なってもよく、ハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基、(C1-12)アルキル基、ハロ(C1- 6 )
アルキル基、(C1-6 )アルコキシ基、ハロ(C1-6 )
アルコキシ基、−S(O)n(C1-6 )アルキル基(式
中、nは0乃至2の整数を示す)、ハロ(C 1-6 )アル
キルチオ基、(C1-6 )アルキルカルボニル基、(C
1-6 )アルコキシカルボニル基、カルボキシル基、(C
1-6 )アルコキシカルボニル(C1-6 )アルコキシ基、
ジ(C1-6 )アルキルアミノ基、(C2-6 )アルケニル
基、(C 2-6 )アルキニル基、アミノカルボニル(C
1-6 )アルキル基、
(C1-6 )アルケニル基』又は『ハロ(C1-6 )アルキ
ニル基』とは、1以上の同一又は異なっても良いハロゲ
ン原子から選択される置換基を有するアルキル基、アル
ケニル基又はアルキニル基を示す。『アリール基』とは
フェニル基又はナフチル基を示し、『アリール
(C1-6 )アルキル基』とは、フェニル環又はナフチル
環を有する直鎖状、分枝状又は環状のアルキル基を示
し、例えばベンジル、フェネチル、フェニルプロピル、
フェニルブチル、α−メチルベンジル、α,α−ジメチ
ルベンジル等を示し、『アリールオキシ(C1-6 )アル
キル基』とは、フェニル環又はナフチル環を有する直鎖
状又は分枝状のオキシアルキル基を示し、『アリール
(C1-6 )アルコキシ(C 1-6 )アルキル基』とは、フ
ェニル環又はナフチル環を有する直鎖状又は分枝状のア
ルコキシアルキル基を示す。『アリール基』、『アリー
ル(C1-6 )アルキル基』、『アリールオキシ
(C1-6 )アルキル基』又は『アリール(C1-6 )アル
コキシ(C1-6 )アルキル基』の環上の置換基として
は、同一又は異なってもよく、ハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基、(C1-12)アルキル基、ハロ(C1- 6 )
アルキル基、(C1-6 )アルコキシ基、ハロ(C1-6 )
アルコキシ基、−S(O)n(C1-6 )アルキル基(式
中、nは0乃至2の整数を示す)、ハロ(C 1-6 )アル
キルチオ基、(C1-6 )アルキルカルボニル基、(C
1-6 )アルコキシカルボニル基、カルボキシル基、(C
1-6 )アルコキシカルボニル(C1-6 )アルコキシ基、
ジ(C1-6 )アルキルアミノ基、(C2-6 )アルケニル
基、(C 2-6 )アルキニル基、アミノカルボニル(C
1-6 )アルキル基、
【0014】モノ又はジ(C1-6 )アルキルアミノカル
ボニル(C1-6 )アルキル基、アミノカルボニル基、同
一又は異なっても良く、(C1-6 )アルキル基、フェニ
ル基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基、(C1-6 )アルキル基、ハロ(C1-6 )
アルキル基、(C1-6 )アルコキシ基、ハロ(C1-6 )
アルコキシ基、−S(O)n(C1-6 )アルキル基(式
中、nは前記に同じ。)、−S(O)nハロ(C1-6 )
アルキル基(式中、nは前記に同じ。)、(C1- 6 )ア
ルキルカルボニル基、(C1-6 )アルコキシカルボニル
基、ジ(C1-6 )アルキルアミノ基、(C2-6 )アルケ
ニル基、(C2-6 )アルキニル基、アミノカルボニル基
又はモノ若しくはジ(C1-6 )アルキルアミノカルボニ
ル基から選択される1以上の置換基を有するフェニル
基、フェニル(C1-6 )アルキル基又は同一若しくは異
なっても良く、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、
(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6 )アルキル基、
(C1-6 )アルコキシ基、ハロ(C 1-6 )アルコキシ
基、−S(O)n(C1-6 )アルキル基(式中、nは前
記に同じ。)、−S(O)nハロ(C1-6 )アルキル基
(式中、nは前記に同じ。)、(C1-6 )アルキルカル
ボニル基、(C1-6 )アルコキシカルボニル基、ジ(C
1-6 )アルキルアミノ基、(C2-6 )アルケニル基、
(C2-6 )アルキニル基、アミノカルボニル基又はモノ
若しくはジ(C1-6 )アルキルアミノカルボニル基から
選択される1以上の置換基を有するフェニル(C1-6 )
アルキル基から選択される1〜2個の置換基を有するア
ミノカルボニル基、アミノカルボニル(C1- 6 )アルキ
ル基、モノ又はジ(C1-6 )アルキルアミノカルボニル
(C1-6 )アルキル基、−NRCOR6 (R6 は前記に
同じ。)、NR5 COOR6
ボニル(C1-6 )アルキル基、アミノカルボニル基、同
一又は異なっても良く、(C1-6 )アルキル基、フェニ
ル基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基、(C1-6 )アルキル基、ハロ(C1-6 )
アルキル基、(C1-6 )アルコキシ基、ハロ(C1-6 )
アルコキシ基、−S(O)n(C1-6 )アルキル基(式
中、nは前記に同じ。)、−S(O)nハロ(C1-6 )
アルキル基(式中、nは前記に同じ。)、(C1- 6 )ア
ルキルカルボニル基、(C1-6 )アルコキシカルボニル
基、ジ(C1-6 )アルキルアミノ基、(C2-6 )アルケ
ニル基、(C2-6 )アルキニル基、アミノカルボニル基
又はモノ若しくはジ(C1-6 )アルキルアミノカルボニ
ル基から選択される1以上の置換基を有するフェニル
基、フェニル(C1-6 )アルキル基又は同一若しくは異
なっても良く、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、
(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6 )アルキル基、
(C1-6 )アルコキシ基、ハロ(C 1-6 )アルコキシ
基、−S(O)n(C1-6 )アルキル基(式中、nは前
記に同じ。)、−S(O)nハロ(C1-6 )アルキル基
(式中、nは前記に同じ。)、(C1-6 )アルキルカル
ボニル基、(C1-6 )アルコキシカルボニル基、ジ(C
1-6 )アルキルアミノ基、(C2-6 )アルケニル基、
(C2-6 )アルキニル基、アミノカルボニル基又はモノ
若しくはジ(C1-6 )アルキルアミノカルボニル基から
選択される1以上の置換基を有するフェニル(C1-6 )
アルキル基から選択される1〜2個の置換基を有するア
ミノカルボニル基、アミノカルボニル(C1- 6 )アルキ
ル基、モノ又はジ(C1-6 )アルキルアミノカルボニル
(C1-6 )アルキル基、−NRCOR6 (R6 は前記に
同じ。)、NR5 COOR6
【0015】(R5 及びR6 は前記に同じ。)、−NR
5 CONR6 R7 (R5 、R6 及びR 7 は前記に同
じ。)、フェニル基、同一又は異なっても良く、ハロゲ
ン原子、(C1-8 )アルキル基、(C1-6 )アルコキシ
基、ハロ(C1-6 )アルキル基、(C1-6 )ハロアルコ
キシ基、−S(O)n(C1-6 )アルキル基(nは前記
に同じ。)、−S(O)nハロ(C1-6 )アルキル基
(nは前記に同じ。)、(C1- 6 )アルキルカルボニル
基、(C1-6 )アルコキシカルボニル基、ジ(C1-6 )
アルキルアミノ基、(C2-6 )アルケニル基、
(C2-6 )アルキニル基、アミノカルボニル基、モノ又
はジ(C1-6 )アルキルアミノカルボニル基、ニトロ
基、又はシアノ基から選択される1〜5個の置換基を有
するフェニル基、フェニルオキシ基、同一又は異なって
も良く、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、
(C1- 6 )アルキル基、(C1-6 )アルコキシ基、ハロ
(C1-6 )アルキル基、(C1- 6 )ハロアルコキシ基、
−S(O)n(C1-6 )アルキル基(nは前記に同
じ。)、−S(O)nハロ(C1-6 )アルキル基(nは
前記に同じ。)、(C1-6 )アルキルカルボニル基(n
は前記に同じ。)、(C1-6 )アルコキシカルボニル
基、ジ(C1-6 )アルキルアミノ基、(C1-6 )アルケ
ニル基、(C1-6 )アルキニル基、アミノカルボニル基
又はモノ若しくはジ(C1-6 )アルキルアミノカルボニ
ル基から選択される1〜5個の置換基を有するフェニル
オキシ基、フェニル(C1-6 )アルキルオキシ基又は同
一若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、ニトロ基、
シアノ基、(C1-6 )アルキル基、(C1-6 )アルコキ
シ基、ハロ(C1-6 )アルキル基、(C1-6 )ハロアル
コキシ基、−S(O)n(C1-6 )アルキル基(nは前
記に同じ。)、−S(O)nハロ(C1-6 )アルキル基
(nは前記に同じ。)、(C1-6 )アルキルカルボニル
基(nは前記に同じ。)、(C1-6 )アルコキシカルボ
ニル基、ジ(C1-6 )アルキルアミノ基、(C1-6 )ア
ルケニル基、(C1-6 )アルキニル基、アミノカルボニ
ル基又はモノ若しくはジ(C1-6 )アルキルアミノカル
ボニル基から選択される1〜5個の置換基を有するフェ
ニル(C1-6 )アルキルオキシ基から選択される1〜5
個の置換基を示すか、或いはベンゼン環上の隣接炭素対
において置換して環状に結合している(C3-4 )アルキ
レン基又は(C1-2 )アルキレンジオキシ基(例えば、
メチレンジオキシ基、エチレンジオキシ基等)を示す。
5 CONR6 R7 (R5 、R6 及びR 7 は前記に同
じ。)、フェニル基、同一又は異なっても良く、ハロゲ
ン原子、(C1-8 )アルキル基、(C1-6 )アルコキシ
基、ハロ(C1-6 )アルキル基、(C1-6 )ハロアルコ
キシ基、−S(O)n(C1-6 )アルキル基(nは前記
に同じ。)、−S(O)nハロ(C1-6 )アルキル基
(nは前記に同じ。)、(C1- 6 )アルキルカルボニル
基、(C1-6 )アルコキシカルボニル基、ジ(C1-6 )
アルキルアミノ基、(C2-6 )アルケニル基、
(C2-6 )アルキニル基、アミノカルボニル基、モノ又
はジ(C1-6 )アルキルアミノカルボニル基、ニトロ
基、又はシアノ基から選択される1〜5個の置換基を有
するフェニル基、フェニルオキシ基、同一又は異なって
も良く、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、
(C1- 6 )アルキル基、(C1-6 )アルコキシ基、ハロ
(C1-6 )アルキル基、(C1- 6 )ハロアルコキシ基、
−S(O)n(C1-6 )アルキル基(nは前記に同
じ。)、−S(O)nハロ(C1-6 )アルキル基(nは
前記に同じ。)、(C1-6 )アルキルカルボニル基(n
は前記に同じ。)、(C1-6 )アルコキシカルボニル
基、ジ(C1-6 )アルキルアミノ基、(C1-6 )アルケ
ニル基、(C1-6 )アルキニル基、アミノカルボニル基
又はモノ若しくはジ(C1-6 )アルキルアミノカルボニ
ル基から選択される1〜5個の置換基を有するフェニル
オキシ基、フェニル(C1-6 )アルキルオキシ基又は同
一若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、ニトロ基、
シアノ基、(C1-6 )アルキル基、(C1-6 )アルコキ
シ基、ハロ(C1-6 )アルキル基、(C1-6 )ハロアル
コキシ基、−S(O)n(C1-6 )アルキル基(nは前
記に同じ。)、−S(O)nハロ(C1-6 )アルキル基
(nは前記に同じ。)、(C1-6 )アルキルカルボニル
基(nは前記に同じ。)、(C1-6 )アルコキシカルボ
ニル基、ジ(C1-6 )アルキルアミノ基、(C1-6 )ア
ルケニル基、(C1-6 )アルキニル基、アミノカルボニ
ル基又はモノ若しくはジ(C1-6 )アルキルアミノカル
ボニル基から選択される1〜5個の置換基を有するフェ
ニル(C1-6 )アルキルオキシ基から選択される1〜5
個の置換基を示すか、或いはベンゼン環上の隣接炭素対
において置換して環状に結合している(C3-4 )アルキ
レン基又は(C1-2 )アルキレンジオキシ基(例えば、
メチレンジオキシ基、エチレンジオキシ基等)を示す。
【0016】『ヘテロアリール基』、『ヘテロアリール
(C1-6 )アルキル基』、『ヘテロアリールオキシ(C
1-6 )アルキル基』又は『ヘテロアリール(C1-6 )ア
ルコキシ(C1-6 )アルキル基』のヘテロアリールと
は、芳香族複素環基(該複素環基には一個の2重結合が
還元された化合物及び芳香族複素環中のヘテロ原子が酸
化された化合物を含み、例えばチアゾールに対するチア
ゾリン、ピリジンに対するピリジン−N−オキシド等)
を示し、複素環としては、例えばフラン、チオフェン、
ピロール、ピロリン、オキサゾール、オキサゾリン、イ
ソキサゾール、チアゾール、チアゾリン、イソチアゾー
ル、イミダゾール、ピラゾール、ピラゾリン、1,2,
4−オキサジアゾール、1,3,4−オキサジアゾー
ル、1,2,4−チアジアゾール、1,3,4−チアジ
アゾール、1,2,3−チアジアゾール、1,2,5−
チアジアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,
4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリミジ
ン、ピリダジン、ピラジン、オキサジン、チアジン、ト
リアジン、ピロロフラン、ピロロフラザン、ピロロイミ
ダゾール、ピロロピリジン、フロイソキサゾール、フロ
ピリジン、フロピリミジン、チエノフラン、チエノオキ
サゾール、チエノピリダジン、チエノピラジン、オキサ
ゾロイソキサゾール、オキサゾロピリジン、イソチアゾ
ロオキサゾール、イミダゾロオキサゾール、イミダゾロ
ピリジン、イソキサゾロフラザン、チアゾロピリダジ
ン、イソチアゾロピリジン、イミダゾピラゾール、ピラ
ゾロフラザン、ピラノピリジン、ピリドピラジン、イン
ドリン、キノリジン、プリン、ナフチリジン、ピラゾロ
オキサゾール等が挙げられ、又、芳香族複素環基はベン
ゾ誘導体であっても良い。『ベンゾ誘導体』とは、例え
ばベンゾフラン、イソベンゾフラン、1−ベンゾチオフ
ェン、2−ベンゾチオフェン、インドール、イソインド
ール、1,2−ベンゾチアゾール、1,3−ベンゾチア
ゾール、2,1−ベンゾチアゾール、インダゾール、ベ
ンズイミダゾール、キノリン、イソキノリン、キナゾリ
ン、キノキサリン、シンノリン、フタラジン、1,2,
3−ベンゾチアジアゾール、ベンゾトリアゾール、ベン
ゾキサジン、ベンゾチアジン、ベンゾピリダジン、1−
オキソ−4−アザナフタレン、1−チア−4−アザナフ
タレン等が挙げられる。
(C1-6 )アルキル基』、『ヘテロアリールオキシ(C
1-6 )アルキル基』又は『ヘテロアリール(C1-6 )ア
ルコキシ(C1-6 )アルキル基』のヘテロアリールと
は、芳香族複素環基(該複素環基には一個の2重結合が
還元された化合物及び芳香族複素環中のヘテロ原子が酸
化された化合物を含み、例えばチアゾールに対するチア
ゾリン、ピリジンに対するピリジン−N−オキシド等)
を示し、複素環としては、例えばフラン、チオフェン、
ピロール、ピロリン、オキサゾール、オキサゾリン、イ
ソキサゾール、チアゾール、チアゾリン、イソチアゾー
ル、イミダゾール、ピラゾール、ピラゾリン、1,2,
4−オキサジアゾール、1,3,4−オキサジアゾー
ル、1,2,4−チアジアゾール、1,3,4−チアジ
アゾール、1,2,3−チアジアゾール、1,2,5−
チアジアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,
4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリミジ
ン、ピリダジン、ピラジン、オキサジン、チアジン、ト
リアジン、ピロロフラン、ピロロフラザン、ピロロイミ
ダゾール、ピロロピリジン、フロイソキサゾール、フロ
ピリジン、フロピリミジン、チエノフラン、チエノオキ
サゾール、チエノピリダジン、チエノピラジン、オキサ
ゾロイソキサゾール、オキサゾロピリジン、イソチアゾ
ロオキサゾール、イミダゾロオキサゾール、イミダゾロ
ピリジン、イソキサゾロフラザン、チアゾロピリダジ
ン、イソチアゾロピリジン、イミダゾピラゾール、ピラ
ゾロフラザン、ピラノピリジン、ピリドピラジン、イン
ドリン、キノリジン、プリン、ナフチリジン、ピラゾロ
オキサゾール等が挙げられ、又、芳香族複素環基はベン
ゾ誘導体であっても良い。『ベンゾ誘導体』とは、例え
ばベンゾフラン、イソベンゾフラン、1−ベンゾチオフ
ェン、2−ベンゾチオフェン、インドール、イソインド
ール、1,2−ベンゾチアゾール、1,3−ベンゾチア
ゾール、2,1−ベンゾチアゾール、インダゾール、ベ
ンズイミダゾール、キノリン、イソキノリン、キナゾリ
ン、キノキサリン、シンノリン、フタラジン、1,2,
3−ベンゾチアジアゾール、ベンゾトリアゾール、ベン
ゾキサジン、ベンゾチアジン、ベンゾピリダジン、1−
オキソ−4−アザナフタレン、1−チア−4−アザナフ
タレン等が挙げられる。
【0017】上記複素環基の置換基としては、同一又は
異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ
基、(C1-8 )アルキル基、ハロ(C1-6 )アルキル
基、(C2-8 )アルケニル基、ハロ(C2-6 )アルケニ
ル基、(C2-6 )アルキニル基、ハロ(C2-6 )アルキ
ニル基、(C3-8 )シクロアルキル基、(C1-6 )アル
コキシ基、ハロ(C1-6 )アルコキシ基、(C2-6 )ア
ルケニルオキシ基、ハロ(C2-6 )アルケニルオキシ
基、(C1-6 )アルコキシ(C1-6 )アルキル基、(C
1-6 )アルキルチオ基、ハロ(C1-6 )アルキルチオ
基、アミノ基、1又は2個の同一又は異なっても良い
(C1-6 )アルキル基で置換されたアミノ基、
(C1-8 )アシルアミノ基、カルボキシル基又はその
(C1-6 )アルキルエステル基、カルバモイル基、1又
は2個の同一又は異なっても良い(C1-6 )アルキル基
で置換されたカルバモイル基又はカルバモイル基の窒素
原子とともに2価のポリメチレン基によって形成された
5員又は6員の環を示すことができる。本発明の一般式
(I)で表される1,2,3−チアジアゾール誘導体の
塩類としては、例えば塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、燐酸塩
等の無機酸塩類、酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、
シュウ酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸
塩、パラトルエンスルホン酸塩等の有機酸塩類、ナトリ
ウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン等の金
属イオンとの塩類を例示することができる。
異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ
基、(C1-8 )アルキル基、ハロ(C1-6 )アルキル
基、(C2-8 )アルケニル基、ハロ(C2-6 )アルケニ
ル基、(C2-6 )アルキニル基、ハロ(C2-6 )アルキ
ニル基、(C3-8 )シクロアルキル基、(C1-6 )アル
コキシ基、ハロ(C1-6 )アルコキシ基、(C2-6 )ア
ルケニルオキシ基、ハロ(C2-6 )アルケニルオキシ
基、(C1-6 )アルコキシ(C1-6 )アルキル基、(C
1-6 )アルキルチオ基、ハロ(C1-6 )アルキルチオ
基、アミノ基、1又は2個の同一又は異なっても良い
(C1-6 )アルキル基で置換されたアミノ基、
(C1-8 )アシルアミノ基、カルボキシル基又はその
(C1-6 )アルキルエステル基、カルバモイル基、1又
は2個の同一又は異なっても良い(C1-6 )アルキル基
で置換されたカルバモイル基又はカルバモイル基の窒素
原子とともに2価のポリメチレン基によって形成された
5員又は6員の環を示すことができる。本発明の一般式
(I)で表される1,2,3−チアジアゾール誘導体の
塩類としては、例えば塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、燐酸塩
