JP2000000614A - ルーパ制御装置 - Google Patents

ルーパ制御装置

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JP2000000614A
JP2000000614A JP16651198A JP16651198A JP2000000614A JP 2000000614 A JP2000000614 A JP 2000000614A JP 16651198 A JP16651198 A JP 16651198A JP 16651198 A JP16651198 A JP 16651198A JP 2000000614 A JP2000000614 A JP 2000000614A
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JP
Japan
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roll
looper
speed
rolls
control device
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JP16651198A
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English (en)
Inventor
Seiji Takayanagi
誠治 高柳
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルーパの移動ロール台にトルクモータから張
力を与える方式では、ルーパ内通過の鋼板に張力の変動
が加わり、安定制御、迅速応答の点で問題があった。 【解決手段】 ルーパの固定ロール台側のロールに対
し、速度制御モータにより、速度制御を加え移動ロール
台の高さのバランスを取るようにした。これによって、
ルーパ内通過の鋼板に張力の変動が加わることがなくな
り、安定制御、迅速応答が得られた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はル―パ制御装置、
特に鋼板の連続プロセス処理設備に設置されるルーパに
おける鋼板速度を制御するルーパ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ルーパにおける鋼板速度の制御装置につ
いて、冷間圧延鋼板に焼鈍、鍍金等の連続プロセス処理
を行う設備の一般的な構成を示す図8に基づいて説明す
る。図において、1はコイル上の鋼板を払い出すペイオ
フリール、2は先行板後端と後行板先端をつなぎ合わせ
るための溶接機、3 は入側セクション12の鋼板通板速
度を決めるブライドルロール、4は入側ルーパ、5およ
び7は中央ブライドルロール、6はプロセス処理部、8
は出側ルーパ、9 は出側ブライドルロール、10は鋼板
の切断機、11は鋼板を巻き取るためのテンションリー
ル、12は入側セクション、13は中央セクション、1
4は出側セクション、15は処理対象の鋼板である。中
央セクション13では、製品の品質確保、生産性向上等
の目的から鋼板の通板を止めることなく常に一定の速度
で運転することが望ましい。一方、入側セクション12
では鋼板の端部処理、次通板の鋼板との溶接等を行うた
め、コイル毎に通板を停止しなければならない。また、
出側セクション14でも鋼板の切断、テンションリール
の切替え、などを行うため、通板停止、あるいは、低速
運転( 通常、中央セクションの通板速度より低い速度)
の必要がある。この速度の違いを、この中央セクション
13と入側セクション12、出側セクション14の間で
吸収する必要があり、これを入側ルーパ4、出側ルーパ
8の部分で以下のようにして吸収する。ルーパの出口の
速度を下げる場合は、単位時間当たりにルーパに入って
来る鋼板の長さより出て行く長さを短くすればよく、こ
の速度差による鋼板の長さを固定ロール台と移動ロール
台の間の間隔を長くしてルーパ内に取り込むようにす
る。縦形ルーパでは、この場合移動ロール台は下がって
いくことになる。逆にルーパの出口の速度を上げる場合
は、固定ロール台と移動ロール台の間隔を短縮していっ
てルーパ内に取り込んでいた鋼板の長さを短くして吐き
出すようにする。この場合は、移動ロール台はあがって
いくことになる。従来型のルーパの制御装置では、トル
クモータを使って移動ロール台を下方に引っ張る力を調
節してこのような移動ロール台の位置制御を行ってい
た。
【0003】次に従来型のルーパの制御装置の構成につ
いて図9に基づいて説明する。この例は、説明の都合上
