JP2000000254A - 歯科治療装置 - Google Patents

歯科治療装置

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JP2000000254A
JP2000000254A JP10167283A JP16728398A JP2000000254A JP 2000000254 A JP2000000254 A JP 2000000254A JP 10167283 A JP10167283 A JP 10167283A JP 16728398 A JP16728398 A JP 16728398A JP 2000000254 A JP2000000254 A JP 2000000254A
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tube
discharged
circuit
washing
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JP10167283A
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Shigeru Nakamura
滋 中村
Kazumichi Ishigami
一道 石神
Kiyomi Sanbonmatsu
清美 三本松
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Morita Tokyo Manufacturing Corp
Original Assignee
Morita Tokyo Manufacturing Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水回路内の残留水排出は、排出及び吸引のチュ
ーブ接続端を集約し水回路処理ユニットにセットして排
水を吸引洗浄しており、コップ給水、スピットンは水で
洗浄していたが、単に排水のみではインスツルメント、
コップ給水、スピットン等から入った細菌や残留水の細
菌が繁殖するおそれがあった。また酸性水等を流し滅菌
する案は、水回路が酸化により腐食や劣化する現象があ
った。これらを解決する装置を提供する。 【解決手段】水回路内の排出及び吸引用チューブの接続
端部を集約してセットした水回路処理ユニットに、殺菌
水及び洗浄水を流す残留水排出装置をスピットンの近傍
に配設し、殺菌水により滅菌洗浄した後、洗浄水で殺菌
水を洗い流して水回路内の酸化による腐食や劣化を防止
する。またコップ給水、スピットン洗浄水回路にも殺菌
水及び洗浄水を流して滅菌と酸化による腐食や劣化を防
止している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本装置は、歯科用チェアユニ
ットにおける水回路の処理装置に係り、特にインスツル
メント及び給水の排出並びに給水カップ及びスピットン
の水回路に、殺菌水と洗浄水とを切り替えて滅菌洗浄す
る歯科治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水回路内の残留水の水回路処理装
置は、水路内の排出及び吸引用のチューブ接続端を集約
してセットする水回路処理ユニットが、スピットンの排
水口の上に直接戴置されて配設されており、施療終了
後、単に排出用のチューブ接続端から水を排出させ、そ
の排水を吸引用チューブにより吸引して排水管に排出し
洗浄していた。また、コップ給水及びスピットンは単に
洗浄水を流して排出洗浄していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単に洗
浄水を流し排出する作用のみでは、排出あるいは吸引用
インスツルメントの先端又は、コップ給水、スピットン
等の水回路から侵入した細菌、あるいは水路内の残留水
内の細菌が繁殖する場合があり、交差感染、2次感染等
のおそれがあった。このため、酸性水、強酸性水等を前
記水路内に流し滅菌する案もみられるが、水路内が酸化
により腐食あるいは劣化する現象があった。従ってこれ
