JP2000000178A - 手乾燥装置 - Google Patents

手乾燥装置

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JP2000000178A
JP2000000178A JP16752998A JP16752998A JP2000000178A JP 2000000178 A JP2000000178 A JP 2000000178A JP 16752998 A JP16752998 A JP 16752998A JP 16752998 A JP16752998 A JP 16752998A JP 2000000178 A JP2000000178 A JP 2000000178A
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JP
Japan
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hand
slit
air
outlet
slit holes
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Pending
Application number
JP16752998A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuhiro Saito
篤裕 齋藤
Yoshiaki Abura
善紀 油
Hiroshi Nanba
博 難波
Takashi Mizuguchi
高志 水口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吹き出し口から吹き出される高速の気流を手
全体に当てることができ、特に指と指との間を気流で乾
燥することが可能である。風速を落とすことなく手乾燥
範囲を広くできる。流路損失を無くして送風効率を高め
て手乾燥性を向上させることができる。 【解決手段】 風が吸い込み口1、風路部2を経由して
ブロアブロック6に引き込まれ、吹き出し口7から手挿
入部3に風を吹き出して手を乾燥させる手乾燥装置であ
る。吹き出し口7の吹き出し孔が前後方向に長いスリッ
ト孔70により形成してある。このスリット孔70が左
右方向の複数設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風が吸い込み口、
風路部を経由してブロアブロックに引き込まれ、吹き出
し口から手挿入部に風を吹き出して手等を乾燥させる手
乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、風が吸い込み口、風路部を経
由してブロアブロックに引き込まれ、吹き出し口から手
挿入部に風を吹き出して手等を乾燥させる手乾燥装置が
知られている。そして、従来例の手乾燥装置において
は、吹き出し口に形成する吹き出し口の吹き出し孔は左
右方向に長いスリット孔が一列形成してあるだけであっ
た。
【0003】このため、従来にあっては、吹き出し口か
ら吹き出された気流が手挿入部に差し入れた濡れた手全
体にあたらず、乾燥効率が悪くなるという問題があっ
た。ここで、一列しか設けていないスリット孔の幅を広
くすると手乾燥範囲を広くできるが、これだと気流の流
速が遅くなるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、吹き出し口から吹き出される
高速の気流を手全体に当てることができ、特に指と指と
の間を気流で乾燥することが可能であり、また、風速を
落とすことなく手乾燥範囲を広くでき、更に、流路損失
を無くして送風効率を高めて手乾燥性を向上させること
ができる手乾燥装置を提供することを課題とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る手乾燥装置は、風が吸い込み口1、風路
部2を経由してブロアブロック6に引き込まれ、吹き出
し口7から手挿入部3に風を吹き出して手を乾燥させる
手乾燥装置であって、吹き出し口7の吹き出し孔が前後
方向に長いスリット孔70により形成してあり、該スリ
ット孔70が左右方向に複数設けてあることを特徴とす
るものである。このような構成とすることで、前後方向
に長いスリット孔70が左右方向に複数設けてあること
で、手乾燥範囲を広くすることができ、また、前後方向
に長いスリット70が左右方向に複数設けてあること
で、手挿入部3に前方より差し入れた手の指間を効果的
に気流により乾燥できるものである。更に、スリット孔
