JP2000000105A - バックル - Google Patents

バックル

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JP2000000105A JP17982998A JP17982998A JP2000000105A JP 2000000105 A JP2000000105 A JP 2000000105A JP 17982998 A JP17982998 A JP 17982998A JP 17982998 A JP17982998 A JP 17982998A JP 2000000105 A JP2000000105 A JP 2000000105A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイドリリースタイプのバックルの使用正面
側において雄部材の弾性脚の掛合部分と雌部材の掛合穴
縁部との間に段差が形成され難いようにする。 【解決手段】 弾性脚10の先端側に頭部15を有する
雄部材1と、弾性脚10の差し入れに伴って頭部15に
摺接して弾性脚10を弾性変形させる縦側板部24及び
横側板部25と、弾性脚10の頭部15の突き出される
窓穴27とを有する雌部材2とを備える。窓穴27が、
雌部材2に差し入れられた弾性脚10の弾性復帰により
突き出された頭部15に対し、縦側板部24側の窓縁部
27aと、横側板部25側の窓縁部27bとで掛合し
て、頭部15を留め付ける構成としてある。弾性脚10
の弾性変形の向きが、弾性脚10の頭部15と窓穴27
の縦側板部24側の窓縁部27a及び横側板部25側の
窓縁部27bとの掛合を解く向きとなるようしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、それぞれベルト
などの取付部を有し、この取付部をもってベルトなどに
取り付けられる雌部材と雄部材とを備え、雌部材への雄
部材の弾性脚の差し入れに伴う弾性変形とこれに続く弾
性復帰により、当該雌部材に雄部材を掛合、留め付け、
これにより雌部材の取り付けられたベルトなどと雄部材
の取り付けられたベルトなどとを連結状態とする用途な
どで用いられるバックルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】二つのベルトなどをワンタッチで連結状
態とし、また、この連結状態を容易に解除可能なバック
ルとして、例えば、特公平1−12481公報に示され
るバックルのような、いわゆるサイドリリースタイプの
バックルがある。
【0003】かかるバックルは、幅広の側壁、幅狭の上
下壁、この幅狭の上下壁の一部と幅広の側壁の一部とに
亙って設けられるスロットを備えた筒体よりなる雌部材
と、一対の可撓アームを備えると共に、この可撓アーム
の先端に係止指圧部を備えた雄部材とからなる。そし
て、雌部材内への雄部材の一対の可撓アームの差し入れ
に伴ってこの一対の可撓アームを内向きに撓み込ませる
と共に、この可撓アームにおける前記係止指圧部が前記
スロットに臨む位置までの差し入れをなすことにより、
かかる可撓アームを弾性復帰させて前記スロットからか
かる係止指圧部を突き出させ、この係止指圧部を前記筒
体における幅狭の上下壁の幅方向に沿った前記スロット
の縁に掛合させることができる構成としてある。また、
この掛合は前記スロットから突き出される係止指圧部を
押圧して前記可撓アームを内向きに撓み込ませることで
解除できる構成としてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、かかる従来
のバックルにあっては、前記可撓アームが、前記筒体の
内側から前記幅狭の上下壁に向けて当該上下壁の壁面に
略直交する向きに移動されるに留まるものであるため、
前記係止指圧部と前記スロットとの掛合は、前記のよう
に当該スロットにおける前記上下壁の幅方向に沿った一
側縁においてのみなされるものであった。
【0005】また、前記スロットは、前記係止指圧部が
前記移動により突き出される大きさに幅狭の上下壁に設
けられる必要があるため、前記掛合状態において、この
係止指圧部の前記筒体の幅広の側壁側に向けられた側面
と、この幅広の側壁の外面との間には、必然的に段差を
形成させるものであった。
【0006】一方、この種のバックルとしてはまた、例
えば、特公平2−28324公報に示されるバックルの
ような、いわゆるフロントリリースタイプのバックルが
ある。
【0007】このバックルは、幅広の頂壁と幅狭の一対
の側壁とを有すると共に、かかる頂壁に開口を備えた筒
形本体と、この筒形本体の開口から突き出される段状突
出部を備えた舌状部を有する挿入体とを有している。筒
形本体内には、挿入体の舌状部の差し入れ方向奥側に向
けて前記頂壁側に高まる傾斜を備えた可撓壁が設けてあ
る。そして、筒形本体への挿入体の舌状体の挿入に伴っ