らの課題を解決する装置を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題に鑑み本願発
明者等は鋭意研究の結果下記に示す手段によりこれらの
課題を解決した。 (1)歯科用チェアユニットの水回路内の殺菌水及び洗
浄水の排出用並びに吸引用の各チューブ端部の挿着部
と、前記水回路から排出された排出殺菌水及び排出洗浄
水を貯留する貯留槽と、前記貯留槽の排出殺菌水及び排
出洗浄水を外部へ放出するための放出機構とを具備して
なる水回路処理ユニットが、歯科用チェアユニットのス
ピットンの近傍に付設してなることを特徴とする歯科治
療装置。 (2)水回路処理ユニットが、洗浄水排出機能をもつイ
ンスツルメント及び給水並びに吸引機能をもつインスツ
ルメントの各々のチューブ端部の挿着部を備え、前記排
出用チューブ端部から排出された殺菌水あるいは洗浄水
は、吸引用チューブ端部より直ちに吸引されて排水管を
介して外部へ放出されるように構成したことを特徴とす
る(1)項に記載の歯科治療装置。 (3)水回路処理ユニットが、排水用チュ−ブ端部から
排出された排出殺菌水あるいは排出洗浄水の溢水放流口
を有し、同溢水は排水管に排出されるものであることを
特徴とする(1)項又は(2)項に記載の歯科治療装
置。 (4)水回路処理ユニットが、スピットンの近傍に着脱
自在に配設されたものであることを特徴とする(1)項
〜(3)項のいずれか1項に記載の歯科治療装置。 (5)水回路処理ユニットが、スピットンの近傍に、独
立単体で配設された可搬型であることを特徴とする
(1)項〜(3)項のいずれか1項に記載の歯科治療装
置。 (6)コップ給水用及びスピットン洗浄用の水排出回路
に、前記水回路処理ユニットからの排出水回路を接続し
たことを特徴とする(1)項〜(5)項のいずれか1項
に記載の歯科治療装置。 (7)コップ給水用及びスピットン洗浄用の水供給回路
を、殺菌水並びに洗浄水の供給回路から分岐して設けた
ことを特徴とする(1)項〜(6)項のいずれか1項に
記載の歯科治療装置。
【0005】
【発明の実施の形態】歯科用チェアユニットの水回路内
の残留水の処理装置において、水路内のインスツルメン
ト及び給水口すなわち排出並びに吸引用チューブの接続
端部を集約してセットする水回路処理ユニットと、該水
回路処理ユニットにセットされた前記排出並びに吸引の
水回路に殺菌水あるいは洗浄水を流す水回路処理装置を
スピットンの近傍に配設し、施療の終了時にインスツル
メント及び給水口のチューブ接続端を水回路処理ユニッ
トに集約してセットして、まず殺菌水(例えばソフト酸
性水)を流して水回路内を滅菌洗浄し、次ぎに引き続い
て洗浄水を流して前記殺菌水を洗い流すことにより、水
回路内の酸化による腐食や劣化を防止している。また、
残留水処理装置の配設は、場所の選定を可能とした。そ
して、コップ給水及びスピットン洗浄のための水回路に
も、前記殺菌水並びに洗浄水を流して水路内の滅菌並び
に酸化による腐食や劣化を防止している。なお、排水及
び吸引作用をもつ各インスツルメントの先端部は、オー
トクレーブ等による殺菌を別途行うので、上記チューブ
との接続端部よりあらかじめ取り外されているものとす
る。
【0006】
【実施例】本発明の歯科治療装置の構造並びに作用の実
施例を図面に基づいて以下に説明する。図1は歯科用チ
ェアユニットのスピットンの近傍に残留水処理装置を配
設した平面外観図である。図において、1は歯科用チェ
アユニット、2はチェア、3は移動用アーム、4はブラ
ケットテーブル、5は操作盤、6は施療者用チェア、7
は補助者用テーブル、8はスピットン、9はインスツル
メント、10は補助者用インスツルメント、11a、1
6aはスリーウエイシリンジチュ−ブの基部、11b、
16bはスリーウエイシリンジチュ−ブの接続端部、1
2aはスケーラチューブの基部、12bはスケーラチュ
−ブの接続端部、13aはマイクロモータハンドピース
チュ−ブの基部、13bはマイクロモータハンドピース
チューブの接続端部、14a、15aはエアタービンハ
ンドピースチューブの基部、14b、15bはエアター
ビンハンドピースチューブの接続端部、17aはバキュ