等の無機酸塩類、酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、
シュウ酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸
塩、パラトルエンスルホン酸塩等の有機酸塩類、ナトリ
ウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン等の金
属イオンとの塩類を例示することができる。
【0018】以下に、本発明の一般式(I)で表される
1,2,3−チアジアゾール誘導体体又はその塩類の代
表的な製造方法について説明するが、本発明はこれらに
限定されるものではない。各製造方法において、R1 及
びR2 は前記一般式(I)におけるR1 及びR2のうち
の、−WCH2-CH2-CX=CF2 でない、もう一方と
同じ意味を示す。尚、以下の反応式1〜4においては、
反応の代表例として、1,2,3−チアジアゾールの4
位の置換基がR1 、5位の置換基が−WCH2-CH2-C
X=CF 2 又はその前駆体の置換基を示しているが、5
位がR1 、4位が−WCH2-CH 2-CX=CF2 である
化合物についても例示の参考文献に準じて製造すること
ができる。即ち、4位と5位の置換基が(IIIa)とは入
れ替わった出発化合物(IIIb)を製造することができ、
下記に示した方法に準じて最終目的化合物(I)、(I
a)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)等に対応する4
位、5位置換基の置換位置の入れ替わった化合物を製造
することができる。
1,2,3−チアジアゾール誘導体体又はその塩類の代
表的な製造方法について説明するが、本発明はこれらに
限定されるものではない。各製造方法において、R1 及
びR2 は前記一般式(I)におけるR1 及びR2のうち
の、−WCH2-CH2-CX=CF2 でない、もう一方と
同じ意味を示す。尚、以下の反応式1〜4においては、
反応の代表例として、1,2,3−チアジアゾールの4
位の置換基がR1 、5位の置換基が−WCH2-CH2-C
X=CF 2 又はその前駆体の置換基を示しているが、5
位がR1 、4位が−WCH2-CH 2-CX=CF2 である
化合物についても例示の参考文献に準じて製造すること
ができる。即ち、4位と5位の置換基が(IIIa)とは入
れ替わった出発化合物(IIIb)を製造することができ、
下記に示した方法に準じて最終目的化合物(I)、(I
a)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)等に対応する4
位、5位置換基の置換位置の入れ替わった化合物を製造
することができる。
【0019】(製造方法1)
【化7】 (式中、R1 及びXは前記に同じくし、W1 は−O−、
−S−又は−NR4 −(式中、R4 は前記に同じ。)を
示し、Mは水素原子又はナトリウム、カリウム、リチウ
ム等のアルカリ金属原子を示し、Lは塩素原子、臭素原
子、ヨウ素原子、アルキルスルホネート基、アリールス
ルホネート基等の脱離基を示し、n’は1又は2の整数
を示す。)
−S−又は−NR4 −(式中、R4 は前記に同じ。)を
示し、Mは水素原子又はナトリウム、カリウム、リチウ
ム等のアルカリ金属原子を示し、Lは塩素原子、臭素原
子、ヨウ素原子、アルキルスルホネート基、アリールス
ルホネート基等の脱離基を示し、n’は1又は2の整数
を示す。)
【0020】本発明の出発化合物である一般式(IIIa)
は既知の方法に準じて製造することができる。即ち、W
1 が酸素原子である化合物(IIIa) についてはヘミッシ
ェ・ベリヒテ(Chem. Ber., 99, 1618-1631, 1966)等に
記載の方法に準じて製造することができ、W1 が硫黄原
子である化合物(IIIa) は特開昭59−51271号公
報、特開昭59−39884号公報、欧州特許公開EP
−104403号公報等に準じて、同じくW1 が4位に
結合した出発化合物(IIIb)は欧州特許公開EP−25
2474号公報等に記載の方法に準じて製造することが
できる。W1 が窒素原子である化合物はジャーナル・オ
ブ・ザ・ケミカル・ソサイアティー・パーキン・トラン
サクション(J. Chem. Soc. Perkin Trans. I, 1994
年, 2895-2897 )、ジャーナル・オブ・ヘテロサイクリ
ック・ケミストリー(J. Heterocyclic Chem., 13, 114
1-1145 (1976) )又は(IIIb)タイプのものはドイツ特
許公開DE2852067号公報等に記載の方法等に準
じて製造することができる。
は既知の方法に準じて製造することができる。即ち、W
1 が酸素原子である化合物(IIIa) についてはヘミッシ
ェ・ベリヒテ(Chem. Ber., 99, 1618-1631, 1966)等に
記載の方法に準じて製造することができ、W1 が硫黄原
子である化合物(IIIa) は特開昭59−51271号公
報、特開昭59−39884号公報、欧州特許公開EP
−104403号公報等に準じて、同じくW1 が4位に
結合した出発化合物(IIIb)は欧州特許公開EP−25
2474号公報等に記載の方法に準じて製造することが
できる。W1 が窒素原子である化合物はジャーナル・オ
ブ・ザ・ケミカル・ソサイアティー・パーキン・トラン
サクション(J. Chem. Soc. Perkin Trans. I, 1994
年, 2895-2897 )、ジャーナル・オブ・ヘテロサイクリ
ック・ケミストリー(J. Heterocyclic Chem., 13, 114
1-1145 (1976) )又は(IIIb)タイプのものはドイツ特
許公開DE2852067号公報等に記載の方法等に準
じて製造することができる。
【0021】上記方法に準じて製造された一般式(IIIa
)で示される化合物を不活性溶媒の存在下又は不存在下
に、必要に応じて塩基の存在下又は不存在下に化合物
(IV)と反応させると一般式(V) で表される化合物が得
られる。更に該化合物(V) を単離し又は単離せずして不
活性溶媒及び触媒の存在下に臭素脱離反応を行うことに
より一般式(Ie)で表される化合物を製造することがで
きる。同様にして、化合物(IV)に代えて一般式(VI)
で示される化合物を(IIIa)と反応させて化合物(Ie)
を得ることもできる。更に、上記反応により得られた化
合物のうちW1 が硫黄原子である化合物(Ie)を常法に
従い、例えば不活性溶媒中で適当な酸化剤の存在下に酸
化することにより硫黄原子が酸化された化合物(Ia)を
製造することができる。本反応の一般式(IIIa) から
(V)を経て(Ie)に到る各工程、(IIIa) から(Ie)
に到る工程及び(Ie)を酸化する工程は常法に従って、
或いは特表平9−501175号公報に開示の製造方法
に準じて製造することができるか、又は以下のとおりで
ある。
)で示される化合物を不活性溶媒の存在下又は不存在下
に、必要に応じて塩基の存在下又は不存在下に化合物
(IV)と反応させると一般式(V) で表される化合物が得
られる。更に該化合物(V) を単離し又は単離せずして不
活性溶媒及び触媒の存在下に臭素脱離反応を行うことに
より一般式(Ie)で表される化合物を製造することがで
きる。同様にして、化合物(IV)に代えて一般式(VI)
で示される化合物を(IIIa)と反応させて化合物(Ie)
を得ることもできる。更に、上記反応により得られた化
合物のうちW1 が硫黄原子である化合物(Ie)を常法に
従い、例えば不活性溶媒中で適当な酸化剤の存在下に酸
化することにより硫黄原子が酸化された化合物(Ia)を
製造することができる。本反応の一般式(IIIa) から
(V)を経て(Ie)に到る各工程、(IIIa) から(Ie)
に到る工程及び(Ie)を酸化する工程は常法に従って、
或いは特表平9−501175号公報に開示の製造方法
に準じて製造することができるか、又は以下のとおりで
ある。
【0022】1-1.化合物(IIIa) から化合物(V) への工
程 反応は通常、塩基の存在下に不活性溶媒中で行われ、反
応温度の範囲は使用する試薬及び反応溶媒等により種々
異なるが、通常−78℃〜200℃の範囲であり、好ま
しくは−20℃〜100℃の範囲である。反応時間は通
常、瞬時〜24時間である。反応に使用される反応剤の
量は化合物(IIIa) に対し、化合物(VI)は化合物の反
応性、経済性その他の条件で異なるが、通常0.3〜3
当量であり、好ましくは0.7〜1.5当量である。塩
基を使用する場合、塩基は通常1〜5当量の範囲の割合
であり、好ましくは1〜2当量の範囲の割合である。特
にMがアルカリ金属である化合物(IIIa) の場合は塩基
を使用せずに反応することもできる。反応に使用される
塩基としては、例えばナトリウムメトキシド、カリウム
ターシャリーブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド
類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウ
ム等のアルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ金属炭酸塩、
水素化ナトリウム、水素化カルシウム等のアルカリ金属
水素化物等の無機塩基、トリエチルアミン、ピリジン、
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7
(以下、DBUという。)、n−ブチルリチウム、リチ
ウムジイソプロピルアミド等の有機塩基等が挙げられ
る。
程 反応は通常、塩基の存在下に不活性溶媒中で行われ、反
応温度の範囲は使用する試薬及び反応溶媒等により種々
異なるが、通常−78℃〜200℃の範囲であり、好ま
しくは−20℃〜100℃の範囲である。反応時間は通
常、瞬時〜24時間である。反応に使用される反応剤の
量は化合物(IIIa) に対し、化合物(VI)は化合物の反
応性、経済性その他の条件で異なるが、通常0.3〜3
当量であり、好ましくは0.7〜1.5当量である。塩
基を使用する場合、塩基は通常1〜5当量の範囲の割合
であり、好ましくは1〜2当量の範囲の割合である。特
にMがアルカリ金属である化合物(IIIa) の場合は塩基
を使用せずに反応することもできる。反応に使用される
塩基としては、例えばナトリウムメトキシド、カリウム
ターシャリーブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド
類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウ
ム等のアルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ金属炭酸塩、
水素化ナトリウム、水素化カルシウム等のアルカリ金属
水素化物等の無機塩基、トリエチルアミン、ピリジン、
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7
(以下、DBUという。)、n−ブチルリチウム、リチ
ウムジイソプロピルアミド等の有機塩基等が挙げられ
る。
【0023】反応に使用される不活性溶媒としては、例
えばアセトニトリル、メタノール、エタノール等のアル
コール系溶媒、エチレングリコール等のグリコール系溶
媒、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、ト
ルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族系溶媒、
テトラハイドロフラン(以下、THFという。)、ジエ
チルエーテル等のエーテル系溶媒、メチルセロソルブ、
エチルセロソルブ等のポリエーテル系溶媒、ジメチルホ
ルムアミド(以下、DMFという。)、ジメチルアセト
アミド(以下、DMAという。)等のアミド類、ジメチ
ルスルホキシド(以下、DMSOという。)及び水等が
挙げられる。これらの溶媒は単独で使用しても、2種以
上を混合して使用しても良く、無溶媒であっても良い。
必要に応じて、例えばテトラn−ブチルアンモニウムブ
ロマイド、トリエチルベンジルアンモニウムクロライド
等の4級アンモニウム塩、クラウンエーテル類等の相間
移動触媒を使用することもできる。
えばアセトニトリル、メタノール、エタノール等のアル
コール系溶媒、エチレングリコール等のグリコール系溶
媒、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、ト
ルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族系溶媒、
テトラハイドロフラン(以下、THFという。)、ジエ
チルエーテル等のエーテル系溶媒、メチルセロソルブ、
エチルセロソルブ等のポリエーテル系溶媒、ジメチルホ
ルムアミド(以下、DMFという。)、ジメチルアセト
アミド(以下、DMAという。)等のアミド類、ジメチ
ルスルホキシド(以下、DMSOという。)及び水等が
挙げられる。これらの溶媒は単独で使用しても、2種以
上を混合して使用しても良く、無溶媒であっても良い。
必要に応じて、例えばテトラn−ブチルアンモニウムブ
ロマイド、トリエチルベンジルアンモニウムクロライド
等の4級アンモニウム塩、クラウンエーテル類等の相間
移動触媒を使用することもできる。
【0024】1-2.化合物(V) から化合物(Ie) への工程 臭化水素の脱離による化合物(Ie) の製造は公知の製
法、例えば、パタイとラッポポートのザ・ケミストリー
・オブ・ファンクショナグループス("The Chemistry o
f Functional Groups, supplement D" Part 2, 1173 〜
1227頁、1983年、ワイリー社刊)記載の方法等に準じて
製造できるか、又は以下のとおりである。本反応は、通
常塩基の存在下又は不存在下に不活性溶媒中で行われ、
反応温度の範囲は使用する試薬及び反応溶媒等により種
々異なるが、通常−78℃〜250℃の範囲であり、好
ましくは−20℃〜150℃の範囲である。反応時間は
通常、瞬時〜24時間の範囲である。反応に使用される
塩基としては、例えばナトリウムメトキシド、カリウム
ターシャリーブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド
類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウ
ム等のアルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム、トリエチルアミン、ピリジン、DBU、1,5
−ジアザビシクロ[3.4.0]ノネン−5(以下、D
BNという。)等の有機塩基等が挙げられ、その使用さ
れる塩基の量は化合物(V) に対し、塩基は通常1〜5当
量の割合であり、好ましくは1〜2当量の割合である。
法、例えば、パタイとラッポポートのザ・ケミストリー
・オブ・ファンクショナグループス("The Chemistry o
f Functional Groups, supplement D" Part 2, 1173 〜
1227頁、1983年、ワイリー社刊)記載の方法等に準じて
製造できるか、又は以下のとおりである。本反応は、通
常塩基の存在下又は不存在下に不活性溶媒中で行われ、
反応温度の範囲は使用する試薬及び反応溶媒等により種
々異なるが、通常−78℃〜250℃の範囲であり、好
ましくは−20℃〜150℃の範囲である。反応時間は
通常、瞬時〜24時間の範囲である。反応に使用される
塩基としては、例えばナトリウムメトキシド、カリウム
ターシャリーブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド
類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウ
ム等のアルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム、トリエチルアミン、ピリジン、DBU、1,5
−ジアザビシクロ[3.4.0]ノネン−5(以下、D
BNという。)等の有機塩基等が挙げられ、その使用さ
れる塩基の量は化合物(V) に対し、塩基は通常1〜5当
量の割合であり、好ましくは1〜2当量の割合である。
【0025】反応に使用される不活性溶媒としては、例
えばアセトニトリル、メタノール、エタノール等のアル
コール系溶媒、エチレングリコール等のグリコール系溶
媒、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、ト
ルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族系溶媒、
THF、ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒、メチル
セロソルブ、エチルセロソルブ等のポリエーテル系溶
媒、DMF、DMA等のアミド類、DMSO及び水等が
挙げられる。これらの溶媒は単独でも、2種以上を混合
して使用することができ、無溶媒であっても良い。必要
に応じて、例えばテトラn−ブチルアンモニウムブロマ
イド、トリエチルベンジルアンモニウムクロライド等の
4級アンモニウム塩、クラウンエーテル類等の相間移動
触媒を使用することもできる。
えばアセトニトリル、メタノール、エタノール等のアル
コール系溶媒、エチレングリコール等のグリコール系溶
媒、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、ト
ルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族系溶媒、
THF、ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒、メチル
セロソルブ、エチルセロソルブ等のポリエーテル系溶
媒、DMF、DMA等のアミド類、DMSO及び水等が
挙げられる。これらの溶媒は単独でも、2種以上を混合
して使用することができ、無溶媒であっても良い。必要
に応じて、例えばテトラn−ブチルアンモニウムブロマ
イド、トリエチルベンジルアンモニウムクロライド等の
4級アンモニウム塩、クラウンエーテル類等の相間移動
触媒を使用することもできる。
【0026】1-3.化合物(Ie)から化合物(Ia) への工
程 反応で使用できる酸化剤は、例えば過酸化水素、メタク
ロロ過安息香酸、過酸化ベンゾイル等の過酸類、過マン
ガン酸カリウム、過ヨウ素酸ナトリウム、過ホウ酸ソー
ダ、アシル化亜硝酸等が挙げられ、その使用量は、n=
1の場合は出発原料(Ie)に対して1当量から小過剰
量、好ましくは1から1.1当量程度であり、n=2の
場合は2当量から4当量の範囲である。使用できる不活
性溶媒としては、例えば水、アルコール類、グリコール
系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒、芳香族系溶媒等を
使用することができ、これらの不活性溶媒は単独で、又
は2種以上を混合して使用しても良い。
程 反応で使用できる酸化剤は、例えば過酸化水素、メタク
ロロ過安息香酸、過酸化ベンゾイル等の過酸類、過マン
ガン酸カリウム、過ヨウ素酸ナトリウム、過ホウ酸ソー
ダ、アシル化亜硝酸等が挙げられ、その使用量は、n=
1の場合は出発原料(Ie)に対して1当量から小過剰
量、好ましくは1から1.1当量程度であり、n=2の
場合は2当量から4当量の範囲である。使用できる不活
性溶媒としては、例えば水、アルコール類、グリコール
系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒、芳香族系溶媒等を
使用することができ、これらの不活性溶媒は単独で、又
は2種以上を混合して使用しても良い。
【0027】上記反応式1において示したように、出発
化合物(XIV)と化合物(XV)とを不活性溶媒中、塩基の
存在下又は不存在下に反応させることによっても目的と
する化合物(Ie) を製造することができる。出発化合物
(XIV)はヘテロサイクルズ(Heterocycles, 36巻, 33-3
6(1993))、特開昭第59−39884号公報又はジャー
ナル・オブ・ケミカル・ソサイアティー(1965年)5166
-5176 )等に記載の方法に準じて製造することができ
る。又、反応させる化合物(XV)は特表平9−5011
75号公報等に開示の製造方法に準じて製造することが
できる。 1-4.化合物(XIV)から化合物(Ie) への工程 本反応の反応温度の範囲は使用する試薬及び反応溶媒等