入力セクション12と中央セクション13の間に配置さ
れたルーパを示す。図において、図8と同じ記号は同一
または相当部を示す。430は固定側ロール台、440
a,440bは第1および第2の移動ロール台、450
a,450bは第1および第2のモータ、460a,4
60bは第1および第2のモータ駆動装置、470a,
470bは第1および第2の移動ロール台の位置検出
器、480はトルク設定器、490は移動ロール台の位
置制御装置である。
【0004】次に動作を説明する。トルク設定器480
に設定された張力指定値に従い、第1のモータ450a
および第2のモータ450bに所定のトルクが発生する
よう第1のモータ駆動装置460aおよび第2のモータ
駆動装置460bより駆動電力が加えられる。このよう
にして発生したトルクは第1の移動ロール台440a,
第2の移動ロール台440bに下向きの力を加え、この
力によりルーパ内の鋼板に一定張力がかけられる。2つ
の移動ロール台440a、440bの位置にずれが生じ
た場合、位置検出器470a,470bにより位置偏差
を検出し、その偏差に応じて、位置制御装置490から
一方の移動ロール台に位置補正のためのトルク補正信号
を出力する。この信号によりモータ駆動装置460aに
よりモータ450aのトルクを調整し移動ロール台44
0aの位置を補正する。例えば、移動ロール台440a
の位置が移動ロール台440bより高ければ、位置制御
装置490はモータ450aのトルクを増す方向に補正
信号を出して、移動ロール台440aを下方に引っ張る
力を大きくし、移動ロール台440aの位置をさげる。
移動ロール台440aの位置が移動ロール台440bよ
り低くければ、逆に位置制御装置490はモータ450
aのトルクを減らす方向に補正信号を出して、移動ロー
ル台440aを下方に引っ張る力を小さくし、移動ロー
ル台440aの位置を高くするようにする。移動ロール
台440a、440bは、ほぼ同じ高さになるよう調整
することによって、スペース的に最も大きな余裕度でル
ーパを運転できる。
【0005】従来のルーパの制御装置は以上のように構
成され、移動ロール台のモータのトルク補正により移動
ロール台の位置補正を行っていたので、ルーパ内の鋼板
に張力変動が発生しやすく、安定な操作の妨げとなって
いた。また、位置補正の応答特性が悪く不安定になると
いう問題もあった。この発明は上記のような問題を解決
するためになされたものであり、安定性が高く応答性の
良いルーパの制御装置を得ることを目的とする。
【0006】上記課題を解決するため、この発明に係る
ルーパ制御装置は、固定側のロールを速度制御モータに
よって駆動し、その回転速度を制御してロールを通過す
る鋼板の速度制御を行うように構成した速度制御ロール
を複数個備えた固定側ロール台を使って、移動側ロール
台の位置の制御と併せて行うようにしたものである。こ
のように、固定ロール台による速度制御を行う方式で
は、ル−パ内の鋼板の張力変動を抑制できる。さらに、
固定ロール台の速度を調整することによって、移動ロー
ル台の位置補正を行うので、応答性のよい制御が得られ
る。また、従来のモータによる移動ロール台へのトルク
の大きさを補正するトルク補正方式に、この固定ロール
台による速度調整を併用して、移動ロール台の高さを調
整するようにしてもよい。この場合は、トルク補正方式
のみの場合より安定性の高いルーパ制御装置が得られ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るルーパ制
御装置は、複数のロールを有する固定ロール台と、これ
と対抗して設けられ、複数のロールを有する移動ロール
台とを備え、この対抗する固定ロール台と移動ロール台
の各ロールを順番にぬって鋼板を通過させるとともに、
固定ロール台と移動ロール台の間隔を延び縮みさせて鋼
板を取り込み、または吐き出すようにしたルーパ制御装
置において、固定ロール台のロールに速度制御モータか
らの回転力を加えその速度制御を行って、鋼板のルーパ
内通過速度を制御するようにしたものである。
【0008】また、移動ロール台に外力を加えて固定ロ
ール台と移動ロール台の間隔を変え、鋼板のルーパ内通
過速度を制御するようにしたものである。また、1個の
固定ロール台と複数個の移動ロール台で構成したもので
ある。また、固定ロール台と移動ロール台は垂直方向に
対抗して配置したものである。また、固定ロール台と移
動ロール台は水平方向に対抗して配置したものである。
また、固定ロール台の各ロールの回転速度を制御するこ
とによって、複数の移動ロール台の位置を制御するよう
にしたものである。また、固定ロール台の各ロールの回
