JP3784246B2 - エアー式乾燥機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水回り施設の近傍に配置され、エアーの高圧噴射によって水滴を除去することで乾燥させるエアー式乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、洗面所や流し台等の蛇口近傍に設置され、利用者の手や食器等の被乾燥体に付着した水滴をエアーの高圧噴射によって吹き飛ばすことで水滴の除去と乾燥とを同時に行うエアー式乾燥機が知られている。
【0003】
図2は、このようなエアー式乾燥機Tを示し、上面にスイッチ部1aを設けたケース本体1を備えている。
【0004】
ケース本体1内には、図3に示すように、制御回路ユニット2と電動送風機ユニット3とを備えている。
【0005】
制御回路ユニット2は、ケース本体1の内底壁面1bから立ち上げられた周壁1cによって形成された電気室1d内に配置され、絶縁防水性のポッティング剤4に覆われた高電圧系の第一回路基板2aと、低電圧系の第二回路基板2bとを備え、電源コード5から供給された高電圧の電源を第一回路基板2aで低電圧に変換した上で第二回路基板2bによってスイッチ部1aの制御等を行っている。また、電気室1dの上部開口は蓋体6によって覆われている。
【0006】
電動送風機ユニット3は、電動送風機本体7と、電動送風機本体7を覆う送風機カバー8とを備えている。この送風機カバー8には、先端がケース本体1の前方下面から突出するノズル8aが連結されている。また、電動送風機本体7は、電源コード5から各基板2a,2bを経て蓋体6を貫通するリード線9からの供給電源によって駆動し、この駆動に基づいて外気をケース本体1の平面から吸気(矢印a参照)してノズル8aの先端からエアーEとして噴射する。
【0007】
リード線9は、蓋体6並びに送風機カバー8にそれぞれ設けられたシールパッキン6a,8bを貫通している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、電気室1d内は密閉状態としているが、上述したリード線9の蓋体7を貫通した部分にあっては、シールパッキン6aを採用したとしても、ケース本体1内に浸入した水の電気室1d内へと浸入を完全に浸入を防止することは困難であった。
【0009】
そして、このように電気室1d内に水滴が浸入してしまうと、電気室1d内には基板4a,4b等の回路部品が収納されていることから決して好ましいものではない。その反面、上述したように、電気室1d内は密閉状態としたほうが水滴浸入防止の観点から好ましいことから、例えば、電気室1dに対応する内底壁面1bに排水孔を設けるなどの構成を採用することは困難であった。
【0010】
本発明は、上記問題を解決するため、電気室内に浸入してしまった水滴を、高密閉状態を維持したまま除去することができるエアー式乾燥機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
その目的を達成するため、請求項1に記載のエアー式乾燥機は、吸引開口を有するケース本体内に設けられて前記吸引開口から吸引したエアーを排気ノズルから排気させる電動送風機と、該電動送風機の下方に位置して前記ケース本体内で隔離された電気室内に収納された制御回路ユニットと、該制御回路ユニットに供給された外部電力を前記電動送風機に供給するために前記電気室内から引き出された内部配線とを備えたエアー式乾燥機において、
前記電気室内の内底面に下端が当接すると共に前記電気室から上端が突出する毛細管部材を備えていることを要旨とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明のエアー式乾燥機の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1において、エアー式乾燥機Aは、ケース本体10と、ケース本体10内の下方に設けられた制御回路ユニット20と、ケース本体10内の上方に設けられた電動送風機ユニット30とを備えている。
【0014】
ケース本体10は、断面有底角柱形状の下ケース11と、下ケース11の上面開口を閉成すると共に正面側にノズル部12を一体に突出した上ケース13と、ノズル部12の下方を閉成するキャップ14とを備えている。
【0015】