て当該可撓壁を弾性変形させながらこの舌状体を受け入
れ、かつ、この舌状体の段状突出部が前記開口に臨んだ
位置でかかる可撓壁を弾性復帰させて当該段状突出部を
かかる開口に入り込ませ、この開口に掛合させることが
できる構成としてある。
【0008】かかるバックルにあっては、前記掛合状態
において、前記頂壁の外面と前記段状突出部の先端面と
を同面にさせることが可能であり、この頂壁をバックル
使用状の正面とする場合のバックルの外観性を比較的高
く確保することができる。
【0009】しかるに、かかるバックルにあっては、一
般に、前記掛合を解くにあたり、前記段状突出部を押し
込ませるために、この段状突出部を片手の指で押圧しな
がらもう一方の手で筒形本体を把持する必要があり、片
手の操作でかかる掛合解除をなし難いものであった。
【0010】そこでこの発明は、かかる従来の技術の問
題点を解消すること、特に、第一に、雄部材と雌部材と
の掛合の解除操作を片手でも解き易いサイドリリースタ
イプのバックルでありながら、バックルの使用上正面と
なる側において雄部材の弾性脚の掛合部分と雌部材の掛
合穴縁部との間に段差が形成され難いようにして、バッ
クルの外観性を向上させることを目的とする。また、第
二に、雄部材の弾性脚の掛合部分と雌部材の掛合穴との
掛合を、向きの異なる二つの位置でなさしめることによ
り、当該掛合力を高く確保できるようにすることを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を解決するため
に、請求項1記載の発明にあっては、バックルが以下の
(1)〜(4)の構成を備えたものとした。 (1)ベルト等の取付部から一体に突き出される弾性脚
を有し、かつ、この弾性脚の先端側に頭部を有する雄部
材と、(2)ベルト等の取付部と、前記雄部材の弾性脚
の差し入れ開口と、この差し入れ開口からの雄部材の弾
性脚の差し入れに伴って当該弾性脚の前記頭部に摺接し
て当該弾性脚を弾性変形させる前記差し入れ開口に続く
縦側板部及び当該差し入れ開口に続く横側板部と、当該
横側板部と当該縦側板部の一部を欠切するようにして形
成された前記雄部材の弾性脚の頭部の突き出される窓穴
とを有する雌部材とを備えると共に、(3)この雌部材
の窓穴が、前記差し入れ開口から弾性変形されながら当
該雌部材に差し入れられた前記雄部材の弾性脚の弾性復
帰により、前記窓穴から突き出された当該雄部材の弾性
脚の頭部に対し、前記差し入れ開口側にある前記縦側板
部側の窓縁部と、前記横側板部側の窓縁部とで掛合し
て、当該頭部を留め付ける構成としてあり、(4)しか
も、前記雄部材の弾性脚の弾性変形の向きが、この弾性
変形により、当該雄部材の弾性脚の頭部と前記雌部材に
おける前記窓穴の縦側板部側の窓縁部との掛合及び当該
窓穴の横側板部側の窓縁部との掛合を解く向きとなるよ
うしてある。
【0012】かかる構成によれば、前記頭部を、前記窓
穴に対し、この窓穴の前記差し入れ開口側にある縦側板
部側の窓縁部と横側板部側の窓縁部との双方において、
前記弾性脚の弾性復帰により十分な掛合代を持たせて掛
合させることができ、かかる掛合力を比較的強固なもの
とすることができる。
【0013】また、前記弾性脚の弾性復帰により、前記
頭部の前記雌部材の横側板部側の一側面を、当該横側板
部の外面との間に外観上目立つギャップを生じさせない
ように前記掛合時において位置付けることができ、かか
る頭部の当該一側面が位置付けられる側の当該雌部材の
横側板部の外面を化粧面、つまり、バックル正面とする
ようにバックルを構成した場合における当該バックルの
外観性を向上させることができる。
【0014】また、請求項2記載の発明にあっては、前
記請求項1記載のバックルにおける、少なくとも、雄部
材の弾性脚の弾性変形部分の断面形状が、雌部材への差
し入れ方向に沿った縦方向にある仮想の面に対し、斜め
に交叉する向きに長くなるように構成してあるものとし
た。
【0015】かかる構成によれば、前記掛合状態におい
て、前記窓穴における縦側板部側の窓縁部および横側板
部側の窓縁部の双方に掛合される当該頭部を、かかる窓
穴を利用して内向きに押圧すると、概、前記弾性脚の弾
性変形部分の断面において薄い向き、すなわち、この弾
性脚の弾性変形部分の幅狭方向に向けて当該弾性脚は弾
性変形され、これにより、前記両穴縁部の双方との掛合
を同時に解くように前記頭部を斜め内向きに移動させる
ことができる。そして、この頭部の移動により、この頭
部と前記窓穴との掛合を解いて、前記雌部材内から雄部
材の一対の弾性脚を抜き出させ、両部材に取り付けられ
た前記ベルトなどの連結状態を解除することができる。
【0016】また、請求項3記載の発明にあっては、請
求項1記載のバックルにおける、少なくとも、雄部材の
弾性脚の弾性変形部分の断面形状が、略円形状となるよ
うに構成してあるものとした。