転速度の制御と、移動ロール台に加える外力の制御とに
よって、複数の移動ロール台の位置を制御するようにし
たものである。また、固定ロール台の一部のロールの直
径を他のロールの直径と違えたものである。また、固定
ロール台の一部のロールを速度制御モータで制御するよ
うにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】実施の形態1.次に実施の形態1
について図1に基づき説明する。図1は入側ルーパ4の
構成を示す図である。図1において図9と同一符号を付
したものは同一または相当機能部分を示す。41a、4
1b、41c、41dは固定側のロールのうち選択され
たものに対し、速度制御のための回転力を与える速度制
御モータ、42a、42b、42c、42dは前記各速
度制御モータ41a、41b、41c、41dを駆動す
るモータ駆動装置、43は個々の駆動ロール43−1
a、43−1b、43−1c、43−1dおよび非駆動
ロール43−2a、43−2b、43−2cを保持する
固定ロール台である。44a、44bは、各々移動ロー
ル台、45a、45bは各移動ロール台にトルクを与え
るトルク制御モータ、46a、46bはモータ駆動装
置、47a、47bは移動ロール台位置検出器、48は
トルク設定器、49は移動ロール台位置制御器、50は
制御信号合成器である。
【0010】次にルーパにおける各ロールの速度につい
て説明する。図2および図3はルーパの入/出速度と各
ロール速度の関係を説明する図である。図2から理解さ
れるように、ルーパの入口側と出口側における鋼板の速
度の違いは、各ロールにおける鋼板の速度を、ルーパの
入口から出口までの間で順に変えることによって吸収さ
れる。また、各ロールの回転速度をルーパの入口と出口
の鋼板の速度差に応じて設定し、ルーパの入口側ロール
から出口側ロールにゆくに従ってだんだんと遅くすれ
ば、ルーパ内に鋼板がため込まれる。また、ルーパの入
口側ロールから出口側ロールにゆくに従って早くすれ
ば、ルーパ内の鋼板が吐き出される。
【0011】また、図3に示すようにロールが2組に分
けられ2つの移動ロール台P1とP2に固定された場合
に、違う2つのグループのロール速度を比較すると、速
度差の小さいグループでは吐き出し(またはため込み)
が少なく、速度差の大きいグループでは吐き出し(また
はため込み)が大きくなるので、2つのグループの移動
ロール台P1、P2では、固定ロール台と移動ロール台
の間隔がだんだんと違ってくる。図3のP1、P2の高
さの違いはこのことを図示している。ルーパが全体とし
てため込み状態に入った場合を例にとると、それぞれの
グループ内の速度差が平均値より小さなものでは移動ロ
ール台の位置は高く、平均値より大きなものは低くなっ
ている。従って、複数の移動ロール台を備えたルーパの
場合は移動ロール台に位置の違いを目印に速度制御を行
えば、全体としてバランスの取れた効率的な制御ができ
ることになる。また、図5に示されるように、ロールが
3組に分けられ3つの移動ロール台P1とP2とP3に
固定された場合も同様に、違う3つのグループのロール
速度を比較すると、速度差の小さいグループでは吐き出
し(またはため込み)が少なく、速度差の大きいグルー
プでは吐き出し(またはため込み)が大きくなるので、
3つのグループの移動ロール台P1、P2、P3では、
固定ロール台と移動ロール台の間隔がだんだんと違って
くる。図5のP1、P2、P3の高さの違いはこのこと
を図示している。ルーパが全体としてため込み状態に入
った場合を例にとると、それぞれのグループ内の速度差
が平均値より小さなものでは移動ロール台の位置は高
く、平均値より大きなものは低くなっている。従って、
このような複数の移動ロール台を備えたルーパの場合は
移動ロール台の位置の違いを目印に速度制御を行えば、
全体としてバランスの取れた効率的な制御ができること
になる。
【0012】実施の形態1では、固定ロール台43に
は、7個のロールを備え、用意されたモータ41aない
しモータ41dで、ロール1個おきに駆動するようにし
ている。そして、移動ロール台44a、44bの高さを
移動ロール台位置検出器47a、47bで検出し、違い
があると、上述した考え方に基づいて固定ロール台43
の各ロールの速度を調整すべく、位置制御器49、モー
タ駆動装置42a、42b、42c、42dを経由して
駆動モータ41a、41b、41c、41dに制御信号
を送る。さらに必要に応じ、従来型のトルク制御をかけ
るべく、トルクモータ45a、45bとその駆動装置4
6a、46b、およびトルク駆動の設定値を設定するト
ルク設定器48を備えている。なお、図1に示す構成で