により種々異なるが、通常−78℃〜250℃の範囲で
あり、好ましくは0℃〜150℃の範囲である。反応時
間は通常、瞬時〜48時間の範囲である。本反応は等モ
ル反応であるので、一般式(XIV) で表される化合物1当
量に対して一般式(XV)で表される化合物は0.5〜2当
量の範囲であり、好ましくは0.8〜1.2当量の範囲
である。本反応は化合物(IIIa) から化合物(V) への工
程と同様にすることにより目的物を製造することができ
る。
化合物(XIV)と化合物(XV)とを不活性溶媒中、塩基の
存在下又は不存在下に反応させることによっても目的と
する化合物(Ie) を製造することができる。出発化合物
(XIV)はヘテロサイクルズ(Heterocycles, 36巻, 33-3
6(1993))、特開昭第59−39884号公報又はジャー
ナル・オブ・ケミカル・ソサイアティー(1965年)5166
-5176 )等に記載の方法に準じて製造することができ
る。又、反応させる化合物(XV)は特表平9−5011
75号公報等に開示の製造方法に準じて製造することが
できる。 1-4.化合物(XIV)から化合物(Ie) への工程 本反応の反応温度の範囲は使用する試薬及び反応溶媒等
により種々異なるが、通常−78℃〜250℃の範囲で
あり、好ましくは0℃〜150℃の範囲である。反応時
間は通常、瞬時〜48時間の範囲である。本反応は等モ
ル反応であるので、一般式(XIV) で表される化合物1当
量に対して一般式(XV)で表される化合物は0.5〜2当
量の範囲であり、好ましくは0.8〜1.2当量の範囲
である。本反応は化合物(IIIa) から化合物(V) への工
程と同様にすることにより目的物を製造することができ
る。
【0028】(製造方法2)
【化8】 (式中、R1 、R2 、L、M、Y及びXは前記に同じく
し、R3 は水素原子、(C1-6 )アルキル基又は置換基
を有しても良いフェニル基を示す。)
し、R3 は水素原子、(C1-6 )アルキル基又は置換基
を有しても良いフェニル基を示す。)
【0029】本反応の出発化合物である上記一般式(VI
I) 又は(VII')で表される化合物は公知の方法、即ち特
開平8−325110号公報(5位がCOOHの化合
物)、ヘミッシェ・ベリヒテ(Chem. Ber., 99, 1618-1
631,1966年)(4位がカルボン酸誘導体である化合物及
び5位がヒドロキシル基、メルカプト基又はアミノ基を
示す化合物)等に記載の方法に準じて製造でき、更に上
記特許公報等に開示の条件に準じて反応を進めて化合物
(Ib)に誘導することができる。各反応は上記公知の方法
等に準じて行えば良い。即ち、一般式(VII) の化合物を
チオニルクロライド、オキシ塩化リン等の適当なハロゲ
ン化剤により一般式(VIII)で表される酸ハロゲン化物に
誘導し、通常、塩基の存在下に不活性溶媒中で該酸ハロ
ゲン化物と一般式(IX)又は(X) の化合物とを反応すれば
反応式2の順序にて化合物(Ib)を製造することができ
る。又、該酸ハロゲン化物を一般式(XVI) で表されるア
ンモニア、一級アミン類又はアニリン類と反応すれば一
般式(III')で表されるアミドが生成し、該アミド(III')
は、先の反応式1で化合物(IIIa)から(Ie)を生成する工
程に準じて、化合物(IV)又は(VI)と反応させることによ
り化合物(Ib)を得ることができる。次いで化合物(I
b)に、例えばローソン(Lawesson) 試薬等の硫黄化試
薬を反応させることによりチオアミド(If) を製造する
ことができる。
I) 又は(VII')で表される化合物は公知の方法、即ち特
開平8−325110号公報(5位がCOOHの化合
物)、ヘミッシェ・ベリヒテ(Chem. Ber., 99, 1618-1
631,1966年)(4位がカルボン酸誘導体である化合物及
び5位がヒドロキシル基、メルカプト基又はアミノ基を
示す化合物)等に記載の方法に準じて製造でき、更に上
記特許公報等に開示の条件に準じて反応を進めて化合物
(Ib)に誘導することができる。各反応は上記公知の方法
等に準じて行えば良い。即ち、一般式(VII) の化合物を
チオニルクロライド、オキシ塩化リン等の適当なハロゲ
ン化剤により一般式(VIII)で表される酸ハロゲン化物に
誘導し、通常、塩基の存在下に不活性溶媒中で該酸ハロ
ゲン化物と一般式(IX)又は(X) の化合物とを反応すれば
反応式2の順序にて化合物(Ib)を製造することができ
る。又、該酸ハロゲン化物を一般式(XVI) で表されるア
ンモニア、一級アミン類又はアニリン類と反応すれば一
般式(III')で表されるアミドが生成し、該アミド(III')
は、先の反応式1で化合物(IIIa)から(Ie)を生成する工
程に準じて、化合物(IV)又は(VI)と反応させることによ
り化合物(Ib)を得ることができる。次いで化合物(I
b)に、例えばローソン(Lawesson) 試薬等の硫黄化試
薬を反応させることによりチオアミド(If) を製造する
ことができる。
【0030】(製造方法3)
【化9】 (式中、R1 、L及びXは前記に同じくし、R4 は(C
1-6 )アルキル基を示し、M1 は水素原子又はナトリウ
ム原子を示す。)
1-6 )アルキル基を示し、M1 は水素原子又はナトリウ
ム原子を示す。)
【0031】本反応の出発化合物である上記一般式(XI)
で表される化合物は特開昭59−39884号公報、ヨ
ーロッパ特許公開第EP104403号公報等に記載の
方法に準じて製造することができる。化合物(XI)を塩基
で処理することにより一般式(XII) で表されるメルカプ
トチアジアゾール又はその塩を製造できる。該化合物(X
II) を単離又は単離せずして化合物(VI)と反応させ、一
般式(Ic)で表される化合物を製造することができる。こ
の化合物(XI)から化合物(Ic)に至る工程は特開平9−5
10197に開示の条件に準じて実施するか、又は以下
のとおりである。
で表される化合物は特開昭59−39884号公報、ヨ
ーロッパ特許公開第EP104403号公報等に記載の
方法に準じて製造することができる。化合物(XI)を塩基
で処理することにより一般式(XII) で表されるメルカプ
トチアジアゾール又はその塩を製造できる。該化合物(X
II) を単離又は単離せずして化合物(VI)と反応させ、一
般式(Ic)で表される化合物を製造することができる。こ
の化合物(XI)から化合物(Ic)に至る工程は特開平9−5
10197に開示の条件に準じて実施するか、又は以下
のとおりである。
【0032】3-1.化合物(XI)から化合物(XII) を経て(I
c)への工程 本反応は、通常塩基の存在下に不活性溶媒中で行われ、
反応温度の範囲は通常−80℃〜200℃、好ましくは
−20℃〜100℃であり、更に好ましくは0℃〜室温
の範囲である。反応時間は通常、瞬時〜24時間の範囲
である。反応に使用される塩基の量は化合物(XI)1モ
ルに対し、通常1〜5モルの割合であり、好ましくは1
〜2モルの割合である。反応に使用される塩基として
は、例えば粉末水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化
物、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウムt−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド類
等の無機塩基、DBU、DBN等の有機塩基等が挙げら
れる。反応に使用される不活性溶媒としては、例えばア
セトニトリル、メタノール、エタノール等のアルコール
系溶媒、エチレングリコール等のグリコール系溶媒、ジ
クロロメタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、トルエ
ン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族系溶媒、TH
F、ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒、メチルセロ
ソルブ、エチルセロソルブ等のポリエーテル系溶媒等が
挙げられる。次いで反応させる化合物(VI)の使用量は化
合物(XI)1当量に対して0.5〜2当量の割合であり、
好ましくは0.8〜1.2当量の範囲である。
c)への工程 本反応は、通常塩基の存在下に不活性溶媒中で行われ、
反応温度の範囲は通常−80℃〜200℃、好ましくは
−20℃〜100℃であり、更に好ましくは0℃〜室温
の範囲である。反応時間は通常、瞬時〜24時間の範囲
である。反応に使用される塩基の量は化合物(XI)1モ
ルに対し、通常1〜5モルの割合であり、好ましくは1
〜2モルの割合である。反応に使用される塩基として
は、例えば粉末水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化
物、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウムt−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド類
等の無機塩基、DBU、DBN等の有機塩基等が挙げら
れる。反応に使用される不活性溶媒としては、例えばア
セトニトリル、メタノール、エタノール等のアルコール
系溶媒、エチレングリコール等のグリコール系溶媒、ジ
クロロメタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、トルエ
ン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族系溶媒、TH
F、ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒、メチルセロ
ソルブ、エチルセロソルブ等のポリエーテル系溶媒等が
挙げられる。次いで反応させる化合物(VI)の使用量は化
合物(XI)1当量に対して0.5〜2当量の割合であり、
好ましくは0.8〜1.2当量の範囲である。
【0033】(製造方法4)
【化10】 (式中、R1 は前記に同じ。)
【0034】本反応の出発物質である化合物(XIII)は、
一般に特開昭59−39884号公報、ヨーロッパ特許
公開第EP104403号公報等に記載の方法に準じて
製造することができる。一般式(XIII)で表される化合物
を例えばウィッティッヒ反応やその類似の方法であるホ
ーナーエモンス又はワズワースエモンス反応等を用いて
誘導し、一般式(Id)で表される化合物を製造することが
できる。本反応としてはクロロジフルオロ酢酸とトリフ
ェニルフォスフィン等のトリアリールフォスフィン類、
トリアルキルフォスフィン類又はトリアルキルフォスフ
ァイト類等の燐化合物とのイリド化合物を形成後、アル
デヒドと反応させる方法や、ジブロモジフルオロメタン
を用いて同様の反応を実施する方法等が挙げられる。該
反応はテトラヘドロンレター(Tetrahedron Lett., 23,
1461-1463,1964 年) 、特表平8−503932号公報
等に記載の方法に準じて実施できる。
一般に特開昭59−39884号公報、ヨーロッパ特許
公開第EP104403号公報等に記載の方法に準じて
製造することができる。一般式(XIII)で表される化合物
を例えばウィッティッヒ反応やその類似の方法であるホ
ーナーエモンス又はワズワースエモンス反応等を用いて
誘導し、一般式(Id)で表される化合物を製造することが
できる。本反応としてはクロロジフルオロ酢酸とトリフ
ェニルフォスフィン等のトリアリールフォスフィン類、
トリアルキルフォスフィン類又はトリアルキルフォスフ
ァイト類等の燐化合物とのイリド化合物を形成後、アル
デヒドと反応させる方法や、ジブロモジフルオロメタン
を用いて同様の反応を実施する方法等が挙げられる。該
反応はテトラヘドロンレター(Tetrahedron Lett., 23,
1461-1463,1964 年) 、特表平8−503932号公報
等に記載の方法に準じて実施できる。
【0035】以下に、本発明の一般式(I)で表される
1,2,3−チアジアゾール誘導体の代表的な化合物を
第1表、第2表、第3表、第4表及び第5表に示す。表
中「Me」はメチルを示し、「Et」はエチル、「P
r」はプロピルを、「Bu」はブチルを、「Hex」は
ヘキシルを、「Oct」はオクチルを、「Ph」はフェ
ニルを、「Bn」はベンジルを、「n−」はノルマル、
「i−」はイソ、「t−」はターシャリー、「MeO」
はメトキシを示す。
1,2,3−チアジアゾール誘導体の代表的な化合物を
第1表、第2表、第3表、第4表及び第5表に示す。表
中「Me」はメチルを示し、「Et」はエチル、「P
r」はプロピルを、「Bu」はブチルを、「Hex」は
ヘキシルを、「Oct」はオクチルを、「Ph」はフェ
ニルを、「Bn」はベンジルを、「n−」はノルマル、
「i−」はイソ、「t−」はターシャリー、「MeO」
はメトキシを示す。
【0036】
【化11】
【0037】 第1表 ──────────────────────────────── 化合物 物 性 番号 R1 n (屈折率nD/融点mp) ──────────────────────────────── I- 1 Me 0 1.5312 (23.2℃) I- 2 i-Pr 0 1.5189 (22.8℃) I- 3 2-Me-Ph 0 1.5864 (21.6℃) I- 4 2-Me-Ph 1 1.5522 (22.3℃) I- 5 2-Me-Ph 2 1.5786 (22.2℃) I- 6 3-Me-Ph 0 1.5942 (21.6℃) I- 7 3-Me-Ph 1 1.5820 (22.3℃) I- 8 3-Me-Ph 2 1.5612 (22.2℃) I- 9 4-Me-Ph 0 1.5922 (20.8℃) I- 10 4-Me-Ph 1 77.1〜80.4℃ I- 11 4-Me-Ph 2 ペースト状 I- 12 2-Cl-Ph 0 1.5978 (21.2℃) ─────────────────────────────────
【0038】 第1表(続き) ──────────────────────────────── 化合物 物 性 番号 R1 n (屈折率nD/融点mp) ──────────────────────────────── I- 13 2-Cl-Ph 1 ペースト状 I- 14 2-Cl-Ph 2 ペースト状 I- 15 4-Cl-Ph 0 1.6092 (21.0℃) I- 16 4-Cl-Ph 1 89.1〜90.4℃ I- 17 4-Cl-Ph 2 90.2〜91.2℃ I- 18 4-F-Ph 0 1.5615 (23.4℃) I- 19 4-t-Bu-Ph 0 1.5802 (19.8℃) I- 20 2,4-Cl2-Ph 0 1.5800 (22.1℃) I- 21 2,4-Cl2-Ph 1 1.5665 (22.2℃) I- 22 2,4-Cl2-Ph 2 1.5474 (22.4℃) I- 23 3-ヒ゜リシ゛ル 0 1.5824 (23.6℃) I- 24 シクロフ゜ロヒ゜ル 0 1.5197 (22.5℃) I- 25 -C(=O)CH3 0 ペースト状 I- 26 4-CO2Me-Ph 0 ペースト状 I- 27 4-CO2Et-Ph 0 ペースト状 I- 28 2,4-F2-Ph 0 1.5275 (13.8℃) I- 29 4-MeS-Ph 0 1.6494 (14.3℃) I- 30 4-Ph-O-Ph 0 1.6236 (21.5℃) I- 31 3,4-メチレンシ゛オキシフェニル 0 37.3〜38.3℃ I- 32 2-フリル 0 1.5928 (20.8℃) I- 33 2-チエニル 0 1.6105 (20.5℃) ─────────────────────────────────
【0039】 第1表(続き) ───────────────────────────────── 化合物 物 性 番号 R1 n (屈折率nD/融点mp) ───────────────────────────────── I- 34 4-COOH-Ph 0 168.5 〜 174.8℃ I- 35 Ph 0 1.5234 (22.5℃) I- 36 Ph 2 1.5661 (22.7℃) I- 37 4-I-Ph 0 1.5064 (21.8℃) I- 38 3-MeO-Ph 0 1.5157 (22.5℃) I- 39 4-MeSO2-Ph 1 144.1 〜 147.6℃ I- 40 4-MeSO2-Ph 2 104.1 〜 109.8℃ I- 41 Me 1 1.5370(21.5℃) I- 42 Me 2 1.5128(21.6℃) I- 43 2-Br-Ph 0 1.6056(20.6℃) I- 44 2-Br-Ph 1 1.5795(22.2℃) I- 45 2-Br-Ph 2 1.5550(22.2℃) I- 46 3-Br-Ph 0 1.6132(20.8℃) I- 47 3-Br-Ph 1 1.5756(21.9℃) I- 48 3-Br-Ph 2 1.5738(22.3℃) I- 49 4-Br-Ph 0 1.6146(21.1℃) I- 50 4-Br-Ph 1 88.0〜 90.2 ℃ I- 51 4-Br-Ph 2 1.5780(21.6℃) I- 52 4-n-Bu-Ph 0 1.5738 (18.2℃) I- 53 4-n-Bu-Ph 1 1.5602 (21.3℃) I- 54 4-n-Bu-Ph 2 1.5355(21.0℃) ─────────────────────────────────
【0040】 第1表(続き) ──────────────────────────────── 化合物 物 性 番号 R1 n (屈折率nD/融点mp) ──────────────────────────────── I- 55 4-n-Oct-Ph 0 1.5575 (19.5℃) I- 56 2-F-Ph 0 1.5841 (20.4℃) I- 57 3,4-Cl2-Ph 0 1.6012 (18.4℃) I- 58 3,4-Cl2-Ph 1 1.5705 (22.5℃) I- 59 3,4-Cl2-Ph 2 1.5415(22.5℃) I- 60 2,5-Cl2-Ph 1 ペースト状 I- 61 2,5-Cl2-Ph 2 ペースト状 I- 62 2,3,4-Cl3-Ph 0 ペースト状 I- 63 4-NO2-Ph 0 56.2〜 57.0 ℃ I- 64 4-t-Bu-S-Ph 0 ペースト状 I- 65 4-MeO-Ph 0 1.6029(13.0℃) I- 66 3-F-4-Me-Ph 0 ペースト状 I- 67 4-t-Bu-Ph 1 1.5670(21.7℃) I- 68 4-t-Bu-Ph 2 1.5515(21.7℃) I- 69 4-Ph-O-Ph 1 1.6197(19.9℃) I- 70 4-Ph-O-Ph 2 1.6080(19.9℃) I- 71 3-F-Ph 0 1.5831 (18.3℃) I- 72 4-t-BuOCO-Ph 0 1.5562(22.4℃) I- 73 4-H2NCO-Ph 0 111.5 〜 113.8℃ I- 74 -C(=NOH)CH3 0 ペースト状 I- 75 -C(=NOCONMe2)CH3 0 ペースト状 ─────────────────────────────────
【0041】 第1表(続き) ───────────────────────────────── 化合物 物 性 番号 R1 n (屈折率nD/融点mp) ──────────────────────────────── I- 76 -C(=NOCH2 0 ペースト状 (4-CO2-t-Bu-Ph))CH3 I- 77 2-テニル 1 53.0〜 54.5 ℃ I- 78 2-テニル 2 75.6〜 80.0 ℃ I- 79 1,2,3,4-テトラヒト゛ロナフタレン 0 1.6008(19.5℃) -6-イル I- 80 2-ヒ゜リシ゛ル 0 1.5992 (21.7℃) I- 81 4-ヒ゜リシ゛ル 0 57.8〜 59.4 ℃ I- 82 5-Me-フラン-2-イル 0 1.5908(23.6℃) I- 83 5-Me-フラン-2-イル 1 62.0〜 64.0 ℃ I- 84 5-Me-フラン-2-イル 2 54.0〜 56.0 ℃ I- 85 5-Br-チオフェン-2-イル 0 1.6512(24.6℃) I- 86 5-Br-チオフェン-2-イル 1 86.0〜 87.0 ℃ I- 87 5-Br-チオフェン-2-イル 2 76.0〜 78.0 ℃ I- 88 -C(=NOCH3)CH3 0 1.5478(23.2℃) I- 89 -C(=NOCH2-CH=CH2)CH3 0 1.5356(23.2℃) I- 90 -C(=NNH-Ph)CH3 0 91.4〜 96.2 ℃ I- 91 4-F-3-Me-Ph 1 ペースト状 I- 92 2-ナフチル 0 ペースト状 I- 93 4-Cl-2-F-5-Me-Ph 0 ペースト状 I- 94 3-BnO-Ph 0 ペースト状 ────────────────────────────────