【0017】かかる構成によれば、弾性脚はどの向きに
も撓み変形させ易いことから、この場合にあっても、前
記雄部材と雌部材の掛合状態において、当該雄部材の弾
性脚の頭部が前記雌部材の窓穴における縦側板部側の窓
縁部および横側板部側の窓縁部の双方からの掛合を解く
ように、当該窓穴から突き出されている前記頭部を押圧
操作して前記弾性脚を弾性変形させることができる。
【0018】また、請求項4記載の発明にあっては、請
求項1、請求項2又は請求項3記載のバックルにおける
雄部材が、弾性脚の側方に、当該弾性脚と共に前記雌部
材内に差し入れられる脚体を有し、この脚体の差し入れ
先端が前記弾性脚の差し入れ先端よりも前方に位置され
ると共に、前記雌部材内への当該弾性脚の差し入れに伴
って前記弾性脚の頭部が摺接される前記雌部材の横側板
部に当該頭部の摺接に先立って摺接される構成とした。
【0019】かかる構成によれば、前記脚体を、前記雄
部材の弾性脚の雌部材内への差し入れに伴って、当該弾
性脚の頭部の前記横側板部への摺接に先立って雌部材の
前記横側板部に摺接させて、前記弾性脚の頭部を前記横
側板部に対し当該弾性脚を弾性変形させるように確実か
つ十分に摺接させることができる。
【0020】また、請求項5記載の発明にあっては、請
求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記載のバック
ルにおける縦側板部が、差し入れ開口側から窓穴側に向
けて、次第に内側に突き出すように傾斜した構成とし
た。
【0021】かかる構成によれば、前記雌部材内への前
記雄部材の弾性脚の差し入れに伴って当該弾性脚は次第
に内向きに撓み込まされるものとされ、かかる差し入れ
を無理なくなすことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図24に基づい
て、この発明の典型的な実施の形態について、説明す
る。
【0023】なお、ここで図1および図2は、この実施
の形態にかかるバックルの全体構成を理解し易いよう
に、当該バックルを構成する雄部材1と雌部材2とを分
離して斜視の状態として示しており、図1と図2とでは
見る向きが反対となっている。また、図3は、かかる分
離状態を側方から見て、また、図4は、かかる分離状態
を平面視の状態として、特に、雌部材2を断面にして、
それぞれ示している。また、図5は、雄部材1を一対の
弾性脚10、10の突き出し側から視た状態として、特
に、一方の弾性脚10を断面にして、また、図7は、雌
部材2を差し入れ開口側から視た状態として、それぞれ
示している。
【0024】また、図7ないし図9は、雌部材2との掛
合位置に向けて当該雌部材2内に一対の弾性脚10、1
0を差し入れている状態にある、または、雌部材2との
掛合を解いて当該雌部材2内から一対の弾性脚10、1
0を抜き出している状態にある雄部材1と、当該雌部材
2とをそれぞれ示しており、特に、図7は、かかる雄部
材1と雌部材2とを側方から視て、また、図8は、雌部
材2を断面にした平面視の状態として、また、図9は縦
断面の状態として、それぞれ示している。
【0025】また、図10ないし図13は、掛合状態に
ある雄部材1と雌部材2とをそれぞれ示しており、特
に、図10は、かかる雄部材1と雌部材2とを側方から
視て、また、図11は、雌部材2を断面にした平面視の
状態として、また、図12および図13は縦断面の状態
として、それぞれ示している。
【0026】さらに、図14ないし図17は、前記掛合
状態から、雄部材1の弾性脚10の先端側に設けられ、
かつ、雌部材2の窓穴27から外方に突き出された当該
雄部材1における頭部15を、雌部材2の内方に押し込
み操作して前記掛合を解いた直後の状態における雄部材
1と雌部材2とをそれぞれ示しており、特に、図14
は、かかる雄部材1と雌部材2とを側方から視て、ま
た、図15は、雌部材2を断面にした平面視の状態とし
て、また、図16および図17は縦断面の状態として、
それぞれ示している。
【0027】また、図18ないし図24は、図1ないし
図17に示される例における雄部材1および雌部材2の
形状の一部を変更した例を示している。
【0028】この実施の形態にかかるバックルは、一対
の弾性脚10、10を備えた雄部材1と、この雄部材1
の弾性脚10を弾性変形させながら入り込ませる差し入
れ開口20を備えた雌部材2とよりなる。
【0029】両部材1、2共に、細長い棒状をなすベル
トHなどの巻き掛けバー11a、21aを有する当該ベ
ルトHなどの取付部11、21を備える。
【0030】雄部材1にあっては、この巻き掛けバー1
1aは、この巻き掛けバー11aとの間にベルトHなど
の差し入れスリット11bを形成するように当該巻き掛
けバー11aと略平行に配される長方板状をなす基板部
12の両端においてそれぞれこの基板部12から突き出