70が複数あることで、手に気流の強弱を感じさせて心
地よい状態とすることができる。
【0006】また、吹き出し口7が一つで、スリット孔
70を同一面に複数配設することが好ましい。このよう
な構成とすることで、手に気流の強弱を感じさせて心地
よい状態とすることができる。
【0007】また、吹き出し口7を手挿入部3間に対向
して配設し、少なくとも一方の吹き出し口7においては
スリット孔70が複数配置してあることが好ましい。こ
のような構成とすることで、対向配置した吹き出し口7
から吹き出し気流により手の甲と手のひらとを同時に乾
燥することができるものである。
【0008】また、吹き出し口7の複数のスリット孔7
0から吹き出される高速風の吹き出し方向が左右方向に
傾斜していることが好ましい。このような構成とするこ
とで、複数のスリット孔70から吹き出される高速気流
を左右方向に広げることができるものである。
【0009】また、吹き出し口7に複数のスリット孔7
0を設け、隣り合うスリット孔70の形状が異なってい
ることが好ましい。このような構成とすることで、手に
当る風圧感が異なり、心地よい感じにすることができる
ものである。
【0010】また、スリット孔70の内部の風上側がス
リット孔70の外側に向かって徐々に面積が小さくなる
ような形状となっていることが好ましい。このような構
成とすることで、風路としての圧損を少なくして送風効
率を向上させることができるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0012】手乾燥装置は背方に開口した本体ハウジン
グ8と、本体ハウジング8の背面開口部に配置されて本
体ハウジング8にねじ具14により取り付けられる背面
板9、本体ハウジング8の下部に取り付ける水受けケー
ス15とで外殻が構成してある。本体ハウジング8は上
ハウジング体8aと下ハウジング体8bとを組み合わせ
て構成してあり、下ハウジング体8bには下方に向けて
凹んだ凹所16が形成してあり、凹所16の前部と後部
とには左右方向に細長い開口部17が設けてある。
【0013】下ハウジング体8bには図6に示すよう
に、断面L字状をした支持部18が前後方向に設けてあ
り、水受けケース15の係止部19を支持部18に前後
方向にスライド自在に係止することで水受けケース15
を下ハウジング体8bに対して前方に抜き取り自在に取
り付けてある。背面板9の下端部には着脱釦固定部材3
4が設けてあり、着脱釦固定部材34にはばね35によ
り下方に突出する方向にばね付勢された着脱釦36が上
下方向に移動自在に取り付けてある。着脱釦36にはフ
ック37が設けてあり、支持部18に係止部19をスラ
イド係止して水受けケース15を下ハウジング体8bの
下面側に取り付けた状態で、フック37が水受けケース
15に設けた係止片部38に係止しており、いたずらな
どで水受けケース15が引き出せないようになってい
る。つまり、着脱釦36をばね35に抗して押して、フ
ック37を係止片部38から外した状態ではじめて水受
けケース15を前方に引き出して外すことができるよう
になっている。
【0014】水受けケース15には図5に示すように、
水を受ける部分である水受け部20と吸い込み口1を構
成する筒状通路46とが設けてあり、水受けケース15
の上部にはフィルタ枠21が取り付けられ、フィルタ枠
21に通気孔44が設けてあってこの通気孔44にフィ
ルタ22が装着してある。筒状通路46の下端部には下
方及び側方に開口したスリット1aが形成してあってこ
こから外部空気を吸い込むようになっている。また、吸
い込み口1を構成する筒状通路46の上端開口部とフィ
ルタ枠21の通気孔44が連通している。通気孔44の
周囲には上方に向かってリブ45が突設してあって通気
孔44内に装着したフィルタ22を囲んでおり、水受け
ケース15の水受け部20に水が満水になった際でもリ
ブ45の存在により溢れた水がフィルタ22を装着した
通気孔4側に移向しないようになっている。また、フィ
ルタ枠21には前部と後部とに左右方向に細長い凹溝2
3が凹設してあり、水受けケース15を下ハウジング体
8bの下面側に取り付けた状態で、下ハウジング体8b
の下部の前部と後部にそれぞれ設けた左右方向に細長い
開口部17とフィルタ枠21の前部と後部とに設けた左
右方向に細長い凹溝23とが対向して連通するようにな
っている。図6、図8に示すように、凹溝23の長手方
向の少なくとも一端部(つまり左端部又は右端部のいず
れか一方又は両方)は側方に開口していて排水口24と
なっている。
【0015】図1に示すように、本体ハウジング8の中
