JP3095712B2 - 衣服用ハンガー - Google Patents

衣服用ハンガー

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JP3095712B2
JP3095712B2 JP09145899A JP14589997A JP3095712B2 JP 3095712 B2 JP3095712 B2 JP 3095712B2 JP 09145899 A JP09145899 A JP 09145899A JP 14589997 A JP14589997 A JP 14589997A JP 3095712 B2 JP3095712 B2 JP 3095712B2
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輝幸 金城
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輝幸 金城
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、衣服用ハンガ
ー、詳しくは肩部の長さ調整可能な衣服用ハンガーの改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、吊下げ用フック部と、この吊
下げ用フック部に支持され吊下げ用フック部の左右両側
方に配設された左肩部及び右肩部を有する衣服用ハンガ
ーは、広く知られている。しかし、左肩部及び右肩部が
相当な長さを有するため、保管時等に嵩張ってしまう。
又、例えば大人と子供の衣服では、肩幅の寸法が異なる
ために兼用できず、夫々の衣服に適合した左肩部及び右
肩部の長さを有する衣服用ハンガーを使用しなければな
らない。このようなことから、本発明者は、左肩部及び
右肩部を伸縮できるようにした衣服用ハンガーを開発し
た。この伸縮自在な衣服用ハンガーは、左肩部及び右肩
部各々を、肩本体a、aと、下面を開口した長尺状の可
動部材b、bとを設けたものである。詳しくは、図7
(A)(B)(C) に示すように肩本体a各々の上面に、長手方
向に沿って穿設して長溝cと、長溝cの下方側に長溝c
に沿って設けた摺動用部d、dとを備え、又、長溝cの
前後両側面には、複数の係合凹部c1…c1を長溝c、
cに沿って形成し、一方、各可動部材bの上面の内面
に、下方側に突設させた係止片fを備え、又、この係止
片fの前後両内壁面には、長溝cの溝幅L2より幅を広
くした係合突起f1を備えるとともに、下端側先端に長
溝cの溝幅L2より幅を広くした摺動部gを備えたもの
とする。そして、係止片f、fを、長溝cに上方側から
通すことにより、肩本体aと可動部材bとが係止し、そ
の状態から可動部材bを押引操作すれば摺動部gが摺動
用部dを摺動して可動部材bが肩本体aに対して可動
し、これにより、左肩部及び右肩部の長さを適宜伸縮で
きる。又、その可動部材bが肩本体aに対して可動する
に際して、係合突起f1が適宜位置の係合凹部c1に嵌
まり込んで係合し、肩本体aに対する可動部材bの位置
決めをすることができる。
【0003】ところが、このものにおいては、肩本体a
の上面から摺動用部d、dまでの摺動用部dの高さH
と、可動部材bにおける上面c1の内面から係止片f、
fの摺動部gまでの摺動部gの高さとが同一でない場
合、例えば摺動用部dの高さHより摺動部gの他さが高
い場合には、可動部材bと肩本体aとが、ガタついた状
態になってしまい、一方、摺動用部dの高さHより摺動
部gの高さが低い場合には、摺動部gと摺動用部d、d
との抵抗が大きくなって摺動操作が困難になってしま
う。そのため、摺動用部dの深さHと摺動部gの高さを
同一寸法に形成しておく必要があるが、両者を同一寸法
に形成するのは難しく、しかも、コスト高になってしま
う。又、仮に同一寸法に形成できたとしても、複数回、
使用した後は、摺動部gと摺動用部d、dとの摺動面が
磨耗により、擦り減ってしまい、その結果、可動部材b
と肩本体aとが、がたついた状態になってしまう。又、
肩本体aに対する可動部材bの可動に際して係合突起f
1が適宜位置の係合凹部c1に合致すると自然と嵌まり