される、この基板部12の幅方向に亙る長さの一対の立
ち上がり部13間に架け渡されるように設けられてい
る。
【0031】一方、雌部材2にあっても、前記巻き掛け
バー21aは、この巻き掛けバー21aとの間にベルト
Hなどの差し入れスリット21bを形成するように当該
巻き掛けバー21aと略平行に配される長方板状をなす
基板部22の両端においてそれぞれこの基板部22から
突き出される、この基板部22の幅方向に亙る長さの一
対の立ち上がり部23間に架け渡されるように設けられ
ている。
【0032】また、雌部材2の前記差し入れ開口20
は、この差し入れ開口20の開口縁の輪郭形状が略長方
形状をなすように形成されている。そして、かかる雌部
材2は、この差し入れ開口20の幅方向にある開口縁を
形成させる一対の縦側板部24、24と、この差し入れ
開口20の長さ方向にある開口縁を形成させる一対の横
側板部25、25とを有しており、これら各板部24、
25…により前記雄部材1の弾性脚10の、前記差し入
れ開口20に続く差し入れ空間26を内部に有してい
る。かかる雌部材2の前記差し入れ空間26は、前記差
し入れ開口20と反対の側では閉塞されている。この実
施の形態にあっては、前記基板部22がかかる反対の側
において前記差し入れ空間26を閉塞しており、この基
板部22における前記巻き掛けバー21aに向き合った
側と反対の側面が、前記差し入れ空間26の内奥仕切面
22aとされている。
【0033】一方、前記雄部材1の一対の弾性脚10、
10は、互いのその脚軸10aを略平行に配し、かつ、
互いの当該脚軸10aが仮想の一つの平面に含まれるよ
うに、間隔を開けて設けられている。すなわち、かかる
雄部材1の一対の弾性脚10、10は、それぞれ、この
雄部材1における前記基板部12の前記巻き掛けバー1
1aと反対の側に一端側を一体に連接させた状態で、同
じ向きに突き出すように設けられている。
【0034】この雄部材1の一対の弾性脚10、10
は、それぞれ、その先端側に頭部15を有する。この頭
部15は、当該一対の弾性脚10、10の前記雌部材2
内への差し入れ方向Sに概沿った四つの周側面と、前端
面15eおよび後端面15fを有している。そして、こ
の一対の弾性脚10、10は、それぞれ、かかる頭部1
5の四つの周側面のうち、当該頭部15における他方の
弾性脚10に向き合わない側にある外側面15aを、前
記雌部材2の縦側板部24の内面24aに摺接させる向
きで、当該雌部材2の前記差し入れ開口20より当該雌
部材2の前記差し入れ空間26内に差し入れられる構成
としてある。
【0035】より詳細には、かかる頭部15の四つの周
側面のうち、当該頭部15における他方の弾性脚10に
向き合う側にある内側面15bは前記外側面15aと同
じ縦向きにあり、この外側面15aおよび内側面15b
間に亙る上下側面15c、15dは、横向きに設けられ
ている。
【0036】また、この実施の形態にあっては、弾性脚
10における基部と前記頭部15の前記後端面15fと
の間が、当該頭部15より細い細脚部10bとしてあ
る。それと共に、かかる頭部15の内側面15bと下側
面15dとがそれぞれ、かかる細脚部10bの外面と略
同面をなすように構成してある。この結果、この実施の
形態にあっては、前記頭部15の後端面15fは、主と
して、前記頭部15の外側面15aおよび上側面15c
と、前記細脚部10bの外面との間において、形成され
ている。
【0037】また、この実施の形態にあっては、前記雄
部材1は、前記一対の弾性脚10、10の間に、当該弾
性脚10との間に間隔を開けて、かつ、当該弾性脚10
と略平行となるように、前記基板部12から一体に突き
出される角桿状をなす中脚14を有している。
【0038】この中脚14は、前記雌部材2の一対の横
側板部25、25の内面25a間に亙る太さを備え、か
かる雌部材2内への差し入れに伴って、この一対の横側
板部25、25間に略密に収まるようにしてある。ま
た、この中脚14はその差し入れ先端14bを前記弾性
脚10の頭部15における差し入れ先端、つまり、前記
前端面15eよりも前方に位置させる長さに構成してあ
る。すなわち、この実施の形態にあっては、かかる中脚
14が、後述するように、前記弾性脚10の頭部15の
上側面15cを雌部材2の横側板部25の内面25aに
対し雌部材2内への差し入れに伴って確実かつ十分に摺
接させ、この摺接により当該弾性脚10を弾性変形させ
る脚体としてある。
【0039】また、前記雌部材2の一対の縦側板部2
4、24の内面24a間の最大寸法L2よりも、前記雄
部材1の一対の弾性脚10、10の頭部15の前記外側
面15a間の寸法L1がやや大きくなるようにしてある
と共に、(図4/以下、第一の寸法差構成という。)前
記雌部材2の一対の横側板部25、25の内面25a間
の寸法L4よりも、前記雄部材1の一対の弾性脚10、