央部には前方から手を挿入するための手挿入部3が設け
てあり、本体ハウジング8の前面の手挿入部3の側方
(図に示す実施形態では両側方)には突状部25が設け
てあり、突状部25内が空洞路となっていて風路部2を
構成してある。この風路部2の下端開口部は前述のよう
に水受けケース15を取り付けた場合、フィルタ22と
連通するようになっている。風路部2の上部は上ハウジ
ング体8a内に開口している。上ハウジング体8a内に
はブロアブロック6が内装してある。ブロアブロック6
は独立発泡ゴム等で形成した防振、防音効果を有するブ
ロアモータ保持材26を介してブロアケース5にファン
を備えたブロアモータ4、ヒータ26、吹き出し口7、
吸音材80を取り付けて構成したものである。
【0016】上記のブロアケース5の後面部にはねじボ
ス13が後方に向けて一体に突設してあり、このねじボ
ス13は前端部がブロアケース5の内方(前方側)に向け
て突出してある。そして、ねじボス13には雌ねじ部1
3aが刻設してあり、雌ねじ部13aはブロアケース5
の内方まで到っている(つまり、雌ねじ部13aの奥端
部はブロアケース5よりも前方側に位置している)。ブ
ロアケース5は背面板9にワッシャ32を介して固定具
10を用いて取り付けられるが、この場合、ブロアケー
ス5を背面板9に固定具10により固定するに当って、
固定具10と背面板9とが接触しないようにゴムや弾性
を有する合成樹脂等の弾性を有する材料により構成した
弾性保持部11を介して固定されるものである。
【0017】本体ハウジング8の前面部の内面には環状
をしたリブ12を設けてあり、このリブ12にブロアケ
ース5の前面部を嵌め込んでブロアケース5の前面部を
本体ハウジング8の前面部に位置決め保持してある。こ
のようにブロアケース5の前面部を本体ハウジング8に
位置決め保持することで、前述のようにブロアケース5
を背面側で固定具10で固定するだけでなく、前面側に
おいてリブ12により支持できて固定具10による固定
部分に急激な応力がかからないようにできるものであ
る。
【0018】吹き出し口7は本体ハウジング8の中央部
に形成された前方が開口する手挿入部3の上面部に開口
しており、図7に示すように、吹き出し口7は前後方向
に長いスリット孔70を左右方向に複数(例えば5列)
配列することで構成してある。
【0019】本体ハウジング8の手挿入部3の内壁部の
上部には人体検知センサー38が設けてある。また、本
体ハウジング8には図1に示すように電源スイッチ3
9、ヒータ入り切りスイッチ40、風量の強弱を選択す
るための風量切換えスイッチ41が設けてある。
【0020】上記のような構成の手乾燥装置は図2に示
すように壁48に取り付け金具49を用いて取り付けら
れるのであるが、この場合、吹き出し口7からブロアブ
ロック6に到る風路部2を本体ハウジング8の手挿入部
3の側方に設けてあるので、図2における壁48からの
出っ張り長さMを短くできて、手挿入部3に手を入れて
乾燥させる際における手の動作範囲の自由度を大きく取
ることができるものである。
【0021】しかして、手挿入部3に濡れた手を差し込
むと、人体検知センサー38が濡れた手を検知し、ブロ
アモータ4、ヒータ26に通電し、吸い込み口1から風
を吸い込み、風路部2を経由してブロアブロック6に引
き込み、ヒータ26に加温し、加温された空気を、吹き
出し口7の複数のスリット孔70から吹き出し、これに
より手挿入部3に差し入れた濡れた手を乾燥させるもの
である。この場合、手に付着した水に温風が吹き当るこ
とで蒸発し、また水の一部が本体ハウジング8の下部、
つまり、下ハウジング体8bの低部に吹き飛ばされ、下
ハウジング体8bの開口部17から凹溝23に流れ、上
方から吹き付ける風によって凹溝23の端部側に吹き流
されて凹溝23の長手方向の端部の排水口24から水受
けケース15内に流れて溜められるものである。水受け
ケース15に溜まった水は水受けケース15を手前に引
き出して取り出すことで、捨てることができるものであ
る。
【0022】上記のようにして濡れた手を乾燥させるの
であるが、吹き出し口7の吹き出し孔が前後方向に長い
スリット孔70により形成してあり、このスリット孔7
0が左右方向の複数設けてあるので、スリット孔が左右
方向に一列しかない従来例に比べて、手乾燥範囲を広く
することができるものである。また、前後方向に長いス
リット70が左右方向に複数設けてあることで、手挿入
部3に前方より差し入れた手の指間を気流が通過するよ
うにできて効果的に気流により乾燥できることになる。