【0042】 第1表(続き) ──────────────────────────────── 化合物 物 性 番号 R1 n (屈折率nD/融点mp) ──────────────────────────────── I- 95 3,4-F2-Ph 0 1.5755 (21.5℃) I- 96 4-CN-Ph 0 ペースト状 I- 97 3-チエニル 0 1.5589 (16.1℃) I- 98 ヘ゛ンソ゛[b] フラン-2-イル 0 60.6〜61.0℃ I- 99 2,5-Me2-Ph 0 ペースト状 I-100 2,5-Me2-Ph 1 ペースト状 I-101 2,5-Me2-Ph 2 ペースト状 I-102 3-CF3-Ph 0 1.5517 (22.4℃) I-103 p-ヒ゛フェニル 0 1.6390 (22.1℃) I-104 4-CF3-Ph 0 1.5498 (21.9℃) I-105 2,6-F2-Ph 0 1.5628 (21.9℃) I-106 3-NO2-Ph 0 ペースト状 I-107 2-Cl-4-F-5-Me-Ph 0 ペースト状 I-108 (4-Cl-Ph)S-CH2 0 1.6150 (22.7℃) I-109 (4-Me-Ph)S-CH2 0 1.5939 (22.7℃) I-110 (4-NO2-Ph)S-CH2 0 1.6376 (22.8℃) I-111 2-ヒ゜リシ゛ルチオメチル 0 1.6013 (22.8℃) I-112 n-Hex 0 1.5113 (20.7℃) I-113 1-ナフチル 0 ペースト状 I-114 2,4-Me2-Ph 0 ペースト状 I-115 2-i-Pr-Ph 0 ペースト状 ────────────────────────────────
【0043】 第1表(続き) ──────────────────────────────── 化合物 物 性 番号 R1 n (屈折率nD/融点mp) ──────────────────────────────── I-116 2-i-Pr-Ph 2 ペースト状 I-117 2-ヒ゜リシ゛ル・塩酸塩 0 72.5〜78.5℃ I-118 4-ヒ゜リシ゛ル・塩酸塩 0 118.5 〜121.0 ℃ I-119 3,4-(MeO)2-Ph 0 1.5896 (20.2℃) I-120 3,4,5-(MeO)3-Ph 0 1.5724 (20.4℃) I-121 3,4-Me2-Ph 0 ペースト状 I-122 4-BnO-Ph 0 ペースト状 I-123 4-Et-Ph 0 1.5734 (21.2℃) I-124 3,5-Cl2-Ph 0 1.5937 (20.7℃) I-125 3,5-Cl2-Ph 1 55.5〜57.0℃ I-126 4-n-Pr-Ph 0 1.5748 (20.8℃) I-127 4-n-Pr-Ph 1 49.0〜50.0℃ I-128 3-PhO-Ph 0 1.6062 (20.8℃) I-129 3-PhO-Ph 1 ペースト状 I-130 2-BnO-Ph 0 1.6072 (19.7℃) I-131 4-Et-Ph 1 42〜43.5℃ I-132 3,4-Me2-Ph 1 73〜75℃ I-133 4-BnO-Ph 1 91〜93℃ I-134 4-Cl-2-F-5 0 ペースト状 -(MeOCO-CH2O)-Ph I-135 3-Me-ヒ゜リシ゛ン-2-イル 0 ペースト状 ────────────────────────────────
【0044】 第1表(続き) ──────────────────────────────── 化合物 物 性 番号 R1 n (屈折率nD/融点mp) ──────────────────────────────── I-136 5-Cl-ヘ゛ンソ゛[b] フラン-2-イル 0 83.0〜84.3℃ I-137 3-F-4-MeO-Ph 0 1.5902 (20.7℃) I-138 2-Me-チアソ゛ール-4-イル 0 1.5940 (21.2℃) I-139 イミタ゛ソ゛[1,2-a] ヒ゜リシ゛ン-2-イル 0 110.5 〜112.0 ℃ I-140 4-(3-Cl-4-Me-PhNHCO)-Ph 0 141 〜142.5 ℃ I-141 4-Cl-PhCO 0 50.5〜53.2℃ I-142 4-MeNHCO-Ph 0 106.5 〜108 ℃ I-143 4-Me2NCO-Ph 0 ペースト状 I-144 4-(Ph-C(Me2)-NHCO)-Ph 0 ペースト状 I-145 EtOCO-C(Me)2- 0 1.5038 (20.5℃) I-146 ヒ゜リシ゛ン-N-オキシト゛-2-イルチオメチル 0 ペースト状 I-147 4,6-Me2-ヒ゜リミシ゛ン-2-イルチオメチル 0 1.5696 (22.9℃) I-148 HOCO-C(Me)2- 0 ペースト状 I-149 (4-Cl-PhNHCO)-C(Me)2 0 90〜92℃ I-150 4,6-Me2-ヒ゜リミシ゛ン 2 ペースト状 2-イルスルホニルメチル I-151 Me-CH(OH) 0 1.5418 (26.0℃) I-152 Me3CCO-O-CH(Me) 0 1.4890 (26.0℃) I-153 4-F-Ph-C(Me)2 1 1.5298 (24.2℃) I-154 4-F-Ph-C(Me)2 2 1.5471 (21.2℃) I-155 4-F-Ph-C(Me)2 0 ペースト状 ────────────────────────────────
【0045】 第1表(続き) ──────────────────────────────── 化合物 物 性 番号 R1 n (屈折率nD/融点mp) ──────────────────────────────── I-156 t-Bu-NHCO-C(Me)2 0 1.5187 (21.8℃) I-157 Me2NCO-C(Me)2 0 ペースト状 I-158 4-Me-Ph-C(Me)2 0 1.5503 (22.7℃) I-159 チオフェン-2-イル-C(Me)2 0 1.5737 (22.8℃) I-160 PhO-CH(Me) 0 ペースト状 I-161 (4-MeO-Ph)O-CH(Me) 0 1.5358 (25.8℃) I-162 (4-F-Ph)O-CH(Me) 0 1.5375 (25.8℃) I-163 Ph-C(Me)2 0 1.5591 (27.2℃) I-164 1-Ph-シクロヘ゜ンチル 0 1.5699 (27.2℃) I-165 (3-Cl-Ph)-C(Me)2 0 1.5642 (26.7℃) I-166 (4-Cl-Ph)-C(Me)2 0 1.5444 (26.2℃) I-167 2,3-シ゛ヒト゛ロインテ゛ン-5-イル 0 1.6059 (18.3℃) I-168 2,4-F2-Ph 2 1.5444 (18.8℃) I-169 2-フリル 1 60.2〜62.5℃ I-170 2-フリル 2 69.5〜71.0℃ ────────────────────────────────
【0046】
【化12】 第2表(X=H) ───────────────────────────────── 化合物 物 性 番号 R1 Y Z (屈折率nD/融点mp) ──────────────────────────────── II- 1 Me O O 1.4818 (20.5℃) II- 2 Ph O O 1.5320 (25.5℃) II- 3 4-Cl-Ph O O ペースト状 II- 4 4-Me-Ph O O ペースト状 II- 5 PhO-CH2 O O 1.5372 (26.1℃) II- 6 4-F-PhO-CH2 O O 1.5320 (25.5℃) II- 7 4-MeO-Ph O O 1.5770 (21.0℃) II- 8 2-ナフチル O O 1.6138 (21.8℃) II- 9 2-ヒ゜リシ゛ル O O 1.5285 (21.7℃) II- 10 4-ヒ゜リシ゛ル O O 1.5550 (21.8℃) II- 11 2,4-Me2-Ph O O 1.5332 (23.4℃) II- 12 4-MeS-Ph O O 1.6030 (20.6℃) II- 13 4-MeSO-Ph O O 1.5696 (20.5℃) II- 14 4-MeSO2-Ph O O 1.5550 (20.6℃) II- 15 4-Cl-Ph NH O 107.5 〜 108.5℃ ────────────────────────────────
【0047】 第2表(続き) ──────────────────────────────── 化合物 物 性 番号 R1 Y Z (屈折率nD/融点mp) ──────────────────────────────── II- 16 4-Me-Ph NH O 128.0 〜 129.5℃ II- 17 PhS-CH2 NH O ペースト状 II- 18 4-Cl-PhS-CH2 NH O ペースト状 II- 19 4-NO2-PhS-CH2 NH O ペースト状 II- 20 Ph NH O 86.2〜 88.0 ℃ II- 21 Ph NMe O ペースト状 II- 22 CF3 NH O 44.5〜 48.0 ℃ II- 23 4-MeO-Ph NH O 120.5 〜 122.5℃ II- 24 2-ヒ゜リシ゛ル NH O 66.5〜 69.0 ℃ II- 25 4-NO2-Ph NH O 121.0 〜 127.0℃ II- 26 Ph NH S 85.0〜 87.0 ℃ ────────────────────────────────
【0048】
【化13】
【0049】 第3表 ──────────────────────────────── 化合物 物 性 番号 R1 X Y Z (屈折率nD/融点mp) ──────────────────────────────── III- 1 Ph H O O 1.5565 (20.7℃) III- 2 Me H O O 1.4968 (20.7℃) III- 3 4-Cl-Ph H O O 1.5714 (20.8℃) III- 4 4-Me-Ph H O O 1.5545 (20.8℃) III- 5 4-MeO-Ph H O O 1.5690 (20.8℃) III- 6 2-ナフチル H O O 53.0〜56.0℃ III- 7 2,4-Me2-Ph H O O 1.5430 (21.4℃) III- 8 2,4-Me2-Ph H O O 1.5662 (20.4℃) III- 9 Me H NH O 1.5146 (22.8℃) III-10 Ph H NH O 1.5812 (22.5℃) III-11 4-MeO-Ph H NH O 1.5822 (20.6℃) III-12 4-Cl-Ph H NH O 79.0〜80.5℃ III-13 4-Me-Ph H NH O 66.5〜68.0℃ III-14 H H NH O 119.0 〜120.0 ℃ III-15 2-ナフチル H NH O 78.0〜79.5℃ III-16 2,4-Me2-Ph H NH O 65.0〜67.0℃ III-17 2,4-Cl2-Ph H NH O 86.0〜87.5℃ III-18 Ph H NH S ペースト状 III-19 4-Cl-Ph H NH S ペースト状 III-20 4-Me-Ph H NH S ペースト状 ────────────────────────────────
【0050】
【化14】 第5表 ──────────────────────────────── 化合物番号 R1 物性 (屈折率nD/融点mp) ──────────────────────────────── IV- 1 4-Me-Ph 1.5530 (23.4℃) ────────────────────────────────
【0051】
【化15】
【0052】 第5表 ──────────────────────────────── 化合物 物 性 番号 R1 n (屈折率nD/融点mp) ──────────────────────────────── V- 1 シクロフ゜ロヒ゜ル 0 1.5304 (26.1℃) V- 2 シクロフ゜ロヒ゜ル 1 1.5168 (24.1℃) V- 3 シクロフ゜ロヒ゜ル 2 1.5148 (24.1℃) V- 4 4-F-Ph 0 1.5744 (24.9℃) V- 5 4-F-Ph 1 100.6 〜103.8 ℃ V- 6 4-F-Ph 2 72.6〜74.2℃ V- 7 4-Me-Ph 0 1.5588 (25.9℃) V- 8 4-t-Bu-Ph 0 1.5578 (22.6℃) V- 9 4-CN-Ph 0 1.5968 (22.7℃) V-10 3-NO2-Ph 0 1.5523 (25.8℃) V-11 4-NO2-Ph 0 65.2〜65.9℃ V-12 4-Br-Ph 0 1.6136 (25.0℃) V-13 2-ヒ゜リシ゛ル 0 1.5950 (24.8℃) V-14 3-ヒ゜リシ゛ル 0 1.5912 (24.8℃) V-15 2-フリル 0 1.5766 (25.0℃) V-16 2-テニル 0 1.5840 (25.0℃) ──────────────────────────────── 以下に物性がペースト状の化合物の1HNMRデータを示
す。
す。
【0053】 第6表 ──────────────────────────────── 化合物番号 1H-NMRデータ〔δ値(CDCl3/TMS,(ppm)) 〕 ──────────────────────────────── I- 11 2.2-2.4(m,2H), 2.47(s,3H), 3.08(t,2H), 3.9-4.2(m,1H), 7.38(d,2H), 7.91(d,2H). I- 13 2.3-2.4(m,1H), 2.92(t,2H), 4.0-4.2(m,1H) 7.4-7.6(m,4H). I- 14 2.3-2.4(m,2H), 3.07(t,2H), 4.0-4.2(m,1H), 7.4-7.6(m,4H). I- 25 2.4-2.6(m,2H), 2.82(s,3H), 3.05(t,2H), 4.2-4.4(m,1H). I- 26 2.4-2.5(m,2H), 3.11(t,2H), 3.95(s,3H), 4.1-4.3(m,1H), 8.0-8.1(m,2H), 8.1-8.2(m,2H). I- 27 1.42(t,3H), 2.4-2.5(m,2H), 3.11(t,2H), 4.1-4.3(m,1H), 4.41(q,2H),8.0-8.1(m,2H), 8.1-8.2(m,2H). I- 60 2.28-2.63(m,2H), 2.98(t,2H), 4.07-4.23(m,1H), 7.46-7.57(m,3H). I- 61 2.41(q,2H), 3.04(t,2H), 4.10-4.32(m,1H), 7.33(d,1H). I- 62 2.41(q,2H), 3.04(t,2H), 4.10-4.32(m,1H), 7.33(d,1H), 7.53(d,1H). I- 66 2.37(d,3H), 2.35-2.48(m,2H), 3.08(t,2H), 7.72(m,1H), 7.80(m,1H). ────────────────────────────────
【0054】 第6表(続き) ──────────────────────────────── 化合物番号 1H-NMRデータ〔δ値(CDCl3/TMS,(ppm)) 〕 ──────────────────────────────── I- 74 2.35-2.55(m,2H), 2.59(s,3H), 3.06(t,2H), 4.20-4.40(m,1H), 7.50-8.50(m,1H). I- 75 2.40-2.60(m,2H), 2.66(s,3H), 2.90-3.10(m,8H), 4.20-4.40(m,1H). I- 76 1.58(s,9H), 2.35-2.50(m,2H), 2.57(s,3H), 2.99(t,2H), 4.10-4.40(m,1H), 5.30(s,2H), 7.4-7.55(m,2H),7.9-8.05(m,2H) I- 91 2.30-2.43(m,2H), 2.38(s,3H), 3.01(t,2H), 4.08-4.25(m,1H), 7.18(dd,1H),7.54-7.61(m,1H), 7.71(dd,1H). I- 92 2.40-2.51(m,2H), 3.11(t,2H), 4.09-4.33(m,1H), 7.52-7.59(m,2H), 7.88-7.98(m,2H),7.99(d,1H), 8.12(dd,1H), 8.41(s,1H). I- 94 2.3-2.5(m,2H), 3.08(s,2H), 4.1-4.3(m,1H), 7.26(s,2H), 7.0-7.1(m,1H), 7.3-7.5(m,6H) 7.5-7.6(m,2H) I- 96 2.4-2.6(m,2H), 3.15(t,2H), 4.1-4.3(m,1H), 7.81(d,2H), 8.12(d,2H). I- 99 2.20(s,3H), 2.3-2.5(m,5H), 2.99(t,2H), 4.1-4.3(m,1H), 7.1-7.3(m,3H). ────────────────────────────────
【0055】 第6表(続き) ──────────────────────────────── 化合物番号 1H-NMRデータ〔δ値(CDCl3/TMS,(ppm)) 〕 ──────────────────────────────── I-100 2.1-2.3(m,4H), 2.37(s,3H), 2.4-2.6(m,1H), 2.83(t,2H), 4.0-4.2(m,1H),7.12(s,1H) 7.4-7.6(m,1H),7.9-8.1(m,1H). I-101 2.17(s,3H), 2.2-2.4(m,2H), 2.39(s,3H), 2.95(t,2H), 2.95(t,2H), 4.0-4.2(m,1H) 7.2-7.3(m,3H). I-106 2.4-2.6(m,2H), 3.16(t,2H), 4.1-4.3(m,1H), 7.6-7.7(m,1H), 8.2-8.4(m,2H),8.8-8.9(m,1H). I-107 2.31(s,3H), 2.3-2.5(m,2H), 3.02(t,2H), 4.1-4.3(m,1H), 7.2-7.4(m,2H). I-113 2.2-2.4(m,2H), 2.97(t,2H), 4.0-4.2(m,1H), 7.4-7.7(m,5H), 7.9-8.1(m,2H). I-114 2.23(s,3H), 2.3-2.5(m,5H), 2.98(t,2H), 4.1-4.3(m,1H), 7.1-7.3(m,3H). I-115 1.31(d,6H), 2.4-2.6(m,2H), 2.9-3.1(m,5H), 4.1-4.3(m,1H), 7.38(d,2H),7.88(d,2H). I-116 1.31(d,6H), 2.2-2.4(m,2H), 2.9-3.1(m,5H), 3.9-4.2(m,1H), 7.43(d,2H), 7.94(d,2H). I-121 2.3-2.5(m,2H), 3.07(t,2H), 4.1-4.3(m,1H), 7.28(d,1H), 7.66(d,1H), 7.74(s,1H). ────────────────────────────────