10の頭部15の前記上側面15cと、この上側面15
cと反対の側にある前記中脚14の横側下面14aとの
間の寸法L3がやや大きくなるようにしてある。(図5
および図6/以下、第二の寸法差構成という。)なお、
この実施の形態にあっては、前記一対の縦側板部24、
24は、前記差し入れ開口20側から窓穴27の縦向き
の窓縁部27a側に亙って、次第に内側に突き出すよう
に傾斜している。
【0040】また、前記雄部材1の一対の弾性脚10、
10の頭部15よりも前記中脚14が太く、かかる頭部
15の前記下側面15dがかかる中脚14の横側下面1
4aよりも上方に位置される構成としてある。
【0041】さらに、前記一対の弾性脚10、10の前
端面15eと上側面15cおよび外側面15aとの間の
コーナーにはそれぞれ、この弾性脚10の基部側に向け
て当該頭部15を太める向きの面取り状の傾斜面15g
が形成してある。
【0042】この結果、この実施の形態にあっては、前
記雌部材2の差し入れ開口20から前記雄部材1の一対
の弾性脚10の側を差し入れることに伴って、先立って
前記雌部材2の横側板部25の内面25aに摺接される
前記中脚14により、前記頭部15の外側面15aを雌
部材2の縦側板部24の内面24aに、かつ、当該頭部
15の上側面15cを当該雌部材2の横側板部25の一
方の内面25aに摺接させて、前記第一および第二の寸
法差構成による寸法差分、一対の弾性脚10、10を主
としてその基部側を中心に、内向きで、かつ、前記頭部
15の上側面15cの摺接される側と反対の前記雌部材
2の横側板部25側に向けて、いわば、斜め下向きに弾
性変形させることができる。(図7〜図9) なお、前
記頭部15の傾斜面15gにより、前記雌部材2の差し
入れ開口20からの前記雄部材1の一対の弾性脚10、
10の側の当該雌部材2の差し入れ空間26内への差し
入れは円滑なものとされる。また、前記雌部材2の一対
の縦側板部24、24は、前記向きの傾斜を備えている
ことから、当該雌部材2内への前記弾性脚10の差し入
れに伴って当該弾性脚10は次第に内向きに撓み込まさ
れるものとされ、かかる差し入れを無理なくなすことが
可能としてある。
【0043】一方また、前記雄部材1の前記基板部12
は、前記雌部材2の差し入れ開口20に入り込まない大
きさに形成されており、この雄部材1の基板部12が雌
部材2の差し入れ開口20縁に突き当たる位置から先へ
の雌部材2内への前記弾性脚10の入り込みは阻止され
る。(図10、図11/以下、この位置を最大差入位置
Saという。)
【0044】そして、この実施の形態にあっては、前記
雌部材2に、かかる最大差入位置Saにおいて、前記の
ように弾性変形された一対の弾性脚10、10の頭部1
5が、この弾性脚10の弾性復帰によりそれぞれ突き出
される大きさを備えた一対の窓穴27が設けられてい
る。
【0045】この実施の形態にあっては、かかる窓穴2
7は、前記雌部材2の縦側板部24とこの縦側板部24
に続く両横側板部25とに亙って、これら各板部24、
25の一部を切欠くようにして形成してある。この窓穴
27は、前記雄部材1の弾性脚10の差し入れ方向Sに
おいて、この雄部材1の前記弾性脚10の頭部15の前
端面15eから後端面15fに亙る長さ以上の長さを備
え、かつ、前記雌部材2の内側に向けて、前記頭部15
の外側面15aと内側面15bとの間隔以上の深さで、
当該横側板部25を割り欠くように構成してある。
【0046】この結果、かかる窓穴27は、少なくと
も、前記差し入れ開口20の側において、前記縦側板部
24側の縦向きの窓縁部27aと、前記横側板部25側
の横向きの窓縁部27bとを備えている。
【0047】これにより、前記のように雌部材2に前記
一対の弾性脚10、10の側を差し入れ、前記のように
この一対の弾性脚10、10を弾性変形させた前記雄部
材1を、前記最大差入位置Saまでさらに差し入れるこ
とで、前記頭部15は前記窓穴27から突き出し可能と
される。すなわち、かかる最大差入位置Saまでの雄部
材1の一対の弾性脚10、10側の雌部材2内への差し
入れにより、前記一対の弾性脚10、10をそれぞれ、
当該弾性脚10の主としてその基部側を中心に、外向き
で、かつ、前記頭部15の上側面15cの摺接される側
の前記雌部材2の横側板部25側に向けて、いわば、斜
め上向きに弾性復帰させることができる。(図10〜図
13)
【0048】そして、この弾性脚10の弾性復帰によ
り、前記頭部15の後端面15fのうち、当該頭部15
の外側面15aの向き側にある後端面15fを、前記窓
穴27の縦向きの窓縁部27aに、そしてまた、前記頭
部15の後端面15fのうち、当該頭部15の上側面1
5cの向き側にある後端面15fを、前記窓穴27の横
向きの窓縁部27bに、それぞれ掛合されるように位置
付けることができる。
【0049】これにより、前記取付部11、21をもっ