ームシリンジチューブの基部、17bはバキュームシリ
ンジチューブの接続端部、18aはサライバエジェクタ
チューブの基部、18bはサライバエジェクタチューブ
の接続端部、19は残留水処理装置の水回路処理ユニッ
ト、25は水回路処理ユニット取り付け具、36aは給
水口チューブの基部、36bは給水口チューブの接続端
部、60はコップ給水水回路、61はスピットン洗浄水
回路、をそれぞれ示す。
【0007】図に示すように、水回路処理ユニット19
は、スピットン8の前方に水回路処理ユニット取り付け
具25により取り付けられており、上記、各インスツル
メント9(スリーウエイシリンジ・スケーラ・マイクロ
モータハンドピース・エアタービンハンドピース)の各
排水チューブ基部11a〜16aから伸長された上記各
チューブの接続端部11b〜16b及び給水口チューブ
の基部36aから伸長された給水口チューブの接続端部
36bの各接続端部がセットされている。また、バキュ
ームシリンジチューブの基部17a及びサライバエジェ
クタチューブの基部18aから伸長された上記各チュー
ブの接続端部17b及び18bがセットされている。し
たがって、作動時には、排出用チューブ群34(スリー
ウエイシリンジ・スケーラ・マイクロモータハンドピー
ス・エアタービンハンドピースの各排出用チューブ11
d〜16d及び給水口の排出用チューブ36d:図3・
12・13)の水回路の殺菌水及び洗浄水は、いったん
水回路処理ユニット19の貯留槽21(後記)に貯留さ
れると共に、吸引チュ−ブ17d及び18dによって吸
引されて外部排水管に排出される。このようにして前記
殺菌水あるいは洗浄水を流し、各水回路の滅菌洗浄を行
うと同時に、水回路の酸化による腐食や劣化を防止して
いる。また、コップ給水60及びスピットン洗浄61の
各水回路は、スピットン8の上方から殺菌水並びに洗浄
水を流して、滅菌洗浄を行うと同時に、水回路の酸化に
よる腐食や劣化を防止している。なおこの水回路はスピ
ットン8の内部に収納されている。
【0008】図2は、給水口の外観図で、(イ)図は給
水口の配置を示す正面図。(ロ)図は(イ)図のC−C
断面図、を示す。図において、36cは給水口チューブ
の受け口、37は水量開閉調整つまみ、38は取り付け
パネルを示す。この給水は、寒天印象の冷却用や前記水
処理ユニットの補給等に使用されるもので、通常スピッ
トン8の側面扉内に設置されている。前記インスツルメ
ント9と同様に、排出用の水回路をもつ。
【0009】図3は、スピットンの近傍に取り付けられ
た残留水処理装置の水回路処理ユニットに排出及び吸引
用チューブ接続端部をセットした外観斜視図である。図
において、20は水回路処理ユニットの上部、21は水
回路処理ユニットの貯留槽、33は吸引用チューブ群、
34は排出用チューブ群、62はコップ給水管、63は
コップ、64はスピットン洗浄管を示す。
【0010】図4は、残留水処理装置の水回路処理ユニ
ットをスピットンの近傍に取り付けた外観斜視図で、
(イ)図は外観斜視図、(ロ)図は水回路処理ユニット
蓋を示す。図において、11c及び16cはスリーウエ
イシリンジチュ−ブ接続端部の挿着部、12cはスケー
ラチュ−ブ接続端部の挿着部、13cはマイクロモータ
ハンドピースチュ−ブ接続端部の挿着部、14c及び1
5cはエアタービンハンドピースチューブ接続端部の挿
着部、17cはバキュームシリンジチューブ接続端部の
挿着部、18cはサライバエジェクタチューブ接続端部
の挿着部、22は水回路処理ユニット蓋、36cは給水
口チューブの受け口、65はコップ置口をそれぞれ示
す。図において、水回路処理ユニット19を使用しない
ときは、上面に水回路処理ユニット蓋22を被せて塵埃
の付着侵入を防止する。
【0011】図5は、残留水処理装置の水回路処理ユニ
ットを移動用戴置台に設置し排出及び吸引用チューブ接
続端部をセットした外観斜視図である。図において、2
8は戴置台支柱、29は台座、30は移動用戴置台であ
る。本装置の設置位置はスピットン近傍のいずれでもよ
い。また不使用時には台毎片付けることもできる。