は、固定ロール台43の各ロールのうち、駆動されるロ
ールの直径と駆動されないロールの直径は同じで、且つ
一線上に配置されているものが描かれているが、駆動力
の伝達上の都合やロールの配置場所等の都合でこれらの
構成を変えた形で、ルーパ内の鋼板の速度制御を行うよ
うにしてもよい。
【0013】実施の形態2.実施の形態2を、図4に基
づいて説明する。図4において図1と同一符号を付した
ものは同一または同じ機能部分を示す。実施の形態2は
実施の形態1と同じ考え方のもので、その規模を若干大
きくし、移動ロール台を3つ備えている。変更部分はこ
の3つ目の移動ロール台に係る要素が追加されている。
固定ロール台関連部材として、41e、41fは速度制
御モータ、42e、42fはモータ駆動装置、43−1
e,43−1fは駆動ロール、43−2cは非駆動ロー
ルで、固定ロール台43に備えた個々のロールである。
移動ロール台関連部材として、44cは移動ロール台、
45cはトルク制御モータ、46cはモータ駆動装置、
47cは移動ロール台44cの位置検出器である。3個
の移動ロール台44a、44b、44cの位置の違いを
修正すべく、移動ロール台の位置検出器47a、47
b、47cで監視し、この情報に基づき速度制御モータ
41a、41b、41c、41d、41e、41fを制
御する。さらに必要に応じ、従来型のトルク制御をかけ
るべく、トルク制御モータ45a、45b、45cを制
御する。トルク駆動の設定値を設定する設定器48はモ
ータ駆動装置2個分から3個分に拡張されている。
【0014】実施の形態3.実施の形態3を図6に基づ
いて説明する。図6において、図1と同じ符号を付した
ものは同一又は同一機能のものを示す。移動ロール台の
位置(高さ)に係る情報を合成器50a、50bを経
て、速度制御モータ41a、41b、41c、41dと
トルク制御モータ45a、45bとに与え、制御するよ
うにしている。従来型に比べ、速度制御モータによる制
御を加えたので安定性、制御速度の点で改善される。
【0015】実施の形態4.実施の形態4を図7に基づ
いて説明する。この実施の形態では、ルーパを縦形から
横形とし、ストローク長( 移動ロール台と固定ロール台
の間隔に相当) を長く取れるようにしている。図7にお
いて、図1、図4、図6と同符号を付したものは同一ま
たは相当機能部分を示す。41pは速度調整用の速度制
御モータ、42pはモータ駆動装置、43は固定ロール
台、43−1pは駆動ロール,43−2pは非駆動ロー
ルで、縦形ルーパの固定ロール台の対応機能要素に相当
したものである。44pはループカー44pa、ロール
44pb、巻上げロール44pcよりなるループカー式
移動ロール台で、縦形ルーパの移動ロール台の対応機能
要素に相当したものである。44qもループカー44q
a、ロール44qb、巻上げロール44qcよりなるル
ープカー式移動ロール台で、同様の機能を備えている。
45p,45qはトルク制御モータ、46p、46qは
モータ駆動装置、47p、47qはループカーの位置検
出器である。速度制御モータ41pによる速度制御と、
ループカー式移動ロール台44p、44qによるトルク
制御とにより、ルーパ内の鋼板速度制御を行うので、ス
トローク長を長く取ることが容易な利点を生かし、一度
に大きなため込みと吐き出しを行いながら、固定ロール
台の各ロールの回転速度の制御による安定な速度制御が
できる効果がある。
【0016】
【発明の効果】固定ロール台のロールの速度制御を行う
ようにしたので、制御の安定性が向上するという効果が
得られる。また、従来のトルク制御方式と併用したの
で、トルク制御方式のみの場合に比べ、安定性が向上し
た。また、規模の拡大に対しても、同様に、速度制御を
導入したので、安定制御を確保できる効果がある。ま
た、ループカー式ルーパに速度制御方式を適用したの
で、ストローク長を長く取りながら安定動作を確保でき
る効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るルーパの制御
装置の構成図である。
【図2】 ルーパの入/出速度と各ロール速度の関係を
説明する図である。
【図3】 2つの移動ロール台の位置が異なる場合の動
作を説明する図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係るルーパの制御
装置の構成図である。
【図5】 3つの移動ロール台の位置が異なる場合の動
作を説明する図である。
【図6】 この発明の実施の形態3に係るルーパの制御
装置の構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態4に係るルーパの制御