【0056】 第6表(続き) ──────────────────────────────── 化合物番号 1H-NMRデータ〔δ値(CDCl3/TMS,(ppm)) 〕 ──────────────────────────────── I-122 2.3-2.5(m,2H), 3.06(t,2H), 4.1-4.3(m,1H), 5.15(s,2H), 7.13(d,2H), 7.3-7.5(m,5H), 7.91(d,2H). I-129 2.2-2.4(m,1H), 2.4-2.6(m,1H), 2.99(t,2H), 4.0-4.2(m,1H), 7.0-7.5(m,9H). I-134 2.3-2.5(m,2H), 3.05(t,2H), 3.79(s,3H), 4.1-4.2(m,1H), 4.73(s,2H),7.12(d,2H), 7.32(d,2H). I-135 2.4-2.6(m,2H), 2.63(s,3H), 3.07(t,2H), 4.2-4.4(m,1H), 7.2-7.3(m,1H), 7.6-7.7(m,1H), 8.5-8.6(m,1H). I-143 2.4-2.6(m,2H), 3.0-3.3(m,8H), 4.1-4.3(m,1H), 7.57(d,2H), 7.57(d,2H),8.00(d,2H). I-144 1.86(s,6H), 2.4-2.6(m,2H), 3.11(t,2H), 4.1-4.3(m,1H), 6.49(bs,1H),7.2-7.5(m,5H), 7.92(d,2H), 8.04(d,2H). I-146 2.4-2.6(m,2H), 3.08(t,2H), 4.2-4.4(m,1H), 4.55(s,2H), 7.0-7.1(m,1H), 7.2-7.3(m,1H), 7.7-7.8(m,1H), 8.2-8.3(m,1H). I-148 1.83(s,6H), 2.4-2.6(m,2H), 3.0-3.2(m,2H), 4.1-4.3(m,1H). I-150 2.5-2.7(m,2H), 2.61(s,3H), 3.76(t,2H), 4.2-4.4(m,1H), 5.66(s,2H),7.29(s,1H). ────────────────────────────────
【0057】 第6表(続き) ──────────────────────────────── 化合物番号 1H-NMRデータ〔δ値(CDCl3/TMS,(ppm)) 〕 ──────────────────────────────── I-155 2.0-2.2(m,2H), 2.17(s,6H), 3.10(t,2H), 3.8-4.0(m,1H), 7.0-7.1(m,2H), 7.3-7.4(m,2H). I-157 1.80(3,6H), 2.3-2.5(m,2H), 2.47(bs,3H), 2.96(bs,3H), 3.04(t,2H), 4.1-4.3(m,1H). I-160 1.84(d,3H), 2.3-2.5(m,2H), 2.99(t,2H), 4.1-4.3(m,1H), 5.95(q,1H), 6.9-7.0(m,3H), 7.1-7.3(m,2H). II- 3 2.3-2.5(m,2H), 4.0-4.2(m,1H), 4.33(t,2H), 7.49(d,2H), 7.87(d,2H). II- 4 2.3-2.5(m,2H), 2.41(s,3H), 4.0-4.2(m,1H), 4.28(t,2H), 7.28(d,2H), 7.76(d,2H). II- 17 2.2-2.4(m,2H), 3.4-3.5(m,2H), 4.1-4.3(m,1H), 4.70(s,2H), 6.84(bs,1H), 7.2-7.4(m,5H) II- 18 2.2-2.4(m,2H), 3.4-3.5(m,2H), 4.1-4.3(m,1H), 4.70(s,2H), 6.62(bs,1H), 7.2-7.3(m,4H). II- 19 2.2-2.4(m,2H), 3.5-3.6(m,2H), 4.1-4.3(m,1H), 4.90(s,2H), 6.33(bs,1H), 7.55(d,2H), 8.13(d,2H). II- 21 2.2-2.4(m,2H), 2.60(s,3H), 2.60(s,3H), 3.56(t,2H), 4.0-4.2(m,1H), 7.4-7.5(m,3H), 7.8-7.9(m,2H). III-18 2.4-2.6(m,2H), 3.8-3.9(m,2H), 4.1-4.3(m,1H), 7.3-7.5(m,5H), 9.08(bs,1H). ────────────────────────────────
【0058】 第6表(続き) ──────────────────────────────── 化合物番号 1H-NMRデータ〔δ値(CDCl3/TMS,(ppm)) 〕 ──────────────────────────────── III-19 2.4-2.6(m,2H), 3.8-3.9(m,2H), 4.1-4.3(m,1H), 7.3-7.5(m,4H), 9.15(bs,1H). III-20 2.42(s,3H), 2.4-2.6(m,2H), 3.8-3.9(m,2H), 7.25(d,2H), 7.37(d,2H), 8.95(bs,1H). ────────────────────────────────
【0059】本発明の一般式(I)で表される1,2,
3−チアジアゾール誘導体又はその塩類を有効成分とす
る有害生物防除剤は水稲、野菜、果樹、その他の作物及
び花卉等を加害する各種農林、園芸、貯穀害虫や衛生害
虫、ダニ類或いは線虫等の害虫防除に適しており、例え
ばリンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana fasciat
a )、チャノコカクモンハマキ(Adoxophyes sp.)、リ
ンゴコシンクイ(Grapholita inopinata)、ナシヒメシ
ンクイ(Grapholita molesta)、マメシンクイガ(Legu
minivora glycinivorella )、チャハマキ(Homona mag
nanima)、チャノホソガ(Caloptilia thevivora)、リ
ンゴホソガ(Caloptilia zachrysa )、キンモンホソガ
(Phyllonorycter ringoniella)、ナシホソガ(Spul
errina astaurota)、モンシロチョウ(Piers rapae cr
ucivora )、オオタバコガ類(Heliothis sp. )、コド
リンガ(Laspey resia pomonella)、コナガ(Plutella
xylostella )、リンゴヒメシンクイ(Argyresthia co
njugella)、モモシンクイガ(Carposina niponensi
s)、ニカメイガ(Chilo suppressalis)、コブノメイ
ガ(Cnaphalocrocis medinalis)、チャマダラメイガ
(Ephestia elutella )、クワノメイガ(Glyphodes py
loalis)、サンカメイガ(Scirpophaga incertulas)、
イチモンジセセリ(Parnara guttata )、アワヨトウ
(Pseudaletia separata)、イネヨトウ(Sesamia infe
rens)、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、シロ
イチモンジヨトウ(Spodoptera exigua )、等の鱗翅目
害虫、
3−チアジアゾール誘導体又はその塩類を有効成分とす
る有害生物防除剤は水稲、野菜、果樹、その他の作物及
び花卉等を加害する各種農林、園芸、貯穀害虫や衛生害
虫、ダニ類或いは線虫等の害虫防除に適しており、例え
ばリンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana fasciat
a )、チャノコカクモンハマキ(Adoxophyes sp.)、リ
ンゴコシンクイ(Grapholita inopinata)、ナシヒメシ
ンクイ(Grapholita molesta)、マメシンクイガ(Legu
minivora glycinivorella )、チャハマキ(Homona mag
nanima)、チャノホソガ(Caloptilia thevivora)、リ
ンゴホソガ(Caloptilia zachrysa )、キンモンホソガ
(Phyllonorycter ringoniella)、ナシホソガ(Spul
errina astaurota)、モンシロチョウ(Piers rapae cr
ucivora )、オオタバコガ類(Heliothis sp. )、コド
リンガ(Laspey resia pomonella)、コナガ(Plutella
xylostella )、リンゴヒメシンクイ(Argyresthia co
njugella)、モモシンクイガ(Carposina niponensi
s)、ニカメイガ(Chilo suppressalis)、コブノメイ
ガ(Cnaphalocrocis medinalis)、チャマダラメイガ
(Ephestia elutella )、クワノメイガ(Glyphodes py
loalis)、サンカメイガ(Scirpophaga incertulas)、
イチモンジセセリ(Parnara guttata )、アワヨトウ
(Pseudaletia separata)、イネヨトウ(Sesamia infe
rens)、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、シロ
イチモンジヨトウ(Spodoptera exigua )、等の鱗翅目
害虫、
【0060】チャノミドリヒメヨコバイ(Empoasca bras
sicae)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cinticeps) 、
トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、セジロウンカ(S
ogatella furcifera) 、ミカンキジラミ(Diaphorina ci
tri)、ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri) 、タバコ
コナジラミ(Bemicia tabaci)、オンシツコナジラミ(Tri
aleurodes vaporariorum) 、ダイコンアブラムシ(Brevi
coryne brassicae) 、ワタアブラムシ(Aphis gossipi
i)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、モモ
アカアブラムシ(Myzus persicae)、ツノロウムシ(Cerop
lastes cerciferus)、ミカンワタカイガラムシ(Pulvina
ria aurantii) 、ミカンマルカイガラムシ(Pseudaonidi
a duplex) 、ナシマルカイガラムシ(Comstockaspis per
niciosa)、ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)等
の半翅目害虫、ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)、マ
メコガネ(Popillia japonica )、タバコシバンムシ
(Lasioderma serricorne )、ヒラタキクイムシ(Lyct
us brunneus )、ニジュウヤホシテントウ(Epilachna
vigintiotopunctata)、アズキゾウムシ(Callosobruch
us chinensis)、ヤサイゾウムシ(Listroderes costir
ostris)、コクゾウムシ(Sitophilus zeamais)、ワタ
ミゾウムシ(Anthonomus gradis gradis)、イネミズゾ
ウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus )、ウリハムシ
(Aulacophora femoralis )、イネドロオイムシ(Oule
ma oryzae )、
sicae)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cinticeps) 、
トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、セジロウンカ(S
ogatella furcifera) 、ミカンキジラミ(Diaphorina ci
tri)、ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri) 、タバコ
コナジラミ(Bemicia tabaci)、オンシツコナジラミ(Tri
aleurodes vaporariorum) 、ダイコンアブラムシ(Brevi
coryne brassicae) 、ワタアブラムシ(Aphis gossipi
i)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、モモ
アカアブラムシ(Myzus persicae)、ツノロウムシ(Cerop
lastes cerciferus)、ミカンワタカイガラムシ(Pulvina
ria aurantii) 、ミカンマルカイガラムシ(Pseudaonidi
a duplex) 、ナシマルカイガラムシ(Comstockaspis per
niciosa)、ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)等
の半翅目害虫、ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)、マ
メコガネ(Popillia japonica )、タバコシバンムシ
(Lasioderma serricorne )、ヒラタキクイムシ(Lyct
us brunneus )、ニジュウヤホシテントウ(Epilachna
vigintiotopunctata)、アズキゾウムシ(Callosobruch
us chinensis)、ヤサイゾウムシ(Listroderes costir
ostris)、コクゾウムシ(Sitophilus zeamais)、ワタ
ミゾウムシ(Anthonomus gradis gradis)、イネミズゾ
ウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus )、ウリハムシ
(Aulacophora femoralis )、イネドロオイムシ(Oule
ma oryzae )、
【0061】ウリミバエ(Dacus(Zeugodacus) cucurbit
ae)、ミカンコミバエ(Dacus(Bactrocera) dorsali
s)、イネハモグリバエ(Agromyza oryzae )、タマネ
ギバエ(Delia antiqua )、タネバエ(Delia platura
)、ダイズサヤタマバエ(Asphondylia sp. )、イエ
バエ(Musca domestica )、アカイエカ(Culex pipien
s pipiens )等の双翅目害虫、キスジノミハムシ(Phyl
lotreta striolata )、マツノキクイムシ(Tomicus pi
niperda )、コロラドポテトビートル(Leptinotarsa d
ecemlineata )、メキシカンビーンビートル(Epilachn
a varivestis)、コーンルートワーム類(Diabrotica s
p.)等の甲虫目害虫、ミカンハダニ(Panonychuscitr
i)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi )、ナミハダニ
(Tetranychus urticae Koch)、カンザワハダニ(Tetr
anychus kanzawai Kishida)、ニセナミハダニ(Tetran
ychus cinnabarinus)、オウトウハダニ (Tetranychu
s viennensisZacher )、ミナミヒメハダニ(Brevipalp
us phoenicis )、ブドウヒメハダニ(Brevipalpus lew
isi)等のハダニ類、チャノサビダニ(Calacarus carina
tus)、ミカンサビダニ(Aculops pelekassi) 、ナシサビ
ダニ(Epitrimerus pyri)、ニセナシサビダニ(Eriophyes
chibaensis)等のサビダニ類、チャノホコリダニ(Polyp
hagotarsonemus) 、ケナガコナダニ(Tyrophagus putres
centiae)等のダニ類、ミナミネグサレセンチュウ(Praty
lenchus coffeae)、ジャガイモシストセンチュウ(Globo
dera rostochiensis) 、ネコブセンチュウ(Meloidogyne
sp.) 、
ae)、ミカンコミバエ(Dacus(Bactrocera) dorsali
s)、イネハモグリバエ(Agromyza oryzae )、タマネ
ギバエ(Delia antiqua )、タネバエ(Delia platura
)、ダイズサヤタマバエ(Asphondylia sp. )、イエ
バエ(Musca domestica )、アカイエカ(Culex pipien
s pipiens )等の双翅目害虫、キスジノミハムシ(Phyl
lotreta striolata )、マツノキクイムシ(Tomicus pi
niperda )、コロラドポテトビートル(Leptinotarsa d
ecemlineata )、メキシカンビーンビートル(Epilachn
a varivestis)、コーンルートワーム類(Diabrotica s
p.)等の甲虫目害虫、ミカンハダニ(Panonychuscitr
i)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi )、ナミハダニ
(Tetranychus urticae Koch)、カンザワハダニ(Tetr
anychus kanzawai Kishida)、ニセナミハダニ(Tetran
ychus cinnabarinus)、オウトウハダニ (Tetranychu
s viennensisZacher )、ミナミヒメハダニ(Brevipalp
us phoenicis )、ブドウヒメハダニ(Brevipalpus lew
isi)等のハダニ類、チャノサビダニ(Calacarus carina
tus)、ミカンサビダニ(Aculops pelekassi) 、ナシサビ
ダニ(Epitrimerus pyri)、ニセナシサビダニ(Eriophyes
chibaensis)等のサビダニ類、チャノホコリダニ(Polyp
hagotarsonemus) 、ケナガコナダニ(Tyrophagus putres
centiae)等のダニ類、ミナミネグサレセンチュウ(Praty
lenchus coffeae)、ジャガイモシストセンチュウ(Globo
dera rostochiensis) 、ネコブセンチュウ(Meloidogyne
sp.) 、
【0062】ミカンネセンチュウ(Tylenchulus semipen
etrans) 、ニセネグサレセンチュウ(Aphelenchus avena
e)、ハガレセンチュウ(Aphelenchoides ritzemabosi)等
のハリセンチュウ目に対しても殺虫効果を有するもので
ある。尚、学名等は農林有害動物・昆虫名鑑1987年版
(日本応用動物昆虫学会編)による。本発明の一般式
(I)で表される1,2,3−チアジアゾール誘導体又
はその塩類を有効成分として含有する有害生物防除剤は
水稲、野菜、果樹、その他の作物及び花卉等を加害する
前記害虫或いは衛生害虫に対して顕著な殺虫活性を有す
るものであるので、害虫類の発生が予測される時期に合
わせて、害虫類の発生前又は発生が確認された確認され
た時点で水稲、果樹、野菜その他の作物、花卉等に対し
水田水、茎葉又は土壌等及び衛生害虫にあっては人畜に
加害する家屋内、家屋周辺の溝等に処理することにより
本発明の有害生物防除剤の所期の効果が奏せられるもの
であるが、本発明はこれらの態様のみに限定されるもの
ではない。
etrans) 、ニセネグサレセンチュウ(Aphelenchus avena
e)、ハガレセンチュウ(Aphelenchoides ritzemabosi)等
のハリセンチュウ目に対しても殺虫効果を有するもので
ある。尚、学名等は農林有害動物・昆虫名鑑1987年版
(日本応用動物昆虫学会編)による。本発明の一般式
(I)で表される1,2,3−チアジアゾール誘導体又
はその塩類を有効成分として含有する有害生物防除剤は
水稲、野菜、果樹、その他の作物及び花卉等を加害する
前記害虫或いは衛生害虫に対して顕著な殺虫活性を有す
るものであるので、害虫類の発生が予測される時期に合
わせて、害虫類の発生前又は発生が確認された確認され
た時点で水稲、果樹、野菜その他の作物、花卉等に対し
水田水、茎葉又は土壌等及び衛生害虫にあっては人畜に
加害する家屋内、家屋周辺の溝等に処理することにより
本発明の有害生物防除剤の所期の効果が奏せられるもの
であるが、本発明はこれらの態様のみに限定されるもの
ではない。
【0063】本発明の一般式(I)で表される1,2,