込むことができるように、係合突起f1の幅を、長溝c
の溝幅より広く形成しているため、係合突起f1を、係
合凹部c1から外す際や長溝c内を移動させる際には、
長溝cの溝幅を広げながら移動させなければならず、抵
抗が大きく、肩本体aに対する可動部材bの可動操作を
円滑に行えない。又、この場合において、係合突起f1
の幅を薄くして係合凹部c1から外す際や長溝c、c内
を移動させる際の抵抗を小さくすることも考えられる
が、その場合は、係合突起f1が係合凹部c1に入り込
まずに係合できない場合が生じ、また、係合突起f1が
係合凹部c1に入り込んだとしても簡単に外れるおそれ
があるとともに、使用による磨耗によって係合できなく
なってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、以上の実
情に鑑み提案されたもので、可動部材と肩本体とが、が
たつくことがなく、しかも、可動部材を肩本体に対して
常時円滑に可動操作し得る衣服用ハンガーを提供するこ
とを第1の目的とする。
【0005】本願発明は、肩本体に対する可動部材の位
置決めを確実に行え、しかも、肩本体に対する可動部材
の可動操作を円滑に行い得る衣服用ハンガーを提供する
ことを第2の目的とする。
【0006】本願発明は、製作容易で、低コストで製作
し得る衣服用ハンガーを提供することを第3の目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、以下の特徴
を有する衣服用ハンガーを提供することにより上記課題
を解決する。本願第1の発明は、吊下げ用フック部1
と、この吊下げ用フック部1に支持された左肩部3及び
右肩部4とを備える。左肩部3と右肩部4との各々は、
長尺状の肩本体5と、肩本体5の長手方向に沿って可動
することにより各肩部3、4を伸縮し得る長尺状の可動
部材6とを備える。肩本体5又は可動部材6の一方側に
は、長手方向に沿って形成された長溝54と、長溝54
に沿う摺動用部56とが備えられ、肩本体5又は可動部
材6の他方側には、肩本体5と可動部材6とを係止する
ための係止片61が備えられる。係止片61は、摺動片
62と、摺動片62を付勢する付勢手段とを備える。
又、この摺動片62は、長溝54に通されることによ
り、摺動片62が摺動用部56に摺動可能に係止され得
るようになされる。付勢手段は、長溝54に通された摺
動片62を常時摺動用部56側に付勢するものである。
そして、この付勢手段によって、摺動片62が常時摺動
用部56に当接し得るようになされたものである。
【0008】本願第2の発明は、本願第1の発明に係る
摺動用部56が、長手方向に沿って形成された複数の係
合凹部57又は係合突起63が備えられ、摺動片62
が、係合凹部57又は係合突起63に係合し得る係合突
起63又は係合凹部57が備えられたものである。そし
て、係合凹部57と係合突起63とが、係止片61が摺
動用部56を摺動するに際して、付勢手段による摺動片
62の摺動用部56側への付勢によって嵌まり込むよう
になされたものである。
【0009】本願第3の発明は、本願第1又は第2の発
明に係る係止片61が、可撓性を有する棒状体から構成
される。又、この係止片61の一端側が、肩本体5又は
可動部材6に接続され、係止片61の他端側に、摺動片
62が備えられる。そして、摺動片62が長溝54に通
されるに伴って、係止片61が撓んだ状態で摺動用部5
6に係止されるものであり、この係止片62の撓みによ
る弾性力によって、摺動片62が常時摺動用部56側に
付勢されるものである。
【0010】以上のように構成された本願第1の発明に
おいては、係止片61の摺動片62を、付勢手段によっ
て摺動用部56に常時当接し得るように摺動用部56側
に付勢するため、従来のように摺動片62の高さと摺動
用部56の高さを同一寸法にしなくても、摺動片62
を、常時摺動用部56に当接させながら円滑に摺動させ
ることができ、摺動片62と摺動用部56とが、がたつ
くようなことを防止できるとともに、摺動の抵抗が大き
過ぎて摺動操作が困難になるようなことを防止できる。