【0012】図6は、残留水処理装置の水回路処理ユニ
ットを、チェアユニット台座の後方下部の傾斜面に設置
し、排出及び吸引用チューブ接続端部をセットした側面
外観斜視図である。図において、39はチェアユニット
台座、40は水回路処理ユニット取り付け用傾斜台、4
1は外部排水管への方向矢印、42はチェアの起伏背も
たれを示す。水回路処理ユニット19はチェアユニット
台座39の後方下部の傾斜台40に設置されている。こ
の場合チェアの起伏背もたれ42は起立されているもの
とする。なお、吸引された排水は外部排水管への方向矢
印41のように排出される。また、コップ給水管62、
スピットン洗浄管64の水回路はスピットン8の内部に
収納されている。
【0013】図7は、残留水処理装置の水回路処理ユニ
ットの詳細図であり、(イ)図は平面図、(ロ)図は
(イ)図のB−B断面図、(ハ)図は(イ)図のA−A
断面図である。図において、23は安定用錘、31はレ
バー押さえ留め具、32はスリーウエイシリンジのレバ
ー押さえ、35はサライバエジェクタ用突設継手管を示
す。(ロ)図及び(ハ)図に示すように、水回路処理ユ
ニット19の上部20と、貯水槽21とは容易に分離着
脱でき、また、各装着部にセットされた排水器のチュー
ブ接続端部からの排水及び給水口チューブの受け口36
cに外側から挿着された排水チューブの接続端部36b
(図3)からの排水は、貯留槽21内に貯留されると同
時に、吸引器のチューブ接続端部17b、18b(図
3)から吸引され、排水口へと放出する。また、サライ
バエジェクタチューブ接続端部18bは、挿着部18c
の中央に設けられた突設継手管35の上方に外側から挿
着され、さらに継手管35の下部の先端は、貯留槽21
の底面まで伸長されており、貯留槽21内に洗浄水等が
残留しないようになっている。
【0014】図8は水回路処理ユニット蓋の詳細図で、
(イ)図は平面図、(ロ)図は正面図を示す。水回路処
理ユニット蓋22は、水回路処理ユニット19の上部2
0の上面に被せて使用する。図9は、水回路処理ユニッ
トのスピットン取り付け器具の詳細図で、(イ)図は水
回路処理ユニットのスピットン取り付け器具平面図、
(ロ)図は(イ)図の正面図である。図において67は
水回路処理ユニット戴置台を示す。水回路処理ユニット
19は水回路処理ユニット戴置台67の中に戴置され、
水回路処理ユニット取り付け具25によってスピットン
8の一隅にとりつけられる(図4)
【0015】図10は、図7の水回路処理ユニット貯留
槽の下部中央に溢水放流口を設けた図である。図におい
て、24は溢水放流口、43は中央凸部の高さを示す。
図の中央凸部の高さ43を越えた洗浄水等は、溢水放流
口24から下に流出するため、万一吸引器が作動しない
場合でも溢水することはない。
【0016】図11は、取り付け器具の底面中央に排水
孔を設けた図である。図において、26は排水用管を示
す。上記図10からの溢水等は、排水用管26を通過し
て外部排水管(図示せず)に排出される。
【0017】次ぎに、残留水処理装置のブロック図によ
り、作用の概要を説明する。図12は、残留水処理装置
のブロック図である。図において、11d〜16d、3
6dは排出用チューブ、17d、18dは吸引用チュー
ブ、44は洗浄水の流入方向矢印、45、46は水路開
閉用電磁弁、47は逆止弁、48は給水ポンプ、49は
水回路切換制御部、50は殺菌水生成装置、51は排出
水路元管の流路方向矢印、52は分岐排出管水路の流路
方向矢印、53は分岐吸引管水路の流路方向矢印、54
は吸引水路元管の流路方向矢印、55は吸引ポンプ、5
6は吸引水の外部排水管への排出方向、57は貯留槽の
水位検知、59は外部排水管への排出方向、60はコッ
プ給水水回路、61はスピットン洗浄水回路、66は逆
止弁をそれぞれ示す。
【0018】施療作業終了時、水回路内を殺菌水により
滅菌洗浄し、次ぎに洗浄水によって洗浄する場合、まず
洗浄水を洗浄水の流入方向矢印44のように流入させ、
水回路切換制御部49によって洗浄水用の水路開閉用電
磁弁45を閉じ、殺菌水生成装置50用の水路開閉用電
磁弁46を開き殺菌水を生成する。この殺菌水は、給水