下ケース11の後壁面11aにはその上方寄りに吸引開口11bが形成されている。尚、吸引開口11bの外側には下ケース11に着脱可能に保持される多孔若しくは多条スリット15aを形成した吸引カバー15に覆われている。また、この吸引カバー15と吸引開口11bとの間には多孔質フィルター(図示せず)が介装されている。さらに、下ケース11の底壁11cの上面(内底面)からは制御回路ユニット20を取り巻くように立ち上げられて電気室11dを形成する周壁11eが突出形成されている。
【0016】
上ケース13の上面13aにはスイッチ部16が設けられている。また、上ケース13の裏面からは電動送風機ユニット30を吊持するためのボス13bが突出されている。
【0017】
キャップ14には、膨出部14aが一体に形成されており、この膨出部14a内には被乾燥体(例えば、手や皿)の存在を検知する赤外センサー17が設けられている。また、キャップ14には、この赤外センサー17から出射された赤外光の発光・受光を可能とする黒色透明板14bが設けられている。尚、赤外センサー17の感度は、下カバー11の底壁11cより上方周辺に設定されている。さらに、キャップ14には、ケース本体10の幅方向に延びるスリット14cが形成されている。
【0018】
制御回路ユニット20は、電気室11d内に設けられた保持皿21内に充填された絶縁防水性を有するポッティング剤22に覆われた高電圧系の第一回路基板23と、保持皿21から立ち上げられたボス24に固定された低電圧系の第二回路基板25とを備え、高電圧の外部供給電源を第一回路基板23で低電圧に変換した上で第二回路基板25によってスイッチ部16等が制御される。また、周壁11eの上面開口は蓋体26によって覆われている。さらに、制御回路ユニット20は、電気室11d内に位置する底壁11cの上面(内底面)に下端27aが当接すると共に蓋体26を上端27bが貫通することで電気室11dから突出する毛細管現象特性を有する毛細管部材27を有する。
【0019】
この毛細管部材27は、例えば、綿体等を円柱形状に形成したものが使用されており、その円柱形状が保形されることが好ましい。尚、図示例では毛細管部材27の上端が蓋体26を貫通することによって電気室11dの外部に毛細管部材27の上端27bが露出した構成を採用しているが、例えば、周壁11eを貫通するなど、少なくとも、毛細管部材27の下端が電気室11d内の底壁11cの上面に当接し、毛細管部材27の上端27aが電気室11dの外部に露出され、毛細管現象特性が発揮されるという条件を満たせば、毛細管部材27の材質,形状,設置場所,本数等は特に限定されるものではない。また、上述したように、第一回路基板23をポッティング剤22で覆ったような構成では、図1の鎖線で示すように、ポッティング剤22の上面22aを内底面とし、上面22aに下端27aを当接させると共に上端27bを蓋体26から貫通させて電気室11dの外部に露出した毛細管部材27としても良い。
【0020】
電動送風機ユニット30は、電動送風機本体40と、電動送風機本体40を覆う送風機カバー50と、送風機カバー50に連結された排気ノズル60とを備えている。
【0021】
電動送風機本体40は、遠心ファンをモータによって回転する公知の構成が採用されている。遠心ファンはファンカバー41で覆われており、モータは複数の排気口42を有するモータカバー43内に取り付けられている。遠心ファンの回転によってファンカバー41から吸引した外気は排気口42から排出される。また、電動送風機本体40はその前後を覆う防振ゴム44,45を介して送風機カバー50に保持されている。
【0022】
送風機カバー50は、ファンカバー41を覆ったファンケース51と、モータカバー43を覆ったモータケース52との合わせ構造からなる。
【0023】
ファンケース51の吸引開口11b側の縦壁51aには吸引開口11bよりも外周側で本体カバー11の内壁面と当接する周回形状のリブ51bが突出形成され、これにより、送風機カバー51内とその他の本体カバー11内とが隔離されている。また、縦壁51aには多数の吸気孔51cが形成されている。さらに、縦壁51aの吸気孔51cよりも上方には、リブ51dによって縦壁51aから離間された状態で螺子53を介して吸気側水滴センサー54が設けられている。また、縦壁51aの内壁面には吸気孔51cを取り巻く櫛歯状円筒壁51eが形成されている。この櫛歯状円筒壁51eとファンケース51の内壁面との間にはドーナッツ形状の吸音材55が設けられている。
【0024】