3−チアジアゾール誘導体又はその塩類を有害生物防除
剤として使用する場合、農薬製剤上の常法に従い、使用
上都合の良い形状に製剤して使用するのが一般的であ
る。即ち、本発明の一般式(I)で表される1,2,3
−チアジアゾール誘導体又はその塩類は、これらを適当
な不活性担体に、また必要に応じて補助剤と一緒に、適
当な割合に配合して溶解、分離、懸濁、混合、含浸、吸
着させ、適宜の剤形、例えば懸濁剤、乳剤、液剤、水和
剤、粒剤、粉剤、錠剤等に製剤して使用すれば良い。本
発明で使用できる不活性担体としては固体又は液体の何
れであっても良く、固体の担体になりうる材料として
は、例えばダイズ粉、穀物粉、木粉、樹皮粉、鋸屑、タ
バコ茎粉、クルミ粉、ふすま、繊維素粉末、植物エキス
抽出後の残渣、粉砕合成樹脂等の合成重合体、粘土類
(例えばカオリン、ベントナイト、酸性白土等)、タル
ク類(例えばタルク、ピロフィライド等)、シリカ類
(例えば珪藻土、珪砂、雲母、ホワイトカーボン〔含水
微粉珪素、含水珪酸ともいわれる合成高分子珪酸で、製
品により珪酸カルシウムを主成分として含むものもあ
る。〕)、活性炭、イオウ粉末、軽石、焼成珪藻土、レ
ンガ粉砕物、フライアッシュ、砂、炭酸カルシウム等の
無機鉱物性粉末、硫安、燐安、硝安、塩安等の化学肥
料、堆肥等を挙げることができ、これらは単独若しくは
二種以上の混合物の形で使用される。
3−チアジアゾール誘導体又はその塩類を有害生物防除
剤として使用する場合、農薬製剤上の常法に従い、使用
上都合の良い形状に製剤して使用するのが一般的であ
る。即ち、本発明の一般式(I)で表される1,2,3
−チアジアゾール誘導体又はその塩類は、これらを適当
な不活性担体に、また必要に応じて補助剤と一緒に、適
当な割合に配合して溶解、分離、懸濁、混合、含浸、吸
着させ、適宜の剤形、例えば懸濁剤、乳剤、液剤、水和
剤、粒剤、粉剤、錠剤等に製剤して使用すれば良い。本
発明で使用できる不活性担体としては固体又は液体の何
れであっても良く、固体の担体になりうる材料として
は、例えばダイズ粉、穀物粉、木粉、樹皮粉、鋸屑、タ
バコ茎粉、クルミ粉、ふすま、繊維素粉末、植物エキス
抽出後の残渣、粉砕合成樹脂等の合成重合体、粘土類
(例えばカオリン、ベントナイト、酸性白土等)、タル
ク類(例えばタルク、ピロフィライド等)、シリカ類
(例えば珪藻土、珪砂、雲母、ホワイトカーボン〔含水
微粉珪素、含水珪酸ともいわれる合成高分子珪酸で、製
品により珪酸カルシウムを主成分として含むものもあ
る。〕)、活性炭、イオウ粉末、軽石、焼成珪藻土、レ
ンガ粉砕物、フライアッシュ、砂、炭酸カルシウム等の
無機鉱物性粉末、硫安、燐安、硝安、塩安等の化学肥
料、堆肥等を挙げることができ、これらは単独若しくは
二種以上の混合物の形で使用される。
【0064】液体の担体になりうる材料としては、それ
自体溶媒能を有する物の他、溶媒能を有さずとも補助剤
の助けにより有効成分を分散させうることとなるものか
ら選択され、例えば代表例として次に挙げる担体を例示
できるが、これらは単独若しくは二種以上の混合物の形
で使用され、例えば水、アルコール類、(例えばメタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、エ
チレングリコール等)、ケトン類、(例えばアセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソ
ブチルケトン、シクロヘキサノン等)、エーテル類(例
えばエチルエーテル、ジオキサン、セロソルブ、ジプロ
ピルエーテル、テトラヒドロフラン等)、脂肪族炭化水
素類(例えばケロシン、鉱油等)、芳香族炭化水素類
(例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ソルベントナ
フサ、アルキルナフタレン等)、ハロゲン化炭化水素類
(例えばジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素、
塩素化ベンゼン等)、エステル類(例えば酢酸エチル、
ジイソプロピルフタレート、ジブチルフタレート、ジオ
クチルフタレート等)、アミド類(例えばジメチルホル
ムアミド、ジエチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド等)、ニトリル類(例えばアセトニトリル等)、ジメ
チルスルホキシド類等を挙げることができる。他の補助
剤としては次に例示する代表的な補助剤をあげることが
でき、これらの補助剤は目的に応じて使用され、単独
で、ある場合は二種以上の補助剤を併用し、又ある場合
には全く補助剤を使用しないことも可能である。
自体溶媒能を有する物の他、溶媒能を有さずとも補助剤
の助けにより有効成分を分散させうることとなるものか
ら選択され、例えば代表例として次に挙げる担体を例示
できるが、これらは単独若しくは二種以上の混合物の形
で使用され、例えば水、アルコール類、(例えばメタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、エ
チレングリコール等)、ケトン類、(例えばアセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソ
ブチルケトン、シクロヘキサノン等)、エーテル類(例
えばエチルエーテル、ジオキサン、セロソルブ、ジプロ
ピルエーテル、テトラヒドロフラン等)、脂肪族炭化水
素類(例えばケロシン、鉱油等)、芳香族炭化水素類
(例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ソルベントナ
フサ、アルキルナフタレン等)、ハロゲン化炭化水素類
(例えばジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素、
塩素化ベンゼン等)、エステル類(例えば酢酸エチル、
ジイソプロピルフタレート、ジブチルフタレート、ジオ
クチルフタレート等)、アミド類(例えばジメチルホル
ムアミド、ジエチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド等)、ニトリル類(例えばアセトニトリル等)、ジメ
チルスルホキシド類等を挙げることができる。他の補助
剤としては次に例示する代表的な補助剤をあげることが
でき、これらの補助剤は目的に応じて使用され、単独
で、ある場合は二種以上の補助剤を併用し、又ある場合
には全く補助剤を使用しないことも可能である。
【0065】有効成分化合物の乳化、分散、可溶化及び
/又は湿潤の目的のために界面活性剤が使用され、例え
ばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエ
チレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレン
高級脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポ
リオキシエチレンソルビタンモノオレエート、アルキル
アリールスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸縮合物、
リグニンスルホン酸塩、高級アルコール硫酸エステル等
の界面活性剤を例示することができる。
/又は湿潤の目的のために界面活性剤が使用され、例え
ばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエ
チレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレン
高級脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポ
リオキシエチレンソルビタンモノオレエート、アルキル
アリールスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸縮合物、
リグニンスルホン酸塩、高級アルコール硫酸エステル等
の界面活性剤を例示することができる。
【0066】又、有効成分化合物の分散安定化、粘着及
び/又は結合の目的のために、次に例示する補助剤を使
用することもでき、例えばカゼイン、ゼラチン、澱粉、
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アラ
ビアゴム、ポリビニルアルコール、松根油、糠油、ベン
トナイト、リグニンスルホン酸塩等の補助剤を使用する
こともできる。固体製品の流動性改良のために次に挙げ
る補助剤を使用することもでき、例えばワックス、ステ
アリン酸塩、燐酸アルキルエステル等の補助剤を使用で
きる。懸濁性製品の解こう剤として、例えばナフタレン
スルホン酸縮合物、縮合燐酸塩等の補助剤を使用するこ
ともできる。消泡剤としては、例えばシリコーン油等の
補助剤を使用することもできる。有効成分化合物の配合
割合は必要に応じて加減することができ、例えば粉剤或
いは粒剤とする場合は0.01〜50重量%、又乳剤或
いは水和剤とする場合も同様0.01〜50重量%が適
当である。
び/又は結合の目的のために、次に例示する補助剤を使
用することもでき、例えばカゼイン、ゼラチン、澱粉、
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アラ
ビアゴム、ポリビニルアルコール、松根油、糠油、ベン
トナイト、リグニンスルホン酸塩等の補助剤を使用する
こともできる。固体製品の流動性改良のために次に挙げ
る補助剤を使用することもでき、例えばワックス、ステ
アリン酸塩、燐酸アルキルエステル等の補助剤を使用で
きる。懸濁性製品の解こう剤として、例えばナフタレン
スルホン酸縮合物、縮合燐酸塩等の補助剤を使用するこ
ともできる。消泡剤としては、例えばシリコーン油等の
補助剤を使用することもできる。有効成分化合物の配合
割合は必要に応じて加減することができ、例えば粉剤或
いは粒剤とする場合は0.01〜50重量%、又乳剤或
いは水和剤とする場合も同様0.01〜50重量%が適
当である。
【0067】本発明の有害生物防除剤は、各種害虫を防
除するために、そのまま、又は水等で適宜希釈し、若し
くは懸濁させた形で害虫防除にに有効な量を当該害虫の
発生が予測される作物若しくは発生が好ましくない場所
に適用して使用すれば良い。本発明の有害生物防除剤の
使用量は、種々の因子、例えば目的、対象害虫、作物の
生育状況、害虫の発生傾向、天候環境条件、剤型、施用
方法、施用場所、施用時期等により変動するが、有効成
分化合物として10アール当たり0.01g〜5kgの
範囲から目的に応じて適宜選択すれば良い。本発明の有
害生物防除剤を更に防除対象害虫、防除適期の拡大のた
め、或いは薬量の低減をはかる目的で他の農園芸用殺虫
剤又は殺菌剤と混合して使用することも可能である。
除するために、そのまま、又は水等で適宜希釈し、若し
くは懸濁させた形で害虫防除にに有効な量を当該害虫の
発生が予測される作物若しくは発生が好ましくない場所
に適用して使用すれば良い。本発明の有害生物防除剤の
使用量は、種々の因子、例えば目的、対象害虫、作物の
生育状況、害虫の発生傾向、天候環境条件、剤型、施用
方法、施用場所、施用時期等により変動するが、有効成
分化合物として10アール当たり0.01g〜5kgの
範囲から目的に応じて適宜選択すれば良い。本発明の有
害生物防除剤を更に防除対象害虫、防除適期の拡大のた
め、或いは薬量の低減をはかる目的で他の農園芸用殺虫
剤又は殺菌剤と混合して使用することも可能である。
【0068】
【実施例】以下に本発明の代表的な実施例、処方例、試
験例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。 実施例1.4−(4−クロロフェニル)−5−(4,4
−ジフルオロブト−3−エニルチオ)−1,2,3−チ
アジアゾール(化合物番号I−15)の製造。 ナトリウムメトキシドの0.5規定メタノール溶液10
mlに室温で、{{4−(4−クロロフェニル)−1,
2,3−チアジアゾール5−イル}チオ}プロピオン酸
メチルエステル1.57g(5ミリモル)を滴下した。
1時間撹拌後、反応混合物を減圧濃縮し、残渣をTHF
10mlに溶解して、室温で4−ブロモ−4,4−ジフ
ルオロブチル−1−メタンスルホネート1.34g(5
ミリモル)を滴下した。10時間室温で反応させた後、
酢酸エチルを加え、不溶物を濾過した。濾液から溶媒を
留去し、残渣をTHF10mlに溶解し、DBU1.0
7g(7ミリモル)を加えて、還流下5時間反応させ
た。反応混合物を水にあけ、酢酸エチルで2回抽出、飽
和食塩水で1回洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
溶媒を留去した。得られた茶褐色液体をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで精製すると、目的生成物が無色
のオイルとして、1.11g(収率78%)得られた。 物性:nD 1.6092(21.0℃)
験例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。 実施例1.4−(4−クロロフェニル)−5−(4,4
−ジフルオロブト−3−エニルチオ)−1,2,3−チ
アジアゾール(化合物番号I−15)の製造。 ナトリウムメトキシドの0.5規定メタノール溶液10
mlに室温で、{{4−(4−クロロフェニル)−1,
2,3−チアジアゾール5−イル}チオ}プロピオン酸
メチルエステル1.57g(5ミリモル)を滴下した。
1時間撹拌後、反応混合物を減圧濃縮し、残渣をTHF
10mlに溶解して、室温で4−ブロモ−4,4−ジフ
ルオロブチル−1−メタンスルホネート1.34g(5
ミリモル)を滴下した。10時間室温で反応させた後、
酢酸エチルを加え、不溶物を濾過した。濾液から溶媒を
留去し、残渣をTHF10mlに溶解し、DBU1.0
7g(7ミリモル)を加えて、還流下5時間反応させ
た。反応混合物を水にあけ、酢酸エチルで2回抽出、飽
和食塩水で1回洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
溶媒を留去した。得られた茶褐色液体をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで精製すると、目的生成物が無色
のオイルとして、1.11g(収率78%)得られた。 物性:nD 1.6092(21.0℃)
【0069】実施例2.4−(4−クロロフェニル)−
5−(4,4−ジフルオロブト−3−エニルスルフィニ
ル)−1,2,3−チアジアゾール(化合物番号I−1
6)の製造。 4−(4−クロロフェニル)−5−(4,4−ジフルオ
ロブト−3−エニルチオ)−1,2,3−チアジアゾー
ル0.64g(2ミリモル)をクロロホルム10mlに
溶解し、氷冷下、m−クロロ過安息香酸0.49g(2
ミリモル)を数度に分けて加えた。室温で3時間撹拌
後、反応混合物を水にあけ、酢酸エチルで2回抽出、飽
和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄、無水硫酸ナトリウム
で乾燥し、減圧濃縮した。得られた無色液体をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーで精製すると、目的生成物
が無色のオイルとして、0.61g(収率92%)得ら
れた。 物性: 融点 89.1〜90.4℃
5−(4,4−ジフルオロブト−3−エニルスルフィニ
ル)−1,2,3−チアジアゾール(化合物番号I−1
6)の製造。 4−(4−クロロフェニル)−5−(4,4−ジフルオ
ロブト−3−エニルチオ)−1,2,3−チアジアゾー
ル0.64g(2ミリモル)をクロロホルム10mlに
溶解し、氷冷下、m−クロロ過安息香酸0.49g(2
ミリモル)を数度に分けて加えた。室温で3時間撹拌
後、反応混合物を水にあけ、酢酸エチルで2回抽出、飽
和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄、無水硫酸ナトリウム
で乾燥し、減圧濃縮した。得られた無色液体をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーで精製すると、目的生成物
が無色のオイルとして、0.61g(収率92%)得ら
れた。 物性: 融点 89.1〜90.4℃
【0070】実施例3.4−(4−クロロフェニル)−
5−(4,4−ジフルオロブト−3−エニルスルホニ
ル)−1,2,3−チアジアゾール(化合物番号I−1
7)の製造。 2当量のm−クロロ過安息香酸を用いて、上記と同様の
方法により目的化合物を無色のオイルとして0.67g
(収率95%)得た。 物性: 融点 90.2〜91.2℃
5−(4,4−ジフルオロブト−3−エニルスルホニ
ル)−1,2,3−チアジアゾール(化合物番号I−1
7)の製造。 2当量のm−クロロ過安息香酸を用いて、上記と同様の
方法により目的化合物を無色のオイルとして0.67g
(収率95%)得た。 物性: 融点 90.2〜91.2℃
【0071】実施例4.4−メチル−1,2,3−チア
ジアゾールカルボン酸 4,4−ジフルオロブト−3−
エニルエステル(化合物番号II−1)の製造。 4−ブロモ−4,4−ジフルオロ−4−ブタノール0.
57g(3ミリモル)、トリエチルアミン0.4g(4
ミリモル)のTHF溶液5mlに4−メチル−1,2,
3−チアジアゾールカルボン酸塩化物0.49g(3ミ
リモル)のTHF溶液2mlを氷冷下で滴下した。室温
で3時間反応させた後、生成したトリエチルアミン塩酸
塩を濾過し、THFで2回洗浄した。得られた濾液にD
BU0.61g(4ミリモル)を加え、還流下5時間反
応させた。反応混合物を水にあけ、酢酸エチルで2回抽
出、飽和食塩水で1回洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、溶媒を留去した。得られた黄色液体をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーで精製すると、目的生成物が無
色のオイルとして、0.49g(収率70%)得られ
た。 物性:nD 1.4818(20.5℃)
ジアゾールカルボン酸 4,4−ジフルオロブト−3−
エニルエステル(化合物番号II−1)の製造。 4−ブロモ−4,4−ジフルオロ−4−ブタノール0.
57g(3ミリモル)、トリエチルアミン0.4g(4
ミリモル)のTHF溶液5mlに4−メチル−1,2,
3−チアジアゾールカルボン酸塩化物0.49g(3ミ
リモル)のTHF溶液2mlを氷冷下で滴下した。室温
で3時間反応させた後、生成したトリエチルアミン塩酸
塩を濾過し、THFで2回洗浄した。得られた濾液にD
BU0.61g(4ミリモル)を加え、還流下5時間反
応させた。反応混合物を水にあけ、酢酸エチルで2回抽
出、飽和食塩水で1回洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、溶媒を留去した。得られた黄色液体をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーで精製すると、目的生成物が無
色のオイルとして、0.49g(収率70%)得られ
た。 物性:nD 1.4818(20.5℃)
【0072】実施例5.N−(4,4−ジフルオロブト
−3−エニル)−5−フェニル−1,2,3−チアジア
ゾール−4−カルボチオアミド(化合物番号III-18)の
製造。 N−(4,4−ジフルオロブト−3−エニル)−5−フ
ェニル−1,2,3−チアジアゾール−4−カルボン酸
アミド0.29g (1ミリモル) をジオキサン10ml
に溶かし、ローソン(Lawesson)試薬0.20g(0.
5ミリモル)を加え、70〜80℃で5時間反応させ
た。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し
て、目的物0.32g(収率100%)を得た。 物性: ペースト状1 H-NMR データ〔δ(CDCl3/TMS,(ppm)〕 2.4-2.6(m,2H), 3.8-3.9(m,2H), 4.1-4.3(m,1H), 7.3-
7.5(m,5H),9.08(bs,1H).
−3−エニル)−5−フェニル−1,2,3−チアジア
ゾール−4−カルボチオアミド(化合物番号III-18)の
製造。 N−(4,4−ジフルオロブト−3−エニル)−5−フ
ェニル−1,2,3−チアジアゾール−4−カルボン酸
アミド0.29g (1ミリモル) をジオキサン10ml
に溶かし、ローソン(Lawesson)試薬0.20g(0.