ポンプ48によって排出水路元管の流路方向矢印51の
ように送出され、前記(スリーウエイシリンジ・スケー
ラ・マイクロモータハンドピース・エアタービンハンド
ピース)の各チューブの基部11a〜16a及び給水口
チューブ基部36aを、分岐排出管水路の流路方向矢印
52のように通過して、上記伸長された排出用チューブ
群34(11d〜16d)及び給水口より伸長された排
出用チューブ36dの先端部の11b〜16b及び36
bより、水回路処理ユニット19の貯留槽21に排出貯
留される。そして、水回路切換制御部49の水位検知5
7及び給水ポンプ48の開始経過時間との関連から(図
示せず)吸引ポンプ55を作動させ、バキュームシリン
ジチューブの接続端部17b及びサライバエジェクタチ
ューブの接続端部18bから吸引を行い、伸長された吸
引用チューブ群33(17d、18d)を通って、吸引
水路元管の流路方向矢印54のように吸引された前記貯
留槽21内の排水を、前記バキュームシリンジチューブ
の基部17a及びサライバエジェクタチューブの基部1
8aより、吸引ポンプ55を介して吸引水の外部排水管
への排出方向56のように排出する。上記のようにして
殺菌水を所定時間流すことにより、各器具水回路の内部
は滅菌洗浄される。一方、前記排出水路元管の流路方向
矢印51のように、分岐された殺菌水は、コップ給水水
回路60及びスピットン洗浄水回路61に流入し、外部
排出管への排出方向59のように排出される。
【0019】次に、殺菌水側の水路開閉用電磁46を閉
じ、洗浄水側の水路開閉電磁弁45を開いて、以降は前
述したのと同様な工程で、水回路内に洗浄水を所定時間
流し、前記殺菌水を洗浄して水路内の酸化による腐食や
劣化を防止する。なお、逆止弁47により前記切り換え
時に殺菌水と洗浄水との混合を防止している。また、逆
止弁66は水回路処理ユニットとスピットン側水回路と
の混合を防止している。
【0020】図13は水回路処理ユニットに溢水放流口
を設けた場合のブロック図である。図において58は溢
水流路の流出方向を示す矢印を示す。上記が、図12の
作用と異なるのは、貯留槽21に溢水放流口24を設け
た点である。前記一定水位を越えた排水は、溢水放流口
24より溢水流路の流出方向を示す矢印58のように流
出し、前記吸引水の外部排水管への排出方向56に合流
して排出される。そして、上記のため、溢水放流口24
(図10)及び水回路処理ユニット取り付け具25に排
水用管26(図11)が設けられている。
【0021】
【発明の効果】本願発明によれば、下記に記載する優れ
た効果を発揮することができる。 1、本願発明の請求項1の発明によれば、歯科用チェア
ユニットの水回路内の殺菌水及び洗浄水の排出用及び吸
引用の各チューブ端部の挿着部と、前記水回路から排出
されたされた排出殺菌水と排出洗浄水を貯留する貯留槽
と、前記貯留槽の排出殺菌水と排出洗浄水を外部へ放出
するための放出機構とを具備してなる水回路処理ユニッ
トを、歯科用チェアユニットのスピットンに隣接して付
設してなるため、前記インスツルメント等のチューブ接
続端部を水回路処理ユニットに集約してセットでき、か
つ、殺菌水並びに洗浄水を流すことにより、水回路内の
残留水を滅菌し2次感染を防止すると共に、次ぎに洗浄
水で洗浄することで殺菌水による水回路内の酸化腐食や
劣化の防止を、一括して行うことができる。 2、請求項2の発明によれば水回路処理ユニットが、洗
浄水排出機能をもつインスツルメント及び給水・吸引機
能をもつインスツルメントの各々のチューブ端部の挿着
部を備え、前記排水チューブ端部から排出された殺菌水
あるいは洗浄水は、吸引用チューブ端部より直ちに吸引
されて排水管を介して外部へ放出されるため、操作が容
易であり処理が簡単である。 3、請求項3の発明によれば、水回路処理ユニットが、
排出された殺菌水あるいは洗浄水の溢水放流口を有し、
外部排水管に排出されるため万一吸引作用が行われない
場合にも安全である。
【0022】4、請求項4の発明によれば、残留水処理
装置が、スピットンの近傍に配設されるため、操作が容
易であり、かつ必要の都度設置する手間がかからない。 5、請求項5の発明によれば、残留水処理装置が、スピ