また、上記手の乾燥中に、複数のスリット孔70から気
流が吹き出し、この複数のスリット70から吹き出す気
流により手の乾燥を行うので、手に気流の強弱を感じて
心地よい状態で乾燥ができることになる。
【0023】ところで、水受けケース15を取り外して
いる状態の時に手挿入部3に濡れた手を差し入れて上記
のように乾燥させた場合に、開口部17に水が流れても
開口部17の下方には何も部材がないので、開口部17
に流れた水はそのまま下方に流下するのみで使用者の居
る方向である前方に飛散せず、使用者に水がかからない
ようにできるものである。
【0024】次に、本発明の他の実施形態を図9に基づ
いて説明する。すなわち、上記した実施形態では複数の
スリット70を同一面に備えた吹き出し口7を手挿入部
3の上部に設けた例を示したが、吹き出し口7を手挿入
部3間に対向して配設してもよい。図9には手挿入部3
の上下に吹き出し口7を配置した例を示しているが、手
挿入部3の左右両側に吹き出し口7を対向して配設して
もよいものである。このように、吹き出し口7を手挿入
部3間に対向して配設する場合、少なくとも一方の吹き
出し口7においては前後方向に長い複数のスリット孔7
0を左右方向に複数配設するものである。他方の吹き出
し口7においてはスリット70の数は1乃至複数個いず
れであってもよく、また、スリット70の方向について
も限定はないが、この他方の吹き出し口7においても前
後方向に長い複数のスリット孔70を左右方向に複数配
設してもよいのはもちろんである。いずれにせよ吹き出
し口7を手挿入部3間に対向して配設するものにおいて
は、手挿入部3に濡れた手を挿入して乾燥する際に対向
配置した吹き出し口7から吹き出す気流により手の甲と
手のひらとを同時に乾燥することができるものである。
【0025】次に、図10に基づいて本発明の更に他の
実施形態につき説明する。前述のように吹き出し口7に
複数のスリット孔70を設けて、複数のスリット孔70
からそれぞれ高速の気流を吹き出すのであるが、本実施
形態においては吹き出し口7の複数のスリット孔70か
ら吹き出される高速風の吹き出し方向を同一方向とせ
ず、左右方向に傾斜している。つまり、図10におい
て、吹き出し口7のスリット孔70の上流側においては
スリット孔70間に角錐台部71が設けてあり、各スリ
ット孔70に空気が流れる際に各スリット孔70に隣接
する角錐台部71の傾斜面にガイドされながら各スリッ
ト孔70に空気が供給されるのであるが、図10(b)
に示すように、第1のスリット孔70a、第2のスリッ
ト孔70b、第3のスリット孔70c、第4のスリット
孔70d、第5のスリット孔70eに隣接する各角錐台
部71の傾斜面の傾斜角度や吹き出し口7の内壁の傾斜
角度を異ならせることで各スリット孔70からの吹き出
し方向を変えており、図10においては、第1のスリッ
ト孔70a、第2のスリット孔70bは左側に向けて斜
めに吹き出すようにし、第3のスリット孔70cは真下
に吹き出すようにし、第4のスリット孔70d、第5の
スリット孔70eは右側に向けて斜めに吹き出すように
している。このように複数のスリット孔70から吹き出
される高速風の吹き出し方向を左右方向に傾斜させて吹
き出すことで、複数のスリット孔70から吹き出される
高速気流を左右方向に広げることができて、手乾燥領域
を広く取ることができるものである。
【0026】次に、図11に基づいて本発明の更に他の
実施形態につき説明する。本実施形態は吹き出し口7に
複数のスリット孔70を設け、隣り合うスリット孔70
の形状を異ならせたものである。例えば図11において
は、第1のスリット孔70a、第3のスリット孔70
c、第5のスリット孔70eはスリット幅を広くし、第
2のスリット孔70b、第4のスリット孔70dはスリ
ット幅を狭くするというようにスリット孔70の形状を
異ならせるものである。もちろん隣り合うスリット孔7
0の形状を異ならせるに当っては図11に示す例にのみ
限定されるものではない。このように、隣り合うスリッ
ト孔70の形状を異ならせることで、複数のスリット孔
70から吹き出す気流が手に当った際に、手に当る風圧
感が異なり、心地よい感じにすることができて、快適に
手の乾燥ができるものである。
【0027】次に、図12に基づいて本発明の更に他の
実施形態につき説明する。本実施形態においては、スリ
ット孔70の内部の風上側がスリット孔70の外側に向
かって徐々に面積が小さくなるような形状としてある。
図12においては、吹き出し口7のスリット孔70の上
流側においてスリット孔70間に各斜面の傾斜角度が4
5度となった四角錐台形状をした角錐台部71が設けて