5ミリモル)を加え、70〜80℃で5時間反応させ
た。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し
て、目的物0.32g(収率100%)を得た。 物性: ペースト状1 H-NMR データ〔δ(CDCl3/TMS,(ppm)〕 2.4-2.6(m,2H), 3.8-3.9(m,2H), 4.1-4.3(m,1H), 7.3-
7.5(m,5H),9.08(bs,1H).
【0073】実施例6.4−(4−メチルフェニル)−
5−(4,4−ジフルオロブト−3−エニルオキシ)−
1,2,3−チアジアゾール(化合物番号IV-1)の製
造。 t-ブタノール20mlにt-ブトキシカリウム0.40g
(3.6ミリモル)を懸濁させ、ジフルオロブテニルア
ルコール0.39g(4mmol) を加え、40℃に加熱し
た。40℃で30分反応後、4−(4−メチルフェニ
ル)−5−ブロモ−1,2,3−チアジアゾール0.7
7g(3ミリモル)を加え、そのままの温度で5時間反
応させた。室温に冷却後、溶媒を留去し、残渣をシリカ
ゲルのカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチ
ル=10:1)で精製して、目的物0. 29g (収率3
4%)を得た。 物性:nD 1.5530(23.4℃)
5−(4,4−ジフルオロブト−3−エニルオキシ)−
1,2,3−チアジアゾール(化合物番号IV-1)の製
造。 t-ブタノール20mlにt-ブトキシカリウム0.40g
(3.6ミリモル)を懸濁させ、ジフルオロブテニルア
ルコール0.39g(4mmol) を加え、40℃に加熱し
た。40℃で30分反応後、4−(4−メチルフェニ
ル)−5−ブロモ−1,2,3−チアジアゾール0.7
7g(3ミリモル)を加え、そのままの温度で5時間反
応させた。室温に冷却後、溶媒を留去し、残渣をシリカ
ゲルのカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチ
ル=10:1)で精製して、目的物0. 29g (収率3
4%)を得た。 物性:nD 1.5530(23.4℃)
【0074】実施例7.4−(2−ピリジル)−5−
(4,4−ジフルオロブト−3−エニルチオ)−1,
2,3−チアジアゾール(化合物番号I-80)の製造。 ナトリウムメトキシドの0.5規定メタノール溶液15
mlに室温下に{{4−(2−ピリジル)−1,2,3
−チアジアゾール−5−イル}チオ}プロピオン酸メチ
ルエステル1.50g(5.3ミリモル)を滴下した。
1時間攪拌後、反応混合物を減圧濃縮し、残渣をTHF
15mlに溶解し、室温下に4−ブロモ−4,4−ジフ
ルオロブチル−1−メタンスルホネート1.42g
(5.3ミリモル)を滴下し、10時間室温下に反応さ
せた後、酢酸エチルを加え、不溶物を濾過した。濾液か
ら溶媒を留去し、残渣をTHF15mlに溶解し、DB
U1.22g(8ミリモル)を加えて、還流下10時間
反応を行った。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで2
回抽出し、飽和食塩水で1回洗浄後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、溶媒を留去した。得られた茶褐色液体をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによ
り、目的生成物が無色のオイルとして0.67g(収率
44%)得られた。 物性:nD 1.5992(21.7℃)
(4,4−ジフルオロブト−3−エニルチオ)−1,
2,3−チアジアゾール(化合物番号I-80)の製造。 ナトリウムメトキシドの0.5規定メタノール溶液15
mlに室温下に{{4−(2−ピリジル)−1,2,3
−チアジアゾール−5−イル}チオ}プロピオン酸メチ
ルエステル1.50g(5.3ミリモル)を滴下した。
1時間攪拌後、反応混合物を減圧濃縮し、残渣をTHF
15mlに溶解し、室温下に4−ブロモ−4,4−ジフ
ルオロブチル−1−メタンスルホネート1.42g
(5.3ミリモル)を滴下し、10時間室温下に反応さ
せた後、酢酸エチルを加え、不溶物を濾過した。濾液か
ら溶媒を留去し、残渣をTHF15mlに溶解し、DB
U1.22g(8ミリモル)を加えて、還流下10時間
反応を行った。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで2
回抽出し、飽和食塩水で1回洗浄後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、溶媒を留去した。得られた茶褐色液体をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによ
り、目的生成物が無色のオイルとして0.67g(収率
44%)得られた。 物性:nD 1.5992(21.7℃)
【0075】実施例8.4−(2−フリル)−5−
(4,4−ジフルオロブト−3−エニルスルフィニル)
−1,2,3−チアジアゾール(化合物番号I-169 )の
製造。 4−(2−フリル)−5−(4,4−ジフルオロブト−
3−エニルチオ)−1,2,3−チアジアゾール0.8
9g(3.2ミリモル)をクロロホルム15mlに溶解
し、氷冷却下にm−クロロ過安息香酸0.80g(3.
2ミリモル)を数度に分けて加え、室温下に5時間攪拌
後、反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出し、
飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、減圧濃縮し、得られた無色液体をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーで精製することにより、
目的生成物が無色のオイルとして0.43g(収率43
%)得られた。その後、該オイルは結晶化した。 物性: 融点 60.2〜62.5℃
(4,4−ジフルオロブト−3−エニルスルフィニル)
−1,2,3−チアジアゾール(化合物番号I-169 )の
製造。 4−(2−フリル)−5−(4,4−ジフルオロブト−
3−エニルチオ)−1,2,3−チアジアゾール0.8
9g(3.2ミリモル)をクロロホルム15mlに溶解
し、氷冷却下にm−クロロ過安息香酸0.80g(3.
2ミリモル)を数度に分けて加え、室温下に5時間攪拌
後、反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出し、
飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、減圧濃縮し、得られた無色液体をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーで精製することにより、
目的生成物が無色のオイルとして0.43g(収率43
%)得られた。その後、該オイルは結晶化した。 物性: 融点 60.2〜62.5℃
【0076】実施例9.4−(2−フリル)−5−
(4,4−ジフルオロブト−3−エニルスルホニル)−
1,2,3−チアジアゾール(化合物番号I-170 )の製
造。 2当量のm−クロロ過安息香酸を使用して、実施例8と
同様の方法により目的化合物が無色のオイルとして0.
40g(収率41%)得られた。その後、該オイルは結
晶化した。 物性: 融点 69.5〜71.0℃
(4,4−ジフルオロブト−3−エニルスルホニル)−
1,2,3−チアジアゾール(化合物番号I-170 )の製
造。 2当量のm−クロロ過安息香酸を使用して、実施例8と
同様の方法により目的化合物が無色のオイルとして0.
40g(収率41%)得られた。その後、該オイルは結
晶化した。 物性: 融点 69.5〜71.0℃
【0077】実施例10.4−(2−ピリジル)−5−
(3,4,4−トリフルオロブト−3−エニルチオ)−
1,2,3−チアジアゾール(化合物番号V-13)の製
造。ナトリウムメトキシドの0.5規定メタノール溶液
4mlに室温下に{(4−(2−ピリジル)−1,2,
3−チアジアゾール−5−イル)チオ}プロピオン酸メ
チルエステル0.56g(2ミリモル)を滴下した。1
時間攪拌後、反応混合物を減圧濃縮し、残渣をTHF1
0mlに溶解し、室温下に4−ブロモ−1,1,2−ト
リフルオロ−1−ブテン0.38g(2ミリモル)を滴
下し、5時間室温下に反応させた後、水を加え、酢酸エ
チルで2回抽出し、飽和食塩水で1回洗浄後、無水硫酸
ナトリウムで乾燥し溶媒を留去した。得られた茶褐色液
体をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製するこ
とにより、目的生成物が無色のオイルとして0.43g
(収率71%)得られた。 物性:nD 1.5950(24.8℃)
(3,4,4−トリフルオロブト−3−エニルチオ)−
1,2,3−チアジアゾール(化合物番号V-13)の製
造。ナトリウムメトキシドの0.5規定メタノール溶液
4mlに室温下に{(4−(2−ピリジル)−1,2,
3−チアジアゾール−5−イル)チオ}プロピオン酸メ
チルエステル0.56g(2ミリモル)を滴下した。1
時間攪拌後、反応混合物を減圧濃縮し、残渣をTHF1
0mlに溶解し、室温下に4−ブロモ−1,1,2−ト
リフルオロ−1−ブテン0.38g(2ミリモル)を滴
下し、5時間室温下に反応させた後、水を加え、酢酸エ
チルで2回抽出し、飽和食塩水で1回洗浄後、無水硫酸
ナトリウムで乾燥し溶媒を留去した。得られた茶褐色液
体をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製するこ
とにより、目的生成物が無色のオイルとして0.43g
(収率71%)得られた。 物性:nD 1.5950(24.8℃)
【0078】参考製造例.5−フェニル−1,2,3−
チアジアゾール−4−カルボン酸エチルエステルの製
造。 ベンゾイル酢酸エチル5.77g(30ミリモル) をア
セトニトリル30mlに溶解し、0℃に冷却した後、ト
リエチルアミン3.03g(30ミリモル) を加え、ト
シルアジド5.92g(30ミリモル) のアセトニトリ
ル溶液10mlをゆっくりと滴下した。反応温度を5℃
以下に保持して2時間撹拌を続けた後、ロータリーエバ
ポレーターにて低温で溶媒を留去し、残渣に水を加え、
t−ブチルメチルエーテルで抽出、7%水酸化カリウム
水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去して粗α−ジアゾ
ベンゾイル酢酸エチルエステルを得、これをそのまま次
の反応に用いた。得られた粗α−ジアゾベンゾイル酢酸
エチルエステルをTHF40mlに溶かし、ローソン
(Lawesson)試薬6.07g(15ミリモル) を加え、
還流下6時間反応させた。室温まで冷却後、飽和重曹水
を加え、酢酸エチルで抽出、水、飽和食塩水で順次洗浄
した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘ
キサン:酢酸エチル=4:1)で精製して目的物(6.
30g、収率90%)を得た。 物性:nD 1.5710(23.4℃)得られた5−フ
ェニル−1,2,3−チアジアゾール−4−カルボン酸
エチルエステルは常法通りアルカリ加水分解して5−フ
ェニル−1,2,3−チアジアゾール−4−カルボン酸
を得て誘導体の製造に用いた。
チアジアゾール−4−カルボン酸エチルエステルの製
造。 ベンゾイル酢酸エチル5.77g(30ミリモル) をア
セトニトリル30mlに溶解し、0℃に冷却した後、ト
リエチルアミン3.03g(30ミリモル) を加え、ト
シルアジド5.92g(30ミリモル) のアセトニトリ
ル溶液10mlをゆっくりと滴下した。反応温度を5℃
以下に保持して2時間撹拌を続けた後、ロータリーエバ
ポレーターにて低温で溶媒を留去し、残渣に水を加え、
t−ブチルメチルエーテルで抽出、7%水酸化カリウム
水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去して粗α−ジアゾ
ベンゾイル酢酸エチルエステルを得、これをそのまま次
の反応に用いた。得られた粗α−ジアゾベンゾイル酢酸
エチルエステルをTHF40mlに溶かし、ローソン
(Lawesson)試薬6.07g(15ミリモル) を加え、
還流下6時間反応させた。室温まで冷却後、飽和重曹水
を加え、酢酸エチルで抽出、水、飽和食塩水で順次洗浄
した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘ
キサン:酢酸エチル=4:1)で精製して目的物(6.
30g、収率90%)を得た。 物性:nD 1.5710(23.4℃)得られた5−フ
ェニル−1,2,3−チアジアゾール−4−カルボン酸
エチルエステルは常法通りアルカリ加水分解して5−フ
ェニル−1,2,3−チアジアゾール−4−カルボン酸
を得て誘導体の製造に用いた。
【0079】以下に代表的な処方例を示す。処方例中、
部とあるのは重量部を示す。 処方例1. 第1乃至5表記載の化合物 50部 キシレン 40部 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルと アルキルベンゼンスルホン酸カルシウムとの混合物 10部 以上を均一に混合溶解して乳剤とする。 処方例2. 第1乃至5表記載の化合物 3部 クレー粉末 82部 珪藻土粉末 15部 以上を均一に混合粉砕して粉剤とする。
部とあるのは重量部を示す。 処方例1. 第1乃至5表記載の化合物 50部 キシレン 40部 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルと アルキルベンゼンスルホン酸カルシウムとの混合物 10部 以上を均一に混合溶解して乳剤とする。 処方例2. 第1乃至5表記載の化合物 3部 クレー粉末 82部 珪藻土粉末 15部 以上を均一に混合粉砕して粉剤とする。
【0080】 処方例3. 第1乃至5表記載の化合物 5部 ベントナイトとクレーの混合粉末 90部 リグニンスルホン酸カルシウム 5部 以上を均一に混合し、適量の水を加えて混練し、造粒、
乾燥して粒剤とする。 処方例4. 第1乃至5表記載の化合物 20部 カオリンと合成高分散珪酸 75部 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルとアル キルベンゼンスルホン酸カルシウムとの混合物 5部 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
乾燥して粒剤とする。 処方例4. 第1乃至5表記載の化合物 20部 カオリンと合成高分散珪酸 75部 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルとアル キルベンゼンスルホン酸カルシウムとの混合物 5部 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
【0081】試験例1.コナガ(Plutella xylostella
)に対する殺虫効果試験 第1表及至第5表記載の化合物を有効成分とする薬剤を
50ppmに希釈した薬液に、コナガ卵の産下されたハ
クサイ実生を30秒間浸漬し、風乾した後にプラスチッ
ク容器に入れ、栓をし、25℃の恒温室に保管した。処
理6日後に生死虫数を調査し、死虫率を下記式より算出
し、下記の判断基準に従って判定を行った。1区20
匹。2連制。 判定基準: A: 死虫率 100% B: 死虫率 90〜99% C: 死虫率 80〜89% D: 死虫率 50〜79% 結果を第7表に示す。
)に対する殺虫効果試験 第1表及至第5表記載の化合物を有効成分とする薬剤を
50ppmに希釈した薬液に、コナガ卵の産下されたハ
クサイ実生を30秒間浸漬し、風乾した後にプラスチッ
ク容器に入れ、栓をし、25℃の恒温室に保管した。処
理6日後に生死虫数を調査し、死虫率を下記式より算出
し、下記の判断基準に従って判定を行った。1区20
匹。2連制。 判定基準: A: 死虫率 100% B: 死虫率 90〜99% C: 死虫率 80〜89% D: 死虫率 50〜79% 結果を第7表に示す。
【0082】試験例2.トビイロウンカ(Nilaparvata
lugens)に対する殺虫効果試験 本発明の第1表及至第5表記載の化合物を有効成分とす
る製剤を水に分散させて500ppmの薬液に希釈し、
該薬液にイネ実生(品種:日本晴)を30秒間浸漬し、
風乾した後にガラス試験管に入れ、トビイロウンカ3令
幼虫を各10頭づつ接種した後、綿栓をし25℃の恒温
室に保管した。接種8日後に生死虫数を調査し、死虫率
を下記の式より算出し、試験例1と同じ判断基準に従っ
て判定を行った。 生存率=生存虫数/接種虫数。 結果を第7表に示す。
lugens)に対する殺虫効果試験 本発明の第1表及至第5表記載の化合物を有効成分とす
る製剤を水に分散させて500ppmの薬液に希釈し、
該薬液にイネ実生(品種:日本晴)を30秒間浸漬し、
風乾した後にガラス試験管に入れ、トビイロウンカ3令
幼虫を各10頭づつ接種した後、綿栓をし25℃の恒温
室に保管した。接種8日後に生死虫数を調査し、死虫率
を下記の式より算出し、試験例1と同じ判断基準に従っ
て判定を行った。 生存率=生存虫数/接種虫数。 結果を第7表に示す。
【0083】試験例3.ナミハダニ(Tetranychus urtic
ae) に対する殺虫効果試験直径8cmのプラスチック製
カップに水を満たし、直径1cmの穴のある蓋をし、該
蓋の上に一部切り込みを入れた濾紙を置き、蓋の中から
水中に懸垂させて毛細管現象で濾紙が常時湿っている状
態にした。インゲン初生葉(品種:トップクロップ)で
直径2cmのリーフディスクを作成し、雌成虫10頭を
接種した。このリーフディスクを上記濾紙上に置き、タ
ーンテーブル上で第1表及至第5表記載の化合物を有効
成分とする薬剤を50ppmに希釈した薬液50mlを
均一に散布後25℃の恒温室に静置した。薬剤処理2日
後に異常虫数および死亡虫数を調査し、下記式に従って
異常及び死亡虫の率を算出し、試験例1と同じ判定基準
に従って判定した。2連制。 結果を第7表に示す。
ae) に対する殺虫効果試験直径8cmのプラスチック製
カップに水を満たし、直径1cmの穴のある蓋をし、該
蓋の上に一部切り込みを入れた濾紙を置き、蓋の中から
水中に懸垂させて毛細管現象で濾紙が常時湿っている状
態にした。インゲン初生葉(品種:トップクロップ)で
直径2cmのリーフディスクを作成し、雌成虫10頭を
接種した。このリーフディスクを上記濾紙上に置き、タ
ーンテーブル上で第1表及至第5表記載の化合物を有効
成分とする薬剤を50ppmに希釈した薬液50mlを
均一に散布後25℃の恒温室に静置した。薬剤処理2日
後に異常虫数および死亡虫数を調査し、下記式に従って
異常及び死亡虫の率を算出し、試験例1と同じ判定基準
に従って判定した。2連制。 結果を第7表に示す。
【0084】試験例4.サツマイモネコブセンチュウ(M
eloidogyne incognita) に対する殺虫効果試験。 温室内でポット栽培したメロンの実生苗に第1表及至第
5表の化合物を有効成分とする薬剤を水で50ppmに
希釈した薬液を株元に灌注し、薬剤処理1 日後にサツマ
イモネコブセンチュウの水懸濁液(線虫約500匹/m
l)を処理区及び無処理区に接種(土壌灌注)し、ポッ
トを25℃の温室に置いた。接種後8日後に根部の根瘤
数を調査し、無処理区の根瘤数と比較して下記判定基準
に従って判定した。 判定基準 A:根瘤なし。 B:根瘤はあるが、無処理区より明らかにその数が少な
い。 空欄:無処理区と同等以上の根瘤数あり。 結果を第7表に示す。
eloidogyne incognita) に対する殺虫効果試験。 温室内でポット栽培したメロンの実生苗に第1表及至第
5表の化合物を有効成分とする薬剤を水で50ppmに
希釈した薬液を株元に灌注し、薬剤処理1 日後にサツマ
イモネコブセンチュウの水懸濁液(線虫約500匹/m
l)を処理区及び無処理区に接種(土壌灌注)し、ポッ
トを25℃の温室に置いた。接種後8日後に根部の根瘤
数を調査し、無処理区の根瘤数と比較して下記判定基準
に従って判定した。 判定基準 A:根瘤なし。 B:根瘤はあるが、無処理区より明らかにその数が少な
い。 空欄:無処理区と同等以上の根瘤数あり。 結果を第7表に示す。
【0085】 第7表 ──────────────────────────────── 化合物番号 試験例1. 試験例2. 試験例3. 試験例4. ──────────────────────────────── I- 1 A A C A I- 2 A A D A I- 3 A A A A I- 4 A A B A I- 5 A A I- 6 A A A A I- 7 A A C A I- 8 A A I- 9 A A A A I- 10 A A A A I- 11 A A I- 12 A A A I- 13 A A A A I- 14 A A I- 15 A A A A I- 16 A A B A I- 17 A A I- 18 A A A A I- 19 A A A I- 20 A A A A I- 21 A A A I- 22 A A A ────────────────────────────────