ットンの近傍に独立単体で配設されかつ、可搬型である
ため、施療者が適応場所に配置し使用できる。 6、請求項6の発明によれば、チェアユニットのコップ
給水及びスピットン洗浄用水回路に、殺菌水及び洗浄水
を排出できるため、上記水回路の滅菌並びに酸化による
腐食や劣化を防止することができる。 7、請求項7の発明によれば、チェアユニットにおい
て、水回路処理ユニットによる排出及び吸引の水回路
と、コップ給水及びスピットン洗浄の水回路とを同時に
滅菌しかつ、水回路の腐食や劣化を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】歯科用チェアユニットのスピットンの近傍に本
発明の残留水処理装置を配設した平面外観図。
【図2】給水口の外観図。
【図3】スピットンの近傍に取り付けられた残留水処理
装置の水回路処理ユニットに排出及び吸引用チューブ接
続端部をセットした外観斜視図。
【図4】残留水処理装置の水回路処理ユニットをスピッ
トンの近傍に取り付けた外観斜視図。
【図5】残留水処理装置の水回路処理ユニットを移動用
戴置台に設置し排出及び吸引用チューブ接続端部をセッ
トした外観斜視図。
【図6】残留水処理装置の水回路処理ユニットをチェア
ユニット台座の後方下部の傾斜面に設置し排出及び吸引
用チューブ接続端部をセットした側面外観斜視図。
【図7】残留水処理装置の水回路処理ユニットの詳細
図。
【図8】水回路処理ユニット蓋の詳細図。
【図9】水回路処理ユニットのスピットン取り付け器具
の詳細図。
【図10】図7の水回路処理ユニット貯留槽の下部中央
に溢水放流口を設けた図。
【図11】水回路処理ユニット取り付け器具の底面中央
に排水孔を設けた図。
【図12】残留水処理装置のブロック図。
【図13】残留水処理装置に溢水放流口を設けた場合の
ブロック図。
【符号の説明】
1:歯科用チェアユニット 2:チェア 3:移動用アーム 4:ブラケッ
トテーブル 5:操作盤 6:施療者用
チェア 7:補助者用テーブル 8:スピット
ン 9:インスツルメント 10:補助者
用インスツルメント 11a:スリーウエイシリンジチュ−ブの基部 11b:スリーウエイシリンジチュ−ブの接続端部 11c:スリーウエイシリンジチュ−ブ接続端部の挿着
部 11d:排出用チューブ 12a:スケーラチューブの基部 12b:スケーラチュ−ブの接続端部 12c:スケーラチュ−ブ接続端部の挿着部 12d:排出用チューブ 13a:マイクロモータハンドピースチュ−ブの基部 13b:マイクロモータハンドピースチューブの接続端
部 13c:マイクロモータハンドピースチューブの接続端
部の挿着部 13d:排出用チューブ 14a:エアタービンハンドピースチューブの基部 14b:エアタービンハンドピースチューブの接続端部 14c:エアタービンハンドピースチューブの接続端部
の挿着部 14d:排出用チューブ 15a:エアタービンハンドピースチューブの基部 15b:エアタービンハンドピースチューブの接続端部 15c:エアタービンハンドピースチューブの接続端部
の挿着部 15d:排出用チューブ 16a:スリーウエイシリンジチュ−ブの基部 16b:スリーウエイシリンジチュ−ブの接続端部 16c:スリーウエイシリンジチュ−ブ接続端部の挿着
部 16d:排出用チューブ 17a:バキュームシリンジチューブの基部 17b:バキュームシリンジチューブの接続端部 17c:バキュームシリンジチューブ接続端部の挿着部 17d:吸引用チューブ 18a:サライバエジェクタチューブの基部 18b:サライバエジェクタチューブの接続端部 18c:サライバエジェクタチューブ接続端部の挿着部 18d:吸引用チューブ 19:水回路処理ユニット 20:水回路処理ユニットの上部 21:貯留槽 22:水回路処理ユニット蓋 23:安定用
錘 24:溢水放流口 25:水回路処理ユニット取り付け具 26:排水用管 28:戴置台
支柱 29:台座 30:移動用
戴置台 31:レバー押さえ留め具 32:スリーウエイシリンジのレバー押さえ 33:吸引用チューブ群 34:排出用