あり、これにより、スリット孔70の内部の風上側がス
リット孔70の外側に向かって徐々に面積が小さくなる
ようにしてあり、風路としての圧損を少なくして送風効
率を向上させることができるものである。スリット孔7
0の内部の風上側がスリット孔70の外側に向かって徐
々に面積が小さくなるような形状とするに当っては図1
2のものにのみ限定されず、図10あるいは他の形態の
ものであってもよいものである。
【0028】なお、吸い込み口1を水受けケース15の
内部に設けるのではなく、図2においてイで示す水受け
ケース15の中央部の下部に設けた凹段部15aに設け
た場合には図2のロで示す位置に空気をろ過するための
フィルタ22aを設けるようにしてもよいものである。
【0029】
【発明の効果】上記の請求項1記載の本発明にあって
は、風が吸い込み口、風路部を経由してブロアブロック
に引き込まれ、吹き出し口から手挿入部に風を吹き出し
て手を乾燥させる手乾燥装置であって、吹き出し口の吹
き出し孔が前後方向に長いスリット孔により形成してあ
り、該スリット孔が左右方向にの複数設けてあるので、
手乾燥範囲を広くすることができ、また、手挿入部に前
方より差し入れた手の指間を効果的に気流により乾燥で
きて効果的に乾燥できるものであり、また、スリット孔
が複数あるので、手に気流の強弱を感じさせて心地よい
状態で快適に手の乾燥を行うことができるものである。
【0030】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、吹き出し口が一
つで、スリット孔を同一面に複数配設してあるので、手
に気流の強弱を感じさせて心地よい状態とすることがで
きて、より快適に手の乾燥を行うことができるものであ
る。
【0031】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、吹き出し口を手
挿入部間に対向して配設し、少なくとも一方の吹き出し
口においてはスリット孔が複数配置してあるので、対向
配置した吹き出し口から吹き出し気流により手の甲と手
のひらとを同時に乾燥することができるものである。
【0032】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、吹き出し口の複
数のスリット孔から吹き出される高速風の吹き出し方向
が左右方向に傾斜しているので、複数のスリット孔から
吹き出される高速気流を左右方向に広げることができて
手乾燥領域が広くなり、乾燥時間を短縮できて効果的な
手乾燥ができるものである。
【0033】また、請求項5記載の発明にあっては、上
記請求項1の発明の効果に加えて、吹き出し口に複数の
スリット孔を設け、隣り合うスリット孔の形状が異なっ
ているので、手に感じる風圧感が異なり、心地よさを感
じることができて、快適な手乾燥ができるものである。
【0034】また、請求項6記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、スリット孔の内
部の風上側がスリット孔の外側に向かって徐々に面積が
小さくなるような形状となっているので、風路としての
圧損が少なくなり、送風効率が向上して乾燥性を高める
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】同上の断面図であって左半分は図2のA−A線
で破断して下を見た図で且つ右半分は図2のA−A線で
破断して上を見た図である。
【図4】同上に用いる水受けケースの平面図であって右
半部はその上にフィルタ枠を重ねた状態を示している。
【図5】同上に用いる水受けケースの側断面図である。
【図6】同上の下ハウジング体に水受けケースを取り付
けている部分の断面図である。
【図7】同上の吹き出し口の下面図である。
【図8】同上のフィルタ枠の下面図である。
【図9】本発明の他の実施形態の斜視図である。
【図10】本発明の他の吹き出し口の更に他の実施形態
を示し、(a)は斜視図であり、(b)は断面図であ
る。
【図11】本発明の更に他の実施形態の吹き出し口の下
面図である。
【図12】本発明の吹き出し口の更に他の実施形態を示
し、(a)は下面図であり、(b)は正面断面図であ
り、(c)は側面断面図である。
【符号の説明】
1 吸い込み口 2 風路部 3 手挿入部 5 ブロアケース 6 ブロアブロック 7 吹き出し口 8 本体ハウジング 70 スリット孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月30日(1998.11.