装置の構成図である。
【図8】 冷間圧延鋼板の連続プロセス処理設備の一般
的構成を示す図である。
【図9】 従来のルーパの制御装置の構成図である。
【符号の説明】
同種機能の要素には同一数字に異なる英字のサフィック
スを付して区別して表示している。41 速度制御モー
タ、 42 モータ駆動装置、43 固定ロール台、
43−1 駆動ロール、43−2 非駆動ロール、 4
4 移動ロール台、45 トルク制御モータ、 46モ
ータ駆動装置、47 移動ロール台の位置検出器、 4
8 トルク設定器、49 移動ロール台の位置制御器、
50 合成器。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月27日(1999.5.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】ルーパにおける鋼板速度の制御装置につ
いて、冷間圧延鋼板に焼鈍、鍍金等の連続プロセス処理
を行う設備の一般的な構成を示す図8に基づいて説明す
る。図において、1はコイルの鋼板を払い出すペイオ
フリール、2は先行板後端と後行板先端をつなぎ合わせ
るための溶接機、3 は入側セクション12の鋼板通板速
度を決めるブライドルロール、4は入側ルーパ、5およ
び7は中央ブライドルロール、6はプロセス処理部、8
は出側ルーパ、9 は出側ブライドルロール、10は鋼板
の切断機、11は鋼板を巻き取るためのテンションリー
ル、12は入側セクション、13は中央セクション、1
4は出側セクション、15は処理対象の鋼板である。中
央セクション13では、製品の品質確保、生産性向上等
の目的から鋼板の通板を止めることなく常に一定の速度
で運転することが望ましい。一方、入側セクション12
では鋼板の端部処理、次通板の鋼板との溶接等を行うた
め、コイル毎に通板を停止しなければならない。また、
出側セクション14でも鋼板の切断、テンションリール
の切替え、などを行うため、通板停止、あるいは、低速
運転( 通常、中央セクションの通板速度より低い速度)
の必要がある。この速度の違いを、この中央セクション
13と入側セクション12、出側セクション14の間で
吸収する必要があり、これを入側ルーパ4、出側ルーパ
8の部分で以下のようにして吸収する。ルーパの出口の
速度を下げる場合は、単位時間当たりにルーパに入って
来る鋼板の長さより出て行く長さを短くすればよく、こ
の速度差による鋼板の長さを固定ロール台と移動ロール
台の間の間隔を長くしてルーパ内に取り込むようにす
る。縦形ルーパでは、この場合移動ロール台は下がって
いくことになる。逆にルーパの出口の速度を上げる場合
は、固定ロール台と移動ロール台の間隔を短縮していっ
てルーパ内に取り込んでいた鋼板の長さを短くして吐き
出すようにする。この場合は、移動ロール台はあがって
いくことになる。従来型のルーパの制御装置では、トル
クモータを使って移動ロール台を下方に引っ張る力を調
節してこのような移動ロール台の位置制御を行ってい
た。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、図3に示すようにロールが2組に分
けられ2つの移動ロール台P1とP2に固定された場合
に、違う2つのグループのロール速度を比較すると、速
度差の小さいグループでは吐き出し(またはため込み)
が少なく、速度差の大きいグループでは吐き出し(また
はため込み)が大きくなるので、2つのグループの移動
ロール台P1、P2では、固定ロール台と移動ロール台
の間隔がだんだんと違ってくる。図3のP1、P2の高
さの違いはこのことを図示している。ルーパが全体とし
てため込み状態に入った場合を例にとると、それぞれの
グループ内の速度差が平均値より小さなものでは移動ロ
ール台の位置は高く、平均値より大きなものは低くなっ
ている。従って、複数の移動ロール台を備えたルーパで
移動ロール台の位置に差が発生した場合、位置の低い方
の移動ロール台では、そのグループ内のロールの入口側
を遅く、出口側を速くするように速度補正を加えると、
そのロール台からの吐き出し分が大きくなり、移動ロー
ル台は上方向に動く。逆に位置の高い方の移動ロール台
では、そのグループ内のロールの入口側を速く、出口側
を遅くするように速度を制御すると、そのロール台にた
め込み分が大きくなり、移動ロール台は下方向に動く。
複数の移動ロール台の位置偏差に従った速度補正をする
ことにより、移動ロール台の位置がバランスするように
制御することができる。また、図5に示されるように、
ロールが3組に分けられ3つの移動ロール台P1とP2