【0086】 第7表(続き) ──────────────────────────────── 化合物番号 試験例1. 試験例2. 試験例3. 試験例4. ──────────────────────────────── I- 23 A A A A I- 24 A A D A I- 25 A A A I- 26 A A A A I- 27 A A A A I- 28 A A A I- 29 A A A I- 30 A B A I- 31 A A A A I- 32 A A A A I- 33 A A A A I- 34 A C A I- 35 A A A A I- 36 A A I- 37 A A A A I- 38 A A A I- 39 A A I- 40 A A I- 41 A A B A I- 42 A B A I- 43 A A A A I- 44 A A A A ────────────────────────────────
【0087】 第7表(続き) ──────────────────────────────── 化合物番号 試験例1. 試験例2. 試験例3. 試験例4. ──────────────────────────────── I- 45 A A I- 46 A A A A I- 47 A A A I- 48 A B A I- 49 A A A A I- 50 A A A I- 51 A D A I- 52 A A A A I- 53 A C A I- 54 A D A I- 55 A I- 56 A A A A I- 57 A A A A I- 58 A A A I- 59 A A I- 60 A C A I- 61 A A I- 62 A A A I- 63 A A A I- 64 A A A I- 65 A A A A I- 66 A A A A ────────────────────────────────
【0088】 第7表(続き) ──────────────────────────────── 化合物番号 試験例1. 試験例2. 試験例3. 試験例4. ──────────────────────────────── I- 67 A A A I- 68 A D I- 69 A A I- 70 A B A I- 71 A A A A I- 72 A A A A I- 73 A A I- 74 A A I- 75 A A I- 76 D A I- 77 A A A I- 78 A D A I- 79 A A A A I- 80 A A A A I- 81 A A A I- 82 A A A A I- 83 A B A I- 84 A B A I- 85 A A A A I- 86 A A A A I- 87 A A I- 88 A A A A ────────────────────────────────
【0089】 第7表(続き) ──────────────────────────────── 化合物番号 試験例1. 試験例2. 試験例3. 試験例4. ──────────────────────────────── I- 89 A A A A I- 90 A A A I- 91 A B A I- 92 A A A I- 93 A A A A I- 94 B A A I- 95 A A A I- 96 A A A I- 97 A A A I- 98 A A A A I- 99 A A A I-100 A A I-101 A A I-102 A A A I-103 A A A A I-104 A A A I-105 A A A I-106 A A A I-107 A A A I-108 A A A I-109 A A A I-110 A A ────────────────────────────────
【0090】 第7表(続き) ──────────────────────────────── 化合物番号 試験例1. 試験例2. 試験例3. 試験例4. ──────────────────────────────── I-111 A A A I-112 A A I-113 A I-114 A I-115 A I-116 A A I-117 A A I-118 A I-119 A A I-120 A A I-121 A A I-122 A A I-123 A A I-124 A D I-125 A I-126 A A I-128 A I-129 A A I-130 D I-131 B A I-134 A I-135 A ────────────────────────────────
【0091】 第7表(続き) ──────────────────────────────── 化合物番号 試験例1. 試験例2. 試験例3. 試験例4. ──────────────────────────────── I-136 A I-137 A I-138 A A I-139 D A I-141 A A A I-142 A A I-143 A A I-144 A A I-145 A D I-146 A A A I-147 A A A A I-149 A I-150 A I-151 A I-152 A A I-153 A A A I-154 A I-155 A I-156 A A A I-157 A I-158 A A I-159 A A A ────────────────────────────────
【0092】 第7表(続き) ──────────────────────────────── 化合物番号 試験例1. 試験例2. 試験例3. 試験例4. ──────────────────────────────── I-160 A A A A I-161 A A A I-162 A A A I-163 A A I-164 A A A I-165 A A A I-166 A A I-167 A A A A I-168 A I-169 A A A I-166 A C A II- 1 A A A A II- 2 A A A II- 3 A A A II- 4 A A A II- 5 A A A II- 6 A A A II- 7 A A A A II- 8 A A A II- 9 A A A II- 10 A A A II- 11 A A A ────────────────────────────────
【0093】 第7表 (続き) ──────────────────────────────── 化合物番号 試験例1. 試験例2. 試験例3. 試験例4. ──────────────────────────────── II- 15 A A II- 16 A II- 17 A II- 18 C II- 19 A II- 20 A II- 22 A II- 24 A A II- 26 A D III- 1 A A A III- 2 A A A III- 3 A A A III- 4 A A A III- 5 A A III- 6 A A A III- 7 A A A III-12 C A III-14 A III-18 A A III-19 C C III-20 A A IV- 1 A A A A ────────────────────────────────
【0094】 第7表 (続き) ──────────────────────────────── 化合物番号 試験例1. 試験例2. 試験例3. 試験例4. ──────────────────────────────── V- 8 D V- 9 A V- 12 A V- 15 A V- 16 A A ────────────────────────────────
【0095】
【発明の効果】本発明の一般式(I)で表される1,
2,3−チアジアゾール誘導体及びその塩類を有効成分
とする有害生物防除剤は水稲、野菜、果樹、その他の作
物及び花卉を加害する各種農林、園芸、貯穀害虫、衛生
害虫、ダニ類或いは線虫の顕著な防除効果を示すもので
ある。
2,3−チアジアゾール誘導体及びその塩類を有効成分
とする有害生物防除剤は水稲、野菜、果樹、その他の作
物及び花卉を加害する各種農林、園芸、貯穀害虫、衛生
害虫、ダニ類或いは線虫の顕著な防除効果を示すもので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 和之 大阪府河内長野市本多町5−6−301 (72)発明者 津幡 健治 大阪府河内長野市大矢船北町8−9
Claims (5)
- 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 〔式中、R1 及びR2 のいずれか一方は 【化2】 (式中、Wは−O−、−S(O)n−(式中、nは0乃
至2の整数を示す。)、−C(=Z)−Y−(式中、Y
は酸素原子、硫黄原子又はNR3 (式中、R3は水素原
子又は(C1-6 )アルキル基を示す。)を示し、Zは酸
素原子又は硫黄原子を示す。)又はNR4 (式中、R4
は水素原子又は(C1-6 )アルキル基を示す。)を示
す。Xは水素原子又はフッ素原子を示す。)で表される
基であり、もう一方は、水素原子、ハロゲン原子、シア
ノ基、同一又は異なっても良く、1以上の置換基を有し
ても良い(C1-12)アルキル基、同一又は異なっても良
く、1以上の置換基を有しても良い(C2-8 )アルケニ
ル基、同一又は異なっても良く、1以上の置換基を有し
ても良い(C2-8 )アルキニル基、同一又は異なっても
良く、1以上の置換基を環上に有しても良い(C3-8 )
シクロアルキル基、同一又は異なっても良く、1以上の
置換基を有しても良いアリール基、同一又は異なっても
良く、1以上の置換基を環上に有しても良いアリール
(C1-6 )アルキル基、同一又は異なっても良く、1以
上の置換基を環上に有しても良いアリールオキシ(C
1-6 )アルキル基、同一又は異なっても良く、1以上の
置換基を環上に有しても良いアリール(C1-6 )アルコ
キシ(C1-6 )アルキル基、同一又は異なっても良く、
1以上の置換基を有しても良いヘテロアリール基、同一
又は異なっても良く、1以上の置換基を環上に有しても
良いヘテロアリール(C1-6 )アルキル基、同一又は異
なっても良く、1以上の置換基を環上に有しても良いヘ
テロアリールオキシ(C1-6 )アルキル基、同一又は異
なっても良く、1以上の置換基を環上に有しても良いへ
テロアリール(C1-6 )アルコキシ(C1-6 )アルキル
基、−COR5 (式中、R5 は水素原子、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、(C1-6 )アルキル基、ハロ(C
1-6 )アルキル基、(C2-8 )アルケニル基、ハロ(C
2-8 )アルケニル基、(C2-6 )アルキニル基、ハロ
(C2-6 )アルキニル基、置換基を有しても良いアリー
ル基、置換基を有しても良いアリール(C1-6 )アルキ
ル基又は置換基を有しても良いヘテロアリール基を示
す。)、−(C1-6 )アルキルCOR5 (式中、R5 は
前記に同じ。)、−CONR5 R6(式中、R5 は前記
に同じくし、R6 はR5 に同じ。)、−(C1-6 )アル
キルCONR5 R6 (式中、R5 及びR6 は前記に同
じ。)、−COOR5 (式中、R5 は前記に同じ。)、
−(C1-6 )アルキルCOOR5 (式中、R5 は前記に
同じ。)、−(C1-6 )アルキルO−COR5 (式中、
R5 は前記に同じ。)、−(C1-6 )アルキルS(O)
n R5 (式中、n及びR5 は前記に同じ。)、−CSN
R5 R6 (式中、R5 及びR6 は前記に同じ。)、−S
iR5 R6 R7 (式中、R5 及びR6 は前記に同じく
し、R7 は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、
(C1-6 )アルキル基、ハロ(C1-6 )アルキル基、
(C2-8 )アルケニル基、ハロ(C2-8 )アルケニル
基、(C2-6 )アルキニル基、ハロ(C2- 6 )アルキニ
ル基、アリール基又はアリール(C1-6 )アルキル基を
示す。)、−CONR5 SO2 R6 (式中、R5 及びR
6 は前記に同じ。)、−(C1-6 )アルキルCONR5
SO2 R6 (式中、R5 及びR6 は前記に同じ。)、−
(C 1-6 )アルキルNR5 R6 (式中、R5 及びR6 は
前記に同じ。)、−CR5 =NR6 (式中、R5 及びR
6 は前記に同じ。)、−CR5 =NNR6 R8 (R5及
びR6 は前記に同じくし、R8 は(C1-6 )アルキル基
又は同一又は異なっても良く、1以上の置換基を有して
も良いアリール基を示す。)、−CR5 =NOR6 (式
中、R5 及びR6 は前記に同じ。)又はCR5 =NOC
ONR6 R7 (R5 、R6 及びR7 は前記に同じ。)を
示す。但し、1,2,3−チアジアゾール環の4位が水
素原子、ハロゲン原子、(C1-6 )アルキル基、ハロ
(C1-4 )アルキル基、フェニル基又は塩素原子によっ
て置換された置換フェニル基を示し、Wが−S(O)n
−(式中、nは前記に同じ。)を示す場合、Xはフッ素
原子を除く。〕で表される1,2,3−チアジアゾール
誘導体又はその塩類。 - 【請求項2】 R1 及びR2 の一方が 【化3】 (式中、Wは、−O−、−S(O)n−(式中、nは0
乃至2の整数を示す。)又は−C(=Z)Y−(式中、
Yは酸素原子、硫黄原子又はNR3 (式中、R3は水素
原子又は(C1-6 )アルキル基を示す。)を示し、Zは
酸素原子又は硫黄原子を示す。)を示す。Xは水素原子
又はフッ素原子を示す。)で表される基であり、もう一
方が、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、同一又は異
なっても良く、1以上の置換基を有しても良い
(C1-12)アルキル基、同一又は異なっても良く、1以
上の置換基を有しても良い(C2-8 )アルケニル基、同
一又は異なっても良く、1以上の置換基を有しても良い
(C2-6 )アルキニル基、同一又は異なっても良く、1
以上の置換基を環上に有しても良い(C3-8 )シクロア
ルキル基、同一又は異なっても良く、1以上の置換基を
有しても良いアリール基、同一又は異なっても良く、1
以上の置換基を環上に有しても良いアリール(C1-6 )
アルキル基、同一又は異なっても良く、1以上の置換基
を環上に有しても良いアリールオキシ(C1-6 )アルキ
ル基、同一又は異なっても良く、1以上の置換基を環上
に有しても良いアリール(C1-6 )アルコキシ
(C1-6 )アルキル基、同一又は異なっても良く、1以
上の置換基を環上に有しても良いヘテロアリール基、同
一又は異なっても良く、1以上の置換基を環上に有して
も良いヘテロアリール(C1-6 )アルキル基、同一又は
異なっても良く、1以上の置換基を環上に有しても良い
ヘテロアリールオキシ(C1-6 )アルキル基、同一又は
異なっても良く、1以上の置換基を環上に有しても良い
へテロアリール(C1-6 )アルコキシ(C1-6 )アルキ
ル基、−COR5 (式中、R5 は水素原子、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、(C1-6 )アルキル基、ハロ(C
1-6 )アルキル基、(C2-8 )アルケニル基、ハロ(C
2-8 )アルケニル基、(C2-6 )アルキニル基、ハロ
(C2-6 )アルキニル基、置換基を有しても良いアリー
ル基、置換基を有しても良いアリール(C1-6 )アルキ
ル基又は置換基を有しても良いヘテロアリール基を示
す。)、−アルキルCOR5 (式中、R5 は前記に同
じ。)、−CONR5 R 6 (式中、R5 は前記に同じく
し、R6 はR5 に同じ。)、−(C1-6 )アルキルCO
NR5 R6 (式中、R5 及びR6 は前記に同じ。)、−
COOR5 (式中、R5 は前記に同じ。)、−
(C1-6 )アルキルCOOR5 (式中、R5 は前記に同
じ。)、−(C1-6 )アルキルO−COR5 (式中、R
5 は前記に同じ。)、−(C1-6 )アルキルS(O)n
R5 (式中、n及びR5 は前記に同じ。)、−CSNR
5 R6 (式中、R5 及びR6 は前記に同じ。)、−Si
R5 R6 R7(式中、R5 及びR6 は前記に同じくし、
R7 は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、(C
1-6 )アルキル基、ハロ(C1-6 )アルキル基、(C
2-8 )アルケニル基、ハロ(C2-8 )アルケニル基、
(C2-6 )アルキニル基、ハロ(C 2-6 )アルキニル
基、アリール基又はアリール(C1-6 )アルキル基を示
す。)、−CONR5 SO2 R6 (式中、R5 及びR6
は前記に同じ。)、−(C1-6)アルキルCONR5 S
O2 R6 (式中、R5 及びR6 は前記に同じ。)、−
(C1-6 )アルキルNR5 R6 (R5 、R6 及びR7 は
前記に同じ。)、−CR5=NR6 (式中、R5 及びR
6 は前記に同じ。)、−CR5 =NOR6 (式中、R5
及びR6 は前記に同じ。)又は−CR5 =NOCONR
6 R7 (式中、R5、R6 及びR7 は前記に同じ。)で
表される請求項1記載の1,2,3−チアジアゾール誘
導体又はその塩類。 - 【請求項3】 R1 及びR2 の一方が 【化4】 (式中、Wは、−O−、−S(O)n−(式中、nは0
乃至2の整数を示す。)又は−COY−(Yは酸素原子
又は硫黄原子を示す。)を示す。Xは水素原子を示
す。)で表される基であり、もう一方が、水素原子、ハ
ロゲン原子、同一又は異なっても良く、1以上の置換基
を有しても良い(C1-12)アルキル基、同一又は異なっ
ても良く、1以上の置換基を有しても良い(C3-8 )シ
クロアルキル基、同一又は異なっても良く、1以上の置
換基を有しても良いアリール基、同一又は異なっても良
く、1以上の置換基を有しても良いアリールオキシ(C
1-12)アルキル基、同一又は異なっても良く、1以上に
置換基を有しても良いヘテロアリール基、−(C1-6 )
アルキルS(O)n R5 (式中、nは前記に同じ、R5
は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、
(C1-6 )アルキル基、ハロ(C1- 6 )アルキル基、
(C2-8 )アルケニル基、ハロ(C2-8 )アルケニル
基、(C 2-6 )アルキニル基、ハロ(C2-6 )アルキニ
ル基、アリール基又はアリール(C1-6 )アルキル基を
示す。)、−CR5 =NR6 (R5 は前記に同じくし、
R 6 はR5 に同じ。)又は−CR5 =NOR6 (R5 及
びR6 は前記に同じ。)を示す。)で表される請求項2
記載の1,2,3−チアジアゾール誘導体又はその塩
類。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項記載の
1,2,3−チアジアゾール誘導体又はその塩類を有効
成分として含有するすることを特徴とする有害生物防除
剤。 - 【請求項5】 有用植物を加害する害虫類を防除するた
めに請求項4記載の有害生物防除剤の有効量を対象有用
植物又は土壌に処理することを特徴とする有害生物防除
剤の使用方法。
Priority Applications (1)
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JP11105398A JP2000001481A (ja) | 1998-04-13 | 1999-04-13 | 1,2,3―チアジアゾ―ル誘導体又はその塩類及び有害生物防除剤並びにその使用方法 |
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---|---|---|---|
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JP11786998 | 1998-04-13 | ||
JP11105398A JP2000001481A (ja) | 1998-04-13 | 1999-04-13 | 1,2,3―チアジアゾ―ル誘導体又はその塩類及び有害生物防除剤並びにその使用方法 |
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---|---|
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---|---|
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- 1999-04-13 JP JP11105398A patent/JP2000001481A/ja active Pending
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