しかも、使用によって磨耗した場合でも、摺動片62
を、常時摺動用部56に当接させながら摺動させること
ができ、摺動片62と摺動用部56とが、がたつくよう
なことを防止できる。
【0011】本願第2の発明においては、摺動用部56
に、長手方向に沿って形成された複数の係合凹部57又
は係合突起63を備え、摺動片62に、係合凹部57又
は係合突起63に係合し得る係合突起63又は係合凹部
57を備え、係止片61が摺動用部56を摺動するに際
して、付勢手段による摺動片62の摺動用部56側への
付勢によって係合させるものとする。こうすることによ
り、常時、係合突起63と係合凹部57とを自然と係合
させることができ、使用によって磨耗した場合でも、確
実に係合させることができる。又、係合突起63と係合
凹部57との係合を外す場合や摺動片62を摺動させる
場合は、摺動片62の摺動用部56側への付勢力以上の
力をかければ良く、従来のように長溝54を広げること
なく容易に操作できる。
【0012】本願第3の発明においては、係止片61
を、可撓性を有する棒状体から構成し、この係止片61
の一端側を、肩本体5又は可動部材6に接続し、係止片
61の他端側に、摺動片62を備え、そして、摺動片6
2を長溝54に通すに伴って、係止片61を撓んだ状態
で摺動用部56に係止するものとする。こうすることに
より、この係止片62の撓みによる弾性力によって、摺
動片62を常時摺動用部56側に付勢させることができ
る。これにより、簡単な構成で済ませることができ、製
作容易なものにできる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本願発明の衣
服用ハンガーの一実施形態を説明する。図1は、本願発
明の一実施形態の衣服用ハンガーの正面図である。
【0014】この実施形態の衣服用ハンガーは、吊下げ
用フック部1と、この吊下げ用フック部1に支持されて
左方側に伸ばされた左肩部3と、吊下げ用フック部1に
支持されて右方側に接続された右肩部4とから構成され
ている。
【0015】吊下げ用フック部1は、上部に掛け部11
を備え、この掛け部11を他部材に掛けることにより、
この衣服用ハンガーを他部材に吊るすことができるよう
になされている。吊下げ用フック部1の下部は、左肩部
3及び右肩部4に回動自在に、且つ上下移動可能に接続
され、これらを支持し得るようになされている。左肩部
3と右肩部4とは、同一のものから構成され、左右対称
に配設されている。以下、これらの説明を左肩部3の一
方について行い、右肩部4の説明を省略する。
【0016】左肩部3は、合成樹脂からなる長尺状の肩
本体5と、合成樹脂からなる長尺状の可動部材6とを備
えている。
【0017】肩本体5は、図2(A)(B)(C)(D)に示すよう
に下面が開放された断面U字状のものから構成されてい
る。肩本体5の外周には、可動部材6を嵌合させる可動
部材嵌合部53が形成されている。この可動部材嵌合部
53は、前側面、上面及び後側面の一部を可動部材6の
板厚分だけ窪ませることにより形成され、この可動部材
嵌合部53に可動部材6を嵌合させた場合、図5に示す
ように両者の外周面が略面一となるようになされてい
る。又、この可動部材嵌合部53には、上面の前後中央
に長手方向に沿って上面を貫通するように穿設された長
溝54が備えられている。この長溝54の下方側は、図
2(D) に示すように二つの延設片55、55によって形
成されている。詳しくは、これらの延設片55、55
は、肩本体5の上面の内壁から下方側に略平行に突出す
るようにして長溝54の全長に渡って延設されることに
より、長溝54が延設片55、55の突出長さ分だけの
深さを有するものとされている。そして、これらの延設
片55、55の下端面各々は、後述する可動部材6にお
ける係止片61の摺動片を摺動自在に係止させる摺動用
部56、56をなしている。又、摺動用部56、56
は、図4に示すように複数の係合凹部57…57を備え
ている。これらの係合凹部57…57各々は、断面略半
円形状をなし、二つの延設片55、55のもの同士が対
をなすようにして長手方向に沿って等間隔毎に設けられ