とP3に固定された場合も同様に、違う3つのグループ
のロール速度を比較すると、速度差の小さいグループで
は吐き出し(またはため込み)が少なく、速度差の大き
いグループでは吐き出し(またはため込み)が大きくな
るので、3つのグループの移動ロール台P1、P2、P
3では、固定ロール台と移動ロール台の間隔がだんだん
と違ってくる。図5のP1、P2、P3の高さの違いは
このことを図示している。ルーパが全体としてため込み
状態に入った場合を例にとると、それぞれのグループ内
の速度差が平均値より小さなものでは移動ロール台の位
置は高く、平均値より大きなものは低くなっている。
って、複数の移動ロール台を備えたルーパで移動ロール
台の位置に差が発生した場合、位置の低い方の移動ロー
ル台では、そのグループ内のロールの入口側を遅く、出
口側を速くするように速度補正を加えると、そのロール
台からの吐き出し分が大きくなり、移動ロール台は上方
向に動く。逆に位置の高い方の移動ロール台では、その
グループ内のロールの入口側を速く、出口側を遅くする
ように速度を制御すると、そのロール台にため込み分が
大きくなり、移動ロール台は下方向に動く。複数の移動
ロール台の位置偏差に従った速度補正をすることによ
り、移動ロール台の位置がバランスするように制御する
ことができる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のロールを有する固定ロール台と、
    これと対抗して設けられ、複数のロールを有する移動ロ
    ール台とを備え、この対抗する固定ロール台と移動ロー
    ル台の各ロールを順番にぬって鋼板を通過させるととも
    に、固定ロール台と移動ロール台の間隔を延び縮みさせ
    て鋼板を取り込み、または吐き出すようにしたルーパ制
    御装置において、固定ロール台のロールに速度制御モー
    タからの回転力を加えその速度制御を行って、鋼板のル
    ーパ内通過速度を制御するようにしたことを特徴とする
    ル―パ制御装置。
  2. 【請求項2】 移動ロール台に外力を加えて固定ロール
    台と移動ロール台の間隔を変え、鋼板のルーパ内通過速
    度を制御するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    のルーパ制御装置。
  3. 【請求項3】 1個の固定ロール台と複数個の移動ロー
    ル台で構成したことを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載のルーパ制御装置。
  4. 【請求項4】 固定ロール台と移動ロール台は垂直方向
    に対抗して配置したことを特徴とする請求項1ないし請
    求項3のいずれか一項記載のルーパ制御装置。
  5. 【請求項5】 固定ロール台と移動ロール台は水平方向
    に対抗して配置したことを特徴とする請求項1ないし請
    求項3のいずれか一項記載のルーパ制御装置。
  6. 【請求項6】 固定ロール台の各ロールの回転速度を制
    御することによって、複数の移動ロール台の位置を制御
    するようにしたことを特徴とする請求項1ないし請求項
    5のいずれか一項記載のルーパ制御装置。
  7. 【請求項7】 固定ロール台の各ロールの回転速度の制
    御と、移動ロール台に加える外力の制御とによって、複
    数の移動ロール台の位置を制御するようにしたことを特
    徴とする請求項3記載のル―パ制御装置。
  8. 【請求項8】 固定ロール台の一部のロールの直径を他
    のロールの直径と違えたことを特徴とする請求項1ない
    し請求項7のいずれか一項記載のルーパ制御装置。
  9. 【請求項9】 固定ロール台の一部のロールを速度制御
    モータで制御するようにしたことを特徴とする請求項1
    ないし請求項5、請求項7、請求項8のいずれか一項記
    載のルーパ制御装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009184760A (ja) * 2008-02-04 2009-08-20 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴムストリップ搬送装置
JP2009240033A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Jfe Steel Corp ルーパー設備
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