モーターケース52の後壁上部には排気ノズル60が接続される円筒部52aが一体に形成されている。また、ファンケース51とモータケース52との合わせ部に設けられたシールパッキン56には第二回路基板25から蓋体26に固定のシールパッキン26aを貫通してモータと接続されるリード線57が貫通している。さらに、円筒部52aと排気ノズル60との接合部分には、両者に跨るように、ヒーター58が設けられている。尚、モーターケース52の下面に水抜孔52bを形成しても良い。この際、水抜孔52bを毛細管部材27の上端27bの近傍に形成し、排気口42から排気されたモータ冷却風を毛細管部材27に吹き付ける冷却風として用いることもできる。
【0025】
排気ノズル60には、スリット14cから先端が前方斜め下向きに突出するようにノズル部61を下方に向けて屈曲した幅広(紙面と直交する方向)のものが使用されている。また、排気ノズル60内には、螺子62を介して排気側水滴センサー63が固定されている。
【0026】
このような構成において、エアー式乾燥機Aは、流し台のシンク周辺の水平台や洗面台の水平台に載置される。
【0027】
これにより、本体内部の音が吸引開口11bから漏れたとしても、使用者はエアー式乾燥機Aの前方側に位置していることから、その音が使用者から離れる方向に漏れるため、音漏れによる不快感が緩和される。
【0028】
そして、手や食器等の被乾燥体に付着した水滴を除去する場合には、スイッチ部16をオンした状態でノズル部61の下方に被乾燥体を臨ませることにより、赤外センサー17がその被乾燥体を検出して(或いは、スイッチ部16の連続スイッチをオンして)電動送風機本体40を駆動させ、多条スリット15a(多孔質フィルター),吸引開口11b,吸気孔51c、送風機カバー50内、電動送風機本体40内、排気口42,円筒部52a,ヒーター57,排気ノズル60,ノズル部61を経由して高圧エアーEが噴射され、この高圧エアーEによって、被乾燥体に付着した水滴が吹き飛ばされ、これにより被乾燥体が乾燥される。
【0029】
一方、吸引開口11b,吸気孔51cを経由して送風機カバー50内へと水滴が導かれた場合、その水滴が比較的大量であった場合には、水抜孔52bから排水された後、ケース本体10の電気室11dから外れた底壁11c、即ち、周壁11eよりも外周に位置する底壁11cに形成された水抜き穴(図示せず)から排水される。
【0030】
同様に、吸引開口11b,吸気孔51cを経由して送風機カバー50内へと水滴が導かれた場合、その水滴が少量でしかも水抜孔52bから排水されずに(又は蓋体26の上面を伝って)リード線56に案内されて電気室11d内に浸入した水滴は、底壁11cに下端が当接する毛細管部材27に吸水されると共に、その毛細管現象特性によって上昇して電気室11dの外部に突出する部分で蒸発される。
【0031】
尚、底壁11c(又はポッティング剤22の上面22a)に毛細管部材27の下端22aに水滴を導くように傾斜面を設けても良い。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載のエアー式乾燥機にあっては、電気室内の内底面に下端が当接すると共に電気室から上端が突出する毛細管部材を備えていることにより、電気室内に浸入してしまった水滴を、高密閉状態を維持したまま除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるエアー式乾燥機の縦断面図である。
【図2】(A)はエアー乾燥機の前方斜視図、(B)はエアー乾燥機の後方斜視図である。
【図3】従来のエアー式乾燥機の縦断面図である。
【符号の説明】
1…エアー式乾燥機
10…ケース本体
11…下ケース
11b…吸引開口
11c…底壁(内底面)
11d…電気室
11e…周壁
22…ポッティング剤
22a…上面(内底面)
26…蓋体
27…毛細管部材
40…電動送風機本体(電動送風機)
56…リード線(内部配線)
60…排気ノズル

Claims (1)

  1. 吸引開口を有するケース本体内に設けられて前記吸引開口から吸引したエアーを排気ノズルから排気させる電動送風機と、該電動送風機の下方に位置して前記ケース本体内で隔離された電気室内に収納された制御回路ユニットと、該制御回路ユニットに供給された外部電力を前記電動送風機に供給するために前記電気室内から引き出された内部配線とを備えたエアー式乾燥機において、
    前記電気室内の内底面に下端が当接すると共に前記電気室から上端が突出する毛細管部材を備えていることを特徴とするエアー式乾燥機。
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