チューブ群 35:サライバエジェクタ突設継手管 36a:給水
口チューブの基部 36b:給水口チューブの接続端部 36c:給水
口チューブの受け口 36d:排出用チューブ 37:水量開
閉調整つまみ 38:取り付けパネル 39:チェア
ユニット台座 40:水回路処理ユニット取り付け用傾斜台 41:外部排水管への方向矢印 42:チェア
の起伏背もたれ 43:中央凸部の高さ 44:洗浄水
の流入方向矢印 45、46:水路開閉用電磁弁 47:逆止弁 48:給水ポンプ 49:水回路
切換制御部 50:殺菌水生成装置 51:排出水
路元管の流路方向矢印 52:分岐排出管水路の流路方向矢印 53:分岐吸
引管水路の流路方向矢印 54:吸引水路元管の流路方向矢印 55:吸引ポ
ンプ 56:吸引水の外部排水管への排出方向 57:貯留槽
の水位検知 58:溢水流路の流出方向矢印 59:外部排
水管への排出方向 60:コップ給水水回路 61:スピッ
トン洗浄水回路 62:コップ給水管 63:コップ 64:スピットン洗浄管 65:コップ
置口 66:逆止弁 67:水回路
処理ユニット戴置台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三本松 清美 埼玉県与野市上落合2丁目1番24号 株式 会社モリタ東京製作所内 Fターム(参考) 4C052 AA07 AA10 CC30 LL09 4C341 MM11 MS04 MS17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯科用チェアユニットの水回路内の殺菌水
    及び洗浄水の排出用並びに吸引用の各チューブ端部の挿
    着部と、前記水回路から排出された排出殺菌水及び排出
    洗浄水を貯留する貯留槽と、前記貯留槽の排出殺菌水及
    び排出洗浄水を外部へ放出するための放出機構とを具備
    してなる水回路処理ユニットが、歯科用チェアユニット
    のスピットンの近傍に付設されてなることを特徴とする
    歯科治療装置。
  2. 【請求項2】水回路処理ユニットが、洗浄水排出機能を
    もつインスツルメント及び給水並びに吸引機能をもつイ
    ンスツルメントの各々のチューブ端部の挿着部を備え、
    前記排出用チューブ端部から排出された殺菌水あるいは
    洗浄水は、吸引用チューブ端部より直ちに吸引されて排
    水管を介して外部へ放出されるように構成したことを特
    徴とする請求項1に記載の歯科治療装置。
  3. 【請求項3】水回路処理ユニットが、排水用チュ−ブ端
    部から排出された殺排出菌水あるいは排出洗浄水の溢水
    放流口を有し、同溢水は排水管に排出されるものである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科治療装
    置。
  4. 【請求項4】水回路処理ユニットが、スピットンの近傍
    に着脱自在に配設されたものであることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の歯科治療装置。
  5. 【請求項5】水回路処理ユニットが、スピットンの近傍
    に、独立単体で配設された可搬型であることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の歯科治療装置。
  6. 【請求項6】コップ給水用及びスピットン洗浄用の水排
    出回路に、前記水回路処理ユニットからの排出水回路を
    接続したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項
    に記載の歯科治療装置。
  7. 【請求項7】コップ給水用及びスピットン洗浄用の水供
    給回路を、殺菌水並びに洗浄水の供給回路から分岐して
    設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に
    記載の歯科治療装置。
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