て取り付けられた、より具体的には、前記差し入れスリ
ット11b、21bを通じて前記巻き掛けバー11a、
21aに巻き掛けられるなどされて雌部材2および雄部
材1にそれぞれ取り付けられたベルトHなどを、前記掛
合により留め合わされたかかる雌部材2および雄部材1
を介してワンタッチで連結状態にすることができる。
【0050】また、この実施の形態にあっては、前記弾
性脚10における細脚部10bが、この細脚部10bの
突き出し方向に略直交する向きの断面形状を、この細脚
部10bの長さ方向いずれの箇所においても略一様とす
るように構成してあると共に、この断面形状が、前記雌
部材2への差し入れ方向Sに沿った縦方向にある仮想の
面Mに対し、斜めに交叉する向きに長くなるように構成
してある。
【0051】より詳細には、かかる弾性脚10の細脚部
10bは、前記頭部15の上側面15c側から下側面1
5d側に向けて次第に幅広の両面10c、10cの双方
を当該頭部15の外側面15a側に近付ける向きに当該
幅広の両面10c、10cを傾斜させるように、前記断
面形状において、この細脚部10bの脚軸10aを通る
前記仮想面Mに対し、斜めに交叉する向きに長くなる、
板状に構成してある。
【0052】この結果、この実施の形態にあっては、前
記最大差入位置Saにおいて前記窓穴27における縦向
きの窓縁部27aおよび横向きの窓縁部27bの双方に
前記頭部15の後端面15fを掛合させるようにした当
該頭部15を、かかる窓穴27を利用して前記外側面1
5a側から内向きに押圧すると、概、前記細脚部10b
の断面において薄い向き、すなわち、この細脚部10b
の幅狭方向に向けて当該細脚部10bは弾性変形され、
これにより、前記頭部15は斜め下向きに移動される。
(図14〜図17)そして、この頭部15の移動によ
り、この頭部15と前記窓穴27との掛合を解いて、前
記雌部材2内から雄部材1の一対の弾性脚10、10を
抜き出させ、両部材1、2に取り付けられた前記ベルト
Hなどの連結状態を解除することができる。
【0053】この連結状態の解除操作は、片手の指二本
により、前記雌部材2の一対の窓穴27、27のそれぞ
れから突き出されている前記雄部材1の一対の弾性脚1
0、10の頭部15を同時に押圧しながら、この頭部1
5を雌部材2の差し入れ開口20側にスライド状に移動
させるように操作することにより、なすことができる。
両部材1、2に取り付けられているベルトHなどに張力
が加わっている場合、かかる頭部15の押圧をなして当
該頭部15と前記窓穴27との掛合を解くと、その後特
に雌部材2内から雄部材1を抜き出させるように前記頭
部15をスライド状に移動させるように操作したり、雄
部材1を別途引っ張らなくても、かかる張力により雄部
材1は雌部材2内から抜き出される。
【0054】また、この実施の形態にかかるバックルに
よれば、前記頭部15を、前記窓穴27に対し、この窓
穴27の前記差し入れ開口20側にある縦向きの窓縁部
27aと横向きの窓縁部27bとの双方において、前記
斜め上向きの弾性脚10の弾性復帰により十分な掛合代
を持たせて掛合させることができ、かかる掛合力を比較
的強固なものとすることができる。
【0055】また、前記斜め上向きの弾性脚10の弾性
復帰により、前記頭部15の前記上側面15cを、この
頭部15の掛合される前記横向きの窓縁部27bに続く
前記雌部材2の横側板部25の外面との間に外観上目立
つギャップを生じさせないように前記掛合時において位
置付けることができ、かかる頭部15の上側面15cが
位置付けられる側の当該雌部材2の横側板部25の外面
を化粧面、つまり、バックル正面Fとするようにバック
ルを構成した場合における当該バックルの外観性を向上
させることができる。
【0056】なお、この実施の形態にあっては、前記雄
部材1の頭部15に掛合される、前記差し入れ開口20
側にある前記窓穴27の横向きにある窓縁部27bが、
かかる差し入れ開口20に近付くに連れて次第に、前記
雄部材1の差し入れ方向Sにおける当該窓穴27の幅、
(すなわち、この横向きにある窓縁部27bとこれに対
向する前記取付部21の側にある横向きの窓縁部との間
の間隔)を広げるように傾斜した構成としてある。ま
た、前記雄部材1の弾性脚10の頭部15における前記
後端面15fが、この後端面15fが掛合される前記窓
穴27の横向きにある窓縁部27bの前記傾斜に倣った
傾斜を備えた構成としてある。この結果、前記取付部1
1、21に取り付けられたベルトHなどに張力が加われ
ば加わるほど、この張力により雌部材2内から抜き出さ
れる向きに引っ張られる雄部材1の前記頭部15は前記
窓穴27の外方に突き出す向きに案内され、こうした張
力により予期せず前記掛合が解かれる事態が生じ難いも
のとしてある。
【0057】また、この実施の形態にあっては、前記雌
部材2における差し入れ空間26が、前記雄部材1の差