30)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】水受けケース15には図5に示すように、
水を受ける部分である水受け部20と吸い込み口1を構
成する筒状通路46とが設けてあり、水受けケース15
の上部にはフィルタ枠21が取り付けられ、フィルタ枠
21に通気孔44が設けてあってこの通気孔44にフィ
ルタ22が装着してある。筒状通路46の下端部には下
方及び側方に開口したスリット1aが形成してあって
こから外部空気を吸い込むようになっている。また、吸
い込み口1を構成する筒状通路46の上端開口部とフィ
ルタ枠21の通気孔44が連通している。通気孔44の
周囲には上方に向かってリブ45が突設してあって通気
孔44内に装着したフィルタ22を囲んでおり、水受け
ケース15の水受け部20に水が満水になった際でもリ
ブ45の存在により溢れた水がフィルタ22を装着した
通気孔44側に移向しないようになっている。また、フ
ィルタ枠21には前部と後部とに左右方向に細長い凹溝
23が凹設してあり、水受けケース15を下ハウジング
体8bの下面側に取り付けた状態で、下ハウジング体8
bの下部の前部と後部にそれぞれ設けた左右方向に細長
い開口部17とフィルタ枠21の前部と後部とに設けた
左右方向に細長い凹溝23とが対向して連通するように
なっている。図6、図8に示すように、凹溝23の長手
方向の少なくとも一端部(つまり左端部又は右端部のい
ずれか一方又は両方)は側方に開口していて排水口24
となっている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】図1に示すように、本体ハウジング8の中
央部には前方から手を挿入するための手挿入部3が設け
てあり、本体ハウジング8の前面の手挿入部3の側方
(図に示す実施形態では両側方)には突状部25が設け
てあり、突状部25内が空洞路となっていて風路部2を
構成してある。この風路部2の下端開口部は前述のよう
に水受けケース15を取り付けた場合、フィルタ22と
連通するようになっている。風路部2の上部は上ハウジ
ング体8a内に開口している。上ハウジング体8a内に
はブロアブロック6が内装してある。ブロアブロック6
は独立発泡ゴム等で形成した防振、防音効果を有する
ロアモータ保持材50を介してブロアケース5にファン
を備えたブロアモータ4、ヒータ26、吹き出し口7、
吸音材80を取り付けて構成したものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
フロントページの続き (72)発明者 難波 博 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 水口 高志 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風が吸い込み口、風路部を経由してブロ
    アブロックに引き込まれ、吹き出し口から手挿入部に風
    を吹き出して手を乾燥させる手乾燥装置であって、吹き
    出し口の吹き出し孔が前後方向に長いスリット孔により
    形成してあり、該スリット孔が左右方向に複数設けてあ
    ることを特徴とする手乾燥装置。
  2. 【請求項2】 吹き出し口が一つで、スリット孔を同一
    面に複数配設して成ることを特徴とする請求項1記載の
    手乾燥装置。
  3. 【請求項3】 吹き出し口を手挿入部間に対向して配設
    し、少なくとも一方の吹き出し口においてはスリット孔
    が複数配置してあることを特徴とする請求項1記載の手
    乾燥装置。
  4. 【請求項4】 吹き出し口の複数のスリット孔から吹き
    出される高速風の吹き出し方向が左右方向に傾斜してい
    ることを特徴とする請求項1記載の手乾燥装置。
  5. 【請求項5】 吹き出し口に複数のスリット孔を設け、
    隣り合うスリット孔の形状が異なっていることを特徴と
    する請求項1記載の手乾燥装置。
  6. 【請求項6】 スリット孔の内部の風上側がスリット孔
    の外側に向かって徐々に面積が小さくなるような形状と
    なっていることを特徴とする請求項1記載の手乾燥装
    置。
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