ている。尚、これらの延設片55、55の前後方向の厚
さをなす肉厚は、横方向(厚さ方向)の力に対し自在に
撓める程度の厚さとされている。尚、本実施形態では、
左肩部3の肩本体5と、右肩部4の肩本体5とは、一体
的に形成されている。
【0018】可動部材6は、図3(A)(B)(C) に示すよう
に肩本体5と同様に下面の開放された断面U字状のもの
から構成されている。この可動部材6の内幅は、肩本体
5の可動部材嵌合部53における外幅と同程度とされ、
可動部材6が肩本体5の可動部材嵌合部53に、開放さ
れた下面側から嵌合して略全面が当接するようになされ
ている。又、可動部材6の右側の先端下部には、棒状の
係止片61が備えられている。この係止片61は、肩本
体5と可動部材6とを取付けるためのもので、その前後
幅L1が長溝54の溝幅L2(図2(D) に図示)より狭
いものから構成されている。本実施形態における係止片
61は、可動部材6の上面における所定間隔だけ隔てた
二か所を、右端から左方側に所定の長さ範囲に渡って切
り放した形状とされ、可動部材6と一体成形されること
により、可動部材6の上面の略前後中央に長手方向に伸
びた棒状に形成されている。このようにして形成された
係止片61は、可撓性を有し、例えば係止片61の先端
側が下方に押圧されると全体が湾曲状に撓み、その押圧
を止めると撓みによる弾性によって復元する。
【0019】又、この係止片61の先端側には、四角柱
状の摺動片62が備えられている。この摺動片62の上
端は、係止片61の前後両側に突出し、上端幅L3が長
溝54の溝幅L2より広く、下端幅L4が長溝54の溝
幅L2より狭く形成されることにより、前後両側面が上
端から下端に行くに従い漸次肉厚の薄くなるテーパー状
になされている。また、この摺動片62の上面から可動
部材6における上面の内壁面までの高さH1は、通常状
態で、肩本体5における上面から延設片55、55の摺
動用部56、56までの高さH2(図2(D) に示す)よ
り高くなるように設定されている。又、摺動片62の上
面における前部と後部各々には、上方に突設された係合
突起63、63が備えられている。これらの係合突起6
3、63は、摺動用部56、56の係合凹部57…57
に嵌まり込んで係合し得るように形成されている。
【0020】次に、この衣服用ハンガーの使用方法につ
いて説明する。まず、肩本体5に可動部材6を取り付け
るには、可動部材6を、肩本体5の可動部材嵌合部53
に上方側から嵌め入れながら、係止片61の摺動片62
を下方側に押圧する。これにより、係止片61が湾曲状
に撓み、摺動片62を肩本体5の長溝54に押し込むこ
とができる。又、この摺動片62の長溝54への押し込
みに際しては、摺動片62の下端幅が長溝54の溝幅よ
り狭く、且つ、前後両側面がテーパー状に形成されてお
り、しかも、長溝54の下部を形成した延設片55、5
5が摺動片62の押し込みに伴い撓んでその溝幅を広げ
るため、容易に押し入れることができる。そして、摺動
片62が長溝54を通り抜けた後は、可動部材6の押圧
を止めれば、湾曲状に撓んだ係止片61の弾性によって
摺動片62が上方側に付勢されているため、摺動片62
の上面側が肩本体5における延設片55、55の摺動用
部56、56に弾性力のかかった状態で当接する。これ
により、可動部材6が、肩本体5の可動部材嵌合部53
に完全に嵌まり込むとともに、摺動片62によって肩本
体5から外れ止めされた状態になる。又、この状態で
は、摺動片62と摺動用部56、56とが係止片61の
弾性力によって常時当接状態を維持する。従って、可動
部材6と肩本体5とが、がたつくようなことを防止でき
るとともに、可動部材6を押引操作しなくても自重等で
肩本体5から勝手に動いてしまうようなことを防止でき
る。以上により、肩本体5の長手方向と可動部材6の長
手方向とを合わせた状態で両者を取り付けることがで
き、肩本体5と可動部材6とで左肩部3、右肩部4各々
の長さを構成する。
【0021】左肩部3や右肩部4の長さを長くする場
合、例えば左肩部3の長さを長くする場合には、図1に
示す状態から肩本体5に対して可動部材6を、係止片6