し入れ方向Sに沿って、この雌部材2の前記一対の横側
板部25、25間に亙るように間隔を開けて設けられた
一対の仕切り板28、28により区分された構成として
あり、この一対の仕切り板28、28間に、この一対の
仕切り板28、28の対向面によりガイドしながら、前
記中脚14が差し入れられる構成としてある。
【0058】なお、前記雌部材2の横側板部25の内面
25aには、前記差し入れ開口20の開口縁において外
方に開放され、かつ、この開口縁から前記一対の仕切り
板28、28間に続き、前記内奥仕切面22aに至る溝
29が設けてあり、この溝29は、前記差し入れ開口2
0の開口縁側において、前記一対の仕切板28、28間
に前記中脚14を入れ込み易くするように、溝幅を広く
して構成してある。
【0059】前記雄部材1をプラスチック材料により射
出成形などの手法で一体に成形することにより、前記弾
性脚10に所要の弾性変形特性を付与することができ
る。雌部材2も同様にプラスチック材料により構成して
あることもある。
【0060】雌部材2および雄部材1の形状は、必要に
応じて適宜変更することができる。
【0061】例えば、雌部材2における縦側板部24が
その中央側に向かうに連れて外方に次第に突き出すよう
に、当該縦側板部24を、当該雌部材2の幅方向に沿っ
た縦断面形状において湾曲状をなすものとして形成して
あることもある。(図18ないし図20)この場合に
は、雄部材1の弾性脚10における頭部15の外側面1
5aならびに上側面15cが、かかる雌部材2の窓穴2
7への当該頭部15の掛合時に当該雌部材2の前記縦側
板部24の外面に略沿った状態で、当該頭部15が当該
窓穴27から突き出されるように、当該頭部15の外側
面15aならびに上側面15cを前記縦側板部24の外
面の湾曲に倣った湾曲面として構成することが、雄部材
1と雌部材2との掛合時の外観を向上させる観点から、
好ましい。
【0062】また、例えば、雌部材2における縦側板部
24が、一方の横側板部25側から他方の横側板部25
側に向けてその一部を次第に内向きに傾斜させるよう
に、当該縦側板部24を、当該雌部材2の幅方向に沿っ
た縦断面形状において傾斜部24bを有するように形成
してあることもある。(図21ないし図23)この場合
には、雄部材1の弾性脚10における頭部15の外側面
15aが、かかる雌部材2の窓穴27への当該頭部15
の掛合時に当該雌部材2の前記縦側板部24の外面に略
沿った状態で、当該頭部15が当該窓穴27から突き出
されるように、当該頭部15の外側面15aが前記縦側
板部24の傾斜部24bの傾斜に倣った傾斜面15a’
を備えるように構成することが、雄部材1と雌部材2と
の掛合時の外観を向上させる観点から、好ましい。
【0063】また、雄部材1における弾性脚10の細脚
部10bが、その脚軸10aに直交する向きの断面形状
において、略円形状をなすように構成してあることもあ
る。(図24)このように弾性脚10の細脚部10bを
構成した場合、弾性脚10はどの向きにも撓み変形させ
易いことから、この場合にあっても、前記雄部材1と雌
部材2との掛合状態において、当該雄部材1の弾性脚1
0の頭部15における後端面15fが前記雌部材2の窓
穴27における縦向きの窓縁部27aおよび横向きの窓
縁部27bの双方からの掛合を解くように、当該窓穴2
7から突き出されている前記頭部15を押圧操作するこ
と、すなわち、当該頭部15を前記斜め下向き移動させ
るように前記細脚部10bを弾性変形させることができ
る。
【0064】
【発明の効果】この発明にかかるバックルによれば、雄
部材と雌部材との掛合の解除操作を片手でも解き易いサ
イドリリースタイプのバックルでありながら、バックル
の使用上正面となる側において雄部材の弾性脚の頭部
と、この頭部が掛合される雌部材の窓穴縁部との間に、
当該掛合時に外観上目立つ段差が形成され難いようにし
て、バックルの外観性を向上させることができる。ま
た、雄部材の弾性脚の頭部と雌部材の窓穴との掛合を、
向きの異なる二つの位置でなさしめることにより、当該
掛合力を高く確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックルの分離斜視図
【図2】バックルの分離斜視図
【図3】雄部材1の一部を破断して表したバックルの側
面図(分離状態)
【図4】雌部材2を断面にして表したバックルの平面図
(分離状態)
【図5】図4におけるA−A線断面図
【図6】雌部材2の側面図
【図7】雄部材1の一部を破断して表したバックルの側
面図(差し入れ、または、抜き出し途中の状態)
【図8】雌部材2を断面にして表したバックルの平面図
(差し入れ、または、抜き出し途中の状態)
【図9】図4におけるB−B線断面図
【図10】雄部材1の一部を破断して表したバックルの
側面図(掛合状態)
【図11】雌部材2を断面にして表したバックルの平面
図(掛合状態)
【図12】図11におけるC−C線断面図
【図13】図11におけるD−D線断面図
【図14】雄部材1の一部を破断して表したバックルの
側面図(掛合解除操作状態)
【図15】雌部材2を断面にして表したバックルの平面
図(掛合解除操作状態)
【図16】図15におけるE−E線断面図
【図17】図15におけるF−F線断面図
【図18】図1ないし図17に示される例と形状の一部
を変更した例を、雌部材2を断面にして表したバックル
の平面図(掛合状態)
【図19】図18におけるG−G線断面図
【図20】図18におけるH−H線断面図
【図21】図1ないし図17に示される例および図18
ないし図20に示される例と形状の一部を変更した例
を、雌部材2を断面にして表したバックルの平面図(掛
合状態)
【図22】図21におけるI−I線断面図
【図23】図21におけるJ−J線断面図
【図24】図1ないし図17に示される例と弾性脚10
の細脚部10bの形状を変更した例を、図11における
CーC線相当位置で断面にして示した構成図
【符号の説明】
H ベルト 1 雄部材 10 弾性脚 11 取付部 15 頭部 2 雌部材 20 差し入れ開口 21 取付部 24 縦側板部 25 横側板部 27 窓穴 27a 窓縁部 27b 窓縁部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト等の取付部から一体に突き出され
    る弾性脚を有し、かつ、この弾性脚の先端側に頭部を有
    する雄部材と、 ベルト等の取付部と、前記雄部材の弾性脚の差し入れ開
    口と、この差し入れ開口からの雄部材の弾性脚の差し入
    れに伴って当該弾性脚の前記頭部に摺接して当該弾性脚
    を弾性変形させる前記差し入れ開口に続く縦側板部及び
    当該差し入れ開口に続く横側板部と、当該横側板部と当
    該縦側板部の一部を欠切するようにして形成された前記
    雄部材の弾性脚の頭部の突き出される窓穴とを有する雌
    部材とを備えると共に、 この雌部材の窓穴が、前記差し入れ開口から弾性変形さ
    れながら当該雌部材に差し入れられた前記雄部材の弾性
    脚の弾性復帰により、前記窓穴から突き出された当該雄
    部材の弾性脚の頭部に対し、前記差し入れ開口側にある
    前記縦側板部側の窓縁部と、前記横側板部側の窓縁部と
    で掛合して、当該頭部を留め付ける構成としてあり、 しかも、前記雄部材の弾性脚の弾性変形の向きが、この
    弾性変形により、当該雄部材の弾性脚の頭部と前記雌部
    材における前記窓穴の縦側板部側の窓縁部との掛合及び
    当該窓穴の横側板部側の窓縁部との掛合を解く向きとな
    るようしてあることを特徴とするバックル。
  2. 【請求項2】 少なくとも、雄部材の弾性脚の弾性変形
    部分の断面形状が、雌部材への差し入れ方向に沿った縦
    方向にある仮想の面に対し、斜めに交叉する向きに長く
    なるように構成してあることを特徴とする請求項1記載
    のバックル。
  3. 【請求項3】 少なくとも、雄部材の弾性脚の弾性変形
    部分の断面形状が、略円形状となるように構成してある
    ことを特徴とする請求項1記載のバックル。
  4. 【請求項4】 弾性脚の側方に、当該弾性脚と共に前記
    雌部材内に差し入れられる脚体を有し、この脚体の差し
    入れ先端が前記弾性脚の差し入れ先端よりも前方に位置
    されると共に、この脚体が前記雌部材内への当該弾性脚
    の差し入れに伴って前記弾性脚の頭部が摺接される前記
    雌部材の横側板部に当該頭部の摺接に先立って摺接され
    る構成としてあることを特徴とする請求項1、請求項2
    又は請求項3記載のバックル。
  5. 【請求項5】 雌部材の縦側板部の内面が差し入れ開口
    側から窓穴側に向けて次第に内側に突き出すように傾斜
    していることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項
    3又は請求項4記載のバックル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7725994B2 (en) 2005-01-28 2010-06-01 Ykk Corporation Buckle, injection molding die and injection molding method
WO2013121557A1 (ja) * 2012-02-16 2013-08-22 Ykk株式会社 バックル
CN115530491A (zh) * 2022-08-25 2022-12-30 珠海格力电器股份有限公司 安全锁扣和安全带

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