1の弾性に抗して左方側に引っ張る。これにより、可動
部材6の摺動片62が、肩本体5の摺動用部56、56
を滑り動き、左肩部3の長さを伸ばすことができる。そ
して、適宜位置の摺動用部56、56の係合凹部57…
57に、摺動片62の係合突起63、63が嵌まり込ん
で係合した状態にしておく。その際、摺動片62が係止
片61の弾性によって常時上方側に付勢されているた
め、摺動片62の係合突起63、63と摺動用部56、
56の係合凹部57…57とが合致すると、自然に、確
実に嵌まり込んで係合する。これにより、可動部材6
を、肩本体5にその位置で確実に係止しておくことがで
き、その状態に維持しておくことができる。従って、肩
本体5に対する可動部材6に位置決めとして適したもの
にできる。
【0022】以上のように構成することにより、可撓性
を有する係止片61を、可動部材6の一部から構成で
き、最も簡単な構成で良く、製作を容易且つ低コストな
ものにできる。
【0023】尚、係止片61は、可動部材6の一部から
構成する形態のものに限らず、別体のものから構成し、
可動部材6に取り付けるようにしても良い。又、本実施
形態では、可撓性を有する係止片61を使用して、係止
片61の撓みによる弾性力を付勢手段としているが、例
えば可撓性を有しない係止片61を使用し、バネ等の付
勢部材を用いて係止片61の摺動片62を付勢するよう
にしても良く、適宜変更し得る。
【0024】又、本実施形態では、肩本体5に長溝54
及び摺動用部56、56を設け、可動部材6に摺動片6
2を有する係止片61を設けているが、この形態のもの
に限らず、可動部材6に長溝54及び摺動用部56、5
6を設け、肩本体5に摺動片62を有する係止片61を
設けるようにしても良く、適宜変更し得る。
【0025】更に、長溝54及び摺動用部56、56
と、係止片61とは、肩本体5、可動部材6各々の上面
に一つだけ設けるものに限らず、例えば図6(A)(B)に示
すように肩本体5の前後両側面又は一方の側面に長溝5
4及び摺動用部56、56を設け、可動部材6の前後両
側面又は一方の側面における対応する位置に係止片61
を設けるようにしても良く、適宜変更し得る。
【0026】また、摺動片62の係合突起63、63及
び摺動用部56、56の係合凹部57…57の形状は、
特に限定されず、肩本体5に対する可動部材6の可動に
際し、両者が係合でき、可動部材6の可動操作に際して
係合が外れる形状のものであれば良い。又、係合凹部5
7…57の数についても特に限定されない。更に、本実
施形態では、摺動片62に係合突起63、63を設け、
摺動用部56、56に係合凹部57…57を設けている
が、例えば摺動片62に係合凹部57…57を設け、摺
動用部56、56に係合突起63、63を設けるように
しても良く、適宜変更し得る。
【0027】
【発明の効果】以上、本願の第1の発明は、従来のよう
に摺動片62の高さと摺動用部56の高さを同一寸法に
しなくても、摺動片62を、常時摺動用部56に当接さ
せながら円滑に摺動させることができ、摺動片62と摺
動用部56とが、がたつくようなことを防止できるとと
もに、摺動の抵抗が大き過ぎて摺動操作が困難になるよ
うなことを防止できる。しかも、使用によって磨耗した
場合でも、摺動片62を、常時摺動用部56に当接させ
ながら摺動させることができ、摺動片62と摺動用部5
6とが、がたつくようなことを防止できる。
【0028】本願第2の発明は、常時、係合突起63と
係合凹部57とを自然と嵌まり込ますことができ、使用
によって磨耗した場合でも、確実に嵌まり込ますことが
できる。又、係合突起63と係合凹部57との嵌合を外
す場合や摺動片62を摺動させる場合は、摺動片62の
摺動用部56側への付勢力以上の力をかければ良く、従
来のように長溝54を広げることなく容易に操作でき
る。従って、肩本体5に対する可動部材6に位置決めと
して適したものにできる。
【0029】本願第3の発明は、係止片62の撓みによ
る弾性力によって、摺動片62を常時摺動用部56側に
付勢させることができる。これにより、簡単な構成で済
ませることができる。従って、製作を容易且つ低コスト
なものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の衣服用ハンガーの一実施形態の正面
図である。
【図2】(A) は、左肩部における肩本体の要部拡大正面
図、(B) は、その平面図、(C)は、その底面図、(D)
は、(A) のII−II線断面図である。
【図3】(A) は、左肩部における可動部材の要部拡大平
面図、(B) は、その右側面図、(A) は、(A) のIII −II
I 線断面図である。
【図4】肩本体と可動部材とを組み付けた状態の要部拡
大横断面図である。
【図5】肩本体と可動部材とを組み付けた状態の拡大縦
断面図である。
【図6】(A) は、他の実施形態の要部拡大正面図、(B)
は、(A) のVI−VI線断面図である。
【図7】従来例に係り、(A) は、従来例の要部正面図、
(B) は、(A) のVII −VII 線断面図、(C) は、係合凹部
と係合突起とを係合させた状態の要部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 吊下げ用フック部 3 左肩部 4 右肩部 5 肩本体 6 可動部材 54 長溝 56 摺動用部 57 係合凹部 61 係止片 62 摺動片 63 係合突起

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吊下げ用フック部(1) と、この吊下げ用フ
    ック部(1) に支持された左肩部(3) 及び右肩部(4) とを
    備え、 左肩部(3) と右肩部(4) との各々が、長尺状の肩本体
    (5) と、肩本体(5) の長手方向に沿って可動することに
    より各肩部(3)(4)を伸縮し得る長尺状の可動部材(6) と
    を備え、 肩本体(5) 又は可動部材(6) の一方側には、長手方向に
    沿って形成された長溝(54)と、長溝(54)に沿う摺動用部
    とが備えられ、肩本体(5) 又は可動部材(6) の他方側に
    は、肩本体(5) と可動部材(6) とを係止するための係止
    片(61)が備えられ、 係止片(61)が、摺動片(62)と、摺動片(62)を付勢する付
    勢手段とを備え、この摺動片(62)が、長溝(54)に通され
    ることにより、摺動片(62)が摺動用部(56)に摺動自在に
    係止され得るようになされ、付勢手段が、長溝(54)に通
    された摺動片(62)を常時摺動用部(56)側に付勢するもの
    であり、 この付勢手段によって、摺動片(62)が常時摺動用部(56)
    に当接し得るようになされたものであることを特徴とす
    る衣服用ハンガー。
  2. 【請求項2】摺動用部(56)が、長手方向に沿って形成さ
    れた複数の係合凹部(57)又は係合突起(63)が備えられ、
    摺動片(62)が、係合凹部(57)又は係合突起(63)に係合し
    得る係合突起(63)又は係合凹部(57)が備えられたもので
    あり、 これらの係合凹部(57)と係合突起(63)とは、係止片(61)
    が摺動用部(56)を摺動するに際して、付勢手段による摺
    動片(62)の摺動用部(56)側への付勢によって係合可能と
    されたものであることを特徴とする請求項1記載の衣服
    用ハンガー。
  3. 【請求項3】係止片(61)が、可撓性を有する棒状体から
    構成され、この係止片(61)の一端側が、肩本体(5) 又は
    可動部材(6) に接続され、係止片(61)の他端側に、摺動
    片(62)が備えられ、この係止片(61)の摺動片(62)が長溝
    (54)に通されて摺動用部(56)に係止されるに伴って、係
    止片(61)が撓んだ状態に配位されるものであり、この係
    止片(62)の撓みによる弾性力によって、摺動片(62)が常
    時摺動用部(56)側に付勢されるものであることを特徴と
    する請求項1又は2記載の衣服用ハンガー。
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